神話大好き!大阪の女性ライター「醸工房」

大阪の女性ライターが、神話や畑、日本酒、野鳥、花など、いっちょかみな日々を綴ります。 思い出したように文章講座も。

カテゴリ: 日本酒

昨日は、「自分たちの酒造りプロジェクト」の、田植えでした。
今年で3年目ですが、過去2年がすごくうまくいったこともあり、一気に面積が倍になりました(笑)
四反って言ってたっけ。
かなり広い範囲です。

大丈夫かな~って思ってたら、参加者も倍増したので全然大丈夫でした。
9時に開始して、20分ぐらいの休みをはさんでも11時半には終わった(#^.^#)

私は初めて参加、かつ一人できてらっしゃる方とお昼ご飯を食べるという役を仰せつかってたんで、
「なんでも聞いてくださいね!!」
と言いつつ、わからんことは人に聞く気満々でした(笑)

いつもえ~加減に参加して、え~加減に作業してたからなぁ(^^ゞ

でもみんな本当に楽しそうに作業してます。
お酒が好きな人が、喜んで参加してるもんね。
そういう集まりが一番だと思います。

とはいえ、私は初年度は遅刻していったらほとんど終わってたので、5本ほど田植えしただけ。
去年はカメラマンやってたんで、田んぼに入らず。
ガッツリ田植え作業をしたのは初めてでした。
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小学校の課外学習で経験はあったんですが、学校が用意した即席の田んぼだったんで、土が固かった記憶があります。
でも、ほんまもんの田んぼは土が繊細で柔らかい!!

苗をもってクイッと土に沈めたら、そんだけでしっかり「植え」られてます。
なので、クイッ、クイッ、クイッ、クイッぐらいのスピードで作業が進んでいきます。

とはいえ、足元は話が別。
長靴だと持ってかれるんですよね~。
移動するたび脱げそうになる(^^ゞ

私は長靴をはかず、裸足で作業したので、ずいぶん早く終わりましたが、みなさん動くたびに苦労されてました。
かなり腰もいわしてはりましたね。

ただでさえ中腰での作業なのに、動くのも腰にくる(笑)

「なんば歩きは沼地の多い国の歩き方」に、納得できたのが一番の収穫だったかも(^◇^)

というわけで、田植えは無事終了です。
この後も草刈り、かかし作り、台風にそなえての補強、稲刈りと作業が続きます。

そして日本酒造りですよ!!
楽しみですね~(#^.^#)


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昨日は、「私たちの酒造り」の、完成祝賀会でした。
春の籾まきから始まり、田植え、雑草とり、かかし立て、台風への補強、そして収穫と、一年間関わってきたメンバーですから、思い入れありまくりですよ(#^.^#)

去年は用事で参加できなかったんで、今年は張り切って参加してきました。

酒米って、作るのが難しいんですよ。
背が高いから、風が吹くとすぐ倒れるんですよね。

ですが、農家さんのおっしゃる通り、ただただ一生懸命頑張って作ったお米は、一級の出来でした。

去年は「ビギナーズラック」だったのかもしれませんが、今年はまぐれじゃあない!!

……つまり、それだけ農家さんの教え方がお上手だってことですが(笑)

会場に並べられたお酒は4種類。
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左から、2014に醸造されたお酒の袋吊り3本、2015年に醸造されたお酒の袋吊り3本、機械絞りの生酒7本、機械絞りの火入れ7本。

これだけあっても70人以上で飲めば、ほぼ空っぽになってしまいます。

私は全部飲み比べてみたかったんで、ちょっとずつ飲んでみましたが、機械絞りの火入れがいっちゃん好みだった。

去年のは生の方がおいしかったんですけどね~。

でも、お燗にすると、生の方がおいしいと感じたから面白い。
日本酒って、本当に「化ける」んですよ。それがいい(#^.^#)

さて、今日は白浜アドベンチャーワールドです。
久しぶりにゴーゴと会ってきます(#^.^#)


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昨日は、私たちが参加している、「自分たちの酒造りプロジェクト」で、蔵作業のお手伝いでした。

……と言ったらなんだか偉そうですけど、狭き門なんですよ~(^^ゞ
10人くらいしか入れていただけないところに、会員数は100名ですから!!

