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NVMe SSDやIntel Optaneに対応するM.2スロットを2基搭載するMini-ITXフォームファクタの高性能ゲーミングマザーボード「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」をレビューします。
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製品公式ページ:https://www.asus.com/jp/Motherboards/ROG-Strix-Z270I-Gaming/
マニュアル:http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/mb/LGA1151/STRIX_Z270I_GAMING/J12438_STRIX_Z270I-GAMING_UM_V2_WEB.pdf
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国内発売日は24日に決定していますが、1週間ほど早く北米Amazon(通称、米尼)で取り扱い開始していたので、管理人は個人輸入しました。北米版と国内版はマニュアル以外は全く同じですが、個人輸入の場合は国内の正規保証は一切受けられないので注意してください。

<できる!個人輸入 ② アメリカ Amazon(通称:米尼)の使い方>





【執筆:2月24日、更新:2月25日、M.2スロット修正中】
200シリーズやKabyLakeのPCI-Eレーンについて盛大に勘違いしており、初稿ではM.2スロット関連の内容がおかしいので修正しました。温度の検証は問題ありません


ASUS ROG Strix Z270I Gaming レビュー目次


1.ASUS ROG Strix Z270I Gamingの外観・付属品
2.ASUS ROG Strix Z270I Gamingの基板上コンポーネント詳細
3.ASUSマザボのCPUインストレーションツールが便利
4.ASUS ROG Strix Z270I Gamingへのパーツ組み込み(ギャラリー)
5.ASUS ROG Strix Z270I Gamingの検証機材セットアップ
6.ASUS ROG Strix Z270I GamingのBIOSについて
7.
ASUS ROG Strix Z270I GamingのOC設定について
8.ASUS ROG Strix Z270I Gamingの動作検証・OC耐性
9.ASUS ROG Strix Z270I Gamingのレビューまとめ


ASUS ROG Strix Z270I Gamingの外観・付属品

まず最初にASUS ROG Strix Z270I Gamingの外観と付属品をチェックしていきます。
Mini-ITXフォームファクタマザーボードのパッケージだけあってMicroATXマザーボードのパッケージと比較してもその小ささが伝わると思います。
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パッケージを開くと上段にはマザーボード本体が静電防止ビニールに入った状態で収められていました。マザーボードを取り出すと2重底になっており下段には各種付属品が入っています。
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付属品一覧は次のようになっています。
マニュアルやドライバCDなど必要なものが一通り揃っています。CableMod製のスリーブケーブル購入時の割引クーポンが入っていました。その他にもコースターやステッカーが。ドライバ類についてはそろそろUSBメモリに移行して欲しいところ。
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ASUS製のマザーボードなので定評のある詳細日本語マニュアルも付属します……、国内正規品の場合は。管理人は冒頭にも書いたように米尼個人輸入品なので付属していたものは当然英語マニュアルでした。とはいえ英語でもだいたいわかりますし、日本語マニュアルはオンライン公開されているので問題ありません。
マニュアル:http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/mb/LGA1151/STRIX_Z270I_GAMING/J12438_STRIX_Z270I-GAMING_UM_V2_WEB.pdf
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組み立て関連の付属はSATAケーブル4本、リアI/Oパネル、WiFiアンテナ、M.2 SSD固定ネジ、フロントパネルケーブル、CPUインストレーションツール、LEDテープ接続ケーブルです。
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リアI/Oパネルはマットはブラック塗装でした。マザーボード側にはスポンジクッションありです。
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ASUSマザーボードの一部に付属する「Q-Connector」はパワースイッチやパワーLEDなどフロントI/Oの細かい端子を丸ごとマザーボードに装着できるので組み立て時にあると便利な付属品ですが、「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」にはフロントパネルケーブルという名前の機能的には同等品が付属します。
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下のパーツは2242サイズのM.2 SSDの固定器具です。
