May 2014
May 31, 2014
駄洒落論 その4(最終回)
昨日の学芸大「A'TRAIN」も、
大盛り上がりでしたね。
私の誕生日の翌日ということもあって、
たくさんのお祝いメッセージやらプレゼント、
たくさん頂戴しました。
本当にありがとうございました。
また、このブログやあちら(ZEBLOG)にも、
数々のお祝いのコメントを頂きました。
こちらも、この場をお借りして、
厚く御礼申し上げます。
私は本当に幸せ者です…。

さあ、この1年も、
みなさんのご期待に答えるべく、
ジャミン・ゼブ号の舵取りと創作に、
大いに邁進したいと思っております。
やりますよ〜。
ガオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
どうぞ引き続きのご支援、ご声援、
よろしくお願い致します。
……。
はい、では、いつもの調子に戻って、
「駄洒落」のお話といきますか。
今日はその最終回です。
『駄洒落論 その4(最終回)』
このシリーズの冒頭にも書きましたが、
「笑い」というのも「癒し」の一部ですから、
いい「駄洒落」は大いに歓迎、
という持論に変わりはありません。
よく吟味した上で、
ここぞというタイミングを見計らって、
良質の駄洒落をスパッと決める。
周りの人から笑いが起きる。
さらには、
重苦しい空気がそれによって一変し、
なごやかな雰囲気に包まれる。
まさにこれぞ「癒し」の極意。
したがって誰かさんのように、
玉石混淆の駄洒落を、所も相手もかまわず、
機関銃のように連発するというのも、
どうかと思うわけです。
あはは。
というわけで最後は、
私が生涯に放った名駄洒落(ん?)のベスト3を、
ご披露したいと思います。
いささか自慢話になってはしまいますが…。
ちなみにこの3作は、
いずれも咄嗟(とっさ)に出たものです。
しかも絶妙のタイミングで。
そして、重苦しい場の雰囲気をいっぺんに明るくした、
これぞ私の「駄洒落論」を裏付ける逸品ぞろいと、
秘かに思っていたものばかりです。
ああ、思い出しても痛快だ。
むふふふ…。
……。。。
(いいから早くやれ!)
ですな。
では、第三位から。
ジャーン!
「あれは大学3年の時でしたかね。
早慶戦を見るために、
神宮球場の3塁側内野席に陣取った私。
ところが運悪くその席の前の方には、
応援団が陣取っており、
試合中も大きな旗を振りながら応援してるため、
私たちは試合をちゃんと見ることができない。
私の周辺の学生達もみな一様に、
「試合中に旗を振るのはやめて欲しいよなあ…。
見えないじゃないかあ…。
ブツブツ…。」
でも当時の応援団というのは、
猛者(もさ)が多かったですからね。
みな、ブツブツ言いながらも、
誰も文句言えないんですね。
仕方なく私は意を決して、
大声でこう言ってやったのです。
「おい応援団、ハタ迷惑だぞ!」
その瞬間、
周りの学生たちの間にドッと笑いが起き、
拍手まで起きる始末。
応援団も苦笑いしながら、
とりあえず攻守交代の時以外は、
旗振りをやめてくれたのでした。
いや愉快、愉快。
あははははは。」
続いて第二位。
ジャーーーン!!
「ある日の『A'TRAIN』での出来事。