作業は、蒸し米を冷やし、もろみに投入するところまで。
まずは蔵人さんたちの作業を見学します。

とはいっても、私たちは「もろみ造りのための米」を運ぶ作業。
蔵人さんたちは、「麹米を作るための米」を運ぶ作業なので、細かいところは違いますが……。

日本酒は米と麹、水だけで作られるので、似たような作業が何度も繰り返されるんです。

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熱々に蒸しあがったお米を麻(?)の布に受けて運んでいきます。

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蔵人さんたちが運ぶ米は麹になる米ですから、途中で、「もやし」と呼ばれる麹菌がふりかけられます。
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思った以上にたくさんかけるんだな~……。

協力くださっているのは、葛城にある梅乃宿酒造さん。
もとから良いお酒を造る蔵でしたが、今の佳代ちゃん社長になってから、ますます元気が出てきました。
社長の人柄で、企業は変わりますよね~。
明るいし、可愛いし、気はいいし。
佳代ちゃん社長ご自身が、いろいろな頼み事をニコニコと受けてはるんで、何かあったときはいろいろな人が手を差し伸べるという感じなのかな。
とにかく、すごく良い雰囲気で作業が進められています。

私たち素人が入っても、いやな表情ひとつせず、やりやすいように、楽しめるようにと気配りしてくださいます。
感謝。

でも、酒造りは想像以上の肉体労働でした。
蒸しあがったお米はこんな感じなんですけどね。
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見た目以上にカッチカチです。

これを少し離れた場所から掘り返し、ほぐし、持ち上げるのって、かなり力がいります。
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蔵人さんたちは軽々作業をされてましたけど、私は結構おっかなびっくりでしたよ(^^ゞ
中腰の作業なんで、腰にくるしね~……。

そしてこのお米を運ぶわけですが、もろみには三段階あります。
それぞれを、添・仲・留といい。

酒母に掛け米と水、麹を足したばかりのものを「添」、それにさらに掛け米と水、麹を足すと「仲」、さらにさらに足したものが「留」。
「留」までくると、もうすっかり発酵が進んでいて、しっかりお酒の味がするはずです。

私たちが運んだ米は、「添」と、「仲」の段階のもろみに投入されました。
そして「仲」状態のもろみは、櫂入れもさせていただけましたよ!!!

これもね、結構な重労働です。
櫂は木製でそんなに重いものじゃないんだけど、なんせ長いので振り回される感じがする(^^ゞ

佳代ちゃん社長からは、いろいろと面白い話を聞きました。
以前、ここの蔵人さんから、
「イマイチだな、と思うお酒に当たったときは、シェーカーに入れて思いっきり振ったらおいしくないます」
と教えていただいたんですが、それがなぜかというと、分子と分子がぶつかりあって、アルコールと水のコロイドが小さくなり、うまい具合にまじりあうからじゃないか……とか。

だからその昔、伏見や灘で作られたお酒は、江戸に運ばれる途中、船や籠などで揺られておいしくなったそうです。
当時は都が京にありましたから、江戸に運ばれることを「下る」といい、「下り酒」はうまいと評判だったとか。

んなわけで、「下らないお酒」はイマイチだという話なんですが、それじゃ上方の人間はまずい酒ばっか飲んでたんかよ!!
……と文句を言いたくなりますよね(^^ゞ

語源を見てみると、「下らないお酒」は江戸で作られた酒を指したという説明がたくさん出てきますし、「運ばれる途中に揺られて」っていう説明はないなぁ……。

沖縄の古酒を海底で熟成させるのは、波にゆっくり揺られるのが、お酒に良い影響を与えるからだといいますし、「船で運んだお酒がおいしい」というのは本当でしょうね。

しかし、どれぐらいおいしくなるんでしょうね?

飲んでみたいわ~~~~~~~!!!!!!!!!

作業は2時間ほどで終了しましたが、楽しゅうございました。
蔵人さんたちにとっては「仕事」ですが、私たちにとっては、「憧れの作業」ですもんね(#^.^#)

こういう体験をさせていただけて、感謝です!!


