2009年06月01日

ハルヒ「もう生きててもいい事ない……」その3

786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:04:37.42 ID:J3Ebqg2N0
〜二週間後〜

ハルヒ「さて、掃除掃除!」

ハルヒ「洗濯洗濯!」

ハルヒ「あ、今日はスーパーで特売やってるわね!タイムセール狙いに行かなきゃ!」

ハルヒ「求職も家事も、楽しくやらないとね」

ハルヒ「ま、仕事に関してはまだいい結果が出そうに無いけど、焦らない焦らない」

ハルヒ「ああ、そうだ。キョンに晩御飯何がいいかメールしとかなきゃ」

ハルヒ「〜♪」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キョン「ん、メールだ」

キョン「あいつあれ以来随分張り切ってるなあ」

キョン「最近じゃ駅で会った時とは別人みたいな顔つきだし」

キョン「うん、いい兆候だ」



793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:08:54.57 ID:J3Ebqg2N0
ハルヒ「ふー、大体やることは終わったわね……後は夕方に洗濯物取り込むだけっと」

ハルヒ「……」

ハルヒ「休憩がてら、ちょっと昼寝しようかな」

ハルヒ「……」

ハルヒ「そ、ソファベッド片付けるのも面倒だし、キョンのベッド使わせてもらおうかしら」

ハルヒ「……」

もぞもぞ

ハルヒ「はふー……」

くんくん

ハルヒ「……」

ぎゅー

ハルヒ「何してるのよ、あたしは……」

ハルヒ「でも、なんか落ち着くのよね……」

ぎゅー

ハルヒ「むー」



795 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:09:14.75 ID:QGIw/bYIO
どう見ても新婚です本当に(ry


796 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:11:19.06 ID:lE5SeHzQO
新婚以上です


804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:17:48.35 ID:J3Ebqg2N0
〜休日〜

キョン「なんか映画でも見るか」

ハルヒ「嫌よ、人ごみなんか!インフルエンザ感染ったら嫌だもの」

キョン「それもそうだなあ、じゃあDVDでも借りてくるか」

ハルヒ「それならいいわね!」

〜TATSUYA〜

キョン「なんかこう、心温まるハートフルストーリーがいいな」

ハルヒ「はあ?そんなのつまんないわよ、ねえ、これにしましょう!」

キョン「……」

ハルヒ「ね、おもしろそうでしょ?『恐怖!吸血鬼VS宇宙カバ』!」

キョン「……よしよし、それも借りような」

ハルヒ「宇宙のカバってどんなのかしら?」

キョン「さあな。口からビームでも出すんじゃないか?」

ハルヒ「早く帰って見ましょ!」

キョン「まったく……」



810 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:27:57.54 ID:J3Ebqg2N0
〜キョン宅〜

ハルヒ「さ!早く!」

キョン「まあ待てって。先に俺が借りた映画見ようぜ」

ハルヒ「は?そんなのあんたで勝手に見なさいよ」

キョン「おいおい、忘れたのか?ここは俺の家だぞ」

ハルヒ「ぐ……こんな時だけ……卑怯者!」

キョン「何とでも言え、ふはは」

キョン「さて、ゆったり見たいから寝転べるようにソファ展開するか」

ハルヒ「それはいい案ね」

〜二時間後〜

ハルヒ「……」

キョン「んー……なかなか感動的な話だったなあ」

ハルヒ「お、思ったよりおもしろかったじゃない……ぐす」

キョン「くくく、ハルヒ……お前ない」

ハルヒ「泣いてないわよ!」



814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:34:03.86 ID:J3Ebqg2N0
ハルヒ「つ、次はあたしの借りたやつよ!」

キョン「さて、風呂でも入ってこようかな」

ハルヒ「おい」

キョン「見るからにC級の香りが漂ってるじゃないか」

ハルヒ「そんなことないわよ!これはきっと映画史上に残る隠れた大作よ!」

キョン「どこからその自信が沸いて来るんだか……」

ハルヒ「とにかく見るの!いい?途中で寝たりしたら許さないわよ!」

〜三十分後〜

ハルヒ「ひっ……!?」

キョン「……な、なんというか思ったよりホラー色が強いな」

ハルヒ「な、なかなか憎い演出ね……怖がらせようと必死なのかしら」

キョン「……なあ、ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ!」

キョン「狭いからあんまりこっちに寄るなよ」

ハルヒ「……し、知らないわよ!」



816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:37:04.96 ID:J3Ebqg2N0
〜一時間後〜

ギャー!

