星野鉄郎の父と母の出自は何処なのか。
ここでは、基本的に、劇場版『銀河鉄道999』に基づいて記述して行く。理由は、松本零士ワールドが、1つにまとまっていず、個々の作品が、何かしらの事情でパラレルワールドになっていてるからである。


星野鉄郎の父

星野鉄郎の父は、かつてハーロックの同志で、後に袂を分かちプロメシューム側に付き、機械化人となった黒騎士ファウストであるとされる。

この表現に基づくと、ある一人の人物が思い浮かんでくる。それは、誰かと言うと、『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』に登場したナスカである。

ナスカは、プロメシュームとの死闘の末に、プロメシューム側に組み込まれ、最後は生死が不明になっている。この後、プロメシュームによって、黒騎士ファウストにされたと言っても不自然ではない。また、プロメシュームとメーテル達の技術を使えば、魂の抜けたナスカの人間体の冷凍保存やナスカのクローン体の製造やナスカの精子の保存等は可能であろう。

メーテルが、星野鉄郎と冥王星に立ち寄った時に、メーテルが、氷の墓場で見て悲しんでいた人間は、ナスカであったのかもしれない。


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ちなみに、メーテルは、自身の体の本体を犠牲にして、自分の体を機械化した事はない。プロメシューム が、メーテルに、宇宙で一番美しい体を与えたと語っているが、それは、機械の体の事ではなく、メーテルが、プロメシュームから生まれた事を強調して語っているのであろう。つまり、プロメシュームが、機械化する前は、メーテルと同様な美しい容姿で、メーテルがその容姿を引き継いでいると言う事を示唆している。



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プロメシューム が、遠回しに自身を宇宙で一番美しい体と発言しているのであるが、普通、たとえそうだとしても、当の本人が口にする言葉ではないと思われる。おそらく、機械化してしまった事で、体内の電子頭脳が機械的に、謙遜のない正確な発言を弾き出してしまったのであろう。







 
仮に、ナスカの人間体の本体が、早々と冥王星の氷の墓場に保存され、黒騎士ファウストが、ナスカのクローン体から機械化されたと想定した場合、まず、ナスカのクローン体が、プロメシュームの意向によって、黒騎士ファウストの体の大きさと年齢の設定で製造され、機械のネジになったナスカの魂が、このナスカのクローン体に移入されたと想定可能である。これは、あくまでも、想像の一例である。
 



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星野鉄郎の母

では、星野鉄郎の母はだれなのか。メーテルは、星野鉄郎に自分の体は、星野鉄郎の母をコピーしたものだと語っている。しかし、メーテルだけではなく、メーテルの双子の姉であるエメラルダスも昔から容姿は変わっていず、母親であるプロメシュームと同様に、2人ともほとんどそっくりな容姿である。そう考えると、実は、星野鉄郎の母が、メーテルをコピーしたものだと言う推測が思い浮かんでくる。つまり、星野鉄郎の母は、メーテルのクローンであると言う事である。


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ラーメタル人は、成人以降、1000年で地球人の1年分しか年をとらない。星野鉄郎の母も、機械伯爵が感嘆するほどに、老化する事なく美しい状態であったのであろう。星野鉄郎もメーテルの全裸を見て、星野鉄郎の母と誤解してしまっている。メーテルの容姿は、メーテルが星野鉄郎に語った様に、星野鉄郎の母の若い時(機械伯爵に殺された時)の容姿なのだ。

そして、プロメシュームかメーテルのどちらの意向かわからないが、ナスカの精子が、メーテルかメーテルのクローンに取り込まれ、星野鉄郎が誕生したのである。可能性としては、劇中でのメーテルのナスカへの思いから考慮すると、メーテル本人が鉄郎を宿したのではなかろうか。誕生後に関しては、ご存知の通り、星野鉄郎は、地球でメーテルのクローンに育てられる事になる。



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そう考えれば、メーテルの星野鉄郎への接触の仕方も頷ける。


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メーテルが、『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』以降に、再び、プロメシューム側に変わった理由は、ここら辺にあるのではなかろうか。


結局、メーテルは、星野鉄郎に、自身の事に関しては、本当の自分を隠す為か、ほとんど、嘘を語っていたと言えよう。


これで、『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』と『銀河鉄道999』を繋げる事が出来た。


『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』に登場する人物・乗り物・ペンダント等の外観は、『銀河鉄道999』の同じそれらと比較すると数多く異なって描写されている。おそらく、『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』は、まだ、下絵的な存在なのであろう。『銀河鉄道999』の製作スタッフによる完全版を望む。


星野鉄郎の父母のペンダント

ちなみに、メーテルは、甲虫のペンダントを身に付けているが、後に、トチローが、同じ形の甲虫のペンダントを金で作り、メーテルにプレゼントしている。おそらく、後に、この金で作られた方のペンダントは、メーテルから騎士ファウストに渡され、もう1つは、メーテルのクローンである星野鉄郎の母に渡されるのであろう。星野鉄郎が持つ甲虫のペンダントは、ご存知の通り、星野鉄郎の母が持っていた物である。




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メーテルの鉄郎への接吻

メーテルにとって、星野鉄郎は、愛するナスカとの子ある。そして、今回、メーテルは、星野鉄郎が、大きくなってから、初めて一緒に旅をして、共に大きな危険を乗り越えた。この時の星野鉄郎の年齢は15歳で、彼の体が、生殖活動を出来るかどうかのちょうど成長期であった。