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昨日は、「自分たちの酒造りプロジェクト」の収穫祭。
……っていうか、稲刈りでした。

鎌で稲を刈って4×2株でくくり、横棒にかけていく作業ですが、これが結構大変。
別に大きく体を動かしてるわけじゃないのに、汗が噴き出ました(^^ゞ
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農家さんに、
「もっと株元から切ってごらん?その方が力を入れずに刈れるから」
と教えていただき、スパスパと切れるようになった直後のカット(笑)

そしてくくって、はざかけしていきます。
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最近の農業機械は優れていて、刈り取ってすぐに脱穀もできるそうですが、中に乾燥機があって、米粒を乾かしてるんだとか。

でも本当は、天日でゆっくり感想させる方が、味が濃くなるんだそうです。

なかなか広い田圃ですが、60人ぐらいが作業をしたので、かなりスムーズに作業が終わりました。

奈良新聞さんも取材に来てくださってて、かなり詳しく見てくださいましたよ~!!
ありがとうございますm(__)m

あとはおいしいお酒になるのを待つだけですね(#^.^#)


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あのね。
生酒はね。



要注意ですよ……。



私は、千代酒造さんのお酒が大好きです。
スッキリしてて、飲みやすくて、媚がなくて……。

何より造り手さんたちが素晴らしい。
杜氏の堺さんは本当に謙虚で、
「僕たちは、麹菌と酵母のお手伝いをするだけです」
と、日々研究を続けておられるんですよ。

お話聞いてるだけで、目ぇキラキラしちゃう(≧∇≦)

でも、そうやって造られたお酒は元気すぎるんです。
イキイキしすぎてるんです。
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まだ火入れのお酒はいいんですけどね。

生酒は酵母がまだ生きてますから。

瓶の中で発酵してますから。

……蓋をしたつもりでも、はじけとびます。

んでもって、一度はじけたからもう大丈夫ってもんでもないです。

何度でも飛びます。

横にして冷蔵庫に入れようもんなら!!!!!




ひ~~~~~~ん(ノД`)


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先日のことでうすが、関西テレビの「ゆうがたLIVE ワンダー」が、酒女倶楽部の飲み会を取材してくださりました。
で、昨日の夕方放映されたんでございます。

取材される人間の気持ちがわかりました(笑)

「日本酒と日本神話の話しさせて欲しい!!」
つぅていきなり参加したのに、みなさん快くしゃべらせてくれはったんですが……。

当然制作会社にも「ストーリー」がありますからねぇ(^^ゞ
短い放送時間の中では使ってもらえませんでした(ノД`)

まぁ、もしそのコメントが使われたとしても、仕事につながるってわけじゃないし、結局、楽しくておいしけりゃいいんですけどね(笑)
神話のPRは、私が自分でやります!!

酒仲間はみんなあっさりしてて、気の良い人ばっかなんですよ。
楽しかった!!

しかし、自分の飲んでる姿って、あんまり見たくないわ~(^^ゞ

スタートはこのラインナップからでした。
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一人一杯ずつですが、当然みんなで味見しあいます。

私は「旦」が好みでした。
フルーティで爽やか、でも味わいしっかりってやつですね。

それを知ってる酒友には、
「のりちゃんの好みはこれでしょ。わかる」
と言い当てられましたけど(^^ゞ

どうやらすっごく好みがわかりやすいらしいんですよね~。

5人で分け合いっこしたので、20種類ぐらいの味見ができたんじゃないかな。
女子(ごめん……)の飲み会はそれが楽しいんですよね~。
で、一番の好みが「旦」でした。

おいしかったし、楽しかったです。

このお店は、「SAKE DINING FUJI」 さん。
お酒のことを、ものすごく勉強されてるようです。
料理もおいしかったですよ(#^.^#)

「うまい料理をうまい酒と共に飲みたい」
という方にはお薦めです。


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18日の夜はクエ鍋パーティーでした。
いつもお世話になってるきとらさんが、クエを釣ったってことで、
「鍋やろうや!!」
と誘ってくださったんです。

もちろんお酒も込み。
しかもクエに負けないいい酒を!ってんで、5000円クラスの大吟醸でございますっ!!

もちろん会費は集めますが、ええのかなぁあの値段で(^^ゞ
……あんまりにもありがたいんで、金沢のお土産持っていったんですが、みな同じ考えなんでしょうね。
参加者全員、みんななにかしら持ち寄ってくれてはったんで、むっちゃ豪華。
ご馳走様でございます~(#^.^#)

さて、鍋のダシはクエのアラでとってます。
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具が全部入ったら、こんな感じ。
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豪華でしょ?

