2010年01月

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今日は、あまり天気に関係のない話しです。


10年ほど前、いま住んでいるところへ引っ越した時、
鉢に入った小さな観葉植物を買いました。
名前は忘れてしまったのですが、とにかく小さくて
背丈は10数センチほどしかなかったと思います。


丈夫で、この10年間、ときには一カ月くらい水をやらなくても、
生きていました。手はかからず、ほったらかしに近い状態でした。
成長はきわめて遅く、この10年でも見かけはほとんど
変わっていません。


ですから、生きている植物というより、置物のような感覚で
眺めていました。その小さな木が、金曜日の朝、葉っぱが
しおれていたのです(写真)。よく見ると、木の部分も
カサカサになっており、どうも水分不足で木は枯れたようです。


10年もズーッとそこにあると、植物でも愛着がわくものです。
なぜ木は枯れてしまったのか。確かに今年は年明けから乾燥が
続いており、都心では乾燥注意報も出っぱなしでした。


しかし一番の原因は、私が水やりを忘れていたことに尽きます。


木を枯らして、ふと気付いたことは、これって環境にも当てはまるなと
いうことです。ふだん、何気なく暮らしていると、変化がなかなか
わかりません。葉がしおれて、初めて木が枯れていることに
気付いたように、変化が目に見えた時には、もう遅いのです。


自然環境も、おそらくキャパシティーがあって、ある基準値を超えると、
後戻りのできない崩壊に向かうといわれています。
10年も生きた木が簡単に枯れるのを目撃すると、
自然や生き物は、案外、脆弱なのかもしれないと思いました。



http://www.etenki.net/web/team_morita/morita.jpg森田正光(もりた・まさみつ) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ代表取締役。 TBSテレビ「イブニングワイド」「NEWS23」 (月~金) 、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!『日本全国8時です』」 (月~金) 、CBCテレビ「ひるおび!えなりかずき!そらナビ」(金)などに出演中。『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』(梧桐書院)『森田さんのおもしろ天気予報』(ポプラ社)など著書多数。趣味は読書、映画鑑賞、将棋、囲碁、ゲーム全般(特にRPG)。「これまでで最もやり込んだゲームは『トルネコの大冒険(GBA版)』。何千時間やったかわかりません!」

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【30日(土)午後 掲載】


こんにちは、増田雅昭です。


雪は、降ることを期待している人、と、
降らないことを期待している人、ともに多数いらっしゃるんだなぁと、
毎年このブログを通して感じています。


ところで、「雪の可能性がある」という予報が出始めると、
予報は変わっていないのに、いつの間にか、
「雪の可能性が高い」→「積雪の恐れ」→「大雪も」と
勝手に話が大きくなっていく時があります。(特に雪の少ない地方は)

ある種の「期待感」や「不安感」が、そうさせている部分があるのでしょうか。

「可能性」の段階で無理にどちらかに絞るのは、
目をつむってサイコロを振っているようなものだと思います。


一方、メディアが明らかに大袈裟に言っているせいだな、と感じることも多々あります。

たしかに、防災上の観点などから、それが必要な場合もあります。
でも、雪に関しては、これまで予報が空振りになったあとに頂いた多くの声を、
反省として、活かさないといけないのではないでしょうか。

雪が混じるかどうかくらいなのに、「雪・雪・雪」と連呼する…

天気予報を地図上にメッシュで表す「分布予報」で、
「雪(白)」の範囲が過大に出ているのに、何のフォローもなく、そのまま画面に出す…

可能性の高低を分かっている気象予報士が
コントロールしなくてはいけない部分だと思います。
それが出来ていないと、可能性の高低が分からない力不足の予報士と見られても仕方ありません。


さて、週明け月曜夕方~火曜朝に、関東で雪の可能性が少し出てきています。
ただ、今の時点では「雪の可能性があります」で、大袈裟に言う段階ではありません。

内陸の一部だけ雪で、雨のまま終わる可能性も十分にあります。
雨(雪)雲が、本当に陸地にかかるかどうかも、見極めなくてはなりません。
あす以降の情報で、この「可能性」がどちらに傾くか、注目をしておいてください。