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マザーボード全体像は次のようになっています。
ASUS ROG Strix Z270I GamingはMini-ITXフォームファクタのマザーボードとなっており、PCB基板とヒートシンクともにブラックを基調としたデザインで、ASUSの100シリーズゲーミングマザーボードにアクセントカラーとして採用されていた赤色は完全に廃されています。
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現時点では200シリーズにおけるROG MAXIMUS IMPACTの情報がなく、一部ではIMPACTシリーズは廃止されたとも言われており、現状ではROG MAXIMUS IMPACTシリーズの愛用者にとっては「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」が後継機になるかと思うので外観と簡単に比較してみます。下はROG MAXIMUS VIII IMPACTの基板の俯瞰図写真です。「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」には垂直配置のVRM電源部分とサウンドボードがない一般的なMini-ITXマザーボードのレイアウトになっています。
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Mini-ITXフォームファクタは縦横160mmほどと非常にコンパクトなサイズになっており、自作PCで主流なATXマザーボードと比較するとそのサイズは半分近くなっています。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingの重さを測定してみたところ、Mini-ITXマザーボードだけあって重量も505g程度と非常に軽量で、先日レビューした同じくMini-ITXマザーボードの「ASRock Fatal1ty Z270 Gaming-ITX/ac」が510gでほぼ同じ重量であり、「マイクロATXのASUS ROG STRIX Z270G GAMING」の重量836gと比較して40%近く軽くいマザーボードでした。
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マザーボード右下のチップセット用ヒートシンクはGTX 10XXシリーズのリファレンスクーラーを意識しているのか、ポリゴン的なデザインになっています。ポリゴン部分の外周部が光の当たり具合で虹色に反射するのがとても綺麗でした。
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また同ヒートシンクはASUS ROG Strix Z270I Gamingの特徴の1つでもあるチップセットクーラーとM.2 SSDを同時に冷やす構造「Double-decker ヒートシンク」が採用されています。
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VRM電源部分にはツメ跡の入ったようなデザインの大型ヒートシンクがCPUソケットの左と上に分離して設置されていました。STRIXのブランドロゴも刻印されています。
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VRM電源フェーズ数はMini-ITXマザーボードながらVRM電源が8フェーズとなっており、K付きアンロックCPUのオーバークロックにも耐える数が実装されています。
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VRMヒートシンクの側面はSTRIX(フクロウ)の名前通りに羽を模したデザインになっており放熱面積を広げる構造になっています。またEPS 8PIN電源コネクタは、一部ユーザーにとっては好評だったMXAXIMUS VIII IMPACTの24PINコネクタ上(CPUソケット右上)の配置ではなく、Mini-ITXマザーボードとしては一般的なCPUソケット左上配置になっています。
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CPUソケットの周辺にはチョークコイルやコンデンサなどの素子も実装されていますが高さは干渉しないように調整されているようなので、ロープロファイルで低床なCPUクーラーでも素子との干渉の心配はないと思います。CPUクーラーとの干渉についてはメモリスロットとVRMヒートシンクに注意すれば大丈夫そうです。
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リアI/Oには最新のUSB3.1規格に対応したType-AとType-Cの2端子が設置されています(コントローラーはASMedia製)。USB端子についてはUSB3.0端子が2基とUSB2.0が4基搭載されています。マウス・キーボードなど各種周辺機器でも使用することを考えるとHTC Viveは問題なさそうですが、USB3.0端子を多く要求するOculus Riftの利用にはUSBハブを利用するなど工夫が必要になりそうです。
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有線LANには低CPU負荷、高スループットで定評のあるIntel純正のLANコントローラーが採用されています。
ビデオ出力にはHDMIとDisplayPortが設置されていますが、HDMI端子については4K・60FPSに非対応で4K・30FPSが上限となるver1.4対応でした。

