March 30, 2007

レコード買いまくり時代 その4


春だ、春だ。

花見だ、花見だ。

わあい、わあい。


というわけで、
行ってまいりました。
目黒川に花見に。

しかも二晩続けて。


おかげで、
きょうの私は、
いまだほろ酔い気分。

いい気分のまま、
きょうは「学芸大 A'TRAIN」
のミッドナイト・セッション。

休養充分!

はじけますよ〜。



2003年6月12日(木) No.51(後半)
レコード買いまくり時代 その4


あれは、
高校2年の冬だったでしょうか。

次々に登場する、
アメリカやイギリスの、
ロック&ポップスの新星たち。

まさにニュー・ウェイブ、
音楽の新しい波。


クラシックそっちのけで、
すっかりとりこになってしまった私ですが、
とりわけ、
私の心をガッチリつかんでしまったのが、

「ドアーズ」

というバンド。


ジム・モリソンの官能的な歌唱。
オリジナリティーに溢れた作品。
オルガンとギターの、
新鮮なコンビネーションのサウンド。

そのデビュー・アルバムを
初めて聴いたときの衝撃は、
今も忘れられません。


Doors 1st.


なかでも一番惹かれたのが、
レイ・マンザレクのオルガン・プレイ。

大ヒット曲
『LIGHT MY FIRE』(ハートに火をつけて)
で、延々と繰り広げられるオルガン・ソロ。

従来のポップス&ロックにおける、
‘間奏’の常識を打ち破る長さ、
そしてソロの中身の完成度の高さ。

新鮮な驚きと不思議な感覚。

この不思議な感覚はどこから来るのか…?。


ある日私は、
こうした音楽に詳しい同級生のひとり
H君に、
おそるおそる、
こう聞いてみました。

私「あのね、
  ドアーズのオルガン・ソロなんだけど、
  あれって全部レイ・マンザレクが‘作曲’したの?」
H「ばかだな、ありゃアドリブだよ。」

私「ア、ア、アドリブってなに?」
H「即興演奏のことだよ。」

私「そ、そっきょう?」
H「おまえ、そんなことも知らなかったのかよ。」

私「……。
  ほかにも、こんな風に、
  即興でやってるものがあったら、
  教えて欲しいなあ。」
H「じゃ、ジャズ聴けば。」

私「ジ、ジャズ…?」


それに追い打ちをかけるように、
さらに私に衝撃を与えた、
バンドがありました。

「BLOOD, SWEAT & TEARS」
(ブラッド・スウェット&ティアーズ)


BS&T 2nd.


通常のロック・バンドの編成に、
トランペットやサックスといった、
ホーン・セクションが加わったサウンドは、
今まで聴いた事もない新鮮なもの。

さらに、
『SPINNING WHEEL』(スピニング・ホイール)
という曲の間奏は、

なんとジャズの4(フォー)・ビートで演奏される。

時折聞こえる不協和音も、
見事にサウンドにマッチしている。

聞くところによると、
これも、
‘ジャズ・ハーモニー’
というやつらしい。


「またしても、ジャズか…。」

「ジャズ…。」

「JAZZ…。」


「これは、‘ジャズ’というものも、
 真剣に聞いてみねばなるまい。」


そう思った私は、
さっそくレコード店に行き、
H君が推薦する、

知的ピアニスト、
「ビル・エヴァンス」のベスト盤と、

「ウエス・モンゴメリー(ギター)」
と「ジミー・スミス(オルガン)」
が共演してるレコードを購入。

そして、

これが、


私の運命を決めてしまうことになろうとは。


ビル・エヴァンスのアルバムの一曲目
『Beautiful Love』(ビューティフル・ラヴ)
に針をおろしたその瞬間、

私の体に電流が走りました。


「これだ。俺が求めていたのはこれだ!
 俺はこれをやる〜〜!!」


芸大を目指して毎週鎌倉まで、
ピアノのレッスンに通っていた私でしたが、
翌日さっさとこれを辞め、

‘ジャズ’にひた走っていくことに、

なるのです。


(このシリーズおわり)



(感想 2007/3/30)


桜満開で、
浮かれ気分の私ですが、

その一方で、
今週は悲しい出来事もありました。


私のプロフィールを見た方は
ご存知でしょうが、
私が「こころの師匠」と仰ぐ、

植木等さんが、

3月27日 お亡くなりになりました。
享年80才。

そういえば先日、
「わかっちゃいるけどやめられねえ」
というタイトルで、
エッセイを書いたばかり。

またしても予言しちまったか…。


それにしても、植木さん

あなたは偉大でした。

あなたから教わった、
「無責任」「C調」「ゴマすり」「ホラふき」
「わかっちゃいるけどやめられねえ」
「およびでない」

こうした教えを胸に、
少しでもあなたに近づけるよう、
これからも頑張ります。

どうぞ天国で、
見守っていてください。


ん…?


なにはともあれ、

合掌…。


ところで、

私の最愛の父が亡くなったのが、
1999年の3月27日
そして、やはり80才だった。

これも何かの縁か…。



SHUN MIYAZUMI

woodymiyazumi at 15:13コメント(2)トラックバック(0) 
〜2005 エッセイ 2  

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コメント一覧

1. Posted by そみ   April 01, 2007 23:30
うわあ、面白い。

ドアーズから、ジャズへ、なんて。

お目にかかるたびに、ブログを読ませていただくたびに、奥深い方だと感じます。

金曜日深夜セッションそしてアフター、楽しかったです。

またお目にかかれることを、楽しみにしています!
2. Posted by SHUN MIYAZUMI   April 02, 2007 17:59
おやこれは、おソミさん。
お褒めにあずかり恐縮でございます。
でも、無菌体質、小麦粉ぎらいのソミさんが、
日本ソバを食べてる光景は、
ちょっと面白うございましたよ。
あそこは安くてなかなかざんしょ?
(まったくもって地元受け、内輪話)

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