November 2016
November 24, 2016
角館(かくのだて)
最近、私とジャミン・ゼブの間では、
ちょっとした「侍(さむらい)ブーム」が、
起きております。
口を「ヘ」の字に曲げながら、
「うむ」と唸(うな)ってみたり、
「侍言葉」で会話してみたり。
あははは。
事の発端は、
10月のはじめに、
秋田県の「角館」を訪れた時に、
私が「侍」のポーズをしたことでしょうか…。
年甲斐もなく…。(笑)

「角館」といえば、
江戸時代の武家屋敷が、
そのまま残っていることで有名ですね。
幸い、前乗りの仕事だったので、
こんなチャンスはめったにないし、
みんなで名高い武家屋敷に行ってみようじゃないか、
ということから始まりました。
この「侍ブーム」(笑)。
まずは家老職にあったという、
最上級武士の「石黒家」に向いました。
この家の門前では、
この方も完全に武士に成りきっておりました。
(なんか弱そうですね…。)

この人たちも…。
(これはなかなか決まっておりますな。笑。)

うむ、特におぬしは、なかなかサマになっておるぞ。

「殿、本物の刀でござりますぞー。」
「であるか。」

「コノカタナハ オモイデアルナー。」
「ん? おぬしどこから来た?」

とまあ、
こうして江戸の昔に思いを馳せながら、
現存する武家屋敷を、
次から次へと訪れた私たち。

「なんか普通の観光客にはないオーラがある」
とスタッフの方たちに言われ、
「それなら」と、
ア・カペラを歌って大喝采という一幕も。(笑)
ここ角館にも、
しっかり足跡を残して来たジャミン・ゼブ。

それにしても、
昔の日本人は小さかったんですね。
我が軍団で最も小柄なこの人ですら、
この鎧(よろい)を身につけるのは難しそう…。

この籠に収まるのもね。

一番サマになってるのは犬でしょうか…?

桜の季節は、
大勢の観光客で大にぎわいとか。
風情があっていいですねえ。

こちらは下級武士の物寂しげなお家。

上級武士のお宅との、あまりの違いに、
「哀れ」を感じてしまいました。

そして最後に訪れた「岩橋家」。
(おや、そちは何になっておるのじゃ?)

ここはなんと、
藤沢周平原作の映画『たそがれ清兵衛』の、
ロケに使われたお宅とか…。

山田洋次監督の、
なんとも心暖まる時代劇映画の舞台。
(映画そのものの舞台は庄内ですがね。)

宮沢りえちゃんも好演でした。

というわけでおのおの方、
ちょっと縁側に座って、
たそがれてみようではないか。
(なるほど、たそがれておるの…。)

(うむ、うむ、そなたもなかなかじゃ…。)

でも、「たそがれ」の表情をさせたら…、、、

やはりそなたに勝るものはおらんのう。

あはは、
あはははははははは。

こうして私たちは、
「石黒家」「青柳家」「河原田家」
「小田野家」「安藤家」「松本家」
そして「岩橋家」
と、観光案内に掲載されていた、
すべての武家屋敷を完全制覇!
歴史の好きな私たちにとって、
先日の京都に続いて、
大満足の一日になりました。

この「侍ブーム」。
実はまだ続いております。
スティーヴにいたっては、
津川雅彦さん扮する「徳川家康」が完全に乗り移った、
そんな毎日を送っております。
おそらく年内いっぱいは続きそうですかね。
けっこう面倒くさくなって来ましたが…。
ううむ…。
……。
(おわり)
前回の「京都」の記事から、
1ヶ月半も経ってしまいました…。
この間、
本当に忙しい毎日を送っておりました。
(まだまだ続きますが…)
10月は、学芸大「A'TRAIN」も、
1回お休みをいただきましたし…。
でも、明日(11/25 )は、
やります!
どうぞたくさんのお越しを、
お待ちしております。
大いに盛り上がりましょう!
(て、体力保つのか?)
ううむ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI