2013年12月22日

不可能に挑め・・・ 久しぶりの第4回

どマイナーなエロゲのバグを自力で何とかしてしまう「不可能に挑め・・・」。
このネタはなんと7年ぶりです。相も変わらず誰のためになるのやら、
というネタですが気にせずいっちゃいましょう。

今回取り上げるのは「白い軌跡」(モダンタイムス)。一時期あった
Windows / MAC両対応の作品で、Macromedia(現Adobe)のツールを使って作られている、
今でいうところのFlashゲームのようなものと考えればよいでしょう。
それにしてもこの作品は情報が殆ど無く、天下のErogameScapeでも評が1つしかない上に
スクリプトエラーで攻略不能というものだけです。
#それ以前につまらない、とも言われていますがそこは反論の余地もありません(笑)

で、とりあえずシナリオスクリプトのファイルを見ると第1回と同様プレーンテキストで
書かれている箇所があります。間違っているのも見たらすぐに分かるレベルなので
さくっと直しましょう。今回は修正箇所が多いので(展開が分岐するのですが
スクリプトが共用ではないようで、同じ箇所が複数書いてあります)
エディタの置換機能を使っていきます。

まず、この作品はインストール無しでプレイ可能な作りになっているので、
CD-ROMの内容一式を適当なところにコピーします。ファイルの修正及び実行も
このコピーした箇所から行います。

次にシナリオスクリプトのファイルSCELIST.CXTを適当なエディタで開き、
以下の置換を行います。

・QUAKW → QUAKE
・_ b → _b (bの後に半角スペースを1つ入れます)
・b" → b" (置換前の単語は全角のb、置換後は半角のb、ダブルクオーテーション、半角スペース1つの3文字です)
・b → b (上と同じで置換前の単語は全角のb、置換後は半角のbと半角スペース1つです)
・#[#character, "遥リフト_普通_", "b", "C"] → #[#character, "遥リフト_普通_b", "C"]
(置換後は最後の角括弧の後に半角スペースを4つ入れます)

どうもファイルサイズが変わると動いてくれないみたいなので、修正前後でファイルサイズが変わっていないことを確認して下さい。
実はまだバグが有るのですがどうも単純ではないようなので、ここからはセーブデータを修正して乗り切る禁断の手に出ます。
セーブデータは完全なテキストファイルなので加工もらくちんです。

バグが有るのは唯と最初にリフトに乗るところで、ここで落ちてしまうというものです。
展開によっては落ちないかもしれませんが試す気力もないので落ちる前提で話を進めます。
とりあえずここは別の人とリフトに乗り、降りてきたらセーブします。
セーブファイルはc:\windows\moderntimes\SaveData.txtにあります。
(windows7だとC:\Users\(自分のユーザー名)\AppData\Local\VirtualStore\Windows\moderntimes)

"PAR_YUI": 0

となっている箇所を

"PAR_YUI": 2

と書き換えれば飛ばしたイベントを無事通過したことになります。あとは普通に進められるので頑張りましょう。

そしてここまでやってもまだバグがあります。今度はCGが登録されません。
シナリオ上で没になったのか出てこないのに欄だけ残っているというのも1枚ありますが、
そうでないものもあるのでまとめてセーブデータを書き換えてしまいます。
フラグ関連はAutoSave.txtに書いてあるので、以下の4つのフラグを1にします。

ゴンドラ_ソフィア_喜び
ゴンドラ_ソフィア_怒り
ゴンドラ_ソフィア_悲しみ
h05_千02_02

これで大丈夫なはずです。それにしても酷い出来だ…  
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2013年06月02日

数字で見る「D.C.III」:二次元ヒロインに見る空想と現実の境界

さて、今回は前のエントリで予告した「数字で見る『D.C.III』」を。

と言いたいところなのですが、データが5人分しかない…
これではいまいち面白くないですがそれを嘆いても仕方ありません。
#これで「D.C.III RR」みたいなのが出てきたらどうしようか…
#最初に出たのが非18禁仕様だったのでそれはないと思っているのですが…

まずはとりあえずいつもの散布図です。横軸が身長で縦軸がバスト。

graph_DC3

ばらつきとしては前2作とそれほど外れてはいないようですが、今作は
極端なちみっこがいません。「D.C.II」では4人いたウエスト40cm台が
今作では一人もいませんし、身長スリーサイズの平均で見ると

D.C. :151.92/78.46/54.69/80.38
D.C.II :154.62/78.15/51.15/80.15
D.C.III :155.80/79.00/54.60/80.80

となり、平均身長は「D.C.II」よりわずかに高くなり、ウエストは「D.C.」の水準に戻ったと言えます。
しかしこれだけではあんまり面白くないので更に見てみるとひとつ気になる点が。

別館でヒロインデータベースなんていうものをやっていますが、数字の上で唯一扱っていないのが体重です。
幻想世界の女の子に体重なんてあってなきが如し。だいたいやたらと軽いのが相場です。
ただマニュアルを見ていてどうもおかしいと言いますか何かが引っかかるんです。
で、とりあえず同じような作りっぽい(異論は認める)お三方について見てみました。

朝倉音夢:155cm/79/53/82/37kg BMI 15.40
朝倉由夢:153cm/79/51/80/38kg BMI 16.23
葛木姫乃:155cm/75/55/77/45kg BMI 18.73

やっぱり結構違う…ということで、全員の体重とBMIの平均
(平均身長/体重から決まるBMIではなく、個別のBMIの平均です)を分かる限りで調べると以下のようになりました。

D.C. :38.60kg/BMI 16.57(鷺澤頼子、工藤叶は情報が得られませんでした。また、紫和泉子は除外しています)
D.C.II :42.15kg/BMI 17.53
D.C.III :47.20kg/BMI 19.43

今作のヒロインは歴代に比べてかなり重いのですが、単に重くなったというより寧ろ
今までが軽すぎるだけで現実的な水準に近づいているのではなかろうか?

