January 2012
January 24, 2012
『Garden』リマスター盤のお知らせ
みなさん、こんにちは。
今日は特別版でございます。
ジャミン・ゼブに関するお知らせです。
ジャミン・ゼブHP(Staff Blog)、
ならびにZEBLOGにも、
ほぼ同じ内容が掲載されますが、
こちらにも…。
「jammin'Zeb(ジャミン・ゼブ)の大傑作『Garden』
強力なリマスター盤として装いも新たに再登場!」
『ガーデン』POCS-1049
発売元:ZEB
販売元:ユニバーサル ミュージック
定価:¥3,150(税抜価格¥3,000)
2010年5月にこのアルバムを発表してからのジャミンは、
歌唱力はもとより、すべてにおいてスケール・アップ。
ステージはさらにエンターテインメント精神にあふれ、
端正なルックスには、
大人の男性の魅力も兼ね備わってきました。
(かな…?)
また同年末より、
東海地方限定ではありますがCMにも出演。
そのタイアップ・ソングとして、
初の日本語オリジナルも提供。
2011年6月には、そのCMソングの「Beautiful Smile」や、
渾身のアレンジ、
「Summertime」「La Mer」「Day Tripper」、
そして東日本大震災によって生まれたオリジナル「Rise」、
これらを含む話題のアルバム『Summertime』をリリース。
その「Rise」は、
NHK総合TVでも再三に渡って取り上げられ、
大きな反響を呼んだことは記憶に新しいところです。
(うんうん)
そんなジャミン・ゼブの最高傑作として呼び声の高い、
アルバム『Garden』を、
未だジャミン・ゼブの音楽に触れたことのない方たちに、
“より完璧なパッケージ”でお届けしたいという願いのもと、
再び制作費がかかるのも厭(いと)わず、
多少の困難や批判をも覚悟の上、
「ええい!」とばかりリニューアルしてしまったのが、
このリマスター盤なのです。
(なるほど)
日本を代表する最高のマスタリング・エンジニア、
原田光晴さんと、
JVCマスタリング・センターが誇る、
最新マスタリング技術によってもたらされたサウンドは、
旧作よりもさらに輝きと重厚さを増し、
熱心なオーディオ・ファンをも、
大いに唸らせる仕上がりになったのではないでしょうか。
(へ〜)
さらにアルバム・ジャケットも一新しました。
有名人気ブランド『JUN MEN』さまご提供による、
ベルベット・スーツや、
ヨーロピアン・センスに溢れるジャケット&パンツ。
これらに身を包んだ、
メンバー4人の美麗写真が満載のブックレットは、
さらに多くの女性たちを魅了することと確信します。
(キャーッ!)
そして今回はボーナス・トラックを用意しました。
デビューして間もない2008年に出演した、
TV朝日『題名のない音楽会』。
そこで披露した岩崎宏美さんの、
「好きにならずにいられない」ジャミン・バージョンは、
その後たくさんの方からCD化を渇望されていました。
今回ついに陽の目をみることとなりました。
これまたNHKでも取り上げられた「さくら」や、
「エヴリシング」「カケラたち」などと並んで、
ジャミン・ワールドにリメイクされたJ-POPカヴァーが、
さらに多くの方たちから評価されると信じております。
(わーい)
このように、
現在考えられる最高のスタッフを駆使して作られた、
最高に贅沢な「リマスター盤」!