ハルヒ「ひぃぃっ!?」

キョン「(今のちょっと俺も怖かったな……)」

ハルヒ「……」

キョン「おい、ハルヒ。隠れた大作なんだろ、ちゃんと見ろよ」

ハルヒ「……見てるわよ」

キョン「俺の背中に隠れてちゃ、見えないだろう」

ハルヒ「ちゃんと見てるって言ってるでしょ!」

ギャース!

ハルヒ「ひぃぃぃっ!?」

キョン「まったく……」



817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:37:08.82 ID:1Msyrah90
このハルヒは守ってあげたくなる
実に素晴らしい



823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:44:50.25 ID:J3Ebqg2N0
キョン「ようやく終わったな……」

ハルヒ「……ふ、ふん、子供だましだったわね」

キョン「……」

ハルヒ「何よその目は」

キョン「いや、なんでも」

ハルヒ「ぐぐ……」

キョン「んー、しかし二本も続けて映画見たら、なんだか目が疲れちまったな」

ハルヒ「確かに、ちょっと頭が重たいわね」

キョン「……ちょっと寝よ」

ハルヒ「ちょっと、今日はあんたが晩御飯作る日でしょ」

キョン「そうだったっけ……zzz」

ハルヒ「あ、ちょっと!……絶対あたしは当番代わらないわよ!」

ハルヒ「……ほんとに寝ちゃうんだし……もういい、あたしも寝る!」

ハルヒ「……zzz」



830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 20:54:32.31 ID:J3Ebqg2N0
〜二時間後〜

ハルヒ「むにゃ……んん、本格的に寝ちゃってたわね……」

キョン「すぴー……すぴー……」

ハルヒ「ご飯も作らないでこのバカキョンは……ったく」

キョン「zzz……」

ハルヒ「ほっぺたつねってやろ」

ぐいっ

キョン「うーん……んん……」

ごろん

ハルヒ「きゃ!?」

ハルヒ「(急に寝返りうつから下敷きになっちゃったじゃないの……!)」

ハルヒ「ど、どきなさいよ……このアホキョン……」

キョン「すぴー……すぴー……」

ハルヒ「やだ、なんかこれ……」

ハルヒ「(ちょっと……どきどきしちゃうじゃない……)」



837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:03:39.78 ID:J3Ebqg2N0
ハルヒ「……」

キョン「zzz……」

ハルヒ「……」

ぎゅー

ハルヒ「(……キョンの顔、近いな)」

ハルヒ「……」

ちゅ

ハルヒ「(あ…あれ……あたし、何して)」

ちゅ、ちゅ

ハルヒ「(ちょっとだけ……ちょっとだけだから)」

ちゅ、ちゅ、ちゅ

ハルヒ「(やだ……きゅーってなる)」

ハルヒ「んちゅ……んちゅぅ……んん」

ハルヒ「(とまんないよぉ……)」



841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:08:24.95 ID:aWfl9xdB0
なんとハルヒの方から


845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:10:56.41 ID:SimMHWZw0
ラブひな思い出した


847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:12:54.58 ID:J3Ebqg2N0
キョン「んんっ……んっ……う……ん!」

