2013年05月

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こんにちは 三ヶ尻 知子です。
 
 
本日、清清しい陽気、五月晴れ…
(日照が6時間以上→全国約7割)
梅雨は何処に?の言葉が聞こえてくる感じですが…
 
梅雨の時期でも、意外に晴れの日はあるものです。イメージ 2
 東京の平年晴れ日数は、
6月→1週間に2.5日。
5月→1週間に3.5日。
週ベースで計算すると、
晴れのイメージが強い5月と、一日しか違わないのです。
 
「一日も」、なのか、「一日しか」なのかは、 個々の判断にお任せしますが、
数値だけ見ると、 6月が極端に晴れ日数が少ないわけではないのです。
(ちなみに雨日数の平年は、5月→1週間に2.4日、6月→ 1週間に2.7日でほぼ同じ)
 
 
ただ、その梅雨の晴れ間が、規則正しく、到来するわけではなく、
何日も雨が続いたあとに、晴れが訪れるので、
「貴重な晴れ」に感じられるかもしれませんね。
また、日照が全くない日が、6月は、週に2日もあって、一年で最も多いので
それも梅雨の時期に、晴れ間が貴重に感じる原因の一つかも。
 
 
ところで…
「今年の関東甲信などの梅雨入りは時期尚早ではないか?」の声がチラホラ…
 
というのも、来週にかけて、梅雨前線は北緯30度付近で停滞する傾向が続くので
本州付近は晴れ間の出る日が多くなりそうです。
早い梅雨入りの原因となった亜熱帯ジェット気流が北上しきれず、
まだ、梅雨本番の形になってないのが現状です。
 
もしかしたら、今年の梅雨入りは、
地域によっては後に修正される可能性もありますが、
個人的には、梅雨は季節現象であるし、
ここからが梅雨!と線引きするのは難しいかなと。。。
(分かりやすい年もありますが)
ただ、どちらにしろ、アジアモンスーンの季節、湿った空気が入りやすく、
「雨の季節」に移行しているのは確かです。
 
 
ちなみに、
気象庁では、この梅雨入り(明け)を、「何日」とするのをやめて、
「上旬の前半」など、季節現象らしく幅をもって5日間区切りで、発表していたことがありました。
1995年、1996年の2年間。
でも、わかりくいという意見が多かったため
わずか2年で、現行の「何日」(←正式には何日ごろ)形式に戻ったのです。
やっぱり、季節現象であっても、はっきり知りたいという方が多いのでしょうね。
 
 
 
 

こんにちは、國本未華です。
 
東日本・北日本のあちこちで雨が降っています。
この雨天・曇天の原因は梅雨前線ではなく気圧の谷です。
 
きのうの大野予報士の記事にもありましたが、
今回は梅雨前線が天気図に解析されていないのに梅雨入り発表となりました。
珍しいパターンです。
 
過去11年分(2002年~2012年)の関東の梅雨入り発表日の天気図を調べてみると
基本的には、やはり南海上には梅雨前線がありました。
※※その当時の速報値調べ。9月に見直されて確定値の発表があり、日にちが修正されることが時々あります※※
 
ただ、2002年と2005年は台風の北上が雨に絡んでいて、防災を促す意味合いで発表されたと推測できます。
◎当時の天気図(左: 2002年 右:2005年)
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今年は梅雨前線が日本付近に無いという意味で典型ではない、例外パターンといえます。
 
流れゆく季節に「きょうから雨季です」と、線引きをするのは非常に難しい話です。
 
きのうまでに、ほかの予報士の方も話を展開していますように、
私も個人的には「梅雨入り」はひとつの目安である、と思っていただきいです。
本当に重要なのはいずれやってくる梅雨前線が活発化することによる「大雨」への備えであると考えます。
  
  
さて、ちょっと話は変わって、天気図上での線引きストーリーをご紹介します。
 
※※※※
そもそも天気図上に空気の質の境目に線を引く(=前線を書くこと)が意識されはじめたのは1922年ごろから。(たしかに昔の天気図には前線が書いてありませんね。)
その概念の定着にはだいぶ年月を要し、定着したのは1930年ごろ。
今でいう「梅雨前線」という概念が導入されたのは1930年よりずっとあとの1941年ごろ。
【参照:「天気図の散歩道」 (著)永沢義嗣】
※※※※
 
 「梅雨前線」は、水蒸気量の違う空気の境目にあたるので「水蒸気前線」とも呼びます。
ただ、最近ではそれが同義ではないという見解もあるようです。
細かく見ると「梅雨前線」と「水蒸気前線」それぞれ別個であるという見解です。
 
