October 2007
October 26, 2007
jammin' Zeb インフォメーション あれこれ
あれ〜?
また台風ですかい。
明日(27日)の、
「大崎 Think Park / jammin' Zeb ライブ」
大丈夫でしょうか…。
これ、雨天中止ですので、
ご注意くださいませ。
というわけで、
きょうも、
『 jammin' Zeb インフォメーション 』から。
「ジャミン・ゼブ・プロモーション・ライブ」
激しく始まっております。
24日は、
「丸ビル マルキューブ」
昼夜公演でした。
さわやかな秋空のもと、
オフィス街にこだまする
ジャミンの美しいハーモニーは、
また格別でしたね。

そんななか、
HMVのジャズ・チャートで、
5位にランクされたというコメントが…。
この日は、
2回目が夜の7時から、
ということもあって、
うちのスタッフのショーちゃんは、
さっそく銀座、丸の内、
CD店散策の旅。
そこで見つけた、
こんな光景をパチリ。

( @銀座HMV )
なるほど…。
嬉しいなあ。
お店のみなさん、
ありがとうございます。
そんなジャミン、
なんと明日(10月27日)から11月4日まで、
9連ちゃんのお仕事。
そのなかから、
いくつか注目のものをピック・アップ。
10/27(土)大崎 Think Park 17:00〜18:00
(雨天中止)
10/29(月)プロモーション・ビデオ撮影
10/30(火)ANA機内誌、機内放送 コメント録り
そう、ANAの国際線の機内で、
ジャミンが聴けるそうです。
10/31(水)NHK-FM「サンセット・パーク」生出演
18:00〜19:00
関東地区、ラジオ初出演です。
ぜひ聴いてあげて下さい。
11月 2日(金)丸ビル マルキューブ
12:00〜13:00
11月 3日(土)& 4日(日)
銀座・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル
ただしこれ、
予約受付終了してしまったようです。
「これから予約しよう。」
と思ってた方、
申しわけございません。
そして特報!
TV初出演が決定しました。
テレビ朝日『題名のない音楽会』!
詳細は追って。
しかし、
喉大丈夫かなあ…?
ちょっと心配になってきましたが、
ま、若いから。
イケイケ〜〜。
で、ついでに、
私のピアノ・ライブも、
インフォメーション。
「なに、またか!」
まあまあ、
そうおっしゃらずに。
アハハハ。
10/30(火)「代々木ナル」
私の大好きなジャズ・シンガー
『 CHIHARU 』
とのコラボです。
久しぶりに、
スイング、スイング!
ベースは河野秀夫。
こちらのほうも、
ぜひ、よろしく!
このシンガーも、
本当にお薦めですから。
きょう(26日)は、
学芸大「A'TRAIN」です。
盛り上がりますよー。
おっと、
もう出かける時間だ。
「ぱしふぃっくびいなす号 航海記」
の続きは、また次回に。
それにしても、
雨ひどいな。
明日は、ダメかな…。
SHUN MIYAZUMI
October 21, 2007
ぱしふぃっくびいなす号 2007航海記
ただいま竜宮城より、
戻ってまいりました!
なーんちゃって。
本当は3日前に戻ってたんですがね。
お天気にも恵まれ、
いいクルーズでした。
ただひとつ、
気がかりなことを除いては…。
海の上では、
ほとんど携帯がつながりません。
10月17日に発売になった、
「 jammin' Zeb 」の状況が知りたくて、
うずうずしていたのですが、
帰ってくるなり、
いろんな方から、
「おめでとう」
「どこのCDショップでも、
すごい扱いだよ。」
という、
お電話をいただきました。
きのう、
ようやく2軒覗いたのですが、
本当でしたね。
試聴機までついてたりして。

(渋谷・HMV)

(渋谷・タワーレコード)
そして、
いよいよ始まりましたよ。
CDプロモーションを兼ねた、
すさまじい、
ジャミンのライブ攻勢が。
きのうは、その初日。
丸の内 丸ビル1F「マルキューブ」
女性雑誌『Dear』の創刊イベントです。
大勢のお客さんの前で、
約45分のライブ。
そして、
初めてのサイン即売会。
これも行列ができるほどの賑わいでした。
ちゃんとサイン、
できたのでしょうか…。
その模様は、
ジャミンのブログ『 ZEBLOG 』に、
詳しく掲載されていますので、
ぜひご覧下さい。
そんなジャミンの今週は、
22(月)大手町 サンケイ・ビル 1Fフラット 12:00
24(水)丸ビル1F マルキューブ 12:00、19:00(2回)
27(土)大崎駅前 Think Park 17:00(雨天中止)
いずれも無料です。
いずれも即売を致します。
どうぞ、お越し下さい。
さて、ここんとこ、
CD発売に合わせて、
「jammin' Zeb」のニュースばかり
お送りしていた当ブログですが、
そろそろ、
普段の姿に戻しますね。
(ジャミンの情報は、
「jammin' Zeb インフォメーション」
のコーナーで、
細めに更新していきますので。)
きょうは、
『 ぱしふぃっくびいなす号 航海記 』
誰ですか?