1月25日全国一斉発売です。
どうぞ手に取ってご覧下さい。
ただし、
ここでお断りしておかねばならないことがあります。
すでに旧盤『Garden』をお持ちの方に対してです。
(ここ重要です)
「リマスター」すなわち新しいマスタリングといえども、
音楽の本質が大きく変わったわけではありません。
収録曲はボーナス・トラックを除いて全て同じです。
演奏もすべて同じ物です。
また旧作のマスタリングが劣っているわけでもありません。
これも今回と同じく原田さんの手による作品ですから、
悪かろうはずがありません。
どちらにもそれぞれの良さがあって、
オーディオ的見地からみれば、
その違いを楽しんでいただくのも一興かと思います。
強いて言うと、今回のは、
「より中低音が充実した重厚なサウンド。
ヴォーカルも旧作よりぐっと前にでて来た感じ。」
ということになるのでしょうか。
しかしながら、
「オーディオ的な専門分野はどうでもいい。
同じ曲、同じ演奏のものばかりだったら、
たった1曲のために新たに購入するなんて嫌だ。」
こう思われる方もいらっしゃると思い、
そうした方のために、
ボーナス・トラック「好きにならずにいられない」のみ、
各種配信サイトで購入(200円)できるように致しました。
どうぞご利用下さい。
人間は日々進化していくものです。
2010年時点では最良だと思ったものでも、
時を経てみると、
わがままな欲求が次々と首をもたげてきます。
今回「なぜそんなことまでして…」という、
疑問をお持ちの方も多いかと思いますが、
それに対しては、
「だって、そうしたかったから。」
という答えしか浮かばないのもまた事実。
どうぞくれぐれも、
「新譜だと思ったら、前のと同じじゃないか。」
というクレームの無きよう、
お間違えのなきよう、
よろしくお願い申し上げます。
ただし、このように、
ジャケットを変更させての再発売というのも、
この業界では珍しい事ではありません。
逆にそのアーティストが大成功をおさめた場合には、
初版というのは思わぬ価値が生まれる場合も多いのです。
どうぞ旧盤も、変わらずのご愛顧をお願い申し上げます。
(ふ〜…)
ではここで、
あらためて収録曲について、
簡単な解説を加えておきましょう。
01. HOW DEEP IS YOUR LOVE(愛はきらめきの中に)
ビージーズの美しいヒット曲を、
ビロードのようなジャズ・ハーモニーを散りばめながら、
スローボサのリズムに乗せて感動的に歌い上げています。
02. ROUTE 66(ルート66)
豪快なビッグ・バンド・サウンドを彷彿とさせる
コーラス・ワークとグルーヴは、
まさにジャズ・コーラスの醍醐味です。
03. さくら
アンコールでこの曲を演奏すると、
サイン即売会ではいつも長蛇の列。
NHK『歌謡コンサート』『金曜バラエティー』
でも取り上げられました。
今やジャミンを代表するア・カペラ・ソングです。
04. LADY MADONNA(レディ・マドンナ)
あのビートルズの名曲が、こんなに華麗な、
ジャズ・ファンク・ロックに大変身。
この曲が始まるとスタンディング、大盛り上がり。
最近のライブでは定番になりました。
05. ALFIE(アルフィー)
バート・バカラックの名曲も、
ジャミンの手にかかるとこんな風になってしまいます。
“バラード王子”の異名をとるコージローを中心とした、
美しい珠玉の逸品。
06. NOUS VOYAGEONS DE VILLE EN VILLE
(町から町へ)
ミシェル・ルグランの代表的ミュージカル
『ロシュフォールの恋人たち』中の一曲で、
ここではフランス語に初挑戦。
あらゆるコーラス・ワークを駆使した驚異の作品で、
彼らの実力は既に世界的レベルと言っては、
言い過ぎでしょうか。
07. EVERYTHING(エヴリシング)
ご存知MISIAさんの大ヒット曲。
前半が「Singers Unlimited」後半が「TAKE 6」という、
世界の2大コーラス・グループを意識した、
あっと驚く二部構成によるアレンジと歌唱は、
大いに話題を呼んでいます。
08. ORANGE COLORED SKY(オレンジ色の空)
