クリスピのホイールをKHS純正に変更したのですが、その理由はリアハブの不調でした。元々は前輪のハブからカチカチと音がしていたので、ハブのグリスアップを前後とも実施して、ハブのグリスアップは問題なく完了したので、クリスピにセットして後輪を回してみると回転が止まる前くらいから「ゴロゴロゴロッ」というイヤーな音がすることに気がついてしまいました。どうもフリーのラチェットが空転している時に「ゴロゴロ」言ってるみたいです。

クリスピのハブはFormulaというメーカーで、結構回転がよかったんですが、ネット情報では「すぐにフリーボディーにガタが来て使えなくなる」という情報が結構ありました。おまけに自転車屋さんでもフリーボディーを外す事ができない場合があるらしいです。もっと探すとフリーボディーを外さずにグリスアップ方法が紹介されていたので、チャレンジしてみました。

紹介されていた分解手順は手順は以下のとおりです。

1)  ハブシャフトやベアリングを外す
2)  フリーに付いているリングを外す
3)  フリーに付いているベアリングのボールレースを外す
4)  フリーのベアリングを外す

まず、フリーに付いているリングを外さないといけないんですね。トライバーでこじって外すらしいです。どうやって付いているのか?が分からないので、とりあえずドライバーを使ってテコの原理で外そうとしたら、曲がってしまいました(悲)気を取り直してラジオペンチで挟んで引っ張る。引っ張る。引っ張る、、、外れません。

ここで一日頭を冷やします。ここで熱くなると破壊してしまうんですよね~
(小学生の頃からですが、きーーーっ!ってなってよく壊すんですよね~)

次の日にドライバーをのみのようにして、ハンマーで上からコンコンと叩くと「クルッ」と回転して外れました。
フリーボディーの内径とリングの外径がぴったり同じだから嵌っているのですが、ネジとかで止まっているわけではないんですね~。
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今度はボールレースを外しますが、シマノのTL-FW03というフリー分解用の工具が必要になるのですが、シマノもフリーを分解してほしくないようで、もう売っていないとのこと。ハブレンチで外す方法が紹介されていたので、トライします。逆ネジなので時計回りに回すと外れるそうなのですが、どうやっても外すことができません。

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ここで一日放置し、今度はケーブルカッターを使って回してみますが、ケーブルカッター側が負けて削れてしまいました。もうシロートの手には負えないようなので、困ったときの自転車屋さん頼みです(笑)

ホイールを抱えて自転車屋さんへ

「フリーのベアリングをグリスアップしたいんですけど、これ(ボールレースを指さして)は外せますか?」
「基本的にはフリーボディー毎交換するんですよね~」
「このハブってフリーボディー外れるんですかね?10ミリのヘキサレンチは使えなかったんですよ~」
「どれどれ、(10ミリのヘキサレンチで回してみるがスカスカ)わ!本当だ!」
「12ミリだったら外せますか?」
「多分外せると思うよ。ちょっとまって~」

ゴソゴソと工具の山を捜索し、12ミリとおもわれるヘキサレンチを発見し、フリーボディー奥のフィキシングボルトに嵌ることを確認してから、めがねレンチと組み合わせで回してみると、、

「外れた」
「(この後、外したフリーボディーを眺めながら)シマノだったら、ゴムのシールを外してグリスアップできるんですけどね~。あ!外れた!」
「ホームセンターで安いレンチを買っておけばいいですよ」
と教えてくれました。

ゴムのシールを外した状態で、フリーボディーとホイールを手渡されました。

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ありがとう!自転車屋さん!今度何か買いますからね(いつも、教えてもらうだけなんで)

フリーボディーが外れない旧型ではなく、改良された新型だったようです!
さぁ、どうやってグリスアップしようかな~?