常連で、歌手の卵のA子ちゃんが、
なんだか元気がない。
「どうしたの?」て聞いてみると、
なんでもお母さんがノイローゼ状況なんだそう。
毎日鏡を見てはため息ばかり。
食事もロクに取らず、
傍目にも衰弱していくのが分かるんだそうです。
鏡の中の自分がどんどん老いていく。
そんな老いる自分を見る度に、
「ああ、若い頃はあんなに可愛かったのに…。」
と、衝撃を隠せないんだそうです。
これって、今流行ってるんだそうですね。
若い頃、美男、美女だった人に、
特に多いそうです。
そして、そんなお母さんを見るうちに、
若いA子ちゃんまで、どんどん暗くなっていく。
とまあ、こんなお話でした。
ま、私にもわからなくはありませんが(ん?)、
とりあえずA子ちゃんだけでも明るくしなくては、
と、咄嗟にこんなフレーズが飛び出しました。
「それは、オイル・ショックだね。」
その瞬間、A子ちゃんの顔がパッと赤らみ、
周りにいた客もみな、プッと吹き出し、
再び明るい酒席が戻ったのでした。
あははははは。」
そして輝ける第一位。
ジャーーーーーーン!!!
「随分前の話ですが、
とある小料理屋のカウンターの片隅で飲んでた私。
そのカウンターの向こうの端には、
3人の女性が談笑しておりました。
そのうち、その中の一人が、
「この間金魚を天ぷらにして食べたのよ。
けっこう美味しかったわよ。」
と言ったもんだから、
さあ大変。
残る二人が、猛烈な勢いで、
その女性に食ってかかりました。
「金魚を食べるなんてサイテー。」
「そうよ、あんな可愛い魚を、
なんてことすんの?」
すると、その彼女も負けてはいない。
「なによ。
あなたたち今サンマ食べてるじゃない。
なんでサンマがよくて金魚がだめなの?
同じ魚でしょ。」
すると二人は、さらに激昂して、
「金魚は観賞用でしょ。
サンマは食べるものって昔から決まってるの。」
とまあ、こんなやりとりが、
うるさくてたまりません。
とても落ち着いて飲めたもんじゃない。
しかも仲のいい3人が、
あわや喧嘩寸前にまでなって来た。
仕方なく私は、彼女たちに、
こう言ってやりました。
「君たち、金魚迷惑だよ!」
しばらく、あっけにとられて私を見ていた三人。
そのうちに一人がプッと吹き出し、
もう一人、さらにもう一人、
そして大笑いになって、
その場がうまく治まったのでした。
いやあ、良かった、良かった。
あはははははははははは。」
いかがでしょう。
いい駄洒落すなわち善行。
楽しくなりましたでしょ。
えっ?
かなり自己満足だぞ、
ですって?
そうですね。
それが「駄洒落」の本質でしょうね。
自己満足…。
お後(あと)の支度がよろしいようで…。
……。
(「駄洒落論」おわり)
さあ、明日から激動の6月。
まずは長野県諏訪地区の高校芸術鑑賞会。
6/1から6日まで、
10〜12校の高校生たちに、
ジャミンを聞いてもらいに出かけます。
みんな、待っててね。
すごいハード・スケジュールですが、
なんとか乗り切れますように…。
毎日美味しい蕎麦にありつけますように…。
(おい!)
ん…。
SHUN MIYAZUMI
May 25, 2014
駄洒落論 その3
久しぶりに「東京競馬場」に行って来ました。
いやあ、いいお天気だこと。

