セカンドオピニオンの重要性

5月5日から喉痛い、微熱が続く。
かかりつけの内科で受診したところ
「扁桃腺とリンパ腺が腫れてます」

抗生物質を処方され、5日間服薬。

劇的な痛みは無くなるが、まだ、少しの痛みと微熱は続く。

再受診

同じ薬を長めに処方される。

症状改善しない。

この辺りの経緯はブログにて以前書いた通り。

このあと神社へお祓いにも行く。

治らない。

私には前の職場の関係で、複数の薬局とのお付き合いがあり、信用出来る薬剤師の先生数人に症状を伝え、
「先生なら何科を受診されますか？」
と、問うと「耳鼻科」との回答で一致。

耳鼻科を受診。
まだ、扁桃腺に炎症が残っていることが判明し、抗生物質の種類を変更されました。

今それから一週間。

症状は随分改善しました。

昨日、医大の先生と空手道場で話を聞きましたら、
「内科は範囲が広いから、炎症に絞ると耳鼻科が強いね。」

専門家のいる分野はやはり分かりにくい。

健康管理の為には、まずはかかりつけのお医者さんを作ること。
薬局も、実はセカンドオピニオンにすごく有用です。
皆さんは、病院の近くの薬局に「薬がもらえたらそれでいいから・・・」
と、行っていませんか？薬剤師の先生は薬に関しては専門家。
薬を見れば現在患者さんがどんな症状で病院にかかっているのか分かります。
その症状が改善されないとき、また薬を飲むことで何か調子が悪く感じるとき、相談すると的確にアドバイスがもらえます。かかりつけ薬局を作り、どの病院に行っても処方箋をその薬局に出すようにすれば、他の病気で飲んでいる薬との飲み合わせも見てもらえます。病院の先生よりも話がしやすい雰囲気もありますしね。

良い病院の先生が居るように、良い薬剤師の先生も居ます。

良い薬剤師の先生は、必ず丁寧に薬の説明をしてくれますし、症状についても確認を取ってくれます。

一人の情報よりも二人の情報。その情報が食い違う時は三人目に聞く。

今の情報が溢れる世の中。どの情報が正しくてどの情報が間違っているか。
あの人が言うから間違いない。
テレビで言っていた、ラジオで言っていた、新聞に書いていた・・・・。

どんな情報でも必ず「裏取り」をする癖をつけないと、簡単に騙されています。

今日は土曜日、情報７DAYSがそろそろ始まります。
ビートたけしさんの「事情通」は、「みんな騙されるなよ」そんな彼一流の皮肉だと感じていますがどうでしょうか？

政府発表が正しいと仮定します

政府は国民の生活と生命を守る為に存在します。
その政府が「意味もなく安全基準値を引上げたり、情報を隠蔽したりする訳が無い。きっと、何らかの意図があり、それは我々の為を真剣に考えての結果である。」と、そのスタンスで政府対応を考え直してみましょう。

まずは福島原発周辺の避難措置。
メルトダウンになる可能性が高い状況（既に起こっていた）では、住民に多量の放射線を浴びせることになり、急性の放射線障害を引き起こしてしまう。また500mSvなど浴びせたら、被災地で衛生状態が悪い中、白血球の数が減少することで感染症などであっさりと命を落としてしまう。

ところが「メルトダウンです！」と大騒ぎすると、パニックが起こりパニックに乗じて犯罪や、事故が懸念される。
そこでまず「落ち着いて行動してもらうように配慮し」20kmの避難勧告地域と、30kmまでの屋内退避を決めた。

ちなみに現在の首相は東京工業大学出身である。
当初報道や政府発表などで「測定単位」がグダグダで有った事を覚えていらっしゃいますか？
積分値なのか、瞬間値なのか？積分期間はどのくらいなのか？
mSvとmSv/hの正しい理解を、単位の意味が分かる方がツイッターや、ブログで呼びかけていた時期です。
管首相は「当然単位の事」などは専門家の助言が無くとも「理解出来る能力の有る」方なのです。
SvとBqとGyの違いはわからずとも、その値は瞬間値？積分値？と。
そうなるとマスコミに流れる数値が「大げさに脚色され、また歪曲されたものか」を理解する。

今から国民に放射線の知識を学ばせるには時間がない。
じゃあ大きな勘違いをさせないために「データーを出来るだけ出さない方向で」調整をせざるを得なかった。
ここが誤算で、この後一部国民は、急速に放射線物理学のマジメな受講者に代わって行ったのであるが・・・・。

