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April 24, 2017
OH!マイ瀬戸内
こんにちは。
かつては隆盛を極めた(?)このブログも、
最近では月1回の更新がやっと‥。
ま、それだけ仕事が忙しいということですね。
そういうことにしておいて下さい。
(ん…?)
で、早いものでもう4月も終わり。
でもこの話題だけは外せない〜。
と、あわててパソコンのKeyを叩いております。
(なあに〜〜〜??)
4月14日から19日まで、
私とジャミン・ゼブ一行は、
恒例の「西日本ツアー」に出掛けておりました。
神戸、松山、岡山、大阪、名古屋。。。
このツアーの模様は、
あちら「ZEBLOG」(ジャミン・ゼブ・ブログ)で、
レンセイ君が熱く語っておりますね。
(毎度ながらシモンの訳も秀逸ですよ。)
たくさんの写真は私が撮ったものですが、
これも合わせて、
お楽しみいただけると幸いです。
ま、どのライブでも、
本当にたくさんのお客さんがいらして下さり、
少しずつではありますが、
全国的な拡がりを感じた充実のツアーだったのですが、
中でも特筆すべきなのが、
岡山!
なんと、ジャミン・ゼブが、
OHK岡山放送さまが推進する、
「OH!マイ瀬戸内」キャンペーンの、
PRサポーターに任命されたのです!
いわゆる『観光大使』ですね。

OHKの中静社長からは委嘱状がメンバーに手渡される。

さらにはテレビ・カメラも入って、
そのタイアップ・ソングにもなっている、
『Can't Help Falling In Love』を収録。

この模様は、当日の夕方、
「ニュース番組」の中でオン・エアされたそうですし、
今後岡山県と香川県のいたるところで、
放映を考えてるともおっしゃっていただきました。
何と素晴らしい!
さらには、岡山県が本拠地の、
紳士服の「はるやま」さまからは、
新しいスーツのご提供もありました。
ワッダホー!
さあ、そしてコンサートですが、
そんなOHKさまの力強い後押しもあって、
600人の「おかやま未来ホール」は満席!

お客さまもノリノリ♪

メンバーもノリノリ♪

サイン会も長蛇の列♪

コンサート終了後は、
OHKさま主催の食事会もありました。
社長、副社長はじめ、
そうそうたる方々のご参加をいただき、
本当に楽しい打ち上げとなりました。
身に余る光栄でございました。
ありがとうございました。

そんな、瀬戸内。

美しい自然、温暖な気候、
美味しい海の幸が豊富な、
瀬戸内。。。

「瀬戸内」といえば、
私には特別な思いがあります。
このブログでも、かつて、
「松山商業」というお話や、
「四国」というお話を書いたことがありますが、
私の母は香川県の出身。
「せかちゅう」の舞台ともなった、
平家の落人村として知られる、
「庵治(あじ)」というところの生まれです。

この写真は、
2年ほど前に親戚の法事で訪れたときのものですが、
こんな風光明媚なところに生まれたんですねえ、
おかあさまったら。
小さいときから、
夏休みになるとおばあちゃんの所に遊びにいくのが、
なによりも楽しみでした。
(これは、一つ年下のいとこの「おさむ」ちゃん)

その「おさむ」ちゃんの長女の晶子ちゃんも、
なんと岡山コンサートに突如登場。
彼女が住んでいる香川県でも、
たくさんの「コンサートTVスポット」が、
流れていたんだそうです。
「いやあ、よく来てくれたね〜。」

ちなみに私の父は、
愛媛県の「伊予吉田」というところが生地です。
な〜んだ。
つまり、私の中には、
100%「瀬戸内の血」が流れているんではありませんか。
そんな私が、
心血を注ぎ込んでるジャミン・ゼブが、
「瀬戸内観光大使」とは!!
なんという奇遇でしょうか。
これもなにかの縁でしょうか。
でも、嬉しいですねえ。
嬉しすぎますねえ。
……。
というわけで、
どうやらこれから私たちは、
ここ岡山県にはひんぱんに行くことになりそうです。
また楽しみが一つ増えました。
みなさんもいかがですか。
瀬戸内‥。

いいところですよ〜。
最近高校野球は弱いですがね。
(そんなことはどうでもいい!)
ん…?
SHUN MIYAZUMI
おっと、大切なことを忘れてた!
今週の金曜日(4/28)は、
学芸大「A'TRAIN」のライブです。
GW前のひととき。
大いに盛り上がろうではありませんか。
ツアー秘話なども交えて。
うふふ。
あはは。
あはははははは。
(ん…?)
……。
July 18, 2016
7月14日
みなさん、
暑中お見舞い申し上げます。
さてさて、
あちら(ZEBLOG)にもありますように、
7月14日(木)の「よみうり大手町ホール」
『WE GET REQUESTS!LIVE』は、
ある種の異様な雰囲気に包まれておりました。
おそらく、駆けつけて下さった、
ジャミン・ゼブ・ファンのみなさんには、
“今まで体験したことのない” 驚きに満ちた、
コンサートになったのではないかと思います。


なにしろ、
全20曲すべてが新曲、ニュー・アレンジ、初披露!

誰だ〜、こんな忙しい時期に、
こんな無謀な企画を考えたヤツは〜〜〜!?
と言いたいところですが、
「やりましょう!」「やりましょう!」
と、イの一番に乗っかった張本人は、
この私なのですから、
致し方ありませんね。(笑)
おかげで、
自らが撒いた種とはいえ、
この半年は大変な毎日でした。
ニュー・アルバム『Parade』の制作や、
そのリリース記念ライブだけでも大変なのに、
この「リクエスト・ライブ」のために、
新たに16曲も書くことに…。
プライヴェートも、曜日の感覚も何もない、
仕事オンリーの日々がず〜っと続いておりました。
ふ〜…。
ジャミンのメンバーも大変だったと思います。
すべてがニュー・アレンジの上に、
半分くらいは、
知らない曲だったでしょうし…。
しかもその間に、
いわき、大阪といった遠征をこなし、
7月に入ってからは、
金沢を中心とした、
石川県の高校文化教室と題したコンサートが8本。
この「リクエスト・ライブ」を挟んで、
新幹線「かがやき」で東京ー金沢を2往復。

そんな合間をぬって、
少しでも集まる時間があれば、
一生懸命練習しておりましたね。

おかげさまで、
「心に残るすごいコンサート」「伝説のライブ」
といった絶賛の声をたくさん頂戴致しました。
メンバーも、
幸せな達成感に浸っているのではないでしょうか。

いやあ、やって良かったです。
スティーブも言っておりましたが、
これだけの新曲を一気に披露するというのは、
まさにデビュー以来のこと。
そこに向かって、
一丸となってチャレンジしていった体験は、
『Parade』から始まる、
「ジャミン・ゼブ・セカンド・ステージ」に向けて、
(私はそう位置づけております)
大きな何かを得たような気がします。
そういう意味では、
短期間で、老体にムチ打って書いた、
この膨大なスコアの大群も、
今までにはない重みを持っているような気が…。

みなさ〜ん、
ありがとうございました〜〜。

というわけで私、
約半年ぶりに、
ようやく普通の生活に戻れます。
え〜と、
プロ野球や相撲はどうなってるのかな…?
おお、イチローはあと6本で3,000本か!
夏の甲子園も楽しみだな〜。
えっ、この夏はオリンピックもあるの?
わーい。
わーい、わーい。
わーい、わーい、わーい、わーい、わーい。
(……)
と、その前に部屋の掃除だな…。
こっちも半年ぶりかな…。
(汚な〜〜〜〜〜〜〜い!)
ん…?
SHUN MIYAZUMI
May 23, 2016
アレンジ三昧の日々
こんないい天気なのに…、

こんな爽やかな季節なのに…、、、

私は、毎日毎日家にこもって、
アレンジ三昧の日々です。
アルバム制作が終わっても、
まったく休むことが許されません。
あ〜〜〜あ。
(写真はずいぶん前のもの)
7月14日に行われる、
「リクエスト・ライブ」なるコンサート。
私の相棒のY浅ショージが、
私になんの相談もなく、
「このライブはすべて新曲でーす!」
などと早々と発表したために、
私は膨大な数のアレンジを、
短期間ですることを余儀なくされてしまいました。

そう、古風な私は、
いまだに手書きの譜面。
「このご時勢に」
と笑わば笑え。
わっはっは。
(自分で笑ってどうする)
でもね、
このアレンジ、
けっこう楽しんでおります。
今までのジャミンの曲は、
“原曲とはガラリと変わったアレンジ”
と、これが「売り」でした。
バラードをノリノリのファンクにしたり、
ワルツをボサノバにしたり、
ビートルズの曲にバリバリのジャズ・ハーモニー、
などなど…。
だから、その新しいコンセプトを考えるのが、
ひと苦労。
でも今回は、
ファンのみなさんのリクエストですから、
原曲のイメージを壊さずに、
というスタイルでやっております。
コードも、構成も、テンポも、
かなり原曲に近い。
では、どこがジャミンなのか?
ハモリなんですねえ。
そう、原曲にはない「ハモリ」!
これが加わると、
やっぱり「ジャミンの世界」になってしまうんです。
そして、
個性的な、4人4様のヴォーカルの魅力。
ま、この4人がいれば、
どんな曲でも可能なわけです。
「これはコージローのソロから始まって、
後半はレンセイにソロを移して、
ここでこうハモって、
最後は4声でバ〜ッと盛り上げよう」
とか、
「これはスティーブのソロ、
そして一人ずつハモっていって、
後半はスペイン語の歌詞を使って、
シモン中心にラテンにしてしまおう」
とか、
そんなことを考えながら書いていくのが、
すこぶる楽しいのです。
しかも有名な曲ばかりですからね。
私も少年時代、青年時代に、
胸キュンした名曲もたくさんあって、
あれこれ思い出しながら書くのも、
ある意味至福の時でもあるわけです。
というわけで、
こんなオモチャのようなキーボードで、
リズムやテンポを決めて、
メロディーやコードを探りながら、
1日1曲のペースで、
せっせせっせと書いております。

ちなみにこの子。
もう25年くらいのおつきあいです。
たしか3万円くらいで買った、
それこそ「おもちゃ」のような代物ですが、
けっこう役にたつんですよ。
この「おもちゃ」の助けを得て、
もう200曲以上は書いたんじゃないかな。
経済効果計り知れない、
私にとっては愛着この上ない、
貴重な相棒ですね。
そろそろ壊れかけてきておりますが…。
(がんばれ!)
というわけで、
この1ヶ月で、
すでに12曲書きました。
あとまだ5、6曲書く予定。
ふ〜…。
おかげで、
肩こりがひどいです。
なにしろ、
レコーディングから、
すっと続いていますからね、
こんな生活。
一度マッサージに行ったのですが、
肩も首もパンパンで、
鉄板が入っているようだ、
一度や二度ではほぐれない、
と言われました。
でも、マッサージ代もバカになりませんからね。
ハイ、そんな時はコレ。

これを肩や首にぬって、
がんばっております。
スースースーとごまかしながら。
(笑)
でも、このコンサート楽しみですね。
あれこれ想像しながら、
ニヤニヤしております。
もしうまくいったら、
第二回、第三回と、
続けていきたいもんです。
東京以外でもやりたいな。
「リクエスト・ライブ・イン札幌」
「リクエスト・ライブ・イン福岡」
とかね。
なにしろ540曲もいただきましたから。
リクエスト。
これ全部やるとしたら、
1年に1回、20曲ペースとして、
27年かかってしまいますね。
え〜と、
私もうすぐ65だから、
それに27足すと、
全部完成する頃私は、
…、
92才…。
ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
(おわり)
早いもので、
今週の金曜日(5/27)は、
学芸大「A'TRAIN」ライブ、
ではありませんか。
年が明けてから、
アルバム制作と、このアレンジ三昧で、
時間や曜日の感覚がまったくありません。
気がついてみたら、
もうすぐ1個、
年をとるわけですねえ。
……。
ということで、
まあこれは私のバースデイ・ライブかな。
自分で自分を大いに盛り上げてやりましょう。
お時間のある方はぜひいらして下さい。
65才か…。
ということは、
そろそろ年金もらえるのかな…。
嬉しいような…、
寂しいような…、
……。
SHUN MIYAZUMI
April 25, 2016
くらしき
よくよく考えてみたら、
ここ2、3ヶ月、
ろくに休んでおりません。
ふ〜…。
ただ今、ジャミン・ゼブのニュー・アルバムを、
せっせ、せっせ、と制作中なのですが、
レコーディングというのは、
おそろしく時間がかかるんですね。
根気のいる仕事なんです。
ま、それも私の生業(なりわい)の一部ですから、
どこに文句を言うわけにもいかないのですが…。
あはは。
(自虐的笑い)
さらには、
このアルバムのために3曲をニュー・アレンジ。
いろんなコンサートのリハーサル。
4月の市川コンサートのために、
2曲アレンジ。
いろんなライブのリハーサル。
さらに、さらに、
少しでも時間が出来たら、
7月14日の「リクエスト・ライブ」のために、
とりあえず4曲ほどアレンジ。
そして今日から、
アルバムの仕上げのため、
あと10日ほどスタジオ・イン。
GWもヘったくれもありません。
それが終わったら、
「リクエスト・ライブ」のために、
さらに、あと12曲のアレンジ。
の予定…。
その間に、決算資料の作成。
(弊社はもうすぐ決算なんです)
その他にもやることがドッチャリ。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、、、
私はいつになったら休めるの〜〜〜。。。
とまあ、
「忙しいことは幸せなことだ」
とわかっていながらも、
そんな、愚痴っぽい今日この頃なのですが(笑)、
そんな日常から一時解き放たれて、
4月の10日から4日間、
ジャミンとともに西日本遠征してきました。
あちら(ZEBLOG)にもあるように、
『JUMP WEST 2016』ツアーです。
今回は、
「松山〜倉敷〜大阪〜名古屋」
という行程なのですが、
今思うと、これが一服の清涼剤でしたね。
なにしろツアーに出てしまうと、
ノート・パソコンを持たない私は、
ほとんど仕事がありません。
Y浅ショージと違って。(笑)
ライブのリハーサル時のサウンド・チェック。
メンバーへのチェック・ポイントの指示。
あとは、ライブ時の写真撮影。
ま、こんなもんです。
あとは街を探索したり、
ショーちゃんやメンバーと美味しいものを食べたり、
夜遅くまで飲み明かしたり、
とまあ、ちょっとした旅行気分。
まあ、このくらいの役得もないとね。
むふふ。
そんな今回のツアーの中で、
唯一初めて訪れたとも言える、
倉敷の町並みは本当に印象に残りましたね。
リハーサル終了から本番までの間を利用して、
メンバー、ショーちゃんと一緒に、
有名な「美観地区」というところを散策。

いやあ驚きました!
まるで江戸時代にタイム・スリップ!?
そんな錯覚すら覚えるような、
古い町並が延々と続いているんですねえ。
なにしろ私は歴史が大好き。
京都も奈良も大好き。
古い写真や映画を観るのも大好きー。
だから、こんな所が現存していたなんて、
もうもう大感激なのです。

同じく歴史好きのスティーブやレンセイも、
いたく感動のご様子。

レ「イヤー クラシキハ ビックリシマスネ」

おっと、あの男も、
忘れてはいけませんね。

そうショーちゃん。
この人もひたすらカメラをパチパチ。

「だったら僕らも」
と、メンバーもパチパチパチ。

ミ「さ、ショーちゃんの見合い写真撮ろう!」
ユ「そうですか、じゃあ、ぜひ。」

ミ「せっかくだからオレも1枚撮ってよ。」
(しまった、お腹へっこめるの忘れた!)
……。

さらには、一軒の「うどん屋」に入り、
入麺(にゅうめん)やぶっかけうどん。
これもけっこうなお味でした。

そうこうするうちに、
「おっと、いかん、もう本番の時間だ!」
と、大慌てで会場に戻ってみると、、、

うわっ、近っ!!!

なんともアット・ホームな、
普段では考えられないようなシチュエーション。
でも、私同様リフレッシュしたメンバーも、
いつになくくつろいだ感じの、
本当に楽しいライブをやっておりました。

こうして楽しい時間をすごした後、
ホテルの部屋に入ってみると、
なんと、
今どき「アナログ」のテレビ!

まさか、こんなとこまで、
「レトロ」を意識したわけではないでしょうが、
ホテルで、これは、
ちょっと、、
ね…???
あはは、
あははははははははは。

というわけで、
「まだ」の方もぜひ一度いかがですか。

また行ってみたいな…。
くらしき…。
(おわり)
そんな私の、
もう一服の清涼剤は、
学芸大「A'TRAIN」ライブですかね。
今月は28日(木)の変則開催です。
そう、今週の木曜日!
ぜひ、そんな哀れな(うそ)私に、
会いに来て下さい。(笑)
GW前のひとときを、
大いに盛り上がりましょう!
さ、今日も「PARADE」だ。
「パレード」だ。
今日も元気にスタジオだ。
スタジオだ…。
スタ…。
ふ〜…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
June 02, 2015
裏・ダービー
2015年5月31日(日)
この日は、私にとって、
生涯忘れることの出来ない一日となりました。
栄えある『第82回日本ダービー(東京優駿)』
その出走前セレモニーで、
我がジャミン・ゼブが、
国歌「君が代」を歌う大役を仰せつかったのです。
私は1時頃東京競馬場に着いたのですが、
心配された雨予想も見事にハズれ、
汗ばむような、まるで初夏のような陽気。
多くの人が、どんどん詰めかけていました。

(最近また「晴れ男」復活中の私…)

で、競馬好きの私ですが、
この日ばかりは馬券を買って楽しむ、
などという余裕はありませんね。
もちろん「ダービー」だけは買いましたが…。
メンバーもそれぞれ…。
(ん?)

さあ、そして、
ジャミンの出番が近づいて来ましたよ。

案内された控え室には、
歴代優勝馬の名前が入った旗が…。
(うわあ、感動だ!)

そして、出走馬が続々と馬場へ向かう。
この中に今年のダービー馬がいるんですね。
いよいよ緊張の瞬間が近づいてきました。

「いよいよだね。」
「ええ。」

写真を撮るスティーブ。
(あら、けっこう余裕ですわね。)

みなさんもけっこうリラックス・モード。

そしてスタッフの方と最終打ち合わせ。
場内は早くも、すごい熱気と興奮…。

そして、シマウマも出陣だぁ〜!!!
がんばれよ〜〜!

スクリーンいっぱいに映し出される勇姿。
ちょっとウルっとしちゃいましたね。

で、お恥ずかしながら、
ここから4枚の写真は、
ファンのみなさまなどから掻き集めました。
私、感動のあまり、
写真を撮るという役目をすっかり忘れて、
見惚れ、聞き惚れていたのです。
ショーちゃんからは、
こっぴどく叱られましたが…。
(すまん…)

君が〜代〜〜は〜〜〜♪

千代に〜〜八千代に〜〜〜♪

さ〜ざ〜れ〜〜〜い〜し〜の〜〜〜♪

歌い終わると同時に、
場内からは割れんばかりの拍手と歓声。
客席に手を振りながら、
笑顔で退場するメンバーには、
「よくやった!」「ジャミンいいぞ!!」
といった暖かい声が次々と…。
いやあ、感動しましたねえ。
よくやってくれました。
彼らにもたくさん飼い葉をあげなくちゃ。
(ん?ん?ん?)
そしてご褒美に、
特等席でレースまで観戦させて頂きました。
レ「コレハ サイコーデスネ!」

シ「ウッシッシ」

さあ来ましたよ。
ドッドッドッドッドッ、、、
と、凄い迫力で各馬が…。
場内アナウンスが聞こえないくらいの大歓声。
もうもう興奮のるつぼ。。
そして、勝ったのは…?

うわあ、やっぱり「ドゥラメンテ」かあ!
皐月賞に続いてクラシック2冠目です。
しかも圧勝!

(シモンとドゥラメンテ号)

さあ、このあとがまた大変。。。
たくさんの知り合い、友人から、
「TVで観たよ、素晴らしかった。」
というメールがわんさか。
私はまだ観てないのですが、
NHKでもフジテレビでも、
バッチリ放映されたんだそうです。
そして、ホームページへの検索が殺到して、
しばらく閲覧出来ない状況にまでなりました。
それもそのはずで、
ヤフーの検索・急上昇ワードでは、
7位にランクイン。

嬉しいですねえ。
全国にジャミン・ゼブの名前が、
どっと知られることになったんですねえ。
感無量…。
み「ショーちゃん、こりゃ祝杯だね。」
ゆ「もちろんっす。」

こうして二人の打ち上げは、
果てしなく続いたのでした…。
……。。。
ところで、
肝心の馬券ですが、
メンバーも私も大はずれでした。
唯一、たった一人、
この男だけが見事的中させて、
○万円稼いだそうです。
それは、わが息子の裕介君。

ねえ、ゆうすけくん、
おごってくんない?
ねえ…、
ねえったら……、、、
……。。。
(おわり)
そんな私ですが、
まだ余韻に浸っております。(笑)
ま、なにはともあれ、
大役を果たせてホッとしました。
というわけで今日は、
「ブルックナーはお好き」を一時中断して、
東京競馬場からお送りしました。
また、競馬、ハマっちゃうかも…。
(ん…?)
……。。。
SHUN MIYAZUMI
December 30, 2014
裏『GO!WEST』その7(最終回)
みなさん、こんにちは。
2014年最後の更新となりました。
裏『GO!WEST』の最終回です。
ではでは〜。
11月24日(月・祝)晴れ(松山)
58年ぶりの松山か…。
……。
でも、いつまでも感傷に浸ってる場合ではないな。
さあ、仕事に戻ろう。
というわけで、
我々は「南海放送」さんにお邪魔する。
おお、ここからも松山城が綺麗に見えるなあ。

暖かく、のどかな雰囲気のなか、
楽しく生番組は進行していく。
DJやスタッフの方たちも、
みなジャミンを研究してくれていて、
とても嬉しい気持ちになった。

男性のDJの方が、
「この間夫婦喧嘩したんですがね、
その後でジャミンさんの、
『A Groovy Kind Love』を一緒に聞いたら、
なんと円満に仲直り出来たんですよ。」
これにはメンバーも大喜び。

いやあ、どうもありがとうございました。
ぜひ今宵のライブにもいらして下さいね。

その後、しばし松山の町を散策。
汗ばむくらいの陽気で、
なんだか浮き浮きしてくる。

さあ、そして、
このツアー最後のライブ会場、
「MONK」に到着。
おお、カシオペアの神保(彰)も、
来たんだなあ。

なんでも今日は、
完全ソールド・アウトらしい。
嬉しいなあ。

メンバーも、
会場いっぱいに埋め尽くされたお客さんを見て、
思わず顔がほころぶ。

だから、やっぱりノリノリ。
特にこの日は、レンセイが大爆発。
面白日本語トークが炸裂で、
客席が大いに湧いた。

そして、ここ松山でも、最後は、
総立ちの大盛り上がりとなったのだった。

ライブ終了後のサイン会も大盛況。
「おっ、シモン、決まってるねえ〜。」

こうして初の西日本ツアーも、
つつがなく終了。
そして、ここ松山でも、
美味しい海の幸をいただくことに。
むふふふ…。
「塩カツオ」
う、う、うま〜〜〜っ!

「かきフライ」
う、う、う、う、うま〜〜〜〜〜〜っ!!

西日本の人、羨ましすぎ…。
……。
そして、、、
11月25日(火)晴れ(松山ー羽田)
甲子園でもお馴染み、
「済美高校」を左に見ながら、
一路松山空港へ。
安楽くん、がんばれよ〜。

ゆ「いやあ、今回のツアーで、
持って行った名刺が全部なくなりましたよ。」
み「そりゃ良かった。
また来年リピートがあるといいね。」

というわけで空港のレストランで、
遅い朝ご飯の私たち。
「しらす丼」

「太刀魚丼」

松山あたりだと、
空港のレストランですら、
こんなメニューがあるんですね。
どちらも最高に美味しかったです。
……。。。
はい、そんな裏『GO!WEST』でした。
いかがでしたでしょうか。。。
そして、こんなツアーを振り返っているうちに、
2014年も、そろそろ終わり…。
いやあ、今年も1年、
本当にお世話になりました。
おかげさまで、
少しずつではありますが、
また階段を何段か登れたような気がします。
来年もまた、
素敵な企画満載で、
みなさんと楽しい時間をご一緒したいものです。
2015年が、
みなさまにとりましても、
素晴らしい1年になりますように!
では、来たる2015年に向けて、
かんぱ〜〜〜い!!!!!

ありがとうございました。
よいお年をお迎え下さい。
SHUN MIYAZUMI
December 25, 2014
裏『GO!WEST』その6
はじめに。
12月22日、23日、
『jammin'Zeb / Christmas Fantasy 2014』
にお越し下さったみなさま。
ありがとうございました。

みなさんの熱い声援のおかげで、
今年1年の集大成ともいえる、
素晴らしいコンサートになりました。

というわけで、
今年のジャミンのライブはすべて終了です。
やれやれです。
ホッ…。
そして私は、
書きかけの、あのシリーズを、
心ゆくまで完成させられるというものです。
『GO!WEST』ツアー。
さあ、どんなクライマックスが、
待っているのでしょうか。
……。
11月24日(月・祝)晴れ(広島ー松山)
11:00にホテルをチェックアウト。
タクシーで広島宇品港へ。
高速フェリーによる、
約1時間20分の船旅だ。
「みんな、いよいよ四国に乗り込むぞ〜。」
「おう〜〜〜!!」

その船旅…。
我が相棒のY浅ショージが、
もっとも恐れていた瞬間がやって来た。
じつはこのショーちゃん、
船が大の苦手。
あらゆる乗り物の中で、
船が一番キライ。
今までも船の仕事は全部パスしてきたのだ。
「飛鳥II」も「ぱしふいっくびいなす」も、
絶対に乗ろうとはしなかった。
しかし、今回の行程のなかで、
四国に渡るには、
どうしても1回は船を使わなければならない。
み「ショーちゃん覚悟はいいかね。」
ゆ「あははは。
じつは今回は秘密兵器があるざんす。
船酔いをしないバンドを2,000円もだして、
買ったざんす。
これで今回は大丈夫ざんす。」
と、腕にはめた青いバンドを見せてくれた。
本当に効くのだろうか…。
まあいいや、予想以上に元気だから。

そして船は12:00に出港。
美しい瀬戸内海の景色を見ながらの、
快適な船旅が始まった。

み「レンセイ、気分はどう?」
レ「ソウデスネ トテモ ウツクシイデスネ」

そして30分くらい経過したあたりで、
ショーちゃんの様子を見に行ったわけだが、、、
、、、、、

ありゃりゃ…、

なんとも哀れなことになっていた。
青い腕バンドなんか効かなかったわけだ。
笑っちゃいけないけど、
笑っちゃいけないけど、、、
あはは、
あははははは、
あははははははははは。。。
(ん…)
そして、13:17に無事松山港に到着。

ショーちゃんお疲れさま。
吐かなくてよかったね。
さあ、松山だよ。
(訳あって、ここからは、
いつもの「ですます」調に戻します。)
松山…。
じつは私、
この松山にも住んでたことがあるのです。
今を去ること58年前。
気の遠くなるほど昔のことですが、
幼稚園の最初の1年間を、
この松山で過ごしたのでした。
私が5才のとき。
そして、それ以前は記憶がありませんから、
私の人生は、
この松山からスタートということになりますね。
そんな、58年ぶりに訪れる松山…。
ゆえに感慨もひとしおでした。
(市電、そして松山の街並。)

昔はこんなだったようです。

家の前から松山城が見えていたのも、
思い出しました。

実家にはこんな写真もありましたね。
向かって左が母、
城をバックに突っ立っているのが父です。

そして父が、同じ会社の人と映っている写真には、
必ずといっていいほど小さな私がいます。
これはこの松山に限らず、
徳島でも四日市でも、
どこでも同じシーンです。
父が大好きだったのでしょうか…。
それとも父が、
異常なまでの子煩悩で、
どこでも連れ回していたのでしょうか…。
今では知る由もありませんが…。

ここにも…。
ああ、やはり遠くに城山がボンヤリ見えますね。

その城山の向こう側に、
私の通っていた幼稚園があったのですが、
その名前がどうしても思い出せません。
(最後列の右から6番目が私です。)

(1956.11.22 か…)
そんな松山に、
音楽プロデューサーとして、
58年ぶりにやってきました。
私が育てた若いグループを引き連れて。
そんな未来があったなんて、
このときの、この子供は、
考えもしなかったでしょうね。

(あたりまえだろ)
顔でかいな、こいつ…。
ん…。
(つづく)
ジャミンのライブは終わりましたが、
まだまだ忙しい日々は続きます。
年内に終わらせなければならない仕事が、
わんさか、わんさか。
ふ〜…。
それでも、
今週の金曜日(12/26)は、
やりますよ〜。
学芸大「A'TRAIN」ピアノ・ライブ。
忘年会気分で、
大いに盛り上がろうでは、
ありませんか。
あ、それそれ〜。
忙しいと言ったそばから、
いいのかな…。
……。
SHUN MIYAZUMI
December 19, 2014
裏『GO!WEST』その5
やけくそのように更新を続ける、
裏『GO!WEST』シリーズ。
(ん…。)
年内に終わらせるなどという計画は、
ちと無謀でしたかね〜…。
この忙しい年の瀬に…。
……。
しかし、こうなったら最後まで行くしかない。
ええ、行きますとも。
それ〜〜〜〜〜〜〜っ!!
(……。)
11月23日(日)晴れ(大分ー広島)
朝8:20、ホテルをチェックアウト。
早っ、早っ、早っ…。
大分駅構内のトイレ。
暖簾をみて、最初「銭湯」かと思いました。
あはは。

「どう、みんな、そろそろバテてきた?」
「ぜ〜んぜん。」
若さだな…。

そして、昨日の「九州横断特急」に続いて、
今日は「ソニック特急」というのに乗り込む。

ゆ「なかなか快適な列車ざますね。」

それにしても九州は、
いろんな電車が走ってるんだなあ…。
こうなったら、
ここに載ってる全特急電車制覇、
目指そうかな。
そして最後は「ななつ星」…。
な〜〜〜んちゃって。
(お写真ぜひともアップで)

おお!あれが「別府温泉」か…。

と、そうこうするうちに、
小倉に到着。
ここで山陽新幹線に乗り換える。

ちなみに、
この小倉で買った「あなごちらし」弁当は、
なかなかのお味でした。
空腹のあまり、がっついて、
写真を取り損ねたのが悔やまれますが、
機会のある方はぜひトライしてみて下さい。
それにしても新幹線は速い!
今更ながら実感させられた。
そして、景色を堪能する間もなく…、

広島に到着。

モダンな市電だなあ…。

で、今日の最初の仕事は、
「YAMAHA広島店」でのインストア・ライブ。

ここには、
昨日までの九州とは、また顔ぶれがガラリと違う、
遠征組のみなさんが、
たくさん駆けつけてくれた。
嬉しいなあ…。

さらには兵庫、岡山、山口といった、
近県の方々、
そして、もちろん地元広島のファンの人たち、
偶然居合わせたお客さんなどで、
たちまちいっぱいになる盛況ぶり。

みなさん、ありがとうございました。
さあ、気をよくして、
次なる「HMV広島本通店」に向かおう。

おっと、ここも人であふれてるぞ。

「ねえねえ、誰が来てるの?」
「知らないけど、この人たち上手いわよ〜。」
てな会話を耳にすると、
思わず口元も緩む私…。
むふふふ。

そして、
二つのインストア・ライブを無事に終えると、
いよいよ本日最後の会場である、
『BLUE LIVE HIROSHIMA』に到着。
「わあ、立派な会場だなあ。」

おや、ここも海に面してるんですねえ。
「釣れてますかあ〜?」

そして熱狂的な拍手と歓声のなか、
広島ライブが始まった。

今回のツアー1番のお客さんの数だ…。

特に、母君の地元であるスティーブには、
さらにすごい拍手と歓声。
スティーブ、嬉しそうだったな。
音響も照明も素晴らしく、
これまた思い出に残るライブとなった。

「みんな、おつかれさん。
では美味しいものでも食べに行こう。」
「わ〜い。」
そして、ホテルのフロントの人に聞いて、
飛び込んだ店が、これまた大正解。
「刺身」「牡蠣」など、
美味しそうな海の幸がいっぱい。
ス「これは期待できそうですね。」

予想通り、
出て来るもの、出て来るもの、
けっこうなお味でございました。
恍惚の表情、その1。

恍惚の表情、その2。

ん…。
こうして広島の夜を、
心ゆくまで楽しんだわがシマウマ軍団。
明日はいよいよ最終日だな。

この瀬戸内海の向こうにあるのか…。
松山…。
(つづく)
日本列島を爆弾低気圧が吹き荒れる中、
無事に大分、名古屋のツアーを終え、
先程戻ってまいりました。
いやあ、これは、まさに奇跡的…。
強風の大分空港にもなんとか着陸できたし、
23年ぶりの大雪という名古屋でも、
無事にコンサートを開くことが出来ました。
やれやれ、といったところです。
ふ〜…。
そして、今朝東京に着くと、
そのままリハーサル・スタジオに直行。
いよいよ3日後に迫った、
東京での「Christmas Fantasy」コンサートの、
1回めのバンド練習。
これまた楽しみですねえ。
今年を締めくくる、
首都圏凱旋コンサート。
期待していて下さいね。
それにしても、
おとうさん、
いささか疲れました。
フ〜、
ふ〜〜、、、
も、もうひと踏ん張りだ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
December 14, 2014
裏『GO!WEST』その4
いつになく快調に更新を続ける、
裏『GO!WEST』シリーズ。
年末の忙しい時期に、
そんなことばかり、やってていいのか!
いいんです!!!
はい、というわけで今日は、
「大分篇」。
11月22日(土)晴れ(熊本ー大分)
朝8:00にホテルをチェックアウト。
早っ。
今日からは連日、超早起きなので、
朝飯は抜きにして、
少しでも睡眠を取る作戦に切り換えた。
これは後に、
大きな成果となって表れたのだった。
むふふふ…。
「さあ、急ごう。」
と、タクシーで熊本駅へ。
そしてこの日は、
少し緊張していた私たち…。
というのは、
熊本から大分へ向かう特急の指定席が満席で、
自由席しか取れていなかったからだ。
「3時間も座れなかったらどうしよう…。」
ちょっとドキドキしながらホームに行くと、
早起きの効果もあってか、
楽勝に座れることが出来た。
「ああ、良かった…。」
初めて乗る「九州横断特急」。

ここで車掌さんに、
どっちが眺めがいいかを聞いてみた。
すると、その車掌さんは、
「美しい阿蘇の外輪山は左に見えますから、
進行方向の左側がおすすめです。」
と答えてくれたのだ。
「よし、みんな左の窓側をぜいたくに使おう。」
「は〜い。」

そして電車はまたたく間にいっぱいになり、
通路に立つ乗客も出るほどだった。
いやあラッキー、ラッキー。
ところが…、
その後の車内放送で、
「この電車は進行方向が逆になりますので、
みなさん座席を逆に回して下さい。」
というアナウンス。
「なぬっ!?」
つまり、
せっかく左側を取ったつもりが、
右側になってしまったのだ。
「おい、さっきの車掌、話が違うじゃないか!
ブツブツ…。」
と、この男も憤慨…。

というわけで、
せっかく見えてきた「外輪山」も、
反対側にあるため人の頭が邪魔になって、
うまく撮れなかった。
くそっ…。

でもまあ、本当の「阿蘇山」は、
右側に綺麗に見えたので、
今回は良しとしよう。
ちなみに、この「阿蘇」。
この数日後に噴火をして、
この特急もしばらく運休したそうだから、
これまたラッキーだったな…。

そして、3時間という長旅の最後に、
ようやく「大分市」が見えてきた。
私にとっては初めての大分だ。

ホテルにチェック・インのあと、
2時間ばかり自由行動。
そして、空腹の私とショーちゃんは、
ホテルのフロントの女性のおすすめで、
「お刺身が美味しい」という店に行くことにした。
み「さあ、行くぞ!」
ゆ「おっす!」

商店街のアーケードの下を歩くこと数分で、
目指す海鮮料理の店はあった。
そして、数ある美味しそうなメニューの中から、
私たちが選んだのは、
「刺し盛り8点定食」というもの。
ゆ「早く来ないかなあ〜…。」

み「おっ、来た。
な、な、な、なんだこの豪華さは…。」
関アジ、海老、さざえ…、、、
いやあ、どれも新鮮で、
目を疑うような豪華なランチ・メニュー。

そして、お味も最高だったことは、
この男の表情からもうかがえよう。

ちなみに、この素晴らしい「刺し盛り8点定食」
お幾らだと思いますか?
なんと…、
たったの…、、
980円!!!!!
大分おそるべし…。
……。
さて大満足の私たちは、
ホテルに戻ってジャミンと合流。
そして、迎えのジャンボ・タクシーに乗り込み、
今度は約30分のドライブ。

着いたところは、
「トキハ(tokiwa)わさだタウン」という、
大きなショッピング・センター。

大分の空に初めて響くジャミンのハーモニー。

暖かい休日の午後とあって、
多くの方が足を止めて聞いて下さった。

そして、再び30分のドライブを経て、
本日のメイン・イベントである、
ライブハウス『BRICK BLOCK』に到着。

レ「オヤ ココハ ウミニメンシテルンデスネー」

では素敵な海をバックに記念撮影。
はい、パチり。

ん…。
元々ここは倉庫だったのを、
改造して作られたライブハウスだそう。
なんだかニューヨークのジャズ・クラブを、
彷彿とさせるような趣きがあった。

壁には、ここで演奏した、
著名なジャズ・ミュージシャンのパネルがズラリ。

そして今宵もジャミンはノリノリ…。

お客さんもノリノリ…。

初めてジャミンを聞いた地元の方たちから、
「また大分に来て下さいねえ。」
と言うお言葉をたくさん頂戴した。

というわけで、ここ大分でも、
素敵な思い出がたくさん出来ました。

ありがとう大分。
また来るからねえ。
(つづく)
と言ったのも束の間、
今週の17日(水)には、
再び大分を訪れることになってるんですねえ、
ジャミン・ゼブと私たち。
といっても今度は学校公演。
九州の高校生たちに、
ジャミンはどう映るのでしょうね。
楽しみです。
みんな待っててねえ。
そして、そのまま名古屋へ移動。
東京より一足早く、
『X'mas Fantasy』コンサートです。
いやあこれも楽しみ楽しみ。
東海地区のみなさん、
待っててくださいね。
北陸地区の人も来てくれるといいなあ…。
そして夜は、
今年最後の「世界の山ちゃん」
でしょうか。
いやあ、これまた楽しみ楽しみ楽しみ。
「山ちゃん」も待っててねえ。
(違うだろ)
……。
SHUN MIYAZUMI
December 10, 2014
裏『GO!WEST』その3
史上稀にみるスピードで更新を続ける、
裏『GO!WEST』シリーズ。
早くも3回目でございます。
イエ〜〜〜イ!!!
(ん…?)
11月21日(金)晴れー小雨(福岡ー熊本)
朝10:00にホテルをチェック・アウト。
タクシーで博多駅へ。
「福岡のみなさん、ありがとうございました〜。」

み「おや、何を撮ってるざます?」
ゆ「余計なお世話ざます。」

そして、九州新幹線「さくら」に乗ること、
たったの38分で熊本に到着。
(早くなったもんだ…。)
私にとっては、
30数年ぶり2度目の熊本。
あの時も、カシオペアのツアーだったかな…。
熊本駅に着くと、
すぐにタクシーを拾って、
「RKKラジオ」に直行。
そしてパーソナリティーの塚原まきこさんと、
入念な打ち合わせ。

と、そこに!
突然「くまモン」が現れたので、
すぐさまシモンと記念撮影!!
というのは真っ赤なウソで、
シモンの右横にある立て看板にスマホをかざし、
書いてあるURLを打ち込むと、
なんと、動く「くまモン」がスマホの中に登場、、、
という驚くべき仕掛けだったのだ。
いやあ、楽しいアイディアだなあ…。

(アップにすると、よく分かりますよー。)
そうこうするうちに本番。
『塚原まきこの福ミミラジオ』♪♪♪
はい、これもつつがなく終わりました。
では、みんなで福ミミポーズ!