ハルヒ「!」

キョン「え、あ……」

ハルヒ「あ、あの」

キョン「いや、その……なんだ」

ハルヒ「……」

キョン「じ、実を言うと、ちょっと前から起きてはいたんだが」

ハルヒ「!?」

キョン「ど、どう対応していいのかわからなくてだな」

ハルヒ「ね、寝たフリしてたの!?」

キョン「そのままタヌキ寝入りを決め込もうと思ったんだが……その…・・・ 思いのほか長かったから」

ハルヒ「あ、あう……」

キョン「……あー」

ハルヒ「……うう」



850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:15:17.01 ID:7CirnX8W0
ニマニマがとまらぬえぇぇぇぇぇぇぇ


858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:21:57.41 ID:J3Ebqg2N0
ハルヒ「きょ、興味本位だからねっ!」

キョン「そ、そうか」

ハルヒ「別に、なんかその、特別な感情とか、そういうのは!」

キョン「お、おう」

ハルヒ「な、ないと……思う、から……多分だけど」

キョン「……あ、ああ」

ハルヒ「あー!もう!さっさとご飯つくりなさいよ!」

キョン「いって!殴るこた無いだろ!」

ハルヒ「うるさいわね、さっさと買い物行け!」

キョン「やれやれ……まったく」

ハルヒ「はー……」

ハルヒ「(くちびる……やわらかかったな……)」

ハルヒ「(まだあたまふわふわしてる……)」

ハルヒ「ふにゃ……」



861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:24:47.27 ID:avaKkqHFO
なんだ!?このラブコメはーーーーーーーーーー!?


866 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:34:56.48 ID:QGIw/bYIO
これはやばい死ねる


874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:40:41.69 ID:J3Ebqg2N0
〜数日後〜

ハルヒ「はー、なんでホコリってのは何もしなくても次から次へとたまるのかしら」

ハルヒ「まったく、うっとおしいったらないわね!」

ハルヒ「今日は天気もいいし、お布団干そうかな」

ハルヒ「んー……さわやかな午前中ね」

ハルヒ「……」

ハルヒ「なんかすっかり慣れちゃったな、こういう生活」

ハルヒ「ふと考えてみると、ここ数年間で今が一番楽しいかもしれないわ」

ハルヒ「ふふ、人生ってわからないものなのね」

ハルヒ「……」

ハルヒ「ずっと今のままでもいいかな……」

ピリリリリリリ、ピリリリリリリ

ハルヒ「!」

ハルヒ「電話だ……なんだろう、知らない番号ね」



880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:48:15.41 ID:Fa64h61z0
内定きたか?


881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:49:12.27 ID:TAmxPv070
ざわ・・・   ざわ・・・

     ・・・ざわ



882 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:49:56.79 ID:J3Ebqg2N0
ハルヒ「はい、もしもし……涼宮ですけど」

ハルヒ「あ、ああ!はい!先日はどうも」

ハルヒ「ええ、あ、はい。……ええ」

ハルヒ「じゃあ……はい、よろしくお願いします!」

ハルヒ「はい、じゃあ、失礼いたします」

プツッ

ハルヒ「……」

ハルヒ「き、決まった……」

ハルヒ「しゅーしょくきまった……」

ハルヒ「あはは……はは」

ハルヒ「はあ……」

ハルヒ「よかった……本当によかった……」



887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/31(日) 21:50:45.12 ID:zFpF9O8IO
おめでとう


21 :1 ◆/B7jgigWKk :2009/05/31(日) 22:10:46.13 ID:Wfl.JWQo
ハルヒ「と、とりあえずキョンに電話しなきゃ!」

ハルヒ「んふふ……あいつどんな反応するかな」

ハルヒ「……」

ハルヒ「あれ……」

ハルヒ「でも、これってあたし、ここを出て行かなきゃいけないってことよね」

ハルヒ「……何馬鹿なこと考えてるのかしらあたし。いつまでキョンに迷惑かける気なのよ」

ハルヒ「心機一転、あたしも新しい生活のスタートね」

ハルヒ「……」

ハルヒ「なんだろう……あんまり嬉しくないな……」

ハルヒ「そんなのおかしいのに」

ハルヒ「……と、とりあえず電話しなきゃ」



29 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 22:18:23.39 ID:Wfl.JWQo
〜その晩〜

