2014年12月

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河津です。

きょうで2014年も終わり。あすから新年スタートですが、既にこのブログでも呼びかけられている通り、
あすからの正月三が日は大荒れの天気に警戒が必要です。

あすは三陸沖に発達した低気圧が進むため、日本付近は強い冬型の気圧配置になります。
今月17日の猛烈に発達した低気圧のインパクトが大きいため、この位の天気図なら…と思うかも知れませんが、
上空の強い寒気が入り込む影響で日本海側だけでなく、太平洋側でも雪の影響が出る見込みです。

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(大雪の目安となる-36℃の強い寒気が北日本~北陸地方まで南下している)

1日~3日は家でゆっくり…という方ならまだしも、移動やお出かけの予定のある方は、
最新の気象情報の確認はもちろんの事、交通情報もしっかりと確認してください。
「たぶん大丈夫だろう」という考えが、「こんな事になると思わなかった」結果を生むものです。

今年も当ブログをご愛読頂きまして、ありがとうございました。
2015年も東京だけでなく全国各地から、気象やそれに関する事をお伝えしていく所存です。
今後ともご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。





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日々の天気予報は、こちらでご確認ください。
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こんにちは。青森の千種ゆり子です。
 
ことしの12月は、12月としては雪の多い一か月でした。
何度も冬型の気圧配置となり、強い寒気が波のように何度も押し寄せてきました。
ただ、一口に冬型といっても、同じ冬型はありません。
微妙な風の違いによって、雪雲が発達する場所は異なります。
 
たとえば青森県のむつ市。
青森のむつ市は、青森県下北半島の、陸奥湾側に位置しています。
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青森市と比べて降雪量が少ないためあまり注目されませんが、
先日、むつ市の積雪>青森市の積雪、となった日がありました。
(12/22 むつ市64cm、青森市56cm)
 
12/21~22にかけて、青森県内ではむつ市中心に大雪になったのですが、この理由は
 
①下北半島に雪雲が届くには津軽海峡を通らなければならないことから、西よりの風の時に雪が降る
②中でもむつ市の北西側には山(恐山など)があることから、南よりの風である時に大雪となりやすい
以上から、西南西の風の時に大雪となっていることがわかります。
 
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今月は日本海側では何度も大雪に見舞われました。
私が会った方々はみな口々にこうおっしゃっていまいた。
「降るとは聞いていたけど、こんなに降るとは思わなかった。」
テレビの気象情報で伝えられることの限界を感じざるを得ませんが、
そうと言われないような気象情報を伝えるのが気象キャスターの役目ではないかと思いました。
 
 
(以上の画像はすべて気象庁HPより引用・加工)
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さて、今年の新春寒波は、
北陸や東北地方にとっては今シーズン最強クラスと言っても過言ではありません。
 
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大雪の目安となる-39度以下の寒気が北陸~東北南部へ西回りで入ります。
東北の北部には、大雪をもたらす第一級の寒気、-42度以下の寒気が入る予想です。
 
低気圧が北陸~東北南部を通過していくのは、あす午後~夜。
北陸ではあす午後から、東北南部ではあす夕方から大雪・強風・雷に警戒が必要です。
 
そして1日は
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西に高気圧、東に低気圧の、西高東低、冬型の気圧配置。
低気圧の位置が少し南寄りですので、北~北西の風が吹きそうです。
北西側が開けた土地や、南東側に山がある場所は特に大雪になりやすいです。
 
2日になると風向きも少し西よりに変わりますので、
大雪になる場所も変わってくる可能性があります。
 
ことし途中から担当させていただいたこちらのブログでしたが、
ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年も皆さんに役に立つ情報をお伝えしていきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
全国の天気をマークで確認したい方はこちらを!
 
 
 

こんにちは。仙台の平野です。
 
今年も残すところ今日を含めてあと3日となりました。
今年一年を振り返ってみると、気象の分野でもさまざまなことがありました。
2月の大雪、全国で相次ぐ土砂災害、特別警報・・・。
 
ここで少しローカルな話をしますと、
私が最も印象に残っているのが、9月11日の石巻市での大雨です。
深夜に宮城県内では8年ぶりとなる「記録的短時間大雨情報」が発表され、
石巻市の中心部で大規模な冠水被害が発生しました。
 
この時は、改めて局地的な大雨の予測の限界を感じました。
発生が深夜ということもあり、初動が遅れてしまったことは大いに反省しています。
 
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2014年9月11日 大雨発生時の高解像度降水ナウキャスト
(※気象庁ホームページより)
 
 
純粋な気象学からは少し離れますが、
石巻市は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による地盤沈下が
全国で最も顕著な自治体の一つです。
そのために、大雨でこれまでたびたび冠水が発生してきました。

強制排水が必要な状態で、現在は“仮設”の排水ポンプでしのいでいる状況ですが、
とても排水は追い付きません。
今後は、1時間に45.6ミリの雨に対応できる常設のポンプに切り替える計画ですが、
完成にはもう少し時間がかかります。
 
