2008年11月01日

ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」 続き

ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」  の続き

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:21:10.62 ID:n2u22P/r0
谷口「おいキョン」
キョン「ん、なんだよ」

谷口「お前、一体何やってるんだ?」
キョン「なにって?」
谷口「だから……」チラッ

ハルヒ「…」
女子A「聞いた? なんかあの子……」
女子B「なにそれ、意味わかんない」

谷口「……あんま関わらないほうがいいと思うぜ」
キョン「うるさいな。別に俺の勝手だろ」スタスタ
谷口「あっ、おい」

キョン「ハルヒ」
ハルヒ「!」
キョン「ちょっと購買行こうぜ」
ハルヒ「あ……う、うん」トトッ
朝倉「…」



413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:34:11.76 ID:n2u22P/r0
キョン「ほらハルヒ」スッ
ハルヒ「あ、うん。ありがとう」

キョン「……ごめんな」
ハルヒ「え?」
キョン「SOS団なんて名前付けた所為で、なんかまた変な目でさ」
ハルヒ「う、ううん」
キョン「俺が代表でもよかったけど……やっぱそういうのは、ハルヒにしてもらいたかったからさ」
ハルヒ「あたしのほうこそ、ごめんね」
キョン「なにが?」
ハルヒ「あたしと話してると、キョンも変なこと言われてるみたいで……」
キョン「あぁ、いいんだ。そんなの言わせとけ。俺はこういうのがしたいからしてるんだ」
ハルヒ「…」
キョン「そうだ、早速今週末、外で不思議探索みたいなのやってみようぜ。面白そうだ」
ハルヒ「うん」



415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:42:08.62 ID:n2u22P/r0
【休日】

ハルヒ「あれ、皆もう来てる」トコトコ
キョン「遅いぞハルヒ」
ハルヒ「ご、ごめん」

みくる「なにするんですか?」
ハルヒ「えっと、あの」
キョン「そうだな……五人でウロウロするよりは、二手に分かれるか」
古泉「そうですね」
長門「これ」
キョン「くじ? なんだ、準備いいな長門」
ハルヒ「あの、あの」
キョン「オロオロすんなハルヒ」
ハルヒ「……ごめん」

キョン「俺と古泉と朝比奈さん」
ハルヒ「あたしと……有希ちゃん」
キョン「じゃあ、二時にまたここで」
長門「…」コク



416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:42:15.29 ID:QLhG2Vk0O
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!


425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:18:01.75 ID:n2u22P/r0
キョン「さてと、どうすっかな」
みくる「あの」
キョン「はい?」
古泉「ちょっとお話が」
キョン「?」

古泉「……と、いうわけです」
みくる「私は未来人で、古泉君が超能力で」
キョン「長門が宇宙人?」
みくる「はい」
キョン「……ほ、本当ですか?」
古泉「本当です。そして涼宮さんは……」
キョン「……またまた、二人してそんな……マジですか」



518 :ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2008/11/01(土) 02:09:29.28 ID:wnYM36+x0
キョン「ハルヒにそんな力が……信じられないな」
古泉「彼女には、まさに神と同格とも言える力が秘められています」

キョン「でもそれなら、あいつあんな風に一人には」
古泉「願望を現実にする前に、自分にはそんなことできないだろうと」
みくる「涼宮さん自身が思い込んでしまっていて……でも、そこにキョン君が現れました」
キョン「俺が? いや、俺は別になにも」
古泉「あなただけは、涼宮さんに引き寄せられることなく」
みくる「それどころか涼宮さんの手を引いて、こうやって自ら彼女の手助けをしてくれているんです」
キョン「うーん、そんな難しい話じゃないんですけどね」
古泉「いわば部外者なんですよ。あなたは」
キョン「なっ、ひどいな」
みくる「私達は涼宮さんに望まれて来たわけですけど……キョン君はその外からやって来た。そんな感じです」
キョン「…」

キョン「なんか」
古泉「はい」
キョン「難しいけど」
みくる「えぇ」
キョン「……とりあえず、ハルヒのこと……悪く思わないでください。あいつは」
古泉「もちろん」
みくる「私も……ううん、私達、涼宮さん大好きですから」
キョン「……はい」



