May 2013
May 24, 2013
再び信濃の国日記 その2
毎日いい天気ですねえ。
爽やかで気持ちがいいです。
私が一年で一番好きな季節です。
あの信濃路も、
毎日、こんな感じでしたか…。
……。
5月13日(月)快晴
5:50に起床。
早っ…。
でも、頑張って最上階のレストランへ。
普段、東京にいるときは、
まず朝飯は食べない私だが、
今回は無理にでも食べることにした。
理由は簡単。
スケジュールを見ると、
朝がめっぽう早いのと、
昼食(弁当)が13:00くらいなので、
きっと保たないだろうと思われるから。
学校の周りにコンビニなんかも、
絶対にないだろうと思ったから。
この読みは見事に当たっていた。
自分で自分を誉めたいくらいだ。
そして私の計画はこうだ。
夜は絶対蕎麦に決めている。
昼は弁当(米)。
となるとバランスから考えて、
朝はパンがいい。
というわけで今回は、
バンに卵料理というイギリス式の朝飯を貫き通した。
よし、腹ごしらえも出来た。
というか、こしらえ過ぎたが、まあいい。
と、意気揚々と迎えのマイクロ・バスに乗り込み、
7:00にホテルを出発。
塩尻・東筑摩郡に向かって16km(40分)の旅。
1校目の「塩尻西部中学校」に到着。
わあ、モダンな建物だなあ…。

なんと空気のおいしいことよ。

でも中は木造。
木目の教室に廊下。
日本の伝統を生かしたレトロな作り。
あったかい感じでいいなあ…。
自分が子供だった頃を思い出すなあ…。

おや、レンセイ君。
さっそく漢字の勉強かね。
感心、感心。
そう、それは「故郷(ふるさと)」って字だね。
書き順が全然でたらめだけど、
まあいいか。
あははは。

ということで、
9:00から約70分のコンサートが始まった。
ジャミンの歴史上、
最も開始時間の早いライブだ。
(写真右上の時計がそれを物語っているな…。)
でも、みんな一生懸命聴いてくれました。

10:10無事ライブ終了。
みんな、ありがとう。
さあ、急ごう。
次が待ってる。
メンバー着替えをする間もなくバスに乗り込み、
約15分で、2校目の「広陵中学校」に到着。(10:50)

ここものどかだなあ…。
遠くに連なる北アルプスの山々が美しいなあ…。
ええと、あれが北穂高で、あれが…。

11:30にライブ開始。
みんな、ジャミンの歌う「信濃の国」は、
どうだったかな…。
気に入ってくれたかな…。

キャーーーーーーッ、レンセイさん!
サイン下さ〜〜〜〜〜〜い!!
(相変わらずレンセイは、
ティーン・エイジにモテモテだな。
あははは。)

さ、レンセイ、急いで、急いで。。
と、追い立てられるように、
次の会場へ向かう私たち。
これも15分で、
3校目の「丘中学校」に到着。(13:15)

なんだ、なんだ、
こりゃまるで軽井沢の別荘地みたいじゃないか。
信濃の国は本当に美しいなあ。
こんな環境で勉強できる子たちが羨ましいぞ。

しかし、音響(PA)チームは大変だ。
そんな悠長なことを言ってはいられないのだ。
重い機材を体育館に運び、
すぐさまセッティング。
それもたった3人で。
(うち女性が二人というのも驚き…。)
そしてライブが終わると、
すぐに機材をバラしてバスに運び、
私たちと同じ時間に次の会場へ向かい、
到着するや、また運び出してセッティング。
そして、ほんの15分くらいで、
すぐに音を出してしまう。
「長野舞台」チームの凄さには脱帽の連続だった。

ゆ「どうです。この手際の良さ。
真似できますか?」
み「あんたがやったわけじゃないだろ!」

木漏れ日の中に佇むマイクロ・バス。
今回本当にお世話になりました。

14:25からライブ開始。
ここは父兄の方も何人かいらっしゃいました。
でも、こんな時間に、
もう3回目のライブをやってるなんて…。
すごいぞ、ジャミン。

というわけで、
本日のライブ、めでたく終了。(15:40)
いやあ、みんながんばったなあ。
ここから12km(30分)バスに揺られて、
松本のホテルに着いたのが、
16:30。
すごい。
「東京音楽鑑賞会」の野田さんが作った、
スケジュール通りだ。
完璧だ。
ということで、
今宵は野田さんとショーちゃんと3人で、
蕎麦を食いに行くことにした。
毎晩、あの連中と一緒だと、
財布が保たんわい。
じゃあ、みんな、
思い思いの松本の夜を楽しんで来てねえ。
というわけで、
私たちが入った店は、
「みよ田」という老舗の蕎麦や。
長野にも同じ名前の店があって、
(確かスティーヴが教えてくれたんだっけ…。)
めちゃ美味かったから、
ここも間違いないだろう。
ウッシッシ。
お、来た!

