September 2015

September 15, 2015

太宰府天満宮


福岡に行って参りました。

ジャミン・ゼブ「中州ジャズ」初参戦の、
同行カメラマンとして。

(ん…?)


その模様は、
あちら「ゼブログ」に詳しく掲載されてますので、
ここでは省略致しますが、

まあ、楽しいなかにも、
充実したツアーであったことは、
間違いありません。


関係各位のみなさま、
駆けつけてくださったファンのみなさま、
ありがとうございました。


そんなツアーの最終日。

KBC「サンデーおすぎ」という、
ラジオ番組のあとは、
夜8:00のフライトまで自由行動。


私とショーちゃんは、
「せっかくだから、
 太宰府まで行ってみようじゃないか、
 ということになりました。」

福岡は何度も来ておりますが、
ここまでの長い自由時間は初めてですから、
これは滅多にないチャンス!


ということでやって来ました。

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ゆ「来ましたね。」

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参道の両側には、
ビッシリと土産物屋などが立ち並ぶ。

なんかいい雰囲気ですよ〜。

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で、最初に目にとまったのが、
名物の「梅が枝餅」なるもの。

1個120円というので、
さっそく試してみることに。

「あっちっち…。」


そう、これって、
あつあつで食べるんだそうです。

「うん、これは美味い!」

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と、そうこうするうちに、
鳥居までやって来ましたよ。

では、記念のお写真をパチリ。

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はい、あんたもパチリ。

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本殿に向かうには、
赤い欄干の橋をいくつも越えて…。

なんか、平安の時代が偲(しの)ばれて、
これまたいい感じ…。

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お天気のいい日曜日ということもあって、
たくさんの観光客が訪れてました。

でも、そのうちの大半は、
中国と韓国の人たち。

大げさでなく、
日本語話す人の方が少ない気がしました。

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そして楼門までたどり着く。

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ゆ「あちらが本殿ですね。
  お参りすると、頭が良くなるそうですよ。
  さ、どうぞ。」

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み「いやいや、
  俺はこれ以上頭が良くなっても困るから、
  君こそお参りしたらどうだね、ゆあさ君。
  さ、私にかまわず、どうぞどうぞお参りを。」

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ゆ「あはは、何をバカなことを。
  私こそ、これ以上頭が良くなる必要は、
  ありませんですのよ。
  さ、宮住さんこそどうぞどうぞ。」

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「……。」


いやあ、それにしてもいい天気だこと。

初秋の風もそよそよと吹いて、
本当に気持ち良かったです。

山も綺麗ですねえ。

菅原道真公の時代も、
こんな風に見えてたんでしょうね。

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「東風(こち)ふかば にほひおこせよ 
 梅の花
 あるじなしとて 春なわすれそ」

無念のうちに太宰府に流された、
菅原さんを慕って、
一夜のうちに京から空を翔けてきたという御神木。

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久しぶりに命の洗濯ができましたかね。

思いきって来て良かったです。

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帰りにまたまたお店を覗くと…、

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というわけで、
名物の「梅が枝餅」も、
お土産に買ってきました。

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ということで今日は、

ブルックナーを一休みして、

ショート、ショートでお送りしました。


楽しかったな福岡…。

……。


ところで今回は、
福岡が大好きな、息子の裕介君も参戦。

彼のFacebookにも、
楽しそうな記事が満載ですよ。

そちらもぜひ…。



それししても、あわただしい3週間でした。

佐久平、金沢、京都、名古屋、福岡、、、

ふ〜…。


で、帰ってきたら、

仕事がどっちゃり溜まっておりました。


あ〜あ、


あ〜あ〜〜〜〜、、、


現実に引き戻される〜、


あ……。



SHUN MIYAZUMI



woodymiyazumi at 16:49コメント(16)トラックバック(0) 
2015 エッセイ 

September 04, 2015

ブルックナーはお好き その8


夏の名残りを惜しむようなセミの声と、

涼しげな鈴虫や松虫の声が、

「ミーンミーン」「チンチロリン」

と大合唱♪♪♪


今年も、そんな季節になりましたが、

みなさまお変わりありませんでしょうか。


さて、もうみなさんご承知でしょうが、

8月後半から、
私とショーちゃんとジャミン・ゼブは、
しばし東京を離れておりました。

8月24日から27日までは、
長野県佐久平というところ。

佐久地区の中学生を対象とした、
音楽鑑賞会。


8月25日には、
ジャミンの結成9周年を、
みんなでお祝いしました。

パチパチパチ。

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そして、翌8月28日から31日までは、
「金沢アカペラ・タウン2015」。

金沢の街に鳴り響くジャミンのハーモニーは、
また一段と素敵でしたよ。

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そしてここでは、

8月30日に誕生日を迎えた我が相棒、
ジャミンにとってはなくてはならない、
マネージャーY浅ショーちゃんを、

「バースデー・ケーキ」ならぬ、
「のどぐろの塩焼き」で、
お祝いしたのでした。

パチパチパチパチ。

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この両地区の活動のもようは、
あちら「Zeblog(ゼブログ)」に、
たくさんの写真とともに掲載しましたので、
ぜひご覧下さい。

同行カメラマン(?)による、
汗と涙と笑いの結晶です。(笑)


では本題に戻って、

ブルックナーのお話。


(もういいよ)


いやいや、まあ、そう言わずに。

あははは。


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Anton Bruckner(アントン・ブルックナー)
(1824ー96 オーストリア)


