2015年06月

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河津です。

けさは九州から奄美地方に梅雨前線による活発な雨雲がかかって大雨になった所がありました。
鹿児島県の口之島(十島村)では午前8時までの3時間に約160ミリの大雨が解析され、
「50年に一度の記録的な大雨」になっていると情報が発表されました。

昼前には雨雲は東の海上に抜けていきましたが、大雨により地盤は緩んでいるため、
土砂災害に警戒が必要です。

「50年に一度」の大雨が毎年降っているとの指摘がありますが、
この50年に一度の値は「日本全国を5km四方に区切った領域ごとに算出」していて、
その領域ごとに発表されますから、1年に1~2回、どこかの領域で発表されるのは十分に考えられることです。

ただ、今回発表された口之島では、今月15日にも猛烈な雨が降り、
50年に一度の記録的な大雨になっていると情報が出されています。
50年に一度の大雨が、1年どころかひと月に二度も起こってしまっています。
こんなことは考えられるのでしょうか?


そもそも、「50年に一度」とはどういうものなのか確認すると、
「平成3年以降の観測データを用いて、50年に一回程度の頻度で発生すると推定される
降水量及び土壌雨量指数の値」を求めたものです。
(過去50年の間に実際に観測された値の最大値というわけではない)

あくまで過去のデータから推定した値であり確率的なものなので、
1年に二度起こることもあれば、100年に一度も起こらないことも考えられます。
単純に、50年に一度の大雨が1年間に起こる確率を2%とすると、
1年間に二度起こる確率は2%×2%で0.04%になります。
サイコロを投げて6が5回続けて出る確率は約0.08%、6回は約0.013%であることを考えると、
イメージしやすいのではないでしょうか。

また、50年に一度の値は約20年分(平成3年以降)の観測データでしか算出していないため、
おのずと推定に限界が生じます(基準値は毎年更新されていくようです)。
例えるならば、マラソンのゴールタイムを、はじめ10キロのタイムで推定するようなものだそうです。

さらに、50年に一度の値は、「48時間降水量」、「3時間降水量」、「土壌雨量指数」という3つの基準があり、
そのどれかが基準に達した時に、記録的な大雨となっていると発表がされます。
従って、同地点で複数回50年に一度の記録が出た場合でも、各々基準は異なっている可能性もあります。

以上のことから、50年に一度の大雨はひとつの例えのようなものであり、
気象条件によっては同じ場所でも続けて起こる可能性も十分あると考えられるでしょう。
あすから7月、まだ梅雨は続きますので、引き続き大雨や土砂災害にはくれぐれもご注意ください。


参考文献:統計から見た気象の世界




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日々の天気予報は、こちらでご確認ください。
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こんにちは。仙台の平野です。
 
先週土曜日、久しぶりにJリーグの観戦に行きました。
 
プロ野球の場合、ドーム球場以外では雨が降ると試合が中止になってしまうため、
せっかくチケットを買って楽しみにしていたのに残念・・・なんていうことがありますが、
サッカーの場合は基本的にその心配がいりません。
 
梅雨に入ったばかりの仙台は、土曜日は土砂降りともいえる降り方をしましたが、
そんな中でも試合は行われました。
選手は大変だったと思いますが・・・。
 
 
それにしても、驚いたというか感心したのは、
土砂降りのピッチでも、プレー中に水しぶきが上がることがほとんどなかったことです。
 
Jリーグの初期の頃は
ピッチに水たまりができてしぶきがバンバン上がったり、
ボールが止まったりということがあったように記憶していますから、
ずいぶん技術は進化したものです。
 
 
日本サッカー協会の、
サッカースタジアムの建設・改修にあたってのガイドライン「スタジアム標準」によると、
優れたピッチの第一条件について、次のように書かれています。
 
「非常に湿潤な状態にあっても表面に水がたまらず、
雨中でも試合ができる良好な水はけを実現することです。
フィールドの質が高ければ、試合の質が低下することもなく、観客の期待を裏切りません」
 
梅雨時は、ピッチの良し悪しが最もよくわかる時期といってもいいかもしれません。
 

短時間強雨が増えているとされる近年、
ピッチの水はけ対策はさらに重要になってくるのではないでしょうか。
気候変動は、スポーツ界にも少なからず影響しているような気がします。
 
もっとも、今はどのスタジアムもよく整備されていて、
ちょっとやそっとの雨では影響はないと思いますけれども。
 
 
ちなみに、なぜサッカーは雨でも中止にならないのか。
日本サッカー協会がホームページでこの質問に答えていて、

「競技規則には、雨が降ったら試合を中止するということは規定されていません」
 
だからだそうです。
 
 
きょうの詳しい予報はこちらの動画をご覧ください。
 
平野 貴久

こんにちは、小杉です。

おととい東北南部が、きのう東北北部が続けて梅雨入りしました。いずれも平年より大幅に遅い梅雨入りです。

そして低気圧や前線の影響でおとといの夜からは広く雨となり、東北太平洋側ではこの48時間で200ミリ前後の雨が降った所も。正に「梅雨入り」の名に恥じない降りっぷりです。山沿いでは土砂災害に、地盤の低くなっている地域では冠水などに注意をしてください。

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(48時間降水量 気象庁HPより)


