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毎日新聞:
 米大統領選は8日、投開票された。
 米メディアによると、政治経験のない共和党候補の実業家ドナルド・トランプ氏(70)が激戦州の中でも大票田の南部フロリダや中西部オハイオなど重要州を制した。
 勝利が確実視される残る州の選挙人を合わせると、当選に必要な過半数270人を超える見通しで、当選を確実にした。
 鍵を握る激戦州で敗戦した民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(69)は、民主党地盤の東部や西部の諸州などを中心に確保したが、及ばなかった。
 AP通信はトランプ氏が当選したと速報。
米CNNによると、クリントン氏はトランプ氏に電話し敗北を認めた。

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何が言えるか?

*アメリカ大統領選挙は白熱したし大接戦だった。

*約100年前に文部大臣尾崎行雄が「日本で共和制が実施されれば三井・三菱は大統領候補」と 演説したが、アメリカで大富豪が大統領になることになった。

*本来、ヒラリー・クリントン当選ならアメリカ史上初の女性大統領でガラスの天井を砕くことになるのだが、トランプ氏より予測可能で相対的に無難な選択だと内外で考えられていたので、トランプ氏優勢が伝えられた時点から株価や為替が大きく動いた。
 即ち、トランプ氏優勢を伝えられ、その懸念が拡がっため、株価は大きく下がり、為替はドル安円高に振れた。
 株価は昨日比プラスで始まり終値はー919円。
(但し、その後現時点で半分以上戻している。)
為替は105円台だったが、円高で一時101円台まで行った。
(①為替も現時点で104円台に戻している
②ミセスワタナベどうする?笑い)

*トランプ現象は英国のEU 離脱やフイリピンのドナルドと謂われるドウテルテ大統領等とも共通する部分が有る。
 一種のBrexit(ブレグジット)である。
(英国のEU 離脱同様、トランプ現象を甘く見た人が多かったと思う。)
 諸外国にも一定の影響が有ろう。

*大統領選挙白熱の背景には、このままではいけないというアメリカ人の強い危機感が有った。
(経済的にも社会的にも政治的にも軍事的にも)
 強い危機感は、保守の共和党支持者もリベラルな民主党支持者も双方共に有った。
(1年で次々に首相を変えた日本も、このままではまずいという強い危機感が有った。
  強い危機感自体は悪くないが、1年で首相・外相を変えると諸外国から相手にされず外交実績が出せないので、自民党総裁任期延長してでも外交実績を挙げるべき)

*共和党は本来は相対的に道徳心を重んじるにもかかわらず、トランプ氏が流出動画の程度の人かも知れないというリスクも視野に入れつつ共和党の候補者にし、動画流出後も支持率があまり落ちなかったのは、アメリカがこのままではいけないという強い危機感が有ったからだ。

*民主党も社会主義者を自認するサンダース氏が高齢なのに最後まで大健闘したのも、アメリカはこのままではいけないという強い危機感の表れ

*大統領選挙恒例のOctoberサプライズでトランプの女性蔑視動画が出たが元々あの程度のコメントは有りそうだと思っていた人が少なくなく(笑い)、あまり支持率は下がらず、逆Octoberサプライズでメール問題も出たこともトランプ勝利に貢献した。

*但し、FBIは政治介入すべきではないと思う。

*トランプ勝利の背景にはアメリカの2大政党制も有る。
 即ち、オバマ大統領のチェンジに期待したのにチェンジがなかったし、悪くなくても国民が主権者であることを取り戻すために時々大統領の政党を替えた方が良いのだ。
(日本の民進党も選択肢と認められるように頑張るべき)

*トランプもニューヨーク出身だが、ヒラリー・クリントンの方がニューヨーク上院議員を務めてニューヨークに強い。
 ヒラリー・クリントンの敗北はニューヨークの相対的な地盤沈下とも言える。