バーバーショップ・スタイルのア・カペラを、
若者らしく実に溌剌と歌い上げています。
さらに磨きのかかったシモンの迫力ある低音にもご注目。
09. THE SUMMER KNOWS(おもいでの夏)
06と同じ、ミシェル・ルグランのオスカー受賞曲。
美しくもせつないバラードが、
スティーブを中心に更に官能的、
かつドラマチックに仕上がっています。
10. SWEET SWEET LOVE
(スウィート・スウィート・ラヴ)
最近メキメキと創作力を上げて来た、
レンセイが書き下ろした初のオリジナル。
R&Bが基調になった楽しいダンス・ナンバーで、
これもライブではいつも熱狂状態ですね。
11. POLKA DOTS AND MOONBEAMS 〜
MOONLIGHT SERENADE
(水玉模様と月光〜ムーンライト・セレナーデ)
古いスタンダード・バラードと、
有名なグレン・ミラー楽団の大ヒット曲を組み合わせた、
いわゆる“お月さまメドレー”。
ジャズ・ワルツでぐいぐいスイングする後半は、
まさに圧巻の仕上がりです。
12. MOONDANCE(ムーンダンス)
もう一曲、月にちなんだタイトルのア・カペラ・ナンバー。
都会的で洗練されたア・カペラ・ワークは、
まさにジャミンの真骨頂といえましょう。
13. カケラたち
若きシンガー・ソングライター、
松倉サオリさんの隠れた名曲を、
ジャミンならではのアレンジで見事に甦らせた大作。
アルバムの最後を飾る、圧倒的な仕上がりです。
14.好きにならずにいられない(ボーナス・トラック)
かつてTV朝日『題名のない音楽会』で大反響を呼んだ、
岩崎宏美さんのヒット曲のカヴァー。
これまたジャズ・ハーモニーを散りばめた、
ジャミンならではの斬新なリメイク。
J-POPの今後のあり方に一石を投じたと言うのは、
大げさでしょうかね。
ファンのみなさま待望のCD化です。
嬉しいことに、
2011年後半からは、
全国各地から出演依頼の絶えないジャミン・ゼブ。
再びこの強力盤をたずさえて、
飛翔していきたいと願っております。
どうぞ今後ともジャミン・ゼブを、
よろしくお願い申し上げます。
Producer
Shun Miyazumi
(あとがき)
とまあ、
こんなわけでございました。
早いところでは、
本日(1/24)にも入手可のようです。
このジャケットを眺めながら聴くと、
また違った印象に聞こえるから不思議 ♪
お楽しみいただければ幸いです。
今年はまだまだビッグなニュースが続きますよ。
お腹こわしてる場合じゃありませんね。
ガォ…。
Shun Miyazumi
January 14, 2012
私の映画ベストテン 2011
この企画も今年で5年目になります。
でも、今年はちょっと迷いました。
やめようかとも思いました。
なぜならば、
3月11日の、あの大震災がもたらした惨状や、
福島原発の恐ろしい事態を見せられたら、
作り物の映画なんて、なんとも現実離れした、
絵空事に思えてきたからなのです。
したがって昨年見た映画(DVD)の大半は、
3月11日以前のものばかりです。
でもね…、
やはり映画を捨てることはできませんでした。
これもまた、
人間の英知と感性が作った、
なんとも贅沢で、人生に潤いをもたらす、
偉大なエンターテインメントだからです。
心から素直に映画を楽しめる生活もまた、
幸せなことなんだなあ…。
逆に改めて再認識させられた、
とまあ、こういうわけです。
ということで、
今年もやることにしました。
ではでは。
『私の映画ベストテン 2011』
1.エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜
(La Vie En Rose)
なぜか昨年は、ここ数年気になっていた、
「有名な女性」を主人公にした、
そんな映画をたくさん観た1年でした。
なぜ、そんな心境になったのでしょうかねえ…?
そんな中、この「シャンソンの女王」を描いた映画は、
本当に素晴らしかったです。
マリオン・コティヤール扮するピアフは、
まるで本人が演じてるのではないかと思わせる名演で、
アカデミー賞主演女優賞に輝いたのも当然!