かつて「競馬はロマンだ」(2009年エッセイ)
というお話にも書きましたが、
私、けっこう得意なんですよ、コレ。
昨日も8レースやって5勝!
立派なもんでしょ。
エヘン。
ま、本来は中穴党の私。
15倍〜40倍あたりを2レースくらい取る、
というタイプ。
でも、昨日はけっこう本命筋が来ていたので、
配当はそれほどでもありませんでしたが、
晩飯と酒代くらいは稼ぎましたかね。
ああ、楽しかった。。。
たまにはいいですね。
おかげで命の洗濯ができました。

さて本題。
1回お休みをいただいた駄洒落のお話。
今日は、またまたあの方の登場です。
『駄洒落論 その3』
このシリーズの1回目に登場した、
学芸大の駄洒落の帝王、小出(こいで)先生。
「こいでおしまい」先生。
先日、
私のもうひとつの馴染みのバーのマスターが、
このブログの記事を小出先生に見せたところ、
予想通りではありますが、
たいそうお喜びだったそうです。
(やっぱり)
ええ、残念ながら。。。
もしかして、
恥ずかしくなって、
大いに反省して、
あの、くだらない駄洒落を、
少しはやめてくれるかな、、、
という期待は、
見事にハズレのようですね。
あはは。
それほど、この先生の駄洒落攻撃は、
静かに飲んだり、
会話を楽しんだりしている我々にとっては、
本当に迷惑…。
「あ、先生来た。
なんとか駄洒落を言わせないようにしなくては…。」
私たち馴染みのバーの常連に共通する、
切実な思いです。
ええ…。
そんな先生の駄洒落をストップさせるには、
一つだけ方法があります。
機先を制して、
相手がこう来るだろうなというフレーズを察知して、
先にこっちが「落ち」を言うのです。
これには、
こちらも相当の集中力を要します。
かなりハイレベルなバトルを、
覚悟しなくてはなりません。
(ん…?)
そんなある日のこと。
私が見事に勝利したある晩のお話。
……。
いつものように、
私が静かに飲んでいると、
上機嫌の先生が真っ赤な顔をして入って来ました。
そして、こう切り出す。
K「あのね、今日ね府中に行こうと思ってたら、
電車の中でうっかり寝ちゃってね…、」
さあ私は、すかさずこう応酬しました。
M「そりゃ、不注意でしたな。」
K「む…。」
しばらくの間、
「やられた〜」という顔をしていましたが、
こんなことでめげる先生ではない。
すぐさま今度は、こう来ました。
K「あのね、さっきね、
オカマが言い寄って来てね…、」
さあ、急がなくてはならない。
たぶん「落ち」はこれだろうと思い、
M「だから先生「おかまいなく」って言ったんでしょ?」
K「むむ…。。」
先生、かなり悔しそうな顔をしてましたが、
負けてなるものかと、
今度は、、、
K「最近飲み過ぎで、調子が悪くて、
医者に行ったのね…、」
私は間髪入れずに、
M「お医者さんに「肝臓がいかんぞう」って言われたの?」
K「むむむ…。。。」
はい、見事なまでの私の勝利です。
この晩、
先生の口からは、
ついに駄洒落が出ませんでした。
あははは。
ざまあみろ。
そして、帰り際、
最後の力を振り絞るかのように、
彼はこう言って立ち去ろうとしました。
K「僕が最初にぶわ〜っと駄洒落をかます。
これって『先制(先生)攻撃』
て言うんだよね。わははは。」
それに対しても私は、
こう反撃しました。
M「じゃあ、今日の私は、
『正当(生徒)防衛』だね。あははは。」
K「……。。。。」
いやあ、この日の私は、
本当に冴えていましたね。
完勝です。
悔しそうに立ち去る先生。
周りの常連からは賞讃の拍手。
そして私は、
勝利の美酒を心ゆくまで楽しんだのでした。
ああ、駄洒落は楽し。
あはははははははは。
えっ?
おまえのレベルも大したもんじゃない、
ですって?
そりゃ、まあ、
たしかに…。
………。
(つづく)
早いもので今月もあとわずか。
そして、あと4日もすると、
私はまた一つ年をとります。
63才か…。
キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
……。
でもね、
普通のサラリーマン諸氏なら、
もうとっくに引退の年なのに、
まだこうして、
好きな音楽で仕事ができる。
私は幸せ者ですね。
みなさんに感謝しながら、
月末、金曜日の「A'TRAIN」ライブを楽しもうと、
思っております。
お時間のある方はぜひ…。
♡♡♡
さあ、明日からまた、
新曲に挑もうかな。
ここんとこ絶好調。
こういう時に書き溜めですよ。
せっせ、せっせ、せっせ、、、
っと…。
ふ〜…。
SHUN MIYAZUMI
May 17, 2014
ありがとうSTB(プロデューサー篇)
5月14日(水)をもちまして、
ジャミン・ゼブの『STB139』が終わりました。
ということで今日は、
「駄洒落」の話をちょっとお休みして、
こんな臨時便です。
2008年の2月に初登場以来、
この『STB139』は、
ジャミンのホーム・グラウンドとも言うべき、
特別の場所でした。
幾多の新曲をここで初披露しました。
最初はあどけない少年のようだった彼らが、
ここでのライブを繰り返していくうちに、
今や堂々たるエンタメ集団として成長しました。

総出演回数 50回
総入場者数 12,408人
は、ともに歴代7位。
1位の野口五郎さんはじめ、
綾戸智絵さん、日野皓生さん、渡辺貞夫さん、
といった大ベテラン達に混じっての堂々7位です。
さらに1公演平均248人というのは、
綾戸智絵さん、熱帯JAZZ楽団に続く、
これまた堂々の3位!
こんな立派な成績が残せたのも、
ひとえにファンの皆様の声援があってこそ。
今更ながら、
ジャミンは幸せものだなあと、
思わざるをえません。
この場をお借りして、
心より御礼申し上げます。

さて、歴史に残るような大熱狂のうちに、
コンサートも無事終了し、
楽屋口から駐車場に出てみると、、、
なんと、
STBスタッフのみなさんが、
拍手でお出迎え。
(おさしん、ボケボケですんませんが、
ぜひともアップでご覧下さいね。)

