April 2013
April 28, 2013
裏・元気ですか
おや、ここはどこ?

なんだか車の工場のようですが…。

あら、ショーちゃん、
あんたいつから工場にお務めになったの?

実はですねえ、
ここは「岐阜車体工業」と言いましてねえ、
トヨタの「ハイエース」を一手に生産している大工場、
なんでございますのよ。

ああ、そうだったの。
それにしても君、
なかなかお似合いざんすよ。
あははは。

あらら、かく言う私も…。
なんだか支配人みたいだなあ…。
むむむ……。
とまあ、いつになく変な始まりでしたが…、
これらの写真は昨年の5月、
岐阜県は各務原(かかみがはら)市にある、
「岐阜車体工業」さんの工場にお邪魔したときのもの。
なんで、そんなところに…?
という疑問をお持ちの方も多いでしょうね。
実は、この「岐阜車体工業」の会長である、
星野鉄夫さんこそが、
今回の『〜各務原市のうた〜元気ですか』
の仕掛人だったのです。
星野会長は一方で、
「各務原市文化協会」の会長も兼任されております。
2010年10月、ジャミン・ゼブが、
各務原市が誇る重要文化財「村国座」に初出演の際、
「これは素晴らしいグループだ!」
と、一目ボレして下さいました。
以来、何かにつけてお世話になっている、
自ら「ジャミン・ゼブ岐阜県後援会長」に就任、
とまあ、もったいなくも、
そんなお付き合いをさせて頂いてる方なのです。
そんな星野さんから、
「各務原は来年、市制施行50周年なんだがね宮住くん、
一つ記念に市のイメージ・ソングを作ってもらって、
それをジャミンに歌わせたらどうだろう。」
という、これまたもったいなくも有難いオファーを頂き、
そのイメージ作りのために市の名所旧跡を案内して頂き、
ついでに見学した工場に圧倒されたのが昨年の5月。
とまあ、そんないきさつがあったのです。
まず最初に私が曲を作り、
詞は山上路夫さんにお願いすることにしました。
(3月2日の記事「元気ですか」を参照して下さい。)
ジャミンが歌う曲は、
優雅さと気品と感動が兼ね備わっていなくてはなりません。
エヘン!
さらに、この作品には、
郷土愛、郷愁といったものも必要です。
「翼をください」「瀬戸の花嫁」「世界は二人のために」
山上さんをおいて、
こんな難しい注文に答えてくれる作詞家は、
他にはいないのではないか…。
……。
はい、思った通りの素晴らしい詞が出来上がりました。
冒頭の、
「ターン、ターン、タータターン」
というシンプルなメロディに、
「げーんきー でーすかー」
という詞が付いてきたのには、
仰天してしまいました。
さすがです…。
さあ、そうなると、
今度はアレンジです。
私が見せてもらった各務原の美しい自然。
緑の多い街並、雄大な木曽川、遠くに連なる山々、
こんな風景にはホルンの響きがピッタリだ…。
そして最後は、
ベートーヴェンの「第九」のエンディングよろしく、
オーケストラ・シンバルを、
これでもか、これでもかと連発してやろう。
これは「讃歌」だ。
「各務原讃歌」だ。
こうして、この美しい作品(自画自賛)が出来上がった、
とまあ、こういうわけでした。

当初は非売品の予定でしたが、
市役所への問い合わせが殺到したため、
めでたく5月1日(水)、一般発売と相成りました。
パチパチパチ!