1つ不満点を挙げるなら、MAXIMUS VIII IMPACTにはあった背面のCMOSクリアスイッチが「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」には実装されておらず、OC設定を失敗してCOMSをクリアする必要があるときにオンボードのピンヘッダーを使用する必要があるので、OC設定を詰める上で少々面倒です。

マザーボード背面の俯瞰写真は次のようになっています。
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マザーボード背面のメモリスロット側にはRGB LED素子が実装されています。
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Mini-ITXマザーボードではバックプレートを採用するCPUクーラーを使用した場合に、CPUクーラー用のネジ穴周辺に素子が実装されているとバックプレートと接触してCPUクーラー固定時の圧でマザーボードが死亡する場合があり、CPUクーラーの選択には注意が必要になります。
先日、別のMini-ITXマザーボードで検証を行った際に一部のCPUクーラー、具体的にはCoolerMaster Master Liquid Proシリーズのバックプレートと干渉したので「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」でも確認してみました。「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」についてはクーラー固定ネジ穴付近には素子が実装されていないのでバックプレートとの干渉は起こりにくいと思います。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingの基板上コンポーネント詳細

続いて「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」のマザーボード基板上の各種コンポーネントをチェックしていきます。
まずはシステムメモリ用のDDR4メモリスロットですが、CPUソケット右側に2基のスロットが設置されています。
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固定時のツメはマザーボード上側(上写真の右側)の片側ラッチとなっています。グラフィックカードのあるPCI-Eスロット側はラッチがないので干渉の心配もありません。
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「G.Skill TridentZ」や「Corsair Dominator Platinum」など国内でも有名なヒートシンク付きOCメモリでもヒートシンク同士が干渉することなく設置できました。
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グラフィックボードなどを設置するPCI-Eスロットはx16スロットが1基のみ実装されています。最近のトレンドとしてはグラフィックボード用のx16スロットには1Kgを超える重量級グラボの重さに耐えるよう補強用メタルアーマーも採用されています。
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ASUSのメタルアーマーはPCIスロットのプラスチックパーツ側面に金属製のフレームが埋め込まれており、金属フレームの四隅を半田付けで固定する構造になっています。
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NVMe SSDやKabyLakeからサポートの開始されたIntel Optaneに対応するM.2 スロットは、外観でも紹介した一体型ヒートシンク「Double-decker ヒートシンク」とマザーボード裏面に計2基搭載されています。このうち前面がNVMeとSATA接続規格に対応しており、背面はNVMe接続規格のみの対応となっています。2基のM.2スロットはIRSTによるRAID構築に対応しています。
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SATAストレージ用の端子はメモリスロットを挟んで計4基(SATA_0~3)搭載されています。SATAストレージはいずれもチップセットのIntel製コントローラーによる接続で、排他利用はないのでフルに使用できます。
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USB3.0端子はマザーボードの右下ギリギリの位置に設置されています。Mini-ITXマザーボードの多くに言える見落としの多いポイントですが、右の写真のようにCryorig C1などの大型トップフロークーラーと組み合わせる場合はメモリだけでなくUSB3.0ケーブルが干渉する場合もあるので注意が必要です。「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」ではUSB3.0端子がマザーボード右下ギリギリに配置されているので干渉し難いレイアウトです。
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「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」にはオンボードにUSB2.0ヘッダーがない代わりに、最新USB3.1規格の内部ヘッダーがマザーボード左上に実装されています。リアI/OのUSB3.1端子同様にコントローラーはASMedia製です。
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小型PC向けMini-ITXマザーボードなので無線LAN&Bluetooth対応のモジュールがあるのも魅力的です。Wi-FiはIEEE802.11ac/n/a/g/b、Bluetoothはver4.1に対応しています。付属のアンテナと組み合わせることでコンパクトながら検出力の強い無線環境を簡単に構築できます。Windows10であればOS収録のドライバで動くので導入の手間もありません。
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「ニチコン製オーディオ向け高品質素子」「デジタル/アナログ分離基板」「ハイインピーダンスの高音質ヘッドホンに対応したデュアルオペアンプ」「対ノイズカバー」などを備えた高音質オンボードサウンド機能「ROG SupremeFX」も採用されています。高いS/N比でオンボードサウンドでもクリアな音質を楽しめるアナログ出力に加えて、デジタル出力でもオーディオ用の外部アンプなどとの接続に最適な光デジタル端子が設置されています。
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マザーボードの右端の24PIN電源コネクタのすぐ隣にはASUSのLEDイルミネーション同期調整機能「AURA Sync」による操作に対応した汎用4PIN LEDヘッダーも設置されています。AURA Syncの対応製品や使用方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
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マニュアルからの画像を使用しますが、冷却ファンや簡易水冷クーラーのポンプの接続用の端子はマザーボード上の各場所に計3か所設置されていました。Mini-ITXマザーボードはファン端子が2基しかないものも多いので冷却を重視するユーザーには嬉しい数です。CPUファンとAIOファン端子は最大出力1.0A(12W)なので水冷ポンプにも対応した端子です。
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少し気になったのはファン端子のBとCはチップセットクーラーやVRM電源クーラーのすぐそばで囲まれた位置にあり、狭い基板上では特にPCケース組み込み後は端子の挿抜がし難いレイアウトに感じました。
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チップセットヒートシンクのすぐ上には本格水冷PCユーザーには嬉しい外部温度センサーの接続端子が設置されています。MIni-ITXで外部温度センサーに対応したモデルは少ないのでこれは魅力です。ASUSのファンコントロール機能は外部センサーをソースにした水温依存のファンコントロールが可能なので管理人は以前から水冷ユーザーにお勧めしています。(関連記事
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ボタン電池はマザーボード上のソケットではなく専用の小型PINを使用したケーブルで接続されているので、ユーザーによるボタン電池の交換は基本的に無理です。
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ASUSマザボのCPUインストレーションツールが便利

ASUS ROG Strix Z270I Gamingも対応しているASUS製マザーボードの一部に付属するCPUインストレーションツールが非常に便利なので紹介します。
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日本国内ではマニュアルのローカライズ面での品質からASUS製マザーボードは、初心者におすすめするマザーボードとしては鉄板になっています。とはいえ最近のマザーボードは不具合や相性問題も少ないので、MSIやASRockなどのマザーボードでも問題はなくなっています。
しかしながら管理人的にはASUSマザーボードの独自の機能であるCPUインストレーションツールがあるので初心者にはこの機能に対応したマザーボードをお勧めしています。

初心者、経験者ともに自作PCでパーツをダメにする可能性のトップに入るであろう項目にCPU着脱時のマザーボードのCPUソケットのピン折れがありますが、CPUインストレーションツールを使えばCPUの着脱が格段に簡単になるのでその心配はほぼなくなります。
CPUインストレーションキットは下の写真のようなプラスチックのパーツです。
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CPUインストレーションキットはCPUの上から嵌める枠のような構造です。
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CPUインストレーションキットに装着することによってCPUを指で持ち上げやすくなります。
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CPU単体では指を引っかける部分に乏しいのでCPUソケットの直上でポロッと落としてしまわないか物凄く気を使いますが、CPUインストレーションキットを装着すると持ちやすさが格段に改善されます。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingへのパーツ組み込み