「そんな話聞きたくない!」
と言ってるのは?
まあ、まあ、
そうおっしゃらずに。
ウシシ。
10月14日(日)
ぱしふいっくびいなす号
「秋の種子島・屋久島クルーズ」
出発当日。
17:00
いつものように、
横浜港大さん橋集合。
今回は、
女性ジャズ・コーラス・グループ
“ SUITE VOICE ”が、メイン。
彼女たち、
初めてのクルーズとあって、
現れたときから、
もうルンルンでしたね。
バックは、
佐藤有介(ベース)と金井塚秀洋(ドラム)
そして私のピアノという、
目下私のお気に入りトリオ。
そして今回もツアー・マネージャーは、
極度の‘心配性’の、
堀川さん。
さらには、
桂歌若さんという、
落語家さん。
この総勢9名が、
今回のエンターテインメント・チーム
というわけです。
そして集合時間の17:00には、
きちんと勢揃い。
と言いたいところですが、
例によって、
時間にファンキーな金井塚くんは、
集合時間の5分が過ぎても、10分が過ぎても、
現れない…。
早くも、
堀川さんは、
心配で、心配で落ち着きのない様子。
私は、
「心配性の堀川さんのことだから、
どうせ30分くらいは余裕をみてるだろうよ。」
と、思ってましたから、
さほど心配はしていない。
金ちゃんの遅刻は慣れてるし…。
そこへ、
15分遅れで金井塚氏、
奥さんと、
生まれたばかりのベイビーを連れて、
何事もなかったかのように、
悪びれもせず、
「いやあ、すみませんなあ。ハハハ。」
と、
悠然と現れる。
堀川さん、
一応ほっと胸をなでおろす。
ま、よかった、よかった。
これで予定通り出港だ。
さて、
この「ぱしふぃっくびいなす」号。
日本では2番目に大きい客船だそうで、
総トン数:26,518トン
旅客定員:644名
乗組員:220名
12階まである巨大豪華客船。
私にとっては、
今回で3度目のクルーズとなります。
前回は2年前の12月、
「パラオ・サイパン 南洋の島巡り」
というクルーズでしたね。
私は、
あのときの楽しかった日々を思い出し、
2年ぶりの彼女の勇姿、
(なぜか船は女性名詞)
を、感慨深く眺め、
「おお、ぱしよ。
元気だったか。
今回もよろしくな。」
と、意気揚々と乗船。
そして、
カード・キーをもらって、
自分の客室に入ったのですが、
ここで一転!
奈落の底にたたき落とされました。
‘全客室禁煙!’
(い、いつから;…?)
