2011年10月

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こんにちは、大阪の片平です。

この週末は、名古屋で開催されていた「災害情報学会」の大会に参加してきました。
各方面の専門家・研究者のみなさんによる最新の研究発表は有意義でした。

中でも、一般にも公開された記念講演。
きのう増田さんがこのブログの記事に書かれた釜石市の子どもたちへの防災教育を
8年にわたって続けてこられた、群馬大学教授の片田敏孝先生による講演です。

1時間の講演の中で、大変に得るものが多かったのですが、
子どもたちに自然災害に向き合う「姿勢」を正しく持ってもらうことがいかに大切なことか、
私自身の心に大きく響いた、本当に意味の深い、考えさせられる内容でした。
ただ「知識」を与えるのではなく、ただ「恐怖感」を与えるのだけでなく、災害に向き合う「姿勢」を醸成する教育。
地震・津波の防災に限らず、気象災害においても同様だ、と思いを新たにしました。

ひょっとすると防災の分野に限らず、「教育」というものの根本的な部分にも通じてくることなのかもしれません。

なんでもかんでも行政に頼るだけではなく「自ら考えて行動する」というのが
近年の防災・減災のキーワードのひとつですが、
「指示待ち人間」という言葉で揶揄されるように、今の日本社会の「姿勢」にまでつながってくることなのかも、と。
名古屋からの帰りの電車内、ひとり勝手に大きく飛躍してですが、思いをめぐらせていました。

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さて、10月もきょうが最終日。あすからは11月が始まり、今年も残り2か月です。

今月は寒暖の差が大きい月だったとお感じの方も多いと思いますが、
来月11月は気温が平年より高くなる可能性が高くなっています。
特に、11月の2週目にかけては、気温が平年よりかなり高くなる所が多いという予想。

あすは日本海に高気圧が進んで、南西諸島以外はよく晴れそうですが、
この時期としては気温が上がり、西日本ではあすは最高気温25℃以上の「夏日」の所も。

これぐらいの気温で「過ごしやすい」とおっしゃる方もいれば、
「暑い」と感じる方も大勢いらっしゃると思います。もちろん、着る服装次第でもあります。

日々の天気予報を上手に利用して、前の日の最高気温と比べて、
皆さんそれぞれが快適に感じる装いでお過ごしいただければ、と思います。
風邪など引かぬよう、体調の管理にはくれぐれもご注意ください。

片平 敦

  ◆日本災害情報学会: http://www.jasdis.gr.jp/
 
 (気温の予想は、気象庁の1か月予報を同庁HPから引用)



「津波防災の日」を広く知ってもらおうと、各局のお天気キャスター・気象予報士が集まります。
詳しくは↓
http://blogs.weathermap.co.jp/pr/archives/2011/10/111.html

いよいよ、あす11月1日夜の開催です!
私は参加できないのですが、特に関東近郊の皆さんはどうぞ足をお運びいただけたら幸いです。

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こんにちは、増田雅昭です。


金曜日に、岩手県釜石市の小学校3校で、
天気の出前授業をしてきました。

生徒さんたちは、雲や雷をおこす実験を楽しんでくれたようで、
また、釜石の雨の特徴などの話も、真剣に聞いてくれました。


釜石では、津波の襲来時に、中学生が小さな子供たちの手を引いて
逃げた学校があったことが知られていますが、先生のお話によると、
その中学生たちは小学生の頃から、津波の防災教育を受けていたそうです。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1072/20110519_01.htm


ある小学校の先生は、内陸の生まれで、
津波について想像したことがなかったそうですが、
防災教育が盛んな釜石に赴任して初めて、
津波の怖さや備えることを知った、とおっしゃっていました。


そのお話を聞いて、「想像できる」ということは大事だと改めて思いました。
もし、津波がどんなものか知らなければ、
「津波が来るぞ」と言われても、イメージできません。

きのう都内で行った出前授業では、
小学生から「土石流とは?」といった質問がありましたが、
「土石流が来るかもしれない」と聞いても、
意味が分からなければ、やはり逃げることにつながりません。


経験や知識が邪魔をしたがゆえに
逃げなかったかたがいるという事実もありますが、
その一方で、「最低限の知識」というものは、
やはり必要なのではないかと、考えさせられた2日間でした。



最新の資料でも、11月前半は寒気らしい寒気が来る気配がなく、
この時期にしては高い気温が続きます。

それだけ強い雨の可能性も高まりますので、
次の週末以降、低気圧が発達して通るようなタイミングでは、
気象情報に耳を傾けて頂ければと思います。



「津波防災の日」を広く知ってもらおうと、各局のお天気キャスター・気象予報士が集まります。
詳しくは↓
http://blogs.weathermap.co.jp/pr/archives/2011/10/111.html
 

http://www.etenki.net/web/team_morita/masuda.jpg増田雅昭(ますだ・まさあき) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。現在、TBSテレビ「Nスタ」(日)、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(水)「森本毅郎スタンバイ!」(水)「大沢悠里のゆうゆうワイド」(水)、「TBSニュースバード」(月・火)などに出演中。滋賀県出身、A型。趣味は野球、スノーボード。得意技はスポーツにまつわる天気予報。「目標は的中率9割、予報を当てることにこだわる予報士です!」 ツイッターはhttp://twitter.com/MasudaMasaaki

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先週の土曜日、
11月の始まりはかなりの高温になる可能性がある、
という記事を書きましたが、これがかなり現実味を帯びてきました。
先週の記事はこちら・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/61039594.html

けさ発表された週間予報支援図をご覧下さい。(上図)

これを見て、びっくりしない予報士はいないでしょう。

南の海上で夏の目安ともされる
500hPa5880メートルのコンターが日に日に強まり、
11月3日~4日頃にかけては、西日本方面まで大きく張り出す予想となっています。

果たして、11月にこんなことが起こりうるのか?