さて面白くなってきたぞ、ということでもう少し調べてみましょうか。

以前の調査で身長に対する理想のプロポーションを示す指標として「ゴールデンカノン」というものがあり、
旧ねこねこソフト(新ねこの作品は持っていないのでわかりません)のヒロインがこれに非常によく従う、
というのをネタにしましたが、ねこねこソフトのヒロインは体重が定義されていないようで今回は残念ながら使えません。
この手のネタでお世話になったオーガスト作品も体重は定義されていません。
やっと見つけたのはお世話になったもう一つの雄「とらいあんぐるハート」シリーズ。ネタが古いですが計算してみましょう。

とらハ1 :44.67kg/BMI 17.86
とらハ2 :39.50kg/BMI 16.09(特殊な設定がある仁村知佳の体重は36kgとして計算しています。また、小学生である陣内美緒は除外しています)
とらハ3 :42.86kg/BMI 17.43(同じく小学生である高町なのはは除外しています)

意外や意外「D.C.」の方がまだ軽いという結果に。
ちなみに「とらハ2」はゆうひ(172cm43kg)、リスティ(143cm21.5kg)の二人で
BMIが大きく下がってしまっています(小学生の美緒より軽いリスティを除外していない理由はお察し下さい)。

ついでなので他にも調べてみたらkeyの作品は体重が定義されているようです。
基本的にBMIのばらつきが殆ど無いので全部平均したものだけ出しますが、

45.80kg/BMI 18.03

となりました。元々keyのヒロインはそこまで極端な体型の人がいないのでまあこの辺がゲーム的な標準だとして
この数字が指す意味を少し考えてみると、日本の場合はBMI値で18.5が標準体重と低体重を分ける境界であるので、
ゲーム的標準体重はやはり現実の水準では軽いと言えるのでしょう。
これに対して本作のヒロイン達は総じて標準体重の域にあり、ある意味では非常に現実的な設定と考えられます。


最後に、期せずして体重ネタになってしまったのでやはり「あの作品」に触れない訳にはいかないでしょう。
前代未聞の逸品であり、元の名は忘れられてしまい今は「デブトピア」と呼ばれている作品です。
ヒロインは身長162cmで体重は103kg。BMIは39.3と他を圧倒する出来栄えです。
この作品には続編があるようで、そちらは体重がトン単位になっているなど更に磨きがかかっているようです。
しかもヒロインの名前と立ち位置が見事なまでに忘れられた元の名を思い出させてくれます。
そりゃそこまでやってしまったらなぁ…  
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2013年05月31日

20世紀の亡霊

「素晴らしき日々」(ケロQ)をようやく読了。

それにしてもなんにも知らないでこの作品を手にとった人がどのくらいいて、
最初の注意書きの時点で頭をひねった人が更にどれくらいいるのでしょう?
#中途半端にプレミアが付いているので余計に引っかかりそうな
この意味では最近話題になったあるアニメとよく似た構造であるといえるのでしょう。
私にしてみれば一応伊達にキャリアは長くないのでむしろ期待通りの話だったわけですが…

さて、中身についてですが、本筋とは関係ないところからいくと
「まさに神をも恐れぬ作品である」としか言いようがありません。
"鏡"と"司"という双子がいて見た目も中身もだいたい名前から想像する通り、というあたりは
結構危ない橋を渡っていると思いますし、彼女達の作中での扱いに至っては更に、です。
いくら元ネタの作品が業界に対する親和性が高いにしても勇気ある設定だと思わずにはいられません。
他にも色々危険球どころかはなっから顔面めがけて投げているような球もありますが、
その辺は読んでのお楽しみということで。

あと核心に触れない範囲で書くとすれば、私のこの作品に対する印象でしょうか。
なぜか何となく中島らもを思い出しました。詳しくは書けませんが…
(もう少し踏み込んだ話は続きに)

さて、何とか「D.C.III R」に間に合ったぞ。ということで次回は恒例のアレを。  続きを読む

2013年02月11日

「とらぶるツインズ」という色々珍しい作品について

F&C制作、ドワンゴ販売という異色の一品「とらぶるツインズ -MY SWEET BROTHERS-」を読了。
全年齢対象なのですが平気でスカートをめくったり女の子を白い液まみれにしたりします。しかも中学生です。
路線としては奇しくも似たようなタイトルの某漫画に近い気もしますが
いかんせん中学生なのであそこまであからさまではありません。ちゃんと水しぶきが上がります。

話の流れは構成人員3人(4人目もありそう)のハーレムが形成されるという
まあこう書いてしまえばそれまでのものなのですが、

なぜかハーレムの構成人員に双子の妹が混じっている

という実にレッツ背徳まっしぐらな逸品に仕上がっています。
奇しくも似(以下略)も実の妹がハーレム入りしかねない感じになっているようですが
こちらは最終的には開き直って突撃してくるようになりますので安心して転げ回ってください。
#奇し(以下略)は全然読んでないので実は血が繋がってませんというそれなんてエロゲな事態になっていなければいいのですが…

なお残りの構成員は
(1)メガネっ娘ではわわでいじめられっこで隠れ巨乳なダークホース(多少の含意あり)
(2)「CV:釘宮理恵」で要求されるまんまの中身にして見事なまでにちょろイン。そしては○てない(謎)
(3)妹くんにご執心で主人公の行動を軽く受け流すF&C作品でいうところの「Canvas」の鷺ノ宮藍的な存在
てなところです。全員が全員大なり小なり自分を偽っているのが話のポイントでしょうか。
#詳細はRagna Archives Network 2を参照のこと、ってすでに登録済みなのかよすげぇ…

ただヒロインズよりも気になるのが主人公の方でして、近年のハーレムものにしては珍しく自分から行動するエロ魔神(なおポークビッツ(哀号))です。
実の妹のスカートをめくる位は造作もありません。そのくせ女の子から迫られると逃げようとするあたり矛盾している気もしますが、
90年代半ばぐらいのエロゲの主人公は結構こんな感じの行動様式だったような気がします。
更に遡ると「うる星やつら」の諸星あたるがそのものズバリと言えます。
大体「キャピキャピ」なんて言葉を使うあたり古いと言わざるを得ない(笑)。
  

2012年11月04日

数字で見る「水平線まで何マイル?」ヒロインと一般向けギャルゲーの限界点

このBlogもすっかり原道N50の情報目当ての方がメインになりましたが、
久しぶりに元々やっていたネタで書いてみようかと。

最近になって「水平線まで何マイル?」がPSPに移植されることを知りました。
メーカーが消滅した作品を移植するというなかなか珍しいことをやってのけるだけでなく、
追加分は田中ロミオ氏が担当と随分気合が入っているようですが、
ここで話題にしたいのはその辺ではありません。
なぜかヒロイン一同の身長とスリーサイズの情報が出ているではありませんか。
そもそもビジュアルファンブックにも載っていなかったというのに…
#その辺が分かるかと思って買ってしまったのでした

見てみると
・作中の見立ては正しかった(笑)
・沙夜子さんは90の大台突破かぁ
・なぜか湖景ちゃんの誕生日が原作の設定と違い7/1になっている?
・麻里矢嬢の"78D"というのはかなり珍しいがアスリート系ヒロインの新たな可能性が見えた気がする

あたりが興味深い点でしたが、最大のポイントは新規ヒロインが何と

"98G"

という一般向けギャルゲ(移植に伴うご新規さんなので敢えてこう書いてみます)としては
もはやオーバースペックと言っていい逸品であるということ!!
しかも洋モノなどではなく身長158cmの"気弱な転校生"ですよ!!!!

