佐々木司の妄想快楽クラブ

佐々木司の妄想の世界へようこそ。虐げられたい変態M女子、お待ちしております。

村瀬加奈 11-20

村瀬加奈の場合 20

 頭がぼんやりする。
 あまりにも気持ちが良く、体に力が入らない。
 視界もぼんやりしている。
 股間に顔を埋めているのは、詩織だ。
 あぁ、そうだ、詩織が膣を愛撫しているんだ。
 あぁ、だめ、気持ちいい。
 完全に脱力している。
 完全に絶頂してしまった。
 「加奈、いったの?」
 詩織が立ち上がり、ソファに並んで腰掛けた。
 「うん、詩織が上手だから」
 小さな声で加奈が囁くように言った。
 「じゃぁ、次は私の番だね」
 詩織が笑顔を見せる。
 彼女はソファの上で股をM字に開き、陰部を見せる。
 「加奈に舐めて欲しいの」
 加奈は一瞬躊躇ったが、すぐに顔を埋め、舌を這わし始めた。性的な快楽を得るためにはこういう行為が必要なのだ。詩織が教えてくれた。だがら、加奈もそれに従う。
 二人だけの快楽。
 二人だけの悦楽。
 もう少しだけ。
 もうちょっとだけ。
 人には言えない行為でも、まだこの快楽に溺れていたい。
 異常だと笑われても、まだこの興奮を感じていたい。
 詩織の陰唇にキスをした。
 流れ出る愛液を吸い取り、舐める。
 詩織の吐息が漏れる。
 ソファの上で絡み合う若い女性の肉体。
 先ほどからずっとレンズはその肉体の重なりを捉えていた。
 ただ快楽に身を委ねる二人は気づいていないが。
  


  
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村瀬加奈の場合 19

 今まで感じたことのない興奮が湧き上がり、吐息は乱れ、思考は鈍化していく。加奈は悶えながら、詩織の愛撫に犯されている。
 膣からは愛液が溢れ出し、詩織の唇を汚していた。愛液を啜る音がいやらしく響き、それが加奈の興奮を高めてしまう。
 誰にも晒すことない秘部を舐められている。
 愛すべき異性に捧げるはずの初めての行為を同性である詩織に心がとろけそうな手解きでなされている。
 「凄い、愛液。いっぱい出てるよ」
 詩織は微笑みながら言った。
 指先で膣を撫でると、愛液が絡みつく。その指を加奈の口に運び、押し当てた。
 「自分の愛液を味わってみて」
 優しい言い方だが、拒否できる雰囲気ではない。
 加奈は詩織の指を咥えた。
 自分の愛液の味を感じる。
 何をしているんだろう。
 詩織との淫行。
 どうしてこうなったのだろう。
 まだ初体験も済んでいないのに。
 恋人もいないのに。
 でも、心がとろけそうなのは事実。
 でも、体が熱く興奮しているのは事実。
 変態なのかな。
 詩織の体に触れて興奮してしまった。
 詩織に体を触れられて興奮してしまった。
 もっと欲しいって望んでいる。
 性欲。
 興奮。
 変態。
 異常。
 加奈の体は痙攣し、頭が真っ白になり、気が遠くなった。
  


  
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村瀬加奈の場合 18

 加奈は、詩織が自分にしたのと同じように、乳房を口に含み愛撫した。柔らかくて心地良い弾力。舌を這わせてみたり、吸い付いたり。
 「あぁ、いい」
 詩織が声を上げ、身体を逸らし、胸を突き出す。加奈の頭を抱くようにして自分の胸に押し付けた。
 「もっと、もっと」
 片手で乳房を揉み、口を使ってもう一方の乳房に吸い付く。唾液を絡め、精一杯の淫らな行為を繰り返し、お互いの性欲を満たそうとした。
 乳房を互いに弄んだ後、詩織は軽いキスをした。
 その手が自分のショーツに伸び、それを剥ぎ取った。詩織の下半身、綺麗に毛が生え揃う陰部が露わになった。
 「加奈のも見せて」
 加奈のショーツを剥ぎ取り、股を開かす。
 恥じらいながらも、見られることで興奮してしまう自分に気付き、加奈は顔が紅潮した。ソファの上で開いた股の間に詩織の顔が埋まる。
 「はぁ、あぁ、詩織、いやぁ、あぁ」
 詩織の舌先が陰部へと伸びた。艶めかしく動くその舌先が大陰唇を這うように舐め、クリトリスを刺激する。あまりにも官能的な刺激に、頭が真っ白になりそうだ。
 吸い付き、むしゃぶる音が卑猥に響く。その音が加奈の耳を犯していく。耳から脳へと伝わり、性欲を掻き立てるのである。