カップリングには、
レンセイが新たに書き下ろしたア・カペラ・ナンバー、
「涙そうそう」を収録しました。
ジャミンには珍しい「和物」2作品。
ま、どちらも異色作と言えば言えますが、
そんなジャミンもあってはいいのではないでしょうか。
素直にそう思える今日この頃です。
ま、そのあたりは「ゼブログ」に、
詳しく掲載されてるようなので、
そちらをご覧いただくとして、
なにはともあれ、
市民の方はもちろんのこと、
一人でも多くの方に聴いていただきたいものです。
そして何年か先には、
「この曲を知らない各務原市民は一人もいない」
「みなさん、いつも楽しそうに口ずさんでいる」
そんな、夢のような光景を思い描いております。
るんるん♪
最後になりましたが、
こんな素晴らしい機会を与えてくださった、
星野会長、森前市長、各務原市役所のみなさん、
関係各位のみなさまに、
この場をお借りして、
心から御礼を申し上げます。
では、全国各地のみなさんも、
毎日歌ってくださいね。
さあ、ご一緒に。
♪元気ですか 誰もみんな
今日が良い日であるように♪
(「裏・元気ですか」おわり)
そうそう、
4/26(金)の「A'TRAIN」にお集りのみなさん。
こちらも、ありがとうございました。
GW前なので、
いささか集まりを心配したのですが、
なんの、なんの、大盛況でございました。
そして私、
やはり予想通り「絶好調」でしたよ。
と、これまた自画自賛。
わっはっは。
次回は、5月31日(金)です。
あら、その時は私、
また一つ年をとってるわけですね。
ううむ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
April 25, 2013
トンビに油揚げ
今日はこんな小話を。
「トンビに油揚げをさらわれる」
ということわざがありますねえ。
「大切にしているものを横取りされる」
という意味なんでしょうが、
トンビって本当に「油揚げ」が好きなのでしょうか?
数年前にテレビで偶然見たので、
ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、
ある年江ノ島で、トンビが異常発生しました。
そして観光客でにぎわう江ノ島海岸で、
客の食べてるハンバーガーを、
次々と横取りしていくと言うのです。
というわけで、
商売あがったりなのが、
海岸で露店を営むハンバーガー屋さん。
でも人に危害を加えるわけでもないので、
地元の警察に相談しても無駄。
そんな情報を手に入れた、とあるテレビ局が、
さっそく取材に入ったのです。
さあ、一人の若い女性が、
露店でハンバーガーを購入しました。
そしてそれを食べながら、
海辺の方へ歩いて行く。
すると上空には、
おびただしい数のトンビがやって来た…。
(来たな…)
そして…、
そのうちの一羽が、
彼女が持っているハンバーガーめがけて、
もの凄いスピードで急降下して来た。
キーーーーン!
パクッ!
キャーーーーーーーーーッ!!
あっという間に、
彼女のハンバーガーは、
見事にトンビにさらわれてしまいました。
噂は本当だったんですねえ。
さあ、恐怖のあまり彼女は身動きもできない…。
そばにいた人たちも、
あまりに瞬時の出来事で言葉が出ない…。
でも、次の客も、その次の客も、
とにかくハンバーガーというハンバーガーは、
すべてトンビの餌食になってしまうのです。
ただし見事なのが、
その命中率で、
あんなに猛スピードで急降下するのに、
人にはいっさいケガをさせない。
このあたりは、
カラスよりははるかに俊敏で、
決して悪いやつではなさそうですね。
と、そんな感心をしている場合ではありませんね。
で、ここで、テレビ局が、
ある実験をすることになりました。
「果たしてトンビは、
ハンバーガーの肉を狙っているのか、
それともパンを狙っているのか。」
これを確かめようというのです。
そして砂浜にテーブルが一台設けられました。
そして、その上に、
ハンバーガーの肉とパンが、
並べて置かれました。
で、ついでだから、
せっかくことわざにもあるのだから、
「油揚げ」も置いてやろうじゃないか、
ということになった。
このあたりが、
テレビ局の考えそうなことです。
というわけで、テーブルの上には、
肉とパンと油揚げが並べられました。
さあ、やって来ましたよ、
トンビのみなさん。
キャー、キャーと上空でわめきながら。
そうこうするうちに、その中の一羽が、
猛烈な勢いで急降下してきました。
キーーーーーーーーン!
そしてもの凄い速さで、
ある物をパクッとくわえて飛び去りました。
肉か、パンか、それとも油揚げか…?
……???
それは…、
なんと…、、
油揚げだったんですねえ。
……。
その次のトンビも、
はたまたその次のヤツも、
どのトンビも、
次から次へと急降下して、
パクッと狙いを定めていくのは、
すべて…、
油揚げでした。
とまあ、こういうお話でした。
その後私は、
いろいろ調べてみたのですが、
結局何故なのかは今もって不明です。
どなたか、これを、
科学的に証明していただけませんでしょうか…。
……。
(おわり)
どうでしょう。
面白かったですか。
あははは。
こんなつまらない話を書くぐらいですから、
今の私が、
いかに時間を持て余しているかということですね。
でも、こんな時期もたまには必要、
と、つかの間の休息を楽しんでおります。
さあ、明日(4/26)は最終金曜日。
学芸大「A'TRAIN」のライブです。
お時間のある方は、
ぜひいらして下さい。
休養十分ですから、
きっといいプレイが出来るんじゃないかな。
楽しい時間をご一緒に。
そうこうするうちに、
来週は「元気ですか」のシングルが発売になりますね。
そうだ!
