一時期は震災の影響で観光客数の低下が危ぶまれた東北地方ですが、それでも外国人観光客に喜ばれるような史跡や歴史的建築物の多いエリアです。現在ここを訪れる外国人観光客はどのように東北を楽しんでいるのでしょうか?今回は福島県会津若松市の鶴ヶ城のレビューをお届けします。
"Tsurugajo Castle"
★★★★☆(平均レビュー 4.0 / 総レビュー数 314)
-------------------------------------------------
★★★★★「立派な歴史のある美しいお城」gregaustex(テキサス)
会津に出張に行った時に何度かこのお城に行った。観光ガイドはとても忍耐強く、この土地やお城についての歴史を何度も説明してくれた。ここは桜が咲く3月が一番美しい。
-------------------------------------------------
★★★★☆「南東北の象徴的なお城」bibi_ngo(マニラ)
鶴ヶ城はやや赤みがかった屋根瓦にぴったりの白い壁に最近改修されたのがウリだ。敷地は広く、天守閣や屋根のついた長い回廊(この城のもう一つの特徴)の壮大さを味わうのによい雰囲気で、中は現代風に一新されており比較的狭い室内に展示品がぎっしり並んでいる。それでもなお、ここは語られるべき物語と美しさのあるお城で、見る人次第だ……明らかに訪れる価値がある。
今までたくさんのお城に行ったし、鶴ヶ城はこの地域(南東北)のとても象徴的な存在なのだけれど、残念ながらほとんどの外国人観光客のレーダーには引っかからないようだ。
-------------------------------------------------
★★★★☆「美しいところ!郡山から日帰り」Etrowell(フロリダ)
美しい場所!ほとんどの時間をお城の外で過ごした。近くにも沢山観光スポットがある!!お城の敷地の外周をぜひ歩いてみて!!
-------------------------------------------------
★★★★★「暗闇の中の蝋燭」bakatori(シンガポール)
春は多くの人々が花見に鶴ヶ城を訪れる。自分もそうしたが、時期が早すぎたのでお城を取り巻く満開の桜は見られなかった。
最近行った時は春ではなく冬で、会津絵ろうそくまつりに行った。鶴ヶ城や御薬園に蝋燭がともされる。
仙台に宿をとったので、仙台に終電で戻れるよう予定を立てなければならなかった。
念の為に言うと鶴ヶ城は会津若松にある。このお城は、個人的には、10代の少年戦士たち - 白虎隊 - の自決が印象に残っている。
最初は鶴ヶ城と御薬園の両方に行くつもりだった。でも時間を考えて、まずはお城に行くことにした。
七日町駅で降り、ここからお城までは歩いて約45分だ(短足なので)。
入場料はいらないが、ただ雪で滑らない頑丈なブーツと温かい冬服が必要。とてもとても寒く、マイナス6℃だった。幸運にも、使い捨てカイロを現地で無料配布していた。展示されていた燭台に灯る蝋燭はすべて手描きだった。お城は緑にライトアップされていた。蝋燭は暗闇に柔らかく燃えており、色とりどりだった。月は遠くで明るく輝いていた。
たちどころに、寒さの中で踊り燃える美しい明りにすっかり心を奪われ、時間を忘れてしまった。幸運にも、チケット売り場の女性がとても親切で、時間を教えてくれ、最寄りのバス停の場所を教えてくれた。なんとか郡山発の仙台行の終電に乗れた。
日本は十分に楽しむには事前にちゃんと計画を立てておかなければいけない国だ。この素晴らしい体験は、旅行中に出会った見知らぬ親切な人々の助けがなければ得られなかった。
会津若松は福島の奥深くにあり、放射能を恐れる観光客から敬遠されている。頑張ってください、どうか負けないで。
次の冬もまた来る。
-------------------------------------------------
★★★☆☆「新島八重に縁のあるお城」StanleyAuckland(ニュージーランド)
地味なお城だが訪れる価値はある。会津若松と鶴ヶ城は2013年にNHKの大河ドラマのテーマにもなった偉大な女性である新島八重と密接な関係がある。彼女は戊辰戦争時に鶴ヶ城を包囲する政府軍と戦った。
城の中には飯盛山で自決した白虎隊の戦士たちの肖像画が飾ってある。
ここは会津若松駅から出る観光バスのルートにも入っている。
歩いていくなら、駅から45分くらいだ。
-------------------------------------------------
★★★★☆「情報がよくまとまっている」GordonAdelaide(オーストラリア)
現在のお城は近年再建されたもの(大体50年ほど前)で、城の最後の姿を忠実に再現している。
各階は博物館になっており、最上階まで歩いて行ける。城や地域の歴史や文化が展示されている。
ここに来たのは秋の半ばの雨の日だったので、写真は絵葉書のようにという訳にはいかなかったが、かつて侍がこの城や土地を治めていたころの様子は心に呼び起こされた。最上階からの眺めは、雲に覆われた山々に午後の光が当たり素晴らしかった。
時期や天気の所為であまりよく見られないものはたくさんあったが、あらゆる面で価値はあった。
-------------------------------------------------
それほど外国人観光客に人気があるというほどではないものの、このお城の美しさに感銘を受ける方が多いようです。白虎隊や新島八重のことを知っている人がそれなりにいたのも驚きました。ぜひ多くの人に来てもらいたいです。
--------------------------------------------------
外国人観光客の受け入れをお考えの方、ご不安な点はありませんか?まずはご相談を!