  


  
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村瀬加奈の場合 17

 乳房を弄り、乳首に吸い付く。
 詩織は手慣れた感じで加奈の肉体を犯していく。白いブラは外れ、加奈はショーツ一枚を身に纏っているだけである。
 「ねぇ、私の体には興味ない?」
 詩織は真っ直ぐに加奈を見つめて言った。
 「えっ、それって」
 加奈は口籠る。
 ブレザーを脱ぎ、ブラウスのボタンを一つずつ外していく。詩織の豊満な胸が薄い青のブラ越しに見える。男性を虜にする胸の大きさだ。
 詩織は加奈の手を掴むと、その手を乳房に触れさせる。
 「揉んで」
 柔らかい乳房の感触。自分以外の乳房を触れるのは初めてだった。加奈はその心地良さに徐々に大胆になっていく。
 「あぁ、いい、あぁ、上手」
 詩織は喘ぐ。
 その喘ぎが、加奈の興奮を高め、乳房を触る手に力が入る。
 「もっと、激しく、加奈」
 その言葉に応えるように加奈はブラを外し、乳房を揉み始める。やわらかく弾力がある乳房。詩織は触れられ慣れているのか、体を寄せてくる。
 「キスして、乳房に。できるでしょ?」
 「えっ、そんな」
 「私がさっきしたみたいに。ねぇ?」
 詩織の表情は普段とは違い、妖艶である。でもそれはたまらなく魅力的で、欲情を唆る。
 加奈はそっと唇を胸に近付けた。
 乳首に触れる。
 口に含む。
 吸い付く。
 詩織の甘美な喘ぎが響き渡り、加奈自身も興奮していることを実感した。 


  
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村瀬加奈の場合 16

 甘美な吐息が漏れるたびに、感度が高まっていく。
 詩織の手が加奈の体に触れて、ブレザーを脱がし始めた。加奈は体を少し捩ったけれど、抵抗したわけではなかった。
 手慣れた感じで服を脱がせていく詩織。
 されるがままにスカートまで脱がされてしまう加奈。
 白のブラとショーツが露わになった。
 「綺麗ね」
 詩織が囁いた。
 「子供っぽいでしょ」
 加奈は恥ずかしげに答える。
 ブラの上から優しく触れて、詩織は愛撫し始めた。
 「あぁ、あっ」
 加奈の声が漏れる。
 両手で乳房を弄り、首筋にキスをした。軽いキスを何度も。そして、舌を這わせる。唾液で首筋を濡らし、舌で舐め回す。
 感じるままに喘ぎ、悶える加奈は片手で詩織の髪に触れた。詩織との性的な交わり。いけない事だと分かっていても、体は、心は抵抗できない。
 いけないから、そう思うから、背徳感が性欲を助長していく。
 詩織がブラを外し、乳首を口に含んだ。
 「はぁ、あぁ」
 思わず大きな声を出す。
 「痛かった?」
 詩織は舌先で乳首を転がすの一旦やめて言った。
 「ううん」
 その言葉を聞くや否や、舌先での愛撫が激しさを増す。乳首が勃起している。加奈は自分の乳首が勃起させられていることを強く感じた。
 詩織の舌で舐められて。
 詩織の愛撫で犯されて。
 興奮している。
 勃起している。
 気持ちいい。
 頭の中が快楽で満たされていく。
 ただ気持ちいい。
 それだけ。
 性欲が膨張し、体の全てを緩慢にしていく。
 淫らな欲望だけが膨らみ、溢れ出していくのである。 


  
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