ただ梅雨を季節の移ろいと捉えるともう一つ梅雨入りを発表するタイミングがあったと思います。それは6月12日です。

仙台では6月12日からはほぼ毎日にわか雨や霧雨が観測され、降水量0.0mm以上の日が続いています。

日最小湿度で見ても、それまでは晴れた日は30%程度まで下がっていましたが、12日以降は晴れても50%前後と、ムシムシした空気に包まれています。

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この空気感の違いは、そこに住んでいる人間からすると「清々しい初夏」から「ジメッとした梅雨」に季節が進んだと思わざるをえませんでした。


と、これは仙台の数字だけをもとに話しているだけですので、福島や山形も含めた東北南部としてはおとといの発表が妥当だったのでしょう。

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何はともあれ梅雨は雨による災害が多くなる季節です。今後も気象情報に十分ご注意ください。


1分で見られる気象情報はこちら

小杉浩史


はじめまして。
テレビ西日本で気象情報を担当しています、岡田良昭です。
きょうから3週間に1回、執筆させていただきます。
よろしくお願いいたします。






今は福岡県民ですが、少し前までは千葉県千葉市の住人でした。
千葉市には「市の花」として市民にはとても馴染み深い「オオガハス」と言う花があります。
今回は、僕もとても好きな「オオガハス」を紹介したいと思います。






オオガハスとは千葉市内で約2000年前の地層から発掘された古代ハスの実を故大賀一郎博士が発芽、育成したものです。世界に誇る古代ロマンを秘めた花なんです!!!









その写真がこちらです。

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花弁数は14~20枚で一重咲き、
色は鮮やかなピンク色です。



これらの写真は「千葉公園のハス池」で撮ったものですが、
「千葉公園のハス池」では、まさに今!!



開花のピークを迎えています。






千葉市役所緑政課の職員に伺ったところ
今年は約300輪のハスが咲いていると言うことです。

イメージ 3   (300輪のハスとモノレールのベストショット!!)

ただ、今年は5月の気温が高かったため、平年よりも開花が1週間程早まりました。


千葉市                今年                            平年 
                         日最高気温(平均)           日最高気温(平均)

5月上旬              25.2度                        21.7度
5月中旬              25.5度                        21.9度
5月下旬              26.9度                        23.4度

約3度くらい高くなっています。







開花が早まったため、平年ですと7月に入ってからも花を楽しめますが、
今年は6月いっぱいが見頃となりそうです。



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(ちはなちゃん)



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岡田良昭(プロフィール)












こんにちは、愛媛の杉澤綾華です。
 
きょうは、東北南部が梅雨入りしたとみられると発表がありました。
統計開始以来、1967年と並んで最も遅い梅雨入りです。
正午の時点では雨は降っていませんが、
今夜には広く雨となり、今後は曇りや雨の日が多くなる見込みです。
 
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気象庁ホームページより加工
 
一方で、
1か月以上前(5月19日ごろ)梅雨入りした奄美地方の、平年の梅雨明けは6月29日ごろですが、
この先の予報は・・・
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梅雨前線は、まだしばらく九州の南~西日本付近に停滞する見込みで、
梅雨明けはもう少し先になりそうです。
 
 
 
さて、雨が多いこの時期、
車の運転は視界・路面とも悪く、不安な方も多いと思います。
 
そんな中、JAF(日本自動車連盟)が先日、
「雨天時に初めて分かる摩耗タイヤの危険性」について、テスト結果を公開しました。
 
テスト内容を要約すると、
4種類のタイヤを使用(法律で定められた使用限度に至っていないもの)
  夏用タイヤ(新品・溝の深さ約7.6㎜)
②  〃   (5分山・ 〃  4.7㎜)
③  〃   (2分山・ 〃  3.1㎜)
④5分山スタッドレスタイヤ(プラットフォーム出現・ 〃 4.5㎜)※夏用として使用可
 
■路面状況がドライ・ウェットな状態で、
  それぞれ直線・旋回中にブレーキ操作を行い制動距離をテスト
(直線で時速60㎞と100㎞、旋回中に時速60㎞でテスト)
 
 
この検証の結果、
①と②のタイヤではドライ・ウェットな状態で制動距離に違いはなかったものの、
時速100㎞のウェット路面でテストした場合
③のタイヤはドライ路面のテスト結果の約1.7倍、
④のタイヤでは約1.4倍の制動距離となったようです。
 
また、旋回ブレーキテストでも、
③と④のタイヤは制動距離と右側への膨らみ量が多くみられたとのことでした。
 
 
法律で使用可能とされる範囲内であっても、すり減ったタイヤは、
雨で濡れた路面上などではハイドロプレーニング現象が発生しやすくなり、
ブレーキやハンドル操作が効かなくなったりスピンを起こす恐れがあります。
また、スタッドレスはノーマルにくらべてゴムが柔らかいため、
路面の状態にかかわらず制動距離が長いという結果も出たとのこと。
雨の季節は普段以上にタイヤがすり減っていないかチェックをしたり、
タイヤの特性をしっかり考えて選ぶことが重要だということを
思い知らされました。
 
皆様も、ぜひご確認ください。
 
 
<参考>
■摩耗タイヤの検証(JAFホームページ)
資料編
 
動画編
 
 
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杉澤綾華(プロフィール)
 

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