安全基準の引き上げも、広島、長崎の原爆、及び世界中でダントツに多い医療被曝国である日本には、「おおよそ年間200mSvくらいまでは、特に顕著な症例は国内では出てません。」と言う医療関係者からの報告も有る。
じゃあ、ICRP勧告の年間20mSvくらいまで一気に引上げて、なるべく多くの国民が住み慣れた土地で暮らしていける法的根拠を作ろう。20mSvの被曝によるガン死亡のリスクは0.1%。これは既に放射能の影響か他の影響かを論じ得る数値ではない。そして、放射線は日々減少して行くのだから。これ以上被災者をストレスで苦しめる訳にはいかん！

住民の方々には、ただでさえ震災でストレスを掛けているのに、放射能が漏れている。危険だと「風評が広まるのは公衆衛生上よろしくない。」そこで、放射能被曝の権威である大学教授に現地で説明をしていただこう。

ネットの普及により、人々の情報共有や、好ましくない行き過ぎた「放射能を危険視」する声が日々強まる。
また、政府の言う事を聞かない学者共が、したり顔で「メルトダウンの可能性」や「今後の健康被害の可能性」を説き始めた。そこでまず、メルトダウンに対しては東京電力に真実の公表を許可する。
今であれば過激なパニックは起こらないであろう。周辺は避難しているし、それ以外の地域には「安全宣言」が浸透してきているし。なにより国民には「正しい情報を伝える必要性がある」

さて、今後どうしようか？
関東一円の放射線レベルは高いといえども20mSvを超えずに済みそうだ。
ひとまず死亡者の出る危機は脱した。
ただ、ガンに罹患する可能性は高いまま残す訳には行かない。
まずは福島原発の放射能漏れ封じ込めを見守ろう。半年以上進展が無いようであれば、何かもう少し手を変えねばならないかも。やはり発ガン率向上は望ましくない。健康診断で早期発見し、早期治療すれば国民の命は守れる。
厚生労働省に罹患率のデーターを蓄積することで、次の事故の時にはもっと的確な処置を取ることが出来る。

とにかく今は国民の累積被曝量を20mSv以下に封じ込めることを真剣に考えよう！
それまでは食品流通業者が不正に高レベルの汚染食品を流通させないようにしないと。
また、野菜や牛乳を怖がって飲まない人が「風評の為」出てきたそうだから、出来るだけ安全PRしておこう。
一部の「給食拒否」は、農薬だろうが、化学肥料だろうが嫌う人たちだろうから、好きに騒がせておけばよろしい。
学校の判断で、弁当や水筒をもたせれば済む事だ。

いかがでしょうか？あくまでも私の仮説ですが、最近政府対応への批判の声が高くなっているので、逆に政府擁護の論点で事象を見つめなおしてみました。

あっ、このブログのページだけ見て、コメント欄に「福島の子供達の命は！」とか書かないで下さいね。
他のページも読んで。言葉尻だけ掴まえて、人をこき下ろす不毛な議論は昨日ようやく終えた所なので（＾＾；

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依頼連載 PC基礎講座3（ソフト編）

前回のパーツ編で、ＰＣを会社に喩えましたので、今回も引き続きその流れで。

会社には、会社の方針を決め、従業員に指示を出す社長がいます。
また、社員を管理する役員、管理職
そして社内で解決出来ないことは、専門技術を持った外注先に発注します。

ＰＣを会社とすると、今ＰＣの前にいるあなたは「お客様」になります。
お客様の要望を、各部署が分担してせっせと行います。

社長の仕事はＯＳにあたります。
WindowsとかマックOSとか、Linuxとか。携帯電話で耳にする「アンドロイド」もOSです。
この社長は働き者で、従業員の指示からお客様である「あなた」との対話までこなしてくれます。
そして各PCの部品に適切な指示を出して動作させ、アプリケーションソフトにお客様への最終対応を指示します。

役員、管理職の方々はPCのOSの中に存在する「ドライバーソフト」にあたります。
会社組織であるPCの各部品の動作を制御します。
プリンターを買ったり、外部機器を接続すると「ドライバーインストール」なる作業をさせられますが、あれは管理職が新しい社員の面接、採用を行っている感じ。そこで採用されれば立派なPCの構成部品として動けますし、不採用ならば動かしてもらえません。各パーツのHPには、社長に正しく新規採用の従業員を理解してもらえるために、OS毎にドライバーがUPされています。管理職も常に最新の知識を持っていないと首を切られるシビアな会社です。