その記事がまだ途中でしたね。
いかん、いかん。
発売前にはなんとか…。
あら、急に仕事モードが復活。
ううむ…。
SHUN MIYAZUMI
April 19, 2013
なんという SPRING !(最終回)
ようやく、
ようやく、、
ようやく、、、
一段落しました。
バンザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!
ほんとに、なんというSPRINGだったのでしょう…。
ジャミンを始めてから、
忙しい時は数えきれないほどありましたが、
ここまでいろんなことを長期にわたってやり続けたのは、
初めてかもしれません。
ふ〜…。。
「STB 139」が終わってからも、
本当にいろんなことが待っていました。
日記形式で、駆け足で、振り返ってみようと思います。
翌日から、いきなりレコーディングだったし…。
……。
3月25日(月)(くもりー雨ーくもり)
1時に代官山のレコーディング・スタジオに行く。
今月代官山に来るのは何回目だろう?
4月の大垣共立銀行イベント用の2曲をレコーディング。
1曲をレンセイが、1曲を私がアレンジして、
今日はその唄入れだ。
毎日「STB」で全力投球してたのに、
誰一人声がかすれたりしていない。
たくましくなったもんだ…。
夜の10時半に終了。
学芸大でショーちゃんと一杯。
このパターンはずーっと継続中。
いいのか…。
3月26日(火)(くもり)
午前中、渋谷の「ビクター」で、
6月に発売するベスト盤の打ち合わせ。
そこから歩いて代官山のスタジオへ。
昨日録音した2曲と「涙そうそう」をMix Down。
終電ぎりぎりまでかかってなんとか終了。
やはり今日も学芸大。
気がついたら夜中の3時だった。
いいかげんにしろ…。
3月27日(水)(雨ーくもり)
ブログ「なんという SPRING !」を更新。
各務原市と契約書のやりとり。
夜、ようやく時間が出来たので、
ショーちゃんと目黒川の花見に出かけるが、
あまりの寒さにすぐにギブ・アップ。
中目黒の「やきトン屋」で飲み明かす。
3月28日(木)(晴れ)
ジャミンと「ロッキー」の初練習。
思わず「かっこいい〜〜〜〜〜〜!」
と、年甲斐もなく興奮。
その後、ビクターのベスト盤のジャケット写真選び。
いい写真がいっぱいで嬉しくなる。
3月29日(金)(くもり)
近くの「東京医療センター」で定期検診。
やはり血圧が少し高かった。
帰ってから、今月の支払い明細を整理。
夜は「A'TRAIN」で恒例のピアノ・ライブ。
思いっきり発散。
よっしゃ〜〜〜〜〜!!!
3月30日(土)(くもり)
1時から代官山(またか)で、
「元気ですか」シングルと、
ビクターのベスト盤のマスタリング。
やはり原田さんは最高だ。
ビクター時代の音がまったく新しく蘇ってしまった。
嬉しくて、またまたショーちゃんと祝杯。
もはや病気だな…。
3月31日(日)(くもり)
一日中、今月の支払い明細作りに追われる。
月末は社長業で忙しいのだ。
ふ〜…。
4月1日(月)(くもり)
1時から千駄ヶ谷ビクターで、
ベスト盤のボーナスDVDの映像編集立ち会い。
その後浜松町の「ファン・クラブ事務所」に。
増上寺の真ん前なので、
しばし立ち寄って最後の桜を見ることに。


夜は、「東京音楽鑑賞会」の野田さんと、
5月の塩尻学校公演ツアーの打ち合わせ。
ホント、やることいっぱいだなあ…。
4月2日(火)(雨)
高校の同級生の佐々木君が死んだというメールが…。
……。
去年谷口君が死んだばかりだというのに…。
7月に「A'TRAIN」に来た時は、
あんなに元気だったのに…。
暗くなって、また飲みに行った。
4月3日(水)(雨ー晴れ)
ダルビッシュが、あと一人で完全試合逃す。
最後のバッターにヒットを打たれたのを見て、
