2012年05月

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去年の今頃は、もう関東以西は梅雨入りしていました。今年は沖縄、奄美地方が平年よりも早く梅雨入りしていますが、その他の地方はまだ梅雨入りの発表はありません。今日は、九州南部の梅雨入りの平年日ですが、今の所、雨が降っているのは、種子島、屋久島止まりで、午前中、宮崎県や大隅半島にかかっていた雨雲も、抜けています。
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この先も、梅雨前線はしばらく南海上に停滞するもようですが、来週の週明けに低気圧がひとつ、南海上を通過したあと、雨域がじわりと北上して、関東から九州にかかってくる予想が出ています。

いよいよ、梅雨入りも時間の問題かと思われます。梅雨と言えば、雨域の広がりや、局地的な雨雲の発生が予測しづらくなる時期。週間予報の7日先の天気予報(降水の有無)の適中率は、年平均では66%ですが、6月は59%と、60%を割り込んでしまいます。しかし、6月でも翌日の予報は、82%の高水準ですから、最新の予報を、こまめにチェックしていただければ、と思います。

とりあえず、この週末は、関東や九州南部の一部で雨が降るかもしれませんが、それほど大きな天気の崩れもなく、外出やレジャーにもまずまずの天気となりそうです。来週はすでに梅雨入りしている可能性も十分ありますから、この週末は、晴れれば貴重な晴れになるかもしれません。

(森)

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              日経新聞 (5月30日 朝刊)



森田です。


今朝の日経新聞に、「巨大台風、上陸4倍」という記事が
載っていました。(写真)


名古屋大学や、海洋研究開発機構、気象研究所などが、
スーパーコンピュータ(地球シュミレーター)で解析した結果を
紹介したものです。


記事によると、最大風速67メートル以上の「スーパー台風」が、
60~70年後には、上陸数が現在の4倍に増えるとのことでした。


見出しだけみて、「上陸数が4倍!!・・ホントか?!」と思いましたが、
考えてみれば、別に不思議ではありません。


これまでも日本の南方海上では、猛烈に発達する台風が、
年に数個は発生します。しかし、海水温の低い日本近海にやってくると、
たいていは急速に衰えて、上陸時には「ふつうの台風」になります。


ところが今後、温暖化がすすんで、日本近海の海水温が上昇(+3度)
すると、巨大な台風が衰えずにやってくるとのことのようです。


このところ、温暖化に関しての議論が少し棚上げにされていた感が
ありますが、局地的豪雨の多発など、温暖化リスクは無くなったわけでは
ありません。

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山梨県出身。73歳の女性。
わたしの地元、山梨県在住の渡辺玉枝さんが世界最高峰の山、
エベレスト登頂に成功したというニュースを、先日読みました。

自身が持つ女性最高齢記録を更新しての登頂で、
しかも登山者たちが残したゴミを拾いながらの下山というのだから益々すごい。
25日、無事にネパールの首都、カトマンズに到着したそうです。

ご高齢でのエベレスト登頂というだけでも驚くのに、
加えてゴミ拾いというさらに足腰などに負担がかかる作業をしながら。
どこにそんな体力が・・と思いつつ
同じ山梨県出身者として、とても誇らしく思います。

山梨県は言わずと知れた内陸の県。
南アルプスや富士山があり、高い山々に囲まれています。
日々、高い山を目の前にしているわけですから
いつか登ってみたいという気持ちを持つ人も多いように感じます。

「富士山、登ったことある?」
なんて会話が子どもの頃から当たり前にありました。

わたし自身、上京し自然から離れた生活を始めて10年近く。
離れて初めて、自然の恋しさを感じるようになりました。
最近、ハイキングや登山の楽しみを味わったばかりの類いです。

山へ行くといつも思うのは、
登山の過程での植生の変化と、何か起きた時の対処をどこでどうするか。
この二つです。

高い木のある場所、低い木のある場所、植物が少ない場所。
登っていくに連れて景色は変わります。

きのう、雷による痛ましい事故が起きてしまいましたが
外で雷を避けるのは正しい知識を持っていても難しく、
山などはさらに難しい場所です。

山では木が近くにあるので守ってくれるように感じますが
木に近づきすぎれば側撃雷を受けることもあります。
また、避雷針となってくれるような背の高い物がない植生の場所へ行けば
尚更、身の安全の確保が難しくなります。

「大気の状態が不安定」
この言葉が聞かれる天気状況の際には、
いつ、雷が起ってもおかしくありません。

アウトドアの計画は見直し、
なるべく頑丈な建物に直ぐに避難出来る環境に
居るよう努めて頂きたいです。

「山がそこにあるから登る」が通常であるのであれば、
このような天気の時には「山がそこにあるから見上げる」
に留めるのも良いのかな・・

最も、わたしなどにはエベレストともなれば見上げるのが
収まりどころかも知れませんが。


きょうも広い範囲で雷雨が予想されます。
すでに、西日本などの一部で雷雨となっているところも。
午後は特に東日本が中心となりそうです。

最新の注意報、注意情報、実際に頭上の様子などをぜひ気にしてください。

岡村真美子
(掲載資料は気象庁HPより)

http://www.etenki.net/web/team_morita/okamura.jpg岡村真美子(おかむら・まみこ) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。現在、NHK総合「ニュース7」(月~金)に出演中。 趣味はバレエ、読書(活字中毒です。)、アメダス巡り、登山、トレッキング。特技はピアノ、書道。

上空に強い寒気が流れ込んできており、大気の状態が非常に不安定になっています。
 
今年の5月はこうした「上空の寒気による不安定」が頻繁に起こっていますが、
今回も 突風(竜巻含む) ひょう 落雷 による災害が起こってもおかしくない危険な状況です。
 