早速、11月の500hPa高度の記録を数地点調べてみました。
(1957年以降)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/upper/index.php
●鹿児島
1位5889メートル(1961年11月02日09時)
2位5880メートル(1961年11月02日21時)
3位5879メートル(1967年11月18日21時)
●福岡
1位5853メートル(1980年11月20日09時)
2位5852メートル(1967年11月18日21時)
3位5851メートル(1993年11月05日21時)
●潮岬
1位5884メートル(1967年11月18日21時)
2位5877メートル(2000年11月01日21時)
3位5875メートル(1977年11月01日09時)
●館野
1位5858メートル(1977年11月01日09時)
2位5853メートル(1959年11月02日09時)
3位5845メートル(1964年11月01日09時)

結果は以上のようになっており、
11月に5880メートルのコンターが日本列島本土にかかるようなことは
極めてまれだということが分かるかと思います。

特に今回は九州付近に強く張り出す見込みで、
福岡や鹿児島を中心に、
過去の記録を大幅に塗り替える可能性も十分にあると言えるでしょう。

では、こうなると地上の気温はどうなるのか?

500hPaの高度が真夏並みだからと言って、
直結して地上が真夏のような暑さになることはありません。

何故ならば、下層の空気や海水温が真夏のように高くはない、ことなどから。

しかし、11月としては記録的な高温になる可能性を秘めているのは確か。

現時点で、高温がピークになると予想される11月3日(木)文化の日を例に取ると、
最高気温の予想は、東京24℃、大阪25℃、福岡26℃、鹿児島25℃となっています。

過去50年間の文化の日で、最高気温が25℃を越える夏日となったのは、
東京1回、大阪0回、福岡1回、鹿児島2回だけ。

「文化の日」というくくりでは、記録的な高温になる可能性がかなり高いでしょう。

また、11月ひと月を通しての気温でも
過去の記録を更新するような高温の所が続出するかもしれません。


杉江勇次
(上図は気象庁発表資料に加工了承済み)

 
朝は、冬を感じさせますね…三ヶ尻 知子です。
東京は今季一番の冷え込んだ朝を迎えましたが、
これは快晴が原因でもあります。
雲がない=熱が地表から逃げやすい条件になっているためです。
 
でも土日にかけて、雲に覆われる=熱が逃げにくい条件にシフトしていくので
朝の冷え込みは、ひとまず今朝がピーク、明日以降は冷え込みも緩む予想です。
週間予報→http://www.jma.go.jp/jp/week/
 
 
それにしても今週はアップダウンの激しい週…
夏日を2回も(23日、25日)経験し、
「衣替えに困る」 「異常な暑さ」などという声も。
 
それでは
「この時期の夏日(25度以上)は珍しいのか?」
答えは
「特段珍しくはありません」
 
 
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過去30年で調べると、数年に1回程度は夏日が出現しています。
“人は忘れる動物である”ですね。。。
 
週間予報や1か月予報の資料で見ると、
来週にかけて、気温は平年より高め、かなり高めの予想で
11月上旬にかけて東京もあと一回位、夏日があるかも知れません。
(※ちなみに東京の夏日の最晩記録は 1975.11.16)
 
特に西日本では夏の高気圧が強いので、
夏日はあと一回どころか数回あるかも…
関東から西では、衣替えは秋冬物をメインにしつつ、
薄手の服も数枚残した方が良さそうですよ。
 
 

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「稲むらの火」は、1854年の安政南海地震津波の際、その機転によって村民の避難を助けた浜口梧陵の実話をもとに著された物語ですが、元和歌山地方気象台長の饒村曜さんによると、この物語に記された津波からの避難の話とは別に、これからの日本の復興のヒントにもなりそうな後日談があるそうです。

その饒村曜さんも参加してのトークイベント、「みんなで考える『津波防災の日』」が、11月1日(火)に、東京で開催されます。「津波防災の日」は、今年6月に成立した「津波対策の推進に関する法律」(平成23年6月24日法律第77号)の第15条で定められたものです。当日は、各放送局のお天気キャスター・気象予報士が大勢集まってのトークショーなどが行われます。「稲むらの火」の後日談が聞けるかどうかは来てのお楽しみ、ということで、お時間が許せば、ぜひお越しください。

詳しくは、きのうの記事をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/archive/2011/10/26

さて、今朝は各地でこの秋一番の冷え込みになりました。
この秋は、基本的に気温が高いので、たまの冷え込みが余計堪えます。

この寒さも一時的なもので、明日以降再び気温は上昇に転じて、
11月8日の立冬のころにかけては、全国的に、平年をかなり上回る気温になりそうです。
その後も、気温は高めの予想ではありますが、
それだけに、一時的に気温が平年並みになっただけで、体調を崩しやすくなります。

そろそろ空気も乾燥してくる時期です。
感染症も流行し始めているようですし、暖かいうちに、
寒さと乾燥への備えを行っておいた方がよさそうです。

ちなみに、↑のイベントの当日、東京は晴れで、気温も10月中旬並みの予想です。

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