思わずテレビの前で叫んでしまった。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
今年の10大ニュースに入るのは間違いないな…。
台風のような暴風雨の中家を出て、
午後からジャミンと「ロッキー」の練習。
どんどん良くなって嬉しい。
その後築地で、佐々木君の通夜に参加。
無念だったろうな…。
合掌…。
4月4日(木)(晴れ)
読売日本交響楽団の練習所で、
「ロッキー」の初音合わせ。
やはり噂通りの素晴らしいオーケストラだ。
みんな興奮していたな。
特にスティーブは本当に嬉しそうだった。


そして今日は、息子の裕介君の誕生日。
彼のFacebook覗いたら、
おびただしい数の「おめでとうメール」が…。
この人気者め。
4月5日(金)(晴れ)
1時から渋谷「オーチャード・ホール」で、
読響と本番さながらのゲネ・プロ。

いやあ、これは本当に夢のようなコラボだ。
明日は素晴らしいことになるだろう。
「爆弾低気圧」が直撃という天気予報だが、
なあに、俺は天気にはツイているのだ。
俺が渋谷にいる間は絶対に来るもんか。
と、相変わらず根拠の無い強がり…。
4月6日(土)(くもりー雨)
いよいよ「ロッキー」の本番だ。
♪♪♪
何度も鳥肌が立った。
裕介君も大感動。
お天気もなんとか保った。
案の定、家に着いてから、
ドバーーーーッと雨が降り出した。
な、言ったとおりだろ、ショーちゃん。
わっはっは。
4月7日(日)(晴れ)
午前中千駄ヶ谷ビクター・スタジオで、
DVDのマスタリング。
その後、駆け足で辻堂へ。
「テラスモール湘南」でジャミンのフリーライブ。
途中から風が強くなり猛烈に冷え込む。
薄着で行ったから、死んだ。
4月8日(月)(晴れ)
アミティエのイベント用に、
「You Raise Me Up」を女性3部で書く。
夜は夜で、またまた打ち合わせが何本か入っていた。
4月9日(火)(晴れ)
1ヶ月ぶりに甲府のリハビリ病院に母を見舞う。
見違えるような回復にビックリした。
「あんた、忙しいんだから、
もう来なくていいよ。」
はいはい、
安心して仕事に戻らせていただきましょう。
4月10日(水)(晴れ)
6月の「藤原記念ホール」のFC先行が始まっていた。
満員になるといいな…。
夜はTBSのプロデューサーと打ち合わせ&会食。
4月11日(木)(晴れ)
ジャミンの練習。
13日の「大垣共立銀行」の2曲を、
これでもか、これでもかと練習していた。
この1ヶ月で彼ら、
いったい何曲覚えたんだろう…?
若さって、すごいな…。
4月12日(金)(晴れ)
髪の毛ボサボサなので切りに行く。
そのまま横浜「ニュー・グランド・ホテル」へ。
俳句の会全国組織「雪解(ゆきげ)」の記念式典。
1部の池上彰さんの講演を盗み見。
この日のジャミンも良かった。
一人で「A'TRAIN」に行ったら、
若い女の子が二人いたので、
さんざんジャミンの宣伝をしておいた。
またしても夜中…。
4月13日(土)(晴れ)
7時に起きて大垣に向かう。
「大垣共立銀行」の大イベント。
ジャミンはトリでア・カペラばかり7曲を披露。
土屋頭取も、
とても気に入ってくれた。
懇親会も楽しかったな。
やれやれ、ようやくこれで一段落だ。
気絶…。
4月14日(日)(晴れ)
ショーちゃんと名古屋で下車して、
久しぶりに山本屋の「味噌煮込みうどん」を食う。
この1ヶ月がんばった自分らへのご褒美だ。
くう〜、うまそう〜〜、、、

いただきま〜〜〜〜す。

帰りの新幹線は、
二人とも爆睡。
もはや「居酒屋新幹線」をやる気力は、
どこにも残っていなかった。
そりゃ、そうだろ…。
……。
(おわり)
というわけで私、
久しぶりにゆったりとした毎日を、
送っております。
明日は衣替えでもしようかな。
