2015年08月

こんにちは。仙台の平野です。
 
8月も最終日となり、気象学的にはきょうで夏が終わりとなります。
このところはオホーツク海高気圧の影響で、めっきり涼しくなった仙台ですが、
8月上旬には観測史上初となる4日連続猛暑日を記録するなど、暑さが印象に残りました。
 
細かく見ていくと、暑い時期、そうでない時期、いろいろありますが、
トータルで見ると、今年の夏(6月~8月)は、
平均気温は北ほど高く西ほど低い「北暑西冷」の傾向が出ています。
去年と同じような傾向になっています。
 
そして降水量は地域によってかなり偏りがあり、
西・東日本の太平洋側や沖縄・奄美で多雨、日本海側や東北で少雨傾向でした。
 
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90日間(6月1日~8月29日)平均気温 平年比
 
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90日間(6月1日~8月29日)降水量 平年比
 
 
今年はエルニーニョ現象が発生したこともあり、夏の天候が非常に注目され、
いろいろな所でいろいろな可能性が囁かれたと思います。
 
私が個人的によく聞かれたのは、「冷夏なんでしょ?」ということでした。
しかしながら今年、長期予報では、太平洋高気圧の勢力は弱いと予想されましたが、
全国的な冷夏の傾向は出ていなかったように思います。

ですから、「エルニーニョ=冷夏」という図式は、
もうすっかり固定化されたものになっているのだなと改めて感じました。
 
 
気象には非常に複雑な要素が絡み合いますから、
エルニーニョ現象の影響が日本付近には明確に現れないこともあります。
今年は、エルニーニョだけでは日本の天候は決まらないということを示す
よい事例になったかもしれません。
 
先日、海洋研究開発機構などが、
エルニーニョ現象の影響には周期性があり、近年はその相関が下がって、
夏の季節予測が困難な時期にさしかかっている可能性があるという
非常に興味深い研究結果を発表しました。
 
こうしたことからも、
今後はエルニーニョ現象ばかりに気を取られないほうがよさそうです。
 
(※画像は気象庁ホームページより)
 
 
今日の詳しい予報はこちらの動画をご覧ください。
 
平野 貴久

おはようございます。
村木祐輔です。

最近、職場の方や知人から
「秋らしい空になってきたね~」と言われることが
多くなってきました。
そんな時、「そうですね~」とは返しておくものの、
実は少々疑問を感じていてスッと入ってきていません。
そもそも秋らしい空って??

もちろん、巻雲など上層の雲がかかっている様子を見て
そういっているのは理解できます。
正岡子規も「秋雲は砂の如く」と詠っていて、
これも巻雲などを見てのものでしょう。

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巻雲が広がる秋の空(撮影:2013/9/17)


ただ、この巻雲はなにも秋にしか現れないわけではありません。

巻雲は雲の中でも最も高い所(高い時には上空13km付近)にできる雲で、
雲粒は氷晶でできています。
その氷晶が偏西風に流されると
ハケでサッとはいたような見事な巻雲が現れます。
一般的には、低気圧や温暖前線、台風の接近前に現れやすく、
つまり、低気圧や温暖前線の接近前なら季節に関係なく現れるのです。

それなのに、なぜそれを「秋らしい雲」と感じるのでしょうか。
おそらく、太平洋高気圧にドーンと覆われて偏西風の弱い夏は出現しにくく、
高気圧と低気圧が交互にやってきて偏西風が強まる秋になると
急に出現頻度が増えてきたと感じるため、
秋のイメージが強いかもしれません。


ということで、本来は
「秋らしい空になってきたね~」の返答には、
「巻雲は本来いつでも見られますが、そう感じるのは、夏の強い日差しを受けてできるモクモクとした積乱雲が見られなくなってきて、変わりやすい秋の天気になって、偏西風によって流される巻雲が頻繁に見られるようになってきたからですかね~」
と答えたいところをグッとこらえています。

まあ、秋になると巻雲が増えてくることは間違いないと思いますので、
各々空で季節の変化を楽しめればいいとは思っています。

…少々理屈っぽくなってしまって申し訳ありません。



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 と言いつつ、きょう巻雲の広がる所が少なそうです。
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村木祐輔

