2014年03月

仙台の平野です。
 
まずはこちらをご覧ください。
きょう午前9時の実況天気図です。
 
きのう、春の嵐をもたらした低気圧が急速に発達し、
北日本は等圧線の間隔が混み合っています。

こうなると、当然、強い風に警戒が必要になります。
 
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仙台に来て丸2年が経ちましたが、
これまで、このような気圧配置になったことは何度もありました。
ただ、毎回同じように風が吹いたかというと、そうではありませんでした。
暴風が吹き荒れた時もあれば、それほど吹かなかった時もあります。
 
その違いがどこにあったのか、振り返ってみると、
晴れていたか、それとも曇っていたか、
これが風の強さをわけるポイントになっていたような気がします。
 
曇っていると意外と風は吹かず、晴れてくると急に風が強く吹き始める。
晴れて対流が起き、上空の風が地上に降りてくるためと考えられます。
 
宮城は西風が強くなりやすい地域で、列車の運行にも影響が出るため、
風には非常に敏感です。
果たして風が吹くのか、吹かないのか、私も毎回悩まされています。
天気図通りには風が吹いてくれないことも多いからです。
 
 
「天気のクセ」のようなものは、
実際にその土地に住んで、実感して、初めてわかることも多くあります。
単純に天気図だけでは説明のつかないこともあります。
 
ローカルの天気は、そういった部分を的確に読み取り、
全国天気では伝えきれない情報を提供する役割を担っているということを忘れないように、
3年目もお伝えできればと思っています。
 
 
きょうの宮城県内は、ほぼ全域でよく晴れていて、
かなり強い西風が吹いている状況です。
暴風警報が発表されており、鉄道のダイヤにも乱れが出ています。
 
きょういっぱいは、このような状況が続くとみられます。
暴風に警戒をお願いします。
 
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(※画像は気象庁ホームページより)
 
 
平野 貴久

大野治夫です。
 
今日30日は低気圧による雨の所が多くなりましたが、
時速50km近い速度で関東地方を駆け抜けました。
 
低気圧の速度が速いのは、上空の風の流れが速いからです。
上空の流れが速いときは、南からの湿った空気の流れも速く、低気圧に流れ込む水蒸気が多くなります。
つまり、低気圧も急発達します。
 
中心の気圧は、29日の夜9時には1002hPaでした。
30日午後9時には994hPaに発達します。
31日午前9時には976hPaまで発達する見込みです。
 
一日半で26hPaも気圧が低くなっていくのです。
台風でも、こんなに急に気圧が低くなることはなかなかありません。
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(それぞれの天気図の時刻は、本文とは異なります。すみません。)

風も強く最大瞬間風速は沖縄県名護で33.9/s。高知県室戸岬で31.5m/s。三宅島、千葉市、勝浦、尾鷲、などでも25m/s以上の暴風が吹きました。
目立った被害は出ていないようですが、台風に劣らないような暴風になっています。
 
しかし、台風は遠くにあるうちからニュースで取り上げられても、発達する低気圧が台風のようなテンションでニュースで取り上げられることは非常に少なくなっています。
 
なぜ、発達する低気圧はニュースで取り上げられることが少ないのでしょうか?
いろいろな理由がありますが、インパクトのある名前がついていないからかもしれません。
つまり、気象情報もマーケティングをしっかりやって、注目してもらえるようなネーミングや情報にして、皆さんの前に出さなければいけない時代にはいったように思えます。

大野治夫 プロフィール
ツイッター https://twitter.com/wm_ohno

國本未華です。
今週は桜の開花ラッシュとなったので、この土日にお花見を計画されている方は多いかもしれません。
ただ、空模様には注意が必要です。
 
あすにかけて、前線を伴った低気圧が発達しながら西日本~東日本を進む見込みです。
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(気象庁HPより予想天気図を引用・加工)
 
低気圧の影響で雨のエリアが西から東へと広がります。
今夜には(まだ降っていない)西日本の各地、それに北陸や東海でも一部で雨が降り出すでしょう。
九州では夕方以降、降り方が強まり非常に激しい雨が降る所もありそうです。落雷や突風のおそれもあります。
 