ASUS ROG Strix Z270I GamingにDDR4メモリとCPUクーラーを設置してみました。内容的には写真のギャラリーだけになっています。
DDR4メモリにはCorsair Dominator Platinum Special Edition(レビュー記事)、CPUクーラーには「Thermaltake Engine 27」(レビュー記事)を使用しています。
Thermaltake Engine 27はCPUスロット周辺のスペースをギリギリまで使用するタイプのロープロファイル低床CPUクーラーですがASUS ROG Strix Z270I Gamingで干渉することなく設置できました。とはいえさすがに左右のVRMクーラーとメモリスロットとのクリアランスはギリギリです。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingの検証機材のセットアップ

ASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用して検証機材と組み合わせてベンチ機を構築しました。ASUS ROG Strix Z270I Gaming以外の検証機材は次のようになっています。
テストベンチ機の構成
CPU Intel Core i7 7700K
殻割り&クマメタル化(レビュー
CPUクーラー CoolerMaster
MasterLiquid Pro 120 (レビュー
メインメモリ Corsair Dominator Platinum
Special Edition
DDR4 8GB*2=16GB (レビュー
CPUベンチ用
ビデオカード
ASUS GeForce GT730
ファンレス GT730-SL-2GD3-BRK
システムストレージ
Samsung 960 PRO 512GB
NVMe接続M.2 SSD (レビュー
データストレージ
OCZ RD400 512GB
NVMe M.2 SSD
OS Windows10 64bit Home
電源ユニット Corsair RM650i (レビュー
メモリクーラー
(M.2 SSDの検証で使用)
CORSAIR DOMINATOR
Airflow PLATINUM (レビュー

検証機材のCPUには最新KabyLake CPUのデスクトップ向け最上位となるi7 7700Kを殻割りしてCPUダイとヒートスプレッダ間には液体金属グリスのThermal Grizzly Conductonaut(レビュー記事)に塗りなおしたものを使用しています。またCPUとCPUクーラー間の熱伝導グリスには当サイト推奨で管理人も愛用しているお馴染みのクマさんグリス(Thermal Grizzly Kryonaut)を塗りました。熱伝導効率も高く、柔らかいグリスで塗布しやすいのでおすすめです。
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グリスを塗る量はてきとうでOKです。管理人はヘラとかも使わず中央山盛りで対角線だけ若干伸ばして塗っています。特にThermal Grizzly Kryonautは柔らかいグリスでCPUクーラー固定時の圧着で伸びるので塗り方を気にする必要もありません。
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またM.2 SSDの検証機材として、チップセットクーラー一体型ヒートシンク「Double-decker ヒートシンク」のある表面M.2スロットにはSamsung 960 PRO 512GBをシステムストレージとして、裏面M.2スロットにはOCZ RD400 512GBをデータストレージとして設置しました。
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「Double-decker ヒートシンク」にはM.2 SSDとヒートシンクを接触させるためのサーマルパッドがデフォルトで張り付けられているのですが、上の写真を見てもらうとわかるようにサーマルパッドは2280サイズのM.2 SSDの場合基板半分にしか接しません。M.2 SSDでは[金属端子-メモコン-DRAM-メモリチップ]の順に並んでいるものが多いので、サーマルパッドの接していないメモリチップを直接冷やせません。サーマルパッドの厚さは2.5~3.0mm程度なので追加で貼るのをおすすめします。
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以上で検証機材のセットアップが完了となります。
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「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」のマザーボード背面のメモリスロット側の端にはRGB LEDが実装されており操作系は4等分されていて個別に発光カラーを設定したり、プリセットモードでオーロラのような発光パターン演出が可能です。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingに搭載されたLEDイルミネーションは発光カラーや発光パターンを専用アプリのAURA Syncから同期操作可能になっています。色を指定した固定色発光、カラーサイクル等の発光パターンプリセット、温度や音楽に合わせた発光変化など自由度の高いイルミネーション設定が可能です。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingのマザーボード裏LEDイルミネーションのプリセット発光パターンは4等分された区間がそれぞれ調和して綺麗だったので動画にしてみました。
















またマザーボード上に設置された汎用RGB LED 4PINヘッダーを使用することでLEDテープなどによるLEDイルミネーションの拡張も可能です。ASUSのLEDイルミネーション機能「AURA Sync」については下の記事で紹介しているので、詳しくはこちらを参照してください。
ASUS製のLEDイルミネーション操作機能「AURA Sync」の使い方
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ASUS ROG Strix Z270I GamingのBIOSについて

ASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用した検証機の構築も完了したので動作検証とOC耐性のチェックの前にBIOSの紹介をします。(OSから日付調整する前にスクショを取っている場合、日付がおかしいですが無視してください。)
ASUSマザーボードは競合他社と比較しても日本語ローカライズの充実と正確さが魅力です。

まず最初にASUS ROG Strix Z270I GamingのBIOSについてですが、
BIOSに最初にアクセスするとイージーモードというグラフィカルな画面が表示されます。パッと見の見栄えは良いのですが詳細モードのほうが結局のところ使いやすいので「F7」キーを押してサクッと詳細モード移るのがおすすめです。「アドバンスド-UEFI設定スタイル」の項目で起動時のモードは指定できます。
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管理人の購入した個体については初期のBIOSバージョンは「0234」で2月23日現在、最新のBIOSでした。BIOSのアップデートがある場合は公式サポートページで修正内容が簡単に説明されているので、内容に応じて各自でアップデートを行います。
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BIOSのアップデート方法は、まず下のBIOSファイルをダウンロード、解凍してUSBメモリのルートに解凍フォルダを置きます。
https://www.asus.com/jp/Motherboards/ROG-Strix-Z270I-Gaming/HelpDesk_Download/
USBメモリを挿入したままBIOSを起動し、アドバンスドモードの「ツール-ASUS EZ Flash 3 Utility」でストレージデバイスからのアップデートでBIOSファイルを選択します。あとはガイドに従ってクリックしていけばOKです。
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最新版のBIOSにアップデートした(であることをチェックした)ところで、ASUS ROG Strix Z270I GamingのBIOS機能で管理人が気になったものをいくつかチェックしていきます。
まず200シリーズのASUS製マザーボードではNVMe SSD接続端子の1つであるU.2端子はほぼ完全に廃止されていますが、M.2スロット用U.2変換キットである「HyperKit」については200シリーズマザボでも継続して利用できるようです。Strix Z270I Gamingの場合は公式ページやマニュアルでは特に説明がありませんでしたが、表面に設置されているM.2スロットでHyperKitが使用可能です。
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チップセットのLEDイルミネーションについてはデフォルトではOSのシャットダウンやスリープ時もLEDが点灯します。同社の別マザーボードではBIOSのアップデートで「In sleep, hibernate and soft off states」の項目が表示されたのですが、「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」にはその項目がありませんでした。
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なおシャットダウン・スリープ時のLEDの点灯・消灯設定はWindows上の「AURA Sync」から設定が可能でアプリからの操作が優先されます。少し分かりにくいのですが「Independent」タブのマザーボードの項目がスリープやシャットダウン時のLEDイルミネーションの設定になっています。ここから設定を行うことでASUS ROG Strix Z270I Gamingでもシャットダウン・スリープ時のLEDイルミネーションの消灯が可能です。AURA Syncについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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マザーボード上のコンポーネント詳細でも紹介した外部温度センサーについてはBIOS上からも温度をモニタリングできます。簡易水冷(AIO水冷)ポンプ専用の項目も用意されており、Strix Z270I Gamingであれば冷却機能周りは空冷・水冷ともにほぼ全てBIOS上でコントロール可能です。
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BIOS上のファンコントロール機能についてですが、CPUファン端子と水冷ポンプ端子の冷却ファンとポンプはCPU温度依存のファンコントロールしかできませんが、その他のケースファン端子については、外部温度センサーなどの各種温度ソースからファンコントロールが可能です。
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OC等の設定を行うExtremeTweakerのCPU電力詳細設定には「許容電力上限値」「瞬間許容電力上限値」という2つの電力制限機能があります。デフォルトの状態では「Auto」になっており、ASUSマザボの多くではパワーリミットが掛からないように勝手に設定してくれるので放置でも問題ありません。基本的に省電力機能(+若干のシステム保護機能)なので、手動で設定する場合は常識的なコア電圧範囲内でOCをするだけであれば設定値は大きく、例えば単位はWなので「200」あたりを入力しておけば十分だと思います。
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なおASUSマザボで省電力のために消費電力制限をかける場合は「許容電力上限値」「瞬間許容電力上限値」だけでなく「EPU(省電力機能)」をEPUモードもしくは最大省電力モードにしてください。ただし逆にOCを行う場合は自動かパフォーマンスモードにしてください。
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ASUS ROG Strix Z270I GamingのOC設定について

ASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用した場合のオーバークロックの方法を紹介します。
なおオーバークロックはメーカー保証外の行為であり製品の破損やデータの消失もすべて自己責任となります。オーバークロック検証時は最小構成(CPU、マザーボード、メモリ、システムストレージ、グラフィックボード)以外は基本的にすべて外し、可能ならOC検証用のシステムストレージを用意するなど細心の注意を払ってください。


ASUSマザーボードにはOS上からOCプロファイルを設定可能な「AISuite3」という統合ユーティリティーが存在しますが、管理人は個人的にこの手のソフトウェアを信用していないので(食わず嫌いの気もありますが)、BIOS上からマニュアルで設定を行っています。