キョン「ただいま!」

ハルヒ「あ、おかえり……」

キョン「やったじゃないか、ハルヒ!」

ハルヒ「う、うん……なんか、あとは書類出すだけみたい」

キョン「いや、よかった……」

ハルヒ「そ、そうね……ま、まああたしが本気出せばざっとこんなところよ、はは」

キョン「……本当によかった」

ハルヒ「な、なによ。大げさなんじゃないのちょっと」

キョン「そんなことあるか、むしろお前が冷静すぎるんじゃないか?」

ハルヒ「そうかな……」



42 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 22:33:00.58 ID:Wfl.JWQo
キョン「変な奴だな、まったく」

ハルヒ「……あたし、今日はもう休むわ」

キョン「?」

ハルヒ「なんか疲れちゃって」

キョン「具合悪いのか?」

ハルヒ「違うわよ、そういうのじゃないけど」

キョン「ああ、そうか……まあ、無理もない。張り詰めてたもんが途切れたわけだからな」

キョン「ゆっくり休めよ、ハルヒ」

ハルヒ「うん……ねえ、キョン」

キョン「ん?どうかしたか?」

ハルヒ「……」

ぎゅー

キョン「!?」

ハルヒ「……なんでもない、お休み」



58 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 22:44:33.08 ID:Wfl.JWQo
ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……ちょっと」

キョン「ん?」

ハルヒ「あたし寝るって言ってんでしょ」

キョン「おう、寝ろよ」

ハルヒ「眩しいんだけど」

キョン「しょうがないだろ、お前はいっつもリビングで寝てるんだから」

ハルヒ「電気消しなさいよ」

キョン「なにが楽しくて電気消して晩飯食わなきゃならんのだ」

ハルヒ「……ぐぐ」

キョン「ほら、俺のベッド使っていいから。奥行け、奥」

ハルヒ「むー」



63 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 22:51:47.47 ID:Wfl.JWQo
〜数時間後〜

キョン「さて、俺も寝るか……」

ガラッ

キョン「……そういやハルヒが使ってるんだったな、おれのベッド」

ハルヒ「……んん、きょん?」

キョン「ああ、悪い、起こしちまったか。いいよ、そのまま寝ててくれて」

ハルヒ「んー」

キョン「今日は俺がソファで寝るよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハルヒ「……ねえ、キョン。聞こえる?」

キョン「おー、どうした」

ハルヒ「なんかさ、初めてあんたの家泊まった時のこと思い出さない?」

キョン「……あー、懐かしいなあ、なんか。まだ一ヶ月も経ってないってのに」

ハルヒ「変な感じよね」

キョン「なんだか随分前から一緒に住んでたような気がするなあ」

ハルヒ「……」



74 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 22:58:57.64 ID:Wfl.JWQo
ガラッ

ハルヒ「……」

キョン「ん?どうした、トイレか?」

ハルヒ「……」

もぞもぞ

キョン「は、ハルヒ!?」

ハルヒ「……や、やっぱりこっちで寝る」

キョン「そ、そうか……じゃあ俺は」

ハルヒ「……その、あの」

キョン「?」

ハルヒ「ここにいなさい」

キョン「え」

ハルヒ「団長命令よ、ここで寝なさい!」

キョン「なんだそりゃ……」



80 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/31(日) 23:03:31.51 ID:.dT99wAO
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


81 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/05/31(日) 23:04:12.56 ID:uxYwjsAO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


92 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 23:14:25.23 ID:Wfl.JWQo
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「(なんなんだこの異様な空気はっ……!)」

ハルヒ「ねぇ、キョン」

キョン「は、はい」

ハルヒ「いままでありがとね、いろいろ」

キョン「……なんだよ急に改まって」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「……その、もうゆっくり話す機会もあんまりないかと思って」

