December 2008

December 31, 2008

大晦日


今年も、あと数時間を、

残すのみとなりました。


本当に、いろんなことがあった1年です。

素敵な出会いも、いっぱいありました。

残念ながら、
若くして旅立った先輩や友人もいます…。


でも、私にとっては充実の年。

みなさんのおかげで、
ジャミン・ゼブ号を、
大きく前進させることができました。

先程、ZEBLOGの中にある、
「HISTORY」を見ながら、
今年を振り返っていたのですが、

素晴らしい活躍です。

とても、デビュー1年生の、
スケジュールとは思えません…。


それにしても、

まあ、いろんなところで唄いましたね。

自慢になるかどうかはわかりませんが、
演奏場所のバラエティだけは、

日本一かもしれません…。


野球場、ラグビー場、
コンサート・ホール、ライブ・ハウス、
ジャズ・クラブ.、展覧会場、
海外ジャズ・フェスティバル、
ホテル宴会場、豪華客船、美術館、広場、
高校の講堂、小学校の体育館、
レストラン、神社、大使館、
宝石店、時計店、銀行、
CDショップ、会員制クラブ、
丸の内、お台場、ララポート、六本木ヒルズ、
ショッピング・モール、デパート、
TV局、ラジオ局、雑誌出版社、新聞社、
そして温泉…。


やれやれ…。


さらに、2枚のアルバムをリリース。


ま、快進撃といっても、
いいのではないでしょうか。

よく頑張ったもんです。


そして、行く先々で、
暖かい拍手、歓声。

素晴らしい体験、
素晴らしい出会いを、
たくさんさせていただきました。


いつも応援してくださるみなさん、

ライブに駆けつけてくださったみなさん、

本当に、ありがとうございました。


来年も、
いろんなところへ行きますよー。

ジャミンの唄を、
聴いてくれるのなら、

どこへでも…。


そして、いろんな企画、
新しいレパートリーにも、
果敢に挑戦していくつもりです。

期待していて下さい。


というわけで、今年も、

本当にお世話になりました。


2009年が、みなさんにとって、

素晴らしい年になりますように。


よいお年をお迎え下さい。



感謝をこめて…。



SHUN MIYAZUMI




(追記)きょうのジャミンは、
    TVK(テレビ神奈川)で、
    カウントダウン・ライブ生中継。
    (23:30〜25:30)
    名アルト・サックス奏者の、
    MALTAさんとも共演します。

    というわけで、
    私の2009年は、
    テレビ局で迎えることとなりました。

    謝謝…。

woodymiyazumi at 11:36コメント(10)トラックバック(0) 
2008 エッセイ | jammin' Zeb インフォメーション

December 27, 2008

はしご食い


はしご酒(ざけ)。

これって、
日本だけの風習ではないでしょうか。


「とりあえずビール!」
から始まって、
「おい、もう一軒行こう、もう一軒。」

徒党を組み、
奇声をあげながら、
あっちの店、こっちの店、
と渡り歩く。

……。


少なくても、こんな光景、
欧米では見たことありませんね。

ビールの前に、
‘とりあえず’という枕詞をつけるのも、
日本人だけでしょう。

これじゃあ、
「今日は死ぬほど飲むぞー。」
と、宣言しているようなものだ。

やれやれ…。



とは言え、私も日本人。

気の合う仲間との「はしご酒」は、
本当に楽しいですねえ。

若い頃は、よくやりました。


しかし、
「寄る年波」というやつでしょうか。

最近では、
行きつけのジャズ・バーで一人、
静かに、心落ち着けて飲むのが、
一番好き。

ガチャガチャした飲み屋での、
賑(にぎ)やかな酒は、
ちょっと苦手になってきましたね。


ただし…、

例外があります。


このブログにも何度か登場した、
中学時代からの大親友、
小原(おはら)氏。

彼と飲むときだけは、
間違いなく「はしご」になる。

彼が、そういう体質だからです。

一カ所に、腰を落ち着けて飲む、
というタイプではないからです。


そんな私たちは、先日、
「はしご酒」ならぬ、

「はしご食(ぐ)い」

というのを、やりました。



彼も私も、
東横線「学芸大学」の近くに、
住んでいます。

そして二人とも、この、
「学芸大学」という街が、
大好き。


かつて「学芸大学」というタイトルで、
この街のいろんなお店を紹介する、
エッセイを書いたことがあります。

(いずれ、新しいお店を加えて、
 リニューアルしますね。)


そのときにも書きましたが、

私は、この街がないと、
生きていけません。

ほんとです。


とにかく、飲食店の数は、
東横沿線で一番多い。

小さな街なのに、
自由が丘や中目黒より、
ずっと多いのです。

しかも、なんでもある。

美味(うま)い店がいっぱいある。

さらには、古い街ゆえに、
庶民的であったかい。

そして、

安い…。



B級グルメには、
たまらない、
そんな「学芸大学」商店街の、
ありとあらゆるお店に、
この、小原さんは、

精通しております。

究(きわ)めております。


私たちは、
この商店街を歩くとき、
いつも、こんな会話をします。

M「ここ、どう?」
O「あかん。」

M「ここ、入ったことある?」
O「ランチは結構いけるでえ。」

M「ここの○○はうまい?」
O「ちょっと薄味かな。」

(大阪生まれの小原さんは、
 相変わらず関西弁。)