…ストン(AA略)
久々のネタなのでつい張り切ってしまった…

さて、そもそも一般向けの作品でカップサイズまで定義されるのは非常に珍しいです。
下手をするとスリーサイズ自体が定義されないこともままあります(特に最近の作品はその傾向が強いような)。
そんな中でエロゲでも(乳モノでもない限りは)容易には達成されない95越えがなされた、というのは実に衝撃的です。
ちなみに手持ちのデータで一般向け作品のヒロインを調べてみると

92:
柿沼 沙姫「ツインズストーリー」:T161
九曜 満葉「Thread Colors」:T164
千条 七瀬「ゆめりあ」:T168

89:
水澤 摩央「キミキス」:T162

88:
エロゲ同様たくさんいるので省略

あたりが目立ちます。なお、「神曲奏界ポリフォニカ」のコーティカルテ・アパ・ラグランジェス(本来の姿)が
T170/B95という設定(正確には作中における見立て)があるようです。
また、Ragna Archives Network 2で調べると「ときめきメモリアル」シリーズは90が限界、
「Memories Off」シリーズも同じく90が限界、「サクラ大戦」シリーズは93まで行きますが該当者は身長197cmで、
理想のプロポーションを示すゴールデンカノンの考え方からするとむしろこれでも足りないくらいです。
なおここに登録されている中では「Sonata」(PCゲームの大御所T&Esoftが作った唯一のギャルゲらしい)の
チハヤ・マグナスのT175/B99が限界点でした。
  
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2012年05月06日

始まりの終わり-「魔法使いの夜」読了

予約していた手前スルーするのももったいない、ということで手に入れた「魔法使いの夜」をようやく読了しました。
#この間androidのアプリを開発しながら積みゲーをいろいろ片付けていたのですがそれについては後日

中身は一言で言えば"血まみれになってからが本番ね"的な至って定常運転の型月伝奇だった、という感じなのですが、
なんというか

"続刊が決まっているライトノベルの一巻目を読み終えた"

ような感じがしています。
色々顔見せはしたが見せ場が回ってきていない人がいるのはともかく
物語に目的がない(最後の戦いもあれ自体が彼女たちの最終目的ではないでしょう)ので
全然終わった気がしない、というところが「一巻目」という感想になって現れたのだと思います。
まあ明示的な目的を用意しないことで彼女たちにはそれこそ何をさせてもよくなるわけですし、
ここの登場人物はギャグだろうと殺し合いだろうと全力で我々を満足させてくれるでしょうから
あながち悪いわけでもないのでしょう。付属の資料集を読んでも二巻目を書くつもりのようなことが書いてありましたし。

さて、実はもう一つ「ライトノベル」だと感じた理由として、
本編に選択肢が存在しなかったことではなく、"本作の主人公が草十郎ではなく青子である"、という点があります。
私の偏ったラノベ観(注)の産物であることは間違いありませんが、女の子が主人公で暴れ回っている(笑)のを見て
なぜかラノベ的だなぁと感じてしまいました。もっとも作者である奈須きのこ氏も本作がジュブナイルの色が濃いことを
明言しているので、この印象はさほど的外れでもないのではないかと勝手に納得しているところです。

(注)本の形態のものは「会社の後輩の知人の兄が作家であるらしい」という縁で読んだ一作二巻しか経験がありません
(最終的に六巻まで出ていたようです)
本でない形態のものはキネティックノベルで「神曲奏界ポリフォニカ」のクリムゾンシリーズは読みましたが
そこまでです。同じキネティックノベルの「Planetarian」はカウントするべきか…  

2012年04月01日

原道N50にICSがやって来たので試してみたのだが…

ついに来ましたandroid4.0.3。
発売元のwebサイト(の掲示板)で公開されています。

http://www.yuandaocn.com/bbs/thread-245650-1-1.html

アップデートの手順は以前の記事と同じです。

原道N50をアップデートしてみた

早速試してみた感じですが、なんとなく動作がキビキビしている気がします。
無線LANの安定度は確実に上がっています。今までgoogle アカウントの登録の際など
接続できずに失敗することが多かったのですが今回は一発でいけました。
アプリケーションのダウンロードも前はなかなか開始しないところ、今回はすぐに始まりました。

ただどうやってもUSBデバッグ接続が有効にならないため、
アプリの開発ができなくなってしまう、という目下の使い方からすると致命的な問題があるので結局元に戻すことに…

それでも開発をされない方は上げてみる価値はあると思います。
私もUSBデバッグ周りが改善されるようでしたら再度トライしてみるつもりです。  
Posted by woodv at 20:03Comments(0)TrackBack(0)雑記

2012年02月20日

もうひと踏ん張りしていれば…

北海道のエロゲメーカーであるアーカムプロダクツが
大阪のエロゲメーカーであったスタジオエゴの看板原画家・山本和枝さんを擁し
北九州っぽい街を舞台にした作品を出した、とこう書くとなんだかすごい気がする
「Distance」(silksoft)を読了しました。

正直始まった瞬間にこれから起こることが予感できてしまった、と言いますか
最初に張られた伏線を「ああこれはそうなる伏線なんだなぁ」と認識できてしまいました。
まあこれのおかげだったわけですが、これの発売から7年経って発売された今作は
さすがに時代の流れに従って色々違いがあります。
一つは最後の選択の余地が無いこと、そしてもう一つは愛するが故に堕ちていってしまう人がいることです。
ただこういうものは徐々に堕ちていくさまを愛でるのが醍醐味のはずなのですが、
いきなり臨界点に達してしかもあっさり平衡を取り戻すのでどうも唐突な感は否めません。

そもそも総じてこの作品はメーカーの力の入れように対して作りが甘い感じがします。
あるシナリオでは主人公の病状を知らせてもいないのになぜか全員が受け入れていたり(割と大事なところだと思うのですが)、
あるいは呼称が安定しなかったり(しかもあるシナリオでは致命的な間違いをしています)、
立ち絵でチョーカーをつけているのに一枚絵になるとつけていなかったり。
絵に関してはおそらく意図的に変えざるを得ない事情があったのでしょうが、それを差し引いても
あまり褒められたものではありません。
#せっかくハンコ絵と呼ばれる程に安定していた方を擁したというのに…
スタッフを含めたキャスティングやボーカル曲を大量に用意してきたことを考えると実に惜しいところです。

ここからは全くの余談です。

過去にこういうものを作っていましたが、今作の絵の描かれ方を見ると
同じ方の絵であっても目の描き方で印象が全然違うことがよく分かります。
一方である絵における閉じた目の描き方を見た時、今作の原画は山本和枝さんであることが確信出来ました。
識別は細部でなされるのか、あるいはもっと大きなレベルでなされるのか。なかなか興味深い体験でした。
  