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きのうの増田さんの記事 http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/61530129.html にもありますが、
不安定に伴う現象は発生する場所にムラがあることが多く、
情報を聞いて備えていたのに何も起こらなかった、と思われてしまうことも多いのが事実です。
 
激しい現象をもたらす積乱雲がどこで発達するか、
言い換えれば、どこで災害が起こるかを、事前にピンポイントで予測しておくことは
現代の気象予測技術では、まだ非常に困難な状況です。
 
ただ、まったく手が打てない、というわけではありません。
 
前日の段階では、
 「関東地方や近畿地方といった地方レベルで、このあたりで危険性がありそうだ」
数時間前の段階では、
 「都道府県(あるいはもう少し狭い)レベルで、この付近で危険性が高くなってきている」
突風の危険性が通常よりも格段に高くなってきた段階(1時間前程度)では、
 「都道府県(あるいはもう少し狭い)レベルで、この地域で激しい突風の危険性が非常に高い」
 
と、時間が近づけば近づくほど、危険性を適確に予測できるようになっていきます。
 
予測の最善を尽くした場合がそのくらいなので、それぞれの段階で発表される情報を参考にして、
時には「あまり負担をかけない方法で」、時には「万全を尽くして」、
その段階で最善な対策をみなさんにとってもらうということが現実的な方法になります。
 
初めのうちは 「情報を聴き逃さないように留意する」
情報が出始めたら 「続報を逃さないようし、空模様に細心の注意を払い、避難方法を考えておく」
いざ異変を感じたら 「予め備えていた通り、頑丈な建物に避難するなど行動をとる」
 
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100%の精度やピンポイントで予測できない以上、気象予測ができる最善と、
みなさんに実際にとっていただく行動の最善と、この両者を組み合わせて、
いちばん適切な「防災・減災」の対策を講じる必要性と大切さをご理解いただければ幸いです。
 
竜巻を含む激しい突風の危険性が最も高まった場合に発表されるのが「竜巻注意情報」です。
テレビやラジオなどで速報されることが多い情報ですから(放送局によって対応が異なる)、
きょうはまずはこの情報を聴き逃さないように心がけてください。
また、空模様の変化にもいつも以上に細心の注意を払っておくようにしましょう。
 
竜巻注意情報は基本的に「府県単位」であり、対象の領域が広いという難点もあります。
竜巻注意情報を見聞きしたら、可能であればインターネット端末で「竜巻発生確度」を確認し、
危険性が特に高い「確度2」のエリアが自分の市町村に接近しないか、を確かめるようになさってください。
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この領域が「竜巻など突風の危険性が特段に高い地域」です。
早めに屋内に避難しておいたり、屋外では空のようすをまめに確認したり、
行動をすぐとれるようにしておくべきエリアがこの領域ですから、十分にご注意ください。
 
 ◇最新の気象情報 ⇒ http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/
 ◇最新の竜巻注意情報 ⇒ http://www.jma.go.jp/jp/tatsumaki/
 ◇最新の雨雲・雷・竜巻発生確度 ⇒ http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
 
(図は、気象庁HPの情報や解説を利用・参考にして作成)
 
片平 敦

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こんにちは、増田雅昭です。


先日、東急ハンズ・ららぽーと店(横浜・船橋・豊洲)で、
『天気のふしぎをまなぼう』というワークショップを、
ウェザーマップの予報士8人で行いました。

たくさんの小学生や、もっと小さい子たちが、
実験やクイズを楽しんでくれて、
通りがかりの大人もたくさん、足を止めて見てくださっていました。


こういった天気教室では、できるだけ多くの質問に
答えるようにしているのですが、今回、新鮮だったのが、
「天気予報は当たらないこともあるんですか?」
という、子供からの質問。(しかも、二人も)

大人からすると、聞くまでもないことですが、
たしかに、自分が子供のときに、お医者さんに「○○の症状です」と言われて、
まったく疑いもしなかったなぁと。
小さい子供から見る天気予報も、そんな感じなのかもしれませんね。


「その純粋な気持ちを持ち続けてね」と心で思いながらも(笑)、
やはり「当たらないこともある」というのを
知ったうえで使って頂かないといけないのが、気象情報です。

一方で、「当たらない、当たらない」という目で見すぎると、
せっかく情報が使えるタイミングなのに、
信じられずに行動につながらない、ということもあります。


けっきょくはバランスが必要なわけですが、
それが、情報の活用能力、ということなんでしょうね。
そんな学習が、小さい頃からあってもいいのかなとは思いました。


もちろん、気象情報にたどり着いてもらわないことには、始まらない話です。

実験やクイズの思い出と一緒に、天気のことがちょっと記憶に残って、
ここぞという時に、気象情報を見るきっかけになれば…
こんなことも、地道にやっていければと思っています。


火曜(東北は水曜)にかけては、上空の寒気の影響で、
本州・四国の各地で、急に雨雲や雷雲が発生しやすい状況に。
積乱雲の下、突風やひょうの危険も出てきます。

雲がバラバラに発生するため、まさに「当たらない所もある」パターンです。
レーダーの情報や空の様子の、小まめなチェックをお願いします。


http://www.etenki.net/web/team_morita/masuda.jpg増田雅昭(ますだ・まさあき) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。現在、TBSテレビ「Nスタ」(日)、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(水)「森本毅郎スタンバイ!」(水)「大沢悠里のゆうゆうワイド」(水)、「TBSニュースバード」(月・火)などに出演中。滋賀県出身、A型。趣味は野球、スノーボード。得意技はスポーツにまつわる天気予報。「目標は適中率9割、予報を当てることにこだわる予報士です!」 ツイッターはhttp://twitter.com/MasudaMasaaki

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