そして、若いスタッフ達から花束の贈呈。
思わぬサプライズに、
メンバーも嬉しそうですね。

「あたしシモンに渡す〜。」
「いいなあ、俺が渡したかったなあ〜。」
「俺、スティーブだぞ〜。」
「ああ、いいなあ〜。」
とまあ、こんな声が、
若いスタッフから飛び交っていましたね。
さらには、
CDを購入してあって、
サインを求める子も何人かいて、
ここSTBでも、
ジャミンは彼(彼女)らにとって、
特別な存在だったのかな、
と、嬉しくなるような光景でした。

こうしてジャミンは『STB139』を卒業。
いよいよ第2ステージに突入です。
しばらくは、ジプシー・ジャミンになりますが、
それもいいではありませんか。
私はむしろ、
今まで以上に燃えておりますよ。
STBという枠では出来なかった、
「あんなこと」「こんなこと」。
行けなかった、
「あんなとこ」「こんなとこ」。
やりたいことがたくさんあります。
さしあたっては、
6月8日(日)のセンター北『プレミア・ホール』。
新しい試みをいくつも考えています。
名付けて、
「ジャミンの大冒険 パート1』
ご期待下さいね。
さあ、そして、
息子の裕介くんが最近ハマってるという、
学芸大「AKAHOSHI」というお店で、
3人で打ち上げです。

ショーちゃんの大好きな海老。

えび。

はまぐり。
キャーーーーーーー!!!
どれも、これも、
う、う、う、う、うま〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!

Y「幸せ……。」

とまあ、これは、
がんばった私たちへのご褒美。
こうして、
充実した達成感のなか、
幸せな打ち上げは、
果てしなく続いたのでした。。。
というわけで、みなさん、
本当にありがとうございました。
これからもジャミン・ゼブを、
どうぞよろしくお願い致します。
感謝をこめて。
……。
SHUN MIYAZUMI
May 11, 2014
駄洒落論 その2
私が在籍していた大学のサークルの後輩で、
A野君というギタリストがいました。
かつて『犬猿の仲』というお話にも登場したので、
覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかと。
(左上のアーカイブ「2009年エッセイ」参照)
その彼が、ある日、
「渋谷君が渋谷にいたよ。あはは。」
「青山君が青山にいてさあ。あはは。」
こんなことを何度も何度も、
ニヤニヤしながら言っては、
しきりに私の顔色をうかがうのです。
最初のうちは、
「それがどうしたの…。」
と、相手にもしなかったのですが、
そのうち、
信じられないことに、、、
これは彼が駄洒落を言ってるんだと分かりました。
「おい、まさかお前、それって、
駄洒落のつもりじゃないだろうな?」
「……。」
とまあ、こういうのは困りますねえ。
本人は楽しんでもらおうとやってるつもりでも、
まったく笑えないのです。
どう反応していいか分かりません。
前回このブログに登場して、
思わぬ反響を呼んでいる(?)、
あの小出先生の駄洒落も、
まあ、ほとんどが、
こんなレベルと思って差し支えありません。
それをマシンガンのように連発するわけですから、
はっきり言って、疲れます。
まあ、たまには、いいのもあるんですがね。
(数打ちゃ当たる方式)
ええ…。
私の持論では、
いい「駄洒落」とは、高級な言葉遊びであり、
ウイットに富んだ知的なもの。
したがって、
よくよく吟味して発するか、
周到に計算された前振りの後に、
笑いを取れるものでなくてはならないのです。