CPUコアクロック(コア倍率)の変更について説明します。
コアクロックはコア数に対して各コアに最大動作クロック(BCLKに対する倍率)を指定できます。「コア0:コア1:コア2:コア3」を倍率として、例えば「45:43:43:42」のようにバラバラに指定した場合、4つのコアのうち1つに負荷が掛かる場合は4コアのうち1つが45倍動作、2つと3つの場合は43、4つの場合は42となります。

一般ユーザーがCPUのOCを行う場合は全コアの最大倍率を一致させると思いますが、同マザボの場合は「CPUレシオ(倍率): すべてのコア」「Sync All Cores: 50」と設定することでデフォルトのベースクロック100MHzの50倍で5.0GHzで動作します。
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ASUSマザーボードでベースクロック(BCLK)を変更する場合は「AI Overclock Tuner」をManualに変更するとベースクロックの設定欄が表示されます。
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CPUコアクロックのOCを行う際の注意点としてコアクロックを倍率変更でOCすると、CPUキャッシュ(Cache、Ringなど)の倍率も自動的にBIOS側が上げる場合があります。ASUS ROG Strix Z270I Gamingの場合はコアクロックの倍率を50倍してもキャッシュの倍率も42倍のままなので、キャッシュクロックを上げる場合は手動で設定すればOKです。
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続いてコア電圧の調整を行います。
ASUS ROG Strix Z270I GamingではCPUコア電圧にマニュアルの設定値を固定する「マニュアル」モード、CPUに設定された比例値にオフセットかける「オフセット」モード、ターボブースト時にのみ昇圧を行う「アダプティブ」モードの3種類が使用できます。
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オフセットモードやアダプティブモードはCPU負荷に比例して電圧が設定されており、低負荷時は電圧が下がるので省電力に優れるのですが、OCをする場合はマザーボードによって挙動に差があり安定する設定を見極めるのが難しいので、個人的にはオフセットやアダプティブは定格向け、OCには固定値適用の固定モードを推奨しています。
仮にOCでオフセットやアダプティブを使う場合も最初はコアクロックに対して安定する電圧を見極める必要があるので、まずは固定モードを使用します。
ちなみにマザーボードにより対応しているモードは異なりますが、CPUのオーバークロックに付随するコア電圧のモードの概略図は次のようになっています。
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メモリのオーバークロックについても簡単に紹介だけしておきます。
メモリの性能について簡単に言うと「動作クロックが高く」「タイミングが小さい」ほど性能は高くなります。そのためメモリOCを手動で行う手順を簡単にすると「電圧を上げて動作可能なクロックを探し」、「そのクロックにおいて正常に動作する最小のタイミングを探る」という2つの手順を繰り返すことになります。
一方でXMPによるメモリOCは上の手順によるOCをメーカー側がすでに行い動作確認をしているので、メーカーが動作確認を行ったOCプロファイルを適用するだけで簡単にメモリをオーバークロックできます。

ASUS ROG Strix Z270I Gamingでは「AI Overclock Tuner」を「XMP」に変更することでメモリに収録されたXMPプロファイルを選択できるプルダウンメニューが表示されます。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingでは「AI Overclock Tuner」を「Auto」もしくは「Manual」を選択時に、最大4266MHz(42.66倍)までの動作クロック設定が可能で、タイミング値も個別に打ち込みが可能です。
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なおメモリクロックもCPUコアクロック同様にBCLKに対する倍率なので、BCLKを変更することでBCLK:100MHz時の4266MHz上限から、例えばBCLK:120MHzにすると上限5100MHzに引き上げられます。
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ちなみにKabyLake CPUでメモリの動作クロックを3000MHz以上にOCする場合はDRAM電圧だけでなく「VCCSA(CPU System Agent Voltage)」も適度に盛ってやるとメモリOCが安定します。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingの動作検証・OC耐性

BIOS周りの管理人的に気になるところの紹介はこのあたりにしてASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用した検証機で具体的に動作検証とOC耐性をチェックしていきます。
まずは高速ブートを無効にしてBIOS上の起動設定を次のようにしてOSの起動時間を測定したところ17秒ほどとなりました。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingとi7 7700Kを組み合わせて使用した場合、デフォルトでコアクロックは全コア4.5GHzになりました。コア電圧は1.20V程度になるようです。
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続いてASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用した場合のCPUのオーバークロック耐性をチェックしてみました。
なおオーバークロックはメーカー保証外の行為であり製品の破損やデータの消失もすべて自己責任となります。オーバークロック検証時は最小構成(CPU、マザーボード、メモリ、システムストレージ、グラフィックボード)以外は基本的にすべて外し、可能ならOC検証用のシステムストレージを用意するなど細心の注意を払ってください。


