RTX 2080 Ti SLI搭載おすすめゲーミングBTO PC


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ハイエンドゲーミングPCのグラフィック性能を底上げして4K/60FPS+なゲーミングを実現するための最後の手段、最上位グラフィックボードのマルチGPU環境「GeForce RTX 2080 Ti NVLink SLI」を搭載したおすすめBTO PCをご紹介していきます。
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RTX 2080 TiのマルチGPU ”NVLink SLI” について

2018年9月20日よりに販売が解禁されたNVIDIAの次世代GPU TuringことRTX 20XXシリーズのナンバリングモデルの中で最上位に位置するGeForce RTX 2080 Tiを搭載したBTO PCが早くも各社からリリースされています。

RTX 2080 Tiは前世代最上位で発売から1年半の長期間に渡って史上最速のGPUの座を独占し続けていたGTX 1080 Tiを30%以上も上回る圧倒的なグラフィック性能を誇っています。加えてGPUメーカーNVIDIAやPCゲームむけAPI「DirectX」をリリースするMicrosoftが次世代高画質技術として推進している「レイトレーシング(RayTracing)」にも専用コアをGPU内に内蔵することで対応し、レイトレーシングの描画に関する性能では前世代を6倍程度も上回ります。
RTX 2080 Ti vs RTX 2080 vs GTX 1080 Ti_pefsum

しかしながらASUS ROG SWIFT PG279Qのように4KやUWQHDといった超高解像度でリフレッシュレート100Hzオーバーの高級ゲーミングモニタが発売されており、最新高画質PCゲームでそのスペックをフルに発揮しようとするとRTX 2080 Tiであってもシングルでは性能が追い付かないという場面が少なくありません。
G-Sync HDR対応4K/120Hzゲーミング液晶モニタ「ASUS ROG SWIFT PG27UQ」をレビュー
ASUS ROG SWIFT PG27UQ

RTX 2080 Ti SLIは4K解像度など超高解像度かつ高リフレッシュレートのハイエンドゲーミング環境を満たす最後の手段として2019年最新の高画質PCゲームでも十分通用します。
RTX 2080 TiとRTX 2080のNVLink SLI性能をベンチマーク比較
GeForce RTX 2080 Ti SLI Performance


そんなRTX 2080 Ti SLIを搭載したBTO PCはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、RTX 2080 Ti SLI搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。



PCI-E帯域やCPU性能のボトルネックについて

2018年現在RTX 2080 TiやRTX 2080のようなグラフィック性能が非常に高いグラフィックボードをマルチGPUとして搭載するPCへの採用が推奨されるCPUの候補と、CPUの選択によって変わってしまう「CPUの性能」と「PCI-Eレーン数」について簡単に解説しておきます。

CPUとマザーボードの組み合わせによる違いは「CPUの性能」と「PCI-Eレーン数」が挙げられます。
2019年現在、CPU&マザーボードのプラットフォームは、CPUメーカーのIntelとAMD、およびメインストリーム向けとハイエンド向けの組み合わせで計4種類が存在します。下は4種類のプラットフォームに関する簡易比較表となります。
CPU(プラットフォーム)別 簡易比較
CPUメーカー
Intel AMD
メインストリーム / ハイエンド
Core-S Core-X Ryzen Threadripper
PCゲーム 4K/60FPS 〇(6コア6スレッド以上なら大差なし)
120~240FPS 〇〇
クリエイティブ 動画エンコード
その他
コアスレッド数×コアクロックに比例
(マルチスレッディングは概ね×1.2~1.5の性能になる)
PCIEレーン数(CPU直結)
16 44 16 64
価格
同価格帯のCPUで比較すると、AMD製CPUは
Intel製CPUよりもクリエイティブタスクで勝る

1.PCIEレーン数によるボトルネックについて
RTX 2080 Tiを含め2019年現在のハイエンドGPUのPCIEレーン接続帯域はPCIE3.0のx16レーンとなっており、2枚のRTX 2080 Tiをネイティブ接続するにはCPU直結PCIEレーンを32レーン以上備えたプラットフォームが必要になります。
しかしながらプラットフォームを変えるとCPU(CPUのゲーミング性能)自体も変わってしまいます。2019年現在、PCゲーミングにおけるPCIEレーン帯域によるボトルネックはさほど大きくないことが知られているので、PCIEレーンよりも次に紹介するCPUのゲーミング性能、正確にはCPUボトルネックの緩和に注目して、CPU&マザーボードのプラットフォームを選択してください。


2.CPU性能によるボトルネックについて
大半のPCゲームではCPU性能よりも先にGPU性能がボトルネックになりFPSが頭打ちになりますが、RTX 2080 TiのマルチGPUのように非常に高いグラフィック性能でハイフレームレートなPCゲーミングを行う場合、CPU性能がボトルネックになるケースが存在します。
RTX 2080 Ti SLIを組むうえでCPUとして候補に挙がるのは、Intel製CPUのCore i9 9900K、Core i7 9700K、Core i9 9900X、Core i9 9980XE、もしくはAMD製CPUのRyzen 7 2700X、Ryzen Threadripper 2950Xあたりだと思いますが、これらのCPUボトルネックについてAssassin's Creed OdysseyとShadow of the Tomb Raiderで比較すると次のようになります。
ゲームタイトルによって若干前後するのですが、ハイフレームレートゲーミングという分野においては基本的にIntelのメインストリーム向けCPUが強く、次いでIntelのハイエンド向けCPU、AMD製CPUはこの分野をやや苦手とします。
CPU_High FPS_Gaming_acodCPU_High FPS_Gaming_sottr