でも……私個人は、普通の身の10倍ぐらい、アラがおいしかった。
骨についてる身がうまいのよ。
そりゃそうでしょうよ。
そこがうまいの。

トロトロのコラーゲンと、白身がミックスされてるわけですから、おいしくないはずがない。

むっちゃくちゃいいダシが出てるしね~。

で、やっぱり大きな鍋でドドンと作ったのがいいんでしょうね。
鍋料理って、大人数で食べるのがおいしいと思う。

しかも、残酒争奪戦、ジャンケン大会でもバッチリ勝ちましたし。
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いつものことですが、旦那は運転手でお酒を一滴も飲みませんでしたから、普段あまり飲まない酒造の一本をいただきました。

千代酒造さんのお酒とどちらにしようかすごく悩んだんですが……。
あ~、なんか言い訳してたら、浮気した気分になってきた(^^ゞ

いや、違うんですよ。
家には今、千代さんの日本酒が3本あるもんだから。
旦那にね、旦那がね、旦那をね!!!

あ~……言えば言うほどぐだぐだになるんで黙っとこ(笑)

おいしゅ~ございました。


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昨日は「自分たちの酒造りプロジェクト」における、大祭・田植えでございました。
参加者は60名以上、今年はお子さんも10名以上参加で、かなりの大人数。
梅雨シーズンのスポット晴れ日にあたりましたしねぇ。

もちろん、その分暑いんですが(^^ゞ

泥の中って、想像以上に動きづらいんですよ。
でもそれが楽しいんだな(#^.^#)

みんなキャッキャ言いながらやってはりました。

私は午後から親戚絡みの用事があったんで、泥に入るのは控え、ずっとカメラマン。
それはそれで、いろんな景色が見れて楽しいんですよ。

とはいえ、肖像権の問題もあるんで、顔の映ってないのを一枚。
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農家さんにも、
「たった一年ですごい成長ぶり!!」
と褒めていただきました(#^.^#)

……褒めれば伸びるタイプと思われたかしら(笑)

でも当たり。
呑んべぇですから(#^.^#)

地元のFM局・ならどっとFMさんが取材に来てくださり、かなり詳しくお話しを聞いてくださいました。
ただ、放送の時間、ちょうど親戚の儀式最中だったんで、私は聞けてないんですけどね。

その後の泥んこ相撲も見れてないし(ノД`)

なんにせよ、今年の田植えも無事、見事に終了しました。

去年は豊作だったんですよ~。
量も質も最高で、結果、すごく良いお酒ができました。

収穫まで、台風やら、大雨やら、あるいは旱魃やらあるかもしれません。
でも今年も豊作になりますように!!


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私は日本酒が好きなんですけど、多分、千代酒造さんと出会ってなかったらそこまでではなかった気がします。
だから多分、どこの酒造さんのお酒よりも、たくさん種類を飲んでると思うのですが、なにせ杜氏であり社長でもある堺さんが、本当~に研究熱心な方なので、ひっきりなしに新しい味が出る(#^.^#)
呑みつくすのは難しいよっ!!

……ということで、酒処きとらさんでは、かなり頻繁に、
「○○酒造の会」
が開催されます。

その日は、その酒造さんのお酒ばっかり10本ほど呑み比べができるんです。
本当にお酒が好きな仲間が集まって、おいしい料理を食べながら、酒造の社長さんか杜氏さんから教わりながら(30分ぐらいで記憶が怪しくなってくるんですけどね(^^ゞ)飲める。
しかも、参加費用はほとんどお酒代と料理代のみです。
昨日はお弁当と鍋、こんだけ飲んで、2500円。
きとらさんは多分、これで儲けるつもりないです(笑)
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後ろにいるのが、堺杜氏。
今や押しも押されぬ人気の蔵なんですが、いつまでたっても柔和で謙虚。
お会いするたび、何か新しい実験をされてます。
それがかっこいいんだ!!!!!

「天才杜氏」と呼ばれる杜氏さんはたくさんおられると思うのですが……というか、人気蔵の杜氏さんはすべて、天才であり、かつすごく努力されてると思うんですが、堺杜氏は「職人肌」とは違う、「研究者肌」とでも言うんでしょうか。おっしゃることがすごく理路整然としています。

多分自分が理屈っぽいからでしょうね。感性的な天才の凄さは実感としてわからないんですよ(^^ゞ
でも、理論立てて、熱心に取り組んでいる方を見れば、
「こりゃ真似できんわ、すごいわ」
ってのが肌で感じられて、
「すンごいなぁ!!!」
とうなってしまいます。

