2014年08月

村木祐輔です。
 
早いもので、きょうで8月も終わりです。
今年も残すところあと4カ月となりましたね。
そこできょうは今年の夏(68月)を振り返ってみようと思います。
 
今年の夏は、
復活台風があったり、東京都で大粒のひょうが降り積もったり、
西日本で豪雨になったりと、記録にも記憶にも残る夏だったと思います。
 
その他にも、個人的に振り回されたのはエルニーニョ現象
当初、今年の夏にはエルニーニョが発生する可能性があると言われ、
「5年ぶりの冷夏か!?」という話だけが一人歩きしてしまいました。
その後、全国的な冷夏にはならず北冷西暑との予想が出ました。
 
では、実際はどうだったのか、
29日までのデータでまとめてみました。
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結果論ではありますが、
ごらんのように今年は北日本・東日本で平年より暑い夏
そして、西日本で平年より涼しい夏となりました。

3カ月の平均をとったものですので、
もちろんみなさんのイメージとはずれる部分もあるかもしれませんが、
今年は北暑西冷だったようです。
詳しく見てみると、西日本は8月に入ってからの日照不足が
大きな要因となったようです。
大阪と福岡では、なんと8月の猛暑日日数は「0日」!(30日まで)
これは、福岡では2009年以来5年ぶり、
大阪では1993年以来21年ぶりのことでした。
 
ちなみに降水量は名古屋を除いて、平年並か多め。
那覇は平年の1.7倍もの雨が降りました。
 
 
さて、この先ですが、
最新の3カ月予報によると、
気温は全国的に平年並か高くなる予想です。
関東では先週一気に秋の気配を感じられるようになりましたが、
この先の季節の歩みはゆっくりになりそうです。
 

村木祐輔

 
※17:00
大阪の猛暑日0の年数を修正いたしました。
ご指摘くださった方、ありがとうございます。

 
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 (今朝は私、村木祐輔が担当です)
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國本未華です。

8月27日~29日の天気図を左から並べてみました。
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北に高気圧、南には前線があり、とても似た天気図です。
このため、ここ数日の日本列島は似たような天気分布が続いています。

さらに約一週間前も…8月19日~21日。
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これもまたよく似た天気図が続きました。

このように似た天気図が続く原因は上空の偏西風の蛇行です。
偏西風はたいてい蛇行していますが、蛇行の度合いが大きい場合に天気図が似る…つまり、同じような天気傾向が続くんですね。

8月下旬は、関東など一部をのぞいて、平年よりも雨の量が多くなりました。
なかでも極端な現象に見舞われた地域が西日本と北日本の一部。
そのあまりの極端さが、「異常」気象とされた地域もでてきました。
下図は世界の週ごとの異常気象・気象災害のエリアです。
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※8月20日~26日が対象期間。図は気象庁HPより引用。

広島の大雨の災害(①)そして、北海道と九州北部と韓国の多雨(②)があげられています。
ただ、大雨のすぐ隣合わせで雨の少なかった地域が広がっています(③)。

一方で中国中部・南東部(④)では低温なのに対して、中央アジア及びその周辺(⑤)は高温。
低温の(斜め)隣合わせで高温域が広がっているんです。

世界のどこかで極端な現象が起きると、別のどこかでその反動が出たりします。
また違った見方では、同じ場所では、季節ごとに極端さを補うこともあると言われています。
今月は発生数が少なかった台風も、9月はその反動がくるかもしれません。

そんな台風の話や、日照不足の話、長期的な予報の話題などもこちらの動画でご覧いただけます。
日々の天気予報も配信中とともにぜひチェックしてみてください。

國本未華

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。
8月23日は二十四節気の『処暑(暑さがおさまるころの意)』でした。
そして二十四節気をさらにそれぞれ3つに分けた『七十二候』でいうと、
きのう8月28日からは『天地始めて寒し』。
これは、朝夕には涼しさを感じることができるころということを意味します。

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きょうも北海道から九州の広い範囲が前線の北側に入っていて、秋の空気に覆われています。

そして北海道では、今週に入って暦通り(?)に暑さが収まってきています。

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今週に入って、最低気温は15度前後、最高気温でも25度を下回る日が多くなりました。
全国的には前線の動き次第で夏と秋を行ったり来たりという時期ですが、
北海道に関してはもう秋といってもいいくらいかもしれません。

街中の植物たちも、そんな秋を感じ取っているようです。

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ナナカマドがほんのり色づき始めていました。
このあと、さらに真っ赤になって、冬は雪との美しい共演が見られます。

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そしてこちらはヨーロッパクロマツのマツボックリです。
まだ少ししかありませんでしたが、これからどんどん増えていくことでしょう。

また、日本一早いと言われている黒岳の紅葉も始まったようです。

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りんゆうブログ(りんゆう観光)
http://www.rinyu.co.jp/modules/d3blog/details.php?bid=1492