前線の名称ひとつとっても、将来的には新しい呼称の前線が表れる可能性があります。
季節感にうまくマッチすれば新しい用語が定着するまでには昔ほど年月はかからないかもしれませんね。
 
 
國本未華

今日、関東地方でも「梅雨入り」の発表が行われましたが、
「梅雨前線がないのに梅雨入り!?」という話題があちこちで取り上げられています。
梅雨前線も梅雨入りも人間が作り出したものです。
では、どうしてそんなものを作ったのでしょうか?
本当の理由を調べたわけではありませんが、次に来る気象状況を理解、予想するため、というのが理由の一つにあるだろうということは容易に想像できます。

つまり、重要なのは「今」じゃなくて、「未来」なのです。
「未来」を考えるための「今」なのです。
「梅雨前線がない梅雨入り」だけに気を取られていると、重要な「未来」を見落とすことにつながります。
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今週の梅雨入りは、前線が日本列島にかかったから、というより、湿った空気の収束の(空気が集まって上昇気流がおきた)ため、というべきでしょう。
高知県では、24時間で270ミリ以上の雨の降ったところもありました。

このあとは、北から入ってくる上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になる北日本で強い雨の危険性が出てきます。特に東北の日本海側、北海道は太平洋側でも雨の量が多くなりそうです。

気象「予報」士なら、未来の事をしっかり考え、伝えなければいけないでしょう。
今日の夕方、北海道地区放送のNHKテレビで浜崎慎二キャスターが解説してくれます。

増田雅昭「関東更新が梅雨入り 梅雨入りはなぜあとから見直されるのか」もご参照ください。

大野治夫


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こんにちは、岡村真美子です。
さきほど、関東甲信で梅雨入りが発表されました。
平年より10日早く、統計史上3番目に早い梅雨入りです。

今週に入って梅雨入りが続々と発表され、
九州北部からきょうの関東甲信にかけて
各地で平年より10日前後早い梅雨入りとなっています。

梅雨入りが早い理由は
亜熱帯ジェット気流の北偏と言われていますが
どうして偏西風が押し上げられたのか・・・。
原因は梅雨の生まれる場所とも言える、もっと西の方にあるようです。

梅雨と言えばインド洋の方からの湿った空気、
いわゆるアジアモンスーンが源ですが、
先月の海水温をみますと
フィリピン付近からインド洋にかけて
海水温が平年より高くなっています。
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海水温が高くなるとその場での対流活動は活発に。
上昇気流が強まって、そこで持ち上がった空気が日本の南で下降。
それによって平年より太平洋高気圧の強まりが早かったと見られます。

実際に平年の5月はまだ明瞭に描かれていない
太平洋高気圧ですが、
今年は台湾付近まで張り出しています。
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この高気圧の張り出しによって
梅雨前線の素となるような雨雲の発生領域が
いつもより早く日本付近にかかったと考えられそうです。


さて、
一気に梅雨入りの発表となりましたが
雨脚の強まり方も一気。

未明から今朝にかけても山口県や四国などで雨が強まり、
雨雲の動きが遅いために長い時間、同じような場所で
コンスタントに雨が降っています。
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気圧の谷の弱まりと共に、
多少雨雲がばらけてきているものの、
この後も東海地方を中心に雨が降りやすいでしょう。

梅雨入りの発表は
大雨による災害への注意喚起が最大の目的です。

これから本格的な出水期。
先日、24日には特別警報を新たに設ける「改正気象業務法」が
参議院本会議で可決・成立しました。
「特別警報」は8月にも運用が始めるということで
これからしばらく続く出水期も、
被害少なく乗り切っていけるよう
梅雨入りの発表と共に、気持ちを引き締めるばかりです。

掲載資料は気象庁HPより

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森田正光です。


月曜日に九州・中国・四国で梅雨入りが発表になり、
昨日、近畿・東海も梅雨に入りました。
いずれも、平年より10日程度早い梅雨入りです。


今日、関東地方も雨が降れば、梅雨入り発表となりそうです。


この時期になると、色んな方から「梅雨に入ったの?」と、質問を
受けるのですが、そのたびに私は、内心「梅雨入りって、そんなに
重要な出来事なのか?」と自問してしまいます。


確かに、雨季というのは各方面に多大な影響を与えますが、
梅雨入り自体は、人間が恣意的に線引きしているだけで、
さほど重要な意味を持つとは思えません。


まぁ、「季節の変わり目に来たな」くらいの感覚でいいのだと
思います。



ところで私事ですが、先日、久しぶりに将棋道場に行って
きました。俳優の森本レオさんもご一緒だったんですが、その様子が
田丸九段のブログに紹介されていました。


ご興味がおありの方は、お読みいただければと、お願いします。



田丸九段の「と金横歩き」
http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/blog/

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