しかしながら、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨は、全国的に増加傾向にあり、
こうした雨が降ってしまうと、常設のポンプでも対応が難しくなります。

石巻市では稀なことだと思いますが、
実際に今年は降っていますし、今後もいつ降るかはわかりません。
 
被災地はこうしたまた別の課題を抱えながら、今後も大雨と付き合っていくことになります。
私たち気象情報を伝える側も、こうした現状を十分に考慮しながら、
細かなケアをしていく必要があると感じています。
 

今年もこのブログをご覧いただき、ありがとうございました。
年内の私の担当は今日が最後となります。
 
これから年明けにかけて、強い寒気が入りますから、
特に日本海側へお出かけの方は、大雪に十分ご注意ください。
 
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
 
 
今日の詳しい予報はこちらの動画をご覧ください。
 
 
平野 貴久

こんにちは、小杉です。 

今日から明日にかけて、本州の南岸を低気圧が進みます。いわゆる「南岸低気圧」です。
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          (あす朝9時の予想天気図)

 この南岸低気圧、関東などに大雪をもたらすものとして気象予報士の間では悪名高く、今回も内陸部では雪の降るところが多い予想です。
 東京都心など沿岸部では雨に雪が混じる程度だと思われますが、内陸部は平野部でも雪の積もる所がありそうです。車での帰省などを予定されている方は十分ご注意下さい。

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(気象庁 29日3~6時の天気分布予報 気象庁HPより)

 思い返せば今年の2月、この南岸低気圧によって関東甲信地方で歴史的な大雪となりました。

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                    (2014年2月14日 東京都半蔵門の様子)

 その2月の大雪だけが理由ではないそうですが、実はこの10月より東京に新しく注意報が追加されています。

 融雪注意報となだれ注意報です。

 この2つは、その現象による災害が極めて稀であることから、東京では「発表しない注意報」とされていました。しかし「想定外の事態に備える」ということで今年の10月より東京でも発表されることとなりました。明確な数字による発表基準はなく、万が一発表される際はその時の状況に応じて発表されることになると思われます。

 雪に限らずこうした「想定外の事態」が今年も多く起きた中で追加された注意報。来たる新年はこれらが発表されるような事態にならないよう、また併せて皆様にとってよりよい一年となりますよう願います。


詳しい天気予報はこちらでもご確認ください

小杉浩史

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こんにちは 多胡安那です。
今年も残すところ、5日を切ってしまいました。

きのう仕事納めだったという方も多く、
干支の世界でも、”午”(うま)から“未”(ひつじ)へと引き継ぎが行われている頃でしょう。
馬事公苑のお馬さんも、心なしか淋しそうです。

2014年も、気象的にいろんなことがあった年でした。
2月には、関東甲信地方で記録的な大雪となり、
東京都心では2度にわたって、27センチの積雪を記録しました。

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7月末から8月にかけては、活発化した前線や相次ぐ台風の影響で、
四国地方を中心に各地で大雨となり、広島市では大規模な土砂災害が発生。
この豪雨は、「平成26年8月豪雨」と名付けられました。

また、今年は4個の台風が上陸し、ここ10年では最多上陸に。

そして、12 月にはコンスタントに強い寒気が流れ込んだ影響で、
徳島県や愛知県など、太平洋側でも記録的な大雪となった所がありました。

こうやって振り返ってみると、何事も極端な一年で、
午年だけに、まるで暴れ馬のような激しい空模様の日も多かった気がします。

そんな2014年も残りわずか。
年の瀬くらいは穏やかに過ごしたい所ですが、どうやら、そうもいかないようで、
最後の最後に山場がありそうです。

【あす28日夜の予想天気図】
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まず、あす28日からあさって29日にかけては、日本の南岸を通過する低気圧の影響で、
全国的に荒れた天気となるおそれがあります。

西日本ではあすから雨雲がかかり、あさってには東日本や東北でも天気が崩れるでしょう。
ここでポイントとなるのが、降るものが雨なのか、それとも雪なのかということ。

【あさって29日の天気】
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あさって29日の予報を天気マークで見ると、
北日本だけでなく、東京にも小さな雪マークが付いています。
さらに、メッシュ予報で29日の朝を見てみると、
東日本の広い範囲が白色、すなわち、雪を予想しているんです。

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ここまで広範囲で雪になるかは微妙ではありますが、
東京など関東の平野部でも、雪やみぞれになる可能性があるわけです。

また、大みそかからお正月にかけては、強い寒気が流れ込むため、
日本海側や山沿いでは、再び大雪となる見込みです。
帰省やお出かけの足に影響がでるおそれがありますので、
随時、最新の情報を確認するよう、お願いします。

さて、私の年内のブログ担当は今日が最後となりました。
今まで読んでくださり、ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

多胡安那

最新の天気予報はこちらで。


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