そして、ホテルに荷物を預け、
今度は「熊本シティFM」さんにお邪魔する。
久間珠土織さんの素敵な番組、
「SERENA SERATA」の収録。
彼女はカシオペア時代から私を知っていて、
夜の「CIB」のライブにも来て下さった。
感激…。

と、ここで、、、
元ソニー・レコードのジャズ・プロデューサー、
伊藤八十八さん逝去の知らせを受ける…。
八十八(やそはち)さんと私は、
ソニーの「T-SQUARE」アルファの「CASIOPEA」
という、当時のフュージョン界を二分する、
人気グループのプロデューサーとして、
良きライバルであり盟友であった。
私がフリーになって、
ソニー・レコードの専属プロデューサーとして、
活躍の場を作ってくれたのも彼だ。
68才か…。
まだまだこれからなのに…。
88才まで無理だったか…。
(心より、ご冥福をお祈り致します。)
……。
さあ、気を取り直してメシでも食おう。
ここで案内されたのが、
熊本名物らしき、
春雨のチャンポン。
その名も『太平燕』(タイピーエン)。

初めての体験でしたが、
なかなかいいお味でした。
それが終わると、
リハーサルまで少し時間があるので、
私とショーちゃんは「熊本城」見物に出かける。
相変わらず立派だなあ…。
難攻不落の城とはこのことだなあ…。

(戦国武将になった気分)

(戦国武将になったつもりか!?)

(すごい石垣だこと…)

(どこから撮っても絵になるなあ…)

(素晴らしいのひと言だ)
ううむ…。
ゆ「さあ、城見物はこのくらいにして、
戻ろうではありませぬか。
今宵も戦さでござるぞ!」

ゆ「なぁ〜〜〜んちゃって」

ん…。
さあ、そしてジャミン・ゼブ、
熊本での初ライブ。。。
ここでも、予想以上のお客さんが入り、
まずは大成功だったと言えよう。

遠征組の方はもとより、

初めてご覧になる地元の方たちも、

みんなノリノリの楽しいひととき。。。

サイン会も大にぎわいでした。
「私、今度は30人連れて来る〜!」
という、頼もしいご婦人もいらっしゃいました。

そして、店長の内野さんの計らいで、
楽しい打ち上げ。

(早く来ないかなあ…)
そして、ここの「馬刺し」は、
筆舌に尽くし難い美味さでした。
(しまった、写真取り損ねた…。)
まあいい。
次にとっておこう。
(ん…?)
そんな、、、
ジャミンのアルバムでもお馴染み、
熊本出身の名ドラマー山木秀夫さんも、
帰郷の度に訪れて演奏しているという、
レストラン・ライブハウス『CIB(キーブ)』

ありがとうございました。
また来ますねー。
(つづく)
本当は、
撮ってある写真を、
もっともっと載せたいんですけどねえ…。
そうなると収拾がつかなくなるので、
どれをどう組み合わせて使おうか、、、
これ、なかなか難しい作業なんですよ。
楽しい作業でもありますが…。
(こんなことばかりやって、
肝心の音楽作業の方は進んでいるのか!
アレンジとか。。。)
えっ!?
……。
SHUN MIYAZUMI
December 06, 2014
裏『GO!WEST』その2
こんにちは。
さっそく、裏版・西日本ツアー日記の続きです。
私にしては珍しく快速の更新…。
なにしろ年を取ると、
近々の記憶から薄れていきますからねぇ〜。
急げ、急げ。
(汗…)
では、スタート!
11月20日(木)晴れ(福岡)
今日は、このツアーでも比較的楽なスタート。
朝11:30に呼んであったタクシーで、
『cross FM」に向かう。
今日もポカポカ陽気の快晴。
聞くところによると、
東京は今年1番の寒さというから、
なんだか得した気分だ。

車の中から、
キャリー・バッグをガラガラさせて歩く女性を、
たくさん見かけた。
運転手さんが、
「あれみんな、
スマップのコンサートに来てるんですよ。」
と、親切に教えてくれた。
「ジャミン・ゼブかもしれませんよ。」
と言いたかったが、やめた。
正解。
約10分ほどで到着。
シ「うわあ、きれいなところだなあ〜。」
ゆ「まったくだねえ〜。」

海沿いのこのあたりには、
大きな商業施設が建ち並んでいた。

昔カシオペアとともに何度も来た、
「福岡サンパレス・ホール」や、
大相撲九州場所が開催されている、
総合体育館なども遠くに見ることが出来る。
韓国の釜山に行けるフェリーも、
ここから出てるようだ。

(遠くに相撲の幕内力士の旗がヒラヒラ…)
そして、この番組でも、
ジャミンの生ア・カペラに、
みなさん「すごい、すごい!」を連発。。。

ディレクターの女性からも、
「今までいろんなアーティストが、
こうしてナマで歌ってくれたんですが、
圧倒的に素晴らしいですねえ。」
と、お褒めの言葉をいただいた。
嬉しいです。
ではみなさんとご一緒に、はいパチリ。

「おいスティーヴ、かじるんじゃない!」
帰り際、
このビルの1階には水槽もあったので、
ここでも1枚パチリ。

「おいシモン、食うんじゃない!」
それが終わると、
再びタクシーに乗り込んで、
昨日も出演した『LOVE FM』の、
サテライト・スタジオへ向かう。

ここでは、関東から、
お馴染みのファンの方が、
続々と駆けつけてくれた。
久しく関東でのライブがなかったので、
こちらも懐かしく、
ありがたい気持ちいっぱいで、
「こんにちは、ようこそ〜。」とご挨拶。
と、そこに、この番組のパーソナリティー、
Bobbyさんが登場。

すると…、
我がジャミン・ファンの女性たちが、
「キャー、この人イケメンだわ〜。」
と、一斉にスマホをかざして撮影ラッシュ。
ううむ…。
まあ、Bobby君も笑顔で手を振って答えていたし、
レンセイとは前から友達だったということで、、
和気あいあいと番組は進行。
今宵のライブ告知もバッチリしてくれたし、
これまたメデタシ、メデタシ。

それが終わると、
再びタクシーを拾って、
昨日もお邪魔したKBCへ向かう。
やっぱり、慌ただしいな…。
ふ〜…。

今回は、ジャズ専門の番組らしく、
ジャミンのジャズ・レパートリーを、
ふんだんに紹介。
パーソナリティーの石井しおりさんは、
夜の「Gate's 7」にも急きょ駆けつけて下さった。
いやあ、感激、感激。

こうして、
今回の福岡キャンペーンは、
すべて無事終了!
締めてラジオが6本、
インストア・ライブが1本。
やれやれ…。
そして、再びタクシーでホテルに戻り、
ようやく遅めの昼食。
(おやおや、もう3時ではないか…)
で、私とショーちゃんは、
昨日とおんなじラーメン屋へ。

(同じ写真で申し訳ありませんが、
微妙に昨日とはメニューを変えたので、
どうぞご安心を…)
さあ、そして、
今回のツアー、初ライブ会場、
『Gate's 7』に到着。
さっそくリハーサル開始。
「みんな、やるぞ〜〜〜!!!」
「うお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

ん…。
リハ開始前、
マネージャーの木下さんからは、
「8割くらいの入りなので、
形にはなると思いますよ。」
と聞いていたのだが、
その後当日券が伸びて伸びて、
ほぼ満席の状態になった。
これもラジオ効果かな。
嬉しいぞ…。

これでメンバーも燃えないわけがない。
音も良く、迫力満点のステージだった。



ように思う…。

というわけで、
まずは初日大成功。
幸先の良いスタートが切れたと思う。
良かった…。
……。。。

そして、遅めの軽い打ち上げのあと、
ホテルに帰って就寝。
zzz…。
(て、本当にまっすぐ帰って寝たのか?)
zzz…。
………。。。
(つづく)
あっちでも、こっちでも、
「iphone6」のお写真、
大活躍でしょ。
自分でも、
こんなに使いこなせるとは、
思ってませんでした。
あははは。
今年の私の10大ニュース入り、
間違いありませんね。
あははははは。
というわけで、
この年末も頑張ってもらいましょう。
あはははははははははは。。。
(ん…?)
SHUN MIYAZUMI
December 02, 2014
裏『GO!WEST』その1
今年も早や12月。
この季節になると、
あの加山雄三さん口調の、
あのフレーズが出て来ますねえ〜。
「師走(しわす)だな〜」
(ん…?)
さて、もうみなさんご存知でしょうが、
11月の後半は、ジャミン・ゼブとともに、
西日本を旅しておりました。
福岡、熊本、大分、広島、松山を、
“移動日なし” という強行スケジュール。
かつて『Dream』というアルバムのリリース時に、
『激移動』というお話を書きましたが(2008年)、
いやあ、それに勝るとも劣らない、
ハードなツアーでございました。
ふ〜…。
しかし、
行く先々で大歓迎を受け、
結果は大成功。
思い出に残る旅となりました。
そこで、これからしばらくは、
『四日市』の話を少し中断して、
(これは50年も前のお話ですから、
いつでも再開できます。)
記憶の鮮明なうちに!
この西日本ツアーのお話を、
日記形式で書いてみようと思います。
あちら(Zeblog)とは別の視点から見た、
私流の「紀行記」と言えますかね。
あははは。
題して、裏『GO!WEST』!!!
では、始まり始まり〜。
11月19日(水)晴れ(羽田ー福岡)
朝8:45に羽田空港集合。
み「いやあ眠いねえシモン。」
シ「ええ。」

横目で演技するあたりが、
Y浅ショージと似て来ましたな…。
9:45発の「ANA」は快調なフライト。
今回は飛行機に雷が落ちることもなく、
時刻通り福岡空港に到着。

そして、中州の駅まで地下鉄で向かう。
空港から地下鉄で、
こんなに早く便利に都心に出られる街は、
福岡だけではあるまいかと、
いつも感心する。
中州の駅から歩いて10分くらいのところに、
今回宿泊するホテルがあった。
まだチェック・イン出来ないので、
とりあえず荷物を預け、
めいめい昼食に出かける。
時間は30分くらいしかない。
急げ、急げ。
で、私とショーちゃんはさっそく「博多ラーメン」。

実は私、東京では、
「とんこつ系」の博多ラーメンは、
どちらかというとあまり食べない。
さっぱり醤油味の関東ラーメンが好き。
しかし、本場の博多で食べるラーメンは、
全然OKなのだ。
しかもここは、人気の店らしく、
すごく美味かった。
いやあ、こいつは最初から縁起がいいぞ。

それにしても福岡は暖かい。
そして、いい天気。。。
ここんとこ寒かった東京とは大違いだ。
この男も上機嫌のようだな…。

さて、13:30、ホテルに戻るやいなや、
呼んであったタクシーに乗り、
「KBCラジオ」に向かう。
KBCビル前の垂れ幕を見て、
Y浅ショージの顔が一瞬曇る。
無理もない。
彼は熱狂的なタイガース・ファンで、
日本シリーズでは、
福岡ソフトバンクにコッパにやられたからね。
あははは。

おや、スティーヴ君、
顔が入らないのかね。
まさか太ったのではあるまいな。

そして14:05から、
「PAO〜N」という生番組に出演のメンバー。
生ア・カペラにどよめくスタジオ。
はい、お疲れさまでした。

さあ、今度はタクシーで「FM福岡」へ。
急げ、急げ。

この、生放送「ラジ☆ゴン」という番組でも、
彼らの生ア・カペラに、
パーソナリティーの女性が、
「すご〜い、すご〜い」を連発。
この光景だけは、本当にいつも誇らしい。

それが終わると、
再びホテルに戻り、ようやくチェック・イン。
少し休憩の後、
メンバーは「Cocktail」のスーツに着替え、
歩いて「Love FM」のサテライト・スタジオへ。
夜だというのに暖かくて助かった。

18:00から「music×serendipity」という、
これまた生放送に出演。

それにしても、
福岡は本当に綺麗で、洗練された街だな。
同じ大都会でも、
東京の雑然とした感じとは全然違う。

サテライト・スタジオの外には、
何人かの福岡のファンの方がいて、
「何年もジャミンが来るのをお待ちしてました。
本当に嬉しいです。」
と、言って下さった。
こちらも嬉しいですよ〜。

それが終わると、
またまた歩いて、
「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」へ。
慌ただしいなあ…。
で、本日最後の仕事。
TSUTAYAさんでのインストア・ライブだ。
みんな、がんばれがんばれ。

いつもの光景…。

お客さんこそ少なかったが、
ジャミンの福岡入りを待っていた、
地元のファンのみなさんが集まって下さり、
大いに盛り上がった。

さらに、
その前のラジオ番組を偶然聞いていた一人の男性が、
一番前に陣取り、大乗りだったのも印象的。
彼は翌日の「Gate's 7」にも、
当日券で来てくれたのだった。
これまた、嬉しいラジオ効果だな。
というわけで1日目無事に終了。
みんな、おつかれさん。。。
このあとみんなで「ごまサバ」を食べたのだが、
空腹のあまり、がっついて、
写真を取り損ねたのが悔やまれる。
風邪をひかれると困るので、
川っぺり屋台の「長浜ラーメン」は今回は禁止。
残念だが。
それにしても、
長い1日だった…。
では、おやすみなさい。
zzz…。
(て、本当にまっすぐ帰って寝たのか?)
zzz…。
……。。。
(つづく)
ちょっと遅くなりましたが、
11/28(金)「A'TRAIN」にお越しのみなさん、
ありがとうございました。
突然の予期せぬゲストの乱入で、
大いに盛り上がりましたね。
また来てね、○○○○。
12月は26日(金)です。
忘年会気分で、
ぶわ〜っと盛り上がりましょうね。
それにしても、
あれだけ東京を留守すると、
仕事がたまって、たまって…。
ふ〜…。
師走だな〜。
(もういいから)
……。
SHUN MIYAZUMI
September 08, 2014
晴れ男伝説 終了宣言
記録は破られるためにある。
偉大な記録もいつかは途切れる。
そうなんですねえ…。
ここ2年以上、
奇跡のような「お天気」に恵まれていた、
わがジャミン軍団のライブ&イベント。
しかし…、
ついに…、
その「晴れ男伝説」も終焉を迎えることとなりました。
あ〜あ…。
やれやれ…。
ん…?
思えば、
8月25日(月)〜28日(木)の、
長野県・佐久市の中学校公演のあたりから、
雲行きは怪しくなっていました。
天気予報は毎日傘マーク☂

でも、ホテルを出かけるころ、
雨は止んでいたり、
降っても公演中なので、
ライブには影響はありません。
佐久の中学校のみなさんも、
ノリノリでライブを楽しんでくれたし。

この日も雨予想なのに、ほらこんな感じ。
「やはり晴れ男伝説は生きているなあ…。」
ヒヤヒヤながらも、
そう実感させる毎日だったのです。

そして、どの中学校でも、
ラストの『Peace On Earth』では、
男子を中心に大盛り上がり。
「へ〜、この曲、
今どきの中学生にも受けるんだ…。」
作曲者としては嬉しい誤算。

この人たちは、
いつもマイペースですが…。

いつも…。

「もうすぐ本番なのに…、
ブツブツ…。」

こうして、今回の長野ツアーも大成功。
お天気もなんとかクリア。
ふ〜…。

みんな、また会おうね。
さて、
8月30日(土)は、
相模大野「グリーン・ホール」で、
谷村新司さんのコンサートにゲスト出演。
そしてこの日も、
降水確率50%予想を覆して晴れ。
ショーちゃん、お誕生日おめでとう!

翌8月31日(日)は、
愛知県碧南市でコンサート。
最後に中庭で歌うというサプライズを用意。
そのためどうしても晴れて欲しかったのですが、
この日も50%の降水確率を吹き飛ばして、
晴れました。
やれやれ…。

しかし…、
翌9月1日(月)。
「ファン・ミーティング in 名古屋」の当日。
ああ、ついにその日がやって来ました。
西の方から巨大な雨雲がやって来て、
東海地方を直撃。
いつもなら、そんな雲は、
お客さんの入場時にはいなくなるのに、
今度ばかりはだめでした。
みなさん、ごめんなさい。
でも、
私が傘をさして会場に向かうのは、
いつ以来でしょうか…。

でもシモンのダンスのあたりから、
ようやく雨はあがったので、
帰りはみなさん傘無し。
(ま、半分クリアかな…。)

しかし…、
しか〜し……、、、
昨日の『横浜・開港記念会館』のア・カペラ祭りも、
ああ〜…、、、、、

はい、というわけで、
ここに「晴れ男伝説」の終了を宣言します。
思えば、今年も奇跡の連続でした。
しかし胃が痛くなるような毎日でもありました。
でも、なんだか肩の荷を降ろした気分です。
いささか気が楽になりました。
今年、西日本では、
毎日のように豪雨、台風、土砂災害のニュース。
本当にお気の毒で言葉もありません。
そんな異常気象が叫ばれる中、
自分だけがいい思いをするなんて、
虫がよすぎると言うもんですね。
ということで、
もうあまり、
お天気のことは気にしないようにします。
みなさんも、
雨予想の日は傘を持ってお出かけ下さいね。
「先生が来るから、傘持ってこなかったよ〜。」
は、ナシで行きましょうね。
はい。
ええと…、
来週の月曜日は「狭山」でライブだな…。
どれお天気は、
……、、、
おお! 晴れマークか…。
(気にしてるじゃないか)
ん…。
(おわり)
(お写真アップでどうぞ)
まあ、こうやって、
この2週間を振り返ってみると、
なんとも凄まじいスケジュールでしたね。
でも、素敵な出会いがいくつもあって、
充実の日々でした。
私、少々バテ気味ではありますが、
それなりの達成感に浸っております。
東京や関西から、
「名古屋」ファンミにいらした方もいれば、
遠く北海道、九州から、
「ア・カペラ祭り」にお越しの方もいたりで、
なんとなく全国区になりつつあるジャミンを、
嬉しく思いますね。
秋には、待望の西日本ツアーもあるし…。
滋賀県にもそのうち行けるといいですね、
Rimakoさん。
みなさん、またお会いしましょう。
ではシェスタ。
(もう夏は終わっただろ!)
zzz…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
August 19, 2014
虹
みなさん、
残暑お見舞い申し上げます。
て、
どこが “残暑” なの?
この暑さ…。
……???
そんな厳しい暑さの中、
今年のファンクラブ・ミーティング(in Tokyo)も、
無事に終えることが出来ました。
(8/9、16、17 @アリス・アクアガーデン・シナガワ)
ホッ…。
いやあ、本当に楽しい3日間でしたね。
お越しいただいたみなさまに、
改めて御礼申し上げます。
9月1日に、あと一回、
名古屋での開催を予定しているため、
内容は極秘ですが、
きっとご満足いただけるのではないでしょうか。
その「名古屋ファンミ」ですが、
今年は会場にゆとりがあるため、
お申し込みの期日は過ぎているものの、
これからでも受付可能だそうです。
「ええ〜っ? 海外に行ってて知らなかった〜。」
「うっかりしてて、申し込むの忘れちゃった〜。」
はい、このような方も、まだ間に合うようですよ。
東京に負けじと、
たくさんの方のご参加をいただいて、
大いに盛り上がりたいと思っております。
さあ、そしてお天気。
今回も天は我を見放さず、
でしたね。
一番のピンチは16日(土)でしたか…。
2日目のファンミの後、
我々は「すみだジャズ・ストリート」に参加のため、
錦糸町に向かっておりました。
そしてこの時は、
なんと「どしゃ降り」。
「晴れ男伝説ついに終焉を迎えるか…?」
ううむ…。。。
ところが、
いざ会場に着いて、、
出番が近づいてきたら、、、
なんと、、、、

(ぜひアップで)
サムウェア〜 オ〜ヴァ〜 ザ レインボウ〜♪♪♪

今年も素敵な夏の一夜を、
駆けつけてくださったファンのみなさまと、
楽しく過ごすことができました。
これ、来年もあるのかな…。
あるといいな…。
……。
はい、というわけで、
今日はショートショート臨時便でした。
みなさま、
まだまだ残暑は続きます。
くれぐれもお体ご自愛くださいね。
では、秋に向けて、
そろそろエンジン全開といきますかな。
そりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
と…。
………。
SHUN MIYAZUMI
July 27, 2014
開港記念会館
ちょっと前のことになりますが、
キョードー横浜のスタッフと、
とある会場を下見に行きました。
東急東横線直通、みなとみらい線の、
「日本大通り」駅を出たら、
すぐ目の前にそれはありましたね。
『横浜・開港記念会館』
うわあ、なんという素敵な建物なんでしょうか!
(お写真はぜひともアップで)

横浜の開港50周年を記念して、
なんと、大正6年に竣工されたという、
歴史的建造物。
関東大震災や戦争を経験し、
なんども取り壊しの危機を乗り越えながらも、
補修を繰り返し、
今なお、威厳と風格を保ち続けているんですね。
えらいなあ…。

私、こういうレトロな雰囲気、
大好きなんです。
昔のまま復元された「東京駅」も、
鳥肌が立つほどの感動を覚えましたしね。
で、当然のことながら、
国の「重要文化財」に指定されておりました。

講堂の中に入ると、
「おお!これは…。」
まるで大正、昭和初期に、
タイム・スリップしたかのような、
そんな錯覚すら覚えます。

全体的な雰囲気はそのままに、
時代に合わせて、何度も補修されていった様が、
幾多の写真からもうかがえますね。

こんな素敵な会場で、
ジャミン・ゼブがコンサートをやるんです。
名付けて『開港記念だよ! ア・カペラ祭り』
(9月7日(日)12:00と16:00の2回公演)
なんか、わくわくしますねえ。
いったいどんな響きになるんでしょうか。
ちなみに、ここを使用させてもらうには、
厳しい審査をパスし、
高いハードルの抽選に勝たなければなりません。
やりましたね、ジャミン。
そして、朝早くから抽選に並んでくれた、
キョードー横浜のスタッフさんにも、
感謝、感謝です。
だからちゃんと、
中華街の「牛モツ」、
ご馳走しておきました。
(えらい!)

さらに、ここは、
この建物が出来る前は、、
なんと、、、
あの「岡倉天心」の実家があったんですねえ。
ちなみに、この左のご仁は、
岡倉天心さんとは何の関係もありません。
ただの武蔵小杉の住人です。
あははは。

そんな歴史的な場所に響き渡る、
時空を超えた美しいハーモニー。
ああ楽しみ、楽しみ。
コンサート終了後の「中華街」も、
ああ、楽しみ、楽しみ。
(またそれか…)
9月7日というと、
その頃はいくぶん涼しいんでしょうね。
それまで、
この猛暑をなんとか耐え忍ばなければ…。
ううむ…。
それが大変だ…。
……。。。
(おわり)
いやあ、それにしても、
毎日すさまじい猛暑ですね。
今日も午前中から36°ですよ。
みなさん、
体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。
そんな中、
金曜日(7/25)の学芸大「A'TRAIN」は、
すごい熱気のライブになりました。
お集りいただいたみなさん、
ありがとうございました。
私の高校時代の同級生が7人も来てくれたり、
大学のサークルの後輩、藤井淳平君も、
素敵なサックスで参加してくれたりと、
これまた昔にタイム・スリップでしたね。
楽しかったです。
8月は29日(金)を予定しておりますが、
その頃はまた、忙しそうだなあ…。
はたして、それまで、体力は保(も)つのか。
ソーメンばかり食ってていいのか。
ううむ…。
でも今日も、
やっぱりソーメンだな。
ううむ…。
……。
SHUN MIYAZUMI
July 19, 2014
さっぽろ その3(最終回)
今年前半の集大成ともいえる、
「藤原洋記念ホール」ライブ(7/12)も無事終わり、
サッカーのワールド・カップも終わり、
やれやれ、これで一段落だな、と思いきや、
「さっぽろ」の記事が、
(つづく)のままになっていましたね。
いけない、いけない。
あはは…。
というわけで、
記憶が鮮明なうちに、
最後の2日間を、
駆け足で振り返ってみることにしますか…。
6月15日(日)(うすぐもり)
この日は、
「HMV 札幌ステラプレイス店」での、
インストア・ライブが2本あるだけ。
それも午後からなので、
10時から、各自ホテルの部屋で、
サッカー「日本ーコートジボアール」を観戦。
ところが、ご存知のように、
1−2で逆転負け。
あ〜あ…。
そしてみな、意気消沈のまま、
HMVへ向かったわけですが…、
逆にライブは素晴らしかったですね。
悔しさを歌にぶつけて、
迫力満点のステージを展開してくれました。

まさに「ブラジルの仇(かたき)は札幌で打て!」
て、感じですかね。
(おおげさな…)
あはは。

さあ、そして、
今宵は待望のジンギスカン料理。
私、本場で食べるのは、
もちろん初めて。
うわあ、こんな雰囲気なのか〜…。
(感動…)

で、こちらのテーブルは、
私とショーちゃんと、
札幌シティ・ジャズのKさん、Hさんの4人。
ま、言わば大人組。
隣のテーブルが、
ジャミン・ゼブの4人で、
これは子供組。

その子供組ですが、
まあ食うわ食うわ。
……。
「食べ放題」「飲み放題」の1時間半コースですが、
彼らの「肉」の追加注文のすごさといったら…。
まるで、動物が、
餌(えさ)に群がってる、
まさにそんな感じでしたね。
(うん、あれは、まぎれもなく「餌」だ…。)
いやいや「食べ放題」で本当に助かりましたが、
あの4人のテーブルは、
間違いなく赤字でしょうね。
あははは…。
(今度から出入り禁止だったりして…)

そういえば、
北海道の新鮮な牛乳で作られるソフトクリーム。

これも絶品でしたね。
北海道、おそるべし…。

さあ、そして最終日。
6月16日(月)(うすぐもり)
はっきりしないお天気の4日間でしたが、
結局、今回も傘の出番はありませんでしたよ。
わっはっは。
(札幌駅)

そして、いよいよ今回のフィナーレ。
「札幌日航ホテル」のディナー・ショー。

素敵な会場ですねえ。

夜景はさぞ綺麗なんだろうな…。

はい、会場はこちらですよ〜。

というわけで、ここからの2枚は、
Y浅ショージ君の撮った綺麗な写真を拝借。

満員のお客様に、
ジャミンの美しいハーモニーを、
聴いていただきました。
感無量でございました。

というわけで、
駆け足で振り返った、
ジャミン・ゼブ初の「北の大地ツアー」紀行記でした。
みなさん、
本当にありがとうございました。
また行きたいな…。
ええ、行きますとも。
絶対行っちゃうもんね。
待ってろ「三色丼」!
待ってろ「ジンギスカン」!
(違うだろ!!!)
ん…?
(おわり)
「藤原洋記念ホール」が終わって、
少しノンビリ出来るかなと思ったのですが、
なんの、なんの、
今度は「ファンミ」の準備やら、
次の「ア・カペラ祭り」の準備やら、
いやいや、なかなか休ませてくれませんね。
ふ〜…。
でも、去年のことを思えば、
幸せなこと、この上もありませんね。
去年は、禁酒、禁煙の7月でしたからね。
健康のありがたさをしみじみ感じます。
では、しみじみ感じながら、
冷たいビールでもいただくとしますか。
く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
(……?)
SHUN MIYAZUMI
July 02, 2014
さっぽろ その2
6月14日(土)。
ジャミン・ゼブ、札幌ツアーの2日目。
朝目が覚めると、
私は真っ先に窓の外が気になりました。
(今日だけは、雨降らないで〜。)
札幌は、ここのところ100年ぶりとかいう、
記録的な長雨が続いているそう。
しかし、今回のスケジュールは、
すべて「雨」とは無縁の場所で行われるため、
私の「晴れ男伝説」には、
なんの影響もないのです。
いや、ほんとに…。
しかし、この日だけは違います。
車で2時間のドライブ・ツアーで、
しかも「岩内郡共和町」というところでの、
コンサート。
雨だったら道中の景色もつまらないし、
お客さんも集まらないかもしれない…。
だから、お願い。
今日だけは降らないで〜…。
と、ビクビクしながら外を見ると…、、
(お写真、ぜひアップで)

おお!雨は止んでる。
しかも、うっすら青空も見えるではないか!
やはり「伝説」は健在だな、
と、一人自己満足の笑みを浮かべながら、
約2時間の旅が始まりました。

美しい大自然。
初めて見る雄大な北の大地と海。
窓の外を眺めてるだけでも、
「これが北海道か…。
ああ、来て良かったなあ…。」
と思える、素敵なドライブでしたね。
M「ね、君たちもそう思うだろ?」
Y「ざんす!」
L「ハ〜イ、レンセイデスヨ〜。」
M「ん…?」

そして着きました。
岩内郡共和町。
おお、ヒンヤリとした空気。
やっぱり北海道ですねえ。
冬は寒いんだろうな〜…。

では、いつものように「撮る人」を撮る。
(ん…。)

いかにも「手作り」のコンサート。
なんかいいですねえ。

お客さん、いっぱい来るといいなあ…。

で、
コンサートは、、
……、、、
はい、予想以上の盛り上がりでした。
というか、
ステージと会場が一体になった、
心暖まる、本当にいいコンサートでした。
みなさん、またお会いしましょうね。
そして、町の役場やスタッフの方たちに見送られて、
札幌への帰路の旅。
これは、ニッカの工場。

余市の駅も素敵でしたが、
私の携帯ではうまく撮れませんでした。
無念…。
Y浅ショージのカメラに期待…。

ああ、初めて見る小樽の街。
北欧の街を走ってるかのような、
カラフルで美しい建物と街並にビックリ!
まるで、ディズニー・ランドを彷彿とさせるような、
素晴らしい景観でしたが、、、
これも撮影には、ことごとく失敗…。
あ〜あ〜…。
でも、また絶対来てやる。
「待ってろ小樽!」
と、心に呟いたのでした。
そして札幌に戻った私たちを待っていたのは、
今日も新鮮な海の幸。

君たち、目が鱗(うろこ)になってるよ。

札幌。
北海道。
いいですねえ。
もう、いっぺんに好きになってしまいました。
M「ねえ、ショーちゃん、
次はいつ来るの?」
Y「……。」
(つづく)
少々遅ればせではありますが、
6/27(金)学芸大「A'TRAIN」の私のライブ、
そして、
6/28(土)名古屋でのジャミン・ゼブ・ライブ、
にお越しのみなさん、
ありがとうございました。
いやあ、すごい6月でした。
そして、素晴らしい6月でした。
長野、横浜、札幌、高崎、名古屋…。
しかも、梅雨入りしてからというのに、
お天気も、全部クリアです。
もうもう、びっくりくりくりお目目です。
そろそろ怖いです。
もうそろそろ、ダメなような気がします。
だから、良い子のみなさん、
「先生を信じて、
傘は持って行きませ〜ん。」
は、そろそろやめましょうね。
ええ…。
お願いですから…。
それだけは…。
……。
SHUN MIYAZUMI
June 24, 2014
さっぽろ
いやあ、凄まじいスケジュールでした!!!
今月のジャミン・ゼブ号。
長野、横浜、札幌、高崎などで、
21日間に19公演!という怒濤のライブ月間。
でも、第二ステージの幕開けにふさわしい、
充実の6月になりましたね。
今週末は名古屋ですね。
東海地区のみなさん、
楽しみにしていて下さい。
さて、そんな中から今日は、
「札幌ツアー」の思い出を、
秘蔵、裏写真などを取り混ぜながら、
お送り致します。
そう、札幌…。
実は私にとって、あまり縁のない土地でした。
数年前に、
ジャミンと2回ほど行きましたが、
どちらも営業、イベントといった類いの仕事で、
一般の方には非公開。
しかもどちらも日帰り。
昼は楽屋の弁当、
夜は空港のラーメン。
こんな寂しい食事の思い出しかありませんでした。
しかし!
今回は違いますよ。
「北の大地」に、彼らのハーモニーを、
存分にお聞かせ出来る4泊5日の長旅。
というわけで、
胸躍らせながらホテルに到着。
私の部屋の窓から見た札幌の街が、
早くも歓迎してくれてるようではありませんか。
わっはっは。
(お写真、ぜひアップで。)

では、ショーちゃん。
まずは景気づけに、
さっそく「札幌ラーメン」でも、
食いに行こうではないか。
すると、運良く、
ホテルに隣接しているビルの10階に、
こんなものを見つけましたよ。
「ラーメン共和国」。
むふふ…。

さあて、どこにしようかな〜。
みんな美味しそうだなあ〜。

で、悩んだあげく私たちが選んだお店がここ。

Y「わ〜い、わ〜い。。。」

麺好きのショーちゃん、
早くも大満足のスタートだね。
では出陣。
と、部屋に戻ってみると、
「おや、雨ですか…。
これからライブというのに…。
私の晴れ男伝説も、遂に途絶えたか…。」

ところがどっこい!
この日のライブは、
駅下の通路に特設されたステージ。
つまり、
「雨だから、みんな地下に降りて来る。」

そう、この日は「雨」が幸いしたのです。
だから、「伝説」は、
継続ということにしておいて下さい。
(ん…?)

