2007年06月

2007年06月28日

破たんした朝銀信用組合の不良債権をめぐり、整理回収機構(RCC)が朝鮮総連に対し628億円の返還を求めた裁判で、東京地裁は「全額返還を命ずる判決」を言い渡しました。そこで総連の土地建物の差し押さえを逃れるために工作をしたのではと疑われてる人物が緒方重威元公安調査庁長官。今回のブログを書くきっかけになった人物です。一連の経緯を話す会見中、彼の携帯電話から聞きなれた着信メロディーが流れました。曲名は「The Entertainer」。1973年にアカデミー賞を総ナメした「The Sting」に使われていた曲です。この映画は凄腕の詐欺師達が、殺された親友の敵討ちをするという映画なんですが、弁明の会見中に詐欺師の映画の曲が鳴るとは何とも皮肉。もう何というか、笑ってしまいました。

と、言うことで今回も前回に引き続き映画のレビューを書きたいと思います。題材はもちろん「The Sting」。この映画は1930年代のアメリカはシカゴが舞台。主演は「華麗なるギャツビー」等にも主演しているロバート・レッドフォード。そして彼が師事する詐欺師が「明日に向って撃て!」でもロバート・レッドフォードと競演しているポール・ニューマンという何ともシビれる2人。特にこの映画のポール・ニューマンはかなりシブいですね。

この映画は軽妙かつ痛快な娯楽映画なので「昔のはちょっと・・・」という方でもすんなりと楽しめると思います。ただこの映画の魅力はそれだけにありません。というのもアカデミー賞で衣装賞を受賞したということもあり、非常にエレガントだった1930年代のファッションを時代を超えて観ることができるんです。

映画に出てくるスタイルはクラシックな英国的スリーピースとラペル幅がエレガントなダブルブレストが中心。今の時代がそうさせるのか、これらのスタイルは非常に新鮮に見えます。特に私がそそられたのはサスペンダーの使い方。
サスペンダーは紳士にとってだらしない行為であるシャツの入れなおしを解消するものであります。クラシックのルールに則ると、サスペンダーはスリーピースを着用する際に使用し、ベストでその存在を隠すのですが、この映画で出てくる着こなしは少し違います。普通の2ピースのスーツにサスペンダーを合わせ、更にはタンクトップにも合わせています。それが詐欺師達のヤンチャで一筋縄でない性格にマッチし、何ともいえない味わいがあります。(ロバートレッドフォード演じるフッカーのサスペンダー姿が一押しです)

「The Sting」を観た後、タンスの奥からサスペンダーを取り出したのは言うまでもありません。ロゴバリエーション

                     written by yamamoto
ワールズ ビスポーク


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2007年06月23日

時の過ぎ行くままに

昨日、米国映画協会が「最も優れた米国映画ベスト100」を発表したとのニュースが流れました。一位は鬼才オーソン・ウェルズが25歳の頃発表した「市民ケーン」。2位がフランシスフォードコッポラ監督の「ゴッドファーザー」。3位がハンフリーボガード主演の「カサブランカ」とのこと。
私は特段アメリカ映画好きという訳ではないのですが、どれも気に入っている作品でしたので(名作なので当たり前かもしれませんが)非常に感慨深いものがありました。特に「カサブランカ」に関しては一昨日観たばかりという絶妙なタイミング。レンタル屋で何となく手に取ったDVDが3位だったなんてその時は思いもしませんでした。何か不思議と縁を感じてしまう映画。そんな「カサブランカ」について少し書きたいと思います。

まずこの映画の特徴は、第二次世界大戦中に製作されたということもあり非常に政治的意味合いの強いプロパガンダ映画であるということです。そう考えますとちょっと冷めてしまうかもしれませんが、同種の映画と比べて格段完成度は高いのでご安心を。見所は何といっても主演ハンフリーボガードの格好良さとヒロインであるバーグマンの吸い込まれそうな瞳でしょう。(「君の瞳に乾杯。」は有名なセリフですね)
本当は彼女の美しさについて5,000字程書きたいところですが、仕立て屋のブログですのでこの映画に登場するスーツの着こなしに焦点を当ててみましょう。