その中で、星野鉄郎は、老化のしていない若く見えるメーテルを愛して行くようになっていった。その愛する我が子が、今生の別れ際に、別れたくないと言う愛らしい態度を示せば、我が子への最大の愛の提示として、接吻をすると言うのは、星野鉄郎の若い年齢を考慮しても別におかしくはない。現にそれ以降、メーテルは、星野鉄郎に接吻はしていない。
 




 



星野鉄郎の寿命

エメラルダスが、メーテルに、「メーテル、あなたは鉄郎と一緒に行く事は出来ない。あなたも私も、永遠に終わる事のない時間の中を流れる時の旅人。」、「私達の旅に終りはないわ。」と語る箇所がある。





 

これは、エメラルダスが、星野鉄郎が、地球人の寿命に遺伝子操作されて、誕生して来たと思ってしまっている事を前提として語られている。

しかし、実際、少年から大人になった後の星野鉄郎が、未だに描写されていない事と、当初、メーテルが星野鉄郎と一緒に地球に戻る事を前提に荷物を準備した様なトランクを持っていた事と、エメラルダスの発言に対して、メーテルがただ無言で、エメラルダスを見つめているだけなのを考慮すると、エメラルダスが、知らない事ではあるが、星野鉄郎は、ラーメタル人の寿命で遺伝子操作され誕生して来た可能性もある。

つまり、エメラルダス、メーテル、星野鉄郎は、同じ速度で老化して行くという事である。だから、エメラルダスが、メーテルに上記の様な発言をしなければ、メーテルは、星野鉄郎と共に地球に戻り、親子仲良く暮らして行った可能性も高い。



ここからは、テーマを五十音順にします。


大山トチロー

実は、ナスカが、機械のネジになるきっかけの案を提唱してしまったのは、大山トチローであった。大山トチローは、この案をすぐに否定したが、結果的に、ナスカが、機械のネジになってしまった。また、その後、しばらくして、星野鉄郎の母が、機械伯爵によって殺された。

これらが、原因なのかは、不明であるが、大山トチローは、機械伯爵を殺害する為に、単身で、惑星ヘビーメルダーに乗り込んでいた。そのうちに、星野鉄郎が、尋ねて来た。


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ここからは、想像であるが、初めは、大山トチローは、星野鉄郎が、誰だか知らないようであったが、星野鉄郎から、彼自身の出自やここまで来た経緯を聞かされる内に、星野鉄郎が、ナスカの息子である事がわかるようになって来たようだ。

そして、大山トチローは、ナスカが、機械のネジになるきっかけを作ってしまった自責の念からか、かねてから予定に入れていた、自身の体の機械化を星野鉄郎に頼み実行してもらう。大山トチローは、自責の念から解放されて、満足したようであった。



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機械伯爵


機械伯爵は、星野鉄郎の母を殺害し、剥製にして時間城の大広間に掲げた。
想像であるが、機械伯爵は、プロメシュームから命令され星野鉄郎の母を殺害したが、メーテルと同じ美しい容姿を持つ星野鉄郎の母の姿に魅了され、プロメシュームに願い出て、剥製にして時間城の大広間に掲げたのではなかろうか。

ここでのプロメシュームの意図は、星野鉄郎との接触者をメーテルのクローンである星野鉄郎の母からメーテルに変える事にあった様に思われる。だから、星野鉄郎の方は、初めから殺害される事はなかったのであろう。


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銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー/GALAXY EXPRESS 999 ULTIMATE JOURNEY
『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』は、松本零士ワールドの集大成である『GALAXY EXPRESS 999 ULTIMATE JOURNEY』の為に、原作版とテレビ版と劇場版の『銀河鉄道999』をイメージリンクさせ、結び付ける作品である様に思われる。







 
だから、劇場版『銀河鉄道999』は、この2つの続編に組み込まれても、逆に、この2つの続編を劇場版『銀河鉄道999』の世界観に入れる事が出来ない。

だから、当然、ここでは、この2つの続編の登場人物等には、言及する事が出来ない。


ドクター・バン

プロメシュームは、基本的には、ドクター・バン、エメラルダス、メーテルの味方であった。だから、プロメシュームは、機械化しても、ドクター・バン、エメラルダス、メーテルを殺害する事なく放置していた。メーテルの傍らにドクター・バンを寄こしていたのもプロメシュームであった。プロメシュームは、機械化母星メーテルに対するドクター・バンとメーテルの破壊活動も知っていたのであろう。プロメシュームは、機械化し始めてからは、自分を殺害しに来る者に対して、とても寛容なのであった。

念の為に述べておくが、メーテルは、「私が連れて来た人々は皆志しを同じくする人々、機械帝国を破壊する為に、身を犠牲にすることをいとわぬ勇敢な人々。私は泣きたいのを我慢して、そういう人々を大勢ここに送り込んだのです」と語っている様に、生身の人を騙して連れて来て、機械部品にさせた事はない。星野鉄郎の場合は、ナスカの事、プロメシュームに星野鉄郎を会わせる事、星野鉄郎に惑星メーテルを破壊させる事等、色々と理由があって、騙して連れて来られた様になってしまったのであろう。現に星野鉄郎は何もされずに手術台から開放されている。


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ドクター・バンは、発言を聞く限りにおいては、メーテル等から、星野鉄郎の父と母に関して、真実を知らされていない様であった。そして、ドクター・バンは、ご存知の通り、本人も望んだ事であるのであるが、孫の星野鉄郎よって最後を迎える事になる。


わが青春のアルカディア


『わが青春のアルカディア』の世界は、『銀河鉄道999』の世界観が存在しないパラレルワールドである。

メーテル・・・マーヤ
星野鉄郎・・・物野正

として、友情出演している。