はい、というわけで、
ライブが始まると、
どんどん人が集まってきて、
大変な盛り上がりになったのでした。

通路にも人が溢れていく光景は、
デビュー時の丸の内フリーライブを、
彷彿とさせるものがありましたね。
割れんばかりの拍手、喝采。
こうして「北の大地」デビューは、
大盛況のうちに無事終了しました。
ホッ…。

さあ、上々のスタートが切れた。
みんなで海の幸で乾杯といこうじゃないか。
「わ〜い、わ〜い。」
(「塩水うに」。。。)

「ほっけ」も、
大きさといい、油の乗り具合といい、
東京ではなかなかお目にかかれませんね。
「わ〜い、わ〜い。」

「うに、カニ、いくら三食丼」
わ〜い、わ〜い、わ〜い、わ〜い、わ〜い。。。

(なにしに来たんだ!)
ん・・・???
(つづく)
さすがの私も、
今月ばかりは、
ぐた〜っと疲れてしまいました。
(彼らは元気ですけどね。若いから。)
ここ2、3日、
ボ〜ッとしていて、
仕事が手につきません。
(あ〜あ…。)
ま、深夜、早朝の「サッカー観戦」も、
手伝ってはいるんですがね…。
(おい!)
それでもやります!
学芸大「A'TRAIN」ライブ!!
6/27(金)!!!
そして翌日は早朝から名古屋…。
て、
おい、ショーちゃん、
また、こんなハード・スケジュールかよ…。
ぶつぶつ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
May 17, 2014
ありがとうSTB(プロデューサー篇)
5月14日(水)をもちまして、
ジャミン・ゼブの『STB139』が終わりました。
ということで今日は、
「駄洒落」の話をちょっとお休みして、
こんな臨時便です。
2008年の2月に初登場以来、
この『STB139』は、
ジャミンのホーム・グラウンドとも言うべき、
特別の場所でした。
幾多の新曲をここで初披露しました。
最初はあどけない少年のようだった彼らが、
ここでのライブを繰り返していくうちに、
今や堂々たるエンタメ集団として成長しました。

総出演回数 50回
総入場者数 12,408人
は、ともに歴代7位。
1位の野口五郎さんはじめ、
綾戸智絵さん、日野皓生さん、渡辺貞夫さん、
といった大ベテラン達に混じっての堂々7位です。
さらに1公演平均248人というのは、
綾戸智絵さん、熱帯JAZZ楽団に続く、
これまた堂々の3位!
こんな立派な成績が残せたのも、
ひとえにファンの皆様の声援があってこそ。
今更ながら、
ジャミンは幸せものだなあと、
思わざるをえません。
この場をお借りして、
心より御礼申し上げます。

さて、歴史に残るような大熱狂のうちに、
コンサートも無事終了し、
楽屋口から駐車場に出てみると、、、
なんと、
STBスタッフのみなさんが、
拍手でお出迎え。
(おさしん、ボケボケですんませんが、
ぜひともアップでご覧下さいね。)

そして、若いスタッフ達から花束の贈呈。
思わぬサプライズに、
メンバーも嬉しそうですね。

「あたしシモンに渡す〜。」
「いいなあ、俺が渡したかったなあ〜。」
「俺、スティーブだぞ〜。」
「ああ、いいなあ〜。」
とまあ、こんな声が、
若いスタッフから飛び交っていましたね。
さらには、
CDを購入してあって、
サインを求める子も何人かいて、
ここSTBでも、
ジャミンは彼(彼女)らにとって、
特別な存在だったのかな、
と、嬉しくなるような光景でした。

こうしてジャミンは『STB139』を卒業。
いよいよ第2ステージに突入です。
しばらくは、ジプシー・ジャミンになりますが、
それもいいではありませんか。
私はむしろ、
今まで以上に燃えておりますよ。
STBという枠では出来なかった、
「あんなこと」「こんなこと」。
行けなかった、
「あんなとこ」「こんなとこ」。
やりたいことがたくさんあります。
さしあたっては、
6月8日(日)のセンター北『プレミア・ホール』。
新しい試みをいくつも考えています。
名付けて、
「ジャミンの大冒険 パート1』
ご期待下さいね。
さあ、そして、
息子の裕介くんが最近ハマってるという、
学芸大「AKAHOSHI」というお店で、
3人で打ち上げです。

ショーちゃんの大好きな海老。

えび。

はまぐり。
キャーーーーーーー!!!
どれも、これも、
う、う、う、う、うま〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!

Y「幸せ……。」

とまあ、これは、
がんばった私たちへのご褒美。
こうして、
充実した達成感のなか、
幸せな打ち上げは、
果てしなく続いたのでした。。。
というわけで、みなさん、
本当にありがとうございました。
これからもジャミン・ゼブを、
どうぞよろしくお願い致します。
感謝をこめて。
……。
SHUN MIYAZUMI
March 27, 2014
晴れ男伝説は続くよ
ジャミン・ゼブ、春のビッグ・イベント、
『STB 139 / Spring “COCKTAIL” Party』6DAYSも、
連日大変な盛り上がりの中、
無事に終宴を迎えることが出来ました。
お越しいただいたみなさまに、
この場をお借りして、
改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
さあ、そして今回も、
お天気には本当に恵まれた6日間でしたね。
昨年末に、
「晴れ男総決算」という記事を書いたのを、
覚えてらっしゃる方も多いと思いますが、
今年も、
今のところ、、、
強運は継続中です。
いやあ、まったく、
どうなってんだか…、
……?
ちょっと振り返ってみましょうかね。
1月4日 TBSインターネット・ラジオ(赤坂)<晴れ>
今年の初ライブも見事な快晴。
幸先のいいスタート。
ファンのみなさんと新年のご挨拶。
そのあと我がジャミン軍団は、
赤坂の韓国料理屋で新年会。
そして、勘定書を見て絶句…。
「よくもまあ、こんなに食いやがって…。」
1月10日 相模原教職員組合主催コンサート <晴れ>
1月12日 新百合ケ丘フリーライブ <晴れ>
1月13日 銀座三越フリーライブ <晴れ>
はい、この日もいいお天気。
そして、この日は成人式。
ファン・クラブのAちゃんも成人式帰りに和服で登場。
こんな日に雨や雪じゃ可哀想ですからね。
良かった、良かった。
「わしのおかげだぞ〜」と、
心の中でそっとつぶやく私…。
1月19日 各務原&岐阜 <晴れ>
とまあ、1月は軽くクリア。
2月6−10日 バリ島 <毎日晴れ>
この時期のインドネシアは雨季。
「毎日雨マークがついてますよー。」
と、出発前はさんざん言われたのですが、
滞在中は見事に毎日晴れました。
ところが東京は45年ぶりの大雪だったとか…。
成田空港も2、3日閉鎖と聞いて、
帰りのフライトをちょっと心配しましたが、
なんの問題もなく帰ることが出来ました。
イエーイ!
2月11日 「今年もやります!ア・カペラ祭り」 <晴れ>
というわけで、
ぎりぎりのスケジュールも奇跡的にクリア。
2月20日 Sumileコンサート ゲスト(銀座) <晴れ>
Sumileちゃんの初コンサートにゲストでお呼ばれ。
記念すべき日が晴れて良かったです。
「わしのおかげだぞ〜」
と、この日もそっと心の中でつぶやく私…。
2月22日 銀座三越フリーライブ <晴れ>
2月27日 桐ヶ丘中学ライブ <雨予想なのにくもり>
と、雨予想や大雪をかいくぐり、
2月もミラクルな展開のうちに無事終了。
3月1日 名古屋東建ホール <くもり>
3月9日 ちょっとした営業(横浜) <晴れ>
そして…、、、
3月16ー18日 STB139「Pop Night」 <毎日晴れ>
前半の3日間は軽々とクリア。
そして、ライブの無い20日は、
一日中冷たい雨が降っていましたが、
翌日からは、、、
3月21ー23日 STB139「Jazz Night」 <毎日快晴>
と、3月のここまで見事に完全制覇。
ヒャッホー!!!
ところが、、、
昨日(3月26日)の「所沢労音」のコンサート…。
前日の夜、テレビの天気予報は、
どの局も完全に「雨予想」。
雨雲レーダーを見ると、
大きな低気圧のかたまりが、
西の方からやってきて、
お昼頃からは関東から東北南部を、
スッポリと覆うという予想です。
さすがに、
昨日だけはあきらめました。
連勝記録もついに途切れるか…。
……。
しかし…、、、
雨は降りませんでした。
なんで…?
それどころか、
所沢に着いたあたりからは、
薄日も差しておりました。
夜には星も見えておりました。
私の携帯の雨雲レーダーを見て、
謎は解けました。
大きな低気圧のかたまりが、
上下にまっ二つに割れて、
上半分は上信越の方に、
下半分は東京湾の方に流れ、
埼玉、東京、神奈川、千葉の関東地方は、
まったく雨雲がかかっていなかったのです。
(す、すごい…???)
またしても奇跡が起きてしまいましたね。
いやあ、もう怖いくらいです。
そろそろプレッシャーになって来ましたよ。
こうなると、
早く連勝が途絶えた方が気楽になれるかも、
などという、
変てこな気分にもなってきました。
あははは。
(笑うしかないかも)
でも、せっかくのライブですからね。
できるだけ長く記録を伸ばしたいものですねえ。
というわけで、
ちょっと一段落の私。
明日の金曜日(3/28)は、
学芸大「A'TRAIN」でピアノ・ライブです。
みなさん、いらして下さいね。
どれどれ、
お天気はどうかな…?
……。
おやおや、
見事に晴れマークだこと。
わはは。
(調子にのるなよ)
ん…?
SHUN MIYAZUMI
March 07, 2014
バリ日記 その3(最終回)
この私としたことが…、
なんと不覚にも…、、
風邪をひいてしまいました…。
トホホ…。
名古屋「東建ホール」のあたりから、
なんとなくおかしかったのですが、
東京へ帰ってからゾゾゾっと寒気が…。
4日ほど寝込んでしまいました。
昨日あたりから、
ようやく仕事に戻ることができましたが、
ま、それだけ今年は寒いということでしょうね。
ああ、だからよけいに、
あの常夏のバリがなつかしい。
あれって、もうひと月も前のことになるのか…。
……。
『バリ日記 その3』(最終回)
(今回もお写真はぜひ拡大で)
2月9日(日)晴れ
朝9時にロビー集合。
雨季だというのに、
ついに3日目も晴れた。
では、出発前に、
記念撮影といきますか。
と、またしても、撮る人を撮る人。
(これ、けっこう受けてるのだ)

で、約40分のドライブの後、
「ブルガリ・ヴィラ」という、
まあ、なんともリッチなところに到着。

ハリウッドのスターも、
おしのびで利用するらしい。
まるで映画の世界だな、こりゃ…。

Y「どうです、この景観。」
M「……。」

Y「すばらしいでしょ。」
M「あんたの家か。」

で、今度は、
撮る人を撮る人を撮る。
(もういいから)

シ「社長、シュン・コーポレーションの保養所に、
どうですか?」
M「ん…?」

シ「まるで僕のためにあるような家ですね。」
M「違うだろ。」

バス・ルームだけに、
贅沢にも一部屋を使用。

Y「どうです。ここがバス・ルームですよ。」
M「だから、あんたの家かって言ってんのよ。」

いやはや、それにしてもいい眺めだ。
こんな所での一服は、また格別だなあ…。
……。

で、今日は「ポーラ化粧品」の鈴木会長さんが、
VIPレディーたちを招いてのランチ・タイムに、
サプライズとしてジャミン・ゼブが登場。
3曲ほど歌を披露するという、
特別企画なのだった。
「How deep is your love」
「Begin the beguine」
「さくら」
とまあ、じつにドンピシャな選曲。
リハーサルから、
なんとも優雅な雰囲気が流れていた。

そして本番。

終了後は写真撮影に、
大喜びのポーラ・レディーのみなさん。
会長もとても喜んで下さった。
良かった、良かった。

さあ、これで今回のすべての仕事も、
めでたく無事に終了。
ホテルに帰って、
まずはショーちゃんと、
冷た〜〜〜〜〜〜〜〜いビールで乾杯!

そして、しばし休息の後、
いつものように通い慣れた道を歩いて、
「バリ・コレクション」に向かう私たち。
おい、なんで食事を前にすると、
そんなに早足になるんだ、君たち。
……。

この景色も見納めかな…。

ス「社長、今日はあっちの方のレストランに、
行きましょうよ。」
M「……。」

レ「イヤー、バリハサイコウデシタネ。」
コ「そうだねえ、また来たいねえ。」

食事の後は、
大きなショッピング・センターで、
土産や酒なんかを仕込む。
おっと、CDショップに、
ジャミンの「Smile」があったぞ!
M「ショーちゃん。1枚記念に買おうか。」
Y「次に来るかもしれないファンの人のために、
置いておきましょうよ。」
M「ま、それもそうだな。」

そして、深夜の1時にホテルを出発。
3時半の大韓航空で帰路に、
という信じられないような強行軍。
再び韓国経由で、
成田に着いたのが10日(月)の16時半。
心配された雪の影響も無く、
今回もまた天気を味方に付けた、
奇跡のような遠征になったのだった。
いいのかな…。
こんなところにばかり運を使って…。
ちょっと不安になってきたぞ…。
ううむ…。
……。。。
(「バリ日記」終わり)
というわけで、
前回の記事にコメントを下さったみなさん。
2/28(金)「A'TRAIN」にお越し下さったみなさん。
そして3/1(土)名古屋「東建ホール」
にいらして下さったみなさん。
風邪のせいでお礼を言うのが、
遅れてしまいましたこと、
大変申し訳ありませんでした。
この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
……。
さあ、いよいよ次は、
春の「STB139」です。
新曲、なつかしい曲、普段滅多にやらない曲、
などを取り混ぜた楽しいセット・リストで、
きっとご満足いただけるだろうと確信しております。
しかも新曲を除けば、
「POP NIGHT」も「JAZZ NIGHT」も、
まったく違うセット・リストなんですよ。
ぜひ、2倍お楽しみ下さいね。
さ、準備だ、準備だ。
ガオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
(と、じつはまだ若干空元気…)
ん…。
SHUN MIYAZUMI
February 24, 2014
バリ日記 その2
「ソチ・オリンピック」に熱狂してるうちに、
気がついたらもうこんなに時が経っていました。
いかん、いかん。
あのバリの日々が遠い昔のことのよう。
早く書かないと、
記憶が薄れてしまう…。
ということで、
朝早く起きて、
がんばって書きましょう。
バリ日記の第二弾。
ではでは。
2月8日(土)晴れ
11時半頃ロビーに集合。
さっそくシモンがスマホを見ながら、
「社長、東京は45年ぶりの大雪で、
飛行機もみな欠航だそうですよ。
2日ずれていたら来れませんでしたね。」
すかさず私は、
「へ〜、そうなの。
こっちはいい天気なのにねえ。
相変わらず天気には恵まれてるねえ俺たち。」
ついてるなあ。
こりゃ今日のライブもうまくいきそうだぞ…。
そして迎えの車に乗り込み、
会場の「コンベンション・センター」に到着。

うわっ、でか!
なんでも「APEC首脳会議」も行われたという、
由緒ある会場。
Y「こんな所で、こんなでっかいイベントやるなんて、
POLAさんすごいですねえ。」
M「まったくだ。」

そして、これはリハーサル風景。
花道も、スクリーンもあって、
こりゃ盛り上がりそうだな。

地元のケチャ。

インドネシア政府の計らいで、
伝統のガムランも登場。
一度ナマで見たかったので、
これには感激。

さあそして、いよいよジャミンの出陣だ。
M「みんながんばれよ〜。」
J「おっす。」
M「……。」

撮る人を撮る人。
(ん…?)

で、会場の具合をちょっと覗いてみると…。
……。
うわあ、すごい盛り上がりだ。

この日のジャミンの出番は3回。
まず午後の部の冒頭で、
スクリーンによる紹介のあと、
『Lady Madonna』で華々しく登場。
「えっ? 誰? この人たち?」
という、とまどいもつかの間、、、
大きなステージと花道をふんだんに使った、
若さ溢れるエンターテインメントに、
次第に前の方から立ちあがっての熱狂になったのだ。
2曲目の『世界に一つだけの花』も、
ナイスな選曲だったように思う。
休憩中のロビーでは、
地元のスタッフに、
「ねえ、あのグループ、なんて言うの?」
という質問や、
「歌上手いわねえ〜。」
という声が飛び交っていた。
嬉しいかも。

このあと、
表彰式のバックで2曲ほど歌って、
夜はディナー・ショーに早変わり。
ケチャ、ガムランと、
地元の伝統芸能のあと、
ジャミンが再び登場して、
トリを務めることとなった。
そして、今回は最初から、
「ウェルカム ジャミン!」のテンションMAX状態。
たくさんの女性が、
ワ〜っと前の方に押し寄せて、
メンバーはハイ・タッチを繰り返しながらの、
さながら歌謡ショーのようだった。

その熱気で、
私の写真もぶれるぶれる。
(違うだろ)

『Besame Mucho』他3曲を披露。
いやいや、すごい盛り上がりだった。

えっ?
写真がボケボケでよくわからない?
たしかに。
では1枚だけ、
ZEBLOGから拝借。
(ただしこれだけは拡大不可です。
あとの写真はいつものようにぜひ拡大で…。)

終演後のロビーでも、
何人もの女性と、
ツー・ショット写真に気楽に応じるジャミン。
ああ、これも失敗か。
今回は写真がうまくいかなかったなあ。
そろそろスマホに変えようかな…。
ううむ…。

でもまあ、
大成功だったことはおわかりいただけよう。
良かった、良かった…。
ということで、
さあ、メシでも食いに行こう。
ここから歩いて15分くらいのところに、
「バリ・コレクション」という、
大きなショッピング・モールがあって、
レストランもたくさん。
そのうちの1店に飛び込む私たち。
ス「シモン、何にする?」
シ「あ、これも美味そうっすよ、
スティーブさん。」

コ「うわ、俺これも食いたいなあ。」
M「ここ高そうだな…。
しまったかな…。
ブツブツ…。。。」

で、昨日も別の店で食事をしたのだが、
ここのレストランはどこも、
地元の生バンドがいて、
歌と演奏でお客を盛り上げるシステムのよう。
で、今日のバンドのリーダーが、
我々に向かってこう問いかけた。
「Where are you from ?」(どこから来たの?)
すかさずレンセイが、
「Japan !」(日本)
「1曲歌わない?」
「いいよ。」
と、こういうの大好きレンセイが、
さっそうと(?)ステージに上がる。
そして選んだ曲が、
「ホテル・カリフォルニア」
(???)
完璧な英語のMCと、
完璧な発音でスラスラと歌うレンセイに、
次第にバンドの面々も困惑していくのがわかる。
彼ら、きっとこう思ったに違いない。
「確か日本から来たと言ったよな…。
な、なんでこいつ、こんなに英語完璧なんだ?
それに歌もプロ並みだし…。
こいつら何者???」
あははは。
いやあ楽し、楽し。

そして汗だくになりながら、
歩いてホテルまで戻り解散。
そのままショーちゃんと私は、
またしても部屋飲み。
名付けて「居酒屋バリ」。
韓国で仕入れた1リットルのボトルが、
3日ももたずにカラになってしまった。
……。
こうしてバリの夜は更けていったのであった。
(おまえら、飲み過ぎだよ)
えっ…?
(つづく)
真央ちゃんのフリー、
素晴らしかったですねえ。
おじさん感動のあまりうるうるしました。
パチパチパチパチパチ。
そして試合後のインタビューも、
素晴らしい。
「支えてくれたみなさんに恩返ししたい。」
うんうん、泣けるねえ〜。
ジャンプの沙羅ちゃんの試合後のコメントも、
本当に清々しかったですね。
言い訳がましいことは、
何ひとつ言いませんでした。
えらいぞ。
期待と重圧のなかで、
共にメダルは持って帰れませんでしたが、
オリンピックの感動は、
こういうところにこそあるんでしょうね。
選手のみなさん、
本当にお疲れさまでした。
さあ、おじさんも、
そろそろ気合いを入れていかなくては…。
こちらも感動を与えなくては…。。。
ええと、今週の金曜日(2/28)は、
「A'TRAIN」でライブだな。
その翌日(3/1)が名古屋か。
えっ、「STB」用に、もう1曲新曲?
おっと月末の支払い明細も作らないと…。
そういえば甲府にも行かなくては…。
ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
……。
SHUN MIYAZUMI
February 14, 2014
バリ日記 その1
もうご存知かとは思いますが、
2月6日(木)から10日(月)まで、
バリ島に行ってまいりました。
もちろん仕事ですよ。
ええ、仕事、仕事…。
ジャミン・ゼブの4人と、
Y浅ショージと私の6人による、
久々の海外遠征です。
というわけで、
これからしばらくは、
そんなバリ島レポートを、
得意の(ん?)日記形式でお送りしようと思います。
あちら(ZEBLOG)では伝えきれない、
裏話、裏写真のあれこれと共に…。
むふふふ…。
……。
2月6日(木)晴れ
今回の仕事は、
「ポーラ化粧品世界大会」という、
とても大きなイベントへのゲスト出演。
1,600人もの人たちが一斉に移動するために、
私たちが取れた航空券は、
韓国経由という、
やや面倒なものだったのだが、
まあいい。
韓国も初めてなので、
トランジットとはいえ、
それなりの楽しみはあるだろう。
ということで、
2時間半のフライトの後、
「Incheon(仁川)国際空港」に到着。
活気のある、
大きな空港だった。

さっそくショーちゃんと私は、
缶ビールを買って、
乾いた喉を潤そうということになった。
「アサヒ・スーパー・ドライ」の小さい缶を2本、
初めての「ウォン」で買ったのだが、
あとで計算したら、
なんと1本800円もしていた…。
(そうか、高級輸入ビールということになるのか…)
早くも失敗だ。
くそ…。
「ねえ君たち、日本のビールはやめた方がいいよー。」

そして、2時間のトランジットの後、
別の大韓航空機でバリに向かう。
で、この飛行機のスチュワーデス(みな韓国人)は、
3カ国語を巧みに使い分けていた。
韓国語、英語、そして日本語だ。
そして、離陸後しばらくして、
食事のサービスが始まったのだが、
ここで、早くも面白いことが起こった。
私の席はシモンと隣り合わせの窓側。
通路を隔てた隣にショーちゃん。
そして私の真後ろにスティーヴがいる。
すると一人のスチュワーデスが、
まずショーちゃんに「日本語」で話しかけた。
「ビーフにしますか? チキンにしますか?」
(なるほど。
ショーちゃんは明らかに日本人に見えるんだな…。
うんうん。)
そして今度は、
私とシモンに向かって、
「英語」で話しかけて来た。
「Beef or Chicken?」
(ま、シモンがいるからこれも当然だな。
俺もアメリカではユダヤ人に間違えられたしな。
うんうん。。。)
そして彼女は、、、
スティーヴには、、、
迷うことなく、、、
「韓国語」で話しかけたのだった。
あははは。
この現象は、
どんなスチュワーデスが来ても、
変わることはなかった。
あはははははは。
それにしても7時間のフライトは長い。
特にこの年になると、
エコノミー・クラスは本当に辛い。
煙草も吸えないし…。
M「ショーちゃん、
今度は俺だけでもビジネス・クラスにしてよ。」
Y「……。」
返答無し…。
か…。
それでもまあ、
映画なんかを2本楽しんでるうちに、
なんとかバリの空港に到着した。
やれやれ…。
と、ここで、私の体に異変が起きた。
くしゃみが止まらなくなったのだ。
ハ、ハ、ハクショ〜〜〜〜ン。
そう、なま暖かいバリの空気に、
まるで花粉症と同じ現象が起きたのだ。
(バリにも杉花粉があるのか…?)
明日からが心配になったが、
そうこうするうちにホテルに到着。
素敵なコテージ風のホテルで、
みな気に入ったようだ。
「さ、ショーちゃん、まだ夜中の3時だ。
寝るのは早いぞ。
ちょっと俺の部屋で飲もうじゃないか。」
「もちろんす。
おじゃましま〜す。」
ということで、
5時まで飲み明かした元気なオヤジ2人であった。
……。

コケコッコー。
2月7日(金)晴れ
目が覚めたら10時。
どうやらくしゃみはおさまっていた。
ああ、良かった。。。
どれ、朝メシでも食いに行くか。
と、中庭を歩いていたらレンセイにバッタリ。
レ「オハヨーゴザイマス
イヤー バリハ サイコーデスネ
10プンホドアルクト ビーチガアリマシタヨ
ショクジモ コーヒーモ オイシイデスヨ」
M「そりゃ良かった。
あんた、早くも満喫してますね。」
レ「ソウデスネ アハハハ」
M「……。」

M「おや、みなさんおそろいで。」
シ「これはこれは社長。
いやあ、日本が真冬だなんて信じられないっすね。
むふふ。」
M「……。」

Y「宮住さんも早く食べたらどうですか。
美味いっすよ。」
M「あんた、さっきまで飲んでたのに、
元気だねえ。」
南の島というのは、
人を変える魔力があるのかな…。

それにしてもいい天気だ。
誰だ、雨期だから雨ばかりと言ったのは。
待てよ、俺の晴れ男伝説のおかげかな…。
(ん…?)

うん、このホテルは当たりかも。

落ち着くなあ。

おや、ジャグージーもあるのか。
プールは興味ないけど、
海パン持ってくりゃ良かったかな…。

あら、もうひと泳ぎですか、みなさん。
もうすぐリハーサルですよ。
わかってますね。

なんか、温泉につかってるみたいだぞ。
あはは。
それにしても、なんかゆるいなあ〜。
大丈夫か、ジャミン…?

あら、この人までも。
あんたもリゾート気分を満喫してますなあ。。。
やっぱり、
南の島は人を変える魔力があるのかな…?

なんか用っすか?

大丈夫か…?
……???
(つづく)
お写真、ぜひ拡大して見て下さいね。
そういえば、
今日こんなものが発売になったようです。
http://jp.news.gree.net/news/entry/1357298?from_ggpnews=top_category_news_1
それにしても日本は寒いですねえ。
2月なんだから、
当たり前といえば当たり前ですが。
そして今日の東京は、
またまた大雪。
ぶるぶる…。

ああ、南の島が恋しい。
(おい)
ん…。
SHUN MIYAZUMI
December 29, 2013
晴れ男総決算
私は晴れ男…?
うん、そうかも知れません。
だんだんその気になって来ました。
そういえば、子供の頃から、
「遠足」や「運動会」を雨で流した、
という記憶は、
まったくありませんから…。
「雨」。。。
これは我々のような商売には大敵です。
フリー・ライブは中止になる。
コンサートでは当日券が売れない。
仕込みも大変。
とまあ、いいことひとつもありません。
かつて、デビューの頃は、
「ジャミン・ゼブのライブの日はいつも雨が降る」
「ジャミン・ゼブには雨男がいる」
と、よく言われたものでした。
しかし、
ここ2、3年はまったく様相が違います。
悪天候予想を、
ことごとく覆(くつがえ)し始めたのです。
これは、ひとえに、
私の「晴れ男」運気が、
一気に華開き始めたのではないか…。
私はひそかにそう考えております。
エヘン。
まったく根拠の無い自信ですが、
結果が付いて来るんですから。
ええ。
そして今年…。
2013年…。
これはもう奇跡としかいいようのない、
本当にお天気に恵まれた1年でしたね。
今年、一般の方が入場出来るライブと、
Closedながら大きなイベント、コンサートの、
その日のお天気がどうだったか…。
今からそのすべてを公開したいと思います。
驚くべき結果になるはずです。
では、いきますよ〜。
1月5日 日本橋三越本店 フリーライブ <晴れ>
1月26日 横浜赤レンガホール <晴れ>
2月10日 名古屋中電ホール <晴れ>
2月14日 いわきアリオス <晴れ>
3月6日 大崎ゲートシティ フリーライブ <晴れ>
3月19ー20、22ー24日 STB139 <おおむね晴れ>
3/20だけ「ライブ中に雨」と、
私の日記にはありますが、
入退場にはなんの影響もありませんね。
どうでしょう、
早くも快調な滑り出しではありませんか。
ところが…、
4月6日 渋谷オーチャード・ホール <くもりー雨>
これは「ロッキー」の日ですね。
おや、しかも「雨」…。
しかし、この日こそが、
私の「晴れ男」を見事に証明してくれたのです。
この日、テレビでは朝から、
「今日は爆弾低気圧が関東を直撃します。
交通機関にも影響が出ますので、
外出はなるべく避けて下さい。」
こんなニュースを何度も何度も流していました。
しかし、出かけるときはまだ「くもり」。
昼の部の始まる頃から、
ポツリポツリ来ましたが、
なんのことはなく無事終了。
夕方から本格的な雨になりましたが、
とても「爆弾低気圧」などではない。
みなさんの帰宅にはなんの影響も無く、
夜の部もつつがなく終わりました。
そして私は、午後11時頃帰宅。
と、その直後に、、、
滝のような雨、ものすごい風。
……。
まるで私が家に着くのを待っていてくれた。
そうとしか思えないミラクルな展開でした。
……。
さあ、その先を見てみましょう。
4月7日 テラスモール湘南 フリラ(野外)<晴れ>
4月12日 横浜ニューグランド・ホテル <晴れ>
4月13日 大垣共立銀行イベント <晴れ>
5月4日 渋谷伝承ホール <晴れ>
5月12ー15日 塩尻地区学校公演 <毎日快晴>
5月25日 高崎ファーム・ドゥー <晴れ>
6月1日 日本橋三越本店 フリーライブ <晴れ>
6月8日 藤原洋記念ホール <晴れ>
6月15日 名古屋東建ホール <くもり>
帰るころから雨。
だからこれもコンサートには影響無し。
7月6日 神戸ニューポート・ホール <晴れ>
7月15日 横浜赤レンガホール <晴れ>
7月20日 赤坂サカス TBS公録(野外)<晴れ>
そして、この頃からミラクル度は、
ますます凄みを帯びて来ます。
7月24日 飯田労音コンサート <雨ー晴れ>
この日は朝から雨でした。
しかし私は、
「な〜に、コンサートが始まる頃には止むさ。
あははは。」
と、またしても根拠の無い高笑い。
すると、私が飯田に着いたあたりから、
本当に、、、
晴れた。。。
7月26ー28日 七尾モントレー・ジャズ in 能登 <快晴>
この3日間は完全に雨予報でした。
野外のビッグ・ライブなのに…。
しかし、予想を覆して、
毎日素晴らしい好天となりました。
ちなみに私たちが帰京した翌日から、
北陸地方は、連日、
記録的な大雨が続いたそうです。
……。。。
はい、どんどんいっちゃいましょう。
8月1日 日本橋三越本店 フリーライブ <晴れ>
8月10日 佐久平ワークショップ <晴れ>
8月17ー19日 ファンミ in 東京 <ぜ〜んぶ晴れ>
だから18日の「すみだジャズ」(野外)もOK。
8月25日 目黒雅叙園 <くもり>
これも雨は、朝方止んだと書いてありました。
8月30−31日 名古屋ファンミ&レクサス植田 <晴れ>
ああ、もう疲れてきましたよ。
でもせっかくだから最後までやりますかね〜。
今年を振り返る意味でも…。
ふ〜…。
9月1日 池袋芸術劇場 ウルトラマン <晴れ>
9月16日 名古屋今池ガスホール <晴れ>
ちなみに東京は台風直撃。
私たちは危険を察知して前の日に行ったので、
こと無きを得ました。
9月23ー25日 STB139 <くもり>
最初の2日間ははっきりしないお天気でしたが、
いずれも帰宅後に雨なので影響無し。
25日は午前中雨、出かける頃にはくもり、
とありますので、これも奇跡的にクリア。
9月27ー29日 STB139 <こっちはぜ〜んぶ晴れ>
10月6日 埼玉会館 <晴れ>
雨は朝方止みました。
10月12日 豊田フォレスタ・ヒルズ <晴れ>
さあ、さらに続くよ、奇跡の終盤戦。
10月14日 あざみ野 フリーライブ(野外)<晴れ>
翌日は台風が直撃しました。
一日ずれていたら…。
10月28日 札幌シティ・ジャズ in 東京 <晴れ>
翌日は朝から冷たい雨。
一日ずれていたら…。
11月1ー3日 岡崎ジャズ・ストリート <晴れーくもり>
2日の「能楽堂」だけは野外なので、
これだけは晴れて欲しいと思っていたら、
見事にピーカンでした。
11月16日 銀座ミキモト点灯式 <晴れ>
これも野外なのにポッカポカ。
11月23日 センター北 YOTSUBAKO <晴れ>
12月3日 銀座三越 ヒカリミチ点灯式(野外) <晴れ>
12月7日 帝国ホテル「天賞堂」 <晴れ>
12月14日 テラスモール湘南 フリラ(野外)<晴れ>
12月15日 お台場ヴィーナス・フォート <晴れ>
12月17日 綱町三井倶楽部 <晴れ>
12月19日 名古屋中電ホール <晴れ>
ライブ中だけ雨。だから関係無し。
12月20日 金沢日航ホテル <時おり雪まじりも晴れ>
前日の天気予報では「吹雪」でしたよ。
12月22ー23日 横浜大さん橋ホール <どっちも快晴>
12月24日 横浜tvkイベント(野外) <これも晴れ>
12月25日 山形あつみ温泉「萬国屋」<晴れ>
そして、26日もポカポカ陽気で、
無事に帰京。
翌日から日本海側は猛吹雪の荒天なんだそうです。
……。
もう笑っちゃいますよね。
いいんでしょうか、
こんなところに運を使い果たして…。
来年が怖いです。(笑)
というわけで、
こんなことを振り返っているうちに、
もう今年も残りわずかとなりました。
今年も1年、
本当にお世話になりました。
大変な1年でしたが、
みなさんのおかげで、
なんとか乗り切ることができました。
来年も今年以上に忙しくなりそうですね。
健康に気を使いながら、
(本当か?)
大いにがんばりたいと思っています。
みなさまにとりましても、
素晴らしい1年になりますように。
本当にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
感謝をこめて。
SHUN MIYAZUMI
December 16, 2013
COCKTAIL(カクテル)その5
いよいよですね。
いよいよ秒読みです。
アルバム発売までカウント・ダウンです。
はい。
というわけで最後の2曲。
『カクテル』 <表裏一体楽曲解説> 第五弾!
大急ぎで、いっちゃいましょう!
『COCKTAIL』PART5