わずか47年の短い人生を哀しくも奔放に生きたピアフ。
過酷なまでの波乱の人生だったからこそ、
今だに世界中を魅了し続ける、
あの歌が生まれたのでしょうか。
だとしたら、あまりにも皮肉…。
そして、この映画を観て初めて知ったのですが、
「エディット・ピアフ」というのは芸名だったんですね。
なんとも印象的な名前だと思っていました。
そんな、偉大な「エディット・ピアフ」を、
かつてタモリは、『タモリII』というアルバムの中で、
こうパロディっていたんですよ。
「エビのピラフ」
(いいのか…)
2.ココ・シャネル
(COCO CHANEL)
お次は、有名な女性デザイナーの伝記映画。
これは2種類あったのですが、
私が選んだのはシャーリー・マクレーンが出ている方。
これもキャスティングが見事だったなあ…。
若き日のココ(バルボラ・ボブローヴァという人)と、
晩年のココを演じるシャーリー・マクレーンの、
イメージが全く狂わないのです。
伝記映画で一番がっかりするのは、
役者の風貌やキャラクターの違いで、
とても同じ人物の人生と思えないキャスティング。
この映画は、それだけでも楽しめました。
そういえば、
「ココ」というのも変わった名前ですね。
これまた、とても印象的な名前です。
だから私、マヒナ・スターズと女性歌手が、
その昔歌っていた曲を思い出しました。
「ココ ココ ココがいいのよ
あなたのそ〜ばが〜♪」
(古すぎ…?)
3.永遠のマリア・カラス
(Callas Forever)
過去の偉大な歌手のなかで、
「一度でいいから生で聴いてみたかった…。」
そう思える一人が、このマリア・カラスさん。
ま、ピアフもそうですがね…。
マリア・カラスと親交の厚かった、
斬新なオペラ演出でも有名な映画監督、
フランコ・ゼフィレッリさんの愛と思い入れが、
伝わってくるような気がします。
もっとも印象的なシーンは、
晩年、かつてのような声が出なくなったカラスが、
往年の彼女を収録したレコード、
蝶々夫人「ある晴れた日に」を聴きながら、
泣き崩れるところ。
でも、それも仕方ないこと。
誰でも年はとるのですから。
それでも彼女は、
神から与えられた素晴らしい声と歌唱力で、
「史上最高のソプラノ・シンガー」の勲章を、
手に入れたではありませんか。
悲観することなんか一つもありません。
私は彼女に、こう言ってやりたかったです。
「カラス なぜ泣くの?」
(もういいから)
4.負けざる者たち
(Invictus)
これも実話をもとにした、
クリント・イーストウッド監督の感動作。
1994年、南アフリカ初の黒人大統領に就任した、
ネルソン・マンデラさんは、
それでもなお、白人と黒人の対立が続く国を、
「スポーツの力で一つにしたい」と考えたんですね。
そして、幾多の困難を乗り越え、
翌1995年、自国南アフリカで開催された、
ラグビー「ワールド・カップ」大会で、
なんと、南アフリカ・チームを優勝に導く。
とまあ、まるでドラマのような本当のお話。
しかし昨年、
わが日本の「なでしこジャパン」も、
女子のサッカー「ワールド・カップ」で優勝しましたね。
震災で落ち込んだ日本に勇気を与えてくれました。
だから人生は、面白いんですね。
5.シービスケット
(Seabiscuit)
これも実際にあったお話。
私、どうやら実話の方が好きみたいですね。
といっても、この主人公はお馬ちゃん。
気性が荒く、とても競走馬にはむかない、
不遇の馬「シービスケット」号を、
限りない愛情と、粘り強い調教で、
ついに一流の競走馬に育てるというお話。
そして、これまた大不況にあえぐ、
1930年代のアメリカに、
夢と希望を与えたというのですから、
今の日本にも望みたいものです。
出よ、第二の「シービスケット」!
「シマウマ」もがんばれ!
(ん…?)