2012年01月21日

報われない道のりに、色褪せない記憶を添えて。

年明けから取り組んでいた「Clover Point」読了しました。

それにしても、すごく、激しいです…

随分前にこんなことを書きましたが今回もやり出したら止まらないのなんの。
2発がほぼデフォルトの上、白目むかせるまでいけるのはそうそうありません。
本作のカテゴリを考えるともはややりすぎとも言えるところに片足を踏み込んでいる気もしないではありませんが、
その激しさが夜々/月音シナリオでは意味を持ってくるのでこれはこれでいいのでしょう。

さて、感想ですが、なるほど評価が高いのはよく分かりました。
奇跡にすがり、奇跡を目の当たりにし、そして奇跡を乗り越え自らの力で未来を切り拓く。
時に代償を支払い、また時に願うべきものを見失ってしまう。
一種ありふれた奇跡をめぐる物語なのかもしれませんが、そのシナリオに
あれだけえちぃものをぶち込んだのが見事なまでに噛み合った結果としてのこの評価なのでしょう。

ちなみに一番印象的な言葉はタイトルにもある「報われない道のりに、色褪せない記憶を添えて。」という一節なのですが、
奇跡が一番意味を持っていない真星シナリオが一番楽しかったのは近年巡り巡って"変に傷を抱えているより普通がいい"
と思うようになった自分の嗜好の変化を感じずにはいられません。
  

2011年12月30日

2011年の活動総括

2011年の活動総括です。
すっかりN50の話ばかりになりましたが、細々と積みゲーを減らしたり増やしたりはしているのです。

・一年間で読んだ/プレイした本数:37+1本
+1は「クロノ・クロス」です。あのラストはさすがに分からんわい…
それはさておき、細かい作品が結構多かったのにも関わらずトータルでは前年以下の水準です。
主だったところをまとめて書いてみましょう。

・「アマガミ」(エンターブレイン)
そこまでするんならいっそCEROレーティング Dで作った方が幸せになれたのかもしれない、
そんな気がしました。次回作といえる「フォトカノ」は3Dへ行くようで、
これはある意味正解なのだと思います。
シナリオ的には絢辻さんの仮面の向こうと森島先輩の斜め上をゆく言動の数々が印象に残っています。
一方で七咲に好かれるようになった理由がいまいちつかめないところは消化不良気味です。
あと、なぜかりほっちの声がやなせなつみさんに脳内変換されるのですが
これはどういうことなのでしょうか。私としては実に似合うと思うのですがどうでしょう。

・「穢翼のユースティア」(オーガスト)
「月は東に日は西に」から、「夜明け前より瑠璃色な」、「FORTUNE ARTERIAL」に至る過程でオーガストの作品は
シナリオの重さが増してきているように感じていたのですが、今作は更に重い内容になりました。
ああいう結末は久しくなかったので色々と思うところはありますが、あの結末を覆すことは
ファンディスクを持ってきてもできないでしょうし、またするべきではないでしょう。
あれをひっくり返すにはそれこそ奇跡が必要で、それではかつてのKeyの芸風になってしまいます。
幻想は幻想であるが故に甘いのです。そう思うことでせめてもの慰めとしましょう。
こちらも次回作が発表されていますがストーリーについて情報はなく、ヒロインのプロフィールのみが
公開されています。次回作は"オーガスト直線"からはだいぶ外れているようで、目先を変えてくるということでしょうか。

・「ほしフル〜星藤学園天文同好会〜」(FC01)
…何度ディスプレイにパンチを入れそうになったか。

巷では実に評判が悪いですが、クソゲー呼ばわりするのはちょっと違うかと。
単に登場人物がどうしようもない下衆だったり馬鹿だったりするだけで、
ものとしてはちゃんと作られています。
個人的にはこの下衆加減は主人公がかつてある人との約束を破ったことに対し、
その相手にかけられた呪詛の結果ああなってしまったのだと解釈することにしました。
そうでもしないと本来の設定と辻褄が合いませんし、事実一部のシナリオでは
それなりにまともな挙動(それでもかなりのダメ人間ではありますが…)をします。
ちなみに主人公との付き合いが浅いヒロインのシナリオほど下衆加減が低いことから、
この呪詛は近しい者に対してはより強力に作用するとも考えられます。

…もっともここまで書いても許してやる気はさらさらないのですが。

・「コーチ!おしえて」(ヌーヴェル)
そしてものとしてちゃんと作られていないのがここに…
一応トレーニングを積んでレースに出て、という流れなのですが
・トレーニングの種類がグラウンドを走るのとプールで泳ぐのとの二種類しかない
・レース名の多くがJRAの重賞レースの名前になっている
・レースは基本的に逃げしか通じないのでスタートを切った瞬間に勝敗がほぼ分かってしまう
となんだか妙な作りになっています。
レースにほぼ実時間がかかるという無駄に細かい仕様になっているのは面白いですが
先述の通りほぼスタートで決まるので結局実に無駄なわけです。
しかし最大の問題はエロゲなのにどうやっても一線を超えない清く正しい作りになっていることです。
一応着替えをバッタリ覗いてみたり身体測定をしてみたりマッサージをしてみたり混浴の温泉に
いっしょに入ったりはしますし、女の子たちは全員揃いも揃ってアプローチをかけてくるのですが、
そこまで据え膳食わぬは何とやら的状況にありながらこの精神力は驚嘆に値するってそんな馬鹿な話があるか!!

一応攻略としては
・パラメータは255まで上がる。放っておいてもそれなりに成長する
・パラメータが全部100を超えるとデートに誘われる。ここでCGがかかるが幾つかパターンがあるらしい。
なお断ると朝ご飯を作りに来てくれ、ここでもCGがかかる。パラメータが全部200を超えると
再びデートに誘われるが特殊な事が起こるわけではないようだ
・パラメータが1つでも200を超えるとイベントが起こる。以降3つ目まで200を超えるたびにイベントが起こる
・トレーニング中にアイコンをクリックしまくってこけるとCGがかかる。パターンはグラウンド、プール、
夏合宿、冬合宿の4パターンがある。合宿中はグラウンドでもプールでも同じCGがかかる
・最終戦のインターハイに勝たないとエンドロールが流れない。勝つとその時走った子からデートに誘われるのだが、
ここで首を縦に振らないなんて訳が分からないよ
というところです。実はDVD-PG版があるのでそっちで真相を確かめるという手もありますが
世に言うところの"どん判金ドブ"なのでよっぽど捨て値で手に入れた、とかがなければこのままおしまいです。