映画も観たいな。
野球も見たいな。
でもまあ、とりあえず、酒だな。
(おい)
……。
SHUN MIYAZUMI
April 08, 2013
なんという SPRING !(3)
4月6日(土)。
渋谷文化村「オーチャード・ホール」における、
読売日本交響楽団との競演も、
なんとか無事に終えることができました。
やれやれ…。
いやあ、本当に「やれやれ」です。
その素晴らしいサウンドの余韻が、
今もまだ残っています。
頑張って良かったなあ…。
思い起こせば、
あの「STB 139」の頃に書いてたんだなあ…。
随分昔のような気もしますが、
これって、
つい、この間のことなんですねえ…。
……。
3月22日(金)(晴れ)
9時に起きて、
さっそく「ロッキー」のアレンジを始める。
昨日途中で断念した、
「Measure Of A Man」という曲の続き。
これも、いい曲だなあ。
そして、相変わらずオーケストラ・アレンジが、
素晴らしいのなんの。
「みんな、オケに負けないように、
頑張って歌うんだぞ〜。」
祈るような気持ちで書きあげて「STB」へ向かう。
今日から後半戦。
「ジャズ・ナイト」が始まる。
リハーサルが始まると、
またまたバック・ミュージシャンの素晴らしい演奏に、
胸が高まった。
森丘ヒロキ、佐藤有介、ジーン重村という、
お馴染みのメンバーが、
ご機嫌にスイングしていた。
「ポップス・ナイト」とは全く違うプログラム、
そして演奏に、
きっとお客さんは喜んでくれるだろう。
うんうん…。
そして私は、
いつもにように「吉野家」に向かう。
店員もあきれてるだろうなあ、
と思いつつ…。
ま、これが私のゲン担ぎなんだから、
仕方あるまい。
そのおかげで、
今日のライブもバッチリだった!
特に新曲の「Let's Do It」は、
湧きに湧いた。
ファン・クラブ直接入会者も、
3人、4人、5人と、
地味ながらも日に日に増えているそうだ。
ということで、
頑張った裕介くんとショーちゃんとで、
学芸大の居酒屋で乾杯。
それにしても…、
俺の肝臓もタフなことよ…。
……。
3月23日(土)(晴れ)
今日も9時に起きて、
「ロッキー」から一日が始まる。
今日のは3曲がメドレーになった、
やや長尺ものだが、
リードを誰に歌わせるかで悩んでしまった。
2曲目の「No Easy Way Out」は、
原曲を聴くと、
マッチョ系のロック・シンガーっぽいので、
これはシモン。
3曲目の「Sweetest Victory」は、
ちょっと切な系のメロディーなので、
コージローが良さそう。
問題は1曲目の「Living in America」だ。
オリジナルは、
あのリズム&ブルースの巨匠ジェームス・ブラウンだ。
あの癖のあるJBの雰囲気を作るのは、
並大抵ではない。
さんざん悩んだあげく、
これはスティーヴにやってもらうことにした。
なにしろヤツは、
物真似にかけては天下一品だ。
普段から研究に余念のない男だ。
最近では、
「笑福亭仁鶴」の真似に、
さんざん笑わせられたほどだ。
「仁鶴が出来て、
ジェームス・ブラウンが出来ないはずがない。」
私は、そんな確信のもとに、
スティーヴに賭けることにした。
そんなメドレーを70%くらい書いたところで、
3月16日の「東横線ー副都心線」の開通以来、
初めて渋谷駅に行った。
「JUN MEN」に頼んであった、
「ロッキー」用の衣装(黒のブルゾン)を、
取りに行くためだ。
メンバーとは現地集合。
それにしても、
今度の「東横線渋谷駅」は、
噂にたがわず不便になったのひと言だなあ。
ま、嘆いても仕方のないことではあるが…。
そして向かった「STB」は、
今日もSold Outの大盛況!
ファン・クラブ入会者も8人、
「ロッキー」のチケットも11枚と、
いずれも今回最高の数字を記録!
