IMG_3422こんにちは、THE WATERMELON BOOTLEGです。2016年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて昨年秋、ふと思い立って音楽機材をいくつか入れ替えました。DAW用PCをWindowsからMacに切り替えたのが最も大きな変更ですが、同時に導入したのがNATIVE INSTRUMENTSの「MASCHINE(マシーン)」です。

このMASCHINE、簡単に表現すると「ダンスミュージック向けのプリセットサンプル/リズムパターンがたっぷり入った、シーケンサー兼サンプラーソフト+専用コントローラー」です。ドラム専用というわけではなく、VSTプラグインシンセも鳴らせます。かつ、「NKS(Native Kontrol Standard)」という規格に対応したプラグインであれば、コントローラーでのパッチ選択や、ツマミによるコントロールが非常に便利になります。

とにかく専用コントローラーでの操作が便利です。中でも、すぐUNDOが出来たり、「パターンはそのままで音色だけを総とっかえ」みたいなことは、専用機で出来る機種は無いんじゃないでしょうか。また、サンプルやパターン、「MASSIVE」を初めとする付属VSTプラグインは今風の音色が多く収録されており、勉強になります。

ところがこのMASCHINE、使い方に関する情報が非常に少ない。解説本は今まで一冊も出版されていませんし、ネットでの解説も多くはありません。そこで、MASCHINEの使い方を覚えるにあたり、自分が役に立ったと感じたサイトへのリンクを集めてみました。

■楽器.me「MASCHINEでリズム&フレーズ作り(全3回)」 第1回はこちら

まずはこれに目を通すと良いでしょう。楽器店で試奏する際、印刷して持っていくと良いかも知れません。紹介されているハードは初代MASCHINEですが、現在発売されているMkIIと比べると、詳細がやや異なりますが、ボタンの配置は同じです。

■「MASCHINE 2.2 新機能の使い方 / アルペジエイター/スケール/コード」 こちら

MASCHINEはソフトウェアの機能が常にガンガンアップデートされているのですが、これは2.2で追加された機能を紹介しています。

■「MASCHINEの使い方 / TIPS」 こちら

大雑把なタイトルの記事ですが、メインの内容はエフェクトのセンド・リターン設定です。MASCHINEにはエフェクトのリターン専用トラックという考え方がなく、リターン用エフェクトもドラムやシンセ同様、ひとつのトラックに割り当てて使用します。

とりあえず、店頭でMASCHINEが起動されているのを見かけたら

・GROUPS(MASCHINEでは「トラック」と同じ意味だと思ってください)のA〜Hのどれかのボタンを押す
・BROWSEボタンを押す
・左側のディスプレイ上のボタンで「Groups」か「Instruments」を選ぶ
・右端のツマミでパターンやパッチを選んで、その上のボタンでロード
・BROWSEボタンをもう一度押す
・パッドで音を鳴らす。キーボードモードへの切り替えは「SHIFT」+「PAD MODE」ボタンで

という操作を繰り返し行えば、何となくどのようなものかは判るかと思います。

MASCHINEは、DAWとしては万能ではありません。とくにシーン(グループごとのパターンをまとめたもの。Ableton Liveの「シーン」と同じ意味)をパッドでトリガーは出来るけど、その記録がMASCHINE単体では出来ないのは、勿体ない気がします(私はパターンやシーンを作り込んだ後、Ableton LiveからVSTiでMASCHINEを呼び出し、MIDIでシーンをトリガーして記録しています)。ただ、初期のバージョンでは、現在では当たり前のVST起動やタイムストレッチも出来なかったことを考えると、今後改善される可能性はあると思います。

では最後に、MASCHINEを使ってちょっとしたトラックを作ってみたので、良かったら聴いてください。他のDAWを併用せず、MASCHINEでソングを組み立ててエクスポートしています。いかにもなテクノポップ風ベースはステップ・シーケンサー、ドラムのフィルインにはノートリピート機能が活躍しています。ちなみにリードシンセは、JP-8000を使った手弾きをまるっとMASCHINEでサンプリングしてから、シーケンサーでトリガーして鳴らしています(この方法で「シーンを跨いだ録音が出来ない」という MASCHINEの弱点をカバーしています)。



(2017年4月追記)
MASCHINEについて唯一、活字での使い方の解説が掲載されているのが「サウンド&レコーディングマガジン」2014年4月号です。雑誌の形では、古本屋を探すしか今や入手方法はありませんが、現在はiOSアプリの形でバックナンバーが入手できます。

(2017年4月追記)
iPadやiPhoneをお持ちの方は、ぜひNative Instruments謹製のアプリ「iMASCHINE2」を手に入れましょう。MASCHINEの、ちょっとクセのあるシーケンサーやエフェクトの設定方法が理解出来ます。作ったデータはMASCHINEに読み込ませて、更に作り込むことが出来ます。