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[日本]
 日本法には法の断絶・法の連続性という問題がある。
それは日本経済・日本思想の連続性の問題でもある。
 即ち、江戸時代武家法と明治憲法には、法の断絶がある。

即ち、
X律令
武家法明治憲法日本国憲法

と考え、講義・著作されるのではなく、

◯律令
武家法・・・断 | 絶・・・明治憲法日本国憲法
◯ローマ法
中世教会法大陸法明治憲法日本国憲法

 と講義・著作されるのが一般だ。
 本当は明治憲法と日本国憲法間にも、小さくない断絶が存在するのだが、武家法と明治憲法の断絶ほど大きくない(民法等、使われる判例も存在する)。
 明治時代に民法が出来た時、「民法い出て、忠孝亡ぶ」とし、民法延期論争が起こったのも上記断絶を背景としており、理解できる一面もゼロではない。
 しかし、これを成し遂げたからこそ、日本は非キリスト教国なのにアジア・アフリカでいち早く唯一先進国入りを果たせたのだ。
 本当はNHK大河ドラマも放送内容を変えねばならない(笑い)。


[韓国]
 韓国も

X高麗
李氏朝鮮日本法韓国憲法

と考えるのではなく、

◯高麗
李氏朝鮮・・断 | 絶・・・日本法韓国憲法
◯ローマ法
中世教会法日本法(これは別に日本統治正当化を意図しているわけではないので、韓国の方ご安心を。笑い。甲午・乙未改革で司法機関設置韓国憲法

と考えることになり、日本とほぼ同じ状況だ。
(中国各王朝の韓国朝鮮侵略、即ち、漢民族による侵略、モンゴル民族・元による侵略、満州族・清による侵略等による不連続も考慮すべき)


[中国]
 中国は共産主義憲法だが、共産主義≒ヘーゲル法哲学+フォイエルバッハ唯物論+古典派経済学+空想的社会主義 であり、結局欧米法を継受したようなものなので

X律令
共産主義法中国憲法
◯律令・・断 | 絶・・・共産主義法
中国憲法
◯ローマ法
中世教会法→ 大陸法共産主義法中国憲法

ということになる。
(中国は、契丹・遼による中国侵略、女真・金侵略による中国侵略、モンゴル・元による中国侵略、満州・清
による中国侵略等の不連続も考慮すべき)



[イタリア]
 ローマ人もキリスト教とギリシャ文明を受け入れた段階で、法の断絶があるので、断絶がない国などあまり存在しないのだ。 
 読者も安心されたい(笑い)。


 法の断絶という側面を、民族のメンツが潰れるとネガテイブに捉えるのではなく、自らの実力の無さを冷静・謙虚に認めることができ、「断絶」と言えるほど法が飛躍的に進歩できたとポジテイブに捉えるべきである。
(日本人の長所はメンツを気にせず、良いものは素直に取り入れる所だ。 極東に位置するなら、進んでこうしないと、取り残されるだけなのだ。 実際、断絶と言っても100%の断絶ではなく連続している側面も勿論存在する。)

 






*憲法記念日(5/3)は東京裁判開廷日でもある。 東京裁判は他日に待ちたい。
*日中韓の歴史認識問題については他日に待ちたい。
*経済学の系譜、哲学の系譜については他日に待ちたい。
*憲法改正については他日に待ちたい。