『東京カレンダー』から2年前のエッセイを引っ張ります。

シリーズ名は「"中の上" の悲劇」
このシリーズの中の、

 婚活中の元CA美女が“中の上”ランクへ降格!?格下女に負けたワケ

というエッセイです。
エッセイって事実なんですかね、フィクションなんですかね。よく分かりません(笑)

でも、読んでいて、こういうパターンってあるよな、、、と思いました。

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見た目は間違いなくAランク美女。しかし、35歳になり「ランク落ち」をひしひしと感じているらしい。

その後何とか立ち直った彼女は、数々の食事会に足を運んだ。以前は、少なくとも年収1,000万を超えるような男性しか結婚相手として考えていなかったが、彼女は徐々にそれに限界を感じる。 
そこで知り合う男性は、20代の頃は当たり前だった弁護士や医者などではなく、メーカー勤務のサラリーマンや公務員がほとんどだった。見た目や学歴を総合しても“中の上”止まりだ。

食事会に行き始めて約1年。正直、元彼の翔平のような高スペック男子と比べると、年収面では大いに物足りない。しかし、このくらいで手を打つのがいいのかもしれない。そんな打算的な気持ちが働いた

「自分から男性に連絡したことがないので、どうきっかけを作ればいいか分からなくて…。結局“最後のお会計大丈夫でしたか?”というような内容を送りました。」 
悩んだ末、食事会の金額を代表してカードで払ってくれた彼を気遣う内容にしたらしい。 
正直、こちらから連絡すれば「楽勝」だと思っていた。しかし、待てど暮らせど彼からの返信はない。それどころか、既読にすらならなかった。

彼女はもうすぐ36歳になる。未だ彼氏はできず、年収も500万にも届かない。都内に一人暮らしをしたいと思いながらも、未だ埼玉の実家から通い続けている。 
恵まれた美貌を持ちながらも、それに甘んじていた麗子。
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こういうタイプの女性は実際に存在すると思うんですが、自分自身の女性としての市場価値を見誤っていると思うんですよね。

元CAで美人だとしても、35歳にもなると、もう「同世代から見た時の価値」が高くありません。
尚、この場合の「価値」というのは、「付き合いたい+ゆくゆくは結婚したい度」です。

一方で、同世代の35歳前後の男性は逆にモテる年齢層なので、普通にしていても20代中盤~後半くらいの女性と付き合えてしまいます。
なので、同世代で男女格差がある年代なんじゃないでしょうか。


「同世代から見た価値」について、ちょっとグラフにしてみました。

Girls Value3
あくまでも、私の体感値でざっと作成したものなので、多分に主観が入っています(笑)

尚、このグラフは、女性の外見スペック (美人/ブサイク) を考慮していない平均的なものです。
なので、外見スペックが高ければ、このグラフよりも価値が高くなります。

また、あくまでも「同世代から見た」価値なので、5歳年上の男性から見た価値とは違います。
(35歳の女性も、40歳の男性からしてみればまだまだ価値は高いということです)


確認して欲しいのは、
「20代後半 → 30歳」「30代前半 → 35歳」の2つのフェーズでの価値の下がり方です。

この10年間で、女性の価値は天井からほぼ0まで落ちます。(そして、二度と上がりません)

これは、あくまでも私の体感値ですし、もちろん全ての女性に当てはまるということではありませんが、恐らく多くの男性には共感してもらえるんじゃないかと思います。


そういう外的環境の中で、

このくらいで手を打つのがいいのかもしれない。そんな打算的な気持ちが働いた
正直、こちらから連絡すれば「楽勝」だと思っていた

というメンタリティはだめなんですよね。


35歳以上の女性の成婚率は、現実問題として1%とか2%とかの水準なんですから。(たしか)



特にそれまでモテてきた女性ほど、「私が男を選ぶ」というスタンスが固定化してしまっているので、30を過ぎたくらいでは自分のマインドセットを変えないと、こういう女性と同じ道を歩むことになってしまうような気がします。


こういう話を聞くと怒りを覚える方もいると思いますが、

怒るのではなく、

せっかく持っている美貌を結婚という形に結び付けるべく、自分のメンタリティを変えていただきたいと思うんですよね。