*トランプ勝利の背景にはアメリカでも欧州でも日常化したテロも有る。

*民主主義において、討論自体は裁判所・国会・株主総会・その他でとても重要だが、一般人から見て模範となるような討論とは言えなかった。
(①但し、他人の討論は醜く見え勝ち、他国の討論は醜く見え勝ちの点は割り引くべき
②今後仮に全てを修復できれば、醜く見えた分逆に模範となる。)

*即ち、政策論争という感じではなかった。
(トランプは政治経験がなく、相対的に政策に通じていないので、これを狙った。笑い
ヒラリー・クリントンは政策論争に持ち込む必要が有った。)

*討論を罵り合いで見苦しかったと受け取る一般人が多かったのもとても残念だ。
 討論は甘いものではないが、言葉による解決を目指す平和的行為で、本来喧嘩ではないという観点、国会・裁判所・株主総会は喧嘩の場所ではないという観点からは、アメリカ大統領選挙の討論は一般人から見て世界の模範になるような討論であって欲しかった。
(しかし今後が大事で、ノーサイドが実行されれば、模範になる可能性が一応残されている。)

*トランプの反イスラム発言もユダヤ支援狙いの側面有り

*マスコミ批判も失うものが無いからした。
 歴史的にマスコミの多くは民主党寄りだからだ。
 それに加え、新聞・テレビがFacebookやTwitterに押され影響が相対的に低下したことも有る。
 トランプは特にTwitterを上手に使った。
(①マスコミの世論調査も時代遅れで実際の世論を把握していなかった。 即ち、固定電話で世論調査したが、今は携帯電話の時代なのだ。 日本の世論調査も反省すべき
②NY タイムズはメキシコの大富豪も大株主になっている。)

*不法移民・移民が多いからトランプが出て来た。

*黒人大統領が誕生したから、白人の利益を重んずるトランプが出て来た。

*女性大統領が誕生しそうになって来たから、男性の利益を重んずるトランプが出て来た。

*テロが多いからトランプが出て来た。

*米国の相対的地位が下がったので、「米国を再び偉大にする」という言葉が共感を呼ぶのだ。

*「メキシコとの国境に壁を作る」というコメントも、ヒスパニックが多いカリフォルニアは最初からトランプ陣営が捨てており失うものは無いので言ったという側面有り。
(但し、壁ならまだしも、仮に全米に1000万人以上いる不法移民を全て強制送還し始めたら、アメリカは銃社会でトランプ暗殺も有り得るのでそこまでしないだろう。笑い)

*日本への関税を2.5%から38%へ大幅に引き上げ、中国への関税も45%にするというコメントは、相対的に雇用を重んずる民主党の票潰しの側面有り

*アメリカ最高裁判事にユダヤ人とカトリックが増え、プロテスタントがゼロに近くなったこともトランプの言動の背景に有る。
(アメリカはプロテスタントが建国した。)

*トランプは昔は黒髪
 金髪にした理由は日本と違い(笑い)真ん中に歩み寄ったのだろう。
(ヒラリー・クリントンも元は黒髪。
ビル・クリントンも元は金髪ではなかった。)

*公職についていない初めての大統領だが有害な経験は不要と跳ね返したし、70歳という最高齢の大統領だがエネルギッシュで有権者に不安を抱かさなかった。

*トランプの短所は知っていると思うので
トランプの長所を挙げると

☆悪い人だと思われることを恐れないこと
(①戦争に勝つには相手を油断させることが肝要
②しかしアメリカだと暗殺の危険も覚悟しなければなるまい)
☆本音と建前のギャップを無くし正直に話そうと通常人以上に努力していること
(まゆゆの方が王道アイドルなのに、サッシーの方が票が多いのも同様。笑い)
☆多くの貧しい人々の一生懸命な仕事を考慮
(共和党候補なのに、しかも自分もイスタブリッシュメントなのにイスタブリッシュメント批判)
☆政府が対応せず気付かない無数の多くの人々の移民増加・テロの脅威・雇用減少等の不満や不安を考慮
☆米国の弱点・問題点を直視
☆問題解決策も具体的に提示
☆新しい時代への対応力
☆トランプは弁護士ではないが訴訟・討論にも慣れテレビにも慣れている
☆経営者で経済に強い
☆エネルギッシュなこと
(年齢は高いのにそう感じさせなかった)
☆熱心に訴えた
☆失敗に挫けず精神的にタフなこと
(私生活でも4回破産と3回結婚を経験し、その都度立ち上がった。
しかも今までの子供たちとの関係も良好)
無党派層を意識
☆自分の弱点に気付かないふり(笑い)
☆争点隠し・争点創り
☆本来は相対的に民主党の方が雇用を守るのに、トランプの方が雇用を守るイメージ付けに成功
投票動向を十分把握した上で効果的集票へ徹底言動
☆Twitterも上手に駆使
☆修正能力

*ヒラリークリントンはとても素晴らしかったが、敗因を強いて1つ挙げれば男性への敬意が弱かった。
 もう少し謙虚に男性も重んずれば、もう少し男性からも投票して貰え勝てた。
(祝勝予定会場もガラスの天井の場所以外でやった方が票が入ったと思う。)
 男対女が争点の1つになったのもトランプの仕掛けにはまっての失敗。
 民主党対立候補サンダースの活躍をもっと直視し、反省し、米国民の不安不満を理解し修正すれば勝てた。
 オハイオ州やペンシルベニア州で負けたのだから反省が必要

*上下両院の連邦議会選挙も同時実施で上院も下院も共和党が過半数を握った。
(①ねじれ解消
②次期政権の政策遂行能力とも関連する。
一応やりやすいには違いないが、共和党主流派の協力必要)

*「貧しいものは幸い」と新約にあるし、旧約でも真面目に一生懸命働く貧しい人に公平に取り計らえと多くの預言者が旧約で共通に言っているが、ヒラリー・クリントンは既得権との結び付きが有るとされていたので(そういうイメージ化もトランプ陣営は図った。笑い)、トランプはその観点では良かった。

*因みに宗教はトランプ氏もクリントン夫妻もキリスト教だが、

トランプは長老派
①日本の大学では同志社(但し長老派の中の会衆派)その他
②歴代の他の大統領はアンドリュー・ジャクソン、ジェイムス・ポーク、ジェイムス・ブキャナン、グロバー・クリーブランド、ベンジャミン・ハリソン、ウッドロー・ウイルソン、ツワイト・アイゼンハワー、ロナルド・レーガン

副大統領のマイク・ペンスはカトリック
①日本の大学では上智、聖心、白百合等
②歴代の他の大統領はケネディ
③ローマ法王から「壁を築くのはキリスト教徒ではない」と言われ、約8000万人のアメリカのカトリックを敵に回さず分断するために副大統領に起用

ヒラリークリントンはメソジスト
(①日本の大学では青山学院、東洋英和、関西学院など
②歴代の他の大統領はユリシス・グラント、ラサフォード・フェイン、ウイリアム・マッキンリー)、

ビルクリントンはバプテスト
(①日本の大学では関東学院、西南学院など
②歴代の他の大統領はウオーレン・ハーデイング、ハリー・トルーマン、ジミー・カーター)

*目の前の謙虚しか念頭にない人にはトランプ当選は残念で信じ難いだろう。
 女性が男性を必要以上に軽く見る代表例だ。
ヒラリーも学んで出直したら良い。
(但し、年齢的にはもうかなり高くなるが・・)

*「私ならプーチンにも尊敬される大統領になる」というトランプのコメントが有り米国内で物議を醸したが、新思考でロシア、中国、フイリピンその他で関係改善が進むなら良い。

*ユダヤ人の好きなスポーツは選挙。
 ユダヤ人は他の大統領もよく登用したが、ビル・クリントンほど実力主義でユダヤ人を物凄く登用した大統領はなかったのでビルクリントン政権の一員のヒラリーで構わないし、トランプ自身はユダヤ人ではないが娘や娘の夫や孫がユダヤ人なのでどちらでも悪くなかった。
(①娘のイヴァンカはユダヤ人の夫と結婚する直前にユダヤ教に改宗(正統派)
②ユダヤ人とは母親がユダヤ人かユダヤ教改宗者なので娘がユダヤ人だと孫がユダヤ人になる。
 血は水よりも濃いとも言える。)
 
*アメリカ大統領は弁護士が多く、ヒラリークリントンは弁護士、ビルクリントンも弁護士だが、トランプは弁護士ではなく
(副大統領マイク・ペンスは弁護士)
 出身大学はMBAではハーバードと同率1位の名門のペンシルバニア大学
(2014年億万長者出身大学ランキング世界1位)。
 因みにトランプ氏の娘もペンシルバニア大学首席卒業を、娘の夫はハーバード大学卒業で選挙顧問。


 ヒラリークリントンもビルクリントンもエール(イエール)大学卒業
 エールロースクール大学は1701年組合派教会牧師らにより創立されハーバード大学に劣らず全米最難関でエール大学1位の統計も複数存在する。
 エール大学とハーバード大学は伝統有るボートの定期戦が有る。
(①因みに早稲田大学校歌とエール大学校歌は似ている。
②エール大学のエールとは固有名詞個人に由来するが、エールは元々神を意味。キリストも亡くなる直前に十字架上で大声で「エリエリ(マタイ)エロイエロイ(マルコ)」と叫んだ。 但し、ユダヤ人は2000年前も今も10戒の第3戒を重んじて滅多に口にしないので一般化されていない。)

*トランプの妻メラニアさんはスロベニア生まれの元モデルで英語、イタリア語、フタンス語、ドイツ語を話す。
(外国生まれのファーストレディは殆どない)

*歴史は直線的に進むものではなく、振り子的に進むものである。

*私は以前、上院全議員及び下院全議員宛に手紙を書いた。
その骨子は
「日本人は毎日英語を一生懸命勉強しています。
 しかも英語は数学と並び最重要科目です。 
他の世界中の多くの国々の人々も日々英語を勉強しています。
 英語は尊敬されなければなりません。 
アメリカは尊敬されなければなりません。 
アメリカの大統領は尊敬されなければなりません。 
 実際リンカーンやワシントンは素晴らしい尊敬できる大統領でした。 
(ビルクリントン大統領は実力有る人を民族問わずに登用する点はとてもすばらしいですが、)妻がいるのに妻でない人と大統領はオーラルセックスをしてはなりません。 しかもホワイトハウスでしてはいけません。」
(①クリントン夫妻はとてもすばらしいがこのような問題点も有るのも事実。
②アメリカもビルクリントンを許したが、真剣に懺悔すればそれを許す風土がアメリカには有る。
 これは日本も見倣うべき。 そうすれば高水準で推移する日本の自殺も減るだろう。)


*政治の1つの要は人事で、新大統領の人事が注目される。
(4000ポスト超)
 ヒラリー・クリントンが選ばれたら前回黒人のオバマ大統領でも「チェンジ」しなかったので史上初の女性大統領でも期待値は低くリラックスして仕事に臨めたが(笑い)、トランプは正直を売りにしてたので実行が問われる。
(奇異な政策や通常の大統領より正直ということで当選したという観点からは通常の大統領よりハードルが上がることになるが、有権者の感情に訴えて当選したという観点からは感情さえ満足させれば良いことになるので見た目程ハードルは高くないはず。)
 しかしトランプの言ったこと、即ち壁作りや米軍駐留経費大幅負担増(日本は7割負担、ドイツ3割、韓国4割。 但し、日本54%の統計等有り。)やTPP脱退などが正直に実行されるとそれも問題だと思う日本政府・与党要人もいるだろう(笑い)。
 ストラテジーを早急に練り直すべき。