とにかく、
知らないお店がない。


ま、この冒険魂には、
いつも、感心しますね。

どこでも、平気で飛び込む。

失敗を恐れない。



さて、そんな先日のこと…。


私たちは、6時に学芸大駅に集合。

O「久しぶりやのー。」
M「さ、きょうは何食おうか。」
O「おでん、行かない?」

もちろん即決。


東口商店街を少し歩いたところにある、
「やべ」という小さなお店に入る。

ここは私も来たことがある。
なかなか上品なお味の、おでん屋。

ここで、生ビールで乾杯。

そして、ひとり3本ずつ、
おでんを注文。


その3本めを食べ終わらないうちに、
小原さん、

「そや、‘もつ煮込み’の美味い店、
 見つけたでえ。
 早よ、行こ。
 オヤジ、お勘定。」

有無を言わさず、
勘定をすませると、

再び駅のほうに戻り、
線路沿いを左折。

しばらく行った左側にある、
「浅野屋」という居酒屋に入る。

ここは、私は初めてだ。


O「ホッピーと、もつ煮込み二つ、頂戴。
  シュン、ここの‘もつ煮込み’
  うまいでえ。」

なるほど、
これで450円は安い。

量もたっぷりで、
なかなかの‘もつ煮込み’を堪能。


しばし、ここで飲み、食い、
語り合ってるうちに、
またまた小原さん。

「そや、ええ店見つけたで。
 早よ、行こ。
 オヤジ、お勘定。」

「……。」



それは、「KACKY'S」という、
オールディーズのバー。

「浅野屋」の真ん前にある、
カウンターだけの小さなお店。

しかし、その、
レコード・コレクションには仰天です。

70年代を中心に、
ありとあらゆるポップスのシングル盤が、
邦洋問わず、何でもある。

以来、ここは、
けっこうハマっているのですが、
いずれ改めてご紹介するとして、


ここで、
なつかしい青春時代のポップスを、
次から次へとリクエスト。
至福の時間を過ごす。


と、そのうちに、
小原さん、

「シュン、腹減って来た。
 今度は何がええかなあ。」

「今日食ってないとすると、
 中華かな。」
と私。


「よっしゃー。」

とばかりに、
再び東口商店街に戻ると、
私たちは、
「金華苑」という中華屋に入る。

ここも最近お気に入りの店。

ここの「海鮮焼きそば」をつまみに、
今度は紹興酒をぐいぐい。


O「ああ、食った食った。
  シュン、今日の食い物は、
  もういいか。」

(あたりまえだ…。)



そして仕上げは、
私のホーム・グラウンドのジャズ・バー、
「A'TRAIN」で一杯。

さらには、帰り際に、
駅の真ん前にある、
お洒落で、美味しいカクテルを作る、
「SCENE(シーン)」
というバーで、さらに一杯。

時計の針は、
深夜2時を廻っておりました。

ふ〜…。



でもね。

これで、一人、

7000円も使ってないと思いますよ。

こんなに食って、飲んで…。


こんな「はしご食い」ができるのも、
学芸大学ならではのこと。

私にとっては、
最高の楽園です。

ビバ、ガクダイ!!


そんな「はしご食い」。

いろんな店を、
ちょっとずつ食い歩く企画。

なかなか楽しいもんですよ。

みなさんも、いかがですか。


ただし、これには、
ひとつ条件があります。

決して、同系列店での「はしご」は、
しない、

ということです。


かつて、
伊集院静さん、高平哲郎さん、私、
の3人で、

「屋台のおでんのはしご」

というのを、
やったことがあります。


青山学院大の正面にある屋台に始まり、
「次はどこのおでん。」
「さて、次はあそこの屋台。」

と、3、4軒の屋台をはしごしたのですが、
途中から、
飽きてしまいました。

そりゃそうです。

「おでん」てのは、
どこで食べても、
そんなに味が変わるものでは、
ありませんからね。

単純に、
お腹がふくれていくだけ。


3軒目あたりからは、
みんな無口になってしまいましたね。

企画立案者も、おそらく、
「しまった…。」
と思ったに、
違いありません。



もうひとつ余談。


先日、伊香保温泉に行って、
思い出したのですが、

15年くらい前に、
私と小原さん、そして、
スタッフのショーちゃんは、
伊香保に行ったことがあります。

そのとき、やったのが、

「温泉風呂のはしご」


500円くらい出すと、
いろんな旅館のお風呂に入れるでしょ。

その、いろんな風呂を、
「はしご」したのです。


この企画も、

ダメでした。


なぜか…?