キョン「ああ、そうか。言われてみればそうかもな」

ハルヒ「あんたには、ちゃんとお礼言わなきゃって、思ってて、その」

キョン「よせよ、気持ち悪いな」

ハルヒ「何よ……ばか」



102 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 23:23:40.95 ID:Wfl.JWQo
キョン「いろいろあったよなあ、思い返せば」

ハルヒ「あたしなんか初日からお風呂覗かれたしね」

キョン「だから、誤解だと言っとろうが!」

ハルヒ「どうだか」

キョン「お前だって、今はこんなに偉そうにしてるが、ちょっと前までは俺にわんわん泣きついてたじゃないか」

ハルヒ「う……」

キョン「いっつも下向いて、ネガティブなことばかり言って」

ハルヒ「うう……」

キョン「……でも、また元気になってくれてよかった」

ハルヒ「あ……」

キョン「やっぱりお前はふてぶてしいくらいで丁度いいんだよ」

ハルヒ「……」



109 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 23:32:28.01 ID:Wfl.JWQo
キョン「変わったといえばお前、料理上手くなったよな」

ハルヒ「失礼ね!最初から得意よ!」

キョン「いや、まあそうなんだが……」

ハルヒ「ふん」

キョン「それでも更に上手くなったって事だよ」

キョン「最近、晩飯が生活の楽しみの一つになってたからな、俺」

ハルヒ「……なによ」

キョン「?」

ハルヒ「……ちょ、ちょっとうれしいじゃない」

キョン「あとなんというか、家に帰ったときに誰かがいてくれるってのが、すごくホッとするんだよな」

ハルヒ「あ、それあたしも思ったわ」

キョン「だから、前にもいったかも知らんが、俺もお前に大分助けられてたんだよ」

ハルヒ「……」

キョン「……ありがとう、ハルヒ」



116 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/05/31(日) 23:39:13.90 ID:Wfl.JWQo
ハルヒ「……感謝しなさ……いよね……ひっく」

キョン「お、おい、何泣いてんだ」

ハルヒ「……嬉しいのよ!悪い!?」

キョン「は、はあ」

ハルヒ「なんでか知らないけど、あたし今すごく嬉しくなってるの!何なのよこれ……もう」

ぎゅー

キョン「わわっ!?」

ハルヒ「こんなあたしでも……ひっく……誰かの役に立ってたんだって」

ハルヒ「必要とされてたんだって思ったら、なんか、もう……ううっ」

キョン「ハルヒ……」

キョン「だからって泣くことないじゃないか、ほら」

ハルヒ「あ……」

キョン「よしよし」

なでなで

ハルヒ「ん……」



145 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/06/01(月) 00:16:58.50 ID:8WCAMmUo
キョン「しかし、少し寂しくなるな」

キョン「お前がいなくなると、部屋が静かになりそうだ」

ハルヒ「……」

キョン「どうした?」

ハルヒ「あ、あのさ……あんたには悪いけど、あたしもうちょっと就職活動しようかなと思って」

キョン「え?」

ハルヒ「その……探せばもうちょっといいとこあるかなって」

キョン「お前本気で言ってるのか?」

ハルヒ「で、でも、その」

キョン「大体結構条件もよさそうじゃないか、これ以上一体何を……」

ハルヒ「……あ、あたしの勝手でしょ!」

キョン「……あのなあ」

ハルヒ「いいじゃないの!その分あんたは美味しいご飯食べられるんだから!」

ハルヒ「文句あるなら家賃だって払うわよ!」

キョン「そういう問題じゃないだろ!何言ってんだよ!」

ハルヒ「……っ!」



147 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 00:19:02.42 ID:HofhXIDO
この鈍感さがラノベ主人公


152 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 00:20:43.33 ID:yqkBvXg0
一言言えば済むのにな、じれったいいぞもっとやれ


163 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/06/01(月) 00:32:15.04 ID:8WCAMmUo
キョン「どうしたんだよハルヒ……」