表には見えないのですが、社長には影のボスが居ます。
マザーボードに仕込まれたBIOSと呼ばれるソフトです。この存在はPCをかなり深く知るまで触れることはタブーになっています。たまたま存在を知って、不用意に近づくとPCが起動しなくなるという闇の存在。
詳しくなれば、この影のボスとも直接お話を出来るようになります。


社長には有能な秘書が付いています。
レジストリや、LOGと呼ばれるものです。LOGさんは愛想も良く、いろいろ私たちにも会社の内情をお話してくれます。
レジストリさんは、それはそれは有能で、近寄りがたい雰囲気を出しています。お客様が不用意にちょっかいを出すと、社長にあらぬ情報を吹き込み、急にPCが思い通りに動かなくなります。魔性の女の雰囲気。
でも、理解してあげると実は良い子だったりします。

また、社長の身辺にシステムファイルと呼ばれる方々が居ます。
役員、秘書もシステムファイルに属しています。これは正直いろいろな特殊な方々なので、出来るだけ近寄らないでおきましょう。

そして、お客様の要望が会社の手に余るとき、外部の業者を委託して処理をしてもらいます。

これが一般的に言われる「ソフトウェア」です。
OSに最初からくっついているもの、お客様自ら「この人で絵を描きたい」などと連れてくることも有ります。
たまに連れてきた業者が、まったく会社と合わない時が有ります。
購入前に「対応オペレーティングシステム」の欄を見て、自分のPCのOSに適応するか確認しましょう。


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校歌の意味

いきなりですが母校の校歌です。

明野台地のあさぼらけ
紺青映ゆる豊の海
姿さやけき由布鶴見
高き技術を身につけて
郷土のさかえきずかんと
若人われらここに立つ

秀麗九重国東と
海辺山辺のおちこちゆ

青春の夢いだきつつ
心の玉をみがきあい
国土のさちにつくさんと
つどいてわれらここにあり

工業日本興隆の
柱とならんのぞみもて
科学の粋をきわめつつ
愛の心をつちかいて

世界の平和にささげんと
若人われらここに立つ

2011/05/24 09:28:48
お弁当と水筒 http://t.co/9HhtuKi ほっぺこさんのブログ。国会中継YouTUBE有り。「化石燃料資源はウランより豊富」の立証で、私のスタンスが180度変わりました。今頭整理中。

↑本日のtwitterより。

国会中継の冒頭部
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教の言葉にいきなり衝撃を受けた。

私は原子力発電は化石燃料保護とCO2削減の為の必要悪だと認識していた。
考え得る限りの備えをして、究極に安全性を引上げていけば原発は存続して良いと思っていた。
いや、むしろ基礎研究や前出の理由で「絶対に実現させるべき夢のエネルギー源」だと。
もんじゅもしかり。燃料を国内で自給できる事は絶対に必要だと信じていた。

技術屋（今は営業マンですがｗ）は、自分の仕事に絶対の納得がいかないと許せない人種なのです。
基本的に嘘はつかない。（絶対に専門分野で嘘をついてはいけない、それは人を欺く事になる）
しょうもない嘘は人並みにつきますよ。浮気の言い訳とか、無駄遣いのごまかしとか・・・・。

私は個人的に数人の「学者（大学の先生）」とお付き合いをさせていただいています。
皆彼らは自分の専門分野に一家言を持ち、純真で、専門分野以外の部分に驚くほど無頓着で、ただひたすら真実の探求に能力をつぎ込む方々。驚くほど純真無垢。

私は中学生の頃、科学雑誌で「枯渇する化石燃料、夢の原子力」を見て、それ以来「実は石油はまだまだ大丈夫」とか、「新しい油田発見」とか聞いても、いつかは枯渇するもの、またプラスティックの原料でもあるし、燃やすだけの石油の使用等止めていくべき！と固く信じ、いつ自然エネルギーの安定利用の目処が付くのだろう、それまで事故を起こすなよ原子力発電所！と心から応援していました。本当にいい年して純粋に信じてました。
また、重要なプラントなので「考え得る最高の防護措置とリスク対策」が採算度外視で導入されているものと固く信じていました。