その前に、あす日曜日は、九州で午前中から雨。
昼前後には近畿でも降り出し、夜には南関東の沿岸部でも雨の所がありそうです。


http://www.etenki.net/web/team_morita/masuda.jpg増田雅昭(ますだ・まさあき) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。現在TBSテレビ「ひるおび!内 THE NEWS」(金)、TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」(土)、JFN「OPEN SESAME!」(月~水)、「TBSニュースバード」(CS)(月~水)などに出演中。滋賀県出身、A型。趣味は野球、スノーボード。得意技はスポーツにまつわる天気予報。「目標は的中率9割、予報を当てることにこだわる予報士です!」

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こんにちは、三ヶ尻 知子です。
皆さんはこの冬のイメージは、暖or寒ですか?

今季は12月中旬から1月上旬にかけて寒波到来、4年ぶりに寒冬かと思いきや、、、
1月中旬以降は春を思わせる暖かい日が多いですね。
「スキー場は雪がとけてアイスバーンになってたよ」と友達(関東近郊の話)。

東京は10日連続で平年を上回っていて
全国的にみてもここ10日間は平年よりかなり高めです(上図参照)。

実は、ほぼ冬の時期にあたる過去60日間でみても(上図参照)
ほとんどの所が平年並みの範囲か平年より高くなっています。

いまのところ大きくみると結局、この冬は暖冬傾向。
(ちなみに暖冬の年は太平洋側で降水量が多くなる傾向がありますが、今年はカラカラ。
結局、東京は昨日も0ミリで今月の降水量はわずか9ミリ(平年比20パーセント程度)。
ただし、ここ2ヶ月間でみると平年比107パーセントですが…)

暖冬といってもずっと暖かいわけではなく、
寒気が長続きしないのが特徴ですが、今季もそうですね。

目先、今月いっぱいは平年並みか高めですが、
2月に入った途端、強い寒気が流入する予想です(一時的ですが、、)。

本日、最新の1ヶ月予報発表日です(14時頃更新)↓。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/

またこのブログでも再三話題になりましたが、台風18号の上陸問題…
昨日、気象庁から報道発表がありました。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1001/28a/minkan0128.htm

http://www.etenki.net/web/team_morita/mikajiri.jpg三ヶ尻知子(みかじり・ともこ) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。「TBSニュースバード」(CS)に出演中(木、金)。趣味は料理、食べること。大分県出身、A型。「舌、味覚。利き酒ならぬ利き水、利きみかん(?)など、どこの銘柄か当てることができます! また鼻も利きます。一日の半分は食べることか天気のことを考えています♪」ブログでもグルメ好きの本領発揮!?

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ペルーのクスコ周辺で大雨になっています。
日本人観光客を含む、1500人以上が孤立しているとのことですが、

南米の太平洋側で大雨、と聞くとまず思いつくのがエル・ニーニョの影響。
日本時間、月曜日の午前3時の衛星画像では、
確かにコロンビア沖から洋上に雲が広がっていて、エル・ニーニョが起きていることは察することができますが、
ペルーにかかっている雲は、太平洋側ではなくて、
内陸部のアマゾン流域から南下してきているものでした。
(アニメーションでお見せしたいのですが、都合により不可でした。)
ということは、この大雨の原因は、南大西洋上の高気圧の縁辺流によるもので、
一概にエル・ニーニョのせいにはできないかもしれません。

ちなみに、クスコの降水量は年間約740mmで、東京の半分ぐらいですが、
南米の太平洋側でも、海沿いの乾燥地帯と比べると、かなり雨が多い土地です。
しかも、今は雨季の真っ最中で、1月の降水量は160mmと、東京の6月、7月と同じくらいですから、
山間部という地形を考えると、大雨による土砂災害がいつ起きてもおかしくない所だと言えるでしょう。