のぼせてしまうから…。


3つ目の風呂から上がったときは、
3人とも、
顔面蒼白でしたね。

みな一様に、
「気持ち悪い…。」

ということになって、
夕飯まで、
旅館の部屋で休むハメになりました。

アハハ。


でも、この「はしご」という風習。

よくよく考えると、

日本人ならではの、
アイディアなのかもしれませんね。


食い物のマズい国では、
やりたくてもできませんからね。

日本人に生まれてよかったかも…。


ビバ、ニッポン!!



(おわり)



学芸大「A'TRAIN」の話が出たので、

ついでに。


昨晩の、
月末恒例「ミッドナイト・セッション」
にお集りの方、

ありがとうございました。

私にとっては、
今年の「ピアノ弾き納め」。


予期せぬスペシャル・ゲストあり、
飛び入り素人シンガー続出と、

なんとも楽しい、
締めくくりとなりました。


来年も、
許される限り、
この月末、最終金曜日のライブだけは、
続けていこうと思っております。

興味のある方、
夜更かしオーケーの方、
門限のない方は、

ぜひ一度、覗いてみて下さい。

100%、狂乱ナイトを…。

……。


さ、あしたから、


大掃除でも始めるかな…。



SHUN MIYAZUMI

woodymiyazumi at 20:19コメント(12)トラックバック(0) 
2008 エッセイ 

December 21, 2008

jammin'Zeb『裏・ギフト』その3


きのう(20日)は、
日本橋、三越本店に行ってきました。

巨大なクリスマス・ツリーがあって、
その後ろに、有名な天女像があって、
そのまた後ろには、
パイプ・オルガンのあるバルコニー。

その2階のバルコニーから、
ジャミン・ゼブの歌う、
クリスマス・ソングが、

ホールいっぱいに響き渡る♪


三越イベント・プロデューサーHさんの、
心憎いばかりの演出に、
スタッフであることをつい忘れて、
観客の一人になって、

大いに楽しませてもらいました。


両側の階段にも、
2F、3Fのバルコニーにも、
ツリーの周りのフロアにも、

本当に大勢のお客さんが、
ギッシリ詰めかけて下さって、

まるで天空から降り注ぐかのような、
彼らの美しいハーモニーに、
聞き入ってらっしゃいましたね。


素晴らしい空間でした。

みなさん、
ありがとうございました。


さあ、今年のクリスマス・シーズンも、

あとわずか。

私も、そろそろ、


仕上げと行きますか…。



jammin'Zeb『裏・ギフト』その3


----------------------------------------------------------------
♪WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS♪
  (ウィ・ウィッシュ・ユー・
       ア・メリー・クリスマス)
----------------------------------------------------------------

このナンバーは、
昨年の丸の内フリー・ライブで、
初披露されました。

以来、ジャミンはこの曲を、
何度となく歌ってるわけですが、
不思議なことに、一度も、
‘不出来’になったことがありません。

いつ、どこで、どんな環境で歌っても、

いつも安心して聴いていられる。


それだけ、アレンジが、
ジャミンに、ぴったりハマってる、
ということなんでしょうね。

シモンのクグケクグケも、
レンセイのリードも、
3人のコン、コン、コンの間(あい)の手も、

いつもドンピシャ。

何もかもが、
ジャミンの4人の持つ雰囲気と個性に、
合っているのです。


アカペラ・カルテットの譜面に詳しい、
スティーブが仕入れてきたのですが、

まるで、ジャミンをよく知った人が、
ジャミンのために、
アレンジしたかのように、

私には聞こえてきます。


------------------------------------------
♪PEACE ON EARTH♪
 (ピース・オン・アース)
------------------------------------------

この曲をひとことで言い表わすならば、

“白いゴスペル”

でしょうか…。


ちなみに私は、
キリスト教信者ではありません。
(というか無宗教)

したがって、
日曜日には教会に行って、
ミサを歌うという習慣もありません。

大好きなニューヨークでも、
教会に行って、
黒人たちが歌うゴスペル
に身を委ねる、
という経験もない。


でも私は、
「ゴスペル」という音楽が、
大好き。

というより、

偉大なジャズ・ピアニストたちによる、
‘ゴスペル・フィーリング’に溢れた演奏を、
昔から、憧れをもって、
聴いておりました。


オスカー・ピーターソン「自由への賛歌」
フィニアス・ニューボーンJr.
      「ハーレム・ブルース」
キース・ジャレット
   「Things Ain't What They Used Be」
      (昔は良かったね)


他にも、
デューク・エリントン、レイ・ブライアント、
ラムゼイ・ルイス、ダラー・ブランドetc.

そして、もちろん、

レイ・チャールズの唄とピアノ…。


そんな演奏を、好んで聴き、
見よう見まねで鍵盤を叩いてるうちに、

いつしか、私の中にも、
そんなフィーリングが、
備わってきたのでしょうか…。

今では、私の、
もっとも得意とするスタイルに、
なってしまいました。



そんな、

宗教的な意味合いのない、
純粋に音楽として尊敬できる、
この、見よう見まねの、
ゴスペル・フィーリングを、

黒人音楽には、あまり縁のない、
ジャミンがやったら、

どうなるか‥?