529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:29:34.14 ID:wnYM36+x0
長門「…」
ハルヒ「えっと……」オロオロ

ハルヒ「ゆ、有希ちゃん、どうしよっか」
長門「…」
ハルヒ「どこか、行きたいトコある?」
長門「特に」
ハルヒ「そっか、ご、ごめん」
長門「こっち」
ハルヒ「えっ?」

長門「…」
ハルヒ「図書館?」
長門「本は好き」
ハルヒ「うん」
長門「……読みたい」
ハルヒ「あ、いいよ」
長門「本当に?」
ハルヒ「もちろん」
長門「じゃあ、そうする」
ハルヒ「うん。あたしも何か読む」



530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:33:53.02 ID:wnYM36+x0
ハルヒ「……中学の頃、よく来てた。ここ」
長門「?」

ハルヒ「休みの日とか、することなくて……いっつも一人で」
長門「…」
ハルヒ「これ、面白いよ。あたしのおすすめ」
長門「読む」
ハルヒ「これも、これもオススメ。あはは、なんかいぱい読んじゃってるなぁ」
長門「いいこと」
ハルヒ「……そうだね」
長門「…」
ハルヒ「ごめんね。あの、あたしまだSOS団でなにしようとか……考えてなくて」
長門「大丈夫。ゆっくり考えればいい」
ハルヒ「う、うん」
長門「その前に」
ハルヒ「?」
長門「あなたの好きな本を、私は沢山しりたい」
ハルヒ「……わかった」
長門「…」コク



532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:36:26.86 ID:wnYM36+x0
長門「…」ペラッ
ハルヒ「凄い……有希ちゃん、読むの早いね」
長門「そう?」
ハルヒ「もうこんなに読んじゃった」
長門「……早いかもしれない」

ハルヒ「でも、ごめんね。せっかくの休日なのに」
長門「?」
ハルヒ「有希ちゃんもその……と、友達とかと遊びたかったでしょ?」
長門「遊んでいる」
ハルヒ「…」
長門「今」
ハルヒ「今?」
長門「あなたは、私の友達。そう理解している」
ハルヒ「あ……」
長門「私の間違い?」
ハルヒ「……いいの?」
長門「望むところ」
ハルヒ「……ありがとう」



586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 04:56:41.14 ID:KDBPO/4v0
>>532
>長門「あなたは、私の友達。そう理解している」
>ハルヒ「あ……」


http://livedoor.blogimg.jp/wordroom/imgs/9/0/90c573fb.jpg


590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:01:49.23 ID:if43oboL0
>>586
全力で保存した!!!



539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 02:49:36.05 ID:wnYM36+x0
キョン「……あ、来た」
ハルヒ「あっ」

キョン「遅いぞハルヒ」
ハルヒ「ご、ごめんキョン。有希ちゃん中々動いてくれなくて……」
キョン「? どこ行ってたんだ?」
ハルヒ「図書館」
キョン「そうか、長門は本が好きだもんな。いつも読んでる」
長門「わりと」
キョン「さて、もう一回クジ引こうか」
古泉「はい」
みくる「はぁい」

キョン「今度は俺と長門、古泉と朝比奈さんとハルヒ」
長門「…」コク
みくる「じゃあ、また後でここに」
キョン「そうですね。十六時ぐらいに」
ハルヒ「あ、はい」



550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:28:23.27 ID:4lCSq6Rh0
長門「…」トコトコ
キョン「…」スタスタ
長門「…」トコトコ
キョン「…」スタスタ

キョン「なあ、長門」
長門「?」
キョン「お前、宇宙人なの?」
長門「……それに近い」
キョン「へぇ……マジか」
長門「…」コク

キョン「それって」
長門「?」
キョン「ハルヒが望んだから?」
長門「恐らく」
キョン「へぇ」
長門「涼宮ハルヒは」
キョン「おう」
長門「同年代の友人が、欲しかった」
キョン「……そうだな」
長門「私は、それに該当する」
キョン「それもあいつが望んだから?」
長門「それもある。だけど……私という個体も、それを望んでいるかもしれない」
キョン「???」
長門「……難しい?」
キョン「少し。まあ、いいや。うん」



