December 2016
December 25, 2016
ピア〜ノ
メリー・クリスマス!
今年もあとわずかですね。
そんな2016年ですが、
私にとっては、時の経つのが、
例年よりも早かったような気がします。
なにしろ、
ジャミン・ゼブ結成以来初めて、
1年間に2枚のフル・アルバム制作という、
ハードなスケジュールに挑んだわけですから、
ま、当然といえば当然…。
6月に発売した『Parade』と、
来年3月発売予定の『Your Songs』という、
ファンの皆様からのリクエストだけで構成する、
10周年記念アルバム。
この2枚の為にたくさんの曲をアレンジしたり、
スタジオにこもって制作したりといった時間に、
おそらく、1年の3分の1くらいは、
費やしたのではないでしょうか…。
そして、それ以外は、
約100本にも及ぶジャミンのライブとリハーサル。
おかげで休みらしい休みは、
ほとんど無かったように思います。
そんな、あっという間の1年でしたね。
ふ〜…。
でも、65才を過ぎた今も、
こうしてプロの音楽家としてやっていけるのは、
本当に幸せなことだと、
あらためて思います。
それもこれも、
「ピアノ」という楽器があったからこそ。
発音的には「ピア〜ノ」というのが、
正しいようですが、、、
ま、そんなことはさておき(笑)、
アレンジをするにも、曲を書くにも、
アルバムを作るにも、
私にとっては、この「ピア〜ノ」がなければ、
どうにもなりません。
続けていて良かった、
と、しみじみ思いますね…。
現在制作中の『Your Songs』では、
さすがにスケジュール的にもきつく、
3曲ほど小林岳五郎君に手伝ってもらいましたが、
残りの9曲は私が弾きました。
さすがに、
若さあふれる華麗な、
小林君のようにはいきませんが、
なんとか老体にムチ打って、
がんばりました…。
これまた、
ふ〜…。

さて、私がピア〜ノを習い始めたのは、
(もういい…?笑)
小学校2年生のとき。
そのいきさつは、
私のプロフィールに詳しく書いてありますので、
ここでは省略しますが、
ま、ひと言で言えば、
かなり適当な理由からです。(笑)
さらに、何ごとにも好奇心旺盛な私は、
他にも遊ぶことがいっぱいあって、
普段はロクに練習もせず、
レッスンの前の日になって、
あわてておさらいをする、
といったダメな生徒。

したがって、
あるレベルまでいったときに、
技術的には限界に達してしまいました。

そんなときに出会ったのが、
「ジャズ」という音楽。
これならば、
技術力の無さを、
フィーリングと個性でカバーできる。

というわけで、
大学の4年間はジャズ・ピアノの習得に没頭。

サークルの仲間達と、
時間があればセッションして技を磨く毎日。
(写真右端はなぜか渡辺香津美さん?)

で、このままプロのジャズ・ピアニスト?
と思いきや、
アルファという会社に就職して、
レコード・プロデューサーの道に進む。
(この辺のいきさつも、
過去のブログに詳しく書いてあります。)
したがって、
今度はレコーディング・スタジオが、
私の主な職場となります。

それでも、
時間があるといろんな所で演奏。
ダラダラと演奏活動もしておったわけです。

次の写真は、
特に感慨深いものがあります…。
このときのベースは、
私が1年生のときの4年生、
新井真さん。
そしてドラムが、
そのまたさらに1年先輩で、70年の歴史を誇る、
「慶應ライト・ミュージック・ソサエティ」
歴代NO.1の呼び声高い名ドラマー、
橋本伸一さん。
その橋本さんですが、
今年の11月末、
急逝されました…。
本当に悲しい出来事でした。
どうぞ安らかにお休み下さい。
合掌…。

そんな「慶應ライト」の、
OB選抜としても弾かせていただきましたね。

ああ、なんだかんだで、
こうして50年余りが過ぎていきました。
(なんとなく髪の毛の変遷でもあるような…。笑)
そして、
スケジュール的にも、
体力的にも、
今私がピア〜ノの前に座るのは、
ジャミンのアルバムで弾くのと、
月に1回の学芸大「A'TRAIN」。
とまあ、これだけになってしまいましたが、
なんとか、これだけは、
がんばって続けていきたいもんですね。

ジャミンのアルバムで弾くのは、
これが70曲めになるんでしょうか…。
(あと何曲出来るかな…。)

というわけで、
今週の水曜日(12/28)。
ちょっと変則開催ではありますが、
学芸大「A'TRAIN」が、
今年の私のピア〜ノ、弾き納めとなります。
お時間のある方は、
ぜひいらして下さい。
忘年会も兼ねて、
大いに盛り上がりましょう!
と、これも、かなり体力勝負に、
なってまいりましたが…。
ふ〜…。
……。
SHUN MIYAZUMI