その最初の試みが、
ファースト・アルバム『Smile』に入ってる、

『When I Fall In Love』

のアレンジでした。

イントロもクライマックスも、
ゴスペルのコード進行です。


ゴスペルや教会音楽には無縁の、
ジャミン・ゼブが、
愛を、人生を、自由を、平和を、
爽やかに、かつ力強く歌い上げる、

これぞまさに、

“白いゴスペル”

……。



そう、これって、

昔から、ずっと、

やってみたかったことなのです。


あの4人に出会えて、
ようやく実現したというわけです。

今や、ジャミンのステージには、
欠かせないナンバーになりましたね。



さて、

この曲の成功に、
(ほんとか)
気を良くした私は、

今度は、そんなコンセプトで、
オリジナルが、
書いてみたくなりました。


それが、セカンド・アルバム
『Dream』に収録されている、

『New York Life』です。

この曲のサビも、
ゴスペルのコード進行で、
出来ているんですよ。

これも、まあまあ、
うまくいったでしょうか。


で、お調子者の私は、

ついにメッセージ・ソングなんか、

書いてしまったというわけです。


それが、この、

『Peace On Earth』



今年は、本当に、
嫌なことが多かったですからね。

世界恐慌、企業倒産、リストラ、
地球温暖化、環境破壊、テロ、
通り魔、秋葉原事件、振り込め詐欺、
などなど…。


ま、私は、
一介の音楽屋ですから、

政治のことはよくわかりませんし、
経済や宗教のこともわかりませんが、

世界平和や地球環境問題を、
小さなことから、
みんなのできることから、
少しずつ考えていきませんか…?

そのくらいのことだったら、
言ってもいいのではないか。


そして、

そんなことを、

私なりの音楽を通して、
表現できたらいいなあ、

少しでも爽やかな風を、
送ることができたら、
素敵だけどなあ…。


そんな願いをこめて、
作った曲なのです。

分不相応と言われようとも…。

神をも恐れぬやつと言われようとも…。


ゴスペル(Gospel)という、
神に最も近い、
黒人の、崇高な、
スピリチュアルな音楽のモチーフを、

ちょっとだけお借りして…。


無神論者の私でも、

日本人の私でも、


お許し下さるものと信じて…。


----------------------------------------------------------------
♪CHRISTMAS EVE(クリスマス・イブ)♪
   <ボーナス・バック・トラック>
----------------------------------------------------------------

この‘おまけ’は、
いかがでしたか…?


実はこのアイディア。

過去にも、別のグループで、
やったことがあります。

そしてその時は、
苦い思い出となりました。


その時も、
ピアノは私が弾いたのですが、

何カ所か、
いいかげんに弾いた、
小さなミスをした、

そんな部分があったんですね。


でも、唄が入ると、
さほど気にならないので、
もともと面倒くさがり屋の私は、

「ま、誰にもわかるまい。」
と、そのまま放置しておいたのです。


それが、カラオケになって、
そのまま発売されることになった。

出来上がったCDを聴いたら、
唄がカットされてるので、
その、いいかげんな部分が、
ミス・タッチの部分が、

まあ、目立つ、目立つ。

しかし、時すでに遅し…。

トホホ…。


そんなことがあったので、

今回は、丁寧に、慎重に、
心をこめて弾きました。

ま、今の私の実力で、
できる範囲ではありますが…。

そんなことも、
あわせて聴いてみてください。



というわけで、

この『GIFT(ギフト)』

お楽しみ頂けましたでしょうか。


でも、今年もあとわずかで、
みなさんのCDケースの中に収まって、
また、来年のこのシーズンまで、

「さようなら」

ですね。


ちょっぴり寂しい気がしますが…。


でも、

来年も、再来年も、そのまた次の年も、

クリスマス・シーズンになると、
きっと愛聴していただけるものと、

心から願っております。


では、どうぞ、みなさん、

素敵なクリスマス、

素敵な新年を、

お迎えください。


♪We wish you a Merry Christmas
  We wish you a Merry Christmas
   We wish you a Merry Christmas
      and a Happy
           New
             Year〜♪
 


(おわり)



さて、23日(火・祝)は、

いよいよ古内東子さんとの、
ジョイント・コンサートですね。
(恵比寿 The Garden Hall)

なんとか一曲でも、
コラボをやりたくて、
もっか最後の調整中…。


さらに、このコンサートには、
素敵なゲストが、
ジャミンのために来てくれます。

淵野繁雄(ふちの・しげお)さんという、
サックス奏者です。

ユーミン、山下達郎、上田正樹、
といった大物アーチストの、
ツアー、レコーディング参加など、
素晴らしい実績を持った、
名プレイヤーです。

スティービー・ワンダーとも、
共演したことがあるんですよ。


そして彼は、
私が大学時代、
同じバンドで演奏していた、
仲間でもあるのです。

先日の中本マリさんといい、
この淵野さんといい、

私にとっては、
思い出深い、感慨深い方が、
ジャミンと共演してくれますね。


本当にチケット残少々だそうです。

まだの方、
どうぞお早めにご購入を。

(詳しくは、ZEBLOGを。)



それにしても、あっちの更新頻度は、

すごいな。


長編作家(?)の私には、


とても無理…。



SHUN MIYAZUMI

woodymiyazumi at 01:48コメント(13)トラックバック(0) 
2008 エッセイ | jammin' Zeb インフォメーション

December 15, 2008

jammin'Zeb『裏・ギフト』その2


いやあ、久しぶりの更新だ。

楽しみにされていた方、
お待たせしてしまいました。


でもね…、

遊んでいたわけではありませんよ。

本当に忙しかったのです。


連日のように、
ジャミン・ゼブのライブが入っている。
リハーサルが入っている。

だから…、

真面目に仕事をする。

打ち合わせ、選曲、リハーサル、
段取りの確認、本番、打ち上げ、
翌日の確認、そして…、
解散。


その後…、

真面目に飲む。


時にはメディアの人と、
時にはレコード会社の人と、
時にはイベンターの人と、
時には外部スタッフと、
時にはスタッフのショーちゃんと、

来年のジャミンの展開を考え、
企画を考え、場所を考え、
ターゲットを考え、曲を考え、

真面目に、飲む。



さらに、今月は、

12月ですからね。

忘年会シーズンですからね。


今年お世話になった人と、
ご無沙汰ばかりしている人と、
学生時代の友人と、
好きなミュージシャン仲間と、
行きつけのバーのマスターと、
常連の飲み仲間と、
スタッフのショーちゃんと、

大いに、真面目に、飲む。


で、気がついたら、

時計は深夜の1時、2時…。


「いかん、明日も早いのだ。」

大慌てで帰って寝る。

zzz…。



翌日も、真面目に仕事をする。

そして夜は、

真面目に飲む。

大いに飲む。


で、時計を見ると…、

「いかん、明日も早いのだ…。」

zzz…。



ま、こんな毎日です。

こんな状態が、

2週間以上も続いております。

誰か、助けて下さい。



ん…?


いいから、早く本題に行け…?



はい、そうします。



jammin'Zeb『裏・ギフト』その2


--------------------------------------------
♪THE CHRISTMAS SONG♪
(ザ・クリスマス・ソング)
--------------------------------------------

この曲を書いたのは、
Mel Torme(メル・トーメ)という、
有名な、男性ジャズ・シンガー。

すさまじいテクニシャンで、
声を、まるで機械のように操る。
器楽奏者のようなアドリブを展開する。

完璧な音程、完璧なテクニック。

すごい歌手です。


ただし、人によっては、
やや無機的に感じることもある。
冷たく感じることもある。

完璧すぎるゆえに…。


ですから、
この美しい曲を初めて聴いて、
彼の作曲と知ったときには、

ちょっと、意外な感じがしましたね。


世界中の、
本当にたくさんの歌手が、
クリスマス・シーズンになると、
この曲を歌います。

だから、ジャミンも挑戦だ…。



さて、何度も言うようですが、

私の書く、
ジャミンのアレンジには、
コード・チェンジが不可欠です。

原曲の良さを消すことなく、
なにかサウンドに、
新しい試みがしたい。

新しいサウンドが欲しい。

新しいハーモニーが欲しい。


いつも、そう思って、
オリジナルの譜面と、
格闘しております。


したがって、この曲にも、
私なりの、独特の、
コード・チェンジが、
あちこちに散りばめられております。

きょうは、
ちょっと、そのさわりだけでも、
解明してみましょうか。

あまりに、更新してなかったお詫びに…。



この曲は、32小節の曲です。
32小節でひと区切りの曲。

これを8小節ずつ区切ると、

A-A‘-B-A“

ま、こんな構成です。

それを、ワン・コーラス目は、
シモン、スティーブ、レンセイ、コージローが、
順番にソロをとっていきます。


そして、その、A、A‘、A“、
の部分の、最初の4小節は、

すべて同じメロディなのです。

最初はシモンの、
|Chestnuts roasting on an |open fire|
|Jack Frost nipping at your| nose|

で始まる、あのメロディ。
(歌詞を小節で区切ってみました。)


私は、そこに、
こんなコード・チェンジをしてみました。

少しでもジャズ理論のわかるかたは、
ピアノの鍵盤やギターで、
確かめてみてください。


まず、シモンが唄う、Aの4小節。
これは、ほぼ原曲どおり。
(上から1小節ずつ。
1、3小節目は2拍ずつの変化です。)

|E♭--A♭|
| E♭ |
|B♭m7(11)--E♭7(11)|
| A♭(9) |

注:(11)とか(9)は、
  テンションといって、
  ジャズ特有の、
  優雅なハーモニーが欲しいときに使います。
  これの解説を始めると、
  これだけで一晩かかるので、
  きょうは省略。