つまり、
「渋谷君が渋谷にいた」
これは、断じて駄洒落ではないのです。
そんなのが通用するなら、
上野にも上野さんはいるでしょうし、
福井県には福井さん、
岡山県にも岡山さんはいるはずです。
つまり、同じ名称を二つ並べただけで、
知的な言葉遊びのカケラもない。
何よりも、笑えないのが致命的です。
では、私の考える「駄洒落」の極意とは?
実例をあげて解説をしてみましょうか。
1)「鶏肉は取りにくい」(とりにくはとりにくい)
うちのせがれの作ですが、
まだまだ高級感に乏しい気がします。
私だったら、
思いついても黙ってますね。
このレベルだったら。
ま、「青山君が青山にいた」よりはマシですが。
2)「実はこれ、実話なんだよ。」
う〜ん…。
一見良さそうですが、
「実は」と「実話」の「実(じつ)」は、
「ほんとうの」という意味では同じなんですね。
でも、、、
3)「ぶどう一粒どう?」(ぶどう ひとつぶどう?)
これなら、どうでしょう。
誰が言ったかは忘れましたが、
まったく違う言葉で構成された、
知的センスがキラリと光る名作だと思いませんか?
4)学芸大「A'TRAIN」のマスターの作。
「中国の国家主席は江沢民(こうたくみん)、
僕は大田区民(おおたくみん)。」
うまい!
これもいいですねえ。
何よりも笑える。
5)ジャミン・ファンのとある女性が、
真夏の野外フリーライブで、
順番を待ちながら投稿したコメント。
「滝汗ムリシテル。。。」
いやあ、これも素晴らしいですねえ。
拍手もんです。
このように、
いつまでも語り(笑い)継がれる、
そんな駄洒落を心がけたいものですね。
(はい、頑張ります。)
ん…?
そんな私が考える、
日本における駄洒落の最高峰は、
ケーシー高峰さんではないでしょうかね。
あの、医者の格好をして黒板に向かいながら、
インチキな医学の講義をする、
彼のバカバカしさが最高でしたね。
「ここに美しい姉妹がいる。
で、どう見てもお姉さんの方が好みだけど、
そういう場合は、先に妹の方に接近し、
これをうまく懐柔する。
そうしながら本命の姉の気を引くのがいい。
こういうのを、私ども医学用語では、
イモート・コントロールと言います。」
がははは。
もう、こんなんばかりでしたね。
DVDないのかな?
おや、
ずいぶん長くなってきましたね。
では本日の最後は、
私の中学校時代からの大親友、
小原(おはら)氏の発した、
名作中の名作をご披露しましょう。
O「『戦争と平和』で有名な文豪トルストイが、
横浜のカレー博物館に来た時の話なんだけどね。」
トルストイの時代に、
そんな物があるわけないのですが、
なんとなく面白そうなので、
そのまま聞いてみることにしました。
M「それで?」
O「そのうちの一軒のカレー屋だけが、
すごい行列なんだよね。
きっと、これは、相当に美味いんだろうな、
と思い、並んでみることにしたそうだよ。」
M「ふ〜ん。」
O「ところが、何時間も並んで、
ようやく食したそのカレーが、
ちっとも美味くなかったんだって。」
M「へ〜。」
O「憤懣やるかたなく勘定を済ませ、
表に出てみると、
相変わらず凄い行列になっている。」
M「そうなんだ。」
O「で、そのとき彼は、
こう呟(つぶや)いたらしいよ。
あんなカレーにな…。」
ん…?
……???
なるほど、
名作『アンナ・カレーニナ』が生まれた背景には、
そんなエピソードがあったんだね。
…。
て…、、、
あるもんか!
(つづく)
いやあ、今日も東京はいい天気でした。
駒沢公園の新緑を眺めながらのウォーキングは、
実に爽やかで最高の気分です。