一方、日本列島は低気圧が通過中。
すでに西日本や北日本の日本海側、東海地方あたりまで雨が降っていますが、
午後は関東地方や、北日本の太平洋側でも雨になります。
教科書的には、今頃は大陸から張り出す冷たい高気圧に覆われて、
太平洋側は晴れるのが当たり前の時期ですが、
低気圧が通過して、しかも気温も高く、午前9時現在で氷点下の所はごくわずか。
これはエル・ニーニョの影響もありそうです。


http://www.etenki.net/web/team_morita/mori.jpg森 朗(もり・あきら) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。1959年東京生まれ神戸育ち。鉄鋼メーカー勤務中に気象予報士の資格を取得した転職組。現在、TBS『THE NEWS』(毎週日曜日午後5時半~6時)、同『ひるおび!』(月~木曜日午前11時~午後2時)、CBCテレビ「ひるおび!えなりかずき!そらナビ」(金曜日午後0時50分~午後1時50 分)に出演中。趣味は暖かい海、小さめの波でのサーフィン&昼寝。スポーツは体力の消耗が激しいバンド活動。

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太平洋側では、記録的にカラカラの天気が続いています。

この冬は当初、南岸低気圧の通過回数が多くなり、
太平洋側では平年よりも降水量が多くなるのではないか?
という予想もありました。

たしかに、12月前半まではその通りで、
太平洋側でもまとまった降水量が記録されましたが、
想定以上の寒気が流れ込み始めた12月後半以降はその傾向が一変。

主力の低気圧は日本海を指向し、
太平洋側を通過するものはおじぎして南岸を離れて通り、
時折通過する寒冷前線も太平洋側にはほとんど影響がありませんでした。

これは暖冬傾向から寒冬傾向に変わり、
寒気の落ち込みが強かったために、
南岸低気圧が発生しづらかったとも考えられますが、
日本海では低気圧も発達しているため、
たまたま本州南岸を通過しなかっただけとも言えるかもしれません。

では、どれ位降水量が少ないか
気象庁の発表しているものを上表にまとめてみました。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tenkou/indexTenkouTem5dhi.html

この30日間だけを見ても、
関東以西では10ミリに達していない所も多く、
特に、関東地方の内陸では極少で、
前橋では0.0ミリとなっています。

この現象は冬には極めて珍しいというわけではありませんが、
高知でもわずか3.0ミリなど、
いかに南岸低気圧の通過が少ないかを現しています。

更に、今月(1月)の平均湿度に着目すると、
東京は1日~26日まで40%。
これは1876年(明治9年)の観測開始以来、最小1位タイというカラカラ状態です。
(都市化の影響もありますが、それを除いてもカラカラに間違いなし)

こんな危険なほどのカラカラ状態の太平洋側にも
雨の降るチャンスがめぐってきました。

西日本は今夜~あす(28日)の午前中にかけて、
広く総雨量10~20ミリ、あるいはそれ以上の雨の可能性。
雷を伴う可能性もあるため注意を要します。

東日本でも南岸を中心に10ミリ以上で、
局地的には30ミリ以上の可能性がありますが、
関東地方の降水量はとても微妙で、
内陸では数ミリあるかないか程度に留まってしまうかもしれません。

あさって(29日)以降はまたしばらく降水は期待できないので、
今回どこまで恵みの雨が降ってくれるか、要注目です。

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すでに先週から関東南部などで花粉症の症状を訴える人が増えているようです。
先週のブログでも触れましたが、
このところ気温が高めに推移しているため、
予想以上に花粉の飛散が早まっている可能性があるため、注意を要します。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/promo/kafun/
http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/58998699.html

(上図は気象庁発表資料に加工了承済み)
http://www.etenki.net/web/team_morita/sugie.jpg杉江勇次(すぎえ・ゆうじ) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。日本テレビ「ズームイン!!サタデー」(土)、「NNN Newsリアルタイム・サタデー」(土)などに出演中。趣味はスキー、ドライブ、ドラム演奏。千葉県出身、B型。やってみたい天気予報は「ドラムで天気予報」。雷の時は激しくシンバルを打ち鳴らす!」切れ味鋭い気象解説にも定評アリ。

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