さて、お次は、
スティーブの唄う、A‘。

これは、こう変化します。

|E♭-A♭(9)|
|E♭/G-- Cm7-B7|
|B♭m7--E♭7(6)|
|A♭(9)--G♭7(6) |

注:2小節めの、「E♭/G」の2拍は、
  分数コードといいます。
  左手のベースをG(ソ)の音に。
  その上に、
  右手でE♭のコードを押さえる。
  そんなサウンドです。


そして、最後のコージローでは、
もっと変化します。

こうです。

|E♭--A♭7|
|G7(♯9・♭13)--C7(11・9)-C7|
|Fm7--Dm7(♭5)-G7|
|Cm7--F7(♯11) |


これで、

同じメロディでも、
バックのコードが、
かなり変わってることに、

お気づきのはずです。



ううむ…、

かなり専門的になってしまいましたが、

こんな技を使うことによって、
曲を少しずつ変化させ、
独特の世界を作ることができるのです。


具体的には、よくわからなくても、
大丈夫ですから。

シモンの、スティーブの、コージローの、
最初のソロの部分を、
比較してみて下さい。

同じメロディなのに、
サウンドが少しずつ変化していることに、
気づくはずです。



続けましょう。


さて、間奏後は、
一転してジャズ・ハーモニーの炸裂。

レンセイがトップを唄う、
Bの部分から始まります。

そして、最後にもう一度、
A“が出てきますね。

|so I'm offering this |simple phrase to|
|kids from one to ninety-two|(ninety-two)|


このアレンジのクライマックスです。

もっとも感動的な部分です。


ここを、さらに劇的にするために、
私は、こんな大胆な試みを、
やってみました。


まずレンセイのメロディを、
ちょっとだけ変える。

本当は、
下のE♭(so)から上のE♭(I'm)に、
1オクターブで上がる2つの音を、
上のE♭に揃える。

すると、この2小節のメロディは、

♪E♭-E♭-D-C-B♭-A♭-G-F♯-G♪

と、見事に下降するわけです。


次に、スティーブが、
1オクターブ上げて、
強烈なファルセット(裏声)で、
リードをとる2小節も、

同じように、
下降のメロディになるわけです。

♪C-C-B♭-A♭-G-F-E♭♪

とね。


ところが、この4小節。

コードは1拍ずつ、
下から上昇していく。

ハーモニー・パートは逆に、
下から上がっていくのです。

こんな風に…。


|E♭--Fm7--Gm7--A♭|
|E♭/B♭--G/B--Cm7--A7(♯11)
|A♭--Am7(♭5)--B♭7--G/B|
|Cm7--Cm7/B♭|


先程の、
分数コードの説明を照らし合わせると、
ベースは下から、

♪E♭-F-G-A♭-B♭-B-C-(A)♪
♪A♭-A-B♭-B-C-(B♭)♪

と、上がっていく。


下降するメロディと、
上昇するハーモニー、
の組み合わせ。

これが、この部分を劇的にした、
アレンジ手法だったんですね。

一番最初の、
シモンの唄ったところと比べると、

もはや、別の曲みたいでしょ。



ま、こんなことを、

いつもやってるわけです。


でもね、

こうしてアレンジが出来上がり、
ジャミンが美しく唄ってくれて、

そして、みなさんが、
優しい笑顔で、
楽しそうに聴いて下さるのを見ると、

本当に幸せな気分になれます。

がんばった甲斐があったなあ、
と思うのです。


そんなお話でした。


退屈でしたか?

ま、たまには、
真面目に仕事をしているところも、
見せないと。

なんとなくでも、
おわかりいただけると、

嬉しいのですが…。



最後に、もうひとつ。


この曲では、特に、
はたけやま姐さんの「光り物」が、
大活躍ですね。

前回書いた、
「光り物」パーカッションの、
オン・パレード。


キラキラ、シャンシャン、チリリーン、
カラーン、コローン。

いったい、何種類、
登場するのでしょうか。

まるで、
音のクリスマス・イルミネーションです。


特に、ピアノの間奏のバックに流れる、
教会の鐘の音。

見事に、雰囲気を、
かもしだしてますよね。

素晴らしいです。



あれあれ、

ずいぶん長くなってしまいました。

もう疲れました。

お目目がショボショボ。


本当は、最後まで書こうと思ったのですが、
次回にさせて下さい。

(タイトルも、一度は後編と書いたのを、
 その2に訂正しました。)

すみませんです。

ご容赦…。



(早く書かないと、

 クリスマス終わっちゃうんだけど。)


ですよね…。



(つづく)



ところで、

一昨日(12日)の、
「日韓POP・FESTIVAL」
(渋谷C・C・レモンホール)

これ、

ちょっとビックリしました。


韓流アイドルに集まった、
女性(女の子)たちが、

あんなにジャミンを、
熱烈に歓迎してくれるとは…。

嬉しかったですねえ。


お礼に、

今度、韓国の曲でも、
アレンジしてみようかな。

ハングル語で。


どうよ、スティーブ君。


リードやってみる…?



