2014年02月

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。
早いもので今日で2月も終わり、あすからは3月に突入します。
ちょうど1か月前にも同じようなことを書いた気がしますが・・・。
月日が経つのは早いものです。

さて、きょうの北海道新聞にこのような記事が掲載されました。

PM2.5、北海道内で急上昇
札幌、函館3日間で2倍 旭川は注意レベル近く「ぜんそくの人は影響も」

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/524032.html

近年、PM2.5が大きく取り上げられ、
テレビでは気象予報士が解説に立つことも珍しくありません。

それは、このPM2.5が中国由来で、
西風に乗って日本に到来するということから
風の予想=気象予報士』という発想から来ているのかもしれません。

しかし、私たち気象予報士がこのPM2.5について提供できる情報は
いったいどれだけあるのでしょうか。

気象予報士がPM2.5の解説に立つ機会もあることから、
私も注意して情報を集めるようにしています。

ですが、実際に今どこにどれだけのPM2.5がたまっているのか、
それが日本に来る時にはどのくらいの濃度になっていて、
その濃度が健康にどんな被害を与えるのか、被害はないのか・・・。

そういったところは『気象の専門家』である私たちの範疇を超えていると思うのです。

もちろん、必要な情報を集めて解説に立つことも必要でしょう。
ですが気象予報士がPM2.5をいわば『さぐりさぐり』解説することは、
本当に視聴者の役に立つことなのか、テレビを見ながら疑問に感じた次第です。

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きょうの札幌の空。雲がかかっていますが、
青空の部分はかすんでいなく、はっきりと青いです。

浜崎慎二
http://www.weathermap.co.jp/casters/hamazaki.php


こんばんは、福岡良子です。



今回はずっとこのブログで紹介したかった話題をお伝えしたいと思います!

それはこちら。



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今年で19回目を迎える、北海道トマムの冬の風物詩・アイスビレッジです。



2001年に-35.8℃を記録した占冠村に位置するトマムリゾート。
そこには全国一寒いリゾート地、アイスビレッジがあります。


厳寒多雪地帯の特性を活かし、全てが雪と氷でできていて
直径約15mのアイスドームで作られた氷のレストランやバー、
実際に結婚式を挙げられる氷の教会など
観光客が楽しめるレジャー施設となっているのです。


このアイスドームは、バルーンに何日も水をかけ続けて作るのですが
今冬はなかなか気温が下がらず、4週間もかかったそうです。 



営業期間は2014年1月10日~3月中旬まで(予定)。
まさに冬の間だけ出現する街なのです。



氷の教会
祭壇もヴァージンロードも十字架もすべてが雪と氷でできています。
オープンから1ヵ月間だけ実際に挙式を挙げることができ
今シーズンは52組が挙式を挙げたそうです。
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氷のBAR
テーブルから椅子からグラスと何から何まで氷で作られています。
大吟醸の一夜雫という日本酒は、-2℃・湿度90%というアイスドームと同じ環境のもと
吊るされた酒袋から落ちる雫を集めて作られるそうです。
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お尻が冷たくならないように、椅子の上にはエゾジカの毛皮が敷かれています。




氷のレストラン
こちらも全て氷でできた幻想的な店内では、チーズフォンデュや、ホットドリンクなどが楽しめます。
毎年大人気で予約待ちができるそう。
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また、氷のラボでは、雪の結晶を樹脂で固めてそのまま保存できる、雪の結晶キーホルダー作りを体験することもできます。





そもそも
①雪氷には負のイメージがある
②身近にある雪氷を利用しきれていない
という課題を解決するために、
星野リゾート トマム、占冠村、北海道大学大学院環境科学院の産官学が連携して
アイスビレッジで楽しみながら学ぶ場(氷のラボ)を企画したんだそうです。




マイナスのものをうまくプラスの発想に切り替えた素晴らしいアイディアですよね。

こういう取り組みが今後どんどん増えていけば
気象への関心を持っていただくきっかけにもつながるのでは、と思いました。



 
最後に、今回掲載しました写真はAKI様のブログより許可をいただき掲載しております。

 
福岡良子


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(暖候期予報:夏6-8月)


こんにちは、岡村真美子です。
きのう、気象庁から暖候期予報が発表されました。
それによりますと、今年の夏は
北で気温が低く、西で暑い「北冷西暑」型の夏になる可能性があるとの見通しです。

理由としましては、
この夏、エルニーニョ現象が発生する可能性があり、
チベット高気圧や太平洋高気圧の北日本付近への張り出しが
弱くなる可能性があること。
一方で、フィリピン付近では対流活動が活発となって
西日本、沖縄・奄美では太平洋高気圧の張り出しが強くなる可能性があるため。