「いいぞ、いいぞ」と、
今日もショーちゃんと私は学芸大。
学芸大の商店街から、
表彰してもらいたいくらいだな…。
オレ…。
……。
3月24日(日)(くもり)
8時に起床。
さっそく「ロッキー」のアレンジ。
まずは「メドレー」を書き上げて、
5曲目の「Hearts On Fire」にとりかかる。
うん、これは簡単そうだ。
オリジナルはやはりマッチョ系ロックなので、
これもリードはシモンだ。
サビはひたすら4声でハモろう。
書いて、書いて、書きまくって、
午後の2時。
「やった〜! 終わったぞ〜!」
STB期間中に終えることがノルマだったので、
達成感でいっぱい。
さあ、これで、
今日の「STB」最終日は、
お客さんになった気分で、
こっちも楽しませてもらうことにしよう。
それにしてもこの3日間。
ゲスト・プレイヤー西脇辰弥が奏でる様々な音色に、
さぞや皆さんビックリされたのではないだろうか…。
「One Note Samba」では夏の海を思わせるような、
爽やかなハモンド・オルガンのサウンド。
「So In Love」でのフラメンコ・ギターの音には、
本物のギタリストがいるんじゃないかと、
キョロキョロとステージ上を探すお客さんもいた。
そして「Bluesette」では、
作曲者で世界一のジャズ・ハーモニカ奏者、
トゥーツ・シールマンスさんが吹いているかのような、
素晴らしいハーモニカ・ソロ。
かと思えば、アンコールの「Lady Madonna」では、
炸裂するエレキ・ギターのソロ。
あら楽し。。
というわけで、
素晴らしい5日間が無事に終了した。
大満足だ。
でも、こうなると秋が大変だなあ…。
早くも私はそっちが心配になってきた。
プロデューサーの性(さが)というやつだろうか…。
ううむ…。
(つづく)
くどいようですが、
読売日本交響楽団は、
本当に素晴らしかったです。
でも、わがジャミン・ゼブも、
大善戦だったように思います。
初めてといってもいい本格的なロックにも、
きちんと持ち味を出しながら、
堂々と渡り合ってたと言えるのではないでしょうか。
こんな贅沢をさせてもらって、
これまたこの先がちょっぴり心配です。
贅沢病になりそうで…。
でも、またやりたいな、
こんな仕事…。
ま、そうそう無いとは思うけど…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
April 02, 2013
なんという SPRING !(2)
ここんとこ何だか寒いですねえ。
しかも、今日は朝から冷たい雨。
幸い今日は外出の予定がないので、
早々と前回の続きをいってみたいと思います。
3月19日(火)(晴れ)
午前中「大垣共立銀行」イメージ・ソングの、
アレンジを完成させて、
六本木『STB 139』に向かう。
今日と明日は「ポップス・ナイト」。
初めての試みがいくつもあって胸が躍る。
シンセサイザー・オペレーターの中尾昌文くん、
そして、これまたSTB初登場、
ベースの岸徹至(てつゆき)くんの参加で、
かなり面白いサウンドになったとは思うのだが、
やはり初日というのは緊張するもんだ。
ドキドキ…。
午後6時。
お客さんが続々と入場して来た。
これも、いつもながら、
胸ときめく瞬間だ。
「みなさん、ありがとう…。」
と、そっと心の中で手を合わせる。
さらに今回から、
息子の裕介くんが2階で「ファンクラブ入会」
のコーナーを特設。
これも初めての試みだ。
この5日間で、いったい何人の方が、
入会してくださるのか…。
期待と不安が入り交じる。
隣のテーブルでは、
キョードー東京さんが、
4月6日の「シネマ・ミーツ・シンフォニー」
のチケットも販売。
いつになく賑やかな開幕風景に、
私はたまらず外へ出て、
いつものように「吉野家の牛丼」でゲン担ぎ。
「たのむぞ、絶対に成功してくれよ…。」
と祈りながら、むさぼるように牛丼を食う。
「よし、これで準備は整った。
今日も成功するだろう。」
会場に戻ると、
早くもすごい熱気。
そして緑のカーテンが降り、
場内が暗くなり、
メンバーが2階から登場する。
新しい衣装に身を包んだメンバーがステージに上がり、
「Beautiful Smile」で華やかに幕が上がった。
♪♪♪
素晴らしい演奏だったように思う。
サイン会に並ぶお客さんもみな、
満面の笑みだ。
「よし、初日にしては上々の出来だ。」
意気揚々と学芸大に引き上げた私とショーちゃんは、
これまた恒例の「反省会」。
いつになく酒が進んだ…。
3月20日(水)(晴れ-雨-くもり)
9時に起きて、
さっそく「ロッキー」の1曲目、
「Eye Of The Tiger」のコーラス・アレンジ。
いやあ、カッコいいオケ・アレンジだなあ…。
原曲のイメージは崩さずに、
威風堂々と進んで行く、
オーケストラ・アレンジの素晴らしさに、
こっちも書いていてノリノリ。
「これはいいものになりそうだ。
よ〜し、がんばるぞ〜。」
時間がないので、
煮詰まることは許されないのだが、
なんとか1時くらいに完成。
すぐにコピーをとって、
「STB 139」に行き、
メンバーにスコアを渡す。
そして、すぐさま今日のリハーサル。
昨日のチェック・ポイントを修正して、
スムーズにリハを終えると、
今日も裕介くんが「FC入会」テーブルの準備。
「昨日は何人だったの?」
「3人だけど、やってよかったと思うよ。」
「よし、今日もがんばってね。」
それを聞くと、
私は今日も「吉野家」に。
「アマンド」のオムライスが無くなった今、
この「牛丼」だけが、
私のゲン担ぎなのだ。
(註:なんのことだかわからない方は、
昨年書いた「STB日記」というのを、
ご覧下さい。)
そして戻ると、
今日も「SOLD OUT」の張り紙があった。
ありがたいなあ…。
そして演奏が始まった。
「Beautiful Smile」
「How Deep Is Your Love」
「町から町へ」
………。
これだ!