(お前の出番は、終わったんだって!)
6.パリより愛をこめて
(From Paris with Love)
ん? なんか聞いたことがあるようなタイトルだぞ…。
1年前のこの特集では、
同じスタッフが作った、「96時間」という、
超ど級アクション映画をご紹介しましたが、
昨年観たアクション映画のなかでは、
これがダントツに爽快でした。
ジョン・トラボルタが、
メチャメチャ危ない刑事野郎に扮して、
悪党どもを次から次へとぶっ殺すという、
なんとも野蛮なハード・ボイルド・アクション。
この人も年をとるにつれて、
どんどんカッコいいオッサンになっていきますねえ。
憧れちゃうなあ…。
無理だけど…。
7.パブリック・エネミーズ
(Public Enemies)
大恐慌に喘(あえ)ぐ1930年代のアメリカには、
お馬の「シービスケット」号とならぶ、
庶民のヒーローがいたんですねえ。
それが、ジョン・デリンジャー君。
といっても、この人は犯罪者です。
でも、国家の金しか狙わず、
国家権力をあざ笑うような強盗と脱獄を繰り返す、
これまた映画のような人生を送った、
アメリカ版「鼠小僧次郎吉」。。
昨年は、映画のようなお話の映画ばかり…。
わかるような、わからないような…。
……?
ジョニー・デップ君、快演でした。
愛人役のマリオン・コティヤールも、
「これが、あのピアフを演じた人?」
と思えるような名演でした。
8.エル・カンタンテ
(El Cantante)
この映画もずっと探していたんです。
ようやく観ることができました。
伝説のサルサ・シンガー、
エクトル・ラボーの波乱の生涯を描いた音楽映画。
この人も、薬漬けの人生。
おまけに最後はエイズにもかかってしまう。
もう、どうしてみんな、そうバカなんでしょう。
ジミ・ヘンも、ジャニス・ジョプリンも、
ジム・モリソンも、ブライアン・ジョーンズも、
エディット・ピアフも…。。。
ま、そういう時代だったんですかね…。
演じているのは、
これまたサルサ(ラテン・ミュージック)の大スター、
マーク・アンソニー君。
音楽伝記映画というのは、
俳優は口パクで吹き替えシンガーがいるもんですが、
これは、きっと、
マーク・アンソニー自身が歌ってると思います。
格好いいですよ。
歌も抜群です。
憎いぞ。
9.英国王のスピーチ
(King's speech)
ああ、これも実話だ。
英国史上最も気弱な国王(ジョージ6世)が、
「ナチの台頭許さじ」とばかり、
ドイツに対しての宣戦布告と、
国民にむけて奮起を促す歴史的なスピーチを、
涙ぐましい努力の末、成功させるというお話。
でも、いいのかな…。
仮にも一国の王さまを、
こんなコミカル・タッチで描いたりして…。
現エリザベス女王の父上なのにねえ…。
日本だったら、
絶対許可されないでしょうね。
イギリス王室の寛容さを見たような気がします。
ちなみにこれ、
昨年(2011年)のアカデミー賞最優秀作品賞を獲得。
そこまででもないような気もしますが…。
10.スラムドッグ$ミリオネア
(Slumdog Millionaire)
1970年代の後半から80年代にかけて、
私は毎年のように仕事でアメリカに行っておりました。
その度に、驚いたのは、
日本でもヒットしているクイズ番組と全く同じ物が、
アメリカにもあることでした。
これって、日本のテレビ局が真似してたんですねえ。
そして司会役のキャラクターも、
そっくりに真似していたのです。
「クイズ100人に聞きました」の関口宏さんも、
「クイズ$ミリオネア」の、みのもんたさんも、
アメリカのそれと同じような口調、同じような間(ま)。
「なあんだ」って感じでした。
ところが、これはインドにもあったんですね!