豪華客船というのは、
いわば‘一流ホテル’。
‘一流ホテル’が、
あたかも、
‘ひょっこりひょうたん島’
の如く、
航海して行くわけですね。
したがって、
旅館のように、
浴衣、スリッパといった格好で、
風呂に行ったり、
卓球に行ったり、
というわけにはいかない。
自分の部屋では、
T-シャツ、短パン、スリッパ、
なんでもありですが、
ひとたび部屋を出るにあたっては、
きちんと襟のついたシャツ、ポロシャツ、
長ズボンに靴、
といった格好に着替えなくてはならない。
「ぱしふぃっくびいなす」号
の素敵なところは、
仕事をきちんとやって、
かつ‘お客さまを優先する’
というルールさえ守れば、
我々エンタメの人間にも、
一人一部屋のツイン・ルームが与えられ、
食事もお客さんと同じように、
ダイニング・ルームで同じメニュー。
つまり、
お客さんと同じ待遇で、
すべての施設を、
利用することができることなのです。
さらに、
愛煙家の私は、
この快適な自分の部屋で、
T-シャツ、短パンといった格好で、
プカプカと煙草をくゆらせながら、
丸窓から見える海景色を楽しみ、
衛星放送でTVを観たり、
音楽を聴いたりしてくつろぐ。
これも、
大いなる楽しみでした。
まあね、
今は圧倒的に‘禁煙ブーム’で、
パブリック・スペースは、
ほとんどのところで禁煙。
我々喫煙者は、
肩身の狭い思いをしながら、
過ごしているわけですが、
「ぱしふぃっくびいなす」号
の利用者は、
圧倒的に老齢の方が多い。
昔ながらに、
愛煙家も多いでしょうから、
客室まで禁煙にしたら、
大いに苦情が来るだろう、
と、タカをくくっていたわけですが、
まさか、
全客室禁煙、
になってるとは…。
私は思わず、
心のなかで、
こう、ののしっていました。
「ぱしよ、お前もか…!。」
……。
(つづく)
さてさて、
ジャミンのライブにばかり気をとられていたら、
今週の26日(金)には、
月末恒例の、
学芸大「 A'TRAIN 」
ミッドナイト・セッションがありますね。
ひさしぶりのリーダー・ライブなので、
意気揚々と参ります。
みなさん、
大いに盛り上がりましょうね!
SHUN MIYAZUMI
October 13, 2007
jammin' Zeb ライブ情報
jammin' Zeb インフォメーション No.3
いよいよですね。
10/17(水)。
jammin' Zeb の、
記念すべきデビュー・アルバム
『 Smile 』が発売になります。
“ jammin' Zeb 号 ” の
輝かしい船出です。
長〜い航海が始まります。
途中、嵐に遭うこともあるでしょうし、
なかなか前に進めなくなることも、
あるかもしれません。
でも、この4人のことですから、
きっと難なく乗り切ってくれるのでは、
ないでしょうか。
どうぞみなさん、
末長く、
暖かい応援を、
よろしくお願い致します。

というわけで今日は、
現在決まっている、
あるいは仮でBOOKされている、
ライブ・スケジュールを、
一挙公開します。
なお、
これにはいくつかの注意事項があります。
1)このなかには、
少々流動的なものがあります。
中止、変更、そして追加など。
変更があり次第、
細めに修正をしますので、
お出かけの前に、
今一度このブログの、
「jammin' Zeb インフォメーション」コーナーで、
確認をお願い致します。
2)(MC:○○○○円)と書かれたライブ・ハウス、
(MC=ミュージック・チャージ)
そして、
コンサート、ディナー・ショーの類いを除いて、
原則的に無料のものがほとんどです。
どうぞ、お友達やご家族もお誘いの上、
わいわいとお越し下さい。
3)※印は、一般の方が “ 入場不可 ” のものです。
どうぞお間違えなきよう。
4)さらに詳しい情報は、
このブログの「 最新ライブのご案内 」、
およびジャミンのブログ、「 ZEBLOG 」などで、
随時お知らせしてまいります。
では、いきましょう。
《 10月 》
20日(土)1 丸の内 丸ビル1F マルキューブ
14:00〜14:45
(女性雑誌『 ディア 』発刊記念)
※2 コージロー・学校イベント
18:00〜
22日(月)大手町サンケイビル 1F フラット
12:00〜13:00
24日(水)丸の内 丸ビル1F マルキューブ
12:00〜13:00
19:00〜20:00
27日(土)大崎 Think Park
「 ヴァージン・カフェ・プレゼンツ jammin' Zeb 」
