本日は、先日帰国された可愛い学者夫人に約束をしたまま果たせてない、 Appeltaart (アップルタールト。リンゴのケーキ)のレシピをアップすることにしますです。

オランダに Appeltaart のレシピは山ほどあれど、今まで「コレはとてもおいしい」から、「今までたくさん食べた中でベスト3に入る」とまで言われたレシピだす。めっちゃあけっぴろげな友人が「これは、Appeltaart 自慢の XX のんよりおいしい」と実名を挙げて褒めたので、周りが「実名を挙げるな!」と一斉に突っ込んだというイワク付きのレシピでもあります。シンプルで(オランダのケーキにしては)甘さ控えめなレシピなので、シナモンとリンゴが嫌いでなければ、お気に召していただけると思います〜。


< 欧州斬り込み隊長の Appeltaart (リンゴのケーキ) >

( 材 料 )
= ケーキ生地 =
300g Zelfrijzend bakmeel (膨らし粉入りの小麦粉。下記*1参照) 
150g Witte basterdsuiker (日本の白砂糖に近い。なければグラニュー糖でも) 
175g Boter (バター。溶かしたり常温にしておく必要なし)
1 Ei (卵1個)
Zout (塩、一つまみ)

= フィリング(具、中身) =
1〜1,5kg Appel (リンゴ)
Citroensap (レモンの絞り汁、 適量。なければお酢でもいいっす)
75g Suiker (砂糖。オランダでは、普通砂糖といえばグラニュー糖ですねんわ)
2 eetlepel kaneel (シナモンパウダー。測ったことないけど大匙2にしとこう)
2 eetlepel paneermeel (こんがりしたパン粉みたいなもの。下記*2参照 大匙2)

= 焼き型 =
直径22―24cmぐらいの Springvorm という定番焼き型。日本語名知りまへん。
バターを塗って小麦粉をはたくか、クッキングシートを敷いておく。

< 作 り 方 >

1.  大き目のボウルに生地用の粉と砂糖をふるいにかける。

2.  バター、卵、塩を加え、ナイフ2本を使ってバターを切るようにして、ぼそぼそとした生地に
    なるまで混ぜる。(ポテトマッシャーを使うとハヤイざます〜)

3.  生地を手で一つにまとめて、ラップに包んで冷蔵庫に入れて寝かす。
    (このときに、球ではなく直方体にしておくと、後で切るときに楽ちん。)

4.  皮を剥き、芯の硬いところを取り除いたリンゴをひたすらいちょう切りにする。
    生地で使ったボウル(洗う必要なし)に、ひたすら剥いて切ったリンゴを放り込む。

5.  リンゴにシナモンパウダーと砂糖、レモン汁を加え、よく混ぜる。
    (ボウルを、中華の炒めもののコツでひっくり返すと良いでござる。)

((( 我が家のオーブンは、この時点でスイッチを入れるとグッドタイミング。 )))

6.  冷蔵庫で少し落ち着いた生地を、5mm ぐらいの厚さにスライスする。飾りに4分の一ぐらい
    残して、クッキングシートを引いた型の内側全体に、生地を貼り付ける。

7.  生地を敷きつめた底全体に広がるように、Paneermeel を振り入れる。

8.  型にリンゴをどさっとぶちまけて、表面を馴らす。
    (リンゴの量によって、ケーキの高さがいつも違いますねん、ワタイのん)

9.  残りの生地を細く切り、ケーキの上で交差するリボンのように飾る。

10. 175度のオーブンで75分焼く(とあるが、うちは160か180度しか設定できないので、160度で
    75分焼いてから、焼き目が薄ければもう少し高温で焼いてます)。


焼きたて、もしくは翌日がおいしいと言われます。でも、オーブンから出してそのままのアツアツは、中身のリンゴが必殺に熱いので止めたほうが良いです。舌、火傷しまっせ。最低30分は辛抱してください。

細切れ、賽の目など、リンゴはどんな切り方にしても良いのですが、切り分けるときには、いちょう切りが一番崩れにくいということを、去年、発見しました。(それまでは細切れにしてて、毎回リンゴ雪崩れ起こしてたのよん。笑)

たいていのレシピにはレーズンが入り、たまにナッツ入りのがカフェやレストランで出てきたりしますが、オッサンが食感を嫌うので、うちの定番はリンゴだけに落ち着いてます。そしてうちのオッサンを含め、大抵のオランダ人は、Slagroom(スラッフローム。無糖の生クリーム)を山盛りに添えて食べます。


Zelfrijzend bakmeel(ゼルフライゼンド バックメール)は、オランダではどっこでも手に入る市販の「膨らし粉入り小麦粉」という商品なんです。それぞれいろんなメーカーのがあります。それが入手できないときはどないしたらええねんと思って調べたときに、15−20g のベーキングパウダーを 500g の小麦粉に入れれば良いというのを、どこかで読みました。このケーキの生地は、そこまで繊細さを必要としないので、テキトーにベーキングパウダーを加えた小麦粉 300g で大丈夫でしょう。

** Peneermeel (パネールメール)の Wikipedia 日本語版ではパン粉になってますが、パン粉とはちょっとちゃいまんねんなあ、これが。Beschuit (ベスハウト。これもラスクとはちょっと違うんですけんど)というカリカリに焼いた、元々パンの代用食の副産物です。オランダのパン粉と呼ぶほうが正しいでしょうな。要は、過剰水分を受け止める役目をするんですから、フライパンやオーブントースターなどで香ばしくした日本のパン粉を、手で揉んで細かくしたもので代用できると思います。


なんか、書いてるうちに焼きたくなってきました〜!さっき、オッサンに「 Appeltaart  焼いてほしい〜?」と聞いたら、「 Jaaaaaa! (ハイハイハイハイ!)」という返事。要らんと言うわけないわなぁ、アホな質問をしてしもたなぁ、とか思いながら、金曜日が過ぎていきます。

Appeltaart 用には、軽めに仕上がる Jonagold (ヨナゴールド)がワタイの一番のお勧めということで、みなさま、良い週末を〜!


ほなまた!