CPUとマザーボードの組み合わせ(プラットフォーム)によって「CPUの性能」と「PCI-Eレーン数」に違いがありますが、RTX 2080 TiのマルチGPU SLIを搭載する環境として当サイトが最も推奨するCPUは「Core i9 9900K」です。Core i7 9700KでもCPUボトルネック的には問題ないと言えばそうなのですが、RTX 2080 Ti SLIを検討する人であえてCPUのランクを下げるというのもあまりなさそうなので。
「Intel Core i9 9900K」をレビュー
Intel Core i9 9900K

Intelのハイエンド向けCPUにおいて第6世代以前では全コア負荷時の最大動作倍率がTDPに合わせて引き下げられていたため、手動OCをしないとメインストリーム向けCPUよりもゲーム性能で大きく劣るというのが通説でしたが、2019年現在最新の第9世代Core-Xや前世代Core-Xには当てはまりません。Core i9 9900Kなどメインストリーム向けCPUには若干劣るものの、Intelのハイエンド向けCPUも優れたゲーミング性能を実現しているので、動画編集や3Dレンダリングなどクリエイティブタスクもこなすのであれば、Core i9 9900XEなど第9世代Core-Xを選択しても良いと思います。
「Intel Core i9 9980XE」をレビュー
Intel Core i9 9980XE



RTX 2080 Ti SLI搭載のBTO PCの簡易紹介

1.ドスパラ

ドスパラからはRTX 2080 Ti SLI搭載BTO PCとして、メインストリーム向け8コア16スレッドCPUのCore i9 9900Kを搭載した「GALLERIA ZZ-SLI」と、エンスー向け18コア36スレッドCPUのCore i9 9980XEを搭載した「GALLERIA VZ-X SLI」の2機種ががラインナップされています。PCケースにはフルタワーPCケース「In Win GR ONE」(詳細情報)が採用されており拡張性とメンテナンス性に優れています。マザーボードについてはZ390やX299とチップセット名のみが公表されており具体的な搭載マザーボードは不明です。RTX 2080 Tiのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。



2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer

ツクモeX.computerからはRTX 2080 Ti SLIを選択可能なBTO PCとして、CPUにRyzen 7 2700Xを採用した「G-GEAR neo GX7A-C181/XT」がラインナップされています。標準構成ではRTX 2080 SLIが採用されていますが、RTX 2080 Ti SLIにアップグレードが可能です。PCケースはCoolerMaster製のタワーPCケース「CM 690 III」のOEM品が採用されており拡張性・メンテナンス性にも優れます。マザーボードは「ASUS ROG STRIX X470-F GAMING」という市販のASUS製ゲーミングマザーボードが採用され、電源ユニットもEnermax製の電源容量1200WでPlatinum認証の「EPF1200EWT」が搭載されています。



3.PCショップアーク 【19年2月現在、未発売】

PCショップアークからは、RTX 2080 Ti SLIを標準搭載したBTO PCは発売されていませんが、ハイブリッド簡易水冷GPUクーラー採用RTX 2080 Tiグラフィックボード「MSI GeForce RTX 2080 Ti SEA HAWK」を搭載したBTO PCが発売されています。
CROYDON_MSI GeForce RTX 2080 Ti SEA HAWK X
RTX 2080 TiのシングルグラフィックボードなPCなのでRTX 2080 Ti SLIにアップグレードするには各自で増設する必要がありますが、冷却上のボトルネックになる上段に簡易水冷GPUクーラーのRTX 2080 Tiを設置できると、空冷よりも高いグラフィック性能と静音性を実現できるので、グラボの増設スキルがあるのなら検討してみる価値はあると思います。
MultiGPU_Performance_Cooling_FPS

「CROYDON CY-IC8Z39A-NLQ」と「CROYDON CY-IC8Z39AQ-MSI」の2機種がラインナップされていますが、PCショップアークのBTO PCはいずれも、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースを使用したコンセプトモデルという傾向が強く、どの製品もベーススペックからのカスタマイズ自由度も高いので、基本的にPCケースの好みモデルを選択し、そこから予算や希望スペックに合わせてカスタマイズして調整するのがおすすめです。
CROYDON CY-IC8Z39A-NLQCROYDON CY-IC8Z39AQ-MSI


「MSI GeForce RTX 2080 Ti SEA HAWK X」搭載BTO PCの販売ページへ



4.サイコム

【未発売】


5.マウスコンピューター 【19年2月現在、未発売】

【未発売】

参考までに加えてマウスコンピューター G-Tuneのフラッグシップブランド「MASTERPIECE」からはCPUとGPUを独自に水冷化したダブル水冷PCがリリースされています。
MASTERPIECE i1720PA1-SP-DL_p2
製品紹介ページでは120サイズラジエーター1つでCPUとGPU2つを冷却している構成がサンプルとして掲載されているので及び腰になる人も少なくないと思いますが、ダブル水冷対応MASTERPIECEシリーズの上位モデルはCPUとGPUを360サイズの共有ラジエーターで一括冷却する構造になっており、ハイエンドGPUのマルチGPUでもサーマルスロットリングと無縁なフルパフォーマンスを発揮可能です。
GTX 1080 Ti SLI版ですが、マウスコンピューターからレビュー用サンプルをお借りして詳細なレビュー記事を公開しているので参考にしてください。
ダブル水冷GTX 1080 Ti SLI搭載「G-Tune MASTERPIECE i1720PA1-SP-DL」をレビュー
G-Tune MASTERPIECE i1720PA1-SP-DL


6.パソコン工房

【未発売】





パーツを揃えてRTX 2080 Ti SLI搭載BTO PCを価格比較

一口にBTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージに各社違いがあり、それによって価格が上下するので可能な限り公平な比較を行うため次のパーツ構成に可能な限り合わせる形で価格比較を行います。

ついでにRTX 2080 Ti SLI搭載BTO PCのカスタマイズについて簡単に解説しておきます。「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。これら5つの適切な選び方さえ知っていれば記事の更新や閲覧のタイミングでは下の価格比較通りにならないかもしれませんが、そのときは解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。

  • CPUについてはRTX 2080 Ti SLIを積むならCore i9 9900Kが一押しです。ここからは予算と要相談になりますが、動画編集や3DレンダリングなどクリエイティブタスクもこなすのであればCore i9 9980XEなどハイエンド向けの第9世代Core-Xを検討してください
  • システムメモリ16GBか32GBを積んでください。16GBでも問題ないと思いますが4K解像度など高解像度狙いなら32GBのほうが安全かもしれません。メモリ枚数は合計容量が同じなら2、4、8枚のいずれもでも大丈夫です。
  • 電源容量はRTX 2080 Ti SLIの場合はシステム全体で700Wが実消費電力(瞬間ピークはさらに高い)になるので、電源容量は最低でも850W、予算に余裕があるなら1000W以上を推奨します。変換効率もGoldかPlatinumがおすすめです。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。
    PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です、ゲーム用は960GB以上のSSDを選択してください。
  • マザーボードは「Z390」とか「X299」とかチップセット名だけでなく「ASUS PRIME Z390-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。


SSDや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説
SSDレビュー記事の一覧へ

自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方


比較を行う上で下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態の価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成
OS Windows10 Home
CPU Core i9 9900K
メモリ 16GB~32GB
グラボ RTX 2080 Ti SLI
システムストレージ SSD 240GB 以上
データストレージ なし(実際の購入に際しては
960GB以上のSSDが推奨)
電源 1000W、Gold以上
その他付属品 なし

比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは960GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに960GBのSSDの価格相場は2.5~3.0万円程です。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。


Intel第9世代Core-S CPU&Z390マザーボード
BTOメーカー モデル 電源 マザーボード 価格
ドスパラ
GALLERIA ZZ-SLI

Corsair
RM1000x
1000W
Gold
Z390
詳細不明
60.6万円
TSUKUMO

CPUがRyzen 7 2700X
G-GEAR neo GX7A-C181/XT

Enermax
EPF1200EWT
1200W
Platinum
ASUS ROG STRIX X470-F GAMING
ATX
52.3万円
サイコム G-Master SLI-Z390

- - -万円~
マウス
コンピューター
- - - -



おすすめRTX 2080 Ti SLI搭載BTO PCのまとめ

構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて簡単にまとめます。
  • PCショップアークからはRTX 2080 Ti SLIを標準搭載したBTO PCは発売されていませんが、簡易水冷RTX 2080 Tiを搭載したBTO PCがリリースされているので、グラボの増設スキルがあるのであれば、ベースとなるPCとして検討してみても良いと思います。
  • TSUKUMOのRTX 2080 Ti SLI搭載PCについては、価格は安価なのですが、Core i9 9900Kに比べてハイフレームレートゲーミングに弱いRyzen 7 2700Xが採用されているところが気になります。Core i9 9900KとRTX 2080 Ti SLIを搭載したモデルの登場を待ちたいところです。
  • サイコム:【未発売】
  • ドスパラはCore i9 9900KとCore i9 9980XEを搭載した両モデルがラインナップされています。2019年2月現在では、当サイト推奨プラットフォームを採用した唯一のモデルです。
  • マウスコンピューター:【未発売】

RTX 2080 Ti SLIを搭載したBTO PCについては各社からリリースされているラインナップが少ないので、あえてオススメするまでもない結果になりましたが、ともあれオススメ機種を挙げるとすれば、
ハイフレームレートゲーミングを含めて2019年現在、世界最高のゲーミング性能を誇るCore i9 9900Kを標準搭載したドスパラの「GALLERIA ZZ-SLI」がオススメです。




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