結局今年発売の作品は「穢翼のユースティア」と「アマガミ」のみでした。今年初出の作品だと前者1本のみです。
自分としてはほぼ完全に新作からは手を引くつもりで、これからは細々と古い作品を掘り起こしていこうか、などと考えています。  
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2011年12月11日

原道N50をまたまたアップデートしてみた→元に戻した

いつの間にかメーカーサイトで最新のファームウェアが公開されていました。
前のバージョンで十分使えていたのですがせっかくなのでアップデートしてみることに。
Kaze Mod版が出ているので今回もこちらをありがたく頂くことに。

MP4 Nation Forumsから

N50DT SDK 2.1 Kaze Mod (use updater.exe) 111208 (based of official 1201)

N50 English Updater
をダウンロードします。アップデートの手順は前回の記事を参照ください。

使用感は正直前回のバージョンとあまり変わりません。
電池の減りが激しくなった気がするのでKaze Mod 111105に戻しました。
android4.0対応のビルドがそのうち出てきそうなので劇的な変化をお望みの方は
それを期待するのがよさそうです。

まあこれだけだとなんなのでもう少し。
前回の記事以降起動音をどうにかしたそうな方のアクセスが散見されますので、その方法を。
この方法は元々の起動音のoggファイルを無音のファイルに置き換えるので、
無音のファイルを用意する必要があります。googleで"ogg 無音"あたりで調べると
そこかしこにあるので適当なものを見つけてください。
また、rootを取れる必要がありますがKaze Mod版は既にrootが取れるようになっています。
あとはPCにandroid SDKを、端末(N50のこと。以下同様)にbusyboxをそれぞれインストールします。
busyboxはマーケットで検索すれば色々出てきますが、評価が高いものを選んでおけばまあ安全でしょう。

手順は以下のとおりです。
(1)端末をUSBケーブルでPCにつなぐ
(2)端末側でUSBストレージをオンにして内蔵ストレージにアクセス可能にする
(3)拾ってきた無音のoggファイルをboot.oggという名前に変更して内蔵ストレージにコピーする
(2)端末側でUSBストレージをオフにする
(5)PCのコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力

cd "C:\Program Files\Android\android-sdk\platform-tools"
adb shell

これで端末側のシェルが起動します。フォルダ位置は各自のSDKのインストール先に応じて変更してください。

(6)以下のコマンドを入力

mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock8 /system
cd /system/media/audio/notifications
mv boot.ogg boot_orig.ogg
cp /mnt/storage/boot.ogg ./
exit

これで再起動するとやかましい起動音が鳴らなくなります。  
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2011年11月06日

原道N50をアップデートしてみた

メーカーサイト(なぜか掲示板でしかアナウンスされてない…)で最新版のファームウェアが公開されたので、
物珍しさにアップデートしてみました。SDK2.0とか言われているやつです。

まずはブツをダウンロードします。とりあえず以下のページのリンクから落としました。

MP4 Nation Forums

落とすのはN50DT SDK 2.0 Firmware(Official Build from 2011/11/03)と
N50 1.4 Updater (For SDK 2.0 FW)の2つです。落としたらそれぞれ適当なところに解凍します。
updaterの方は"updater"というフォルダが出来るはずです。
手順は上記サイトにも書いていますが、

(1)N50の電源を切る
(2)ボリュームの+ボタンを押しながらUSBケーブルをwindows PCと繋ぐ
(3)ドライバのインストールを要求されたらupdater\Rockusb以下対応するOSのドライバを指定
(4)updater.exeを起動。Device InformationのChip Typeが空欄でないことを確認する
(5)先のファームウェアを指定してUpgradeボタンを押してしばらく待つ

です。前回google謹製のUSBドライバを入れていましたが、これではupdaterが反応せず
改めてドライバを入れました。

アップデートは無事に済み、起動も早くなったのですが、
・起動時のサウンドがうるさい
・ホーム画面が横向き固定
なのが個人的にイマイチな点です。起動音はどうしようもなさそうなので、ファームを先のサイトで公開されていた
N50DT SDK 2.0 Kaze Mod (use updater.exe) 111105 Version Rev.C
に更新。このファームはrootが取れているので起動音のファイルを無音のファイルに置き換え、
ついでに日本語フォントを導入と色々触ってしまいました…
そしてどういうわけかこのファームは同じホームアプリなのにもかかわらず縦向きになります。
とはいえロック時などは相変わらず横向き固定なので別のアプリへ乗り換えを検討中です。

これであとは「無限魔界ディスガイア」が動いてくれれば言うことないのですが、やっぱり中華パッドでは
課金の処理ができないのでだめなんでしょうか…

以下余談。ファームアップの過程でこれまでやっていたゲームのバックアップを取ったのですが、
データがバックアップされておらず「おきのどくですがぼうけんのしょはきえてしまいました」状態にorz
「logging quest」にかけた何十時間かがパーになったショックはでかい…  
Posted by woodv at 13:52Comments(0)TrackBack(0)雑記

2011年10月15日

原道N50を買ってしまった

半年ぶりの投稿ですが…

表題の通り、買ってしまいました。Androidアプリの開発というのを一度試してみたくなって
色々探していたのですが、携帯電話が嫌いな自分としてはここでスマホには目もくれず(笑)。
#Xperia Playは心惹かれるものがありますが…

作ってみようと考えていたものがカメラを必要とするのでカメラ付きでしかも小さいやつ、
となるとN50ぐらいしかなかったので通販サイトで購入。1週間ぐらいで来ました。
ファイル名が「〇〇的森林.txt」とかいう中国語のテキストファイル(多分「ノル◯ェイの森」でしょう)やらが入っているが
怪しいファイルが入っているあたり流石は中華パッドと言わざるを得ない(笑)。
動作自体はたまに動作が鈍いこともありますがまあこんなもんでしょう。ただ一つ誤算が。

まさかカメラが背面ではなく正面に付いているとは思わなかった…

で、気を取り直して開発に入るわけですが、ここで問題が。
実機でコードを動かすために端末のUSBドライバが必要なのですがどれを使えばいいのか。
主だったメーカーのものはSDKからリンクはあるのですがそこは中華パッド。
期待できまいと思ってgoogle謹製のドライバを入れたらとりあえず動いていそうなので一安心しました。

その後メーカーサイトを探していたら
http://www.yuandaocn.com/down/N%E7%B3%BB%E5%88%97/N50/n50升级工具.rar
というファイルの中にUSBドライバのファイルがあるようなのですが今さらこれを入れる勇気はありません…  
Posted by woodv at 20:35Comments(0)TrackBack(0)雑記