KabyLake CPU自体のオーバークロック耐性が高いこともあり、少ない設定項目でてきとうに設定を行ってもそれなりにオーバークロック可能です。今回はCPUの動作倍率とコア電圧のみを変更したお手軽設定を使用しました。「CPU動作倍率:50」「CPUコア電圧:1.35V固定」「SVID:OFF」としています。
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この設定を適用したところ問題なくOSを起動させることができました。
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コア電圧はBIOS上では1.350Vに固定で設定しましたが、実働ではHWInfo読みで1.344~1.360Vでした。
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Cinebenchも問題なくクリアできました。
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続いてこのOC設定を使用してストレステストを実行しました。
検証方法については、FF14ベンチマークの動画(再生時間8分、WQHD解像度、60FPS、容量4.7GB)でAviutl+x264を使ってエンコードを行いました。エンコード時間はi7 7700Kの場合20分ほどです。エンコード中のファン回転数は一定値に固定しています。
注:CPUのストレステストについてはOCCTなど専用負荷ソフトを使用する検証が多いですが、当サイトではPCゲームや動画のエンコードなど一般的なユースで安定動作すればOKとういう観点から管理人の経験的に上の検証方法をストレステストとして採用しています。

ストレステスト中のCPU温度とCPU使用率のログは次のようになり、マザーボードにASUS ROG Strix Z270I Gamingを使用することでi7 7700Kを5.0GHzにOCしてストレステストをクリアできました。CPUクーラーのファン回転数は1200RPMで固定しています。
ASUS ROG Strix Z270I Gaming_temp


スマホで使用できるサーモグラフィカメラ「FLIR ONE」を使用してストレステスト終盤のASUS ROG Strix Z270I Gamingのマザーボード上の各所の温度をチェックしました。5.0GHzにOCするとMini-ITXのコンパクト基板ではVRM電源部分の温度が70度後半に達します。壊れるほどの温度ではありませんが、簡易水冷クーラーを使用する場合は少し注意が必要です。
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ASUS ROG Strix Z270I Gamingの最大の特徴の1つでもある2基設置されたM.2 SSDの温度や性能を検証します。検証にはシーケンシャルリード3500MB/sの爆速最新M.2 SSDである「Samsung 960 PRO 512GB」と「OCZ RD400 512GB」を使用しました。

まず最初にASUS ROG Strix Z270I Gamingに設置されている2基のM.2スロットはIRSTによるRAID構築に対応していることからもわかるようにチップセット(PCH)側のPCI-Ex4で接続されています。
CPUとチップセット間はIntel 100シリーズチップセットから更新されたDMI 3.0で接続されており、この帯域が非公式ながらNVMe M.2 SSDの接続規格であるPCI-E3.0x4とほぼ同じ帯域です。また同マザーボードが対応するKabyLake CPUはCPUから直接伸びているPCI-E3.0のレーン数がx16なので、これらCPU直結PCI-Eレーンは全てグラフィックボード用のPCI-Eスロットに使用されます。
200-Z270100-Z170
そのためZ270チップセット搭載マザーボードのM.2スロットは基本的にPCHを経由して接続され、最新の3.0GB/s越えの高速SSDでもフルスペック動作が可能になっています。左は「Samsung 960 PRO 512GB」、右は「OCZ RD400 512GB」です。
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しかしながら同時にこの帯域がボトルネックになるため複数のM.2スロットで一度にアクセスが発生すると合計で4GB/s程度がボトルネックになります。
現状ではランダム性能への影響は軽微で、主にシーケンシャル性能に制限がかかります。
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M.2スロットのPCI-Eレーンがどこに繋がっているかで簡単に次のようなメリットとデメリットがあります。
CPU直結の場合 PCH接続の場合
長所  複数のM.2 SSD(PCH側*1含む)の
 同時アクセスでもフルスペック動作
 IRSTによるハードウェアRAIDで
 書き込み性能を上げることができる
短所  IRSTによるハードウェアRAID
 ができない
 複数のM.2 SSDから同時にアクセス
 があると4GB/sがボトルネックになる
複数のM.2 SSDを同時にフルアクセスさせたい場合は、PCI-E→M.2アダプタを使用するなどしてCPU直結のM.2スロットを用意し、マザーボード備え付けのM.2スロットと組み合わせるなど工夫が必要です。
KabyLake CPUに対応するZ270チップセットではIntel Optaneに対応するためPCH側のPCI-E3.0レーン数がZ170チップセットの20レーンから24レーンに拡張されており複数のM.2スロットを搭載するマザーボードが多くなっているのでこの仕様は抑えておいてください。