555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:37:48.73 ID:4lCSq6Rh0
長門「ちなみに」
キョン「え?」
長門「朝倉涼子も、こちら側」
キョン「!?」

朝倉「あら、バレちゃった」
キョン「!? 朝倉、なんだ急に!」
朝倉「なぁに? 私がココにいるとおかしいかしら?」
長門「…」
朝倉「あら、どうしたの長門さん」
長門「私のバックアップであるあなたが、何故今ここに現れる」
朝倉「いいじゃない。私がいつ、どこで、なにをしていようと」
キョン「おい、なんだ……いいムードじゃないなこれは」
長門「さがって」
キョン「?」



556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:44:46.38 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「私もねぇ、ちょっと意外だったの。キョン君の存在は」
長門「…」

朝倉「いわばデータにないのよ。キョン君は」
キョン「?」
朝倉「あなた意外の人間は、皆データに基づいて行動しているわ。つまり」
長門「情報統合思念体の元に、全ての行動パターンが記録されている」
キョン「ほう。さっぱりだな」
朝倉「ジャンケンするときは、グーかチョキかパーしかないでしょ? そういうこと」
キョン「……??」
朝倉「なのにあなたは、ルールを無視して涼宮ハルヒをジャンケンの中から取り出した」
長門「それを出来るのは、本来涼宮ハルヒ一人……あなたは、普通の人間」
キョン「わかりやすく言ってくれ。なにがなんだか」

朝倉「おかしいのよ。あなたは、そういうことできないはず」
キョン「と言われても……できてるんだが」
朝倉「だからおかしいの。とにかく……私はそれが気になって仕方ないの」
キョン「…」
朝倉「だから、とりあえず気になることは片っ端から掻っ捌いていこうかな、と」チャッ
キョン「? なんだそのナイフ」
長門「やめて」
朝倉「止められる?」
長門「止める」グッ
キョン「……もしかして……ピンチ?」



561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:48:34.21 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「情報統合思念体にわからないことなんて、涼宮ハルヒの存在ぐらいなのよ」スタスタ
長門「近づかないで」

朝倉「キョン君は人間のはずなのに、その行動は人間のそれを超越してるわ」
キョン「そうかね」
朝倉「そうよ。だってあなた、あの状況で涼宮さんのこと助けたじゃない? あんなの、普通はできっこないわよ」
キョン「できたから、できてるんだよ」
朝倉「あら屁理屈ね。だって、涼宮さんはそんなの望んでいなかったのよ?」
キョン「……どういうことだ?」
朝倉「だから、あの状態から自分は抜け出せない。誰も助けてくれない。そう思ってたの」
キョン「…」



565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 03:57:58.67 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「私も一応、人間らしい対応をしてみたんだけど……あれ以上はクラスの調和を乱すってやつだったわね」
キョン「そんなことないだろ。ハルヒが孤立してなにがクラスの調和だ」

朝倉「ああいう存在は存在していたほうがいいのよ。自分より下の人が居れば、人間って安心するんだって」
キョン「知らん」
朝倉「だから私もほっておいたんだけど……まさか、それを破ったのがただの人間だなんて」
キョン「…」
朝倉「彼女は助けなんて望んでなかったのよ? 誰も助けてくれない。ずっと一人だって」
キョン「そんなの、あいつにしかわからないことだろ」
朝倉「むー、理解が足りないわね。わ、か、る、の。少なくとも私達には。ね?」
長門「…」

キョン「あいつが諦めたって、どうせこのままでいいとか思ってたって関係ない」
朝倉「あら?」
キョン「俺が、あいつを、一人にしたくなかった。ただそれだけだ」
朝倉「ふぅん」
キョン「それを行動に表しただけだ。もうなんか……難しいことなんてわかるか!」
朝倉「くすっ……そうね。わかんないわよね」
キョン「わからんね! さあ、そのナイフを仕舞え。ぶっちゃけ怖くて動けん」
朝倉「うん。それ無理ー♪」シャッ
キョン「うおっ」
長門「!」