2011年04月30日

「穢翼のユースティア」発売記念:続・数字で見るオーガストヒロイン

久しぶりの更新がこんな内容でいいのだろうかと思いながらもやはり書かざるを得ない。

さて、先日発売の「穢翼のユースティア」を入手したので例によって調べてみました。
結論から言うと概ねこれまでの傾向通りで、"オーガスト直線"は健在でした。

これだけだと何のことかさっぱり分からないと思いますので順に説明します。
発端はこのエントリを読んでいただければいいのですが、
オーガストの作品に登場する女性たちのプロポーションにはある法則があります。
それは身長を横軸に、バストを縦軸にとって並べるとほぼ一直線に並ぶ、というものです。
以下がそのグラフです。「夜明け前より瑠璃色な」は"Moonlight Cradle"込み、
「Princess Holiday」、「月は東に日は西に」はコンシューマ版のみ登場のヒロインも込みです。

graph_august

見事なまでに直線に並んでいるのがお分かりいただけるかと思います。
例によって線形回帰分析にかけて見ると

バスト(cm) = 身長(cm)*0.80 - 44.98
相関係数(ピアソン積率相関係数)は0.88で、以前のエントリからは若干低下していますがそれでも十分に高いと言えます。

なお、興味のある方はこちらのエントリもどうぞ。

ギャルゲーヒロインを線形回帰分析にかけてみた
今度はギャルゲーヒロインのプロポーションのバランスを調べてみた

ところで、こんなネタを書いておいてなんですが、「アマガミ」がまだ終っていないので本作はまだ未着手です…  
Posted by woodv at 21:50Comments(0)TrackBack(0)統計

2011年01月28日

今年初めの

今週のファミ通でアクアプラスが新作を大挙して発表していたのですが、
なぜか格ゲーが混ざっているのには驚きました。

AQUAPAZZA

「アルカナハート」シリーズがなんだかんだ言われつつも生き残っているので
そういう路線(実際戦うのは男女問わないようですが)でも何とかなると判断したのでしょうか。
とりあえず
・来栖川綾香&松原葵のエクストリームコンビは確定ですよね?
・柏木四姉妹はもちろん全員参加ですよね?
・「ナイト雀鬼」と「FILSNOWN」は呼ばれるのですか?
と意味不明な疑問を並べておきましょう(笑)。
それにしても14-15年前の作品が入り混じるとはもはや「スーパーロボット大戦」シリーズばりですな。

実はこの記事ではもう一つ、ついに涼元悠一さんの作品が出るというのにはもっと驚きました。
こちらはまだ予断を許さないでしょうが、まあ発表できる段階になったというところでよしとすべきでしょう。

今月の進捗です。年末以来なぜか全年齢もののギャルゲばかりです。
月末には「アマガミ」が出ると思っていたのでそういうスケジューリングをしていたのですが
いつの間には発売延期になっているようで…

・「ファーストKiss☆物語」(Hunex)
それにしてもPC-FXなんてマイナーなハードのネタが出てくると思ったらなんと
PC-FXで発売された最後の作品だというではありませんか。
やはり次世代機の末路はギャルゲなんでしょうか…?

シナリオ的には中学生からその母親、さらには死者の魂さえターゲットに取れる間口の広さが見所でしょうか。
あとはギャルゲ史上初とも言われる幽霊のヒロインだったり、
16と14の娘がいるのに36歳の女医にして未亡人だったり、
あるいは口づけ一つで死者蘇生してみたりとか
ところどころぶっ飛んだ設定はあるものの比較的オーソドックスな話です。
やけに暴漢やら痴漢やらが出てくるのは全年齢ものとしては珍しいと言えば珍しいのですが…

ちなみに幽霊云々はエロゲでは「とらいあんぐるハート」がありましたが
これは98年12月の発売で、98年11月発売の本作が半月ほど先んじているようです。

・「ファーストKiss☆物語II」(ブロッコリー)
今度は一転して先述の「とらいあんぐるハート」さながらにとんでもない設定になりました。
だいたい主人公からして名家の出なのに家出して野垂れ死にそうになっているところから話がはじまって
公園でテント暮らしというだけでもとんでもないのですが、そこにもう一人先客として
同じように名家を家出してきた女の子がダンボールハウスで暮らしているというのに端を発し、
アイドルやら超能力者やら世間を騒がせる怪盗やら仮想人格に近いものやら果ては未来からやってきた自分の孫(!)と
これでもかと言わんばかりに妙な人ばっかりです。
#ついでに主人公の友人が甘いモノが大好きなロリコン紳士というダメ押し付き(笑)
ただお話としては家に帰る決心をする主人公のその決意の甘さがイマイチ乗りきれないところで、
そもそも家をめぐる葛藤が話にほとんで出てこないので余計に君は何がしたかったんだよぅ、てなもんです。
前作の登場人物が出てくるのが重要な役割を担っていたりすることもありますが、
12人いたヒロインのうち出てくるのはなぜか7人と中途半端な数なのは何があったのか気になります。

一方でシステム面ではデフォルト名は音声付きになったり既読管理をするようになったりと
前作の穴が軒並み潰されており、常々「ちゃんと名前を呼んでくれ」と主張している私としても満足いく出来になっています。

あと柳瀬なつみさんに子供の役を与えるのは危険極まりないことが分かりました。
エロゲで言うところのまきいづみ時空によく似た場が発生します。
#前作の段階で「この声はアレじゃないか」ということをようやく認識したのだが…

・「true tears」(La'cryma)
「D.C.」シリーズのサーカスとブロッコリーが手を組んだ作品です。
出来は正直いまひとつです。"本当の涙"なんて大きなテーマに対して明らかにシナリオのボリューム不足で、
何かをした気にならない間に話が終わってしまいました。
同名のアニメが作られていて、テーマだけを残して中身が全く違う時点で出来のほどは推して知るべしです。
#アニメの方はそれなりに人気を博したというのに…
存在意義を奪われた悲劇のヒロイン達にこちらが涙してしまいそうです…

・これらの共通点
実はこれです。

このうち「ファーストKiss☆物語」は初出が18推、「ファーストKiss☆物語II」は初出がドリームキャストで
発売は18推解禁直前ですが資料集を見るとこっそり見えているようです。
私が買ったのはPS2版ですが、いわゆるソニーチェックが動画には及ばないように見えたのはきっと気のせいでしょう。
「プリズムパレット」の時といい、ブロッコリーは確実に仕込んでくるということか…φ(..)  

