(出典 i.daily.jp)



リニューアル後も数字は変わらず、3%から4%をウロウロ。他局から大きく引き離され一人負け状態なのに、報道幹部や編成は『内容がよくなった!』と自画自賛しています」

 そう嘆くのは、フジテレビの報道番組「Live News イット!」の番組関係者だ。

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 今秋、大きな番組改編に踏み切ったフジテレビ。33年にわたり同局の報道番組に出演してきた安藤優子(61)がメインキャスターの「直撃LIVE グッディ!」を打ち切り、前番組の「バイキング」と後番組の「イット!」の放送枠をそれぞれ拡大させたのだ。

 昨年4月にスタートした「イット!」のMCを引き続き務めるのは、2016年にフジを退社しフリーとなった加藤綾子(35)。かつての花形アナが凱旋復帰したわけだが、局が期待するほどは数字が出ていない。

主婦層にはなかなか受けず……

「加藤はスポーツ界での人気が高いので、東京五輪を見据えての抜擢でした。しかし、夕方にニュースを見る主婦層にはなかなか受けず、視聴率が1~2%の時も多々あります」(同前)

 それでも降板させようという動きはないという。

「亀山千広元社長が『フリーになってもフジの看板アナには変わりない』と明言するほど加藤を気に入っており、上層部ウケもよい。さらに局アナ時代、過密スケジュールをこなしてくれた恩義もあり、今後も“夕方のフジの顔”として確保し続けたいようです。そればかりか、彼女の意向を番組の人事にまで反映させるようになりました」(同前)

ベテラン解説委員は“降板”

 番組開始時には木村拓也アナ(30)と風間晋解説委員(61)がMCとして加藤と肩を並べていた。しかし改編で「バイキング」から榎並大二郎アナ(35)が移籍したことで木村アナは現場キャスターに“降格”、風間氏は降板となったのだ。

「実は改編前、加藤さんが番組プロデューサーに『榎並アナとやらせて欲しい』『風間さんはいらない』と、要求していたというのです。榎並さんとは同期で『綾ちゃん』『大ちゃん』と呼び合うほど仲がよいので分からなくもないが、風間さんには自らニュースの読み解き方などのアドバイスを請うていただけに意外でした」(別の番組関係者)

 蓋を開けると加藤の希望どおりの人事が実現。

「榎並さんの抜擢は主婦層に人気があることや、文春でも報じられた『バイキング』での坂上忍さんからのパワハラ問題などもあり、上層部の思惑と一致した側面もあるが、加藤さんの意見が影響しているのは明白です」(同前)

 さらにこの秋からは、デスククラスの女性局員が加藤の専属担当として付くようになった。

「以前はニュースごとにどうコメントするかを加藤さんとディレクターが相談して決めていたのですが、10月からはその“お付き”の女性局員がプロデューサーと加藤さんの間に入り、コメントの内容や方向性などを手取り足取り考える役目を担っている。安藤さんが降板したことで『次の“女帝”はカトパンだな』とも囁かれています」(同前)

カトパンに「足りないもの」とは?

 フジテレビの内情を知る放送作家は、加藤の課題についてこう話す。

「カトパンはニュース読みが上手く、空気を読む力は抜群なのですが、良くも悪くもコメントにそつがなさ過ぎる。大物MCのアシスタントなら申し分ないが、メインとしては物足りない。コメント力に定評がある三田友梨佳アナのように、時には辛辣な意見を述べられるようになれば、お茶の間の共感が得られるのでは」

 実際、局内の会議でも、「加藤キャスターが自分自身の言葉で発信する機会を増やすことが重要」と議題に上がっており、「本人も意識するようになっている」(フジ局員)という。

 早速、9月30日の放送では、性犯罪に関して「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされる杉田水脈衆院議員について、「(性被害者に対して)なんの理解もしようとせず攻撃するってどういうことなんだろう」と、これまでに見られなかった“怒りのコメント”を発していた。

 一連の事実関係について、フジテレビは「番組出演者のキャスティングは制作の専権事項であり、加藤綾子さんが関わった事実は一切ございません。番組制作の詳細についてはお答えしておりません」と回答。

 女帝への道はまだまだ“カト期”にあるようだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月22日号)

加藤綾子アナ


(出典 news.nicovideo.jp)