568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 04:08:28.49 ID:4lCSq6Rh0
キィン!
キョン「……あれ、痛くない」
長門「…」
朝倉「ちょっと、邪魔しないでよ」
長門「させない」

キョン「な、長門!? なんだその腕、クリスタルボーイか!?」
朝倉「だから言ってるでしょ。私達は所謂宇宙人ってやつなの。だからなーんでもできるわよ」シュッ
キョン「うおっ! なにを飛ばした!」
朝倉「弾?」シュパパパ
キョン「あっぶねっ!! や、やめろ!」
朝倉「やーめないっ♪」

長門「…」
朝倉「すばしっこいわね」
長門「させない。あなたはおかしい」
朝倉「おかしくないわよ。疑問に対して行動を起こしてるだけ」
長門「それがおかしい。私達は、彼に手を出すべきではない」
朝倉「だってキョン君は、いってしまえばバグよ? 彼女にとって予想外のことを起こしちゃう」
長門「…」
キョン「……それのなにがおかしいんだよ。俺は俺が」
朝倉「もう! うるさいわね……めんどくさいわ。二人共消えちゃいなさい」
キョン「……おい長門、なんかいよいよって感じなんだが」
長門「不味いかもしれない」
キョン「だよな。や、やめろ朝倉!」



599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:25:09.56 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「そーれっ」
ハルヒ「? 朝倉……さん?」

キョン「! なっ、ハルヒ!」
ハルヒ「どうしたの?」
朝倉「……また意識の外から……さすがね、涼宮さん」
ハルヒ「?」
朝倉「そうだ。いいこと思いつたわキョン君」
キョン「なんだ……おい、やめろよ」
朝倉「こっちを消してみるのもいいわよね。もしかすると、キョン君が涼宮さんの位置になるかも」
キョン「やめろ!」
朝倉「無駄よ。あなたの体の動きは私が――」
長門「させない」シュッ
朝倉「かかったわね!」パシッ
長門「!?」ガッ

ハルヒ「え……あれ、キョン? どういうこと?」
キョン「長門! 大丈夫か!?」
長門「……不覚」
朝倉「はい♪ 長門さんは捕らえたわ。これでもうキョン君は助けられないわね」
キョン「くっ、ハルヒ! 他の二人は!?」
ハルヒ「そ、それが……はぐれちゃって……迷子になっちゃった」オロオロ
キョン「それでここに来たのか。ははっ、ハルヒはバカだなぁ」
朝倉「ちょっと、なに余裕出してるのよ?」



602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:28:27.85 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「ねぇキョン、なんで有希ちゃん倒れちゃったの? 気分悪いのかな……大丈夫?」スッ
長門「……逃げて」
キョン「ハルヒ、こっちこい!」
ハルヒ{?}

朝倉「あら、動けない体でどうしようっての?」
キョン「そう、俺の後ろに……」
ハルヒ「キョ、キョン……朝倉さんなんでナイフなんか持ってるの?」オロオロ
キョン「気にすんな。そういう遊びだ」
ハルヒ「遊びって」
朝倉「男らしいわね……ふふっ、まさに予想外の動きをするわね。漫画みたい」
キョン「黙れ」
朝倉「あらひどいわね」
ハルヒ「だ、だめだよキョン。そんなこと言っちゃ」
キョン「……お前なぁ」
朝倉「そうよねぇ。ダメなキョン君には……おしおきしないとっ♪」
キョン「!」



605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:34:16.50 ID:4lCSq6Rh0
キョン「くっ……ぬぬっ、動けん……なんでだ!?」
長門「あなたの行動は、朝倉涼子によって制限されている」
キョン「お決まりか……っ、くそっ」
ハルヒ「キョ、キョン」オロオロ