17:00〜18:00
(雨天中止)
※28日(日)自由が丘 ホーム・パーティー
《 11月 》
※1日(木)新宿伊勢丹
(女性雑誌『 STORY 』パーティー)
17:00〜18:00
2日(金)丸の内 丸ビル1F 外
12:00〜13:00
3日(土)銀座ジャズ・フェスティバル
12:30〜13:30
(at 三菱東京UFJ銀行PBO)
予約受付、終了致しました。
4日(日)銀座ジャズ・フェスティバル
14:00〜15:00
(at メトロ銀座駅「銀座のオアシス」)
予約受付、終了致しました。
6日(火)丸の内 丸ビル1F マルキューブ
12:00〜13:00
18:00〜19:00
9日(金)スターバックス「銀座マロニエ店」
17:00〜17:30
18:00〜18:30
16日(金)丸の内 オアゾ
「クリスマス・ツリー・オープン・イベント」
18:00〜18:45
21日(水)丸の内 丸ビル1F マルキューブ
12:00〜13:00
18:00〜19:00
※22日(木)帝国ホテル「三田会」パーティー
30日(金)丸の内 丸ビル1F マルキューブ
「British Airway」イベント・ゲスト
12:15〜12:45
18:15〜19:15
《 12月 》
※2日(日)芝浦アイランド・バグースバー広場
14:00〜15:00
※4日(火)札幌 企業パーティー
5日(水)丸の内 丸ビル1F マルキューブ
12:00〜13:00
18:00〜19:00
※7日(金)ビクター・カフェ「会員限定ライブ」
19:30〜20:30
11日(火)代々木ナル “ クリスマス・ライブ ”
(MC:4,000円)
12日(水)丸の内 丸ビル1F マルキューブ屋外
12:00〜13:00
※15日(土)日野グリー・クラブ主催 コンサート
(午後)
23日(日)丸の内 オアゾ
「クリスマス・イベント」
13:00〜14:00
18:00〜19:00
《 2008年 》
1月19日(土)府中の森 コンサート
2月12日(火)六本木 スイート・ベイジル
(MC:5,000円)
14日(木)名古屋 ブルーノート
(MC:5,000円)
5月31日(土)千葉県 白井市民会館大ホール
コンサート
さて、ついでに、
“ パブリシティー&プロモーション情報 ”も、
お知らせしておきますね。
書店で手に取ったり、
街頭でビジョンをご覧になったり、
こちらのほうも、
どうぞ、お楽しみ下さい。
【音楽専門誌・店頭配布誌】
・『 スイング・ジャーナル 』(10/20)
・『 JAZZ LIFE 』(10/14)
・『 AD-LIB 』(10/13)
・『 Magi 』(日程未定)
【一般誌】
・『 Dear 』(10/12)
・『 Hanako 』(10/25)
・『 エスクァイア 』(10/24)
・『 Pea 』(10/15)
・『 Ginza 』(10/12)
・『 マリクレール 』(9/23)
・『 共同通信 』(日程未定)
・『 Story 』(日程未定)
このあたりは、
レビューとコラムが中心のようです。
この他にも、
随時掲載されていく予定です。
【ラジオ】
・NHK-FM『 サタデー・ホット・リクエスト 』
(日程未定)
・NHK-FM『 サンセット・パーク 』(日程未定)
・RADIO-i(愛知国際放送)『 R-i JAZZ 』
【街頭ビジョン】
・丸の内、77ヶ所のビジョンにて、
1時間に1回、プロモーション・ビデオが流れます。
(11月)
・渋谷、街頭ビジョン数ヶ所にて、
1時間に1回、プロモーション・ビデオが流れます。
(11月)
詳しくは、
追ってご案内します。
さらに、
ビクターエンタテインメントが、
『ジャミン・ゼブ・スペシャル・ウェブサイト』を、
立ち上げました。
ここでは、
「 BYE BYE BLUES 」という曲の、
ナマ・アカペラ映像も、お楽しみいただけます。
というわけで、
おかげさまで、
まずは、
素敵な船出になりそうですね。
彼らの、長〜い航海に
幸あれ!!
どうぞ、みなさんも、
暖かいエールを送ってください。
(おわり)
ところで、
私も明日(14日)から
船の旅に出かけます(18日まで)。
影の声A「なに、それ?」
私「いや、そのぉ…、
‘ぱしふいっくびいなす号’という、
豪華客船で、
‘屋久島・種子島クルーズ’というのに、
出かけるんだけどね。」
影の声B「じゃあ、なに、
ジャミンの記念すべき発売日に、
優雅にお船で遊んでるってわけ?