名物「巴(ともえ)せいろ」。
左から、「ごまだれ」「とろろ」「普通のそばつゆ」
どれどれ…。
……。
うま、うま、うま、うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!

ゆ「いや、ほんと、最高っすね。」

み「あれ?
ちょっと君たち、いつのまに…。
な、なんでここにいるのよ。」
ス「おや、こりゃ社長じゃありませんか。
これは奇遇ですねえ。
ここの蕎麦は美味いって聞いたもんですからね。」
み「嘘つけ。
俺たちがいると思って狙って来たんだろ。」
シ「そんなことないっすよ。
おや、社長何食べてるんすか。」
み「こ、これか。
これは、巴せいろって言うんだよ。
それが何か?」
ス「じゃ僕もそれにしよう〜っと。」
シ「僕も。」
み「おい、君たち、
もうさんざん食ってきたんじゃないの?」
ス「ええ、馬肉とか、山賊焼きとかね。
美味かったっすよ。」
み「じゃ、もういいじゃないか。」
シ「いやいや、長野に来たら、毎日蕎麦だ。
って、社長いつも言ってるじゃないですか。
やっぱり社長のおっしゃることは守らないとね。」
み「……。」

ス「やっぱここの蕎麦は最高だな、シモン。
酒は何にする?」
み「おい。」
シ「いやあ、美味いっすね。
狙いどおりでしたね、スティーヴさん。」
(やっぱりか…。)
あのぉ、お勘定して下さい。
ハーイ。
……。
こ、こんなに…。
……。。。
(つづく)
さ、明日は高崎遠征です。
「ファーム・ドゥー(食の駅)」。
ここも毎年晴天に恵まれます。
大きな市場で売られてる食べ物が、
美味しい上に安い。
今年は何を買おうかなあ…。
ま、これもいずれレポートしますね。
えっ?
「どうせ食べ物の話ばかりだろうから、もういい。」
ですって…?
まあ、そうおっしゃらずに。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
May 18, 2013
再び信濃の国日記 その1
あちら(ゼブログ)でも、
スティーヴ君が書いておりますが、
今週私たち一行は、再び信濃の国を訪れました。
昨年の6月、
北信地区9校の高校生を対象としたコンサートの模様を、
「信濃の国日記」という記事にまとめたのは、
まだ記憶に新しいところですが、
今回は中信地区(主に塩尻地区)の中学生が対象。
延べ9校(7回公演)。
しかも今回はこちらが、
バス移動しながら開催していくという、
なかなかにハード・スケジュール鑑賞音楽会でした。
ふ〜…。
でも、なんか爽やかな風が吹き抜けるような、
素敵な遠征でございました。
今でも、あの素朴な子供たちの笑顔を思い出すと、
ニンマリとしてしまいます。
というわけで、
これからしばらくは、
「再び信濃の国日記」と題しまして、
あちらとは一味違った、
得意の、私流の、裏話もたっぷり交えての、
紀行記をお届けしようと思います。
では、
はじまり、はじまり〜〜〜〜。
♪♪♪
5月12日(日)快晴
7時に起きて荷造り。
重い旅行バッグを「よっこらしょ」と抱えて、
渋谷のNHKに向かう。
「日曜バラエティー」の公開生放送。
地下5Fのヒカリエを抜け出て、
NHKまでの長い道のりを歩いて行くうちに、
気温がぐんぐん上昇して、
まるで夏日。
やっとの思いで到着した時には、
早くもバテバテだった。
しかし、私には一つの楽しみがあった。
NHKの5Fにある社員食堂の、
絶品「ちらし寿司」が食えるからだ。
しかも600円という、
ちょっと信じられないようなお値段。
NHK仕事における、私の最大の楽しみなのだ。
ウッシッシ。
2時間のリハーサルを終えた私たちは、
「それ〜っ」とばかり、
一目散に5Fの食堂に向かう。
が…、
が、が、が………、、、
日曜日でお休みだった…。。。
ガクッ…。
仕方なく1Fのもう一つの食堂で、
“普通に” 昼をすませたが、
まあいい。
すぐに気持ちを松本に切り換えた。
「なあに、夜は信州の抜群の蕎麦が食えるのだ。
しかも毎日だ。
わっはっは。」
この辺りの切り替えの早さが私の私たる所以なのだ。
わっはっは。
と、いささか自嘲気味に笑ってやった。
2時間半という、
長い公開番組を終えた私たちは、
再び渋谷駅までの道のりをテクテクと歩く。
が、あまりの暑さに、
またまたグッタリとしてしまった。
「がんばれ!
松本に行けば、美味い蕎麦が待ってるんだぞ。」
それだけを心の支えになんとか駅にたどり着いた。
ふ〜…。
新宿駅では50分の時間があったが、
私とショーちゃんはホームの待合室でグッタリと、
「あずさ号」の出発を無言で待つ。
しかし若い4人はどこかへ消えた。
「どうせ、松本までもたないと思って、
何か食いに行ったんだろうな、ショーちゃん。
ま、その方がこっちの出費も助かるからね。
どんどん食っておいてくれ。
俺たちは松本の蕎麦だ。蕎麦だ。
蕎麦、蕎麦、蕎麦だ〜〜〜〜!
わっはっは。」
しかし、
まさか彼ら、、
駅ソバを食ってたとは思わなかった…。
なんともったいないことを…。
なんという情緒のなさだ…。
なんという計画性のなさだ…。
これでは…、
数時間後に最高の寿司が食えるのに、
回転寿しで腹ごしらえをするようなものではないか…。
私には信じられない行動だ。
腹が減ったらなんでもいいのか、諸君!
……。
まあ、いい。
私は絶対に我慢してやる。
おっと、もちろん君もだね、ショーちゃん。
そして、、、
約3時間の長旅を終え、
松本駅に到着したのが、夜の8時半。
私は上諏訪までしか行ったことがないので、
松本は初めての訪問ということになる。
やれやれ、やっと着いたなあ…。
長い一日だったなあ…。
ふ〜…。

