AMD Ryzen Masterユーティリティ


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8月10日に発売された16コア32スレッド「Ryzen Threadripper 1950X」などAMD Ryzen Threadripper CPUの純正OCツールである「AMD Ryzen Masterユーティリティ」の使い方を簡単に紹介します。

なにはともあれまずは「AMD Ryzen Masterユーティリティ」を公式サイトからDLします。
公式DLページ:http://www.amd.com/ja/technologies/ryzen-master
公式ページにはRyzen 7/5/3用とRyzen Threadripper用で「AMD Ryzen Masterユーティリティ」がそれぞれ用意されているので、下の方にスクロールしていってRyzen Threadripper用の「AMD Ryzen Masterユーティリティ」をダウンロードしてください。
AMD Ryzen Threadripper Master_1
インスト―ラーをダウンロードしたら起動して「AMD Ryzen Master」をインストールしていきます。UIは英語ですが基本的にポチポチとクリックしていくだけなので特に問題はないと思います。
AMD Ryzen Threadripper Master_2
Ryzen 7用に「AMD Ryzen Masterユーティリティ」が出始めたころ設定を正常に適用する点には手動で「HPET.bat」を右クリックメニューから”管理者として実行”する必要がありましたが、Ryzen Threadripperでは特にこの作業は要求されず、問題なく使用できました。
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AMD Ryzen Threadripper専用純正OCツール「AMD Ryzen Master」の詳しい使い方について解説する前に簡単に仕様について箇条書きしておきます。
  • OC設定ができる内容はBIOSと同じ (BIOSを簡略化したもの)
  • AMD Ryzen MasterとBIOSで同じ項目(コアクロックやメモリ周波数など)を操作した場合、
    後から操作した設定が有効になる
  • AMD Ryzen Masterで設定後にBIOSから設定を行ってもBIOSで変更しない限り上書きはされない。
    AMD Ryzen Masterからコアクロックの設定、BIOSからメモリの設定など併用は可能
  • AMD Ryzen Masterの設定適用には基本的に再起動がかかる
    ただしコアクロックとコア電圧の変更適用のみ即時

同ツール上でできることはBIOS上の設定とほぼ同じなので管理人は基本的にOC設定をBIOSから行っています。個人的にコアクロックやメモリOCの設定はBIOSから行うのがおすすめです。
ただメモリーアクセスモードの「Distributed / Local」の変更や動作コア数を半減させて旧ソフトとの互換性を確保する「Legacy Compatibility Mode」の有効化などBIOSからの設定場所がわからないものについてはこのユーティリティから行うと便利です。

早速、「AMD Ryzen Master」を使っていきます。
デスクトップのショートカットが自動で作成されるのでそこから「AMD Ryzen Master」を起動します。起動時には注意事項が表示されます。OC設定によってはCPUとかが壊れるよー、自己責任だよー、という決まり文句です。OKを選択して設定ウィンドウを開きます。
AMD Ryzen Threadripper Master_3

「AMD Ryzen Masterユーティリティ」を起動すると最初はコアクロック、各種電圧、温度などの現在の状態が表示されるモニタリング専用のタブが表示されます。
AMD Ryzen Threadripper Master_4
ウィンドウ左下には、モニタリング専用「Current」、「Creater Mode」、「Game Mode」、さらに個人設定プロファイルの「Profile 1 / 2」の5つのタブがあります。このタブを使用して各種モード変更や手動設定したOCプロファイルの適用が可能です。
AMD Ryzen Threadripper Master_5
モニタリング専用「Current」の右上には「Reset」のボタンがあり、ここをクリックして再起動すると各種設定を初期化することができます。
AMD Ryzen Threadripper Master_6
「Creater Mode」、「Game Mode」、「Profile 1 / 2」では右上に表示される「Apply」から各種設定の適用を行えます。
AMD Ryzen Threadripper Master_9
コアクロック、コア電圧、メモリ周波数、タイミングなどはスライダーやボタンから数値を設定できます。
「AMD Ryzen Master」からはコアクロックについては標準動作のような負荷コア数によるコア別の動作周波数設定はできず、全コアに対して同じ最大動作クロックを設定する形となります。
AMD Ryzen Threadripper Master_12

Ryzen Threadripperにはメモリーアクセスモードの「Distributed / Local」の変更や動作コア数を半減させて旧ソフトとの互換性を確保する「Legacy Compatibility Mode」といった設定項目が用意されています。
AMD Ryzen Threadripper Master_13
AMD Ryzen Threadripper Master_14
これらの設定に関する既定プリセットとして、
 Creater Mode: 「メモリーアクセスモード:Distributed」、「Legacy Compatibility Mode:OFF」
 Game Mode:: 「メモリーアクセスモード:Local」、「Legacy Compatibility Mode:ON」
の2つがあります。いずれのモードでもコアクロックやメモリ周波数は手動で設定が可能です。

メモリーアクセスモードや「Legacy Compatibility Mode」の詳しい内容については4gamerのレビューで詳細に解説されているのでこちらを参照してください。
http://www.4gamer.net/games/300/G030061/20170810001/


Creater ModeはAMD Ryzen Threadripperの標準モードとなっており「メモリーアクセスモード:Distributed」で1950Xであれば16コア32スレッド、1920Xであれば12コア24スレッドが全て使用できます。
AMD Ryzen Threadripper Master_7
Game Modeは一部のPCゲームでは10コア20スレッドを超えると動作が不安定になったり、起動すらできなくなる可能性があるため、それらとの互換性を確保するためコア数を半減させる機能です。1950XならRyzen 7相当の8コア16スレッド、1920XならRyzen 5相当の6コア12スレッドで動作します。
AMD Ryzen Threadripper Master_8
Game ModeでApplyを選択して再起動すると動作コア数が半減しました。
AMD Ryzen Threadripper Master_10
個人設定プロファイルの「Profile 1 / 2」からはメモリーアクセスモードや「Legacy Compatibility Mode」を含めて全ての項目を手動で設定可能です。
AMD Ryzen Threadripper Master_11


以上、Ryzen CPU用純正OCツール「AMD Ryzen Masterユーティリティ」の使い方でした。
AMD Ryzen Masterユーティリティ





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