あんた、ジャミンのプロデューサーで、
かつ事務所の社長でしょ。
そんなことで、いいわけ〜〜?」
私「あ、遊びじゃありませんよ。
‘SUITE VOICE’という、
これも仲のいい女性コーラス・グループ
とのお仕事ですよ。
そう、お仕事なんだな、これが。」
影の声C「あたし知ってるんだぁ。
お仕事ったって、ほんのちょっとで、
あとは、
お客様とおんなじ美味しい料理を食べて、
お酒飲みまくって、
そりゃ優雅な生活をしちゃうんだから。
そうでしょ?
可哀想なジャミン。」
私「ま、そう言われればそうだけど…。
でも、今年は働き詰めだったし、
夏休みも返上で、一生懸命
ジャミンのレコード作ってたんだよー。
このくらいのことがあっても、
いいと思うんだけどなあ……。」
影の声D「『海の上のピアニスト(映画)』みたいに、
ずーっと船に乗ってればー。
仕送りさえしてくれれば、
それでいいから。」
私「;…。」
ちなみに、最後の「影の声D」とは、
約30年間、同じ屋根の下で、
私と一緒に暮らしている、
とある女性の声です…。
というわけで、
10月17日は、
遥か南方の島より、
ジャミンの無事の出港を、
祈っておりますよ。
さ、荷造りしよーっと。
ウシシ…。
SHUN MIYAZUMI
October 07, 2007
jammin' Zeb 「Smile」
jammin' Zeb インフォメーション No.2
きょうは、
10 / 17 に発売される、
ジャミン・ゼブの記念すべきデビュー・アルバム、
「Smile 」
について、
プロデューサーの立場から、
詳しくお話したいと思います。

収録曲は、全12曲。
うち「ア・カペラ」が、3曲。
そして、バックのサウンドは、
すべてアコースティック。
シンセサイザーはもとより、
エレキ・ベース、エレキ・ギターの類いも、
一切使っておりません。
“ナチュラルな響き”に趣きをおくことで、
彼らの美しい声やハーモニーを、
より楽しんでいただけるのではないか、
これが、全体のサウンドにおける、
最大のテーマでしたから。
ヴォーカルのレコーディングも、
4人同時に行ないました。
ソロ(リード・ヴォーカル)も、
基本的には同時です。
こうしないと、
共通のグルーヴ感や、
全体の一体感が出ないからです。
彼らのライブをご覧になった方は、
お分かりでしょうが、
彼らのもうひとつの持ち味は、
“若さ”と“エネルギー”ですから、
ただ美しいだけではつまらない。
あのライブの熱気とグルーヴを再現するには、
どうしても4人同時で録音しなければ、
意味がない。
これには、
一人づつ録音するより、
はるかに困難とリスクを背負いますが、
まずは立派にやってのけたと思います。
こうして、
若さと、みずみずしさと、
そして何よりも、
彼らの持ち味である、
“清潔感”と“楽しさ”に満ち溢れた、
とても美しいアルバムが出来ました。
ブックレットも、
美しい写真が満載ですよ。
どうぞお楽しみに。
そして、これから、
このアルバムを引っさげて、
精力的なライブ活動に向かう彼らですが、
まずはその鑑賞の手引きとして、
個々の楽曲について、
私なりの解説をしてみようと思います。
★☆★ ━━━━━━━━━━━━━ ★☆★
01. HOW HIGH THE MOON
lyrics: Nancy Hamilton
music: Morgan Lewis
arrangement: Shun Miyazumi
エラ・フィッツジェラルドの熱唱でもお馴染みの、
有名なスタンダード・ナンバー。
快適なテンポで、グイグイ突き進んでいく、
爽快なビッグ・バンドの手法を取り入れたアレンジで、
特に渾然一体となったクライマックスは、
実にスリリング。
ジャミンが初めて取り組んだ記念すべき楽曲です。
ソロはコージローで、時おりスティーヴがからみます。
02. IT HAD TO BE YOU
lyrics: Gus Kahn
music: Isham Jones
arrangement: Shun Miyazumi
前半は、ジョージ・シアリング・スタイルの、
エレガントなダンス・ミュージックの雰囲気。
そして後半は、一転してビッグ・バンドのごとく、
ゴージャスにスイングしながらクライマックスを迎える、
という美しくドラマチックな構成になっています。
甘くセクシーなレンセイのリード・ヴォーカルも、
若さに似合わず、極めて完成度の高いものです。
03. BYE BYE BLUES
lyrics & music: Frederick Hamm, David Bennett,
Bert Lown & Chauncey Gray
arrangement: Greg Volk
快速テンポで聴く者を圧倒する、
驚愕のア・カペラ・ナンバーです。
このあたりの爽快さも、まさにジャミンの真骨頂。
通常はバリトンを歌うケースが多いスティーヴが、
ここでは、すさまじい高音のファルセットで、
