昨年、わりと突然と着物生活を始めました。
着付けを習うなら<奥圭奈子さん> とずっと決めていて一昨年に決意、そして昨年ようやく実行!
浴衣の着付を習い始めた時、
私「週一くらい着物着るようになりたい!」
かなこ先生「もっと着るようになるかもね。」
週3で着物を着る生活になりました。預言者ですか?笑
着物はずっと好きだった
子どもの頃、イベントとかのコスプレ写真館的催しでプリンセスの衣装じゃなくて「町娘の衣装を着たい!」というような子だった。子どもの頃に絣のアンサンブルを 着せてもらったことがずっと嬉しかった思い出として残ってる。西洋文化(特にアメリカ)に染まった20代を経て結婚した時、お色直しのドレスを何着着ても似合わなかったのに 着物を着たら一発で決まった。
「私に一番似合う服はおそらく着物」と確信した瞬間w (今思えば日本人誰でもに合わない人いないよね多分)
着物を着てみて
日本人でありながら日本人が当たり前にやって来たことの良さを知らずに来たことを知り、今知れたことをとても嬉しく思ってる。<着物を着てよかったこと>
①女性性を楽しめること
いや正解にいうなら「女性性を楽しむ為に着物を着たいと思って始めて、それが見事はまった」というのが正しいのだけど。
育児のあわただしさと楽しさと仕事の充実によりいわばどうでもよくなり 女を捨てていた私(笑)いや 話せば長くなるから省くけど、そもそもが自分自身が女として楽しむことを 人生でしたことがなかったのだった。(ファッションは大好きだったけど「かわいい」「美しい」とは一切向き合ったことがない。)
幼い頃からのひどいコンプレックスを持っていた【深層心理】に気づくきっかけをある人からいただき、そのときに直感的に「着付を覚えよう!」と思った。
自分の写真をsnsにアップとかそもそも顔出し自体絶対無理だったし、それ自体が自分の中にある歪んだ気持ちそのものだったんだと。
今はそんなことがどうでもいいくらい着物の良さを知ったし、自分がやってこなかったことを今あえてやっているようなところもあったりして いろいろ踏まえてなんだかいいんだ!(でも過去の名残でやっぱりちょっとボーイッシュだったり カジュアルな着こなしが好き!)
②体が整った
着付ってすごい時間かかるものだと思ってたし、(朝から着てすごいね、と言っていただけるけど、 メイクする時間よりも短い時間で着てると思う)苦しいものだと思っていた。だけど違った。正しく着れば全然苦しくなくて。そして本当に心地いい。体にとおるいくつかの紐と帯 、着物のラインが自分を心地いい姿勢に導いてくれる。(本当はなくてもできるのがいいのかもしれないけど日本人はきっと衣服でそういうことを補ってきた歴史があるのかなと勝手に想像してみたりした。)
着物を着ることがヨガで教えてもらうことととつながっていくことも楽しくて楽しくて着物を覚えてからヨガがより好きになった。千年以上も昔から伝えられてきたものはほんの数十年しか生きていない私にたくさんのことを教えてくれるなあと実感する。
③温かい
とにかく温かい 私の語彙力ではうまく説明できないけど、とにかく体がほかほかする。いつもジンジャーティを飲んでいるような、いつも湯たんぽを抱えているような。そんな芯から温まる「温かさ」 だけど夏、浴衣を来て暑いかというとそんなこともない。まあ帯周り汗かかないかというとこの猛暑では当然かくけど。でも嫌な暑さじゃない、不思議と お腹が温かいと心も安定するのを感じる。
なんだか勇気が出るというか。変なこと言っているようだけど😂かなこ先生もいっていらしたし(もっと素敵な表現で!)、気のせいじゃないと思う。むかしの人は衣服によって心身を支えられていたんじゃないかと体験から感じたりする。
④伝統工芸を知れた
織物、染め物、組紐… とても美しい 手間を惜しまない人の手が織りなす力を知る。語り継がれた知恵や技術。それらを知ったことにより感じるものを豊かにしてもらえたことはもちろんなのだけど。なによりも大きかったのが自分の創作(仕事)に対する意識を変えた。私の「プロ意識」なんて本当にちっぽけで陳腐だなと思ってしまった。絶対に妥協しないという思いを日本の職人さんから学んだ気持ち。少しずつだけど自分の仕事にも反映していっているつもり。#一生向き合う案件
⑤洗濯物減った
着物ってたくさん着るから洗濯物増えそう… 。現実は…..全然でない!!そもそも毎日の汚れってだいたい皮脂汚れだけ。私は着物は基本肌着にしか肌が接しないから基本肌着しか洗わない。
あと半衿かな。半衿はたしかにすごい汚れるw これを取り外してそこだけ洗うというアイデア!! 考えた人超天才(笑) 縫う手間はたしかに面倒だけど洗濯物減ること考えたら作業減るかも?(慣れ次第?)