発売元:ZEB
販売元:ユニバーサル ミュージック合同会社
(UNIVERSAL MUSIC LLC)
POCS-1112
STEREO
定価:¥3,000(税抜価格)+税
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11. Have Yourself A Merry Little Christmas
(ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス)
lyrics & music : Ralph Blane, Hugh Martin
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲も古い曲なんですね。
1944年封切のMGMミュージカル映画、
「Meet Me in St.Louis (若草の頃)」の挿入歌。
歌っているのは、
映画「オズの魔法使い」の中の、
『Over the Rainbow』で一躍有名になった、
あのジュディ・ガーランド。
(へえ〜、そうなんだ…。)
以来、ジャズ・シンガーのみならず、
ポップ系のアーティストも好んで歌うようになった、
今やクリスマス・ソングの定番曲ですね。
わがジャミン・ゼブも、ここ数年、
年末の『X'mas Fantasy コンサート』限定で、
歌ってきたわけですが、
なぜ今頃になって、
このアルバムへの収録を考えたのでしょうか。
……?
実は私、今年の初め頃は、
『Gift 2』というクリスマス・ミニ・アルバムを、
作ろうという構想でした。
そして、『祈り雪』も『When A Child Is Born』も、
はたまた『This Night』も、
その中に収録をしようと思い、
こうした曲からレコーディングを始めたのです。
しかし、、、
厳密に言えば今回の12曲で、
クリスマス・ソングは、この、
『Have Yourself A Merry Little Christmas』だけです。
あとの3曲は、
クリスマス・シーズンにしか演奏しないという、
なぜか、そんな形が定着していただけです。
そうこうするうちに、
ご紹介してきたように、
力のある曲がどんどん増えていって、
「それじゃあ、なんかもったいないな」
と思うようになってきました。
『祈り雪』が年末だけ限定というのも、
いかにももったいないし…。
そんなこともあって、
「ええい、こうなったら、
いっそフル・アルバムにしてしまおうか。」
と、いつのまにか心変わり。。。
というわけで、
この曲と次の『This Night』は、私の中では。
ボーナス・トラック的なイメージなのです。
アルバムとしては、
先に紹介した10曲だけでも充分聴きごたえがあるし、
この2曲はクリスマス・シーズンになったら、
また聴いてもらえばいいかな…。
『This Night』も、
なぜか『X'mas Fantasy コンサート』限定楽曲ですしね。
コンサートの感動を思い出しながら、
素敵な年末を過ごしていただければいい。
ま、そんな感じでの収録となりました。
♪♪♪
前半は、
コージロー〜スティーヴ〜レンセイ〜シモン
のオーダーによる4人4様のソロ回し。
後半は、ジャミンならではの、
美しいビロードのようなハーモニーで、
感動的なクライマックスを演出します。
本当に美しい仕上がりとなりました。
今週の名古屋、金沢では初演になりますかね…。
もちろん横浜「大さん橋」ホールでも、
美しいハーモニーが鳴り響くことでしょう。
ところで私…、
毎年、このロマンティックな曲を聴くと、
「ああ、クリスマスっていいなあ…。」
としみじみ思うのですが、
仕事柄、この何十年間、
クリスマスは家にいたことなどありません。
ロマンティックな思い出もありません。
皆さんのロマンティックな夜を演出するだけです。
可哀想ですね、私…。
えっ?
そういう仕事なんだからあたりまえだろ、
ですって?
やっぱり…。
……。。。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion & Vibraphone : Ryoichi Kayatani
-------------------------------------------
12. This Night
(ディス・ナイト)
lyrics & music : Billy Joel
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲の、ジャミン・ヴァージョン・デビューは、
じつは真夏なんです。
(え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ???)
そう、あれは確か2009年の暑い暑い7月…。
「品川教会」でのライブを前にして、
なんか1曲お客さんと一緒に歌いたいなあ、
という発想のもとに、
この曲を探し出してきてアレンジしたんですね。
This night is mine(今夜は僕のもの)
It's only you and I(君と僕と二人だけ)
Tomorrow is a long time away(明日なんて遠い話)
This night can last forever(今夜は永遠に続くよ)
この「you」を、
「みなさん」というように複数にすると、
教会中が一体となった、
感動のシーンを作れるのではないか…。
はい、思った通りの、
感動のラスト・シーンとなりました。
味をしめた私は、
暮れの「九段会館」のクリスマス・コンサートでも、
終盤にこの曲をもってくる。
以来「X'mas Fantasy」の定番曲となったわけですが、
もちろんクリスマス・ソングなどではありません。
作詞・作曲したのは、
レンセイがこよなく尊敬する、
あのビリー・ジョエル。
ですが、
が、、、
あの「This night is mine〜」に始まる、
あの感動的なサビのオリジナル作曲者は、
ベートーヴェンです。
(え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ???)
……。
そう、ベートーヴェンの、
有名な『ピアノ・ソナタ 第八番(悲愴)』
その第二楽章の旋律なのです。
それに詞をつけて、
自分の曲にしてしまった。
ここにもちゃっかりさんがいましたね。
あはは。
前半は、レンセイのリードに、
昔ながらのR&B風コーラスが絡みながら、
静かに盛り上がっていきます。
インター部分では、
アルコ・ベースとピアノが、
おごそかな雰囲気でさらに彩りを加える。
この部分は私が新たに創作しました。
そして炎のサックス・ソロが延々と続いたあと、
いよいよクライマックスです。
ユニゾンから4声の力強いハーモニー。
そして、シモン、コージロー、レンセイが、
エモーショナルなソロを聴かせ、
最後は再びコーラスにより大団円。
この部分だけでも6コーラス。
全体でも7分を超える大作となりました。
まさにアルバムの最後を飾るにふさわしい、
感動的な力作です。
みなさん、
ぜひ歌詞を覚えて、
一緒に歌って下さいね。
コンサート会場に鳴り響くベートーヴェン。
ん? ビリー・ジョエルだったかな?
ねえ、
この場合はどっちなの?
ねえ、、、
……。。。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
Organ : Takegorou Kobayashi
Sax : Aokki
-------------------------------------------------
<スタッフ・クレジット>
jammin' Zeb are : Kojiro, Steve, Lensei, Simon
Produced by Shun Miyazumi
Co-Producer : Shoji Yuasa
Recorded by Takashi Sudoh, Rie Mimoto
Recorded at : Nihon Kogakuin College, ZERO STUDIO, MISTY Studio
POWER HOUSE STUDIO, sunrise studio Roppongi
Mixed by Takashi Sudoh
Mastered by Mitsuharu Harada
Mastered at GINZA RECORDS
Art Direction & Design : Taketaka Inagaki
Photography : Satomi Asano
Styling : Hirotake Tsutsuura (JUN MEN)
Hair and Makeup : Tomomi Kiguchi (cherire)
Sales Promotion : Tamotsu Asai, Toru Hirota (UNIVERSAL MUSIC LLC),
Yusuke Miyazumi
Supervisor : Seiji Fueki
Artist Management : SHUN CORPORATION
Special Thanks :
Nihon Kogakuin College, JUN MEN,
Masafumi Nakao, Takeo Mashimo, Tomoyuki Takeoka,
Shigeo Kurimoto, Tetsuo Hoshino
-------------------------------------------------
(おわり)
私事で恐縮ですが、
このアルバムに関しては、
「よく発売までこぎつけたなあ…」
というのが今の率直な気持ちです。
このシリーズの冒頭でも触れましたが、
そのくらい今年の私には、
いろんな事がありました。
厳しいことの連続でした。
「最後まで完成させることが出来るんだろうか…?」
そんな不安にかられたこともあります。
そういう意味もあって、
この1枚は私にとって、
特別な作品となりましたね。
この先、もっともっと素晴らしいものが出来ても、
この1枚だけは忘れることが出来ないでしょうね。
2013年という年も…。
そして、
私同様全力で取り組んでくれたメンバー、
いつも支えてくれたショーちゃん、
素晴らしいミュージシャンたち、
エンジニアの須藤君をはじめとする多くのスタッフ、、、
本当に、たくさんの素敵な仲間たちの協力で、
このアルバムは出来上がりました。
感謝の言葉もありません。
みなさんの楽しいコメントや素直な感想。
どうぞお寄せ下さい。
そして『Double Christmas Fantasy』では、
素晴らしい思い出が出来ますように。。。
CDもいっぱい用意してお待ちしております。
このアルバムが、
年末年始、みなさんの心の癒しになってくれれば、
こんな嬉しいことはありません。
いや、この先もずっと。
ずっと…、ずっと…。。。
いつになく真面目ですが本心です。
本心です。
(はいはい)
ではご一緒に。
3、、、
2、、
1、
♪♪♪♪♪
♡♡♡♡♡
SHUN MIYAZUMI
December 13, 2013
COCKTAIL(カクテル)その4
アルバム発売まで1週間を切りました。
そして、楽しさ大爆発のコンサート、
『Double Christmas Fantasy』(名古屋、東京)まで、
10日を切りました。
今年の年末は本当に楽しいですね。
ということで、
この楽曲解説もピッチをあげていきましょう。
ジャーン!
『COCKTAIL』PART4

『カクテル』 <表裏一体楽曲解説> 第四弾!
表裏一体解説!
(……)
とり急ぎ、今日はこんな2曲です。
09. When A Child Is Born 〜Soleado〜
(ホエン・ア・チャイルド・イズ・ボーン)
lyrics : Alberto Salerno, Francesco Specchia,
Maurizio Seymandi
music : Ciro Dammicco, Zacar, Dario Baldan
arrangement : Lensei & jammin' Zeb
なんだか、にぎやかな作家クレジットですね…。
「オリジナルのメロディーは、
主に14世紀後半にイタリアで活躍した作曲家、
アントニオ・ザカーラ・ダ・テーラモ
(Antonio Zaccara da Teramo/Zacara/Zacar/Zachara)
により作曲された」
と、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
には書いてありますが、
では、その他のお方は何なんでしょう?
古い曲ということはわかりましたが、
なんだか謎に包まれてますね。
ううむ…。
「原題は「ソレアード(SOLEADO)」
ソレアードとはスペイン語で、
日だまり、日当たりの良い場所という意味。」
なに、またわからなくなってきたぞ…?
「今日に至るまで、世界中のアーティスト達により、
様々な歌詞がつけられて歌われている。
中でもアメリカの歌手、
ジョニーマティス(John Royce Mathis)が、
クリスマスソングとしたことで有名になった。」
な〜るほど。
なんとなくわかってきましたよ。
つまり、14世紀に書かれた
「SOLEADO(ソレアード)」という曲を、
後からいろんな人が、その都度こねくり回して、
ちゃっかり自分の曲にしちゃったわけですね。
ちゃっかりさん大集合。
ま、そんな歴史を持った曲のようです。
したがって本来はクリスマス・ソングではない。
そのうち、
この世に生を受けた子供の誕生を、
静かに祝うといった内容になり、
最後はキリストの誕生にかけて、
クリスマス・ソングとして扱われるようになった。
とまあ、そんな風に解釈すればいいんでしょうね。
ちなみに、最初のメロディーは、
♪私のお墓のま〜えで〜♪
あれと似てますねえ。
ふふふ。
まあ、意地悪な詮索は、
このくらいでやめておきましょうか。
大切なのは、この曲の美しさです。
そして美しいアレンジとジャミンの歌声です。
シモンの重厚な低音が、
全体をどっしりと支えていて、
なんとも気持ちのいいサウンドになっています。
スティーヴ〜コージロー〜シモン〜レンセイ
とメロディーを引き継ぎながら発展していく手法は、
「A Groovy Kind Of Love」と同じです。
(順番は異なりますが)
ここでも4人の持ち味が見事に生かされていますね。
いやあ素晴らしい。
レンセイの書くア・カペラ・アレンジは、
今後も大いに期待が持てますね。
がんばってね〜。
そして、この作品は、
「X'mas Fantasy コンサート」の定番として、
年末にしか演奏しなかったのですが、
そんないきさつがあるのなら、
いつでもやっちゃいましょう。
そんな意味もあっての収録となりました。
では私も、
心静かにこの曲を聴いて、感動に浸りながら、
日頃の自堕落な生活を浄化するとしましょうか。
♪♪♪
(おい)
ん…?
-------------------------------------------
10. Let's Do It
(レッツ・ドゥー・イット)
lyrics & music : Cole Porter
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲の存在を初めて知ったのは、
ウディ・アレン監督による
『ミッドナイト・イン・パリ』という映画。
いやあ、この映画最高でしたね。
小説家に憧れるアメリカ人の若者がパリで、
なんと、芸術の華咲き乱れる、
1920年代にタイム・スリップ。
伝説のクラブ「マキシム」で、
本物のヘミングウェイやダリ、
スコット・フィッツジェラルド夫妻、
らに遭遇するという、
まあ、いかにもウディ・アレンらしい、
奇想天外、楽しさマックスの大人のファンタジー。
その中で、
本物のコール・ポーターが、
(もちろん映画の中でのお話)
ドレス・アップした美女たちに囲まれて、
この曲を弾き語りしていたのです。
これはすぐにジャミンでやろうと思いましたね。
(レンセイを中心にやったら楽しそう…)
「鳥もハチも、賢いノミも、
みんな恋をする
さあ、僕らも恋をしよう
スペインのえら〜い人も恋をする
リトアリア人もラトヴィア人も
恋をせずにいられない
さあ、恋をしようよ」
とまあ、こんな感じのメチャメチャ楽しい歌。
果ては、
ボストンの豆粒も、
オイスター・ベイのカキも、
クラゲも、電気ウナギも、金魚鉢の金魚も、
みんな恋しちゃうわけです。
もうもうバカバカしくて最高ではありませんか。
ただし、英語のよくわかる方は、
逆に禁物です。
よくよく調べてみると、
ちょっとドギツい人種差別や、
お下劣な表現も多々あって、
「こら、ポーター!遊びが過ぎるぞ!」
と言いたくなるかもしれませんから。
従って、和訳は先述のように、
単純明快にしておきました。
「知らぬが仏」
ま、堅い話は抜きにして、
楽しさだけを享受すればいいのではないでしょうか。
サウンドは、
昔一世を風靡した、アメリカの白人ダンス・バンド、
「アーティー・ショー楽団」のイメージで書きました。
♪パパッパー ♪パパッパー
そう、このバンドは、
いたるところ、♪パパッパーのオン・パレード。
だから私も、
♪パパッパーの連発。
♪パパッパー ♪パパッパー ♪パパッパー
もうこれだけで、
この世はバラ色。
あははは。
ちなみに最後には寸劇も用意しました。
みんなが意地悪して、
レンセイにだけは「Do It !」を言わせないのです。
これがまた楽しいのです。
ぜひライブでは、
そんなところも注目してみて下さい。
では、みなさんも、
♪パパッパー ♪パパッパー
もうもう満面笑みになること間違いなしですよ。
♪パパッパー ♪パパッパー
(あ、それ)
♪パパッパー ♪パパッパー
(あ、それそれ)
♪パパッパー ♪パパッパー
ただし、
i-podを聴きながら、
「♪パパッパー ♪パパッパー」
と、町中をニヤニヤしながら歩くのは、
おやめになった方がよろしいかと…。
周りの人から、
変な目でジロジロ見られるでしょうから。
ええ。
それだけは、おやめになった方が…。
……。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
-------------------------------------------
(つづく)
明日(14日)は辻堂「テラスモール湘南」
でフリー・ライブ。
どうか寒くなりませんように…。
風邪なんかひきませんように…。
そして明後日(15日)は、
お台場「ヴィーナス・フォート」
でのフリー・ライブ。
こちらは屋内です。
たくさんの人が集まってくれるといいですね。
充実の年末はまだまだ続く。
打ち上げの酒もまだまだ続く。
ん…。
SHUN MIYAZUMI
December 08, 2013
COCKTAIL(カクテル)その3
予想通り、
12月に入った途端、
毎日仕事に追われて、
なかなか更新できませんでした。
あいすみません。
えっ?
これも仕事?
たしかに…。
……。。。
では、さっそくいっちゃいましょう。
『COCKTAIL』PART3
そしてジャケット写真もついに公開!!

さあ、今日も、
どんな話が飛び出しますでしょうか…。
わくわく…。
『カクテル』 <表裏一体楽曲解説> 第三弾!
表裏一体解説!
(もういいから)
05. I Wish
(アイ・ウィッシュ(回想))
lyrics & music : Stevie Wonder
arrangement : Lensei & jammin' Zeb
1960年代最大のスター(アーチスト)は、
なんといってもビートルズでしょうが、
1970年代は、
「この人の時代」と言ってもいいでしょうね。
そう、スティーヴィー・ワンダー。
1972年、まだ大学生だった私は、
『Talking Book』というアルバムを聴いて、
あまりのクォリティーの高さとカッコ良さに、
脳天を割られたような衝撃を受けました。
その昔「リトル・スティヴィー」
と言われていた可愛い坊やが、
(この頃の作品も好きでしたが…)
ものの見事に華開いたというわけですね。
まさにWonder!!!
その後も年1枚というハイ・ペースにも関わらず、
大傑作アルバムを発表し続けた、
ミラクルとも言える創作力は、
ポップ・ミュージック界に燦然と輝き続ける快挙!
だと思います。
『Innervisions』(73年)
『First Finale』 (74年)
『Key Of Life』 (76年)(これ2枚組)
『Hotter Than July』(80年)
などなど、
まさにスティーヴィー旋風が世界中に吹き荒れた、
すごい時代でした。
この「I Wish」というご機嫌なナンバーは、
その『Key Of Life』に収録されていましたかね…。
私らのような年代のファンは、
「回想」という邦題も懐かしいですわ〜。
で、なぜ「回想」なのかという答えは、
アルバムに添付されている、メンバーによる和訳を、
読んでいただければ一目瞭然なので、
ここでは割愛します。
そして、このレンセイのアレンジによる、
ジャミン・ヴァージョン「アイ・ウイッシュ」も、
みなさん、初めてライブでお聴きになった時、
同じような衝撃を受けたのではないでしょうか。
シモンを中心に、
全員がソロにコーラスに、
獅子奮迅の大活躍。
いやあ本当に凄い「ア・カペラ」アレンジです。
拍手、拍手、大喝采ですね。
細かいことは言いますまい。
まだ体験されてない方のために。
ただひとつ、
これだけは言えると思います。
このアレンジを完璧に歌いこなせる、
ア・カペラのグループは、
日本ではもちろんのこと、世界でも、
そう何組もいないのではないでしょうか。
やりましたねレンセイ君。
やりましたねジャミン。
だから、もっともっと書いてね。
うんうん。
(またサボる気だろ)
えっ?
-------------------------------------------
06. We're All Alone
(ウィー・アー・オール・アローン)
lyrics & music : Boz Scaggs
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
アメリカのシンガー・ソング・ライター、
ボズ・スキャグスが1976年に発表して大ヒットした、
70年代を代表するラヴ・バラード。
最近この人、
ジャズのスタンダードなんかも歌ってるみたいですね。
ま、声が甘いですからね。
今だに女性には大人気なんじゃないかな。
以来、世界中のいろんな歌手がカヴァーしました。
でも、ほとんどがバラードです。
ほとんど原曲のまんまです。
しかし、それではジャミンがやる意味がない。
原曲のイメージを損なわずに、
あっと驚くアレンジで蘇らせる。
これがジャミン・サウンドです。
今までも、そうしたコンセプトをかたくなに守って、
今日まで来たわけですからね。
ええ。
というわけで、
このジャミン・ヴァージョンは、
「ラテン・ファンク」とでも言いましょうか。
華やかなラテン・リズムの8ビートで、
感動的に仕上げてみました。
最初の2コーラスは、
コージローとレンセイのソロが中心。
同じ旋律、同じキーなのに、
まったく違う印象を与える、
二人の個性的な歌い方に着目して下さい。
こんな贅沢が出来るのもジャミンならでは…。
そしてピアノ・ソロを挟んで後半は、
ジャミンならではの、リズミックな、
「コレデモカ〜!」コーラスの嵐。
「When I Fall In Love」や「Peace On Earth」
を彷彿とさせるような、
強烈な4声コーラス・ワークの後に待っているのは、
高らかに「愛」を歌い上げる感動のクライマックス!
ちょっと言い過ぎましたかね…。
ちなみに、この曲の邦題は難しそう。
「二人きり」「ふたりぼっち」…。
う〜ん、あんまりパッとしませんね。
リタ・クーリッジのヴァージョンでは、
「みんなひとりぼっち」
という邦題だったようですが、
これはとんでもない誤訳ですね。
けっこう深い内容の詞みたいで、
適当な邦題をつけるのは、
かえって価値を下げるかもしれません。
ですから、ここでは、単に、
「ウィー・アー・オール・アローン」
としておきました。
みなさんも、
これで慣れて下さいませ。
それにしても、、、
これまた大作になってしまいましたね。
いいんでしょうか。
こんな力作ばかりで。
いいんです。
いいんです!
(はいはい)
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
-------------------------------------------
07. Moonlight In Vermont
(ヴァーモントの月)
lyrics : John M. Blackburn
music : Karl Suessdorf
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
ヴァーモント州というのは、
アメリカの北東部に位置する小さな州。
行ったことはありませんが、
なんとなく寒そうですね。
歌詞にも「雪明かり」なんてフレーズもあるし…。
で、この作品は、
1944年に「電力会社」のコマーシャル・ソング、
として作られたようですね。
アメリカのCMは、
曲までお洒落なんですね。
なんとなく羨ましい…。
ヴァーモントの美しい自然を、
あちこちに散りばめた、
美しい、ロマンチックなバラードで、
エラ・フィッツジェラルドやフランク・シナトラ、
なんかも好んで歌っていますね。
さて、通常こうしたスタンダード曲は、
8小節単位の構成が多いのですが、
この曲は6小節でひとくくり、
という変則的なメロディー構成になっています。
つまり、
「6・6・8・6」
これでワン・コーラスなんですね。
これがまた、
なんとなく「田舎っぽさ」(というと失礼かな)
「素朴さ」をかもしだしていて、
聴いていてほのぼのとした暖かさを覚えます。
こんな味を出せるのは「彼」しかいないな…。
そう思って我がジャミン・ヴァージョンでは、
リード・ヴォーカルをスティーヴに託しました。
いやあ、実に上手く歌ってくれました。
セカンド・イントロのトロンボーンも最高。
作戦成功ですね。
わっはっは。
しかも書き終えたのが、昨年の3月13日。
偶然にも彼の誕生日だったわけです。
これも何かの縁でしょうか…。
ジャズ・バラードなのに、
コーラスは「ドゥワップ」の手法で書いてみました。
スタンダードとドゥワップ・コーラスの融合。
あまり聴いたことのない、
画期的なアイディアと自負しておりますが、
さあ、果たして成功してますでしょうか…。
ううむ…。。。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
-------------------------------------------
08. Bluesette
(ブルーゼット)
lyrics : Norman Gimbel
music : Toots Thielemans
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
もう1曲いっちゃいましょう。
ジャズ・ハーモニカの第一人者、
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)氏。
彼の書いたチャーミングな作品、
『Bluesette』(ブルーゼット)。
いやあ、なんとも愛らしい曲ですねえ。
「失恋をして落ち込んでる、
可哀想なブルーちゃん。
でも、気づいてないのかい、
新しい恋がすぐそこまで来てるんだよ。」
原曲はワルツです。
3拍子です。
でも、それじゃジャミンがやる意味がない。
(またそれか…)
しかもワルツだと、
どうしても、こじんまりしてしまう。
せっかくだから、
より優雅に感動的にしたいなあ…。
というわけで、
お洒落なボサと、ワクワクするようなサンバ、
名付けて「ボサンバ」♪
なるリズムを考案してみました。
えっ?
あまりいいネーミングではない?
まあまあ。
コージローのリードに始まり、
レンセイが受けた2コーラスめから、
お洒落なコーラスが絡んでいくという、
お馴染みジャミン・ワールドな展開。
そして、
日本のトゥーツ・シールマンスとも言える名手、
西脇辰弥の見事なハーモニカ・ソロが続きます。
ま、間奏はこれだけでもいいんですが、
私もこの曲大好きだから、
ピアノ・ソロもやらせてねえ〜、
としゃしゃり出たおかげでソロは倍の長さに。
あははは。
そして後半は、
美しくも優雅なハーモニーが延々と続く、
ジャミン・ゼブ・サウンドが満開です。
狙った通り、
感動的なクライマックスになりました。
朝聴くと爽やかに目覚めるでしょうね。
昼下がりの公園で聴くのも良さそう。
お天気いいからお洗濯しながら聴きましょう。
夜はゴージャスなレストランで「これかけて〜」。
小粋なバーでワインをかたむけながら、はいコレ。
あらあら、
なんとオール・マイティーな楽曲なんでしょう。
そんなに欲張っていいんですか?
いいんです。
いいんです!!!
(ん…)
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
Chromatic Harmonica : Tatsuya Nishiwaki
-------------------------------------------
(つづく)
先日「ユニクロ」で、
いっぱい買い物をしました。
ヒートテックの長袖のTシャツとズボン下数枚。
フリース仕立てのトレーナー上下。
ぶ厚い毛糸の靴下。
これで寒さ対策は万全です。
今年はバッチリです。
さあ来い真冬!
今年はこわくないぞ!!
わっはっはっは。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
November 25, 2013
COCKTAIL(カクテル)その2
めっきり寒くなってきましたね。
ぶるぶる…。
でも、ジャミン・ゼブ・ファンのみなさん、
この冬は万全です。
なぜなら、このアルバムが、
身も心もポカポカにしてくれるからです。
大きく出ましたね。
いいんでしょうか、そんなこと言っちゃって。
いいんです。
いいんです!
(はいはい)
では、さっそくいってみましょう。
ジャーン!
『COCKTAIL』PART2
『カクテル』 <表裏一体楽曲解説> 第二弾!
表裏一体解説!
(もういいから)
02. A Groovy Kind Of Love
(グルーヴィー・カインド・オブ・ラヴ(恋はごきげん))
lyrics & music : Toni Wine, Carole Bayer Sager
arrangement : Lensei & jammin' Zeb
この曲の作家クレジットにある、
Carole Bayer Sager(キャロル・ベイヤー・セイガー)
という名前を見てピンとくる方は、
かなりのPOPS通でしょうね。
1960年代〜80年代にかけて活躍した、
作詞、作曲の才媛で、
私、この人の曲けっこう好きでしたね。
お洒落で。
映画『Arthur(ミスター・アーサー)』のテーマで、
クリストファー・クロスが歌って大ヒットした、
「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
(Best That You Can Do)や、
ディオンヌ・ワーウィク、エルトン・ジョン、
そしてスティーヴィー・ワンダーらが一緒に歌って、
話題になった名曲、
「フレンズ」(That's What Friends Are For)
などにも、
バート・バカラックらと並んで、
作家としてクレジットされています。
自ら歌まで歌ったソロ・アルバムなんかもあって、
これが、なかなかに洒落たAORミュージックで、
若い頃、よく聴いておりました。
なつかしいなあ…。
そんな彼女のデビュー作品がこの、
「グルーヴィー・カインド・オブ・ラヴ」。
1965年、彼女が高校生のときの曲だそうです。
歌ったのは、3人組のグループ・サウンズ、
マインドベンダーズ(The Mindbenders)。
「恋はごきげん」という邦題で、
日本でも発売されましたが、
あまりヒットしなかったようですね。
私、レンセイがこの曲持ってくるまで、
知りませんでしたから。
リアル・タイムなのに…。
でも、レンセイがカヴァーした、
このアカペラ・アレンジは秀逸です。
見事と言う他ありません。
無駄な音がひとつもなく、
メンバー、一人一人の持ち味が、
完璧に引き出されています。
シモン(E)〜スティーヴ(F♯)
〜コージロー(A♭)〜レンセイ(A)
と、リードを取るメロディ・ラインにともなう転調も、
実にスムーズで、抜群のセンスの良さです。
60'sの香りがプンプンしていて、
小品ながらなんとも楽しい楽曲ですね。
それにしてもレンセイ君。
ますますアレンジの腕、上げましたね。
おじさんもウカウカしてなれなくなりました。
だから、もっともっと書いて下さい。
もっともっとウカウカさせて下さい。
(サボリたいだけだろ)
ん…?
-------------------------------------------
03. Let's Face The Music And Dance
(レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス)
lyrics & music : Irving Berlin
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
さあ今度は楽しいダンス・ナンバー。
コール・ポーター、ジョージ・ガーシュインらと並ぶ、
アメリカを代表する大作曲家、
アーヴィング・バーリン(Ieving Berlin)の名曲を、
エキゾチックなラテンのリズムでお送りします。
イエ〜イ!
彼の代表作といえば、なんといっても、
『White Christmas(ホワイト・クリスマス)』ですね。
ビング・クロスビーの歌ったシングル盤は、
史上最も売れたシングルなんだそうです。
孫子の代まで楽に暮らせる印税を稼ぎましたね、
バーリンさん。
いいなあ…。
あと、アメリカ大リーグ中継でよく歌われる、
「ゴッド・ブレス・アメリカ」も彼の作品。
「第二のアメリカ国歌」と言われてますね。
他にも「How Deep Is The Ocean」「Blue Sky」
ミュージカル「ショーほど素敵な商売はない」など、
本当にたくさんの名曲を残した人です。
ずいぶん稼いだでしょうね。
(またそれか)
で、この「レッツ・フェイス〜」(長いので省略)
ジャミン・ヴァージョンのお話。
昨年秋のこと。
「埼玉会館小ホール」で開催される、
けやきファーム主催のコンサートで、
地元の「モダン・ダンス・アカデミー」のみなさんと、
なにか競演しようではないかということになりました。
しかし、それまでのジャミンのレパートリーでは、
適当な曲が見当たらない。
そこで、この曲を思い出し、
新たに書き下ろしたというわけです。
タイトルにも「Music & Dance」とありますしね。
いわば企画から生まれたアレンジで、
これ、みなさんに感謝しなくてはいけませんね。
おかげさまで1曲、
貴重なレパートリーが増えました。
総スコア・ページ30枚という大作。
華やかなブラス・サウンドと、
多彩なパーカッションのあんなこんな、
ノリノリのリズム・セクションに支えられて、
ジャミン・ゼブが自由奔放に歌いまくるという、
まさに絢爛豪華(けんらんごうか)な世界。
自分で言うのも何ですが、
これはまさに渾身のアレンジです。
そして、
書く方も書く方なら、
歌う方も歌う方。
圧倒的な仕上がりになったと自負しておりますが、、、
天国のバーリンさん、
はたして気に入ってくれるでしょうかねえ。
ドキドキ…。。。
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
Sax : Aokki
-------------------------------------------
04. 祈り雪
lyrics : MIYAKO
music : Shun Miyazumi
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲を書いたのは2010年の秋ですから、
もう3年も前のことになりますね。
その年の12月に「日本橋三井ホール」で開催される、
『X'mas Fantasy』コンサートに、
なにか冬っぽい、日本語のオリジナルが欲しいなあ、
そう思ったのがきっかけでした。
以来たくさんの方から、
この曲のCD化を望む声をいただきましたが、
なかなか実現に至りませんでした。
ようやくですね。
ようやく陽の目をみることができました。
良かったです…。
……。
この曲の詞を書いてくれたのは、
ジャミンの日本語オリジナルには欠かせない、
明石在住のMIYAKOちゃんです。
「Beautiful Smile」「Seasons」も、
それはそれは素晴らしい詞でしたが、
この「祈り雪」も実に感動的ですね。
「今あなたの心に幸せが降り積もるように♪」
このくだりはいつ聴いても胸が熱くなります。
よく、こんなフレーズ思いつきますよねえ。
俺もたまには祈ってみようかな…。
(おい)
さて、彼女と作品を作るときは、
まず私が曲を作ります。
そのデモ・テープを彼女に送ると、
もう翌日には詞がやって来る。
(すごい早書き…)
その詞を見た途端、
すぐにアレンジのアイディアが生まれるんですね。
「全編パイプ・オルガンのサウンドで行こう」
という発想も、
途中の「教会音楽風コラール合唱」の発想も、
詞を見てすぐにイメージが湧きました。
ただしこのコラールの部分、、、
メンバーからは「拷問だ」と言われましたが。(笑)
全体のサウンドは、
かつての「プログレ・ロック」をちょっと意識しました。
クリムゾン・キング、プロコル・ハルムetc.
山木さんのドラムも、
ちゃんとそのあたりおわかりのようですね。
どっしりとした重厚なサウンドが、
より一層、
感動の世界へ誘(いざな)ってくれるでしょう。
そして、いよいよ、
今年の冬はこの曲を演奏する機会が、
極端に増えそうです。
もちろん暮れの『Double Christmas Fantasy』でも、
感動的なシーンになるのは間違いありませんね。
美しい照明と一体になった、
素晴らしいものになることでしょう。
そんな、ジャミンの歌うこの『祈り雪』が、
この先もずっとずっと多くの方に愛されますように。
心から祈りたいと思います。
今の素直な私の気持ちです。
ふだん祈ったことなどないのですが…。
(おい)
Organ : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
-------------------------------------------
(つづく)
おかげさまで、
この数日ゆっくり休むことが出来ました。
怒濤の12月に向けて、
万全の体調で臨めそうです。
そして今週の金曜日(29日)は、
恒例「A'TRAIN」のピアノ・ライブ。
これまた万全の体調で臨めそうです。
ただし、ここで乗りすぎると、
途端に12月のジャミンに支障を来す。
しかし、私は、かまわず乗りまくるだろう…。
ううむ…。
難しいところだ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
November 19, 2013
COCKTAIL(カクテル) その1
2013年12月18日。
ジャミン・ゼブのニュー・アルバムが発売になります。
そのアルバム・タイトルは、
ジャーン、、、
『COCKTAIL』
えっ?
もう知ってる?
それはそれは、失礼致しました。。。
これ、『Garden』以来久々のフル・アルバムですね。
アルバムとしては、
通算7枚目ということになります。
(『DVD』『元気ですか』『ベスト盤』を除く)
帯原稿にはこんなキャッチ・フレーズが。
「季節を越え、お洒落なひとときに酔う
スーパー・ヴォーカル・グループ、
情熱のフル・アルバム
ジャミン・ゼブ / カクテル」
うまいですねえ。
これ、誰が考えたんでしょう。
(私ではありません)
でも、まさに言い得て妙とはこのことです。
「情熱のフル・アルバム」か…。
うんうん…。。。
ということで、
ここからしばらく、このブログでは、
この『COCKTAIL』を、
私自ら徹底解説してみようと思います。
少し早くはありますが…。
みなさんの鑑賞のお伴になればと…。
そして今回は、「表」も「裏」も、
併せての楽曲解説となります。
楽曲の知られざる逸話、
アレンジ上の種明かし、
制作過程におけるエピソード…。
こんなことも、あんなことも、
面白可笑しく一挙大公開!!!
ですから、
CDを手にされたあとも、
また、このページに戻って来て下さいね。
何度でも、何度でも…。
はい…。
さて、前置きが長くなってしまいました。
まずは、
どんな曲が収録されているのか、
見てみましょう。
-------------------------------------------------
■COCKTAIL
01. Begin The Beguine(6:05)
02. A Groovy Kind Of Love(2:47)
03. Let's Face The Music And Dance(5:38)
04. 祈り雪(5:54)
05. I Wish(4:04)
06. We're All Alone(4:53)
07. Moonlight In Vermont(4:57)
08. Bluesette(5:08)
09. When A Child Is Born 〜Soleado〜(2:57)
10. Let's Do It(5:27)
11. Have Yourself A Merry Little Christmas(4:38)
12. This Night(7:11)
【トータル時間】01:00:16
-------------------------------------------------
確かに季節を越えてますね。
海辺のリゾート地で聴きたい曲もあれば、
クリスマス・ソングまであるという、
バラエティに富んだライン・ナップ。
しかも、12曲で1時間を超えてしまうという、
ヴォリュームたっぷりの内容。
これは聴きごたえありますよ〜。
さあ、もう前置きはいいですね。
さっそく1曲目にいくとしましょう。
わくわく…。
……♪♪♪
01. Begin The Beguine(ビギン・ザ・ビギン)
lyrics & music : Cole Porter
arrangement : Shun Miyazumi, Shoji Yuasa & jammin' Zeb
さあ、そんなアルバム・タイトル『カクテル』に、
まさにピッタリのこのナンバー。
コール・ポーターの名曲「Begin The Beguine」で、
華やかにスタートです。
「Beguine」というのはリズムの名前です。
カリブ海は西インド諸島のどこかで流行った、
ダンス・ミュージック。
ズンチャカズッチャ ズッチャズッチャ♪
ズンチャカズッチャ ズッチャズッチャ♪
ですからタイトルを直訳すると、
「ビギンを始めよう」ということになりますね。
ちなみに、このポーターさんは、
この「Beguine」というリズムがお好きみたいで、
ジャミンがかつてやった『So In Love』も、
原型は「ビギン」のリズム。
ゆったりとした、官能的なスロー・ビギン。
しかし私は、強烈なサンバでやっちゃいました。
かまうものか。
あははは。
そして、この『Begin The Beguine』も、
オリジナルは「スロー・ビギン」です。
しかし、これまた軽快なラテン・ナンバーに、
モデル・チェンジしてしまいました。
なぜか?
曲がおそろしく長いからです。
普通、スタンダードやポップスは、
ワン・コーラス32小節くらいが、
平均的な長さです。
しかしこの曲は、ワン・コーラスが、
なんと、、、
108小節もあるのです。
こんな長い曲をスローでやったら、
日が暮れてしまいますね。(笑)
ということで、アレンジの構成も、
考えて考えぬきました。
どうやったら飽きさせないで、
最後までいくのか?
曲を分断してピアノ間奏を入れたり、
ピアノとコーラスが掛け合うバンプ(Bump)を、
新たに開発したり。
あの手、この手を駆使して、
ようやく出来上がりました、
ジャミン・ヴァージョン『ビギン・ザ・ビギン』が。
またしてもポーターさん、
怒ってるかなあ…。
かまうものか。
あはははははは。
さあ、もう、冒頭から、
いきなり「カリブ海」のイメージですよ。
真っ青な空。コバルト・ブルーの海。
行ったことはありませんが。
美しいカリブ海に面した、
高級リゾート・ホテルのオープン・カフェ&バーで、
トロピカル・ドリンクをオーダーする私。
すると、向こうの方から、
カトリーヌ・ドヌーヴのような美女がやって来て、
「あの、ご一緒してもかまいませんか?」
お洒落なタキシードに身を包んだ私は、
笑顔で、さらりと、「ええ、どうぞ」。。。
そんな絵が浮かぶではありませんか。
(ん…?)
ま、冗談はさておき、
本当に素敵な仕上がりになりました。
4人4様の個性豊かなソロ回しから、
ピアノ・ソロを挟んで、
後半は「ハイ・ノート」をふんだんに使っての、
エキゾチックで官能的なハーモニーが、
これでもか、これでもかと続きます。
そう、この曲のハーモニー・パートは、
各人の持つ「高音」への挑戦とも言えますね。
まさに、成長著しいジャミン・ゼブの新境地。
そして、
相変わらず美しいシンバル・ワークが冴えわたる、
山木秀夫さんの素晴らしいドラミング。
各種パーカッションを巧みに使いわける、
萱谷亮一さんのワクワクするような、
リズムのオン・パレード。
そんな、このリズム・アレンジは、
すべて、わが相棒「Y浅ショージ」のアイディアです。
そういえば彼は、
元「サンディー&サンセッツ」のドラマー。
ジャマイカの「レゲェ・サンスプラッシュ」で叩いた、
日本人初のドラマーなんですよ。
カリブといえばショーちゃん。
ショーちゃん、ありがとう。
やるときはやるね。
おれたち…。
(自画自賛)
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
-------------------------------------------
あらあら、
もうこんな時間。
本当はあと2曲くらい行こうかと思ってたのですが…。
いずれにしても、
これから楽しい話題が満載のジャミン・ゼブ。
この冬はジャミンから目が離せませんよ〜。
次回も早めに更新予定です。
がお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
(本編久々の登場)
ん…。
(つづく)
いやあ、このアルバムは、
本当に時間がかかりました。
思い起こせば、
レコーディングを本格的に始めたのが、
今年の1月23日。
ところが、その前日に母が倒れて、
いきなり私はレコーディングをパス。
それから紆余曲折、
いろんなことがあって、
再び軌道に乗ったと思ったら、
今度は私が1ヶ月のリタイア。(7月)
……。
気がついてみたら、
もう11月も半ばではありませんか。
当初は13曲を予定していたのですが、
とても間に合いませんでした。
あいすみません…。
でも、充分聴きごたえのあるアルバムです。
お腹いっぱいになるの間違いありませんから、
今回はこれで許して下さい。
ということで、
しばらくはノンビリしよ〜っと。
えっ?
ダメ?
おい、ショージ!
君は鬼か!!!
(と、さっきとは逆のエンディング)
……。
SHUN MIYAZUMI
woodymiyazumi at 16:41|この記事のURL│Comments(13)
November 04, 2013
能楽堂
今年も行ってまいりました。
岡崎。
「岡崎ジャズ・ストリート」。
今年で4年連続になるのですが、
毎年楽しみにしている遠征のひとつです。
なかでも大好きなのが、
岡崎公園内にある、
この「能楽堂」でのライブ。