とまあ、そんなお話。
ちなみにこれは2009年のアカデミー賞最優秀作品賞。
これは納得です。
そんなわけで、
映画の本数こそ少ない2011年でしたが、
その代わりに私を楽しませてくれたのが、
『オペラ・コレクション』(もうすぐ完結)と、
やはりD社から出た『名探偵ポワロ』シリーズ。
そして『刑事コロンボ』のDVD全巻。
みんな、ありがとう!
でも今年はまた、
映画をいっぱい観るつもりです。
パニック映画はイヤだけど…。
……。
SHUN MIYAZUMI
January 04, 2012
私の10大ニュース 2011
みなさん、
あけましておめでとうございます。
2012年が幕を開けました。
東京は今年も晴天続き。
さぞやみなさん、
穏やかなお正月を過ごされたことと思います。
それにしても、
昨年は、本当に大変な一年でした。
新しい年を、こうして健康で迎えられることを、
何よりも感謝したいと思います。
おっ、出たな。
そうか、今年は辰年なんですね。
わがジャミン・ゼブも、
昇り龍のごとく大いに活躍してもらいたいものです。
そう、辰年ね。
わかってますよ〜。
私の卯(うさぎ)年は去年終わったんですよね〜。
はい、はい…。
おい、わかってるって言ってるだろ!
くどいよ君たち!!
あ、あのね…。
……。。。
というわけで、
どうぞ本年も、変わらずのご支援、ご声援のほど、
よろしくお願い申し上げます。
みなさんにとりましても、
素晴らしい1年になりますように。
では、今年もこの話題からスタートです。
今年で早や6回目を迎えます。
私をとりまく、
なんともバカバカしい、でも心暖まる10大ニュース。
(ん…?)
2011年の私は、どんな1年だったのでしょうか。
ジャーン、早速いってみましょう。
『私の10大ニュース 2011』
1.ノロ・ウィルスの来襲(1月)
あれは1月中旬のこと。
深夜に突如私を襲った強烈な吐き気と下痢。
それはそれは、筆舌に尽くし難い苦しみでした。
聞くところによると、
これぞ、当時巷(ちまた)を騒がせていた、
ノロ・ウィルス(ロタ・ウィルス)という奴のしわざ。
もうもう、一晩中ゲーゲー、ピーピーのありさま。
(すみません、正月早々汚い話題で…。)
で、その2日後、
今度は息子が同じ症状にかかってしまいました。
真夜中、トイレでゲーゲー吐きながら、
彼は私に、こうののしったのです。
「くそー、うつしたなー。」
そう、あれは強烈な感染作用を持っているのです。
でも…、
やはり同居しているもう一人の女性…。
なぜか彼女だけは感染しませんでした。
(なぜだ…?)
2. 膝が痛いよ〜(1〜6月)
ノロ・ウィルスが去ったと思ったら、
その次に私を襲ったのが「膝痛」。
いやあ、これも大変でした。
医者へ行っても、整骨院に通っても、
一進一退を繰り返すばかり。
「普通に歩ける」ことが、
こんなに有難いこととは考えもしませんでした。
で、結局、治療に最大の効果があったのは、
「禁酒」。
だから…、
なんだかんだで、この「膝痛」は、
完治するまで半年もかかってしまいました。(…?)