う〜ん…。
さすがの若いジャミンにも、
疲れの表情が伺えるな…。
無理もない。
朝早くからハードな仕事と移動だったからな…。
食事でもしたら元気になるだろう。
待てよ、さっき食べたんだから、
そんなには食えないかな。
あははは。

ま、その前にホテルでチェック・インだけ済まそう。
と、テクテクと7分くらい歩いて目的地に到着。

あら、なんか素敵なホテルだこと。
ここに3日間滞在はちょっと嬉しいかも。
ではスティーヴ君。
得意のスマホを駆使して、
いいお店を探してちょうだい。

ス「駅の近くにいいお店がありそうですよ。
さっそく行ってみましょう。」
み「あら、もうすっかり元気ですね、あーた。
戦闘態勢バッチリの表情ですね。
お、お手柔らかに頼みますよ。」

み「あら、ショーちゃん。
さっきまでグッタリだったのに、
あんたも元気いっぱいざんすね。」
ゆ「もちろんっす。
もうすぐ蕎麦が来るざんす。
あっ、来た!
わ〜い、美味そうだなあ。」

み「いやあ、こりゃたまらんな。
一目で美味いってわかるよ。
信州の人がつくづく羨ましいなあ。
おや、これは何?」

み「おお! 辛味大根ではないか。
それに、この小さなしゃもじにくっついてるのが、
信州味噌だな。
で、これを混ぜてツルツル〜〜〜ッと…。」
……。
う、う、う、うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!」

シ「そうだ、写真を撮るの忘れてた。」
パチリ。

コ「いやあ、こりゃ最高っすね、社長。
たまらんっすね。
毎月でも来たいっすね。」
(あんた、さっき食べたんじゃないの?
なんでそんなに食えるのよ…。)
そして彼らは…、
蕎麦のみならず…、
馬肉から、唐揚げから、山菜料理から、
メニューにあるものを片っ端から、
もりもり食べて下さいました。
ビールに、焼酎に、サワーに、
「ジャンジャン持って来て下さ〜〜〜い。」
情け容赦なく、やって下さいました。
……。。。
あのぉ、お勘定お願いします。
ハーイ。
……。
こ、こんなに…。
……。。。
(つづく)
お写真はすべて拡大可です。
拡大すると蕎麦の美味そうなのが、さらに…。
というわけで私、
東京に帰ってからも、
まだ余韻に浸っております。
もちろん、
蕎麦の…。
(おい)
SHUN MIYAZUMI