戦争や経済状態の悪化など、国が不安定な時期は洋服も時代に反映され質素で地味になるものですが、この映画に出てくるスーツスタイルは非常にエレガント。4×1のダブルブレストスーツが多く登場し、独特なラペルの形やシェイプされたウェスト、生地をたっぷりと使ったトラウザーが特徴です。そして細かいところを見てみると、俳優の動きに合わせて生地の縫い目から出るシワや生地のヨレ方などに温かみを感じることができます。おそらくですが、1940年前半ということはプレタポレテがまだ表舞台に出ていない頃。出てくるスーツはハンドの注文服ではないでしょうか。(違かったら恥ずかしいですね笑)そんなエレガントなスーツに彼らが必ず合わせるのがパナマ帽。カサブランカの町並みにパナマ帽は非常に相性が良く且つスマートです。とにかく、どんなシーンにおいても彼らの着こなしに隙が見当たりません。この時代に生きる彼らにとってファッションは文化なのでしょう。習慣であり日常であるのです。
恋愛や戦争だけでなくファッションについても考えさせてくれる「カサブランカ」。ご興味をもたれた方は是非ご覧下さい。

ちなみにこの日記のタイトルはこの映画のキーでもある曲の名前です。これがまたいい曲なんです。                written by yamamoto

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2007年06月15日

ここ数日、気温の変化が激しいですね。みなさんも体調管理にはお気をつけください。


先日あるお客様から「クールビズに何を着たらよいか教えてくれ。」とのご相談を頂きました。話をよく聞いてみると、普段は普通のスーツ姿で構わないそうなのですが、クールビズスタイルでないといけない日があるそうで。確かに今、こういった会社が増えているみたいですね。

クールビズはそもそも環境問題の改善策の一つとして提案されたものですが、普段の生活レベルでは日本人男性のセンスを問うものになってきているのではないでしょうか?

今までの服装を急に変えろと言われて戸惑う方は少なくないと思います。聞いた話では通勤のときだけネクタイをして、会社に着いたらはずすという方もいらっしゃるみたいです。

今の時期、雑誌を見てみるとジャケットやスラックスのコーディネートが多いですね。クールビズを意識してでしょうが、雑誌そのまま一式揃えるのは大変ですし、何しろそのコーディネート以外の仕方に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

そういった方には、「シャツ」だけ変えてみることをお勧めします。(タイとチーフも変えると更にGood)シャツだけでも大分雰囲気は変わってくるんです。例えば、襟の高いクレリックシャツ(ストライプがハッキリしてるもの)やホリゾンタルカラーのシャツ、襟の先が丸くなっているラウンドカラーもいいですね。もちろんボタンダウンも忘れてはいけませんね。色はブルーやピンク、パープルがオススメです。上着を脱ぐ機会も多いでしょうから腰周りがダボつかないことも重要ですね。

シャツならシーズンが終わっても着続けられますし、コーディネートの幅もジャケット等に比べて広いので、クールビズにお困りの方は是非ご参考にどうぞ。
                    written by yamamoto

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2007年06月01日

WO3 IMAGE

先日友人が休暇をとってニューヨークへ行ってきたというので話を聞きました。
もっと前に知らせてくれたらニューヨーカーのファッションスタイルを写真に撮って来てくれと頼めたのに、惜しかったです。

ニューヨークには1週間ほど滞在していたらしく本人曰く行き尽くしたそうです。
自由の女神は意外と小さいとか、セントラルパークは良かったとか、コロンビア大学はこうだとか観光の話や食べ物の話を聞きながら色々な写真を見せてもらっていると、あのNYヤンキースの松井選手の写真が!
VSレッドソックス戦を観に行ったらしく残念ながら松坂投手は登板しなかったのですが、デジカメのズームで捉えた青空の下の背中に写る55番には凛々しさを感じました。

アメリカでファッション、スーツというとやはりアイビー、そしてトラッドでしょうか。
19世紀初期に生まれ、彼らの体型に合わせるためそうならざるを得なかったのかも知れませんが確固たるスタイルを築いたのは確かです。
実際日本でも好まれていますしね。
世間ではエコ、健康志向が高まる一方で、同じくナチュラルさが好まれたクラシコスタイルが一段落ついた感じがするこの頃、ワールズビスポークでは現代を生きる人たちに旬なスタイルをご提案いたします。

worldsbespoke at 20:49コメント(0)トラックバック(0) 
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