ハルヒ「……」

キョン「せっかく頑張ってきたんじゃないか」

ハルヒ「……違う」

キョン「違うってなんだ」

ハルヒ「……」

キョン「……ハルヒ?」

ハルヒ「……なの」

キョン「え?」

ハルヒ「嫌なの……まだここにいたいの!」

キョン「!」

ぎゅっ

ハルヒ「キョンと一緒で、毎日がすごく楽しくて」

ハルヒ「一緒にご飯食べたり、映画見たり、だらだら喋ったりり……全部、すごく楽しかった」

ハルヒ「辛いよ……キョン……もうそんなのがなくなるって思ったら……すごく胸が苦しいの」

ハルヒ「やだよ……ひっく……ううっ」



183 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/06/01(月) 00:47:47.19 ID:8WCAMmUo
キョン「は、ハルヒ……」

ハルヒ「すきよ……ばかぁ……あんたのこと……すきになっちゃったんだからぁ……ひっく」

キョン「え、や……」

ハルヒ「もう一人にしないで……おねがい……」

キョン「うーん、その、なんだ……」

ハルヒ「……ううっ」

キョン「……はあ」

ぎゅう

ハルヒ「ひゃ!?」

キョン「何もお前を追い出そうってんじゃないんだ、居たかったらそういってくれりゃよかったんだよ」

ハルヒ「あ……きょ……んんっ!?」

ハルヒ「ちゅ……んちゅぅ……んむ……ぷぁっ」

キョン「……あー」

ハルヒ「ふぇ……」



185 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 00:49:06.55 ID:TxHUATwo
ギギギ…


187 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 00:49:45.77 ID:x24JBlU0
何なの?


189 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/01(月) 00:49:57.12 ID:8trasdko
なんか寂しくなってきた…


203 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/06/01(月) 00:59:58.89 ID:8WCAMmUo
キョン「何だよ変な顔して……こないだのお返しだ、って……ん!?」

ハルヒ「もっと……」

ちゅ、ちゅ、ちゅ

ハルヒ「んちゅぅ……んちゅ……」

キョン「ぷぁっ」

ハルヒ「ふにゃ……もっと……」

キョン「!?」

ハルヒ「んんっ……んむ……ちゅ」

ハルヒ「……」

キョン「……好きなだけここにいればいいさ」

キョン「俺も、その方が嬉しい」

ハルヒ「うん……」

キョン「一人じゃないだろ」

ハルヒ「うん……うん……ひっく」



216 :1 ◆/B7jgigWKk [sage]:2009/06/01(月) 01:33:09.91 ID:8WCAMmUo
〜一年後・駅のホーム〜

キョン「なあ、覚えてるか、ここ」

ハルヒ「忘れるわけないでしょ」

キョン「ここでお前と再会したんだよなあ」

ハルヒ「消したい過去ってやつだけどね」

キョン「あの時はびっくりしたよ」

ハルヒ「こっちの台詞よ、いきなり腕掴んできて」

ハルヒ「……でも、あの時あんたが止めてくれてよかった」

キョン「そうか」

ハルヒ「世の中って、ほんとに不思議なこともあるもんね」

キョン「……なあ、いいことあっただろ、生きてて」

ハルヒ「……ええ」

キョン「それが聞ければ充分だ」

キョン「さあて、乗り換え乗り換え。急がないとみんなを待たせちまう」

ハルヒ「……ねえ、キョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「ありがとう、あたし今、すごくしあわせよ」

キョン「そういう泣ける台詞は、来月の式までとっといた方がよかったんじゃないか?」



おしまい



224 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 01:35:10.31 ID:c.IHJEAO
乙、よかった!
欲を言えばSOS団同窓会も見たかったな



228 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv [sage]:2009/06/01(月) 01:35:41.59 ID:k/lCPkDO

最後まで読めて良かった

ありがとう



229 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 01:36:29.33 ID:XL0HUsAO
お疲れさま!
一人暮らしが更に寂しくなったけど