これからどんどん秋が深まって行きますね。


そんな今後の天気の移り変わり、ぜひこちらの動画でもチェックしてみてください。
ウェザーマップの新サービス天気動画
↓   ↓   ↓
http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/


※黒岳紅葉の写真、リンクはりんゆう観光さんの許可を得ています。


浜崎慎二
http://www.weathermap.co.jp/caster/hamazaki-shinji/

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こんにちは、福岡良子です。

ちょうど20年前の1994年のきょう、第1回目の気象予報士試験が行われました。
つまり今年で気象予報士制度が導入されて20周年を迎えます。
 
でもそもそもなぜ気象予報士制度は導入されたのでしょうか?
 

一言で言えば「天気予報を自由化するため」。
規制緩和がきっかけとなり、国の独占事業だった天気予報の門戸が民間企業にも開かれました。
国民一人一人が地域差なく、欲しいときに欲しい形できめ細かな気象情報を得られることが目的です。

そこで生まれたのが気象予報士制度。
時に命にも関わる天気予報があちこちでめちゃくちゃなことを言っていたら社会の混乱を招いてしまいます。
気象庁から提供された膨大な資料をきちんと利用できる技術者を確保するために気象予報士制度が導入されたのです。
 
 
7月1日現在、気象予報士として登録しているのは9055人。もうすぐ1万人に達しようとしています。
 
この数字、みなさんは多いと感じますか?少ないと感じますか?
 

私はただただ増える一方の気象予報士制度に正直疑問を感じています。
 
 

去年、気象庁が気象予報士にアンケート調査を行ったところ、実際に天気予報の仕事に従事できたのは全体のたったの2割。
 
 
 
気象予報士試験は、予報業務を行うための必要最低限の資質を確認するに過ぎません。
実際、資格を取ってもそれはゴールではなくあくまでスタート地点に立っただけ。
気象庁から与えられた膨大な資料を適切に利用できる技術者にはなれないのです。
 
 
ますます民間の予報業務は多様化し、気象予測技術も高度化していく一方で、天気予報の仕事に従事できる人は限られている。
そんな環境では、気象予報士になった人が育ちようがありません。
 

これから気象予報士を目指す方には本当に酷な話にはなりますが、
新しい気象予報士を増やすことよりも、今の気象予報士を育てることに特化した方がいいのでは、と思ってしまうのは私だけでしょうか…?
CPD認定気象予報士制度の計画も進められています。
気象予報士自身の自己研鑽はもちろんのこと、こういった取り組みも今後もっともっと増えていくことを強く望むばかりです。
 
 
 

最後に、手前味噌ではございますが、民間の予報業務多様化の一例で、弊社ウェザーマップはこんな新サービスを始めました。
ぜひ、通勤時間にサクッと天気予報をチェックしていただけましたら幸いです。
 

こんにちは。青森の千種です。
私の住む青森県の八甲田山系では、
夏の高山植物が見ごろを迎え、
10日ほど前から、秋の植物も咲き始めています。
 
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こちらは、夏の高山植物(チングルマ、イワギキョウ)
八甲田では、9月上旬までが見ごろだそうです。
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八甲田では、標高1300メートルくらいのところに見られるんですが、
中部山岳、北アルプスや南アルプスでは2500メートル以上に行かないと見られないとのこと。
この標高の違いを生み出すのは、緯度の違い
八甲田と中部山岳は、緯度にすると、5度の違いがあります。
季節によって違いはありますが、緯度1度は気温1℃に相当しますから、
緯度による気温の違いは、5℃くらいとなります。
 
高山植物に詳しい方に話を聞くと、
気温(緯度・標高)の他に、湿度なども関係するということですが、
緯度が5度違うだけで、高山植物が咲く標高が1200メートルも違うのは驚きでした。
 
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八甲田では10日ほど前から秋の花も咲き始めました。
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タチギボウシ               アキノキリンソウ
 
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山に秋がやってきて、
私たちの住んでいる平地にも、秋の空気がやってきました。
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きょうの最低気温、
北海道や岩手、青森でも最低気温が10度以下となったところがあります。
 
 
大陸から移動してきた高気圧におおわれる北日本を中心に
さわやかな秋晴れとなりそうです。
一方、東日本中心に雨が降りやすい見込み。
降り方としては、雨が降ったりやんだり。強い雨ではなさそうです。
ただ、北陸地方では大気の状態が不安定になって雨が強まる時間もあるかもしれません。
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 その他の天気については、こちらの動画をご覧ください。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/
 
 
 
※使用している写真は、いずれも大髙純一様よりお借りしました。
 参考書籍:『八甲田山花さんぽ』
※その他、引用している図は、気象庁HPより。
 
 
 
 

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