キョン「大丈夫だハルヒ。おちつけ」
ハルヒ「落ち着けって言われても……なんなの? 朝倉さん」
朝倉「大丈夫大丈夫、すぐに楽になれるわよ〜」スタスタ
キョン「!」
朝倉「じゃあまずはキョン君から♪」シュッ
ハルヒ「!」


パシィッ!!
ハルヒ「……あっ」
朝倉「!?」グッ
キョン「くっ……よ、よし。あっぶね、なんとか動けた……」ググッ
朝倉「なっ、なんで動けるのよ!? あなたは私が」
キョン「うるせぇ! ハルヒが危なくなれば俺が動けるのは当たり前だ!」パシッ!
朝倉「!」
キョン「ハルヒに手は出させないぞ。ハルヒは俺が守るんだ」ガシッ
ハルヒ「えっ? ちょっ、ちょっとキョン君……恥ずかしっ」
キョン「君を付けるなバカ」
ハルヒ「……キョン」



611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 05:41:50.74 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「……まったく、どこまでも予想外ね」
キョン「そうかもな。だけど、俺がこうしたいからこうなってるんだ。お前らの都合なんて知らん」
朝倉「もう、生意気ね。でも動けたとしても、私に勝てるわけじゃないでしょ?」
キョン「…」

朝倉「逃げてもいいわよ。追いかけてあげる、どこまでもね」
キョン「……長門、動けるか?」
長門「難しい」
朝倉「どうするキョン君?」
キョン「…」
ハルヒ「キョン……」
キョン「こうする」スッ
ハルヒ「?」
朝倉「なっ……ど、どういうことよ!?」

キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なっ、なに?」
キョン「ほら……お前、朝倉にいいたいことあったんだろ? 言ってやれ」
朝倉「バカじゃない? 状況わかってるの?」
キョン「うるさい。黙って聞け」
ハルヒ「…」



623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:33:48.43 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「あの、あ、朝倉さん」
朝倉「なによ、これが見えないの? それ以上近づくと刺すわよ」
ハルヒ「ひっ……ご、ごめんなさい」
朝倉「……まったく、調子狂うわね……」

キョン「無理だね。お前はそんなことできないさ」
朝倉「あら、なに? あたしにそんな度胸ないとか思ってる?」
キョン「いいや、それ以前の問題だ」
朝倉「……意味わからないわ。もういい、さよなら涼宮さ――」
ハルヒ「ご、ごめんなさい!」
朝倉「……えっ? いや、謝ったって遅いわよ」
ハルヒ「あの……学校で私に話しかけてくれたのに……私、逃げちゃって、ご、ごめんなさい」
朝倉「だから謝ってどうこう……ん? 学校?」



625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:40:40.55 ID:4lCSq6Rh0
ハルヒ「あたし、あんなに友達が欲しいって思ってたのに……折角朝倉さんが話しかけてくれたのに」
ハルヒ「朝倉さん、迷惑だろうなって思って……ずっと逃げてました」

ハルヒ「あ、あたし、その……きっ、嫌われてるから」
ハルヒ「だから、あたしなんかと話してるとその……朝倉さんまで、そういう風に見られちゃうって」
キョン「…」
ハルヒ「でもそんなこと言ったら、朝倉さん優しいからますます気に掛けてくれるだろうなって」
ハルヒ「迷惑は掛けたくなかったから……ずっと逃げてました……ご、ごめんなさい」

朝倉「……な、なにを言ってるの?」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒはずっと、お前に感謝してたんだよ。唯一、クラスで優しくしてくれた女子だからって」
朝倉「なんで、そんなのを今更……バカじゃないの」
キョン「バカじゃないよ。今だからこそ、ハルヒに伝えさえたかった」
朝倉「理解不能ね」
キョン「どうかな? それで本当にハルヒを刺せるのか?」
朝倉「当たり前じゃない!」シュッ
ハルヒ「!」
朝倉「……あ、あれ? なんで……」
長門「…」



627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:47:58.82 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「くっ……おかしいわ! 脳からの命令が体に伝わらない!」
キョン「ほらやっぱり」
朝倉「なによこれ! 手が……あなたの仕業っ!?」
長門「違う」