2010年12月30日

2010年の活動総括(別館編)

2010年の総括、別館のアクセスログ編です。
今年は海外からのアクセスは珍しいところがなかったのでやめます。

・ホスト名
今年は昨年からさらに踏み込んで
・"同姓同名の人を調べようとしてつい…"など弁解の余地があるパターン
・タイトル指定など弁解の余地がないパターン

の2つに分けてみました。
まずは前者の弁解の余地があるパターンです。

・アイティネット(it-net.co.jp)
・HOYA
・日立情報システムズ(hitachijoho.com)
・シャープ
・富士通
・日本アクセス(nippon-access.co.jp)
・大日本印刷
・日本IBM
・カルチュア・コンビニエンス・クラブ(ccc.co.jp)
・岩井機械工業(iwai.co.jp)
・富士精工(c-max.co.jp)
・NTTレゾナント(nttr.co.jp)
・TDKラムダ(tdk-lambda.com):国内のゲートウェイからアクセス
・デジタルスケープ(dsp.co.jp)

次は後者の弁解の余地がないパターンです。

・日立電子サービス(hitachi-densa.co.jp)
・東北電力(tohoku-epco.co.jp)
・KRI(kri-inc.jp)
・東海東京証券(tokaitokyo.co.jp)
・共同印刷(kyodoprinting.co.jp)
・富士通
・西いぶり広域連合(nishi-iburi.lg.jp)
・太平洋セメント(taiheiyo-cement.co.jp)
・富士通の企業向けバックボーン(xsp.fenics.jp):アクセスの実体は不明

富士通は真っ当な調べ物、弁解の余地があるパターン、弁解の余地のないパターンのすべてに該当するアクセスがありました。
今年は官公庁からのアクセスが少なく、あってもちゃんとした調べ物のようでした。
ちゃんとお仕事をしているようで何よりです(笑)。

・検索キーワード
今年は特定のキーワードに集中することもなく、極端な例はありませんでした。
それでもやっぱりよく分からないキーワードはあるようで…

・埼玉深谷フェイスななせもえ
検索すると埼玉深谷のキャバクラ「フェイス」の七瀬萌という人のページがドンピシャでかかりました。

・水泳部の合宿に来た理乃
やけに具体的なキーワードですが、これもそのものズバリでヒットするサイトがありました。

・ヒロイン データベース 風冬しずね

( ゚д゚)ポカーン

まさに"超乳"デスネー。

・キミにSteady (乳)
()がミソでしょうか。検索の意図は分かりますが括弧つきである理由がさっぱり分からない、素晴らしいキーワードです。

・ふゆかわ なぎさ
惜しい…惜しいです。

・くりーむレモン4 ゆか
これまた惜しい。google先生も仰るとおり、正解は「くりいむレモン」です。わりと有名な話ですね。

・まじかるカンナブラックカーマイン
またまた惜しい。私は原作しか知りませんがカーマインが暴走した記憶はありません。
調べた限りではTVアニメ版の話のようです。
#「まじかるカナン」は原作とリメイクと18禁OVAとTVアニメがあるのでややこしい…

・古賀沙夜子 83C
…これは違うと言わざるを得ない。そもそも沙夜子さんにこんな事聞いたら何言われるか(笑)。

・百花繚乱 柳生十丘衛
手書きならともかくどうやったらこんな間違い方になるのか…
と思ったら1件だけあったよ!どうやって入力したんだろう?

  
Posted by woodv at 19:15Comments(0)TrackBack(0)雑記

2010年の活動総括

2010年の活動総括です。

・一年間で読んだ/プレイした本数:40+2本
+2本は「ファイナルファンタジーIX」と「クロノ・トリガー」です。
久しぶりに普通のゲームをやりましたがエロゲでカタルシスを得られなくなりつつある現状では
かえって楽しく遊べたと言えるかもしれません。
まあ昨年よりはペースが上がりましたが基本的に大物は少なくそれこそ一瞬で終わった、みたいなものも何本かありました。
個々の内容で特筆すべきことはありません。細かいながらも予想外の当たりをいくらか引いたかな、という感じです。

・一年間で買った本数:47+2本
今年発売の作品は「BALDRSKY DiveX」と「失われた未来を求めて」の2本だけとなってしまいました。
なのに買った本数が終わった本数より多いとはどういうことだキバヤシ!
…google日本語入力に導かれるまま打ったらこんなの出てきやがった(笑)。

ちなみに来年以降で現時点確定は「穢翼のユースティア」と「魔法使いの夜」の2本。
「アマガミ」はとりあえず買う方向、「Rewrite」は見送りの方向で検討中です。
"「Rewrite」はきっとRevised Editionが出る"などと訳のわからんことをほざいているのですがさてどうなるのやら…

・反省点
更新をサボってしまったことです…orz
プログラムも行き詰って正直書くことなくなりつつあるんですよ…
全然性能が出ない、というかアニメ顔は個体差が激しすぎて今のやり方ではダメだということが
ようやくながら分かりました。こちらの方針は今のところ立っていません。
ネタが出てくるまではおそらく塩漬けになるでしょう。

・Blogのアクセス解析結果
いつの間にかできるようになっているので見ているのですが、やはり別館とは異なる傾向が見られます。
プログラム周りのエントリはそこそこアクセスがあるのですが、意外なのがこの話。

既存技術の組み合わせ特許が認められるのはどんなときかをはちゅねミクで説明する試み

こちらにお越しの方で弁理士の方がいらっしゃったらフォローないし反駁をお願いいたします。
あとはこの間までアニメをやっていたからでしょう、「FORTUNE ARTERIAL」の話
(しかも当Blogおなじみのグラフが出てくる回)にもアクセスがあったようです。
  
Posted by woodv at 19:12Comments(0)TrackBack(0)雑記

2010年12月29日

今年最後の進捗

今年の総括を行う前にここまでの進捗を。

・「フォークソング」(arkham PRODUCTS/リューノス)
淡々とした話です。田舎町で起こる普通の男の子と普通の女の子が紡ぐ奇跡も何にもない普通の恋物語。
そんな作品ですが実は結構こだわって作られたことが分かります。
会話のパターンが非常に多いと言いますか細かい選択肢でやりとりが変わります。
どことなく「とらいあんぐるハート」シリーズを思い出すこの作りに"普通であること"へのこだわりを感じました。

もう一つ面白かったのがディスクに入っているおまけでシナリオライターの方が書いている文章でした。
確かに『売れるゲームにはいい絵が必要』かもしれません。
昔ほどシナリオ至上主義ではなくなってしまった私ですが、それでもいい絵を動かすのはいいシナリオだと思っています。
極論すれば絵はあとからいくらでもついてきます。例えば東方ものしかり07th Expansionの作品しかり。
ただそれも描くべき世界の元型が提示されないと話は始まりません。
なにより"不遇絵師"などという言葉が存在するのがその証左です(笑)。

・「闇のささやき」(Misty)
これが噂の50円で買ったブツです。
ろりろりではないStudioAirです。
と言いつつ絵が同じだけでシナリオは違う人かもしれません。
とにかく大事なことなのでもう一度言います。この作品はろりろりではありません。
まあ見た瞬間に分かりますが…(笑)
#何のことか分からない方も多いでしょうがとりあえずこちらをご覧ください
#もちろん18歳以下は見ちゃダメです