SHUN MIYAZUMI

woodymiyazumi at 02:12コメント(16)トラックバック(0) 
2008 エッセイ | jammin' Zeb インフォメーション

December 06, 2008

jammin' Zeb『裏・ギフト』


今年もあと一ヶ月。

早かったような、長かったような…。


でも、ジャミン・ゼブのおかげで、

みなさんのおかげで、

大変充実した年でもありました。


そんな、“ジャミン・イヤー”を
締めくくるようなアルバムが、
11/19にリリースされました。

クリスマス・アルバム
『GIFT(ギフト)』です。


おかげさまで、
とても好評のようです。

山野楽器さんはじめ、
いろんなCDショップでは、
クリスマス商品の目玉として、
ディス・プレイされてるところも、
多いとか。


というわけで、
今回もやることにしました。

裏シリーズ!!


『Dream』のときも、
好評でしたからね。
(ほんとか。)

このアルバム『GIFT』を、
裏側から覗いてやりましょう。


楽曲の知られざる逸話、
アレンジ上の種明かし、
制作過程におけるエピソード、
などなど。

私なりの、
独断と偏見に満ちた解説を、

面白可笑しく…。


題して、


『jammin'Zeb 裏・ギフト』


---------------------------------------------------------------
♪CHRISTMAS EVE(クリスマス・イヴ)♪
---------------------------------------------------------------

カラーン、コローン♪

いきなり、教会の鐘が鳴り、
原曲とは、かなり趣きの異なる、
『クリスマス・イヴ』のサウンドで、
このアルバムは、

一気にクリスマス・ムード。


さて、このアルバムで、
私が最も重要視したのが、
パーカッションです。

それも、金属系の鳴りもの。


トライアングル、鈴(Sleigh Bell)、
フィンガー・ベル(ハンド・ベル)、
ウィンド・チャイム、ベル・ツリーetc.etc.

キラキラしたサウンドの、
パーカッションのあれこれが、
クリスマス・イルミネーションのごとく、
全体のサウンドに煌(きら)めきを、
与えてくれるのではないか。

そう信じて疑わない私は、
はたけやま裕(ゆう)女史に電話をして、

「光りものをいっぱい持ってきてね。」

そう注文しました。


そう、
私は、こうした金属系の鳴りもののことを、

「光りもの」と呼びます。

私だけかもしれませんが…。


寿司でも「光りもの」は大好物ですからね。

「あじ」「さば」「こはだ」「さより」。



ま、冗談はさておき、

この女史の、
「光りもの」コレクションですが、

いや、あるわ。あるわ。

ビックリしました。


そして、
こちらが欲しいものを、
いとも簡単に引っ張りだしてきては、
そのつど、見事な演奏をしてくれます。


でもね…。

まさか、教会の鐘まであるとは、
思いませんでしたよ。

それも、小さいのから大きいのまで、
可愛いのから荘厳なのまで、
多種多彩。

これぞまさに、
「寿司職人」ならぬ、
「打楽器職人」ですね。

裕ねえさん。

あんたは、エライ。


このあとも、

裕ねえさんの奏でる、
キラキラとしたパーカッション・サウンドが、
どの曲にも、
素晴らしい彩りを添えていくのです。


このアルバムは、
そんな職人が腕によりをかけた、

“音のクリスマス・ツリー”

と言っても、


いいかもしれません。


--------------------------------------------------------------
♪SILENT NIGHT(サイレント・ナイト)♪
--------------------------------------------------------------

この曲のスコアの最後には、
こう日付が記されています。

2008年8月13日。

そして、4曲目の、
『LET IT SNOW! LET IT SNOW! LET IT SNOW! 』
は、8月18日。

7曲目の『Peace On Earth』は、
8月20日。

これ、みんな、
アレンジが完成した日付です。


なにを言いたいのか、
おわかりでしょうが、

これ、みんな、
夏の真っ盛りに書いた作品なのです。


このブログを、
読んでくださってるみなさんは、

私がこの夏、
「都会に居ながらにしてのエコ生活」
に挑戦していたことを、
ご存知のはずです。

エアコンも使わず、
夏バテ防止のために、
あえて熱いウドンや肉をモリモリ食い、
汗だくになって毎日を送る、

そんな真夏に書いたものばかりなのです。

まったく、クリスマスの雰囲気なんか、
これっぽっちも思い出せない、

そんな時期だったのです。


しかも、

しかも、しかも、しかも、しかも…、

この季節は、

私の大好きな、高校野球の季節。


アレンジはしなくちゃいけない。
(もう発売日、決まってましたからね。)