キョン「宇宙人とか異世界人とか、そういうのはどうでもいい」
キョン「こんなに優しいハルヒを、一緒のクラスであんなに気に掛けてくれた朝倉が」
キョン「よくわからない、なんだ……情報どうのこうの? の命令なんかで傷つけられるわけないだろ?」
朝倉「あ、あなた正気!? 人間のものさしで私を図るなんてどうかしてるわ!」
キョン「どうかしてるのはお前らだ! ハルヒを見てみろ」
朝倉「……?」

ハルヒ「……ご、ごめんね朝倉さん」
朝倉「…」
キョン「そんな小さくてか弱いハルヒが神様と同等の力を持ってるだと? 笑わせるな!」



629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:53:42.39 ID:Y9cngu4wO
なんというかっこいいきょんと可愛いハルヒ


630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:55:26.47 ID:Oz/TZH5tO
キョンカッコヨス


631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:55:42.58 ID:27VhmHzkO
これはかっこいいけどキョンじゃないなww


632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:56:04.11 ID:zKZIUmC50
このキョンからは倦怠感を微塵も感じない


633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 06:57:30.28 ID:4lCSq6Rh0
キョン「ハルヒ、よく頑張ったな。こっちおいで」チョイチョイ
ハルヒ「キョン君」タタタ…
キョン「君つけるなって。お前困ったら君付けにするんだな」

キョン「たとえハルヒに願望実現能力とやらがあったとして」
キョン「なんだかよくわからない地球人じゃない奴らが居たとしても」
キョン「そんなの関係ないね。こいつは……俺にとってはただの女の子だ」
ハルヒ「キョン?」
キョン「しかも、なんか可愛い」ナデナデ
ハルヒ「ちょっ、ちょっとキョン」

キョン「朝倉が悪意をもって、ハルヒを傷つけようとするなら」
キョン「俺が死んでもそれを阻止する」
キョン「だけど……もし、『朝倉自身』がハルヒを助けてあげたいって思ってるなら」
キョン「……ハルヒと仲良くしてやてくれ。朝倉も、ハルヒにとって傍にいてほしい人なんだよ」
朝倉「…」



638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:16:57.67 ID:4lCSq6Rh0
朝倉「……呆れた。あなた、こんなときまで予想外なことを……」
キョン「こんなときだからこそ、ハルヒに賭けたんだ」
朝倉「……ほんっとにわからないわ。あなた本当にただの人間なの?」
キョン「恐らくな」

朝倉「あーあ。もういいわ、私の負け」スッ
長門「!」
朝倉「なんだかしらけちゃった。ここでキョン君を殺しても、なんにもならなさそうね」
キョン「そうしてもらえれば嬉しいな。ぶっちゃけ今、頑張って立ってるぐらいだ。本気で怖い」
朝倉「もぅ、涼宮さん?」
ハルヒ「! は、はい!」

朝倉「頑張ってね。あなた、これからも大変な思いをするかもしれないけど」シュウウウ
朝倉「せいぜいそこの男の子に、頑張って守ってもらいなさいね」キラキラ…
キョン「! なっ、朝倉!?」
長門「私が情報誌念体に状況を送信すると……彼女はバグだと認証された」
朝倉「だから、私の役目はこれで終わり。言ってみれば今のは賭けだったの。私はそれに負けたってこと」
ハルヒ「あ、朝倉さん?」

朝倉「……最後はちょっとキュンってなっちゃったわね……」
朝倉「……ありがとう、涼宮さん」
朝倉「あなたのこと、嫌いじゃなかった――」フッ

キョン「消えた……」
長門「…」



639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 07:19:05.15 ID:cs8JjYIYO
眉毛…



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この記事へのコメント
  1. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2008年11月03日 16:27
  2. まwwwゆwwげwwwwwww
  3. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2008年11月07日 02:52
  4. マユゲ星に帰っちゃったのか・・・
  5. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年11月12日 04:12
  6. そうか、神はキョンだったか