徳川家康生誕のこの場所は、
歴史の大好きな私にとっては、
たまらない空間ですね。
戦国の昔に想いを馳せながら、
ジャミン・ゼブのリハーサルを進めるという、
なんとも不思議な時間の流れを毎年楽しんでいます。

木々にこだまする、
ジャミンのハーモニーが、
自然と調和していく感覚がとってもいい感じ。
うんうん…。

そして、
毎年、毎年、お客さんの数が増えているのも、
なんとも嬉しいですねえ。
今回は昼夜2回とも、
立ち見が出るような大盛況でした。
ここ岡崎でもジャミンは、
次第に定着しつつあるんだなあ、
と感慨深いものがありましたね。
(お写真すべて拡大可)

さあ、昼の部が終わると、
広い公園内をちらっと散歩。
家康ちゃんが生まれた岡崎城は、
この「能楽堂」の脇の階段を登ったところにあります。

あら、どこかで見たことがあるようなお方が…。

ちょっと近づいてみましょうか。

ちなみに、この人がこういう顔をしているときは、
なにか悪だくみをしているときであって、
真剣に何かを考えてるのではありません。
お間違えなきように。
さ、そろそろ夜の部だよ、ショーちゃん。
この「かがり火」の雰囲気もいいよねえ。

そしてライブ終了後は、
またしても「世界の山ちゃん」で腹ごしらえ。
「手羽先」を大いに食う。
食って食って食いまくる。
そして、このお方とホテルの私の部屋で、
「日本シリーズ」を見ながら大いに飲む。
そうこの時期はいつも、
野球も盛り上がる時期なんですね。
「スポーツ・ニュース」を見ながら、
さらに飲む。
飲んで飲んで飲み明かす。
そんな楽しい岡崎ライフ。
また来年も行きたいな。
えっ?
肝心のライブの出来はどうだったんだ、
ですって?
おっと、そうだった…。
……。
(おわり)
その「日本シリーズ」。
いやあ、今年は本当に面白かったですねえ。
どの試合も手に汗にぎる大熱戦。
そして「東北楽天イーグルス」初の日本一。
本当に感動しました。
東北のみなさん、
とりわけ被災地のみなさんに勇気と希望を与える、
見事な優勝でしたね。
巨人ファンのみなさんには申し訳ないけど、
今年はこれで良かったような気もします。
というわけで、
あ〜あ、
野球も終わっちゃった。
仕方がない。
仕事でもするか…。
(おい)
ん……。
SHUN MIYAZUMI
June 09, 2013
再び信濃の国日記 最終回
ジャミン・ゼブ初のベスト・アルバム
『EARLY YEARS Best of jammin'Zeb』
ようやく発売になりましたね。
パチパチパチ。
みなさん、もうお聴き(ご覧)になりましたでしょうか。
なつかしい音や映像に、
さぞやニンマリされてる方も多いのではないでしょうか。
いずれ、この裏話もしなくてはなりませんね。
でも、まだまだこれからです。
私自身も初心に帰り、ますます頑張ろうと、
気持ちを新たにしているところです。
むむむ…。
(闘志満々)
ということで、前置きはこのくらいにして、
今日もまた、あの5月の爽やかな信濃路に、
思いを馳せることにしましょうか…。
5月15日(水)快晴
5時半起床。
これで4日連続の早起きだ。
ふ〜…。
さすがにバテバテだが、
がんばって最上階のレストランで朝食。
あら、今日もいい天気だこと。

チェック・アウトを済ませ、
7:15にホテルを出発。
約45分のバス移動の後到着したのは、
「両小野(りょうおの)中学校」というところ。

おっ、野球部の連中が、
早朝素振りをやってるな。
みんな頑張れよー。

おお、なんか、このチームは強そうだぞ。
生徒数93人と、
どちらかというと小さな学校だが、
スポーツは盛んなようだ。
うんうん。

あら、今日はスティーブが先生で、
シモンが生徒ですか?
なんの授業なんでしょうね?
(答えはFacebookを見ると分かりますよ〜)

そして生徒たちが、
各々椅子を持って体育館に集まって来た。

「はじめまして。ジャミン・ゼブで〜す。」

♪世界にひとつだけの花〜♪

みんな、楽しんでくれたかな。
また会おうね〜。
「さあ、急いで移動だ。
みんな早くバスに乗りなさい。」
というわけで、
いよいよ最後の学校「塩尻中学校」へ向かう私たち。
♪♪♪
20分後に到着したら、
早くも音響のセッティングが完了していた。
まさに神業とも言える「長野舞台」チームだ!
みなさん、本当にお世話になりました。
またぜひご一緒したいですねえ。

それにしても大きな体育館だこと…。

「みんなで『故郷(ふるさと)』を歌いましょう。
僕たちがハモをつけるから、
みんなはメロディーを歌ってね。」
♪うさぎ追いしかの山〜
こぶな釣りしかの川〜♪

そして…、
ついに…、
この中学校では…、
しだいに女子たちのボルテージが上がっていき、
「キャーーーーッ、レンセイ〜〜〜〜!」
「キャーーーーッ、シモン〜〜〜〜〜!」
と、昨年の高校ライブを彷彿とさせるような騒ぎに、
なって行ったのだった…。

控え室に戻ってみたら、
あら大変。
4、50人くらいの女子生徒が乱入し、
「キャーキャー」とメンバーをもみくちゃにしていた。
(男子も数人いたが…)

「あなたたち、なにやってんのよ〜。」
よ、慌てて止めに入った女性の先生も、
よくよく見ると、
なんだか嬉しそうだったなあ…。
「シモ〜ン、握手して〜。」
「レンセイやば〜い〜〜!」
「あたし今日、手洗えな〜〜〜〜い♡」

「コージロー、また来てね〜。」
「スティーブ、めっちゃ上手いよ〜。」
と、なぜかこの学校では、
みんな呼び捨てだったのが気になったが…。
あははは。
まあ、いいか。

そして、すべての行程を終え、
無事、時間通り塩尻駅に到着。
スタッフのみなさん、バスの運転手さん、
本当にお疲れさまでした。

み「さ、まだ時間があるから遅めの昼食としよう。」
コ、レ「わ〜い、何食べようかな〜。」

ス「またFacebookあげといたぞ〜。
ウッシッシ。」
シ「どれどれ…。」

そして、私のこのツアー最後の食事も、
またまた蕎麦だった。
しかも、駅の中にある、
普通の食堂の蕎麦なのに、
これがまた、美味いのなんの…。

蕎麦好きの私(ショーちゃんも)からすれば、
本当に信州の人が羨ましくなってしまう。
またしても、そんな旅だった。
でも、なんか心暖まる、
いいツアーだったな。
また来るぞ〜!
♪信濃の国は 十州に〜
境連ぬる国にして〜♪
(「信濃の国」より)
(「再び信濃の国日記 おわり)
昨日(6/8)、
「藤原洋記念ホール」にお越しのみなさま、
ありがとうございました。
おかげさまで、
とっても素敵な「EARLY YEARS リリース・ライブ」
になりました。
CDもたくさんお買い上げいただき、
本当に幸せな一日でした。
それから、
前回の記事に楽しいコメントを下さったみなさんも、
ありがとうございました。
なんだか先週はバタバタ続きで、
ロクにお返事も書けず、
失礼致しました。
これに懲りずに、
また楽しいコメントお待ちしてますね。
♡♡♡
さ、今度は名古屋ですね。
久しぶりの「手羽先」ですね。
「世界の山ちゃん」待っててね〜〜〜。
(違うだろ!)
ん…。。。
SHUN MIYAZUMI
June 02, 2013
再び信濃の国日記 その3
梅雨入り宣言が出たというのに、
毎日いいお天気だこと。
こういうはずされ方は大歓迎ですね。
では、今日も信濃路日記の続きです。
5月14日(火)快晴
朝食後、7時50分にホテルを出発。
1時間10分(35km)という長い長いバス移動。
運転手さん、毎日ご苦労さまです。

地理的にどこを走ってるのかわからないが、
「木曽方面」という看板が見えたから、
南西は岐阜県境の方に向かってるのか…?
今日もまた、一段と大自然に圧倒される。
長野は広いんだなあ…。

それにしても、
さすがに3日連続の早起きだから、
そろそろ疲れが溜まる頃かな…。
バスの中が静かになって来たぞ。
あら、スティーヴ君、
いい感じでおねんねだこと。
パチリ。
ウッシッシ…。

あら、このひとも…。

そして、ようやく到着したのが、
「楢川中学校」という山間(やまあい)の、
小さな小さな中学校。
生徒数はたったの49人だそう。

海抜、なんと、955.97メートル…。
「生徒はみんな山を登って通うんですか?」
と先生に聞いたところ、
「スクール・バスで通ってるんですよ。」
という答えが返って来た。
うん、納得、納得…。

それにしても、なんと雄大な景色だろう。
こんなグラウンドで走り回る子供たちは、
きっといい子に育つんだろうな。
ね、レンセイ君。
「ソウデスネ、トテモ、スバラシイデスネ!」

なんか心暖まる、
いいライブだったなあ。
みんな、わざわざジャミンを呼んでくれて、
ありがとう!
また会おうね。

さあ、この後の移動がまた大変。
なんと、1時間20分(72km)という、
今回最長移動だった。
移動中に寝るという行為は、
スティーヴに写真を撮られるという、
大変危険なものなのだが、
ついに私も、我慢出来ずに寝てばかりいた。
幸い撮られてなかったところを見ると、
みんな寝ていたのだろう。
ホッ…。
したがって、この移動は、
まったく覚えていない。
「はい、到着しましたよー。」
という運転手さんの声で目がさめたら、
「筑北中学校」というところだった。

いやあ、ここも、
美しい自然に囲まれた学校だった。

「なんか、音楽教育の盛んな学校みたいだね。」

み「あら、コージローさん。
もう弁当ですか。
いつもイの一番に食い始めますねえ。」
コ「はい、歌うとお腹が減るんですよー。
腹が減っては戦さができん、
と言いますしね。」
そういうもんでしょうかねえ…。
……。

このライブは、
3校合同というものだった。
「筑北中」126人
「聖南中」 76人
「生坂中」 59人

みんな、楽しんでくれたかな。
また会いたいね。
そして、再び36kmの長旅を終え、
ホテルに着いたのが16:30。
本当は松本城に行きたかったのだが、
あまりの睡眠不足と疲れで今回は断念。
夕食の時間まで、
部屋で、zzz。。。
いやあ、この休息は正解だった。
おかげて少し疲れが取れた。
というわけで、
19:00にロビー集合して、
みんなで食事に。
このお店は、
「熊カツ」だの「キジ」だの、
普段見たことのないようなメニューがどっちゃり。
それを、次から次へと、
まあ、情け容赦なく召し上がってくださる、
ジャミンのみなさん。

あら、あんた。
顔が熊になってますよ〜。

「いやあ、どれもこれも美味いなあ。
酒が進むなあ。
ね、社長…。」
「ん…。。。」

そしてこの日もまた蕎麦で締める。

ええと、
さっきの店が○○○○○円で…、、
ここの勘定が、、、
……、、、、
こ、こんなに…。
……。。。
(つづく)
5月31日(金)
学芸大「A'TRAIN」にお集りのみなさん、
ありがとうございました。
私めの誕生日直後ということもあって、
立ち見を余儀なくされた方も大勢いて、
申し訳なかったですねえ。
でも、暖かい贈り物やらご声援やら、
たくさんたくさん頂き、
本当に嬉しい一日でした。
私は幸せ者です。
……。
次回は6月28日(金)
また、楽しく盛り上がりたいと思っております。
さあ、6月5日のベスト盤発売まで、
もう少しだな。
ワクワク…。
……。
SHUN MIYAZUMI
May 24, 2013
再び信濃の国日記 その2
毎日いい天気ですねえ。
爽やかで気持ちがいいです。
私が一年で一番好きな季節です。
あの信濃路も、
毎日、こんな感じでしたか…。
……。
5月13日(月)快晴
5:50に起床。
早っ…。
でも、頑張って最上階のレストランへ。
普段、東京にいるときは、
まず朝飯は食べない私だが、
今回は無理にでも食べることにした。
理由は簡単。
スケジュールを見ると、
朝がめっぽう早いのと、
昼食(弁当)が13:00くらいなので、
きっと保たないだろうと思われるから。
学校の周りにコンビニなんかも、
絶対にないだろうと思ったから。
この読みは見事に当たっていた。
自分で自分を誉めたいくらいだ。
そして私の計画はこうだ。
夜は絶対蕎麦に決めている。
昼は弁当(米)。
となるとバランスから考えて、
朝はパンがいい。
というわけで今回は、
バンに卵料理というイギリス式の朝飯を貫き通した。
よし、腹ごしらえも出来た。
というか、こしらえ過ぎたが、まあいい。
と、意気揚々と迎えのマイクロ・バスに乗り込み、
7:00にホテルを出発。
塩尻・東筑摩郡に向かって16km(40分)の旅。
1校目の「塩尻西部中学校」に到着。
わあ、モダンな建物だなあ…。

なんと空気のおいしいことよ。

でも中は木造。
木目の教室に廊下。
日本の伝統を生かしたレトロな作り。
あったかい感じでいいなあ…。
自分が子供だった頃を思い出すなあ…。

おや、レンセイ君。
さっそく漢字の勉強かね。
感心、感心。
そう、それは「故郷(ふるさと)」って字だね。
書き順が全然でたらめだけど、
まあいいか。
あははは。

ということで、
9:00から約70分のコンサートが始まった。
ジャミンの歴史上、
最も開始時間の早いライブだ。
(写真右上の時計がそれを物語っているな…。)
でも、みんな一生懸命聴いてくれました。

10:10無事ライブ終了。
みんな、ありがとう。
さあ、急ごう。
次が待ってる。
メンバー着替えをする間もなくバスに乗り込み、
約15分で、2校目の「広陵中学校」に到着。(10:50)

ここものどかだなあ…。
遠くに連なる北アルプスの山々が美しいなあ…。
ええと、あれが北穂高で、あれが…。

11:30にライブ開始。
みんな、ジャミンの歌う「信濃の国」は、
どうだったかな…。
気に入ってくれたかな…。

キャーーーーーーッ、レンセイさん!
サイン下さ〜〜〜〜〜〜い!!
(相変わらずレンセイは、
ティーン・エイジにモテモテだな。
あははは。)

さ、レンセイ、急いで、急いで。。
と、追い立てられるように、
次の会場へ向かう私たち。
これも15分で、
3校目の「丘中学校」に到着。(13:15)

なんだ、なんだ、
こりゃまるで軽井沢の別荘地みたいじゃないか。
信濃の国は本当に美しいなあ。
こんな環境で勉強できる子たちが羨ましいぞ。

しかし、音響(PA)チームは大変だ。
そんな悠長なことを言ってはいられないのだ。
重い機材を体育館に運び、
すぐさまセッティング。
それもたった3人で。
(うち女性が二人というのも驚き…。)
そしてライブが終わると、
すぐに機材をバラしてバスに運び、
私たちと同じ時間に次の会場へ向かい、
到着するや、また運び出してセッティング。
そして、ほんの15分くらいで、
すぐに音を出してしまう。
「長野舞台」チームの凄さには脱帽の連続だった。

ゆ「どうです。この手際の良さ。
真似できますか?」
み「あんたがやったわけじゃないだろ!」

木漏れ日の中に佇むマイクロ・バス。
今回本当にお世話になりました。

14:25からライブ開始。
ここは父兄の方も何人かいらっしゃいました。
でも、こんな時間に、
もう3回目のライブをやってるなんて…。
すごいぞ、ジャミン。

というわけで、
本日のライブ、めでたく終了。(15:40)
いやあ、みんながんばったなあ。
ここから12km(30分)バスに揺られて、
松本のホテルに着いたのが、
16:30。
すごい。
「東京音楽鑑賞会」の野田さんが作った、
スケジュール通りだ。
完璧だ。
ということで、
今宵は野田さんとショーちゃんと3人で、
蕎麦を食いに行くことにした。
毎晩、あの連中と一緒だと、
財布が保たんわい。
じゃあ、みんな、
思い思いの松本の夜を楽しんで来てねえ。
というわけで、
私たちが入った店は、
「みよ田」という老舗の蕎麦や。
長野にも同じ名前の店があって、
(確かスティーヴが教えてくれたんだっけ…。)
めちゃ美味かったから、
ここも間違いないだろう。
ウッシッシ。
お、来た!

名物「巴(ともえ)せいろ」。
左から、「ごまだれ」「とろろ」「普通のそばつゆ」
どれどれ…。
……。
うま、うま、うま、うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!

ゆ「いや、ほんと、最高っすね。」

み「あれ?
ちょっと君たち、いつのまに…。
な、なんでここにいるのよ。」
ス「おや、こりゃ社長じゃありませんか。
これは奇遇ですねえ。
ここの蕎麦は美味いって聞いたもんですからね。」
み「嘘つけ。
俺たちがいると思って狙って来たんだろ。」
シ「そんなことないっすよ。
おや、社長何食べてるんすか。」
み「こ、これか。
これは、巴せいろって言うんだよ。
それが何か?」
ス「じゃ僕もそれにしよう〜っと。」
シ「僕も。」
み「おい、君たち、
もうさんざん食ってきたんじゃないの?」
ス「ええ、馬肉とか、山賊焼きとかね。
美味かったっすよ。」
み「じゃ、もういいじゃないか。」
シ「いやいや、長野に来たら、毎日蕎麦だ。
って、社長いつも言ってるじゃないですか。
やっぱり社長のおっしゃることは守らないとね。」
み「……。」

ス「やっぱここの蕎麦は最高だな、シモン。
酒は何にする?」
み「おい。」
シ「いやあ、美味いっすね。
狙いどおりでしたね、スティーヴさん。」
(やっぱりか…。)
あのぉ、お勘定して下さい。
ハーイ。
……。
こ、こんなに…。
……。。。
(つづく)
さ、明日は高崎遠征です。
「ファーム・ドゥー(食の駅)」。
ここも毎年晴天に恵まれます。
大きな市場で売られてる食べ物が、
美味しい上に安い。
今年は何を買おうかなあ…。
ま、これもいずれレポートしますね。
えっ?
「どうせ食べ物の話ばかりだろうから、もういい。」
ですって…?
まあ、そうおっしゃらずに。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
May 18, 2013
再び信濃の国日記 その1
あちら(ゼブログ)でも、
スティーヴ君が書いておりますが、
今週私たち一行は、再び信濃の国を訪れました。
昨年の6月、
北信地区9校の高校生を対象としたコンサートの模様を、
「信濃の国日記」という記事にまとめたのは、
まだ記憶に新しいところですが、
今回は中信地区(主に塩尻地区)の中学生が対象。
延べ9校(7回公演)。
しかも今回はこちらが、
バス移動しながら開催していくという、
なかなかにハード・スケジュール鑑賞音楽会でした。
ふ〜…。
でも、なんか爽やかな風が吹き抜けるような、
素敵な遠征でございました。
今でも、あの素朴な子供たちの笑顔を思い出すと、
ニンマリとしてしまいます。
というわけで、
これからしばらくは、
「再び信濃の国日記」と題しまして、
あちらとは一味違った、
得意の、私流の、裏話もたっぷり交えての、
紀行記をお届けしようと思います。
では、
はじまり、はじまり〜〜〜〜。
♪♪♪
5月12日(日)快晴
7時に起きて荷造り。
重い旅行バッグを「よっこらしょ」と抱えて、
渋谷のNHKに向かう。
「日曜バラエティー」の公開生放送。
地下5Fのヒカリエを抜け出て、
NHKまでの長い道のりを歩いて行くうちに、
気温がぐんぐん上昇して、
まるで夏日。
やっとの思いで到着した時には、
早くもバテバテだった。
しかし、私には一つの楽しみがあった。
NHKの5Fにある社員食堂の、
絶品「ちらし寿司」が食えるからだ。
しかも600円という、
ちょっと信じられないようなお値段。
NHK仕事における、私の最大の楽しみなのだ。
ウッシッシ。
2時間のリハーサルを終えた私たちは、
「それ〜っ」とばかり、
一目散に5Fの食堂に向かう。
が…、
が、が、が………、、、
日曜日でお休みだった…。。。
ガクッ…。
仕方なく1Fのもう一つの食堂で、
“普通に” 昼をすませたが、
まあいい。
すぐに気持ちを松本に切り換えた。
「なあに、夜は信州の抜群の蕎麦が食えるのだ。
しかも毎日だ。
わっはっは。」
この辺りの切り替えの早さが私の私たる所以なのだ。
わっはっは。
と、いささか自嘲気味に笑ってやった。
2時間半という、
長い公開番組を終えた私たちは、
再び渋谷駅までの道のりをテクテクと歩く。
が、あまりの暑さに、
またまたグッタリとしてしまった。
「がんばれ!
松本に行けば、美味い蕎麦が待ってるんだぞ。」
それだけを心の支えになんとか駅にたどり着いた。
ふ〜…。
新宿駅では50分の時間があったが、
私とショーちゃんはホームの待合室でグッタリと、
「あずさ号」の出発を無言で待つ。
しかし若い4人はどこかへ消えた。
「どうせ、松本までもたないと思って、
何か食いに行ったんだろうな、ショーちゃん。
ま、その方がこっちの出費も助かるからね。
どんどん食っておいてくれ。
俺たちは松本の蕎麦だ。蕎麦だ。
蕎麦、蕎麦、蕎麦だ〜〜〜〜!
わっはっは。」
しかし、
まさか彼ら、、
駅ソバを食ってたとは思わなかった…。
なんともったいないことを…。
なんという情緒のなさだ…。
なんという計画性のなさだ…。
これでは…、
数時間後に最高の寿司が食えるのに、
回転寿しで腹ごしらえをするようなものではないか…。
私には信じられない行動だ。
腹が減ったらなんでもいいのか、諸君!
……。
まあ、いい。
私は絶対に我慢してやる。
おっと、もちろん君もだね、ショーちゃん。
そして、、、
約3時間の長旅を終え、
松本駅に到着したのが、夜の8時半。
私は上諏訪までしか行ったことがないので、
松本は初めての訪問ということになる。
やれやれ、やっと着いたなあ…。
長い一日だったなあ…。
ふ〜…。

う〜ん…。
さすがの若いジャミンにも、
疲れの表情が伺えるな…。
無理もない。
朝早くからハードな仕事と移動だったからな…。
食事でもしたら元気になるだろう。
待てよ、さっき食べたんだから、
そんなには食えないかな。
あははは。

ま、その前にホテルでチェック・インだけ済まそう。
と、テクテクと7分くらい歩いて目的地に到着。

あら、なんか素敵なホテルだこと。
ここに3日間滞在はちょっと嬉しいかも。
ではスティーヴ君。
得意のスマホを駆使して、
いいお店を探してちょうだい。

ス「駅の近くにいいお店がありそうですよ。
さっそく行ってみましょう。」
み「あら、もうすっかり元気ですね、あーた。
戦闘態勢バッチリの表情ですね。
お、お手柔らかに頼みますよ。」

み「あら、ショーちゃん。
さっきまでグッタリだったのに、
あんたも元気いっぱいざんすね。」
ゆ「もちろんっす。
もうすぐ蕎麦が来るざんす。
あっ、来た!
わ〜い、美味そうだなあ。」

み「いやあ、こりゃたまらんな。
一目で美味いってわかるよ。
信州の人がつくづく羨ましいなあ。
おや、これは何?」

み「おお! 辛味大根ではないか。
それに、この小さなしゃもじにくっついてるのが、
信州味噌だな。
で、これを混ぜてツルツル〜〜〜ッと…。」
……。
う、う、う、うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!」

シ「そうだ、写真を撮るの忘れてた。」
パチリ。

コ「いやあ、こりゃ最高っすね、社長。
たまらんっすね。
毎月でも来たいっすね。」
(あんた、さっき食べたんじゃないの?
なんでそんなに食えるのよ…。)
そして彼らは…、
蕎麦のみならず…、
馬肉から、唐揚げから、山菜料理から、
メニューにあるものを片っ端から、
もりもり食べて下さいました。
ビールに、焼酎に、サワーに、
「ジャンジャン持って来て下さ〜〜〜い。」
情け容赦なく、やって下さいました。
……。。。
あのぉ、お勘定お願いします。
ハーイ。
……。
こ、こんなに…。
……。。。
(つづく)
お写真はすべて拡大可です。
拡大すると蕎麦の美味そうなのが、さらに…。
というわけで私、
東京に帰ってからも、
まだ余韻に浸っております。
もちろん、
蕎麦の…。
(おい)
SHUN MIYAZUMI
April 28, 2013
裏・元気ですか
おや、ここはどこ?

なんだか車の工場のようですが…。

あら、ショーちゃん、
あんたいつから工場にお務めになったの?

実はですねえ、
ここは「岐阜車体工業」と言いましてねえ、
トヨタの「ハイエース」を一手に生産している大工場、
なんでございますのよ。

ああ、そうだったの。
それにしても君、
なかなかお似合いざんすよ。
あははは。

あらら、かく言う私も…。
なんだか支配人みたいだなあ…。
むむむ……。
とまあ、いつになく変な始まりでしたが…、
これらの写真は昨年の5月、
岐阜県は各務原(かかみがはら)市にある、
「岐阜車体工業」さんの工場にお邪魔したときのもの。
なんで、そんなところに…?
という疑問をお持ちの方も多いでしょうね。
実は、この「岐阜車体工業」の会長である、
星野鉄夫さんこそが、
今回の『〜各務原市のうた〜元気ですか』
の仕掛人だったのです。
星野会長は一方で、
「各務原市文化協会」の会長も兼任されております。
2010年10月、ジャミン・ゼブが、
各務原市が誇る重要文化財「村国座」に初出演の際、
「これは素晴らしいグループだ!」
と、一目ボレして下さいました。
以来、何かにつけてお世話になっている、
自ら「ジャミン・ゼブ岐阜県後援会長」に就任、
とまあ、もったいなくも、
そんなお付き合いをさせて頂いてる方なのです。
そんな星野さんから、
「各務原は来年、市制施行50周年なんだがね宮住くん、
一つ記念に市のイメージ・ソングを作ってもらって、
それをジャミンに歌わせたらどうだろう。」
という、これまたもったいなくも有難いオファーを頂き、
そのイメージ作りのために市の名所旧跡を案内して頂き、
ついでに見学した工場に圧倒されたのが昨年の5月。
とまあ、そんないきさつがあったのです。
まず最初に私が曲を作り、
詞は山上路夫さんにお願いすることにしました。
(3月2日の記事「元気ですか」を参照して下さい。)
ジャミンが歌う曲は、
優雅さと気品と感動が兼ね備わっていなくてはなりません。
エヘン!
さらに、この作品には、
郷土愛、郷愁といったものも必要です。
「翼をください」「瀬戸の花嫁」「世界は二人のために」
山上さんをおいて、
こんな難しい注文に答えてくれる作詞家は、
他にはいないのではないか…。
……。
はい、思った通りの素晴らしい詞が出来上がりました。
冒頭の、
「ターン、ターン、タータターン」
というシンプルなメロディに、
「げーんきー でーすかー」
という詞が付いてきたのには、
仰天してしまいました。
さすがです…。
さあ、そうなると、
今度はアレンジです。
私が見せてもらった各務原の美しい自然。
緑の多い街並、雄大な木曽川、遠くに連なる山々、
こんな風景にはホルンの響きがピッタリだ…。
そして最後は、
ベートーヴェンの「第九」のエンディングよろしく、
オーケストラ・シンバルを、
これでもか、これでもかと連発してやろう。
これは「讃歌」だ。
「各務原讃歌」だ。
こうして、この美しい作品(自画自賛)が出来上がった、
とまあ、こういうわけでした。

当初は非売品の予定でしたが、
市役所への問い合わせが殺到したため、
めでたく5月1日(水)、一般発売と相成りました。
パチパチパチ!
カップリングには、
レンセイが新たに書き下ろしたア・カペラ・ナンバー、
「涙そうそう」を収録しました。
ジャミンには珍しい「和物」2作品。
ま、どちらも異色作と言えば言えますが、
そんなジャミンもあってはいいのではないでしょうか。
素直にそう思える今日この頃です。
ま、そのあたりは「ゼブログ」に、
詳しく掲載されてるようなので、
そちらをご覧いただくとして、
なにはともあれ、
市民の方はもちろんのこと、
一人でも多くの方に聴いていただきたいものです。
そして何年か先には、
「この曲を知らない各務原市民は一人もいない」
「みなさん、いつも楽しそうに口ずさんでいる」
そんな、夢のような光景を思い描いております。
るんるん♪
最後になりましたが、
こんな素晴らしい機会を与えてくださった、
星野会長、森前市長、各務原市役所のみなさん、
関係各位のみなさまに、
この場をお借りして、
心から御礼を申し上げます。
では、全国各地のみなさんも、
毎日歌ってくださいね。
さあ、ご一緒に。
♪元気ですか 誰もみんな
今日が良い日であるように♪
(「裏・元気ですか」おわり)
そうそう、
4/26(金)の「A'TRAIN」にお集りのみなさん。
こちらも、ありがとうございました。
GW前なので、
いささか集まりを心配したのですが、
なんの、なんの、大盛況でございました。
そして私、
やはり予想通り「絶好調」でしたよ。
と、これまた自画自賛。
わっはっは。
次回は、5月31日(金)です。
あら、その時は私、
また一つ年をとってるわけですね。
ううむ…。
……。。。
SHUN MIYAZUMI
December 12, 2012
やまがた
この週末は、山形に遠征してまいりました。
東京駅を出発する頃は、
小春日和のようなお天気でしたが、
福島を過ぎ、米沢あたりまで来ると…、
突然の銀世界。

国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。
ん…?
どこかで聞いたようなフレーズだぞ。
……。

そして山形市を通過。
ここは私が中学3年、高校1年の2年間、
暮らしたことのあるところです。
なつかしいです。

まあ、この辺りでは、
こんなことをして遊んでる余裕があったのですが、
次第に内陸の豪雪地帯に入っていくと…、

うわあ、すっげえ雪。
恐いような吹雪で、
新庄から余目に向かう電車も大幅に遅延。
今宵の庄内「響ホール」のコンサートに、
無事にたどり着けるのか心配になってきました。

平然と外の風景を撮影しているように見える、
この男の表情も、
さっきの写真とは大違いなのがわかりますね。

この地方では、
これから長い長い冬が始まるわけですね。
雪国に暮らす人々の大変さを、
あらためて思い知ったわけです。

ま、こんな難行軍の末、
なんとか無事に「響ホール」に到着しました。
今回で3回目となる「響ホール」ですが、
冬の開催は初めてです。

でも、この吹雪の中、
お客さんは来てくれるのでしょうか…。
今度はそれが心配になってきました。
聞くところによると、
新潟からの日本海側ルートは、
強風のため電車が運行しておらず、
残念ながらトンボ帰りで、
新潟から帰京されたファンの方もいらしたとか…。
気の毒なことをしました…。
それでも開演近くになると、
楽しみに待っていてくださった地元のみなさんが、
わんさか押しかけてくださって、
いつものように大盛況のライブになりました。
ああ、良かった…。
お馴染み山形のジャミン・ファンにも、
たくさん会うことができたし、
6月に熱烈大歓迎してくれた、
鶴岡の女子高生もいっぱい来てくれたし、
「先日次男を出産したんですが、
その子に『シモン』という名をつけました。」
という女性から嬉しい声をかけられたりで、
ここ山形にもしっかり足跡を残してきたんだなあ、
と確かな手応えを感じたコンサートになりました。
♪♪♪
終演後は、
いつものようにスタッフのみなさんが、
打ち上げをやって下さったのですが、
こんな大雪なのに、
みなさん平然と車で移動する様には、
本当にビックリしましたね。

ま、なにはともあれ、お疲れさまでした。
みなさんありがとうございました。
♡♡♡
その翌日は、
同じく「響ホール」にて、
『HIBIKI ボイスアンサンブル コンテスト 2012』
が開催されました。
私もジャミンも審査員として参加したのですが、
鳥取、秋田、神奈川、埼玉、山形、鶴岡、
といった各地から20団体近くがエントリー。
いずれも質の高い、
素晴らしい歌声を聞かせていただきました。
みなさんに賞をあげたいくらいで、
審査員というのは荷が重いなあと感じましたね。
こんどは辞退させてください。

そして雪に埋もれた「響ホール」を後にし、

雪で凍った道をいつもの倍近くの1時間半もかけて、

ようやく「新庄駅」に到着。

こんな凍えるような寒さの中、
街頭に立って演説をしている、
衆議院選挙の立候補者の声が、
高らかにこだましておりました。
誰も聞いてないけど…。
北国の政治家のみなさんは、
こんなところまで大変なんだなあ…。
……。

雪国か…。
冒頭にも書きましたが、
私も少年時代の2年間を、
雪深き山形市で過ごしたことがあるのです。
だから雪国の人の気持ちは、
よ〜くわかるのです。
次回はそんなことを回想してみようかな…。
これでも苦労したんですから。
ほんとに…。
……。
(つづく)
いやあ、すっかりご無沙汰してしまいました。
あわただしい毎日を送っているうちに、
気がついたら今年もあとわずかなんですね。
そして、今週末(12/15、16)は、いよいよ、
『ジャミン・ゼブ X'mas Fantasy 2012』
(@日本橋三井ホール)
が開催されますね。
今年最後の東京でのビッグ・ライブです。
疾風怒濤の如く全国を駆け巡ってきた、
わがシマウマ軍団が、
どんな有終の美を飾ってくれるのでしょうか。
どうぞ、楽しみにしていて下さい。
おそらく終演後は、
みなさんの心がポカポカになっていることでしょう。
さらに、12/16(日)の最終日には、
メンバーのみならず、
この日のために、
スタッフ一同も新しくオーダー・メイドした、
ブラック・スーツで、
ご挨拶したいと思っております。
もちろん私も。
あの男も。
あいつも。
キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
ん…?
……。
SHUN MIYAZUMI
September 11, 2012
つるおか
おやおや、
前回の更新からまたもや2週間が経ってしまいました。
今年は遠征が本当に多く、
したがって東京にいる時間が少なくて、
“書く” という作業が、なかなかはかどりませんね。
楽しみにしている方には申し訳ないのですが、
ま、それだけジャミンが忙しいということで、
お許しを願うとして…、
さて今日は、遅まきながら、
6月25−26日の「鶴岡遠征」のレポートです。
えっ?
「また旅の話かよ。
どうせ食ったり飲んだりの話ばかりなんだろ?」
ですって?
いやいや、そんなことはありませんよ。
なにしろこの鶴岡のライブにおける、
女子高生たちの熱狂ぶりといったら、
それはそれは凄まじいものだったのです。
これは、一度はお伝えしておかなくては、
と思ったのです。
6月前半の、
長野北信地区9高校の「芸術鑑賞会」については、
「信濃の国日記」という形でレポートしましたが、
その中で私は、
インターネットによる情報伝達のすごさを、
熱く語らせていただきました。
なにしろ次の学校、次の学校と、
コンサートの回数が進むにつれ、
その歓迎ぶり、熱狂ぶりがエスカレートしていくのです。
そして迎えた、
「鶴岡北高校・山添高校」の合同「音楽鑑賞会」では、
ちょっと信じられないような光景を、
目の当たりにしたのです。
メンバーが登場するや、
もう場内は大歓声、
鳴り止まぬ拍手。
なかなか歌い始めることができずに、
苦笑するメンバー。
そして1曲目「Come On Get Happy」が始まると、
手拍子、キャーという歓声、
もうもう場内大興奮。
大げさではなく、
それはまるで「ビートルズ」の公演を、
見ているようでした。

コンサートが進むにつれ、
その熱狂ぶりはさらにエスカレート。
曲によっては演奏が聞こえなくなるほど。
真ん中あたりに陣取った20人くらいの女子から、
「シモ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!」
という掛け声がかかる。
それにシモンが答えると、
「キャーーーーーーーーッ!!」
すると後方の方からは、
「レンセーーーーーーイ!」
レンセイが手を振ると、またまた、
「キャーーーーーーーーッ!!!」
あっちの方から、
「スティーーーーーーーブ!」
「キャーーーーーーーーッ!!」
こっちの方から、
「コージローーーーーー!」
「キャーーーーーーーーッ!!!」
あのね。
みんな、なんか勘違いしてませんか?
これは「ジャミン・ゼブ」というグループですよ。
ジャニーズじゃないんですよ。
と言いたくなるような光景が延々と続いたのです。
しかし、そこは我がジャミン軍団。
コンサートの途中では、
コーラスの分解をしてみせたり、
「Rise」で震災の話に触れたり、
冷静に、いつものように緩急織り交ぜたナンバーを、
次々と披露。
決して浮かれたりせず、
自分たちのペースでコンサートを進めていきました。
コンサートの途中では、
両校の音楽部のみなさんと、
「Believe」という歌を合唱。
これも素敵なひとコマでした。

そして最後は、
熱狂と感動のうちにコンサートを、
終了したのでした。
で…、
コンサート会場を後にするときが、
また凄かった…。
楽屋口に2台タクシーを呼んでもらってたのですが、
メンバーがチラっと姿を見せるや、
「キャーーーーーーーーーーーッ!!!」
すごい数の女子たちに出待ちされていたのです。
私は関係者の人にお願いして、
もっと目立たない場所にタクシーを移動してもらい、
なんとか事故もなく会場を後にすることができました。
ふ〜…。
これもまた「ビートルズ」のようでしたね。
いったい、何がどうなったんでしょう…?
ジャミンの何が変わったんでしょう…?
大げさだと思われる方は、
下のURLをクリックして見て下さい。
ほんの少しだけですが、
そのときの様子を知ることができます。
http://youtu.be/hHHp_LRNM0I
でも、みんなありがとう!
本当に楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
12月8日は、再び庄内「響ホール」に行きますよ。
みんな来てね〜。
♡♡♡
最後に、こんなお写真を。

私たちはライブの前日に鶴岡に入り、
「ミョンドン」という、
韓国料理のお店に行きました。
じつはこのお母さん(オモニ)は、
2010年の夏、
ジャミンが初めて庄内地方を訪れて以来、
ずっとジャミンを応援してくれています。
映画村や響ホールでのライブのときには、
美味しいキムチ山盛りのお弁当を、
ごっそり差し入れしてくれたり、
いつも暖かいおもてなしをしてくれるのです。
ということで、
せっかく鶴岡に来たのですから、
ぜひともお母さんの店に行こうということになりました。
お店には予約を入れただけで、
私たちが行くことは知らせてなかったので、
まあ、その驚きぶりといったら。
「いらっしゃいませー。
ん…? えっ…? うそ〜〜〜!
ジャ、ジャ、ジャミン・ゼブじゃないの。
う、うれしい〜〜〜〜〜〜〜!!!」
さあ、あとはもう貸し切り状態。
「みんな、どんどん食べてねえ〜。」

ス「うわあ、美味しそうだなあ〜。」
母「そうよ、若いんだから、
このくらい食べないと。」

シ「いやあ、最高っすね。
来て良かったっすね、社長。」
母「今日はもう店じまい。
お店のお肉全部食べてっていいからね。」

レ「コノニクノオオサハ、ナンデスカ?
シカモ、オイシスギマスネ」
母「ほらレンセイもコージローも、
どんどん食べんのよ。
まだまだお肉はいっぱいあるからね〜。」

ゆ「あ〜あ、やつら、また太っちゃうなぁ〜…。」
でも、このときの肉が、
翌日のエネルギッシュなライブに繋がったことは、
間違いないようですね。
音楽に国境はありません。
政治紛争もここでは無関係です。
みなさん、
鶴岡を訪れた際は、
ぜひこの「ミョンドン」に行ってみて下さい。
ジャミン・ゼブの大きなポスターが、
貼ってありますよー。
それにしても、
美味かったなあ…。
……。
えっ…?
やっぱり最後は食い物の話じゃないか…、
ですって…?
たしかに…。
……。
(おわり)
先日の「埼玉会館」(9/2)も、
仙台・定禅寺ジャズ・フェス(9/8)も、
このときの鶴岡に勝るとも劣らない、
熱狂的な歓迎を受けました。
ま、キャーーーという歓声こそ少なかったですがね。(笑)
本当に今年は、
充実した日々を送らせていただいております。
今週末は初の栃木県(佐野)でのライブ。
お近くの方、ぜひぜひいらして下さい。
(詳しくはjammin'Zeb Web Site、
ゼブログに記載されています)
それにしても、
いったいいつになったらアレンジ再開できるのだ…。
といいながら、
もうこんな時間か…。
今日はサッカー、イラク戦だな。
そろそろ出かけるとするか。
いつもの居酒屋に…。
矛盾した言動は続くよどこまでも…。
……。
SHUN MIYAZUMI
August 28, 2012
居酒屋「新幹線」
みなさん、
残暑お見舞い申し上げます。
なんて言うのも飽き飽きの、
厳しい残暑ですね、今年は。
爽やかな秋風、
いつになったら吹いてくれるのでしょうか。
ふ〜…。。。
そんな暑い暑い夏を、
私たちジャミン・ゼブ一行は東奔西走、
汗だくになりながら駆け巡っておりました。
いやあ忙しい毎日でした。
今月は家で1日しか食事をしておりません。
こんなに長くブログが更新できなかったのも、
初めてかもしれませんね。
というわけで今日は、
この1ヶ月の私たちの奮闘ぶりを、
お写真たっぷりで振り返ってみようと思います。
ゼブログやFacebookから借用のものもありますが、
その写真からも「暑さ」と「熱さ」が、
充分伝わると思いますよ。
まずは7月26日の名古屋。
名古屋駅を出てみたら、
なんと38°の猛烈な暑さ。
しかしライブは、
約3,000人の若い保母さんたちの熱気で、
最高潮の盛り上がり。
仕事を終えてのビールは格別でした。

翌7月27日は岐阜に移動。
「三甲美術館」というところでのライブ。

どうです、暑そうでしょ。
入場を待つお客さんたちも、
汗びっしょりで本当にお気の毒でしたが、
でも熱いライブに最後はご満足の様子でした。
よかった、よかった。
今日もビールが美味しそう…。

さらに翌7月28日は、
京都でのワークショップ。
これがまた暑いのなんの。
なんたって京都ですからね。
で、ライブ終了後、
私とショーちゃんはもう一泊して、
京都の夜を楽しむことにしました。

久しぶりの先斗町(ぽんとちょう)。
いいですねえ、いつも風情があって。
鴨川べりで飲む缶ビールは最高でした。
おっ、なんだかお祭りをやってるぞ。
ショーちゃん、行ってみようよ。

あ、それ、ワッショイ、ワッショイ。
祭りだ、祭りだ。
日本の夏バンザーイ!
この頃になると暑さも忘れて大はしゃぎの、
おじさん二人。
ビールがビールがすすむく〜ん♪
ん…。
翌日は二人で京都見物。

これは三十三間堂。
そして、銀閣寺、南禅寺などを訪れるものの、
あまりの暑さに見物なんか早々とギブ・アップ。
電車を早めに乗変して、
逃げるように京都を後にしたのでした。
もちろん帰りの電車はビール三昧。
8月も暑〜い仕事は続きます。
これは8月3日。
磯子(新杉田)の東芝事業所内での夏祭り。

でも、なんかいいですね。
夏の野外ステージって。
やってる方は大変でしょうが…。
アハハハ。
がんばれ若者よ。
おじさんも缶ビール片手に応援しちゃうからね〜。
(ビ、ビール…?)

お次は8月5日。
「納涼! ア・カペラ祭り」
これ初の試みでしたが、
大好評でした。
「笑いあり、涙あり、笑いすぎて涙あり」
このキャッチ・コピーは今年一番の出来、
と自画自賛。

艶やかな浴衣の女性たちでにぎわうサイン会。
ん? おい、メンバー、
君たちも、いつもよりニヤけてないかぁ〜?

この日もビールは美味かった…。
……。
さあ、まだまだ続くよ暑い夏。
8月12日は「たまプラーザ」での炎天下ライブ。

お盆休み真っ最中で、
人が集まるのか心配したのですが、
なんのその。
ものすごい人だかりで最高の盛り上がり。
よし、今日も大成功だ。
ショーちゃん、ビール飲みに行こうよ〜!

それが終わるとファンミ。
盛りだくさんの内容に、
メンバーは汗だくで取り組む。
私たちスタッフも準備に大わらわ。
でも、8月18、19、25の東京、
23の名古屋と、
今年も最高に楽しいファン・ミーティングとなりました。

そうそう、8月23日、24日は、
ふたたび名古屋・岡崎に遠征でしたね。
これまた暑かった…。
「山ちゃん」の手羽先とビールがたまらな〜い!
そして8月26日「目黒雅叙園」、
「東京バーバーズ・ア・カペラ・ショウ」
のゲスト出演を最後に、
ようやく暑い、長い夏が終わりました。
いやあ大変でした。
大変でしたが、
実り多い、楽しい思い出がいっぱい出来た、
素晴らしい夏でした。
みなさん、ありがとうございました。
ところでね…、
遠征の帰りはいつも、
私とこの男だけは、
新幹線を「居酒屋」にしてしまいます。
ビールとつまみをごっそり買い込み、
新横浜に着くまで二人で飲みっぱなし。

誰が名付けたか「居酒屋・新幹線」
ああ、
あ〜あ、
あ〜〜〜〜〜あ〜〜〜、
……。。。

それにしても今年の夏の、
私のビール消費量は、
過去最高じゃないでしょうかねえ。
いったい何リットル飲んだのかな…。
……。
(おわり)
というわけで、
今年の夏を駆け足で振り返ってみました。(笑)
次回からはまた、
新しい連載を始めようと、
プランを練っているところです。
が、
が…、
本業の創作もたまってるんですよね〜。
……。
もっと時間が欲しいなあ…。
昼寝の時間が多すぎるのかなあ…。
飲みに行く時間を削ればいいのかなあ…。
(おい!)
そうだ、
今週の金曜日(31日)は「A'TRAIN」でしたね。
6週間ぶりのピアノ・ライブ、
みなさん、どうぞいらして下さい。
冷たいビールを片手に、
楽しい夏の思い出話とジャズの一夜。
(またビールかよ…)
えっ…?
……。
SHUN MIYAZUMI
August 11, 2012
信濃の国日記 エピローグ
6月の信濃路ツアーが決まったときから、
私が秘かに「あそこだけはもう一度訪れたい」
と思っていたのがここでした。
そう、長野の『善光寺』。

というのも、
私が初めて「音楽」というもので「遠征」をしたのが、
この長野だったからです。
それは47年も前のこと。
私が中学2年生の時でした。
あれからもう、
半世紀近くの月日が過ぎていったんですねえ。
……。


かつても書いたように、
(『レコード買いまくり時代』)
私は父の仕事の関係で、
小学校の4年生から中学の2年までの5年間を、
三重県の四日市というところで過ごしました。
そして、その中学校で私は、
ブラスバンド部に所属。
なんとクラリネットを吹いておりました。
で、その頃、
この中学校のブラスバンド部は、
出来たてホヤホヤのクラブ。
しかし、学校側はなぜかこのクラブに、
異常なまでの応援体制。
莫大な予算を投入して次々と高価な楽器を購入するなど、
信じられないような力の入れよう。
他のクラブに対しての、あからさまなえこひいきは、
バレー部やテニス部をはじめ多くのクラブから、
猛烈な反感を買っておりました。
しかし担当の音楽の先生は、
そんな反対意見などどこ吹く風で、
毎日、毎日、猛練習を私たちに強(し)いる。
ま、その成果もあってか、
なんとクラブ創設早々にして、
「全国ブラスバンド・コンクール」の三重県大会で、
優勝してしまったのです。
さあ、お次は「東海・北陸大会」。
開催場所は長野市。
私が生まれて初めての「音楽遠征」です。
名古屋まで貸し切りバスで移動。
そして名古屋からは、
夜行列車に乗って早朝長野に着くという、
中学生の子供にしては強行軍の行程でした。
ひょっとすると、
まだ蒸気機関車の時代だったかもしれませんね。
……。
でも、本当に楽しかった…。
「明日は大会なんだから、
みんなしっかり寝るんだぞー。」
と、再三にわたって教師は促しますが、
誰も寝やしません。
みなギャーギャー騒いでうるさいのなんの。
好きな音楽で集まって、一生懸命練習して勝ち取った、
人生初の「遠征」ですからねえ。
修学旅行とはまったく意味が違うのです。
何もかもが初めての体験で興奮しているわけですから、
みな寝られるわけがない。
そうこうするうちに夜が白々と明けてくる。
列車は長野の山間(やまあい)を、
ゆっくりと走っていました。
ああ、あの美しい光景…。
今まで見たこともない山々、大自然…。
今でもはっきりと蘇ります。
身震いがするような感動でした。
……。
さて、長野での我々の宿泊先は、
『善光寺』の山門に続く道沿いにある「宿坊」でした。

まさに、こんな感じの「宿坊」。
うん、もしかすると、
ここだったかもしれない…。

畳の大広間で食べる食事も美味しかったし、
枕投げやトランプも楽しかったし、
なかには女子部員たちの入浴を、
こっそり覗きにいくやつまで現れる始末。
むろん私ではありません。
ま、今にして思えば、
完全にお遊び気分です。
コンクールで演奏するために来た、
なんてことは、すっかり忘れての大騒ぎでしたね。
それが証拠に、
コンクールでは見事にビリでした。
8校中8位の成績でした。
というより、
他の学校の上手さ、レベルの高さに、
本当に驚かされました。
「これでまだ地方大会か…。」
「全国大会になったら、
どんだけレベルが高いんだろ…。」
「そのなかで全国優勝するチームなんて、
ちょっと想像ができないなぁ…。」
そして、私が、
「将来音楽で身を立ててみたい…。」
と秘かに思ったのも、
ちょうどこの頃でしたか…。
……。
あれから47年…。
今ではすっかり初老になった私が、
今度はプロデューサーとして、指導者として、
「ジャミン・ゼブ」の音楽を聴かせるために、
この長野に再び「音楽遠征」することになったのです。
そして長野の高校生たちに、
美しいハーモニーと最高のレベルの音楽を、
楽しんでもらうことができました。
感無量でしたね。
高校生たちの熱狂的な歓迎を見ているうちに、
私のなかに、
「この47年間を、
無駄に過ごしてきたわけじゃないんだな…。」
そんな、ちょっぴり自惚れの気持ちが芽生えたとしても、
許してもらえるんじゃないかなと思える瞬間でした。
……。
それにしても、
この『善光寺』の風格あるたたずまいだけは、
当時と何も変わってはいませんでしたね。

「ね、君もそう思うだろ?」
「もちろんっす。」


ところで…、
知らない人は、
このシリーズを通して登場するこの人物が、
私だと思ってるかもしれませんね。
あははは。
面白いからそういうことにしておきましょう。
アハハハ。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
(『信濃の国日記』 おわり)
『納涼! ア・カペラ祭り』
いかがでしたか?
面白かったでしょ。
「看板に偽りなし」だったでしょ。
『ファン・ミーティング』も期待していて下さい。
最高に楽しいものになるはずですから。
さ、明日は「たまプラーザ」で、
リベンジ・フリーライブだ。
今度こそ頼むぞ天気!
いやあ、それにしても今年の夏は、
盛りだくさんだこと…。
ふう〜…。
……。
SHUN MIYAZUMI
July 22, 2012
信濃の国日記 その4
ここんとこ涼しいですねえ。
真夏にこんな日が続くと、
なんだか得した気分になりますね。
ぽわ〜んとしていた脳みそも、
少しだけ活気が戻って来ました。
というわけで、
1週お休みを頂いた『信濃の国日記』
いよいよ今日からは「長野市」編です。
ま、いつまでも同じ話題というのもなんですから、
少しだけ駆け足でいきましょう。
……。
『信濃の国日記 その4』
6月12日(火)くもり
朝8:36分東京駅発の新幹線「あさま」に乗り込む。
先週と違って、
今週は長野市だけの公演なので、
移動もなく、ずいぶん楽。。
会場の「ホクト文化ホール」は、
かつての「長野県民ホール」が名称を変えたもの。
ドラマー時代に、
何度かここで演奏したことのあるショーちゃんは、
なんだか感慨深いものがあるようだった…。
さあ、そして今回のトップ・バッターは、
長野商業高校のみなさん。
高校野球ファンの私としては、
甲子園にも何度か登場したことのあるこの名前は、
なんだか馴染み深いものがある。
(おっ、あそこに坊主頭の集団がいるぞ…。)
(もしかしてあれは野球部かな…。)
(声かけちゃおうかな…。)
(サインしてもらおうかな…。)

な〜んてこと考えているうちに、
場内が暗くなった。
そして暗いステージに、
メンバーが登場すると…、
と…、
と……、、
会場のあちこちから、
大きな拍手、ピーピー口笛、キャーという掛け声…。
(ん…? これは…、
先週のライブとは全然雰囲気が違うぞ…。)
そして、1曲目の『Come On Get happy』が終わると…、
例の3秒の空白などなく、即座に、
「わーーーーーーーっ」
とすごい歓声が沸いた。
続く『When I Fall In Love』では、
メンバーが促すまでもなく、
会場全体が大きな手拍子。
(す、すごい盛り上がりだ…。)
私は、ますますインターネットの凄さを、
感じざるを得なかった。
彼(彼女)らは、
間違いなくネットで下調べをして来たのだ!
ゼブログにも、Facebookにも、
先週ライブをやった学校の生徒さんたちから、
たくさんの「感動しました」コメントがあったし、
Twitterにも、
数多くのつぶやきがあったし、
You Tubeのカウント数も毎日うなぎ上りではないか!
そうに違いない。
彼(彼女)らは、
絶対にこれらを見て来たのだ。
そして、
「ジャミン・ゼブのライブは楽しい。」
「けっこうイケメンだった。」
「高校生にも絶対受ける。」
こうしたことを、
事前にチェック済みなのではないか。
それが証拠に、
翌13日(水)の「長野工業」「長野吉田高校」
そして最終日、14日(木)の「篠ノ井高校」と、
そのボルテージは上がる一方。
ブログやFBに情報が集まり、
期待が集まり、
「これはいいもんだ」の先入観が生まれ、
彼らが登場したときから、すでに会場中が、
「Welcome(ようこそ)!」の状態になり、
「のらなきゃ損損」の空気が生まれる。

間違いないと思う。
すごい時代だ…。
最後の「篠ノ井高校」に至っては、
ステージ上からメンバーが手を振ると、
もうもうあちこちで大騒ぎ。
「レンセイ、キャーーーーーーーッ!」
「シモン、キャーーーーーーーーッ!」
「スティーブーーーーーーーーーッ!」
「コージロー、こっち向いてーーー!」
そして、今週は、ここ長野市では、男子だけではなく、
ついに女子からも騒がれることになったシモン…。
夕方、駅のそばのコンビニでも、
どこかの女子高生に見つかり、
大騒ぎになったそうだ。
そして最後の「さくら」では、
あちこちでハンカチをにぎりしめ、
涙ぐむ女子高生…。
これはまさに、
ホームの東京でやっているのではないか、、、
そんな錯覚にすら陥ってしまうほどだった。
そして、「長野吉田高校」ライブ後のワークショップでも、
すっかり打ち解けたメンバーとの楽しい交流。

こうして、
2週間にわたって貴重な経験を積んだジャミンの4人は、
高校生の心をがっちり掴むことにも成功し、
その自信に支えられたパフォーマンスは、
月末の鶴岡市で、
さらにすさまじいパワーを発揮することになる。
ま、これもいずれ書いておかねばなるまい…。
……。
で、最後は、やはり蕎麦の話になってしまう。
先週の「中野」「千曲(屋代)」「上田」で、
あんなに美味い蕎麦にありついた私とショーちゃんが、
ここ「長野」にも、
大いなる期待を持って乗り込んだのは、
言うまでもないことだ。
「こんにちはー。」
「いらっしゃーい。」

(ここからの写真は拡大可)
まずは、地元の山菜料理の数々をつまみに一杯。
み「く〜〜〜〜っ、なによショーちゃん、この美味さ。」
ゆ「ほんと、最高っすね。」
み「しかも、みんな安いぜ。いいなあ、長野の人。」
ゆ「東京が高すぎるんじゃないっすか。」
そんな会話を聞いていた店主が、
ニコニコしながらやって来て、
「あんたら東京の人?
だったら今日はこれがおすすめだよ。
これ食べて帰んなきゃ。」
と出して来てくれたのがコレ。
『根曲がり竹の蒸し焼き』

この皮をむいて、
ちょっぴり甘酸っぱい「からし味噌」で食うのだが、

これが、また、
うま、うま、うま、うま、うま〜〜〜〜〜〜〜っ!
み「店主、こりゃ最高だよ。
お酒ジャンジャン持って来て〜!」
ゆ「ジャンジャン持って来て〜!」
み「ん…?」
そして最後は、
「一日限定15食!」という、この店自慢の、
『十割そば』!

み「ん…、ん……、、ん………、、、
もう〜〜〜、長野の人、ずるすぎる〜〜〜〜〜!」
ゆ「いやあ、こりゃ、たまりませんな〜。
これで880円ですか〜、安すぎますね〜。」

おい、
その顔、もう見飽きたんだけど…。
……。
(つづく)
金曜日(7/20)の学芸大「A'TRAIN」も、
おかげさまで楽しい盛り上がりになりました。
前回からたった3週間の変則開催、
そして冷たい雨が降り続く悪天候、
ということで少し心配しましたが、
それでもたくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。
次回は通常どおり、
最終週の金曜日(8/31)です。
今度は、たっぷり6週間も空いちゃうんですね。
ええと、その間ジャミンの仕事はと…、
1本、2本、3本…、
……、、、
ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!
大丈夫かな…。
体力持ってるかな…。
むむむ…。
………。。。
SHUN MIYAZUMI
July 08, 2012
信濃の国日記 その3
なんだか急に蒸し暑くなってきましたね。
天気予報図を見ると、
そろそろ梅雨明け、
夏本番、暑さ本番間近といった感じでしょうか…。
……。
そんなとき、
私は、約1ヶ月前の長野のお話を書こうとしております。
でも、あれはまだ、
たった1ヶ月前のことなんですねえ…。
もう随分前の出来事のような気がします。
それほど今年は、次から次へと、
イベントが目白押しということなのでしょうね。
でも、忙しいということはいいこと。
感謝しなくてはいけません…。
というわけで、
この信濃シリーズも、
記憶がまだ新しい間にさっさと書いてしまわないと…。
急げ、急げ。
それ〜〜〜っと。
ん…?
『信濃の国日記 その3』
6月6日(水)晴れ
朝の10時。
今日の1校目は、
「更級(さらしな)農業高等学校」のみなさん。
開演5分前に会場に入ると、
予想どおり男子が多い。
しかし女子もたくさんいた。

そして、みな落ち着いていて、
しっかりした高校生といった感じを受けた。
渋谷のセンター街あたりでチャラチャラしている、
どこぞの都会の高校生とはまったく違う…。
もう立派な社会人といった顔なのだ。
家業が農業をやってる生徒たちが多いんだろうな。
「自分たちが国の礎たる農業を守っていくのだ。」
といった、強い意志を感じる。
うん、いい感じ、いい感じ…。
「みんな、頑張れよー。」
といいたい気分だった。
そこへメンバーが出て来た。
と、これが、予想に反して、
いい反応。
……。
昨日の、初日の2校よりは、
ずっと「Welcome!」な雰囲気なのだ。
曲が終わったあとの、
なんとも不安な3秒の沈黙はあるものの、
明らかに「受けてる」「楽しんでる」のだ。
このとき私は思ったのだった。
この子たちは、
ちゃんとインターネットで下調べをしてきてるな、
と…。
なあに、昨日の2校が受けてなかったわけではない。
それが証拠に、
ゼブログや、Facebookや、twitterには、
たくさんコメントが来ていたではないか。
そして、それらを、
今日の生徒たちも事前に見て来てるに違いない…。
つまりは、
「高校生にも楽しめるライブ」ということを、
すでに確認して来ているのではないか…。
生徒どうしの情報も行き交っていたのだろう…。
「Oh! What A Night」で、
レンセイが客席に降りて来たときも、
昨日よりは、はるかに盛り上がった。
なによりも男子が、
そう、今日もまた男子が、
レンセイのあとを受けて大声で歌ってくれたのだ。

気を良くしたメンバーには、
次第に「いける!」という自信が芽生え、
トークにも冴えが戻り、
午後の「屋代南高等学校」ライブでは、
さらにリラックス・ムードで、
高校生たちの中に溶け込んでいったように思う。
この頃からは、
女子たちもあちこちで手を振ったり、
それに対するメンバーの反応にキャーキャー、
といった、いつもながらの、
和気あいあいのライブになっていったのだった。
そして、終了後の楽屋口には、
サインを求める女子高生が、
はにかみながらも、何人も訪れていた。
……。
ああ、良かった…。
それにしても、
「インターネット時代の子たちなんだなあ」
を、まざまざと実感させられた。
うん、この想像は間違ってないと思う。
なぜならば、
翌週の長野市での後半戦では、
それを裏付けるが如く、
実に凄まじい光景を見せつけられることになるからだ。
……。
ちなみに、
この屋代南高校のライブのあとには、
合唱部のみなさんの依頼もあって、
「コーラス・ワークショップ」も開催した。
人数が少ないので、
みなさんにステージに上がってもらっての、
とても贅沢なひとときだったように思う。
では、みんなで記念撮影といきましょう。
ほら、先生方も、恥ずかしがらないで、
どうぞ、どうぞ、どうぞ、
ほら、ほら、ほら、
パチリ。

そして翌日。
6月7日(木)晴れ
朝の10時半から始まった、
今回5校目となる、
「坂城(さかき)高等学校」のライブで、
北信地区高等学校・芸術鑑賞会の前半戦も、
無事に終了。
ここも、みな大人しかったが、
この頃になると、
私にはもう一抹の不安もなかった。
「ジャミン・ゼブは高校生にも受けるんだ」
という自信に、
一点の曇りもなかったのだ。
「なあに、みな乗り方を知らないだけなんだよ。
ふふふ。」
みたいな…。
それが証拠に、
屋代駅では何人もの女子生徒たちが、
反対側のホームから手を振っていたし、
「あのぉ、一緒に写真撮ってもらっても、
いいですかぁ…。」
という子たちもいたではないか。
ただし、これだけは謎だ…。
私たちが改札を入って、
反対側のホームに向かって歩いているとき、
その坂城高校の男子が4、5人、
ベンチでくっちゃべっていた。
と、そのとき、その中の一人が、
「おっ、シモンだ。
おい、みんな、シモンだぜ。」
と騒ぎだした。
そして、階段を上っているシモンに向かって、
「シモ〜〜〜〜〜〜〜ン!」
と、大声をかけた。
するとシモンがニコッと振り向く。
それを見て彼らは、
「クウ〜、シモン、めっちゃカッケエー!
俺、メッチャ、上がった〜〜〜〜〜〜!!」
……。
なぜだ、
なぜ女子ではなく男子なのだ…。
……??
なぜだ、
なぜ、シモンなのだ…。
……???
この謎は、今もって解明されていない。
……。
最後に、また蕎麦の話を書いておかねばならない。
私たちは屋代からローカル線で上田まで出て、
上田から新幹線で帰京することになっていたのだが、
私とショーちゃんは、時間があったので、
その上田駅の中にある「立ち食いソバ」っぽい店に入り、
このツアー最後の蕎麦を食べた。
で、これが、
またまた、、
うまっ、うまっ、うまっ、うまっ、、、
うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!
たったの400円(くらいだったように思う)ぽっきりの、
東京でも、どこにでもあるような、
カウンターだけの店の蕎麦が、
絶品なのだ。
いやあ、恐れ入ったぜ、長野…。
ね、ショーちゃん。

えっ、
またその写真かい?
そう、たしかに…。
こんなことなら、
毎回撮っておけばよかったかな…。
……。
(つづく)
なんだか昨日、今日と寝てばかりいました。
早くも夏バテでしょうか…。
仕事もどっちゃりあるし、
アレンジもやろうと張り切っていたのですが、
どうにも体が言うことをきかなくて…。
そういえば、
金曜日(7/6)の岡崎も強行軍だったし、
すごく蒸し暑かったですからね。
なんだか最近、
年を感じることが多くなりました。
めっきり…。
いけませんね…。
ブツブツ…。
ボソボソ…。
あ〜あ…。(ナマあくび)
(それが年なんだよ)
……。
(反論できず)
…………。。。
SHUN MIYAZUMI
July 01, 2012
信濃の国日記 その2
今回の信濃路ツアーで、
私たちは、ある特別な依頼を受けていた。
それは、
長野の人なら誰でも知っている「県歌」を、
ジャミン流にアレンジして歌って欲しい、
というものだった。
それが、これ。
『信濃の国』

いやあ、これは難しかった。
今年は、こうした依頼が多いのだが、
その中でもこれは特別の難しさだった。
今までジャミンに書いた中でも、
一番と言ってもいいくらいの難産だった。
なぜならば、
明治時代、日清戦争直後に作られた曲らしく、
詞が文語調で書かれているからだ。
1番はこうだ。
「信濃の国は十州に 境連ぬる国にして
聳(そび)ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し
松本伊那佐久善光寺
四つの平(たいら)は肥沃(ひよく)の地
海こそなけれ物さわに 万(よろ)ず足らわぬ事ぞなき」
こんな感じの詞が6番まであるのだが、
とても覚えられないので2番までにしてもらった。
長野の人は、全部スラスラ歌えるのだろうか…?
そして途中には、
ちょっと洋楽っぽいバラードのような部分が加わるのだが、
この詞がまた難しい。
「尋(たず)ねまほしき園原(そのはら)や
旅のやどりの寝覚(ねざめ)の床(とこ)
木曽の桟(かけはし)かけし世も
心してゆけ久米路橋(くめじばし)」
いやあ、これは、とても無理だ。(特にレンセイは…)
もし歌詞を間違えでもしたら大変なことになるので、
ここはラララとバロック調のアレンジで逃げた。
さらには曲が軍歌調ときている。
いつもの、得意のコード・チェンジや、
お洒落リズム・パターンだけでは、
とても逃げ切れそうもない。
これを、どうやってジャミン流にやればいいのだろう…?
……。
しかし、なんとか書いた。
メンバーも必死で覚えた。
何よりも詞を…。
そして、最初のリハーサルで、
私たちがこの曲を演奏すると…、
と…、
地元の照明や音響のスタッフが、
作業を中断して聞き入ってくれて、
最後は、こんなお褒めの言葉を下さった。
「ジャミンがやると、こんなに変わるんですねえ。」
「こんなお洒落な『信濃の国』初めて聞きましたよ。」
「きっと高校生たちも喜ぶと思いますよ。」
ほっ…。
よかった…。
これで、また一つ武器が出来たぞ…。
そう、私たちは、
この高校生ツアーを成功させるために、
あらゆる武器、アイディアを駆使して、
今考えられる限りの最善のセット・リストを組んだのだが、
正直、これも心配の一つだったのだ。
というわけで、
6月5日(火)の初日を迎えることとなった。
清々しい快晴で、
歌にもあるように聳ゆる山々が美しい。
いよいよ朝の10時から、
「中野西高校」の生徒さんを迎えてのライブが始る。
メンバーも私も、
まったく予想のつかないライブだ。
「はたして受けるのか…。」
「みんなが白けて寝ちゃったらどうしよう…。」
「どんどん席を立って帰りだしたらどうしよう…。」
こんな不安な気持ち、プレッシャーは、
デビュー直後のフリー・ライブ以来かもしれないな…。
恐る恐る会場のドアをあけてみると、
この学校はかなり女子が多い。
少し安心した。
みんな、盛り上がってね〜。
でも…、
予想に反して、
静かな立ち上がりだった。
1曲目「Come On Get Happy」が終わると、
いつもは即座に歓声が起きるのだが、
3秒ほどの沈黙のあとに拍手が来る。
どの曲が終わっても、拍手までに、
3秒くらいのタイム・ラグがある。
なんとも不安にさせる沈黙だ。
受けてないのか…、
ただ大人しいだけなのか…、
こうしたライブは初めてなので戸惑っているのか…、
なんともよくわからない…。
……?
でも私は、
「無理もない…。
誰もジャミンを知らないのだから…。」
と自分を励ましながら固唾をのんでライブを見守る。
しかし、終演後にアンコールを要求する、
大きな拍手が鳴り止まなかったので、
ひとまず安心した。
しかし、トークも含めて、
これはまだまだ改善しなくてはならない。
もっともっと良くなるはずだ。
もっともっと高校生の心を揺さぶらなくてはならない。
休憩の間も私たちは真剣に対策会議だ。
そして、1時半から2校目。
「中野立志館高校」のライブが始まる。

ここは男子も多いぞ。
ううむ、強敵だな…。
そして、ここも静かな立ち上がり。
場内が暗くなって、
メンバーが登場しても拍手も起きない。
ううむ…。
手強い…。
ところが…、
何曲目かに驚くべきことが起こった。
最前列に近い左の方の席の、
5人ぐらいの男子生徒から、
一斉に、
「シモ〜〜〜〜〜ン!」
という歓声が上がったのだ。
なぜだ。
なぜ、女子ではなく男子なのだ…。
……?
彼らは終了間際にも、
「シモ〜〜〜〜〜ン!」
と叫んで、手を振っていた。
なぜだ。
なぜシモンなのだ…。
……??
そんな謎を残したまま、
とりあえずこの日のライブは無事終了。
しかし、まだまだ良くなるはずだ…。
もっともっと受けるはずだ…。
このあと、私たちは、
ジャンボ・タクシーに乗り込み、
明日の会場のある千曲市まで1時間かけて移動。
そのタクシーの中でも真剣に対策を練りに練った。

明日の会場「あんずホール」のある千曲市の宿泊ホテルは、
屋代という駅のすぐソバにあった。

ここも山に囲まれた美しいところだ。
ここで食べる蕎麦も間違いなくうまかろう。
私は早くもそんな思いにかられていた。

と、そんなことを言ってる場合ではない。
私たちは少しだけ休憩して、
「あんずホール」に移動して明日のリハーサル。
やれやれ、
なんというハード・スケジュールだろう。
音響や照明のみなさんも大変だなあ…。
そんな時、スティーヴが、
「twitterに中野の生徒さんから、
いっぱい来てますよー。」
と、嬉しいことを言ってくれた。
ショーちゃんはノート・パソコンを見ながら、
「おや、Facebookにもゼブログにも、
コメントがいっぱいですよ。」
と、さらに嬉しい追い打ちをかける。
「受けてたんだ…。」
「ただ、乗り方を知らなかっただけなんだ…。」
ほっ…。
良かった…。
でも、明日はもっと良くするぞ〜。
……。
そして夜の9時に、
この長い長い1日が終わった。
さっそく私とショーちゃんは、
「屋代駅」の近くの小料理屋に飛び込んで、
蕎麦を注文。
で、ここが、また、
うまっ、うまっ、うまっ、
うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!
しかも安い。
昨日の中野もそうだったが、
こんなに美味くて安い蕎麦が毎日食えるなんて、
長野の人が、
うらやまし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!
というわけで、
今宵もこの男は大満足のようだ。

えっ?
前回の写真と同じじゃないか?
いやいや、
この男は満足すると、
いつもこういう顔をするのだから、
問題ないのではなかろうか。
それにしても、
明日も楽しみになってきたな。
(なにが…?)
ん…?
(写真はみな拡大可)
(つづく)
金曜日(6/29)の「A'TRAIN」も、
盛り上がりましたねえ。
なつかしい高校の同級生も来てくれたりで、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
みなさん、ありがとうございました。
で、次回(7月)は、
最終週がジャミンのツアーとぶつかるので、
その前の週の金曜日、
7月20日の変則開催となります。
くれぐれも、お間違えなきようにお願いします。
さ、激動の6月も無事に終了。
7月は少しだけ余裕ができたので、
明日からまた新作を書こうかと思っております。
あんまり休んでると、
あの男がうるさいもんでね。
あの蕎麦好きの…、
あの男が…。
……。
SHUN MIYAZUMI
June 23, 2012
信濃の国日記
6月4日(月)晴れ。
今日から信濃路ツアーだ。
ジャミン・ゼブ『長野県北信地区高等学校・芸術鑑賞会』
北信濃にある高校9校の生徒さんたちに、
ジャミン・ゼブのライブを体感してもらおうという、
壮大なスケールのライブ・ツアーで、
今週はその前半戦。
4日間の長旅が今始まろうとしている。
わくわく。
期待で胸がいっぱい。
と言いたいところではあるが、、、
正直、今回は不安要素もいっぱいあった。
まずは先週後半の『SEASONS』リリースにともなう、
名古屋3daysツアーと日吉「藤原洋記念ホール」で、
1時間半のライブを連続5回も敢行したことによる、
メンバーの喉の疲労具合はどうなんだろう…。
なにしろハードだったからなあ…。
そして、たった1日置いて、今度は、
これまた1時間半のライブが5回にワークショップが1回、
という、もっとハードなスケジュールが待ち構えている。
はたしてメンバーの体力と喉は保(も)つのか…。
……。
まだある。
どちらかというと大人向けの音楽で、
しかも英語の曲、洋楽が中心のジャミンの音楽を、
ティーン・エイジャーが楽しんでくれるのだろうか…。
……。
ま、高校生を対象としたライブは、
今までにもなんどかやっていて、
それなりに大盛り上がりしたのだが、
それらはみな “女子校” だった。
ルックスは結構イケてるグループなので、
女子にはある程度受ける自信はあるのだが、
今回はすべて共学校だ…。
中には工業高校や農業高校といった、
あきらかに男子の方が多いであろう高校も含まれている。
ううむ…。
大丈夫か…。
「こんなの聴いてられねえよ。」
と続々と席を立って退場されたらどうしよう…。
ほとんどの男子が、
椅子に足を投げ出してグーグー寝てしまったら、
どうしよう…。。
あまりの退屈さに、
みんなペチャクチャ喋りだして、
とてもライブどころではない雰囲気になったら、
どうするのだ…。。。
しかも全員がジャミン初体験という、
完全アウェーでのコンサートだ。
これが、9回も…。
大丈夫か…。
……。
そんな不安な気持ちのまま、
14:04東京発の長野新幹線、
「あさま」に乗り込んだわけだが、
疲れを知らぬ、元気いっぱいのメンバーや、
ピアノの小林岳五郎君の姿を見たら、
なんだかうまくいきそうな気がしてきた。
若い彼らに取り越し苦労は必要なかろう。
(そうだ、そうだ…。)
長野駅に着くと、
今度は「ながの電鉄」というローカル線に乗り換える。
そのホームに降り立つと、
嬉しなつかしい光景が待っていた。
特急はかつての「小田急ロマンス・カー」、
普通電車は東急東横線の昔の車両だったのだ。

「ああ、まだ現役で頑張っていたんだなあ…。」
老体にムチ打っての頑張りは、
なんだか我が身を見ているような気分だった。
あははは。
ん…?
その特急に揺られること約30分。
到着したのは「信州中野」というところ。
ほとんど新潟に近い北信濃の駅だった。
出迎えのタクシーに乗って、
明日のライブ会場「中野文化会館」に到着すると、
車で駆けつけてくれたドラムの今村健太郎君、
ベースの金森もとい君にも無事再会。
これで全員揃った。
そして今日はリハーサルのみ。
会場に入ると、
たくさんの音響と照明スタッフさんたちが、
準備に追われていた。

当初は、学校の体育館でやるものとばかり思っていたのに、
こんなに立派な、完璧なプロ仕様のステージだとは…。
正直これにもビックリした。
「すごい!
なんというお金のかかったプロジェクトなんだ…。
これは、ますます失敗できないぞ…。」
またまたプレッシャーから、
取り越し苦労が始まってしまう。
(よせ。俺らしくないぞ。)
でも、なんとか無事にリハーサルを終えると、
うまくいけそうな気にもなってきた。
その瞬間、
猛烈な空腹を覚えてきた。
そういえば時計の針はもう夜の8時を過ぎている。
そして私は、
嬉しい現実を思い出したのだった。
「そうだ! 今俺は長野にいるのだ!
長野と言えば、蕎麦のメッカではないか!!!」
長野…。
蕎麦…。。
それは、今を去ること40年近くも前のこと…。。。
大学生だった私は、
所属していた音楽サークル、
「ライト・ミュージック・ソサエティ」や、
仲のいいヴォーカル・グループ「カルア」の仲間たちと、
長野県は中軽井沢の駅前にある、
「かぎもとや」という蕎麦屋に、
ただ単に蕎麦を食うだけのために、
休日を利用して出かけたものだ。
ここで私たちは、
有名人も多数訪れるという、
名物の「もりそば」を、
何枚積み上げるかという競争をしたもんだ。
いくら蕎麦好きの私でも、
6枚食べるのが精一杯だったが、
私の仲間には、
なんと17枚も積み上げたやつがいた。
ま、それほど美味い蕎麦だったのだ。
懐かしいなあ…。
あはは…。
(今でも、17枚というのは異常だと思っているが…。)
そう、それほどまでに私は蕎麦(そば)が好き。
蕎麦、蕎麦、蕎麦、蕎麦、蕎麦、蕎麦、蕎麦がだ〜い好き!
というか麺類だったら何でも好き。
うどんも、きしめんも、ラーメンも、冷やし中華も、
ソーメンも、パスタも、
もうもう、み〜んな大好き!
それに輪をかけるくらい、
ショーちゃんも麺類がだ〜い好き!!!
ということで私とショーちゃんは、
ホテルでチェック・インをすませるや、
大急ぎで近所の小料理屋に飛び込んだ。
黄色い旗に黒く「そば」と書かれた文字に惹かれて…。
若い連中は、
「肉が食いた〜い」と、
なんの変哲もないファミレスに行ったようだが、
私たちはそんな無粋なことはしない。
信州といったら、なにをさておいても蕎麦ではないか。
さて、そんな殺風景な、バイパス沿いにある、
ただの小さな小料理屋の蕎麦。
さほど有名でもなかろう、
そんな普通のお店の蕎麦だったが、
これが…、
これが………、、、
うまっ、うまっ、うまっ、うまっ、うまっ、うまっ、
うま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!
それは、
この男の表情からも伺い知ることができよう。

さらに、ここの酒がまた絶品だった。
「長野恐るべし!」の感を強くした。
いい気持ちで杯が進むにつれ、
私にはもはや一点の不安もなくなった。
み「ショーちゃん、さして下調べもしないで、
初日からこんな蕎麦や酒にありつけるなんて、
やはり俺たちはついてるな。」
ゆ「ですな。」
み「これで、このツアーは成功したも同然だな。」
ゆ「そんな単純な話っすか。」
み「そうだよ。
この蕎麦や酒の美味さったらないだろう。」
ゆ「それとライブはどう関係あるんすか。」
み「なにを言ってる、これこそ、
神が俺たちを後押ししてる証拠ではないか。」
ゆ「じゃ、そういうことにしておきますか。」
み「いやいや、そうに決まってるんだ。
もう成功間違いなしなのだ。
あははははは。」
ゆ「……。」
み「ね、ショーちゃん。」
ゆ「………。」
なあに、彼は知っているのだ。
こんな状態になったときの私が、
いかに無敵であるかを。
……。
(つづく)
いやあ、それにしてもこの1ヶ月は、
私にもあまり経験がないくらいの、
凄まじいスケジュールでした。
さすがの私が、
先週は体調に異変を覚えたくらいですから。
体はバキバキ。
お酒も飲みたくないほど疲労困憊。
……。
でも、3日連続のマッサージ通いと、
暴飲暴食を控えたおかげで、
ようやく昨日あたりから普通の体に戻れました。
ふ〜…。
今日は1ヶ月ぶりに家で食事の出来る土曜日です。
で、今日、明日と休養して、
月曜日、火曜日は山形県の鶴岡市に行ってきます。
今度は鶴岡の高校生対象のライブです。
みんな待っててね。
それが終わると、ようやく一段落。
今週の金曜日(29日)の「A'TRAIN」は、
大いに弾けたいと思います。
みなさん、いらして下さいね。
それにしても、
ジャミンの元気なことといったら…。
若いんだなあ…。
……。
SHUN MIYAZUMI
June 11, 2012
ジャミン・ゼブ『裏・シーズンズ』その3
ジャミン・ゼブ『SEASONS』

「裏シリーズ」の最終回です。
一回パスさせていただきましたが、
これも早めに終わらせておかないと、
時期を逸してしまいますからね。
急げ、急げ。
というわけで、
梅雨空を吹き飛ばすかのような、
爽やかなジャミン・サウンドの裏側を、
ちょっと覗いてみることにしましょう。
どれどれ…。
06. I'm A Believer(アイム・ア・ビリーヴァー)
lyrics & music : Neil Diamond
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

この譜面は、
ちょうど真ん中あたり。
フルートの間奏後に登場する、
メンバー4人による、
「超絶技巧スキャット」の導入部分です。
このアレンジ手法を最初に使ったのは、
アルバム『Dream』に収められている、
「New York life」という曲でしたか。
シモン〜スティーヴ〜コージロー〜レンセイが、
まったく違うフレーズを歌いながら積み重なって行く、
というジャミンならではのもので、
題して、
「音のトリプル増毛法」。
ん…?
同じく『Dream』の中に収められている、
「Scarborough Fair」でも、
『Garden』に収録されている、
「町から町へ」でも、
このアレンジ手法を使っております。
ま、本音を言いますとね。
あれ、書くの大変なんです。
クラシックの世界では当たり前の、
フーガ(対位法)てやつの変則版とでも言いましょうか。
書いてくうちにどんどん頭がこんがらがって来る。
どうしてこんなこと始めちゃったんだろう…?
こんな面倒くさいことやめちゃおうかな…。
と、いつも挫折しそうになるのですが、
せっかく途中まで書いたのだから、
頑張って仕上げようと悪戦苦闘…。
……。
そんな涙ぐましい努力の上に完成した部分なのですが、
いとも簡単に歌ってしまう4人を見ていると、
嬉しくもあり、悔しくもあり…。
……。
(くそ、見てろ。
今度はもっと凄いの書いてやるから…。)
と、燃えてしまって、
また罠にはまっていく…。
ま、この繰り返しですかね。
このプロジェクトは。
あははは。
(意味のない笑い)
もうひとつ。
この作品では、
♪バドゥバダバドゥバドゥバドゥバドゥバドゥバ♪
という、
なんとも軽妙なスキャット・フレーズが、
全編を支配しています。
前述したフーガの部分では、
このフレーズがモチーフになっているのですが、
このアイディアは、ワーグナーのオペラ、
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
の2幕の最後に登場する大フーガから頂戴しました。
あれはケッサクでしてね。
中世の吟遊詩人よろしく、
真夜中に、恋慕する彼女の家の窓の下で、
ギターをかき鳴らしながら歌う冴えない男。
そこに、近所のおじさんたちが、
「おい、誰だこんな夜中に歌なんか歌いやがって。
うるさくて眠れないじゃねえか。」
と一人、また一人と出て来る。
そのうちに、
「なに言ってんだ。
お前の声がうるさくて目が覚めたじゃねえか。」
とばかり男同士で喧嘩が始まる。
するとおかみさんたちも出て来て、
「あら、あんた、うちの亭主になにすんのよ。」
とばかり、相手の男の頭をポカリ。
すると、その相手の男のおかみさんも黙っちゃいない。
「ちょっと、あんたこそうちの亭主になにすんのよ。」
とばかり、今度は女同士でも大乱闘。
最後はもうもう、
収拾のつかない大混乱になってしまう。
で、これが、
混声合唱団とオーケストラによる大フーガで、
延々とかき鳴らされという、
ま、ワーグナーならではの、もの凄い音の世界。
まさに、
喧噪と秩序、
混乱と収拾、
といった、
相矛盾するテーマを渾然一体とさせるという、
私の大好きな世界が、
壮大なスケールで展開されているのです。
というわけで私も、
久しぶりにやってしまいました。
もちろんワーグナーさんの壮大なスケールには、
到底及びませんが。
バカバカしさも含めて。
あははは。
(意味のない笑い その2)
ちなみにこれ、
「椅子取りゲーム」には最適ですよ。
この、
♪バドゥバダバドゥバドゥバドゥバドゥバドゥバ♪
が出て来る場面では、
歌とピアノを除いて、
(何箇所フルートは参加)、
ドラムもパーカッションもベースも、
パタッと止まってしまいます。
ここで「キャーッ」と椅子を取って座ってしまう。
どうですか、
面白そうでしょ。
何回も何回も出て来ますから。
えっ?
そんなバカなことやってられるか、
ですって?
確かに…。
07. 世界に一つだけの花
lyrics & music : Noriyuki Makihara
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

このアレンジの完成日は、
2007年2月11日とありました。
ジャミン・ゼブ結成から半年後。
まだレコード会社も決まっていない頃です。
しかし、なぜか今までCD化されませんでした。
と言うより、
入る場所がありませんでしたね。
でも、表の解説にも書いたように、
今回のコンセプトは、
「わかりやすさ」です。
ま、言ってしまえば、
ジャミン・ゼブ・サウンドの入門編。
ならば、この時を置いて、
収録するチャンスはないかもしれない…。
……。
というわけで、
ようやく陽の目をみることができました。
ああ、良かった…。
さて、この曲も、
コードを大幅にいじってみました。
というより、
得意の「コード細分化」です。
A♭ / E♭/G | D♭(9)/F / A♭/E♭ |
ラーラララ ラララ ラーラーラー
D♭maj7 / A♭(9)/C | E♭sus4 / Fm |
ラーラララ ラララ ラーラーラー
イントロから、
1小節を2分割して、
ベースが下降していくという、
原曲には見られないコード進行。
Aメロではこうなります。
A♭ / D♭(9) | E♭(9)/ A♭ |
花屋の店先に並んだ〜
Fm / B♭m7 | B♭7/D / E♭(9)|
いろんな花を見ていた〜
A♭ / D♭(9) | E♭(9)/ C/E |
人それぞれの好みはあるけど〜
Fm / D♭(9) | E♭sus4 / A♭sus4 |
どれもみんな綺麗だね〜
時おりジャズのテンションなんかも散りばめながら、
よりお洒落なサウンドをめざしての、
大胆なコード・チェンジです。
ぜひ原曲と聴き比べてみて下さい。
コードのことはわからなくても、
微妙な音の変化の違いは、
お分かりいただけると思います。
というわけで、
コージローの爽やかな情感に溢れたリードに、
ビロードのようなコーラスが絡んで、
素敵なジャミンの世界がまた一つ出来上がりました。
まさにカヴァーの醍醐味ですね。
余談ですが、
「そうさぼくらは〜」
の後に初めて登場するドラム。
あの、山木秀夫さんの、
「ドデスカデンデン」
の、太鼓のフィル・インのかっこよさったら…。
これも、さすがです。
イエ〜イ!
というわけで、
『SEASONS』
お楽しみいただけてますでしょうか。
このアルバムを引っさげて、
全国各地、
まだジャミンを知らない人たちにむけて、
どんどんライブを展開していきたいですねえ。
相変わらずのご声援のほど、
よろしく、御(おん)願い奉りま〜〜〜〜〜す!
デンデンデンデンデンデンデン♪♪♪
さ、
また、
楽曲探しの旅に出るとするか…。
……。
(おわり)
土曜日(6/9)の「たまプラーザ」は、
雨で中止になってしまいました。
残念無念…。
昨年から延々と続いていた、
奇跡のような「晴れ男たち」伝説も、
ついに途絶えてしまいました。
ガクッ…。
でも、
ライブはなくても、
サイン会と握手会だけでも、
あんなにたくさんの方が来て下さるなんて…。
本当に感激しました。
そして、
お買い上げいただいたCDが、
なんと…、
108枚!
……。
みなさま、ありがとうございました。
これは絶対リベンジですね。
山野楽器さ〜ん、
よろしくお願いしま〜す。
というわけで休む間もなく、
明日(6/12)から3日間、
先週に続いて、
長野に遠征してまいります。
長野の高校生と、
またまた素敵な出会いが楽しみです。
長野の美味しい蕎麦との、
またまた素敵な出会いも楽しみです。
先週は4カ所で食べて、
全部当たりでしたからね。
待っててね〜。
おソバちゃ〜ん。
(違うだろ)
ん…?
SHUN MIYAZUMI
May 28, 2012
ジャミン・ゼブ『裏・シーズンズ』その2
ジャミン・ゼブのニュー・アルバム『SEASONS』
発売まであと2日となりました。
わーい、わーい。
ジャミン・ゼブ『SEASONS』

いよいよカウント・ダウンですね。
という訳で今日も、
発売にさきがけて、
「裏」話の登場です。
でも、くどいようですが、
余計な先入観なしに聴きたい方は、
今はじっとがまん…。
アルバムを聴いたあとで、
来て下さいね。
03. Besame Mucho(ベサメ・ムーチョ)
lyrics & music : Consuelo Velazquez
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

昨年9月のファン・ミーティングのことでした。
このときの「目玉企画」として、
私が立案したのが、
「メンバーそれぞれによるカラオケ大会」
いやあ、これ受けましたねえ。
私も、ここまで楽しいものになるとは、
思ってもいませんでした。
メンバー個々の、
「秘めたるエンターテインメント魂」
を、見たような気がしました。
なかでも圧巻は、
スティーヴの『青い山脈』(藤山一郎)と、
シモンの『ベサメ・ムーチョ』でしたかね。
なによりも彼らが、
こんな古い曲を知っていることにビックリでした。
(おい君たち、年ごまかしてないか?)
そして、その時私は、
この『ベサメ・ムーチョ』を、
ぜひレパートリーに加えたいと思ったのです。
そう、ちょうどこんなタイプの曲が欲しかったから。
そろそろ、こんな大人な曲もやってみたかったから。
『青い山脈』は、ちょっとねえ…。
いくら私でも、
これをジャミン風にアレンジするのは、
ちと無理かも…。
……。
ま、「一郎スティーヴ藤山」氏には、
またファンミでご登場願うとして、、、
この曲のアレンジは、
「音使い」という意味では、
さほど難しくはありません。
彼らのレパートリーのなかでも、
簡単な方でしょう。
(今回もスコアの一部を掲載しました。
拡大でも見られます。)
しかし、
「雰囲気」「ムード」「色気」「官能」という点では、
今までジャミンが経験したことのない難しさ、
だったのではないでしょうか。
でも、さすがに半分メキシコの血をひくシモンが、
歌う度にどんどん成長をみせてくれて、
3人をグイグイ引っぱってくれましたね。
その結果、
爽やかさは残しつつ、
今までとは一味違う色っぽいハーモニーも、
なかなかセクシーに決まったように思うのですが、
さあ判定やいかに…。
……?
そして、
ならば負けじと、
バックのおじさん、おにいさんたちも、
それぞれの世代の「色気」で大奮闘。
これぞ、
「男の色気悩殺バトル、時空を超えた大饗宴!」
イエ〜、メ〜ン!!
な〜んちゃって…。
……。
04. Wrap Troubles In Your Dreams(ラップ・トラブルズ・イン・ユア・ドリームズ)
lyrics : Ted Koehler, Billy Moll
music : Harry Barris
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

「表」の解説にも書きましたが、
このアルバムのコンセプトは、
青春という名の「春」と「わかりやすさ」です。
つまり、今までのアルバムのなかで、
とびきりポップなアルバムと言えるのですが、
でもね…。
やはり1曲くらいは、
ジャズ・スタンダード、ジャズ・ハーモニー、
軽快にスイングするナンバーが欲しいではありませんか。
ということで、
私が選んだ曲がコレ。
ただし、いわゆる「モダン・ジャズ」ではなく、
ディズニー・タッチ、ミュージカル・タッチで、
誰にでも楽しめるようにしました。
レンセイの軽妙なリードが光ります。
昔から大好きな曲で、
私もよくライブで演奏します。
詞もいいですねえ。
「Just remember that sunshine
Always follows the rain」
(覚えてて。
太陽はいつも雨の後を追っかけているんだよ。)
というフレーズはいつも、
ほのぼのとした感動を与えてくれます。
そう、今はどん底のどしゃ降りでも、
この雨がやんだら、
またお日様が顔を見せるのだ。
そうだ!
悪いことは続かないんだ。
そう思って、頑張ろうじゃないか。
そうだ、そうだ!!
そんな曲です。
では、元気いっぱいのジャミンの歌で、
今日も癒されましょう!
請求書なんかいっぱい来てたって、
気にしないでいきましょう!
イエ〜〜イ!!
な〜んちゃって…。
……。
05. Serenade(シューベルトのセレナーデ)
lyrics : Ludwig Rellstab
music : Franz Schubert
additional lyrics : Lensei
additional music : Shun Miyazumi
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

これは、さらにさかのぼって、昨年の5月。
ル・テアトル銀座で開催された、
『シューベルトの音楽映画』と、
『ジャミン・ゼブのミニ・コンサート』、
というジョイント企画から生まれた作品です。
「せっかくの企画なんで、
ジャミン流にシューベルトに挑戦しませんか?」
という主催者さんのたってのリクエストで、
書いたのでした。
いやあ、こういう曲をアレンジするのは、
難しいですねえ。
原曲があまりにも有名だし…、
芸術的な評価も高いし…、
だから作者を冒涜してはいけないし…、
かといってジャミンらしさ、新しさは出したいし、
……。。。
でも、なんとか、
うまくいったように思います。
(自己満足でありませんように)
特にこのアルバムの演奏は圧巻だと思います。
スティーヴのリードも力強いし、
重量感あふれるコーラス・ワークも絶品。
今までのジャミンのア・カペラ・ソングの中でも、
秀逸の出来栄えといってもいいのではないでしょうか。
これなら、シューベルトさんも草葉の陰で、
喜んでくれているのではないか…。
勝手にそう思っております。
それにしても、
この企画は面白かったですねえ。
またやりたいな…。
「ショパンとジャミン」
「ラフマニノフとジャミン」
「ブラームスとジャミン」
「マーラーとジャミン」
な〜んちゃって…。
……。
(つづく)
そういえば私…、
あと6時間ほどで…、
もうひとつ…、
年をとるみたいです。
還暦+One
か…。
ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
……。
ま、そんな私でございますが、
それに先駆けて、
金曜日(5/25)の「A'TRAIN」ライブでは、
本当にたくさんの方に祝っていただきました。
ありがとうございました。
幸い健康には何の問題もないようなので、
来るべき1年も、
熟年オヤジ・パワー全開で頑張りたいと思います。
引き続きのご支援、ご声援、
なにとぞよろしくお願い致します。
では、元気に名古屋ツアー行ってきます。
ガオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
(いつもより長めに)
SHUN MIYAZUMI
May 21, 2012
ジャミン・ゼブ『裏・シーズンズ』その1
ジャミン・ゼブ6枚目のアルバム『SEASONS』♪
発売まであと10日を切りましたね。
というわけで今日からしばらくは、
ジャミン・ゼブ・ファンにはすっかりお馴染み。
『裏・シーズンズ』を、
お送りしたいと思います。
少々フライング気味ではありますが…。
収録楽曲の知られざる秘話、
制作過程における面白エピソード、
作・編曲の手法やその解明etc.
作品の持つ、もうひとつの顔を紹介しながら、
さらに楽しく鑑賞してもらおう、
という、涙ぐましくも愛ある企画でございます。。。
そんな「裏」シリーズも、
これで何回めになるのでしょうか…。
……。
ただし、前回も言いましたように、
余計な先入観を持つことなく聴きたいという方は、
今は読まずに、CDを先に聴いてから、
このページに戻って来て下さい。
では、さっそくいってみましょう。
ジャミン・ゼブ『裏・シーズンズ』

あ、すみません、
まだ写真は1枚しかもらってないもんで…。
あとは発売日までのお楽しみということで…。
01. Seasons(シーズンズ)
lyrics : MIYAKO
music : Akinori Kumata, Ayumi Ozaki
arrangement : KAOS, Shun Miyazumi & jammin' Zeb

今回からヴォーカル・スコアも少しだけ公開です。
で、この写真はクリックすると拡大されます。
では、ちょっと拡大してみましょうか。
えい。
おや…?
左上に「Men」とだけ書いてありますね。
そうなんです。
これを書いたときには、
まだグループ名も決まってなかったんですね。
スコアの最終ページには、
いつも出来上がった日にちとサインを書くのが、
私の習性なのですが、
そこにはこうも書かれてあります。
「2006/9/6 by Shun Miyazumi」
……。
ジャミン・ゼブにレンセイが加わり、
ようやく4人が揃って初練習したのが、
2006年の8月25日です。
するとこの作品は、
それから間もなく大急ぎで書かれたわけです。
しかし、
今まで発表してこなかった…。
それはなぜだ…。
そして今になって発表する。
それも、
なぜなんだ…?
……??
お答えします。
つまり、こういうことなのです。
ジャミンは当初、
「ジャズ・コーラス・グループ」として、
結成されました。
世界にも通用する、
レベルの高いヴォーカル・グループとして、
大いに研鑽していこうではないか。
これが、そもそもの結成理由です。
したがって最初は、
ジャズのスタンダードからいこう。
スタンダードの名曲や知られざる曲を、
オリジナリティ溢れるアレンジで提供しよう。
難しいジャズ・ハーモニーや、
乗り(グルーヴ)や英語の発音を徹底的に磨こう。
そして、
日本語のオリジナルは、
しばらく、
足場が固まるまで封印しよう。
というわけで、
そんな決意のもと、
最初の3枚はすべて英語の楽曲で固めたわけです。
そうこうするうちに、
5年の月日が経ちました。
……。
今ではレパートリーも格段に増え、
ジャズ以外の楽曲でも、
ジャミンの素晴らしさが認められるようになりました。
「さくら」「好きにならずにいられない」
といった、日本語のカヴァー曲も、
なんら問題なく受け入れられるようになりました。
そればかりか、
フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、
といった国際色豊かな楽曲も、
続々とレパートリーに加わっている今日この頃。
ならば、
そろそろこの曲を解禁してもいいのかな…。
いわゆる「J-POPの曲」も、
やってみてもいいのかな…。
とまあ、そう思ったわけです。
しかもこの曲は、
「青春ソング」です。
彼らが中年になってからでは、
詞の鮮度が落ちてしまう。
そう、曲もいいけど、
詞が素晴らしいですからねえ。
『Beautiful Smile』でも素敵な詞を提供してくれた、
私が敬愛するMIYAKOちゃんの、
今だにピチピチの鮮度、新鮮丸かじりの詞は、
本当に素敵です。
♪春は優しさ溢れ咲いて
重く淀んだ雨は流れて
目に映るこの現実を
手に入れて微笑(わら)える♪
に始まる、四季(SEASONS)の表現を、
これほどまでに美しく、ポップに描いた詞を、
私はあまり知りません。
紫式部や清少納言が今生きてたら、
「おや、このお人、なかなかやるわいなあ〜。」
と、褒めちぎっちゃうかもしれません。
ううむ…。
ちと古かったか…。
……。
曲は、クマちゃん、岡田(旧姓)あゆみちゃん、
という古くからの、
私の友人クリエイター・コンビ。
「KAOS」というのも、
彼らのペン・ネームです。
MIYAKOちゃん共々、
いずれも関西出身の人たちです。
そして間奏やエンディングの英語詞は、
もちろんレンセイ君。
ジャミンのメンバーのアイディアも、
あちこちに取り入れながらの、
素敵な競作になりました。
みんな、ありがとう!
ちなみに私、
この曲聞くと、
もう一回青春やりたくなります。
試験勉強がなければの話ですが…。
もうちょっと賢かったらの話ですが…。
(ん…?)
あ〜、若かりし頃思い出すなあ〜…。
こんな風に純情だったかなあ〜、俺…。
彼女、元気かなあ〜…。
あの娘も、どうしてんだろうなあ〜…。
♡♡♡♡♡……
(おい)
えっ…???
02.You Can't Hurry Love(恋はあせらず)
lyrics & music : Eddie Holland, Brian Holland, Lamont Dozier
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb

この譜面の左上には、
ちゃんとjammin'Zebと書いてありますねえ。
そして最後のページには、
こう記されておりました。
2009/9/4→2010/6/23 Re-write
普段私は、一度書き上げると、
よほどのことがないかぎり、
書き直すということはしません。
しかし、これは苦労しました。
なにぶん曲がシンプルすぎるからです。
いわゆるAメロが8小節とサビが8小節(×2回)
基本的にはこれの繰り返し。
そして間にちょこっとブリッジのようなものが入る。
ま、60年代のポップスというのは、
みな、このような単純な構成が多いのですが、
こうした曲をジャミンでやる場合には、
もっと聴きごたえのあるように、
現代風にアレンジして、
スケールの大きな作品に仕上げてみたい。
それがジャミン・ゼブの使命ではないか…。
そう思ってやってきました。
が、しかし、これは一筋縄ではいきません。
Aメロとサビのコード進行が、
まったく一緒だからです。
原曲のAメロはこんなコード進行です。
(ちなみにジャミンはFのキーで歌っています)
| F | F | B♭ | F |
Love love to easy my mind〜
| Am | Dm | Gm7 | C7 |
そしてサビが、
| F | F | B♭ | F |
Can't hurry love (no you) just have to wait〜
| Am | Dm | Gm7 | C7 |
ねえ、おわかりでしょ。
歌詞、メロディーこそ違え、
コードの流れはまったく同じなのです。
これをふくらませていくのは、
いかに私といえども至難の業…。
……。
そこで閃いたのが、
やはり当時のモータウンのスーパー・スター、
ジャクソン・ファイヴが歌った、
『I Want You Back(帰っておいでよ)』
のコード進行でした。
「そうだ、あれと合体させてやろう!」
するとこうなりました。
| F / C/E | Dm / F/C | B♭9 / C74 | F |
Love love to easy my mind〜
| Am | Dm |Gm7 / F/A| B♭ / C74 |
ベース・ラインが、
F-E-D-C-B♭(ファ-ミ-レ-ド-シ♭)という風に、
一音ずつ下降していく。
最後の2小節は、
G-A-B♭-C(ソ-ラ-シ♭-ド)
と今度は上昇ラインです。
カッコいいですねえ。
これぞ、まさに現代風モータウン・サウンドです。
さあ、これで思う存分遊べます。
「煮詰まったときは、コード進行を見直せ!」
これが私流、無手勝流アレンジの極意なのです。
メンバー個々のソロ有り。
それに絡むドゥワップ・コーラス有り。
4声ジャズ・ハーモニー有り。
最後の方には、
レンセイのAメロに3人のサビが同時進行という、
ハチャメチャなパートまで登場する始末。
もう何でも有り有りの、
得意の「ブイヤベース・サウンド」の完成です。
ん…?
ただし…、
もうひとつだけ…、
この曲には欠かせないパートがありました。
「シュープリムス」のオリジナル(1966年)でも、
「フィル・コリンズ」のカヴァー(1982年)でも、
あの、イントロの、
「ドッドッドー ドッドッドドー〜」
というモールス信号のようなベースのリズムが、
とても印象的でした。
これを、どこかに入れないわけにはいかない。
ううむ…。
はい、閃きました。
インター部分及びエンディングで、
お祭りの太鼓のような、
ドラムのタムタムの強烈なリズムでやってやろう。
「ドンドンドン ドドンドドドドン〜」
そしてここに、メンバーのユニゾンで、
「No No !」を高らかに連呼してやろうじゃないか。
だから、最後は「No No!」の大合唱。
祭りだ祭りだ、ワッショイ、ワッショイ!
ん…??
というわけで、ようやく完成しました。
なんとも春っぽい曲になりました。
このアルバムに収録できて良かったです。
ライブでも盛り上がりますよー。
では、みなさんもご一緒に、
「No No! No No!〜」
さあ、祭りだ祭りだ!
ワッショイ、ワッショイ!!
ん…???
(つづく)
いやあ、毎日爽やかですねえ。
この季節が1年で一番好きです。
1年のうち、
5月が半分くらいあったらいいのに…。
そして今月は、
ジャミンのライブが少なかったので、
少し休養もできました。
準備万端。
月末からは、
怒濤の「夏の陣」に突入です。
やりますよ〜〜。
と、その前に、
5/25(金)は、
学芸大「A'TRAIN」の私のライブでしたね。
60才最後のライブも、
大いに弾けたいと思ってます。
祭りだ祭りだ!!
ワッショイ、ワッショイ!!!
(もういいから)
……。
SHUN MIYAZUMI
May 14, 2012
ジャミン・ゼブ『SEASONS』
今年、記念すべきデビュー5周年を迎える、
ジャミン・ゼブ通算6枚目のアルバムのご紹介です。
7曲収録のミニ・アルバムですが、
“ミニ” というパッケージでは3枚目になりますね。
もちろん今回も聴きごたえ充分です。
jammin' Zeb 『SEASONS』

最初のミニ・アルバムが、
2008年11月に発表した『Gift』。
お次が、記憶も新しい、
昨年(2011年)6月発売の『Summertime』。
そして、
『Gift』が冬のクリスマス・アルバム、
『Summertime』が夏をイメージしたもの、
となると、
この『SEASONS』は、
「春」ということになるのでしょうか。
それも「青春」という名の「春」。
……。
1年に春夏秋冬があるように、
人生にも「SEASONS」があります。
今まさに人生における「春」を迎えている彼らが、
“いろんな世代” の、“いろんな国” の、青春の歌を、
美しくも力強く歌い上げるポップ・ワールド。
ま、これが一つめのコンセプトです。
1960年代、
すなわち私の青春時代にヒットした曲もあります。
それ以前のアメリカやメキシコの、
有名なスタンダード楽曲もあれば、
19世紀のヨーロッパのラブ・ソングもありますよ。
さらには、最近の日本のヒット曲もあれば、
J-POPスタイルのオリジナル青春ソングまである。
いやまさに、春爛漫の華やかさですね。
♡♡♡
そしてもうひとつのコンセプトは、
「わかりやすさ」でしょうか。
最近いろんなところで、
こんな質問が多くなってきました。
「ジャミン・ゼブのCDが欲しいのですが、
どれから聴いたらいいんでしょうか?」
「ジャズのことはまったくわからないのですが、
そんな私でも楽しめるアルバムはどれですか?」
「音楽はまったくの素人なのですが、
私にもわかるCDってありますか?」
「一般的に有名な曲がたくさん入っているのは、
どのアルバムですか?」
そう、そろそろ、
そんなニーズにもお答えしなくてはいけませんね。
というわけで、
今回選ばれた楽曲のほとんどは、
ジャンルを問わず、
昔から親しまれてきた有名な曲ばかり。
そんなバラエティーにあふれる選曲を、
このプロジェクトのキャッチ・フレーズでもある、
「ジャミン流アレンジ」で、
相変わらず、斬新かつみずみずしく、
蘇(よみがえ)らせております。
6月以降の私は、
「ではまず手始めに、この『SEASONS』から、
お聴ききになってはいかがでしょう。」
胸を張って、こう答えるんじゃないでしょうか。
きっと…。
……。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
私は今回、
いつになくリラックス・ムードで、
制作することができました。
『Garden』『Summertime』と力作が続いたので、
今回は肩の力を抜いて、
自分も楽しむことにしたのです。
どうだ、私だって、
まだまだ若いんだぞ!
まだまだ「青春」を謳歌してるんだぞ!
そんな感じでね。(笑)
今までのジャミンには無かった世界もあるけれど、
でも、ジャミンはやっぱりジャミンだった。
相変わらずの美しいハーモニーは健在だった。
この5年間の成長を、しかと感じることが出来た。
そんな反応があると嬉しく思います。
みなさんも、それぞれの「春」を、
過去を、今を、
どうぞこのアルバムを聴きながらお楽しみ下さい。
では、いつものように楽曲解説♪♪♪
01. Seasons(シーズンズ)
lyrics : MIYAKO
music : Akinori Kumata, Ayumi Ozaki
arrangement : KAOS, Shun Miyazumi & jammin' Zeb
『Beautiful Smile』につづく、
ジャミン・ゼブ2曲目の日本語オリジナル。
しかも彼らにしては初めてともいえる、
完全な「J- POP・スタイル」の楽曲です。
春夏秋冬をこれほどポップに歌い上げた曲も、
そう無いのではないでしょうか。
いわゆるジャミン本流のサウンドではありませんが、
それでもあちこちにジャミン特有の世界観が、
眩(まぶ)しいほどに散りばめられております。
このくらい素敵な曲だったら、
J-POPだって大歓迎ですよね。
Programming:KAOS
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
02. You Can't Hurry Love(恋はあせらず)
lyrics & music : Eddie Holland, Brian Holland, Lamont Dozier
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
1966年に「シュープリムス」が放ったヒット曲。
ダイアナ・ロスのキュートな歌唱に、
まだ中学生だった私は、妙にときめいたものです。
1982年にはフィル・コリンズもカヴァーしましたね。
ここでのジャミンのメンバーはみな、
ファンキーなリズムに乗って、
ソロにコーラスにと大忙し。
まったく斬新なアプローチで、
この名曲を自由奔放に歌っております。
コンサート終盤での盛り上がりは、
これはもはやジャミンのオリジナルではないのか…。
そんな錯覚すら覚えます。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
Sax : Aokki
03. Besame Mucho(ベサメ・ムーチョ)
lyrics & music : Consuelo Velazquez
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲を書いたのは、
コンスエロ・ベラスケスという、
メキシコの16才の少女です。
16才にしては、
なんと大人びた、おませな曲なんでしょう。(笑)
ならばジャミンがやってもおかしくない。
しかもここには半分メキシコの血をひく、
シモンという若者がいますからね。
いやあ見事に歌ってくれたと思います。
「若さ」と「官能」という、
相反する、矛盾したテーマを、
うまくまとめあげることが出来たのではないでしょうか。
Piano & Keyboards : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
04. Wrap Your Troubles In Dreams(ラップ・ユア・トラブルズ・イン・ドリームズ)
lyrics : Ted Koehler, Billy Moll
music : Harry Barris
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
『Besame Mucho』が1940年の作品なら、
これは、さらにさかのぼって1931年に発表された、
アメリカの古いスタンダード。
いかにポップなアルバムとはいえ、
やはりジャズ・ナンバーもないとジャミンではない。
というわけで、数あるジャミンの、
未発表ジャズ・コーラス物レパートリーの中から、
今回選んだのはこれ。
レンセイの軽妙なソロ、
ジャミンならではの優雅なハーモニーに加え、
「覚えてて。
太陽はいつも、雨の後を追っかけているんだよ。」
という素晴らしい詞の世界は、
いつも私を勇気づけてくれます。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
05. Serenade(シューベルトのセレナーデ)
lyrics : Ludwig Rellstab
music : Franz Schubert
additional lyrics : Lensei
additional music : Shun Miyazumi
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
時代はさらに、どんどんとさかのぼって、
有名な「シューベルトのセレナーデ」が、
200年近い時空を超えて今蘇る。
彼の最後の歌曲集、
「白鳥の歌」に収められている美しいバラードで、
これを発表した1828年に、
彼は31才という若さでこの世を去ったのです。
シューベルト時代には無かったコードも使いながら、
現代にも充分通用する作品に仕上げることが、
私たちの願いでした。
スティーヴの切なくも力強いソロに、
重厚なハーモニーが絡む、
圧倒的なア・カペラ・ナンバーになりましたね。
06. I'm A Believer アイム・ア・ビリーヴァー(恋にいきよう)
lyrics & music : Neil Diamond
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
これも私の青春時代の曲です。
作ったのはニール・ダイヤモンドで、
ヒットさせたのは、あのアイドル・グループ、
モンキーズ(The Monkees)。
1966年のことでした。
しかし、こんなシンプルな曲でも、
簡単にやっつけてしまわないのが、
ジャミン・ゼブの真骨頂。
ここでは、ラテンのリズムに、
超絶技巧スキャットを駆使しながら、
原曲の楽しさを、さらに何倍も楽しくさせようと、
渾身の力を振り絞っての挑戦です。
ライブでの盛り上がりも、
考えただけでワクワクしますね。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
Flute : Akihiro Yoshimoto
07. 世界に一つだけの花
lyrics & music : Noriyuki Makihara
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
最後はぐっと現代に戻って、
2003年のスマップの大ヒット曲。
まるで、映画『Back To The Future』の、
タイム・スリップ列車に乗って、
「時空を超えた青春の歌探し」の小旅行から、
無事戻って来たような気分ですね。(笑)
コージローのみずみずしいリードに、
ビロードのようなハーモニー。
有名なJ-POPだって、
「ジャミンの手にかかればこうなる」ところを、
ぜひ一人でも多くの方に知ってもらいたいと思います。
Piano : Shun Miyazumi
Bass : Tetsuyuki Kishi
Drums : Hideo Yamaki
Percussion : Ryoichi Kayatani
発売日は5月30日(水)。
あと2週間ほどで、
みなさんのお手元に届きます。
どうぞお楽しみに。
そして、そのリリースを記念したライブが、
6月1日(金)名古屋「ビアンカーラ」
6月2日(土)慶應大学・日吉
「藤原洋記念ホール」
にて、華やかに開催されます。
どうぞ、お誘い合わせの上、
お越し下さい。
こちらも、最高に楽しいものになることでしょう。
くどいようですが、
今年はジャミン・ゼブの記念すべき5周年です。
このアルバム発表から年末までは、
いろんな企画で、ワッショイ、ワッショイ。
この最高に素敵なグループの、
5周年を祝ってやろうと思っています。
どうぞみなさんも、ご一緒にお付き合い下さい。
そして、まだジャミンを知らない方にも、
どんどんこの素晴らしい世界を、
体感してもらいたいものですねえ。
ということで次回からは、
おなじみ「裏・シーズンズ」を書く予定ですが、
いつもにも増して、
豊富な話題をお届けしようと思っております。
こちらも、どうぞお楽しみに。
VIVA!
5th Anniversary, jammin'Zeb!!
では、会場でお会いしましょう。
チャオ!
Produced by
SHUN MIYAZUMI
February 01, 2012
ついでにマスタリングのお話
みなさん、こんにちは。
ジャミン・ゼブ『Garden』リマスター盤。
おおむね好評のようで、
ホッと安堵の今日この頃でございます。
とは言いつつも、
ファンのみなさんの中には、
「マスタリングってなあに、何のこと?」という方も、
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで今日は、
この「マスタリング」なるものについて、
少しばかりお話をしてみましょう。
「マスタリング」とは、
レコーディングにおける最終行程の作業です。
プロデューサーとエンジニアが、
「よし、これで完成だ。
歌や楽器のバランスもよし。
リヴァーヴ(エコー)の量もよし。
100点満点の出来栄えだ。」
というところまで作り上げた最終マスター・テープ。
(今の時代はDVDかCD-R)
しかし、これで最後ではないんですねえ。
この段階ではまだ、
CDの生産には至りません。
この最終マスターを、
さらに「マスタリング」しなくてはいけないのです。
そして、この作業には、
その道のプロの力を借りなければなりません。
いわゆる「マスタリング・エンジニア」の力をね。
そして、私が、
「最高のマスタリング・エンジニア」
と信じて疑わないのが、
原田光晴さん。
かつて私は、
1990年代の何年かを、
ソニー・ミュージックの「契約プロデューサー」として、
様々なCD制作をしておりました。
「TOKIO」「宮沢りえ」といった、
アイドル物が多かったんですがね。
で、その頃、
同じくソニー・ミュージックで仕事をしていたのが、
この原田さん。
ま、私とはいわば旧知の間柄です。
お互いを知り尽くしたプロの仲間です。
そして、ジャミン・ゼブに関して言えば、
「旧盤・Garden」「Sweet Sweet Live」「Summertime」
からが、原田さんの仕事になります。
いやあ、彼の手にかかれば、
私と須藤君(エンジニア)の作った完成品が、
さらに30%くらい輝きと迫力を増しちゃうから、
あらまあ不思議…?
どんな魔法を使ってるのかしらん…?
ということで今回も私たちは、
代官山にある、
「JVCマスタリング・センター」
を訪れました。

エレベーターで地下まで降りると…、

ええと、原田さんの部屋はどこだったかな…?
おお、あれは、原田さんの作品群だな。
山下達郎、クレージーケンバンドなんかに混じって、
左下には「Summertime」もあるな…。
うんうん。

あっ、ありました、ありましたよ。
「原田ルーム」

「こんにちは、原田さん。」
「やあ、いらっしゃい、お待ちしておりましたよ。」

「ちょっとこのサウンドを聞いて見て下さい。
中低音が前より豊かになったでしょ。
歌もぐっと前に出て来ましたよね。
これ新兵器なんですよ。あははは。」
「なるほど…。確かに…。」

「ええと、この曲は少しだけレベルを上げるかな…。
よいしょと。
曲間は3秒でいいですかね、宮住さん。」
「そうですね。
ボーナス・トラックの前だけは、
5秒くらい空けましょうか。」
「わかりました。ええいこれで完成だ。」

こうして、
「デジタル・エコライザー」を巧みに使いながら、
私たちのマスター・テープが、
さらに素晴らしいものになりました。
まさに職人芸です。
原田さん、今回もありがとうございました。
やれやれ、
これでようやくCDの大量生産が出来る、
とまあ、こういうわけなんですね。
よかった、よかった。
……。
では、ショーちゃん、
祝杯といこうじゃないか。
「どうだね、今回の出来栄えは。」
「バッチリじゃないっすかね。
さすが原田さんすね。」

おい、そりゃ、俺の帽子じゃないか。
……。
ま、いいか。
今日は許そう。
こうして出来上がりました。
『Garden』リマスター盤。

この撮影は、
「東京工科大学」(日本工学院)八王子キャンパス、
そお借りしてのもの。
「東京ディズニーランド」とほぼ同じ広さという、
広大な、そして美しい自然の中で行われました。
スタッフのみなさまに感謝、感謝でございます。
ところで、ジャミン・ゼブ諸君、
どうだね調子は?
「バッチグーっすよ。あははは。」

ん…?
……。
SHUN MIYAZUMI
January 24, 2012
『Garden』リマスター盤のお知らせ
みなさん、こんにちは。
今日は特別版でございます。
ジャミン・ゼブに関するお知らせです。
ジャミン・ゼブHP(Staff Blog)、
ならびにZEBLOGにも、
ほぼ同じ内容が掲載されますが、
こちらにも…。
「jammin'Zeb(ジャミン・ゼブ)の大傑作『Garden』
強力なリマスター盤として装いも新たに再登場!」



『ガーデン』POCS-1049
発売元:ZEB
販売元:ユニバーサル ミュージック
定価:¥3,150(税抜価格¥3,000)
2010年5月にこのアルバムを発表してからのジャミンは、
歌唱力はもとより、すべてにおいてスケール・アップ。
ステージはさらにエンターテインメント精神にあふれ、
端正なルックスには、
大人の男性の魅力も兼ね備わってきました。
(かな…?)
また同年末より、
東海地方限定ではありますがCMにも出演。
そのタイアップ・ソングとして、
初の日本語オリジナルも提供。
2011年6月には、そのCMソングの「Beautiful Smile」や、
渾身のアレンジ、
「Summertime」「La Mer」「Day Tripper」、
そして東日本大震災によって生まれたオリジナル「Rise」、
これらを含む話題のアルバム『Summertime』をリリース。
その「Rise」は、
NHK総合TVでも再三に渡って取り上げられ、
大きな反響を呼んだことは記憶に新しいところです。
(うんうん)
そんなジャミン・ゼブの最高傑作として呼び声の高い、
アルバム『Garden』を、
未だジャミン・ゼブの音楽に触れたことのない方たちに、
“より完璧なパッケージ”でお届けしたいという願いのもと、
再び制作費がかかるのも厭(いと)わず、
多少の困難や批判をも覚悟の上、
「ええい!」とばかりリニューアルしてしまったのが、
このリマスター盤なのです。
(なるほど)
日本を代表する最高のマスタリング・エンジニア、
原田光晴さんと、
JVCマスタリング・センターが誇る、
最新マスタリング技術によってもたらされたサウンドは、
旧作よりもさらに輝きと重厚さを増し、
熱心なオーディオ・ファンをも、
大いに唸らせる仕上がりになったのではないでしょうか。
(へ〜)
さらにアルバム・ジャケットも一新しました。
有名人気ブランド『JUN MEN』さまご提供による、
ベルベット・スーツや、
ヨーロピアン・センスに溢れるジャケット&パンツ。
これらに身を包んだ、
メンバー4人の美麗写真が満載のブックレットは、
さらに多くの女性たちを魅了することと確信します。
(キャーッ!)
そして今回はボーナス・トラックを用意しました。
デビューして間もない2008年に出演した、
TV朝日『題名のない音楽会』。
そこで披露した岩崎宏美さんの、
「好きにならずにいられない」ジャミン・バージョンは、
その後たくさんの方からCD化を渇望されていました。
今回ついに陽の目をみることとなりました。
これまたNHKでも取り上げられた「さくら」や、
「エヴリシング」「カケラたち」などと並んで、
ジャミン・ワールドにリメイクされたJ-POPカヴァーが、
さらに多くの方たちから評価されると信じております。
(わーい)
このように、
現在考えられる最高のスタッフを駆使して作られた、
最高に贅沢な「リマスター盤」!
1月25日全国一斉発売です。
どうぞ手に取ってご覧下さい。

ただし、
ここでお断りしておかねばならないことがあります。
すでに旧盤『Garden』をお持ちの方に対してです。
(ここ重要です)
「リマスター」すなわち新しいマスタリングといえども、
音楽の本質が大きく変わったわけではありません。
収録曲はボーナス・トラックを除いて全て同じです。
演奏もすべて同じ物です。
また旧作のマスタリングが劣っているわけでもありません。
これも今回と同じく原田さんの手による作品ですから、
悪かろうはずがありません。
どちらにもそれぞれの良さがあって、
オーディオ的見地からみれば、
その違いを楽しんでいただくのも一興かと思います。
強いて言うと、今回のは、
「より中低音が充実した重厚なサウンド。
ヴォーカルも旧作よりぐっと前にでて来た感じ。」
ということになるのでしょうか。
しかしながら、
「オーディオ的な専門分野はどうでもいい。
同じ曲、同じ演奏のものばかりだったら、
たった1曲のために新たに購入するなんて嫌だ。」
こう思われる方もいらっしゃると思い、
そうした方のために、
ボーナス・トラック「好きにならずにいられない」のみ、
各種配信サイトで購入(200円)できるように致しました。
どうぞご利用下さい。
人間は日々進化していくものです。
2010年時点では最良だと思ったものでも、
時を経てみると、
わがままな欲求が次々と首をもたげてきます。
今回「なぜそんなことまでして…」という、
疑問をお持ちの方も多いかと思いますが、
それに対しては、
「だって、そうしたかったから。」
という答えしか浮かばないのもまた事実。
どうぞくれぐれも、
「新譜だと思ったら、前のと同じじゃないか。」
というクレームの無きよう、
お間違えのなきよう、
よろしくお願い申し上げます。
ただし、このように、
ジャケットを変更させての再発売というのも、
この業界では珍しい事ではありません。
逆にそのアーティストが大成功をおさめた場合には、
初版というのは思わぬ価値が生まれる場合も多いのです。
どうぞ旧盤も、変わらずのご愛顧をお願い申し上げます。
(ふ〜…)
ではここで、
あらためて収録曲について、
簡単な解説を加えておきましょう。
01. HOW DEEP IS YOUR LOVE(愛はきらめきの中に)
ビージーズの美しいヒット曲を、
ビロードのようなジャズ・ハーモニーを散りばめながら、
スローボサのリズムに乗せて感動的に歌い上げています。
02. ROUTE 66(ルート66)
豪快なビッグ・バンド・サウンドを彷彿とさせる
コーラス・ワークとグルーヴは、
まさにジャズ・コーラスの醍醐味です。
03. さくら
アンコールでこの曲を演奏すると、
サイン即売会ではいつも長蛇の列。
NHK『歌謡コンサート』『金曜バラエティー』
でも取り上げられました。
今やジャミンを代表するア・カペラ・ソングです。
04. LADY MADONNA(レディ・マドンナ)
あのビートルズの名曲が、こんなに華麗な、
ジャズ・ファンク・ロックに大変身。
この曲が始まるとスタンディング、大盛り上がり。
最近のライブでは定番になりました。
05. ALFIE(アルフィー)
バート・バカラックの名曲も、
ジャミンの手にかかるとこんな風になってしまいます。
“バラード王子”の異名をとるコージローを中心とした、
美しい珠玉の逸品。
06. NOUS VOYAGEONS DE VILLE EN VILLE
(町から町へ)
ミシェル・ルグランの代表的ミュージカル
『ロシュフォールの恋人たち』中の一曲で、
ここではフランス語に初挑戦。
あらゆるコーラス・ワークを駆使した驚異の作品で、
彼らの実力は既に世界的レベルと言っては、
言い過ぎでしょうか。
07. EVERYTHING(エヴリシング)
ご存知MISIAさんの大ヒット曲。
前半が「Singers Unlimited」後半が「TAKE 6」という、
世界の2大コーラス・グループを意識した、
あっと驚く二部構成によるアレンジと歌唱は、
大いに話題を呼んでいます。
08. ORANGE COLORED SKY(オレンジ色の空)
バーバーショップ・スタイルのア・カペラを、
若者らしく実に溌剌と歌い上げています。
さらに磨きのかかったシモンの迫力ある低音にもご注目。
09. THE SUMMER KNOWS(おもいでの夏)
06と同じ、ミシェル・ルグランのオスカー受賞曲。
美しくもせつないバラードが、
スティーブを中心に更に官能的、
かつドラマチックに仕上がっています。
10. SWEET SWEET LOVE
(スウィート・スウィート・ラヴ)
最近メキメキと創作力を上げて来た、
レンセイが書き下ろした初のオリジナル。
R&Bが基調になった楽しいダンス・ナンバーで、
これもライブではいつも熱狂状態ですね。
11. POLKA DOTS AND MOONBEAMS 〜
MOONLIGHT SERENADE
(水玉模様と月光〜ムーンライト・セレナーデ)
古いスタンダード・バラードと、
有名なグレン・ミラー楽団の大ヒット曲を組み合わせた、
いわゆる“お月さまメドレー”。
ジャズ・ワルツでぐいぐいスイングする後半は、
まさに圧巻の仕上がりです。
12. MOONDANCE(ムーンダンス)
もう一曲、月にちなんだタイトルのア・カペラ・ナンバー。
都会的で洗練されたア・カペラ・ワークは、
まさにジャミンの真骨頂といえましょう。
13. カケラたち
若きシンガー・ソングライター、
松倉サオリさんの隠れた名曲を、
ジャミンならではのアレンジで見事に甦らせた大作。
アルバムの最後を飾る、圧倒的な仕上がりです。
14.好きにならずにいられない(ボーナス・トラック)
かつてTV朝日『題名のない音楽会』で大反響を呼んだ、
岩崎宏美さんのヒット曲のカヴァー。
これまたジャズ・ハーモニーを散りばめた、
ジャミンならではの斬新なリメイク。
J-POPの今後のあり方に一石を投じたと言うのは、
大げさでしょうかね。
ファンのみなさま待望のCD化です。
嬉しいことに、
2011年後半からは、
全国各地から出演依頼の絶えないジャミン・ゼブ。
再びこの強力盤をたずさえて、
飛翔していきたいと願っております。
どうぞ今後ともジャミン・ゼブを、
よろしくお願い申し上げます。
Producer
Shun Miyazumi
(あとがき)
とまあ、
こんなわけでございました。
早いところでは、
本日(1/24)にも入手可のようです。
このジャケットを眺めながら聴くと、
また違った印象に聞こえるから不思議 ♪
お楽しみいただければ幸いです。
今年はまだまだビッグなニュースが続きますよ。
お腹こわしてる場合じゃありませんね。
ガォ…。
Shun Miyazumi
June 26, 2011
ジャミン・ゼブ『裏・サマータイム』その3
ジ…、
ジャ…、
ジャ、ジャ、ジャ…、
ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ…、
ジャーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
jammin' Zeb 『Summertime』

もういいよ。
くどいから。
まあ、まあ、そうおっしゃらずに。
……。
でも、約束どおり「裏・シリーズ」の最終回です。
今回は発売前に完成させる、
なんて言っちゃいましたからね。
やるときはやる私。
……。
さあ、これで予習は完璧です。
聴いたあとに戻って来ていただければ、
さらに楽しさが増すはずです。
ええ。
では、最後の2曲、いっちゃいましょう。
06. So Many Stars ソー・メニー・スターズ
lyrics : Alan Bergman, Marilyn Bergman
music : Sergio Mendes
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
この曲は、セルジオ・メンデス&ブラジル66の、
3枚目のアルバムに収録されておりました。
「Like A Lover」「The Look Of Love」と並んで、
私の大好きなナンバーです。
後にこのアルバムのレコード会社「A&M」の副社長、
かつ人気トランペッターで色男、
憎っくきハーブ・アルパートの妻となる名歌手、
ラニー・ホール嬢が、
美しいストリングスをバックに、
なんともセクシーに歌い上げていましたね。
まだ10代だった少年の私には、
まさに「悩殺キック・ヴォーカル」でございました。
くらくらしながら、ときめきながら、
聴いておりました。
は〜〜♡
あれから○○年後。
今度は我がジャミン・ゼブが、
女性たちをとろけさせてみたいもんだと思い、
大胆にもこんな曲に挑んでみました。
(大丈夫か…)
となるとソロは、我が陣営ではこの2人か。
……。
はい、スティーヴ君、レンセイ君、
出番ですよー。
負けじと甘〜く歌ってくださいねー。
(はーい)
ん…?
さらには、ストリングスの代わりに、
ジャミンならではの、
ビロードのようなコーラスが重厚に絡む。
原曲にはないジャズ・ハーモニーを、
あちこちに散りばめたジャミン・ワールド。
オリジナルとはまたガラリと嗜好を変えた、
素敵な素敵な、甘い甘い、夏の夜空を思わせる、
スロー・ボサが出来上がりました。
リゾート地の夜の海辺でハンモック・チェアに揺られ、
カクテル・グラスを傾けながら空を見上げると、
そこは眩(まばゆ)いばかり満天の星、星、星。
☆☆☆
キャーーーーーッ、
ロマンティックすぎる〜〜〜。
(妄想中…)
07. La Mer (Beyond The Sea) ラ・メール(ビヨンド・ザ・シー)
lyrics : Charles Trenet
music : Charles Trenet, Albert Lasry
English lyrics : Jack Lawrence
arrangement : Shun Miyazumi & jammin' Zeb
これは「海」の歌です。
フランス語で「ラ・メール(La Mer)」とは、
英語では「The Sea」という意味です。
シャルル・トレネという人が作ったシャンソンで、
世界中でヒットした名曲中の名曲ですね。
後にアメリカのイケメン・ジャズ・シンガー、
ボビー・ダーリンが英語でカヴァーした、
「Beyond The Sea(ビヨンド・ザ・シー)」。
これもまたアメリカを中心に大ヒットしました。
で、今回私は大胆にも、
この二つのヴァージョンを組み合わせた、
7分半にも及ぶ大作に挑んだわけですが、
その制作が半ば終わったとき、
あの、大震災が起こりました。
……。
かつて私はこのブログで、
「松山商業」というエッセイを、
延々と書き綴ったことがあります。
(2006年エッセイ)
その中でも書きましたが、
私の母の実家は、
瀬戸内海に面する、平家の落人村として知られる、
「庵治(あじ)」という香川県の小さな漁村です。
夏休みになると、両親に連れられて、
この「庵治」のおばあちゃんの所に行くのが、
子供時代の私の最大の楽しみでした。
夕方、家の裏玄関を出ると、
左手には雄大な屋島が大きくそびえ、
目の前には美しい海が夕陽を浴びて、
静かに横たわっている。
豊富な海の幸や塩田で生計をたてる村の人たちは、
みな生き生きとしていて、
そんな美しい自然に恵まれた自分の生まれ育った場所を、
とても誇りにしていました。
舟で出かける釣り、
美しい瀬戸内海の島々、
海水浴、
素潜(すもぐ)りで取るサザエやウニ。
そう、私は子供の頃から、
そんな「海」が大好きだったのです。
しかし、そんな大好きだった「海」が、
突如暴力的な姿に変身して、
多くの命、人生、夢を破壊してしまいました。
テレビから次々と流れて来る悲惨な映像を見て、
私は、心がつぶされそうな思いでした。
……。
それ以来私は、
この曲を、このアルバムに入れることに、
ある種のためらいを感じていました。
しかしメンバーの、
「社長、入れましょうよ。
これは美しい “音楽” ではないですか。
完成させましょうよ。」
そんな力強い進言もあって、
結局は収録することに決めたのです。
ピアノの間奏を弾いている間中、
「美しい海」と「海によって破壊された光景」
その二つの映像が私の脳裏に浮かんでは消える。
私は涙でボロボロになりながらも、
心を込めてあのソロを弾きました。
そして、私の愛する海が、
人類に豊かな恵みを与えてくれる海が、
本来の美しい姿のままでいてくれることを、
祈りつつ…。
……。
おや、ちょっと感傷的になってしまいました。
「裏・ラメール」というより「本音・ラメール」ですね、
こりゃ。
いけません、いけません。
これ以上書くのは野暮というものです。
でも、これが私の思い描いていた「海」であり、
ジャミン・ゼブが美しく表現してくれた「海」。
淡々と、厳(おごそ)かに、
そして時に雄大に奏(かな)でられていく「海」を、
お楽しみいただけたらと思います。
そしたら、
楽しいフィナーレが待っていますから…。
♪♪♪
さ、カウント・ダウンだ!
Produced by
SHUN MIYAZUMI