2010年代は
西から北まで全国的に気温が高い「北暑西暑」が続いていたので
過去に「北冷西暑」だった年は、いつあったのかを振り返ってみました。

そうしますと、
顕著にこの傾向があるのはここ20年以内が多く、
1996年、1998年、2002年、2009年辺りが該当しそうです。

この4つの年の夏をみてみますと、
1998年と2009年は北日本や北陸の梅雨明けがはっきりしない年でした。
また
北のオホーツク海高気圧の勢力が強まれば
太平洋高気圧との狭間で雨雲の活動が活発になることから
1998年の「平成10年8月末豪雨」「平成10年8月上旬豪雨」
2002年の「台風6号+梅雨前線による大雨」など
西日本だけでなく、東日本~北日本にかけての豪雨も多く見られました。
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「北暑西暑」の夏季の全国高温が続いた2010年以降に
甚大な豪雨や記録的な大雨が頻発しているのは
言わずもがなですが、
「北冷西暑」となる夏も全国的に豪雨への警戒が必要となるかもしれません。

(季節予報資料は気象庁HPより)
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こんにちは。静岡の河津です。

先日、浜松市西区にある「昇竜しだれ梅園」に行ってきました。
昇竜という名の通り、梅の幹がまるで竜のごとく天に昇っていく姿に見えます。
その竜の手から、滝が流れるように咲いている梅の花もとても見事でした。

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2月も下旬となり、各地でお花見シーズンを迎えています。
静岡県でも梅だけでなく、(個人的に親近感が沸く)河津桜が見ごろになってきたようですが、
今年は立春過ぎの余寒が厳しいため、例年より少し開花の状況は遅れているようです。

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と、なると気になるのは今年のソメイヨシノの開花状況です。
思えば去年も2月は寒さが厳しかったものの、3月が西~東日本中心に記録的な暖かさになり、
静岡では3/17にソメイヨシノが開花しました(早い方の観測史上2位タイ)。


今年も今週の暖かさと、3月中旬に予想されている気温の高さの影響で、
開花は平年並みか早くなる予想になっています。
少し気が早いかも知れませんが、お花見の計画はお早めにお願いします。

ウェザーマップ さくら開花予想2014





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お出かけのご予定を立てる際の参考に、お気軽に天気のご相談を!

こんにちは。仙台の平野です。
 
17日間にわたるソチオリンピックが閉幕しました。
今回の日本のメダル獲得数は8個で、これは長野オリンピックに次ぐ2番目の多さ。
金メダルこそ1つでしたが、日本選手の奮闘が印象に残ったオリンピックでした。
 
 
そしてもう一つ、個人的に印象に残ったのが、天候です。

開幕前から暖冬・雪不足が騒がれましたが、
大会期間中も、スキー競技の会場では気温が10℃を超えるような日もあって、
大会関係者も雪質を保つのに苦労していたようです。
中には、ノースリーブで競技に臨む選手もいたほど。
 
実は4年前のバンクーバーオリンピックも、
記録的な暖冬だったのを覚えていますでしょうか。
これで2大会連続、冬季オリンピック開催地が暖冬に見舞われる事態となりました。
 
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(※気象庁ホームページを加工)
 
今回のソチの暖冬は、
「極渦」と呼ばれる気流の渦が弱まったことが原因の一つと言われています。

これにより大気の流れが波打ち、
極端な寒波に見舞われた場所と、その逆で暖気が流れ込みやすい場所ができ、
ソチは後者にちょうどはまってしまったというわけです。
 
極渦が弱くなるのは、北極の温暖化が原因という見方があります。
もしこれが本当だとしたら、今後、冬季オリンピックは、
今回のように暖冬・雪不足に悩まされたり、逆に大寒波の中で行われることになったり、
極端な天候のオリンピックになる可能性も高まってくることになります。
 
オリンピック開催地は、開催年の7年前に決定することになっていますから、
天候まで予測して・・・ということは不可能です。
開催地に決定した都市は、さまざまな対策を考えておく必要がありそうです。
 
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また、先日、カナダのウォータールー大学の研究チームが、
地球温暖化による気温上昇がこのまま進むと、
これまでの冬季オリンピック開催地の19都市のうち、
2080年代にスキー競技などを確実に運営できるのは
アルベールビル(フランス)、カルガリー(カナダ)、コルチナ・ダンペッツォ(イタリア)、
サン・モリッツ(スイス)、ソルトレークシティ(アメリカ)、札幌の6都市だけだという
研究結果を発表しました。
 
 
今後の冬季オリンピックは、ますます天候との戦いを強いられていきそうです。
選手も、さまざまな天候への対応力が必要になってくるかもしれません。
 
それが冬季オリンピックの醍醐味ともいえますが、
少しでもプレーしやすい環境のもと、開催されていってほしいものです。
 
 
平野 貴久

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