239 :旧サーバーにロールバックしましたFrom vs302.vip2ch.com sv :2009/06/01(月) 01:40:36.22 ID:mKdNyGM0
終わったかあ
甘かったけどほっとした





関連:ハルヒがニート略してハルヒニートその1

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この記事へのコメント
  1. Posted by あ at 2009年06月01日 11:09
  2. すごいよかった
  3. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 11:31
  4. おもしろかったーw 同窓会編も見たいですー^^
  5. Posted by きま at 2009年06月01日 12:48
  6. あめぇ こいつは甘酸っぺぇ
  7. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 12:58
  8. なにこの神…
    いいな…
  9. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 13:40
  10. よかった…
  11. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 14:00
  12. 原作見たことないけど楽しめた
  13. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 14:51
  14. ブリリアント・・・
    胸がキュンキュンしたw
  15. Posted by at 2009年06月01日 15:57
  16. こんなかわいい子を泣かせたうえ向こうから告白までさせやがってキョンてめえ
    最高だ
  17. Posted by 名無し at 2009年06月01日 16:53
  18. 良い話だった!面白かった!
    途中でキョンかハルヒが事故るのを考えた俺はネクラなんだろう
  19. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 21:08
  20. なんというテンプレストーリー
  21. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 21:19
  22. にやにやするぅぅぅぅぅ
  23. Posted by 名無し at 2009年06月01日 22:37
  24. かなりよかった…
  25. Posted by 名無し at 2009年06月01日 22:38
  26. 感動した
  27. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月01日 23:16
  28. 米10
    だがそれがいい
  29. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月02日 01:11
  30. その2の>>450のキキーッって何だったの?
  31. Posted by あ at 2009年06月02日 11:30
  32. ハルヒが轢かれたってことだよ

    夢の中で
  33. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月03日 11:15
  34. あんな意味ありげにはさんどいて、なんだろな

    路線変更したのかな
  35. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月03日 20:12
  36. カップリングと言えばこの二人
  37. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月05日 04:10
  38. そんなに読み漁ってないけど
    09の上半期ベストはいまんとここれ
    管理人おつ
  39. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月09日 23:27
  40. なんか高校あたりでくっ付かなかった場合、
    この二人は26になってもお互い恋愛経験なさそうだな。

    そこが運命的で素敵なんだがw
  41. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月10日 06:47
  42. ※17
    たしかそこで作者が一回無理やり終わらせようとしたんだけど戻ってきた
  43. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月11日 10:15
  44. カプ厨と言われるからこの作者みたいに余程うまく話を作らないと
    すぐ叩かれるお

    にしても何歳だっつってたか?中学生でもここまでアレじゃねえぞw
    まあいいけど。
  45. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年06月11日 12:02
  46. 4
    まさに死ぬ間際になってキョンに助けられたのは、ハルヒの能力の最後の一かけらが発動したからかも…
    なんて妄想が浮かんだ

    作者と管理人乙!いい話だった
  47. Posted by 朮 at 2009年07月27日 23:57
  48. 5
    良かった。管理人乙
    会話文しかないのもこういった作品の特徴よの
  49. Posted by あ at 2009年10月06日 23:41
  50. 5
    なんか…見入っちゃいました 素敵なお話でした
  51. Posted by  アナログ21 at 2009年10月30日 16:29
  52.  キョン、そしてハルヒ、本当におめでとう。
    すがすがしくていいですね。
     同窓会編、興味あります!!!
  53. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2009年10月31日 21:23
  54. これを映画化した方が客入るんじゃないか?
  55. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2010年08月14日 18:25
  56. けど管理人やめちゃったし
  57. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2010年11月07日 20:43
  58. よかった。

    久しぶりに泣けた
  59. Posted by 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 at 2011年12月26日 19:51
  60. http://www.vipss.net/haruhi/1243700468.html
    ここに続き?っていうかおまけがあるよ