5月が10ヶ月くらいあればいいのにねえ…。

さ、明日からは、
いよいよ『STB139』ラスト・ライブ。
熱狂の3日間が始まります。
私が書いた新曲も2曲ありますよ。
1曲は軽快なスタンダード・ナンバー。
もう1曲は、懐かしいアメリカン・ポップス。
気に入っていただけると良いのですが…。
ええと、お天気はどうだろう?
おや、13日(火)に、
傘マークがありますね。
よし、
なんとかしなければ。。。
えーい、おまじないだ!
(○△♣◇⁂⌘❖☀)
はい、これで大丈夫。
(ほんとか?)
……。
SHUN MIYAZUMI
May 04, 2014
駄洒落論
GW。
ゴールデン・ウィーク。。
行楽地はさぞや大にぎわいなんでしょうね。。。
うらやましいな…。
残念ながら私の場合、
例年、この季節は決算と重なるので、
どこかに遊びに行くという経験は、
久しくありません。
でも、爽やかな五月晴れの中、
今朝は駒沢公園で、
新緑と散歩を楽しんできました。
ああ、気持ちよかった。
明日からはまた、
ライブの準備やら、リハーサルやら、
なんだかんだ大忙しになっちゃうので、
今日は息抜き。
(そう、それも大事)←神の声
ん…?
で、息抜きついでに、
今日はこんなお話を…。
『駄洒落論』
駄洒落(だじゃれ、ダジャレ)。
古来から、世界中どこにでもある、
言葉遊びですね。
私、けっこう好き、
というか得意なんです、
コレ。
人の言葉尻をとらえて、
えい!とかます。
周りにどっと笑いが起きる。
決まった時の快感は、
なかなかに気持ちのいいものです。
「笑い」というのも「癒し」の一部ですから、
いい駄洒落は大いに歓迎、
というのが私の持論。
しかし一方で、、、
場の空気を読んだり、使う相手を選ばないと、
どっちらけのムードを作ったり、
人を不快にさせるだけの、
危険な武器にもなるので要注意ですね。
私の行きつけの学芸大のバーに出没する、
とある中学校の教頭を長く務めた、
小出(こいで)某というご仁(愛称:先生)は、
まさに、この後者のチャンピオン。
悪い例の代表選手。
とにかく、
くだらない駄洒落を得意げになって、
これでもか、これでもかと連発する。
最初の内はみんな、
面白がって笑ってあげたり、
相手にもしてあげるのですが、
いつまでたってもやめないので、
そのうちみんな嫌気がさしてしまう。
誰も相手にしなくなる。
それでもやめない。
一人で駄洒落を言ってはニヤニヤ。
人の迷惑を楽しんでるようにも見える。
いやあ、ここまでいくと駄洒落も、
もはや「暴力」と言っても過言ではありませんね。
あははは。
さて、ある晩のこと。
紙と鉛筆を用意した私は、
彼にこんなお願いをしてみました。
「先生、今度先生のことブログに書くからさあ、
今からなんでもいいから駄洒落連発してよ。
制限時間は10分ね。
では、どうぞ。」
すると、どうでしょう。
もうもう機関銃のように駄洒落攻撃が炸裂。
ま、こんな感じです。
「東上線に登場する、僕搭乗員。わはは。」
(脈絡なんか、どうでもいいんだな…)
「夫婦で来た、暑いのでフーフー。わはは。」
(何が面白いんだろ、これ…)
「ボルトが3連覇。君の瞳が3万ボルト。わはは。」
(くだらん…)
「昔アスリート、今アセリート。わはは。」
(よっぽど暑いみたいだな…)
「失礼なこと言って、失恋した。わはは。」
(洒落になってないじゃないか…)
「元旦から、ガンタンガンタン言うな。わはは。」
(ちょっと無理があるなあ…)
「ソーメン好きなんです。
ラーメン、ソーメン、僕イケメン。」
(おい、メンだけしか合ってないぞ…)
と、ここで、
突然入って来た女性を見つけて、
話を中断しようとするので、
「僕取材してるんですけど〜。」
と注意すると、
先生、間髪入れずに、
「僕謝罪。わはは。」
(……)
そして、また再開。
「ボーカルでがんばりたいけど、もうかるの?」
(ああ、もうメチャクチャだな…)
「私のお母さんわがまま。我がママ。あはは。」
(はい、はい…)
ここで喉が乾いたらしく(そりゃそうだ)、
「マスター、ジンジャエールちょうだい。」
で、すかさず、
「初詣で神社にエール。わはは。」
(もういいかな…)
「こんなダジャレを言うのは、ダレジャ。わはは。」
(もういいから!)
とまあ、こんな感じでした。
ちなみにこのときも、
周りの客はみな、
「くだらんなあ…。」
と、しらけ顔で飲んでましたね。
おそらく私、
この先生の駄洒落を、
通算すると、
1,000個以上は聞いてると思うのですが、
「うまい!」「今のは面白かった!」
と思えるのは、
1%くらいでしょうかね。
あとは、本当にくだらない。
笑えないものばかりです。
そんな中で、
彼の最高傑作はこれじゃないですかね。
この先生、
毎晩のように学芸大を徘徊しているのですが、
ある晩、深夜を過ぎても、
まだフラフラと歩いているのを見かけました。
私はこう声をかけました。
「先生、こんな時間にまだフラフラ歩いてんの?」
すると先生、
「僕アルクハイマー。わはは。」
うん、珍しくいい出来だ。
これは誉めてあげよう。
そしてこの取材の日の締めも良かったなあ…。
「小出先生って、下の名前はなんて言うの?」
「こいでおしまい。」
これも、決まった、
かな…?
(つづく)
これもかつて書いたことがありますが、
笑うと「がん細胞」が減るんですってね。
笑うと、
体内にあるNK細胞が活発化し、
がん細胞をやっつけてくれるんだそうです。
だからみなさん、
毎日、なんでもいいから笑いましょう。
あははは。
わははははは。
がはははははははははは。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
(出た! これ久しぶりだな。)
ただし!
同時に、
脳細胞も減るらしいので、
ご用心をば…。
……。
SHUN MIYAZUMI