2007年06月30日

事件は東葉勝田台で起きている!〜大学に国境は無い〜

そう、それは経済学部コンパの日の出来事だ。

あの日の出来事を正確に語る人は居ない。

いや、いても、あまり話したがらない。

あれは、本当に楽しくて、そして何よりも凄まじい戦いの日々であった・・・

 

 

【事件は東葉勝田台で起きている!〜大学に国境は無い〜】

 

 

 

 

 

誰もが、酒を飲んでいた。

限界を超えた戦士達が、其処には居た。

記憶が飛び、トイレから出ない人間がいても、

 

其処は、確かに誇り高き経済学部生の楽園であった・・・

 

 

 

 

 

【文章・ちゅん】

 

 

 

 

 

それが、誰の元に始めに訪れたのかは確かではない。

一ついえることは、経済学部の山田は死んでいたといういこと。

「まじ、すまんな。」

彼の口からはそんな台詞が出ていた。

勿論、先輩に対しての敬意も、心配する仲間への配慮も無い言葉だった。

そんな気がする。

かく言う私も、泥酔で記憶が定かではないのが口惜しい。

  

 

 

 

 

この話は一切のフィクションは存在しません

実際の団体、人物、出来事は全て実在します。

尚、俺が迷惑をかけた皆さん、本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

あの日、私はゼミの活動で午後は忙しかった。

梅雨だというのに、雨が殆ど降らない日々が続いていたせいか、どこか世界の情緒はずれていたように思える。

大学の授業には、テスト二週間前だというのに出席する人数も少なく、教授たちの声にイラつきが見えていたのも、もしかしたら乾梅雨が原因なのかも知れない。

「今日は、このあと22時くらいまで勉強出来るの?」

友人からの質問に、俺はぼんやりと、答える。

「あ、いや、すまない、今日はちょっとサークルで・・・」

「まじかよ・・・確か一昨日もなんか」文句を言いそうなので、ひとまず言葉を途中で止めさせる。

「いや、まじスマン。うん、明日はゼミで頑張るから。ね!」

時計は18時25分を示している。

集合時刻は18時30分。

間に合う。

「じゃ、また明日!」俺はなるべく軽快に、その場から退場する。ステップも軽やかに。全ては巧くいっていると、思っていたから。

 

 

「おーーーっす★、・・・あれ?みんなは?」たまり場に到着した俺の一言目は、確かそんな感じだった。少し驚いたような、はるぴょんの瞳が、気になる。

「あれ・・・?ちゅんさん?」はるぴょんが、少し、気を使いながら口を開く。

「何で此処に居るんですか?」はるぴょんの前に座っているサタン様が尋ねる。

 

「なんで?って・・・」え?経済学部生の姿が見えないぞ。

 

 

「もう、経済のみんなは行っちゃいましたよ?」

 

 

 

「え?だって、18時30分に溜まり場にって・・・」

「ちゅんさん、『たまり場に』じゃなくて『立川南』ですよ・・・」

 

 

 

たまりばに

たちからみなみ

 

 

何処か、似てるフレーズが悪かったのか、

それとも俺の頭が悪かったのか、

それは定かでは無い。

 

 

「ぢうiur,,,,、ってちょ、時間不味ッ!」

 

 

 

(ひとまず、ジミーに殺されるな)

 

 

何より、始めにそんな考えが生まれる。

 

 

『今日は19時から飲み会始まるんで、絶対きてください!』

 

 

次に、シズカの言葉が頭に響く。

 

 

 

18時32分

 

 

 

(まだ、間に合う。。。)

 

 

 

足は既に、走り出していた。

「さんきゅ、行ってくるわ!」二人に、声をかけたのが先か、

 

 

それとも先に走ったのが先かはわからない。

 

 

次に息をついたのは、モノレールに乗ってからだった。。。

 

 

 

 

 

「本来、人間の心のうちに悪があるのなら、

それを隠している良心こそが人間の本質ではないだろうか?

答えを求めることが、答えにたどり着くことよりも大切であるように・・・」

『闇が渦巻く』より抜粋

 

 

その日、経済学部コンパは盛り上がった。

多分、他のどの学部コンパよりも。

本当にありがとう、二年生の幹事たち・・・

そして、みんな・・・

 

 

はたけに偶然モノレールで巡り合った俺は、改札前でりょうくんに会った。

「二人を待ってました。会場に行きましょう。」立ち上がりながら、りょう君は言う。

 

風が、改札内に吹き荒れる。

 

「そう、戦いの会場へ・・・」

 

 

りょう君の不敵な笑みに、俺は今夜のコンパが聖戦となるであろうことを自覚していた。

 

 

「ちゅんさん、何で一休への道がわからないんですか?」

 

道を間違える俺に冷たい言葉を浴びせながら、りょうくんは俺とはたけを一休までつれて行った。

 

 

三人が入ると同時に、乾杯の音頭がとられる。

いいちゃんは満タンのビンビールに苦戦しながらも、飲み干す。

まぁ、ビールを二回くらい噴出していたが、それを問題視する人間は其処には居なかった。

 

 

 

「かんぱーーーーい!」

 

 

 

そのあと、

 

 

熱き、経済学部生の闘いがあった。

 

 

 

よしもが飲み、

 

 

 

たっちゃんが飲んだ。

 

 

 

しんいちさんに必殺技『止まらないコール』をかけられ

矢野さんに記憶を無くすべく飲まされた・・・

 

 

 

いや、もうそこは語らないようにしよう。

あれは一つの伝説。

俺達の胸に刻めば良い・・・

 

 

 

 

本当の事件が起きたのは、俺がみんなと別れた後。

 

 