私はこのサウンドをSTBでやりたかったのだ!!
胸が熱くなった。
中尾くんのシンセから繰り出される、
様々な音の品評会に合わせて、
岸くんがグルーヴ感溢れるベースをかき鳴らす。
それに触発されたピアノの岳ちゃんや、
ドラムの萱谷くんが、
なんともエネルギッシュな演奏を繰り広げる。
メンバーも本当に楽しそうに、
素晴らしい歌を聴かせてくれた。
大満足だ…。
中尾くんに学芸大まで送ってもらい、
今日もショーちゃんと反省会。
ま、これもゲン担ぎの一部だわな。
……。
3月21日(木)(晴れ)
今日は「STB」中休みの日だが、
私だけは休むことは許されない。
続々と「ロッキー」のオケ・アレンジと譜面が、
押し寄せて来ているからだ。
10時から、2曲目「Burning Heart」を書き始める。
「これも、カッコいいなあ…。」
原曲はあまりにロック・サウンドで、
どうやってジャミンがこれをやるのか、
イメージが湧かなかったのだが、
このオーケストラ・サウンドだったら、
バッチリだ。
ルンルンで音符を埋めていく。
ところが、
せっかくノリノリで書いていたのに、
1時頃新しいコピー機の設置に、
どやどやと人がやってきて一時中断。
「しまった。そうだった…。
こんな日にしてもらったのは運が悪かったな…。」
しかし、もう言っても始まらない。
「なるべく早くやってねえ。」
3時半ごろ終了し、
ようやくみんな帰ってくれたので、
即座にアレンジを再開。
今度は「The Measure Of A Man」というバラード。
しかし、70%くらい書いたところで、
ついに目がショボショボになってしまった。
仕方ない。
これ以上やっても、
いい物になりそうもないので、
今日はこれにて終了。
パ〜〜ッと飲みに行くことにした。
こんなに忙しくても、
飲むことだけは忘れない。
エネルギーの源と言うべきか…。
性(さが)と言うべきか…。
バカと言うべきか…。
ううむ…。
……。
(つづく)
いやあ「ロッキー」の音楽。
本当にカッコいいんですよ。
私はシンセサイザーで打ち込まれた、
オケ・デモをもとに書いたのですが、
それでも重厚なサウンドが想像できて、
興奮のあまり、乗りに乗って、
すごいスピードで書き上げることができました。
こんな体験は過去にもあまりありませんね。
これを、天下の「読売日本交響楽団」がやったら、
どんなに素晴らしくなるんだろう…。
考えただけでもわくわくしますね。
もちろんジャミンのみんなも、
毎日一生懸命練習をしています。
というわけで、
今週は我らみな、
「ロッキー漬け」の毎日です。
これ、本当にたくさんの方に、
来ていただきたいですねえ。
衣装もこの公演のためだけに、
また新たに作ったんですよ。
えっ?
一番興奮してるのはおまえじゃないのか、
ですって…?
いやあ、そうかもしれません。
なんで、こんなに、
血が騒ぐのかな…。
ロックって、
人を変えちゃうのかな…?
ザッザッザッザッザッ、
ギャオ〜〜〜〜〜〜〜!!!
なんか、おかしいな…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI