諦めかけていたフラグが突然立って歓喜と緊張の日々のモリサコです。
少し筆が止まっておりましてごめんなさい。皆さん、お久しぶりです。

この時期になると、春発売組のチーム達の追い込みが激しくなってくる事もあり、業界内友人等との連絡が途絶える傾向があるのだが、俺の友人に限らず、ラストスパート中の業界の皆さん。もう一頑張りですよ。お体には気をつけて下さいね。

さて、俺たちが身を削り精魂込めて作っているゲーム、我が子に等しい作品群を世の中には平然と盗んでいく輩もいるのだ。
以前のエントリー「外資系ゲームプログラマが語る、究極のコピープロテクト」においても記した話題であるが、嘆かわしい事にコンシューマ機におけるハッキング被害が未だ後を絶たない。これはまあ近年に限った事では無いのであるが、着実に高度化されているセキュリティー機構がが存在しているにも関わらずだ。

手法は様々であるが、PSPやDSは勿論のこと据え置き機である360までもがその被害に遭っている。そして、最近になって国内のニュースサイト等でも取り上げられている様だが、とうとう魔の手はPS3にまでも伸びてきた。

参考記事

まあこの記事を読む限り、PS3ソフトの海賊版が出回ってしまう様な状態へはまだ当分なる事は無いであろうが、それが牛歩であろうともどうしようも無い企みが進行している事だけは確かである。

世間の反応を見ると、上記記事の彼が行っている事は純粋に研究であり探求なのだから問題は無いのではなかろうか、この様な意見もある様だ。
これが一般のユーザーから出ている意見であるというならば、ふむ。なるほどそういう解釈もまた存在はするのかと頷くにとどめる事も出来よう。
しかし、同業者が発しているとなれば話は別である。俺からすれば「正気か?」と問いたいところだな。


ユーザーや業界人問わず、PS3否定派の中からはハッキング対象に遭っているPS3を中傷する様な意見も少なからず見られる様であったが、それは寝言もいいところだ。

上記の彼の中ではそれが例え本当に純粋な探求心であったとしても、そして仮に彼がハッキング技法を公開するのでは無いとしても、感銘を受けるクラッカーが他にもいるのかもしれない危険性を無視し「成果とやら」を発表している事には変わりない。
結果、クラック手法がほんの僅かでも出回れば、インターネット世界である。放出された情報をもう止める術は無い。

海賊版が出回るという事は、それはそのままメーカーや業界関係各所の体力を奪う事へと直結している。ボディーブローの様に効いてくる頃には手遅れなのである。ジャンルは違えど、PCアダルトゲーム産業等においては壊滅の憂き目に遭っているメーカーだって存在しているのだ。
海賊版を放流する輩とそれに手を染めるユーザーが居る以上、業界の体力気力は奪われ続け、結局はソフトラインナップが減っていく等の形となって代償はユーザーへと還元されてしまう。

「コピーされる様なゲームを作っている方が悪い」
「ダウンロードしても面白ければ買う」
「ダウンロードする様なソフトはそもそも買わない」


全て無意味な二元論であり、議論のすり替えだ。
コピーされる様なつまらないゲームを作ったメーカーに非があるというのであれば、その様に糾弾すれば良い。コピーという形で無条件報復する事にどんな発展性があるというのだ。

そもそも違法なのである以上、議論の余地など存在しないと言えるでしょう。


上記記事の彼。
現実に尋常ではない根気を持ち合わせた、天才技術者であると言えるだろう。
ゲームメーカーに籍を置き、業界の明るい面で活躍して欲しいものだけれどな。



ところで、イマイチ面白さを判っていなかったTwitterを再開してみた。
これは面白いな。