中身?「アポカリプスヴォイス!」っていうのがなんだか無駄にかっこよかったです。
実態は単に特定の対象にのみ効果のある催眠音波のようなものです。
はっきり言ってそれくらいです。まあ50円で3時間もったからよしとしましょう。

・「クロノ・トリガー」
エロゲではなく言わずと知れたスクウェア黄金期のRPGです。
投げ売りになっていたPS版を手に入れたので年末にやろうと思っていたら思ったより早く終わってしまいました…
やっぱりこの時期の作品は燃えます。そりゃもう少年ジャンプで育ってきた人間が
あのスクウェアとエニックスが手を組んだ作品を前にして興奮しないわけがありません。
特に魔王が出てきたあたりから俄然面白くなってきました。
この作品の主役は間違いなくクロノですがシナリオ上はカエルと魔王の二人が実に光っています。

戦闘面はギミックが多いのが実にスクウェアのRPGっぽい感じです。弱点属性の影響がそれほど大きくないところは
ドラクエに近いとも言えます。ただ普通に戦っていたらレベルが上がりすぎてボス戦も大体余裕だったのが残念です。
昔は逃げまくって無駄にレベルを上げないプレイスタイルだったので方々で苦労したものですが
補助魔法を使いこなすようになったりといろいろ大人になったものです。
時間効率を上げるためにはこうするのが一番楽なのでしょうがないとも言えるのですが…

ただ、やはりこの作品はJRPG全盛期とも言えるあの時期に出たことに価値があるのだとも思います。
今こんな企画を立ててもみんな白けてしまうでしょうし、そもそもこのジャンルにそこまでの勢いはもうありません。
その意味ではこれはJRPGというものがたどり着いた一つの到達点だったと言えるのでしょう。
そして誤解を恐れずに言えば戦うことだけが残った「モンスターハンター」シリーズや「ポケットモンスター」シリーズが
大人気である現状は一種の皮肉なのかもしれませんが…

  

2010年12月11日

「失われた未来を求めて」読了

結構時間がかかってしまいましたが、ようやく終わりました。

一巡目が終わるまでは「何が『失われた未来を求めて』なんだろうか?」と
中身にそぐわないように思えたタイトルでしたが、まさかそんな事になるとは…
#これに関してメーカーサイトのキャラクター紹介で
#妙なところに"仕様"という文字があるのをさきほど発見しました
#この辺あまり伏せる気はないようで…

それにしても皆さん超がつくほど優秀ですねー。「水平線まで何マイル?」の時も
そうでしたが、今作は会話のやりとりを聞いているだけでも頭の回転の速さ、
頭の悪い言い方をすれば"地頭のよさ"がよく分かります。
そしてその力と意志が絶望的な戦いを勝ち抜くためには絶対必要で、
それを互いに支え続けられる関係、というのは実に得がたいものではないでしょうか。
ただ、今回は考証のしようがない分野なので、細かい設定が
雰囲気付け程度にしか使われていない様に感じるのは残念ですがまあしょうがないでしょう。

ところで、この作品のメインヒロインは誰なんでしょう?
誰が欠けてもこの物語が成立しないのはまず間違いないのですが。
  

2010年12月04日

これまでの進捗

ああ、すっかりサボってしまった…
別にこの間忙しかったとかそう言うわけでもなく、
じゃあゲームしてなかったのかと言われるとそういうわけでもなく、
単に毎週書くのに疲れたのかもしれません。

あまり放置しておくのも良くないのでここらで久しぶりに筆を執る決心をした次第。
さて、前回からの進捗ですが…

・「BALDRSKY DiveX」
結局地獄のランクAを全部勝利したところで力尽きました…
ノインツェーン親子とは150ラウンド、如月寮軍団とは250ラウンドほどやりあいました。
ちなみに機体は甲のみ使用です。stage57で浮いていられる機体を使用して90秒逃げきるとかも
やってはみましたが、これもあとで甲を使ってクリアしました(I・A・Iなど
上空に移動する武装を使い空中でブーストダッシュして時間を稼ぐ、というのでクリアできました)。
ESの隠しステージも最後の一つを除いて全部回りましたが、その最後の一つが
結局分からずじまいでした。アリーナのコイン10,000枚もクリアした(Bullあたりが狙い目です)ので
本当にこれだけが残ってしまった格好です。

・「Milky Season」
中断していた続きを。以前に"恋愛色は薄い"と書きましたがその一方で
エピローグにおいて「ずっと一緒にいてください」的なことを言われるのは
いささかミスマッチな気がしました。
あと一言だけ。うさみゅんのこえはすごいでし。あれがかねともじごくでしか…

・「文化祭」
・「文化祭2 綾小路の逆襲」
・「ウインターキス」(UCOM)
まとめて書けるぐらいに駄作というか1本平均3時間で終わりました。
まあ下2本は100円で買ったもので、残りはPC98なのでこんなもんでしょう。
中身に関しては最初に書いたとおりですが、下2本が1997年の作品にしてCVあり、
しかもキャストに草柳順子さんがいて、しかもやたらと棒読み(!)という点は興味深いものがあります。
Wikipediaの出演作リストは2000年からしか記載されていないようで、これが確認できる
最初の作品ということになるでしょうか。

・「誰かのために出来ること-INNOCENT IDENTITY-」(戯画/フェルミ)
ボリューム的には2009年の作品にしては正直少ないです。480円で投げ売りになっていたのもむべなるかな。
ただ私がこの作品に期待していたことはほぼ全部含まれていました。
あの橋の向こうでかつてあったことを、そして"W2の遺伝子"がもたらすものを知っている人は嬉しくなること間違いありません。
#他にも年齢不詳のコンビニ店員さんと世界を股にかけて戦ってきたコンビニ店長さん、とか(笑)
逆に言うとそうでない人には冒頭に言った程度のものでしかないでしょう。

・「Portrait」(アリエルーフ/TESLA)
この時に"50円の物一つレジに持っていくのは恥ずかしいから"という理由で
一緒に買ったという程度のものでしたが、これが予想外に当たりでした。
美術部が舞台ですが作品のモチーフにヒロインを選んだら不思議な夢を見るようになって、
そこから彼女たちの心の深淵に触れる、という展開をたどります。
ここから救うも壊すもあなたの自由です。が、いずれにせよ難しい選択を迫られます。

読んでみての感想ですが、何より会話のセンスがいいというか、
何気ないやり取りからも光るものを感じました。
それ以外のところもきっちりと読ませる力があり、偶然でこれを手にできたのは
相当な幸運だったと言えるでしょう。