橋下氏後輩が「維新に痛打」 辰巳氏・共産党15年ぶり議席獲得へ「何としても」
2013年7月14日06時04分  スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130714-OHT1T00057.htm

 

大阪選挙区で15年ぶりの議席獲得に意欲を見せた共産・辰巳氏


 追い風の自民党・柳本卓治氏(68)と、逆風ながら本拠地では譲れない日本維新の会の東徹氏(46)が、トップ当選を競う大阪選挙区。改選議席が3から4に増えたことで、都議選躍進の勢いに乗る共産党の鼻息が荒い。橋下徹大阪市長(44)の高校の後輩・辰巳孝太郎氏(36)が政権&維新批判の受け皿として存在感をアピール。2007年にトップ当選した民主党の梅村聡氏(38)が苦戦する中、1998年以来15年ぶりの議席獲得を狙う。


 真っ黒に日焼けした顔に白い歯をのぞかせ、消費税増税の中止・撤回を主張する辰巳氏は「自民、公明、民主、維新も増税賛成。これでは庶民の声を届けることはできない」と、ライバルとの違いを訴えた。


 参院選を自共対決と位置付ける共産は、維新が一大勢力の大阪では「自民と対決、維新に痛打」がスローガン。「都議選で(維新が惨敗し)胸がすっとした人も少なくないと思うが、大阪ではまだ早い。決着をつけるなら対決してきた共産党を」と、批判票の受け皿としてアピールする。


 「分かりやすい演説で歯切れがいい。マスクもいい」(陣営)というイケメン弁士。実は、維新の橋下徹共同代表と同じ大阪・北野高校ラグビー部出身だ。橋下氏の7学年下にあたり、卒業後は単身で米国留学。また、市民団体で9年間7000件の生活相談を受け、陣営は「国際感覚が身についているし、庶民の暮らしの痛みも分かる」と高く評価している。


 昨年の衆院選では、擁立した14小選挙区中、12勝と圧倒的な強さを見せた維新のお膝元・大阪。だが“後輩”も負けじと、無党派層をターゲットにした屋外の街頭演説重視の戦略で挑み「昨年の衆院選と比べ、聴衆は倍近い。人垣の厚みが違う」と陣営。序盤の情勢調査で、東京選挙区(改選5)とともに当選圏内に入りつつある。東京で1議席を獲得した01年以来の選挙区での議席獲得へ「何としても」と力が入る。


 一方、民主党は「全国一の最重点選挙区」(陣営)と公示初日の細野豪志幹事長(41)、蓮舫氏(45)ら幹部クラスを続々投入。梅村氏は07年、元参院議員のタレント・西川きよし(67)を超える同選挙区過去最多128万票を獲得し初当選したホープだが、藤村修元官房長官(63)が街頭で「皆さん、覚えてますか?」と紹介する姿が苦境を物語る。内科医で、NHK朝ドラと同じ愛称を使う「梅ちゃん先生」は「厳しい戦いです。力を貸してください」と必死に訴えた。


 ◆大阪選挙区(改選4)

東   徹(46)維新新
藤島 利久(51)無 新
森  悦宏(46)諸派新
梅村  聡(38)民主現
長嶺  忠(52)無 新
杉  久武(37)公明新
中村  勝(62)諸派新
辰巳孝太郎(36)共産新
安座間 肇(35)みん新
吉羽 美華(32)諸派新
柳本 卓治(68)自民新