February 2023
February 18, 2023
シベリウス
こんにちは。
昨日あたりから、
暖かくなって来ましたね。
なんとなく春の足音が近づいて来たような。。。
さて、2/15の「代官山レザール」。
寒い中、お越しくださったみなさん、
ありがとうございました。
まだまだ、
あそこのサウンドを掴(つか)むには至らず、
適量の酒の加減も分からず(ん?)
慣れるにはもう少し時間がかかりそうですが、
それでも最高に楽しいひと時でございました。
飛び入りのこの人も、
絶好調でしたね。(笑)
レンセイ君ありがとう。

次回は、3/29(水)の開催予定です!
またこのブログでご案内しますので、
小まめのチェックよろしくお願いします。
さて最近、
私がハマっているものがあります。
それは…?
シベリウスの7つの交響曲。
シベリウス(1865-1957)
後期ロマン派から近代にかけて活躍した、
フィンランドの大作曲家です。
お恥ずかしながら、
私、このシベリウスさんの曲を、
全くと言っていいほど知りませんでした。
と言うより、聴こうとして来なかった…。
「きっと北欧の大自然を思わせる、
美しいサウンドなんだろうけど、
なんとなく地味なんじゃないかな…。」
「綺麗なだけで、
退屈なんじゃないかな…。」
と、勝手に想像しておりました。
(こんな感じですか?)

違うなあ…。
(ではこんな感じ?)

ううむ、いい線行ってるが違うなあ…。
(では、これは?)

全然違うわ〜〜〜!!!
ま、冗談はさておき、
私がよく聴いて来た交響曲と言えば、
ベートーヴェンの3番、5番、6番、7番、8番、9番
ブラームスの1番、3番、4番
ブルックナーの5番、6番、7番、8番
マーラーの5番、6番
あと小さい頃は、
チャイコフスキーの5番、6番、
ドヴォルザークの「新世界より」
なんかも好きでしたね。
いずれにしても、
アレンジが面白くて、劇的でスリリングな、
大編成の管弦楽曲が好きで、
あまり刺激のない、
ただ綺麗なだけの音楽は、
退屈してしまいます。
特に、ジャミン・ゼブの、
アレンジをやるようになってからは、
前述した作曲家に加え、
ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーあたりも、
好んで聴きます。
時々、アレンジの参考にも、
させてもらっています。(笑)
ブラームスなんかは、
ハーモニー感覚、低弦のうねるような響き、構成力、
など、どれをとっても圧倒的に素晴らしく、
人類が生んだ「最高のアレンジャー」ではないかと、
勝手に崇拝しながら聴いております。
(いずれ特集しますかね。ブラームスさん。)
で、このシベリウスさん。
さっきも言ったように、
北欧の美しい自然を描写した、
静かな音楽家と想像していたら、、、
(こんな感じ?)

もういいよ。(笑)
全然違いました!
なんともドラマティックで、
壮大な人間ドラマを感じるのです。
それもそのはずで、
彼が生きたフィンランドは、
ちょうどロシアの侵略、支配に苦しんだ挙句、
独立を勝ち取ると言う、
まさに激動の時代だったんですね。
まるで、今のウクライナのよう。。。
おまけに彼はアルコール依存症。
お金がなくなると、借金を繰り返し、
一生懸命作曲をして返済しながら、
また浴びるように酒を飲んで曲を作る。
まるで、想像とは違う人物でした。
しかも、そんな生活なら、
さぞかし早死にだろうなあと思っていたら、
これがなんと92才まで生きた!?
なんと素晴らしい。
医者の「ドクターストップ」など、
お構いなし。
私はこんな人になりたい。
(ん…?)
と言うわけで、最近学大の喫茶店に赴き、
ヘッドフォンで爆音で、
このシベリウスの交響曲を聴いて、
自分を鼓舞しております。
私はBGM的に音楽を聴くのを好みません。
爆音で聴きながら、
アドレナリンが出る感覚がたまらなく好き。
(もちろん、ジャミン・ゼブ「Autumn」も、
しょっちゅう聴いてますよー。)
まあ今は、You Tubeという、
便利なものがありますからねえ。
ま、時々、CMが爆音で飛び込んで来ますが、
「なあにタダだからこれくらいは」
と、我慢しながら。。。(笑)
今まで知らなくてごめんなさいシベリウスさん。
でも、生きてるうちに間に合ってよかったです。
2番、4番、5番、7番あたりが、
特に気に入っています。
アルプスを思わせる、
ブルックナーとは、
また一味も二味も違うシベリウスの世界。
興味のある方はぜひ。
最近の若い指揮者による、
ライブの演奏が特におすすめです。

(本当はこんな感じですかね。)
今日は、
シベリウスのお話を、
冬のワンコたちと共にお送りしました。(笑)

この写真好きだなあ。
ほんわか。
……。。。
SHUN MIYAZUMI