(ツイストもダメよ〜。)
3. ついに地デジのテレビ買う(2月)
2月末。
ついにあきらめて、
我が家の居間にも地デジのテレビを導入しました。
(強情なY浅ショージん家(ち)は、
7月以降、テレビ無しの生活です。
ぐぁははは、この意地っ張りめ。)
それにしても、今のテレビって薄いんですねえ。
だから42型でも、ちっとも場所を取らない。
そして、きれい…。
と、そこへ、
あの大地震が起きました…。(3月11日)
我が家は3人とも外出中です。
私は真っ先にテレビのことが心配になりました。
(無事だろうか…。倒れて壊れてはいまいか…。)
私とY浅ショージは、
代々木公園から延々歩いて帰って来たのですが、
あのショージめは、
「どうしてもお宅の惨状が見たい。
特に壊れたテレビがね。ウッシッシ。」
と、わざわざ家(うち)に立ち寄ったのでした。
(性格悪いから。)
しかし、我が家は信じられないくらい、
何も被害はありませんでした。
テレビも無事でした。
そのとき、あいつは、こう呟いたのです。
「なあんだ。」
「……。」
4. 帰宅難民になる(3月)
2011年…。
どうしてもこの話題を避けては通れませんね。
3月11日…。
私たちとジャミン・ゼブは、
代々木公園の近くにあるスタジオで、
来るべき『STB 139 4Days』公演に向け、
快調にリハーサルをしておりました。
そこへ、あの大地震。
……。
都内の電車はすべて運転中止です。
仕方なく、私とショーちゃんは、
まず渋谷まで歩きバス停に行ってみる。
が、そこは、人、人、人、人、人…。
しかもバスなんて一向に来る気配もない。
あきらめて、今度は恵比寿まで歩き、
駅前で「用賀」行きのバスを待つ。
このバスは駒沢通りをまっすぐ、
家の前まで行ってくれる便利なバスです。
が、しかし、30分くらい待ったあと、
その前に満員で発車したバスが、
わすか30m先でまったく動けないのを見て、
これも断念。
今度は中目黒まで歩き、
3時間程「焼きトン屋」で一杯飲んで時間つぶす。
というか「東横線」の運転再開を待つ。
しかし、それも叶わず、
私たちは駒沢通りをテクテクと歩く。
ま、同じような人がたくさんいたので、
寂しくはありませんでした。
そして、環七の近くまで来たときに、
親友の小原さんがこの辺に住んでいるのを思い出す。
私たちは、小原さんちに駆け込んだあと、
酒をふるまってもらい、
約2時間、ここで時間をつぶす。
で、このとき私たちは、
この地震がもたらした凄まじい現状を、
初めてテレビを通して知ったのでした…。
結局我が家に着いたのは深夜の1時。
代々木を出てから、
8時間の苦難の行軍だったわけです。
(うそつけ、実質は3時間じゃないか。)
それにしても、膝が少し良い状態だったので、
助かりました…。
……。
あらためまして。
被災者のみなさまに心よりのお見舞いと、
被災地の1日も早い復興を、
心よりお祈り申し上げます。
5. 手羽先三昧(4、7、10、12月)
東日本大震災によって、
予定されていた仕事が次々とキャンセル、
または延期になってしまった2011年前半。
私たちは、
中京地区から再び活動を開始。
CMでもお世話になっている、
「クレール」さんのご協力を得て、
度重なる名古屋ライブを敢行したのでした。
そして、ここで私は、
もうひとつの名古屋名物「手羽先」を知ったのでした。
いやあ、何本食べたかなあ…。
4回の遠征で100本は食べたかなあ…。
あははは。
今年もいっぱい行きますよ〜。
もう決めたも〜ん。
(目的はそっちか…?)
はい、ここで、ちょっと休憩。
お正月ですからねえ。
うぃ〜〜っと。
では後半。
6.ピーター・フォーク死す(6月)
1970年代。
軽妙な演技で日米のお茶の間を楽しませてくれた、
刑事コロンボこと、ピーター・フォークさんが、
お亡くなりになりました。
小池朝雄さんによる吹き替えも楽しかったなあ。
「うちのカミさんがね。」
「よござんすか?」
舞台はロスなのに、なぜか江戸っ子弁だし。
あはは。
で、私、追悼の意味もあって、
Amazonにて、
「刑事コロンボ大全集」ならぬ、
現在発売中のDVDを全て購入したのです。
約50話にも及ぶ傑作ぞろい。
おまけに、すごい安かったです。
ま、この話はいずれまた。
(合掌…)
7. さらに…(10〜12月)
2011年は、
私が高校生の頃から憧れ、敬愛していた方々が、
次々とお亡くなりになりました。
北杜夫さん。
あなたの軽妙なユーモア溢れる文章が大好きでした。
立川談志さん。
あなたは先代古今亭志ん生、三遊亭円生とならぶ、
真の天才でした。
西本幸雄監督。
熱狂的な阪急ファンだった私には、
あなたの勇姿を永遠に忘れることはできません。
ああ、寂しいなあ…。
……。
(合掌…。合掌…。合掌…。)
8. ボルト、世紀のフライング(8月)
昨年、韓国テグで行われた「世界陸上」。
世界中が注目したのは、
男子100メートル決勝に出場する、
驚異的世界記録保持者、史上最強のスプリンター、
ジャマイカのボルト選手。
なにしろ、準決勝までは、
一人だけジョギング状態でしたからね。
それで軽々と10秒を切ってしまう。
真面目に走ったら、
いったいどんな記録が出るのだろう…?
どのくらい他の選手をぶっちぎるのだろう…?
そして…、
その時はやってきた。
位置について…、
用意…、
パーン!
ところが…、
「おっと、ボルトがフライングです!」
「なんと、ボルトが失格です!」
あ〜あ…。
がっかりさせてくれるよなあ、ボルト君。
そんなに慌てなくたって、
ぶっちぎりの優勝は間違いないじゃないか…。
……。
ま、若さが出ましたね。
ということで、
今年の「ロンドン五輪」に期待しましょう。
スプリンターといえば…、
名馬シンボリルドルフも亡くなりましたね。(10月)
(ん…?)
昨年、オルフェーブルが、
史上7頭目の三冠馬に輝きましたが、
私はあなたこそが “史上最強馬” と、
かたくなに信じておりますよ。
(これも合掌だ…。)
9. イチローの記録、ついに途絶える(10月)
私のアイドル、
大リーグ「シアトル・マリナーズ」のイチロー選手。
彼が2001年の渡米以来打ち立てて来た、
数々の偉大な記録がすべて途絶えてしまいました。
11年連続200本安打ならず。
11年連続3割ならず。
11年連続オールスター出場ならず。
11年連続ゴールデン・グラブ賞ならず。
あ〜あ、もったいない…。
……。
限界説もささやかれていますが、
私はそうは思いたくありません。
がんばれイチロー!
もう一度、よみがえれイチロー!
(今年は真面目に応援するからね。)
10.ジャミン、悪天候予想をことごとく覆す
かつて、
「ジャミン・ゼブのライブの日はいつも雨が降る」
「ジャミン・ゼブには雨男がいる」
と、よく言われたものでした。
しかし、
2011年のジャミンは、
そんな悪天候予想を、
ことごとく覆(くつがえ)したのです。
圧巻は、9月のファンミでした。
前々日まで、
台風は関東直撃の予想。
今度ばかりは私もショーちゃんも諦めかけました。
しかし…、
前日になると…、
台風は大きく左に旋回。
四国から中国地方に向けてその進路を変え、
当日の東京はピーカンという奇跡まで起きたのです。
(四国、中国地方のみなさん、ごめんなさい…。)
さあ、お天気までも味方し始めたジャミン。
今年も大いに活躍したいと思います。
なにしろ昨年は、
半分しか活動できませんでしたからね。
1年間フルに活躍できますように…。
ささやかながら今年の私の願いです。
行け〜〜〜! ジャミンガーZ!!
というわけで、
2012年のはじまり、はじまり〜。
最後は、いつものあいつの登場です。
昨年、この「招き猫」ちゃんの名前を募集しました。
おかげさまで、
数名の方から応募がありました。
で、熟慮に熟慮を重ねた結果、
ここに名前が決定しました。
「宮ちゃん」です。
おい、今年も頼むぞ、宮ちゃん!
ではでは、改めまして、
「謹賀新年」。
今年もよろしくお願い申し上げま〜すにゃ〜。
(ん…?)
SHUN MIYAZUMI