そして日曜日。
近畿・東海・関東・北陸・東北が雨の中心となるでしょう。
特に近畿南部や東海では大雨になるおそれがあります。
全国的には風が強くなるため要注意です。

ここ数日の暖かさからもわかるように、今、日本列島全体が南からの暖かい空気に覆われています。
同時に、雨の原因となる水蒸気も送り込まれていますので、雨雲を発達させるきっかけさえあれば、局地的な大雨につながることが十分にあり得てしまいます。
季節が進み暖かい日が増えてくることは、大雨シーズンの始まりでもあるんですね。
改めて気に留めておく必要があるでしょう。
 
最後になりましたが、この土日でお花見できるタイミングは…
近畿、東海、関東ではきょう日中。
九州や四国はあすの午後(※風は強い)かと思います。
 

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。
このところ日に日に春めいて、
このブログにも桜の話題があふれていますね。
一方の北海道ではまだ雪が残っているくらいで、
本当にうらやましい限りです。

ただ、そんな道内でも今週は気温が高く、
札幌ではきょうの予想最高気温は4月下旬並みの14度。
3月に5日連続で最高気温が10度を超えると、
2008年以来6年ぶりとなります。

雪解けが進むと、街中ではこんな光景が見られます。
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舗装されている道路が砂利道になるのです。

これは舗装が取れてしまったのではなく、冬季に滑り止めに撒いた砂です。
雪が溶けてくるとこのように道路に残ります。

実はこの砂、撒いているのは市民なんです。
自治体や企業が人通りの多い交差点などに『砂箱』と呼ばれる箱を設置、
危ないと思った市民がその砂を道路に撒く、という流れです。
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(札幌市内に設置されている砂箱)

自分が危ないと思ったら、人のために砂を撒く。
そんな人に対する思いやりが、厳しい冬を過ごすためには必要なのだなと感じます。
気温が上がって雪解けが進むとともに、心も暖かくなります。

浜崎慎二プロフィール

こんばんは、福岡良子です。
 
 
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愛媛県松山城近くのソメイヨシノ
(撮影:杉澤綾華気象予報士)
 
 
 
 
連日こちらのブログも桜の話題で盛り上がっていますが、きょうも桜の話題を…
桜開花の目安である“桜開花600℃の法則”について調べてみようと思います。
(“元日からの平均気温の積算が600度を超えると桜が開花する”と言われています。)
 
 
そこで、実際に東京の2000年代の桜開花までの気温を合計してみると
 
 
<東京の桜開花までの積算温度>
 
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平均して600℃になったのはおそらくたまたまですが(笑)
2000年は685.9℃
2013年は526.5℃など
最大で前後80℃くらいの差があっても咲いてしまう年もあるようです。
 
 
このように、気温が600度を大幅に下回っているのに咲いたり、
大幅に上回っているのになかなか咲かなかった例を見ると、
桜の開花は、単純に暖かくなるだけじゃなくて、
寒くなって一気にあったかくなる、というメリハリが必要と言えるかもしれません。
 
 
また、冬の寒さが厳しいほど積算温度が低くても咲く傾向もあるようです。
北と南で積算温度はどうなるのか同じやり方で比較してみると
 
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鹿児島では開花までの合計が800℃くらいなのに対して
青森ではなんとたったの200℃程度。

花芽が成長を始めてから開花まで低い気温で経過する地域では、
積算温度が小さくても花が咲くようです。
 
 
普通に考えれば、青森の方が桜の開花が一か月くらい遅いのだから
積算温度も鹿児島より高くなるのかなと思っていたので驚きました。
 
というのも、青森は2月位まで平均気温がずーっとマイナスなんですよね。
それでもここまで差があるのは想像以上でした。
この厳しい寒さに耐えた青森の人にとって
春の訪れを告げる桜を見たときの感動はきっとひとしおのことでしょうね。
 
 
 
 
 
 
ちなみに積算温度は
・スギの雄花の開花予測
・トマトの生育予測
・スイカの収穫時期
・牡蠣の産卵開始の目安(海水温)
など様々な場面で利用されているようですよ。
 
 
 
 
福岡良子

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