ブルックナーの音楽は「難解」。

よくそんな声を耳にしますが、

はたしてそうでしょうか…。


確かに、あのゴツゴツとした構成は、
とっつきにくいかもしれませんね。

メンデルスゾーンやラフマニノフといった、
美しいメロディー、華麗なサウンドとは、
かなりかけ離れてますもんね。

ベートーヴェンやブラームスのような、
抜群のアレンジ、構成力、よどみない展開とも、
ほど遠い…。

……。


でも、前回書いたように、

この音楽を「登山」に置き換えると、
意外とスンナリ、
入ってくるのではないでしょうかね。


そんな彼の音楽人生もまた、

決して恵まれたものではなかったようです。


せっかく心をこめて書いたのに、
なかなか演奏までには漕ぎ着けず、
何曲かの交響曲は、
彼自身、生涯聴くことができなかったといいます。

ああ、かわいそう〜。


あるいは、その常識はずれの構成ゆえ、
周りからは何度も「書き直し」を求められる。

尊敬するワーグナーやブラームスからも、
非難を浴びたり、
その支援者からは妨害まで受けたり…。

ああ、かわいそうだな〜〜。。


何人かの女性に恋をして、
何度も求婚したそうですが、
ついには独身のまま生涯を終える。

ああ、なんてかわいそうな〜〜〜。。。


しかし彼は、

書き直しには何度も応じたものの、
終生そのスタイルを、
変えることはありませんでした。


頑固で、いちずで、神を崇拝し、自然を愛し、

誰に何と言われようと自分の音楽を信じ、

孤独の中、その生涯を終えたブルックナーさん。


おや、これって、

なんとなく、

チェリビダッケさんの人生と、
重なるところがありませんかねえ。

……。

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彼の指揮するブルックナーが、
なぜか私の心をとらえて離さないのは、
あながち無関係ではないような気も…。


アントン・ブルックナー。

華麗な音楽人生とはほど遠い、
むしろ不器用とも言えるその生き方と音楽が、
逆に今、全世界でその愛好家を増やしている。

なんだか面白い時代ですねえ。

何故なんだろう?

……??



ま、なにはともあれ、

長尺録音が可能な、
CDというものの画期的な発明により、
ブルックナーの巨大交響曲は、
現代によみがえりました。

そして、
いささか著作権的には問題があるものの、
「You Tube」というものの出現で、
私は、チェリビダッケという、
これまた不器用で頑固で、
しかし独特な才能を持った指揮者を知りました。


ここで比較されるのが、

カラヤンやバーンスタインといった、
華麗な人生を送ったスーパー・スターたち。

でも、彼らの指揮するブルックナーからは、
作曲者自身の姿や本質は見えてきません。


そうした演奏からは、あたかも、

京の和菓子職人が作った、
渋い、簡素な、
しかし通好みの洒落たお菓子が、

ゴージャスなクリームや、
洋風のデコレーションをほどこした、
ただ甘いだけのケーキに変貌してしまう…。

そんな違和感を覚えてしまうのです。


ブルックナーを正しく演奏できる指揮者は、

限られているような気がしますね。

(ちょっと生意気な言い方ですが、お許しを…)


そういう意味で、
私の中で最高のブルックナー指揮者は、
ギュンター・ヴァントと言う人だったのですが、

そこに、チェリビダッケという人が、
ものすごいインパクトで登場してきました。

ああ、iphoneにして良かった〜。


飛躍しすぎかもしれませんが、

私は彼が指揮するブルックナーこそが、
ブルックナー本人を投影しているように、
思えてなりません。

そして、それはまた同時に、
ブルックナーの音楽を通して、
チェリビダッケが、彼自身の人生をも、
投影しているのではないか…。


そんな風にも思えてきますが、

言い過ぎでしょうか。

……。



クラシックに限らず、

いい音楽、いい演奏には、

「人間」「人生」というものが、

色濃く出てきます。


ま、これが音楽の素晴らしさなんでしょうね。

うんうん…。

(と、一人納得…)



もっとも、

今ブルックナーが生き返って、

チェリビダッケの演奏を聴いたら、

大ゲンカになったりして…。


ブ「お前は俺の音楽がわかっとらん!」

チ「何をいうか、この頑固者。
  お前の、ただ長いだけの不器用な音楽を、
  俺だからこんなに感動的に出来るんだぞ!」

ブ「頑固はそっちだろ。
  それにそんな遅いテンポじゃ、
  みんな寝てしまうだろ!」

チ「バカ言ってんじゃないよ、この田舎もん。
  テンポが遅いから、
  ビオラやチェロの美しい響きが、
  より鮮明になるんだろうが!」

ブ「だいたい俺は、お前のその高慢な態度が、
  大嫌いなんだよ!」

チ「お前だって、女には、
  ぜんぜんもてなかったそうだな。
  俺にはよくわかるぜ。わははは。」



とまあ、

まさか、、

こんなことまでには、、、


ならなかったでしょうが…、、、、


……?



(つづく)
  


このお話も、

そろそろプレッシャーになってきたので、

次回あたりで最終回にしましょうね。(笑)


もう少しだけ、

おつきあいのほどを…。

……。



さて、明日からはまたツアーです。

今度は京都と名古屋。

またまた、カメラマン大活躍となりますか。


(ん…?)



で、今月はあと、福岡と新潟と…。


旅が多いな…。


嬉しいけど…。


ふ〜…。


……。



SHUN MIYAZUMI


woodymiyazumi at 15:58コメント(5)トラックバック(0) 
2015 エッセイ