しかし、高校野球が見たい。

ええい、少しだけならいいだろう。

TVをつける。

と、これがいい試合で、
ついつい見てるうちに、
もう夕方…。


「いかん、早く書かなくては…。」

あせる。

あせりまくる。

なんとか気持ちを奮い立たせて、
五線紙に向かう。

それにしても、暑い…。

汗が五線紙にしたたり落ちる…。

しかし、頑張る。

頑張って、ペンを走らせる。

全然、気分じゃないのに、
なんとかクリスマスの雰囲気を、
思い出しながら…。


そうこうするうちに、

オリンピック中継が始まる。

……。



そう、この夏は、
ご丁寧にも、
「北京オリンピック」まであったのです。

プロフィールにもあるように、
私は、大の、
スポーツ観戦オタク。

いったい、どこまで、

私を誘惑すればいいのだ…。


私は、そんな世の無情を呪いながら、
見たいプログラムを我慢しながら、
懸命にアレンジする。


しかし…、

しかし、しかし、しかし…。

「ええい、まだ時間はある。
 明日早く起きて、続きをやろう。
 今日は、このままオリンピックだ。
 それにしても、暑いな…。ふ〜…。」


結局、オリンピックを観る。

……。



翌朝。

「さ、アレンジやるか。
 待てよ…。
 ちょっとだけならいいか…。」

そして、TVのスイッチをパチン。

「おお、やってるな、高校野球。」

……。



こんな毎日でした。

こんな、汗と努力の毎日でした。

誘惑との戦いとの日々でした。


え…?


それがどうした、ですって…?



ですよね…。


--------------------------------------------------
♪CAROL OF THE BELLS♪
 (キャロル・オブ・ザ・ベルズ)
--------------------------------------------------

この曲に関しては、
「ZEBLOG」の方で、
スティーブ君が詳しく解説してますので、
私が特に口を挟むものではありませんが、

ボイス・パーカッションを導入した、
初めてのア・カペラ曲として、
ジャミン・ゼブのレパートリーの中でも、
燦然と輝く一品になりましたね。

私もいずれ、
こうした「ボイパ」をふんだんに使った曲を、
書いてみたいと思っているのですが、

なにせ、次から次へと、

宿題があって、


なかなか…。


----------------------------------------------------------------------
♪LET IT SNOW! LET IT SNOW! LET IT SNOW♪
     (レット・イット・スノー)
----------------------------------------------------------------------

ブルース・ウィルス主演の、
『ダイ・ハード』『ダイ・ハード2』は、
私の大好きなアクション映画です。

事件はどっちも、
クリスマス・イブの日に起こります。

かたや高層ビルがジャックされ、
かたや飛行場がジャックされる。


そして、
事件に巻き込まれた、
別居中の妻を救うべく、

ニューヨーク市警の一警官、
ジョン・マクレーン(B・ウィルス)が、
孤軍奮闘、
凶悪なテロリストたちをやっつける、

という、痛快アクション。


そして、見事に悪漢どもをやっつけ、
マクレーン夫妻を乗せた車が、
現場から去っていく。

街は再び、
華やかな、楽しげな、
クリスマス・ムードに戻っていく。


そんな、印象的な、
ラスト・シーンに流れるのが、
この曲でした。

ですから、これはもう、
立派なクリスマス・ソングではないか、
と思い、
この曲を選曲してみたわけです。


4(フォー)ビートの、
オーソドックスなピアノ・トリオをバックに、
楽しげに歌うジャミンの歌唱が、

暖炉の前で、
心暖まるクリスマスを迎える家族の、
楽しい団欒をイメージさせてくれますね。

もちろん、
全編に流れる鈴(Sleigh Bell)の音が、
さらに、そんなムードを、
高めてくれていることは、

言うまでもありません。



もうひとつ。


この詞を書いたのは、

Sammy Cahn(サミー・カーン)という人。

アメリカを代表する作詞家です。


私が知る限りにおいても、
膨大な数のヒット曲があります。

『It's Magic』『Time After Time』
『Bei Mir Bist Du Schon』
『All The Way』『I Should Care』
『I Fall In Love Too Easily』
『Day By Day』『Teach Me Tonight』
『It's Been A Long ,Long Time』
etc.etc.


タイトルだけではピンと来なくても、
曲を聞いたら、
みなさん一度は聞いたことがあるはずの、
名曲ばかりです。

素晴らしい!


かつて、
筒美京平さんを、
日本のコール・ポーター、

村井邦彦さんを、
日本のジョージ・ガーシュイン、

と例えて、
エッセイを書いたことがありますが、

ならば、この、
サミー・カーンさんは、
さしずめ、
アメリカの阿久悠さん、

ということに、
なりましょうか。


いずれにしても、
これからの季節にはピッタリの歌です。

部屋をあったかくして、
お楽しみ下さいませ。


凶悪事件は、

ごめんですよ。



(つづく)



ある、アパレル関係のひとから、
こんな話を聞いたことがあります。


彼らが冬物商品を考えるのは、
真夏。

したがって部屋のエアコンを、
ギンギンに冷やして、
「寒い」「寒い」と毛皮のコートを着て、
クリスマス・ソングかなんかを聞きながら、
考える。


逆に、真冬は、
エアコンを30度以上にして、
汗だくになって、
ハワイアンかなんかを聞きながら、

夏物商品を、
考えるんだそうです。


しかし私は、この夏、

暑さをそのまま受け入れながら、

これらを書きました。


これも、ひとつのエコ。



え…?


それがどうした…?


……。



SHUN MIYAZUMI

woodymiyazumi at 15:30コメント(19)トラックバック(0) 
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