そう、全ての戦いは、その伏線であったということに気付いたときには、

 

 

既に、俺は戻れない場所まで来ていた。

 

 

 

 

「それを取って食べなさい、それはあなたの腹には苦いが、あなたの口には蜜のように甘い」

黙示録10.9より抜粋

 

 

 

中央線の電車の中、俺はビニール袋に吐きながら、考えた。

「これ、不味くないか?」

揺れる電車の床に横たわり、右手にはゲロ袋を持ち、考える。

「ぅ、えええええええええjgsldhrtglaghaaaagagag」

 

いや、考えるまえに、吐いていた。

優しい人が、ティッシュをくれる。

 

「あ、  ありがとjhklgfdsうございdgfsjhますぅ・・・」

 

 

そう、其処は惨状だった。

駅員に見つかれば、直ぐに電車からおろされていたであろう。

 

運が良かった、

 

 

「三鷹」

 

「吉祥寺」

 

中央線は、新宿に向けて、進む

 

 

『中野で降りよう。』

 

 

 

 

中野で東西線に乗り換えなくては、家に帰れない。

中野で降りなくちゃ・・・

 

 

 

そんな意識が、

 

 

幻覚を見せた

 

 

 

 

三鷹?

 

 

 

 

 

電車のドアが閉まる・・・

 

 

 

 

いや、この駅は

 

 

 

中野?

 

 

 

 

 

 

「ダっ!!!!!」

 

 

 

 

ダメだ、そのドアは閉まったらいけない。。。

 

 

手が、ドアに挟まる

 

 

 

「クッ!!!!!開ッッ・・・けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

ドアが開く、

 

 

 

奇跡だ。

 

いや、奇跡は自分で起こすものだ。。。

 

 

 

そこから、俺の意識は無い。

 

 

気が付けば、終点、東葉勝田台で倒れていた。

「大丈夫ですか?」駅のホームで倒れている男性に、声をかける駅員。

 

 

 

「だ、、大乗・・・・仏教。。。」

 

 

 

 

いや、大乗仏教は関係無い。

 

 

 

「あの、此処は?」

 

 

 

中野か?

それとも新宿か?

 

 

 

「此処は東葉勝田台ですよ。」

 

 

 

 

奇跡。

記憶も完全に無いのに、乗り換えを済ませていたことに驚く。

 

 

 

よし、こないだの白タクを探すか。

確実に前回よりも意識が混沌としてるなか、白タクを探す。

勿論、見あたらない。

 

 

寝よう。

 

 

 

そのまま道に倒れる。

車の光だけがやけに眩しくて、俺は目を閉じる。

冷たいコンクリートに、ほほを当てる。

風が気持ち良い。

喧騒。

歩く、不良。

 

 

 

「な!!」

 

 

何か、怖い夢を見て、目覚める。

不良に絡まれる夢を見てた。

・・・夢だと思う。

 

 

 

「こんな暗いとこで寝たらダメだ。。。コンビニ前で寝よう。。。。」

 

それが正しい判断だかはわからない。

けど、次に目が覚めたのは、東葉勝田台駅前にある、【笑々】の前でだった。

 

 

 

 

 

そして、隣には知らない男性が五人いた。

 

 

 

「お、目が覚めたっぺ?」リーダー格の男(大将)が、声をかけてくる。

「大丈夫が?」訛った声。

「おみゃい、何処から来たッペさ?」

「中野から・・・」俺は答える。

 

「まぁ、とりあえず、こ〜れでも飲んで回復しろっぺ。」大将は、お茶を差し出す。

 

「あ、すみません・・・」そして水を貰う俺。

「いやぁ、見たところ、おみゃ〜は大学一年生だっぺ?新歓で飲んだんか?」

 

 

 

大将・・・今は6月末ですよ。

との突っ込みは入れずに、とりあえず頷く俺。

 

「はい・・・一年なんです。」

 

 

「そうだと思ったっぺよ。大丈夫さね、来年には俺達みたいに酒に強くなるから。」

 

 

 

どうやら、大将たちは二年生のよう。

なんだか、とてもじゃないが自分は三年生だとは言えない状況。

まぁ、こんな日もアリだな。

 

 

時計を見ると、3時00分。

始発で、帰ろう。

 

 

「おみゃ〜、俺らは秀明大学に通ってっぺよ。」

 

「ひとまず、其処の二回で寝るとイイッぺ?警察にも捕まらない場所があるっぺさ。」

 

 

大将たちは俺に肩を貸してくれながら、階段を登る。

どうやら、既に閉まってる店の前のようで、静かな場所に到着する。

 

「此処で寝てれば、いいっぺ。ほら、これでも体に巻いて。」

 

 

 

大将、あなたがてに持ってるのは、よく店の入り口にある足を拭くシートですよ。

 

 

 

 

結局、朝まで俺は足拭きマットを体に巻きながら寝てました。

 

 

 

秀明大学の学生は優しいですね。

でも、彼らは

 

「合コンのセッティングは頼む!」とか言ってました。

 

 

そして、彼らとはメアドの交換もしました。

 

 

 

さて、以上で俺の経験した物語は終わります。

翌朝、一時間目の授業がありましたが、もちろんいけませんでした。

昼まで、酒が抜けないで苦しんでました。

 

 

【お酒は程ほどに!】

 

 

そんな、教訓を思い出した

 

 

 

あれはそう、夏と言うにはまだ寒い、

 

 

雨の降らない梅雨の出来事・・・

 

 

【了】



withwakamono at 23:48│Comments(1)TrackBack(0)clip!

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 会員   2007年07月01日 13:12
そんなバカは変なヤツらに拉致られてしまえばいいのに…

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