続いて「Double-decker ヒートシンク」の冷却性能をチェックしてみます。

測定方法についてですが、システムを入れたSamsung 960 PROをDouble-decker ヒートシンク搭載の表面M.2スロットに設置して、アイドル状態で30分程放置してから、CrystalDiskMarkを3回連続で回しました。この測定を『ヒートシンクあり』に加えて比較用に『ヒートシンクなし』についても行いました。
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まずはヒートシンクなしの状態のSSD温度、リード速度、ライト速度の比較がこちら。CrystalDiskMarkの1週目で早くもサーマルスロットリングが発生しています。
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またサーモグラフィを測定開始時(アイドル状態)とストレステスト終盤について撮影しました。チップセットからの発熱も受けてテスト終盤の温度が90度に達しています。
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続いてヒートシンクありの状態のSSD温度、リード速度、ライト速度の比較がこちら。CrystalDiskMarkの1週目でもサーマルスロットリングの発生が垣間見え、2週目からは完全に発生しています。3週目ではヒートシンクなしとほぼ同じリード・ライト速度になりました。
ASUS ROG Strix Z270I Gaming_M2_temp_1
またサーモグラフィを測定開始時(アイドル状態)とストレステスト終盤について撮影しました。ヒートシンクが蓋になっているので内部のSSDの温度はそれより高い可能性はありますが、チップセットクーラー部分の温度が低くなっているのでヒートシンクなしよりは良さそうです。
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以上の検証結果から「Double-decker ヒートシンク」によってサーマルスロットリングの発生を遅らせることはできているが、パッシブ状態で運用する限りはサーマルスロットリング発生の回避は期待できないということがわかりました。
VRM電源部分の発熱の件もありますし位置的に表面のM.2スロットも一緒に冷やせそうなので、ASUS ROG Strix Z270I Gamingは簡易水冷クーラーよりもCryorig C1のような高性能なトップフロー空冷クーラーと組み合わせたほうが真価を発揮できそうです。



ASUS ROG Strix Z270I Gamingのレビューまとめ

最後にM.2スロットを2基搭載するMini-ITXマザーボード「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • ブラックを基調としたクールなデザイン
  • CPUインストレーションツールが非常に便利
  • 重量級グラボにも耐えるメタルアーマー採用PCI-Eスロット
  • Mini-ITXマザーボードながらM.2スロットを2基搭載
  • 外部センサーと搭載で水温ソースのファンコンも可能なので水冷PCにも最適
  • 検証機ではi7 7700Kの5.0GHzオーバークロックで正常動作
  • オーロラライクなLEDイルミネーションが綺麗
  • AURA SyncでLEDイルミネーションの同期操作が可能
  • 最新規格USB3.1の内部ヘッダーがある
  • USB3.0ヘッダーの位置が大型トップフロークーラーの設置にも配慮されている
  • フロントパネルケーブルがあるので組み立てが簡単
悪いところor注意点
  • HDMI端子はver1.4で4K・30FPSが上限
  • CMOSクリアのハードウェアスイッチがない
  • 一部ファン端子がファンケーブルを刺しにくい位置にある
  • M.2 SSDヒートシンクのサーマルパッドが短い


「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」はMini-ITXのコンパクト基板ながら17年2月現在、唯一M.2スロットを2基搭載した「ASUS ROG Strix Z270I Gaming」であれば高速なNVMe M.2 SSDをストレージに採用した上で今後、登場予定の低レイテンシの新型SSDを使用したキャッシュ機能「Intel Optane Memory」にも対応可能です。加えてM.2スロットのうち一つにはPCHクーラー一体型ヒートシンク「Double-decker ヒートシンク」が採用された意欲的なマザーボードでした。VRM電源周りと表面M.2スロットの発熱の関係で、CPUクーラーについては簡易水冷クーラーではなく、高性能なトップフロー型の空冷クーラーと組み合わせての使用がおすすめです。

OCやGaming向けマザーボードながら赤色を廃した黒一色のクールなデザインへとデザインを一新し、重量級グラボにも耐えるメタルアーマー搭載のPCI-Eスロットを採用するなど最新マザーボードのトレンドもふんだんに盛り込まれています。初心者にありがたい「CPUインストレーションツール」、フロントI/Oの接続を容易にする「フロントパネルケーブル」、水冷に最適な外部センサーに対応したファンコントロールなどASUS独自機能を新旧取り揃えおり使いやすいマザーボードです。
検証機ではi7 7700Kの5.0GHz動作を実現するなど高いパフォーマンスが求められる最新のゲーミングPC事情にも答えられる性能を発揮してくれたように実際の動作にも全く問題はありません。
拡張性の高いLEDイルミネーション操作機能「AURA Sync」にも対応しており、マザーボード背面に実装されたRGB LEDのオーロラ光を演出するようなイルミネーションはとても綺麗です。

国内価格3万円という価格は若干のネックではありますが、M.2スロットを2基搭載したMini-ITXマザーボードは唯一の機種なので、ここに魅力を見出すのであればコンパクトなハイエンドゲーミングPC用のマザーボードとして間違いのない1枚です。あとLEDイルミネーションが本当に綺麗なのでコンパクトな魅せるPCを組みたい人向けにも最適なマザーボードだと思います。

以上、ASUS ROG Strix Z270I Gamingのレビューでした。
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