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何が言えるか?

*マクロン氏は
①39歳。
 日本の政界常識から見ると若いが、フランスでは偉大なナポレオンが若かったので、若さへの懸念はない。
(ナポレオンは30歳で最高指導者に就いている。)
②エリート官僚養成学校のENA卒業
③妻は高校時代の恩師で24歳年上
 (日本でも最近は年齢差有る婚姻が増加傾向。)
④アミアン生まれ
(アミアンはフランク王国・カール大帝時代の首都)
⑤フランス・ロスチャイルド(ユダヤ大富豪)の銀行に入り副社長迄昇進したので、ロスチャイルド・ユダヤの後押しが有り、若く最近迄無名で、主要政党に属さず無所属なのに支持率が伸びた。
(①サルコジ元大統領もユダヤ人
②フランスは欧州の中で最初にユダヤに人権を認めた国で、欧州の中では一番ユダヤ人が多く、英国、ドイツ、イタリア以上にユダヤ人が存在する。)
⑥高い失業率の中、ロスチャイルド銀行副社長は経済に強く高い失業率が改善できるのではないかと期待された。
⑦父は神経学者で母は医者

*対立候補のルペン氏は
①弁護士
(①国民戦線党本部で法務担当
②元党首の子というばかりでなく、弁護士で法務担当することにより、国民戦線党の弱み強みを把握した。
(日本でも企業その他で法務担当の弁護士が増加中)
③弁護士=左翼、弁護士会=左翼と思う人がごく一部にいるが、全くの間違い)
②反EU 反移民フランスファーストを唱える極右国民戦線党首
 (父親元党首よりは、悪い点を軌道修正して、穏健極右(笑い)として認知され党支持率を大きく伸ばした。)
③女性
④欧州議会議員
 (欧州議会選挙ではフランス第一党)
⑤相対的に低学歴層・貧困層が支持
⑥48歳
⑦EU離脱を支持し、大統領になったらEU離脱の国民投票をすると明言しているので、この大統領選挙はEU 離脱の国民投票的色彩も併せ持つ。
⑧同性愛者の支持が多い。党の幹部にも複数登用
(しかし、アメリカその他で一般的には保守政党では同性愛に否定的、リベラル政党が同性愛に肯定的なのが普通。この特異な現象は弁護士の人権感覚に因るのだろう。)

*或るフランス人と話したが、その人は極右ルペン氏に懸念を持っていた。

*第二回投票が5月7日に有るが、第一回投票で破れた候補(フイヨン、メランション、アモン)に投票した人々の多くがマクロン氏に投票することが予想されるので、当確が言い過ぎとしても、マクロン氏がかなり優勢が現時点で予想されている。但し油断禁物。
(①移民による大規模テロやテレビ討論での致命的ミスその他基礎的条件の根本的変更が無い限り、ルペン氏逆転はかなり困難な情勢
②二回投票国は他にブラジル、ポルトガル、ポーランド、フインランド、ルーマニアが有る。)


*歴史的にフランス・ドイツ・イタリア
オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・スイス・オーストリア・スロベニアは元々同じ国だった。
(フランク王国)
 そのため、移民に対するアレルギーが有ると言っても、アメリカと同列には論じられない。

*歴史的相対的にフランスは議会への信認が薄く、指導者への信認が厚い。
(長期間何も決められない三部会、偉大なフランスを具現化した偉大なナポレオン等の存在が背景に有る。)

*そのように指導者への信認が厚いため、大統領の任期も以前は7年だったし、今もアメリカより長い5年である。

*歴史的にフランスは 中道右派と中道左派が交互に政権を担当して来た。
 しかし決戦投票に残ったのはいずれでもなく、無所属マクロン氏と極右ルペン氏で異例。
(既存政治に対する国民の不満だと見られる。)

*争点はEU へのスタンスや移民へのスタンス等
(他はテロ対策や約10%の高い失業率対策)

*投票率は約78%
  (日本と比べると高い。)

*フランスが教会の長女、即ちイタリアやスペインを凌ぐとされる理由の1つは、イタリアやスペインを凌ぐ国際性や人権宣言以来の人権が有るからだ。


*但し教会の長女と言っても、今日のフランスは形式的には約7割カトリックでも実質的には約1割しかいない。

*フランスの移民数は791万人。
 移民比率は11.9%。
 パリは都会のため、移民比率は更にずっと高まる。
(資料:EUROSTAT2016年 )

*2015年パリ同時多発テロ以降、長期間、非常事態宣言が延長されて来ている。
(非常事態宣言は戒厳令と類似するが、若干異なる。)

*英国の国民投票によるEU 離脱やアメリカ大統領選挙でトランプ大統領選出があり、フランスがどうなるかが注目されたが、ほぼ事前の予想通りで現時点でサプライズはない。

*EU 重視のマクロン氏勝利で市場は安堵し、株高・円安ユーロ高
(欧州とアメリカの繋がりは日本より相対的に強いので、ユーロとドルのリンクも強く、円安ユーロ高は円安ドル高)

*今後の欧州選挙日程として
5月 フランス大統領選挙決戦投票
6月 英国総選挙
   (英国民がEU 離脱を承認するのか?)
6月 フランス下院選挙
9月 ドイツ連邦議会選挙
などが有るが、相応の影響が有るだろう。