ぐいぐいメンバーを引っ張っています。
ライブではアンコールで歌われることが多いですね。
いつも強力な低音でコーラスを支えるシモンが、
最後に見せる超ロング・ノートも聞きものです。
04. SMILE
lyrics: John Turner & Geoffrey Parsons
music: Charles Chaplin
arrangement: Shun Miyazumi
喜劇王、チャップリンが自ら作曲。
名画『モダン・タイムス』の公開以降、
全世界で愛され続けている名曲です。
通常はバラードで演奏されますが、
ここでは、ボサノバと16ビートを混合した、
新しい感覚のリズムに挑戦してみました。
前半は、コージローとスティーヴのソロを中心に。
後半はフォー・フレッシュメンばりの、
美しいコーラス・ワークを、たっぷりと聴かせます。
05. YOU RAISE ME UP
lyrics: Brendan Graham
music: Rolf Lovland
arrangement: Shun Miyazumi
フィギュア・スケートの荒川静香さんが、
トリノ・オリンピックのエキシビジョンで、
この曲をバックに美しく舞い、
日本でも一躍有名になりました。
ジョシュ・グローバンやケルティック・ウーマン
のバージョンが有名ですが、
レンセイのリードを中心としたジャミン・バージョンも、
感動的な美しさに満ちあふれています。
06. WHEN WE MAKE A HOME
lyrics: Richard Wittenmyer
music: Sadao Watanabe
arrangement: Shun Miyazumi
ジャズ・サックスの大御所、渡辺貞夫さんは、
実は膨大な数の「歌もの」も作曲されております。
そのなかから、“これはジャミンに合いそうだな”
と思ったこの曲を、アレンジしてみました。
歌詞は「もしも〜私が〜家を建てたなら〜♪」
と、まさにあんな内容ですね。
暖かくて、アット・ホームな雰囲気は、
リードを歌うコージローにぴったり…?
07. YOU'VE GOT A FRIEND IN ME
lyrics & music: Randy Newman
arrangement: David Harrington
Additional lyrics by Holly and David Harrington
ディズニー映画『 TOY STORY 』のテーマ・ソング。
映画のなかでは、主人公たちが一緒になって歌う、
というシーンが印象的ですが、
ならばと、ジャミンもア・カペラで挑戦。
メンバー4人が交互に、ソロにバックに、
出たり入ったりの見事な七変化を見せます。
誰がどこを歌ってるか、当ててみてください。
08. TAKE THE "A" TRAIN
lyrics & music: Billy Strayhorn
arrangement: Shun Miyazumi
デューク・エリントン楽団のテーマ・ソング
として、あまりにも有名な楽曲ですね。
カバーも、数えきれないほどありますが、
ここではラテン・ビートと4ビートの融合、
という新しいスタイルでアレンジしてみました。
スティーヴのソロに始まり、
時にはトランペット・セクションの如く、
時にはサックス・セクションのソリの如く、
そして豪快な、迫力たっぷりの全体演奏の如く、
とこれまた、ビッグ・バンドさながらの爽快さで、
スリリングに展開していきます。
09. OVER THE RAINBOW
lyrics: E.Y.Harburg
music: Harold Arlen
arrangement: Shun Miyazumi
映画『オズの魔法使い』のなかで、
ジュディ・ガーランドが熱唱して以来、
全世界を魅了した、あまりにも有名なスタンダード曲。
ここではコージローをリードにした、
バラードで演奏されますが、
間奏では一転して、
またもや豪快なビッグ・バンド・スタイル。
そして再びバラードに戻り、
感動的なクライマックスを迎えます。
10. WHEN I FALL IN LOVE
lyrics: Edward Heyman
music: Victor Young
arrangement: Shun Miyazumi
『80日間世界一周』や『マイ・フーリッシュ・ハート』
などで有名な大作曲家、ビクター・ヤングの名曲です。
ほとんどの場合、美しいバラードで演奏されますが、
ここでは誰もやっていないであろう、
ゴスペルを基調とした、ファンク・フィーリングで、
大胆にアレンジしてみました。
いきなりの4声コーラスでテーマが始まり、
メンバーひとりひとりがソロを取る第二パート、
カシオペアばりの強烈なリズム・コーラス・ワークで
圧倒する第三パートを経て、
感動的な最終章へと突入していきます。
ライブでも、最後に演奏することが多く、
いつも大変な盛り上がりをみせています。
