昨日、「13歳のハローワーク」の社会人アドバイザー交流会というイベントで、ある都立高校を訪問し、映像翻訳の仕事について話をしてきました。今回、対象だったのは1年生。4か月前は中学生だった生徒たちです。
一方、自分はワイズ・インフィニティの最年長。はたして話が通じるだろうかと不安に思いつつ、映像翻訳の仕事の流れ、字幕のルール、漢字の表記、日本語の一人称についてなど、ちょっと難しかったかもしれませんが、あまり手加減しないで説明しました。よく分からなくても、いろいろ細かいことをやっているんだな、奥が深いんだなとは分かってもらえた気がします。
こちらとしても、高校生と交流するなんて、めったにない機会です。いくつか質問しながら講話を進めましたが、少し意外だったのは、映画やドラマを見るときは吹替より字幕という生徒がかなり多かったことです。最近の子供たちは吹替派が増えているのかなと勝手に予想していましたが、そうでもありませんでした。
それから、韓国語のコンテンツが人気だということも実感しました。韓国ドラマやK-POPの仕事もしていると話すと、途端に目の色が変わる生徒が何人もいました。
ちょっとした雑談で熱い夢を語ってくれた生徒もいて、10代の無限の可能性を感じました。翻訳の仕事に限らず、何をするにも無駄な経験というものはないから、いろいろなことに興味を持つといいよ、とアドバイスしました。