小出先生が冒頭で、「私は化石燃料はもう駄目だ。これからは原子力こそ夢のエネルギーだと思い、原子力の研究者になった・・・」と言う意の言葉を言った時、「え？この人もそうだったんだ。」と吃驚してしまいすっかり話しに入り込んでしまいました。
続いて小出先生は、驚くほど大量の石炭の埋蔵量、実は希少なウランの埋蔵量など説明をしていきます。正直、今まで自分が信じていた物って・・・なんだったんだろう。と呆然としました。
まさに国会で開かれている「講義」に見入ってしまいました。

次に元設計技術者の後藤氏。
「ああ、技術屋さんなんだな・・・・。」話が上手な訳ではない。でも、ああ、この人は嘘をつけないんだと。一生懸命今必要なことを伝えてるんだと。心が共鳴してしまって悲しくて。

それ以上動画を見続けることが出来ませんでした。

私の考え方、これまで発言してきたこと。全てもう一回熟考しよう。
そんな事を思いながら一日を「情報を入れず、考えを整理する日」にしました。
夕方自分なりに納得いく結論が出るまで。本当に考えてみました。

さっき、お風呂の中で冒頭の母校の校歌が自然と口をついて出てきました。
結構鮮明に覚えていた。さっきググって探したのですが、ほぼ3番まで違わず覚えていた。
（人より余分に通ったからと言う可能性も有るが・・・・）

歌いながら泣いていました。

技術は誰の為？何の為？

ダイナマイトがノーベル賞を作った。これが答えですよね。

原子力発電所は何のために存在してるの？
高速増殖炉はいつになったら商用稼動できるの？
実は小出先生が大嘘つきで、原子力なんとかかんとか辺りが正しいの？

どなたか私に回答を下さい。

ただ私は、自分が信じた正義と信念に基づき、自分の出来ることをしよう。

WrenSumotsuku

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ベータ線と制動X線

最初に必ず私のブログの「ブログにアップする「放射能の知識」について（注意）」をご一読下さい。

ブログ始めた当初、「まあ、ベータ線は書かなくてもいいやろ。」と思っていました。
現場で作業するならともかく、普通に生活する人の被曝にベータ線が関係するとも思ってなかったので。

以前のブログ「やりきれなかった」で、ベータ線云々の記事を紹介したので責任を取ってβ（ベータ線）の解説を。

こいつは電子線です。
電子がビームになって飛んできます。透過力はα線より強く、γ腺やX線より弱い。
数ミリ程度のアルミニウム板やアクリル板で遮蔽可能。

こいつが厄介なのは、結局結構な距離を飛んでくれるのと、そこそこ透過力がある事。

福島原発の初期の頃に、作業員が汚染水で被曝し入院。長靴を履いていなかった。
この事故で被曝した作業員は「ベータ線熱傷（やけど）」を負っています。

ベータ線は体を突き抜けずに、体表あたりで殆どのエネルギーを失います。
物理に詳しい人ならば、失われた運動エネルギーは熱に変わると言えば充分でしょう。

車にしても、自転車にしても、ブレーキが熱くなる事はご存知ですか？
あれは車や自転車の運動エネルギーを車輪の1部や車軸についた円盤を、パッドといわれるもので押さえつけて止めているのですが、あれは物理的には「運動エネルギーを熱エネルギーに変えてしまって減速させる行為」なのですよ。
なので、β線により作業員が熱傷を起こしたわけです。

β線のついでに、X線の発生原理も説明します。

電子線が有る物質にぶつかると、急ブレーキの時に熱と同時にX線も出します。
（運動エネルギーが熱エネルギーと電磁線に変化する）
これを制動X線と呼び、医療機器に使用されるX線はこの原理で発生しています。



フィラメントに電流を流し、ぼわーんと光り輝く状態を作ります。そこに高電圧をズバンとかければ、フィラメントで発生した電子が陽極めがけて飛んでいきます。そしてぶつかって熱とX線を発生します。

マジメにX線の勉強をしている人に警告。
原理は嘘は言ってないから、安心して参考にして。でも、ぼわーんとか、ズバンとかは分かり易くしている為の擬音なので、レポートに書くと確実に減点されますよｗ

この高電圧のかけ方や、陽極のターゲットの材質は「企業秘密」があった筈なので、割愛しますね。


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