例えば、山卸の作業。
私は機会があるごとに、蔵人さんに、
「なぜ山卸をするんですか?」
と聞くんですが、本当にいろいろな答えが帰ってきます。

「糖度を高めるため」
「粘性を上げて雑菌の繁殖を抑えるため」
が主な理由のようにも思いますが、表現はさまざまです。

それを聞くたびに、
「日本酒造りの王道は科学で解明できるものじゃないんだな」
と、ロマンを感じちゃうんですよね~(#^.^#)

堺杜氏はこう答えてくださいました。
「日本酒を造るとき、必須なのが、『お米を溶かす』ということです。現代は良い麹があり、速醸モトという便利な仕込みも開発されましたから、大変な労働をしてお米を摺る作業は必須ではありませんが、昔はこれをしないとお米が溶けなかったのかなと思っています」

シンプルですね(#^.^#)
お米が溶けないと糖化しませんし、糖化しなきゃ自然界の乳酸菌も寄ってこないだろうから……つまり、雑菌を殺してくれないから……、おっしゃってることは他の蔵人さんと同じなのだろうと思うのですが、どこに視点を当ててはるかという意味で面白いな~って感じました。

また、
「生モトより山廃の方が難しい」
とおっしゃってたのも印象に残りました。

生モトは昔ながらの酒造りで、山卸作業が必須です。
山卸作業を廃したのが「山廃モト」で、自然界の乳酸菌が酒母の中で繁殖するのを待つやり方です。
速醸モトはその乳酸菌も人工でつけちゃう手法で、現代ではこれが一番多いですし、一番新しい手法とされてます。

ですが、堺杜氏曰く、
「実は、速醸の方が山廃より先に完成したとも言われています。山廃には『これ』というやり方がない。本当に難しい」
と。

言われて初めて、千代さんの山廃が珍しいことに気づきました。
呑んだことなかったわ……。

とにかく本当に真面目に、真摯に、それはそれは熱心に酒造りをされている堺杜氏。
お話を聞いてると、つくづくしみじみ
「かっこいいな~」
と思います。

気づいたら揉み手しながら聞いてたみたいで(^^ゞ
客観的に見ると、むちゃくちゃ嬉しそうだったそうです(笑)
いや、本当にうれしかったんだけど。

迎えに来てくれた旦那が、あほを見る目で私を見てるのに気づきましたわ……。

でも、
「堺さんって、ほんっとにかっこいいと思うわっ!!」
と言うたら、
「うん」
って言うてましたけどね。
旦那も千代さんのお酒が好きですからね~ヾ(≧∇≦)ノ

私たち夫婦は、これからもず~っと、千代さんのファンです!!


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昨日は近鉄八尾で取材でした。
お昼前には終わったので、タブリエさんでランチ。
雨が幸いして、飛び込みでも席がありました(≧∇≦)

でも本来の目的は、スモークハム!

以前ランチをいただいたとき、
「うわっ!スモークハム持ち帰り承りますやって!!」
と、むっちゃくちゃわざとらしいびっくり顔を作ってみせた旦那のあほっぽさがあまりにも不憫で(ノД`)
今度くるときはスモークハムを注文しようと思ってたんですよ。

タブリエの蜂木シェフはとても丁寧な仕事をする方ですから、ハムもまずいはずがない!!

……ということで、ホクホク持ち帰り。
そしたらもひとつ届きましたよ!!
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私たちが作ったお酒、その名も『垂仁の郷』ですヾ(≧∇≦)ノ
ネーミングの由来は、田圃が垂仁天皇陵のそばにあるからなんですが、なんせ記紀上でもっとも好きな天皇(実写化するなら絶対、若いころの榎木孝明!!)ですからね~。
それだけでも嬉しいじゃないですか。

さらに、山田錦100%ですよ。
さらにさらに、精米歩合が45%ときたもんだっ!!

だ……だ、だ、大吟醸です。

それが1本3200円弱ってどうなっとんねんな~?!

モミ播きや田植えなんていう楽しいイベントつきで、3200円!!
大吟醸!!!
山田錦!!!!!

しかも醸造元は、人気の蔵・梅乃宿さんでございますからねぇええええええ!!!

すごいすごい。
すごすぎる。

鼻血でも出しとくかあああああぁ~~~~~~っとくらぁ!

タブリエさんのスモークハムと、自分たちのお酒純米大吟醸。
贅沢すぎて死にそうです(笑)

あ、ちなみに白っぽい瓶が生、黒っぽい方は火入れですからね(≧∇≦)



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