木綿着物は洗えるからいいとかいうけど 外側の汚れは、汚れたところだけ落とせばいいから丸洗いもほとんどしないしw
何より汚れないように気をつける!何かする時は割烹着着てるし焼肉とか行けば別だろうけど。汚れるところって毎日いつも同じだからそこだけ洗えばいいのに、洋服だと全部まるっと洗わないといけなくなるから洗濯物すごいよね。ガチの農作業やサッカーのときはさすがに着物着ないし。(ちょっとなら割烹着とタイパンツを着物にオンしてやるw)
⑥生活スタイルが変わった
着物で椅子に座っているのがなんだかとても気持ち悪くて….. ダイニングテーブルをちゃぶ台にかえた。(↑これはヨガ的にも良いようでずっとやりたかったことだった)布団を毎日ちゃんと押し入れにしまうようになり (それは最初からやっとけ!だけどw)、
和の生活スタイルの良さに気づいた ちゃぶ台、本当にいい!
毎回立つたびにちょっと運動だし。←どんだけ運動不足(笑)
足は冷えないし 正座は消化にもいい。
畳のお部屋が欲しい! ドアの取っ手を取っ払いたい。(着物の袖引っかかるw)
和のおうちに住みたいなあ。
あれだけアメリカにかぶれて20代はずっとスパイラルパーマだったけどwww
私日本人だったんだわ!!そう気づいた!!!
(でもやっぱり今もソウルミュージックが好き.いいものはいいというのは変わらないけども)
圭奈子さん
とにかく、かなこさんに習えて本当に良かったと思ってる!!!かなこさんでなければ今のような着物生活になっていなかったとホントに思ってるから。●心地よさと美しさと体にとっての良さのすべてを妥協しない着付け方法を教えてくれたこと
(ちょっとボーイッシュなカジュアルコーデが好きでも基本の美しさを押さえたら女らしさとかも含めた着物の魅力はキープされる気がするんだ!)
●着物ってこんなに気軽に楽しめるんだよ、日常の中にあっていいんだよ ということ、日常での楽しみ方を教えてくれたこと
伝え切れないほどたくさんあるけれどこの2つが特にスペシャルポイントだと思う!!(他で着付け習ったことない私がいうのは説得力がないか?!いや受けたら絶対わかるよ!)
かなこさんはたち元美術系学生の中では超有名で高倍率の金沢の美大 (私も受けたのよ、はるばる広島から。一次のデッサンで落ちて雪の中寂しく帰ったけどw)を卒業されていて、それだけでも憧れの眼差し! そんな土台ありきで着物の世界にいたというすてきな経歴の方なのに謙虚で気さくでめっちゃいい先生♡
私が出会えたきっかけは次女のおむつなし育児つながりだったというね
でもそこでつながったからの共感は大きな土台だったかもしれない😁出会いに感謝♡
▼▼▼奥圭奈子さん▼▼▼
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