11. WHEN YOU WISH UPON A STAR
lyrics: Ned Washington
music: Leigh Harline
arrangement: Aaron Dale
これも有名なディズニー楽曲ですね。
映画『ピノキオ』の主題歌で、
1940年度のアカデミー賞作曲賞に輝きました。
邦題は『星に願いを』
これまたスティーヴを最高音に、
極めて難度の高い、
ア・カペラ・コーラスを聴かせます。
それにしても、彼の音域の広さは、
本当に驚くべきものがあります。
12. EVERYTIME YOU GO AWAY
lyrics & music: Daryl Hall
rhythm arrangement: Yoichi Murata
アルバムの最後は、ボーナス・トラック的な一品。
ホール&オーツ、ポール・ヤングなどがヒットさせた、
1980年代を代表するヒット曲のひとつ。
ジャミンのレパートリーとしては異色ですが、
こうしたポップスでも、
非凡なヴォーカルを聞かせられるのも、
彼らの魅力といったところでしょうか。
特に、Aメロを歌うシモンのパワフルなリードは、
実に豊かな大器の片鱗を感じさせます。
さて、最後に、
ミュージシャンと、
レコーディング・データです。
★☆★ ━━━━━━━━━━━━━ ★☆★
jammin' Zeb are : Kojiro, Steve, Lensei, Simon
Musicians:
Piano: Shun Miyazumi( M-1, 2, 5, 6, 8, 9, 10 )
Fender Rhodes Piano: Shun Miyazumi( M-4 )
Hammond B-3 Organ: Yasuharu Nakanishi( M-12 )
Bass: Tetsuyuki Kishi( M-1, 2, 4, 5, 6, 8, 9, 10 )
Bass: Vagabond Suzuki( M-12 )
Drums: Akihito Yoshikawa( M-1, 5, 6, 8, 9, 10 )
Drums: Jeremy Gaddie( M-2, 4 )
Drums: Yasuo Sano( M-12 )
Guitar: Yama-Ani( from "sen no kotori" )( M-4 )
Percussion: You Hatakeyama( M-2, 4, 6, 7, 10 )
Sax: Taka Kawashima
( M-4 Tenor, M-5 Soprano, M-6 Alto )
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PRODUCED BY SHUN MIYAZUMI
Associate Producer: Shoji Yuasa
Recording Engineers:
Takashi Sudoh, Ryuichi Misawa, Rie Mimoto
Mixing Engineer: Takashi Sudoh
Recorded & Mixed at:
ZERO STUDIO, ZAK STUDIO, SUNRISE STUDIO,
Sony Music Studios Tokyo, KAOS Studio
Assistant Engineers:
Toshiaki Ueda ( ZAK STUDIO ),
Ryohei Kurihara ( ZERO STUDIO ),
Nobuyuki Murakami ( Sony Music Studios Tokyo )
Mastering Engineer: Hiroshi Kawasaki
Mastered at:
FLAIR Mastering works / Victor Studio
A&R Producer: Sumio Jono
Art Direction & Design: Manabu Koyama
Photography: Yuki Kawanoto
Styling: Tatsuhiko Marumoto
Hair and Makeup: Hirotaka
Sales Promotion: Akihiko Tsuchiya
Supervisors: Koji Niwa, Seiji Fueki
Artist Management: SHUN CORPORATION
Special Thanks:
All Of Me Club,
KAOS ( Akinori Kumata & Ayumi Okada ),
Shigeo Kurimoto,
Koichi Tsuruyama ( "A-TRAIN" )
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(お問合せ)
ビクターエンタテインメント洋楽部
03-5467-6601
さ、『ジャミン伝説』のはじまりだ…。
SHUN MIYAZUMI