こんにちは、福岡の岡田良昭です。
 
昨日から「二十四節気」をさらに三分に細分した「七十二候」の「天地始粛」に入っています。
読み方は「天地始めて寒し」で、「暑さも収まってくる頃」と言う意味です。
 
 
 
「寒し」とは、ちょっと大げさな言葉かもしれませんが、
数日前、道を歩いていたときにすれ違った、
おばさん2人組が
 
「最近、日影だと寒くて風邪引いちゃうわ。」
 
と話していたのを思い出しました。
 
 
最近、朝晩はかなり涼しく過ごしやすくなりましたね。
 
 
 
 
福岡市の8月の最低気温の表です。
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(気象庁のデータをもとに作成)
 
8月の上旬は最低気温が25度以上の熱帯夜が続いていましたが、
台風から変わった低気圧、台風15号の通過をきっかけに気温は下がっています。
 
 
 
 
 
この先1週間の気温をみても
 
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熱帯夜となるところは、ほとんどありません。
日中の気温が30度を超えて真夏日となる日も少なくなってきました。
 
 
少し前までは「早く涼しくなってほしい!」なんて思っていましたけど、
実際に秋の陽気になると、なんだか寂しいですね、、、、、
 
 
 
 
 
 
 
ところで、夏の風物詩「花火」を余らせていませんか?
 
 
余った花火を捨てるのはもったいないし、今年はもう花火をやる機会はないし、
 
と言う皆さん(自分も含めて)
 
 
 
実は、しっかりと保存をすれば数年は保管できるんです。
 
 
花火の天敵は湿気です。
 
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そこで、活躍するのは新聞紙と乾燥剤。
 
 
 
乾燥剤と花火を一緒に新聞紙で包んで火の気がなくて、湿気のないところに保存します。
 
そうすると、花火を長持ちさせることができます。
 
お金もかからずに、簡単にできそうですね。
 


29日19時ごろ「この先1ヶ月の気温」を「この先1週間の気温」に修正しました。
 
 
 
毎日の天気はこちらで
 
 
岡田良昭
 
 
 

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。

札幌ではこのところ、明らかに空気が変わってきています。
日曜日からの最高気温と日照時間の推移を見ると、

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日ざしがある日は25度以上まで上がりますが、
日ざしが少ないと空気がひんやりと感じられるくらいです。

北海道はすでに夏の空気ではなく、秋の空気に包まれているといっても良いくらいです。

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一方で西日本などではまだ30度前後まで上がり、こちらは夏の空気に覆われています。
そしてその境目に当たる関東や東北では雨が降っている、または降る見込みです。

では、夏の空気と秋の空気の境目は今後どう動いていくのか週間予報で見てみます。

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夏と秋の境目(=秋雨前線)は日本付近をいったりきたりとなりそうです。
あさって日曜日から月曜日にかけていったん北上しますが、火曜日ごろには南下、
水曜日以降はまた北上する予想となっています。

日本列島全体が秋の空気に覆われるのはまだ先となりそうですが、
週間予報からはようやく秋の気配を感じられるようになってきています。


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今後の天気、ウェザーマップの天気動画でご確認ください。
    ↓   ↓   ↓
http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/

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浜崎慎二プロフィール
http://www.weathermap.co.jp/caster/hamazaki-shinji/

こんにちは、福岡良子です。
 
 
今週は一気に涼しくなり、残暑をすっ飛ばして秋が来た、そんな印象ですが
植物たちも敏感に秋を感じ取り、私達に秋の訪れを告げようとしています。
おとといは、秋田で秋の七草のひとつ・ススキが開花しました。

 
そもそも秋の七草は、「万葉集」で山上憶良が
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
と詠んだことがきっかけで生まれました。



1ハギ(萩)
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秋の彼岸にお供えする「おはぎ」は「萩」が由来。
(ちなみに春の彼岸にお供えするのは「ぼたもち」でこれは「牡丹」が由来。)



2ススキ
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尾花はススキのこと。
お月見の時にお供えします。



3クズ(葛)
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根からとったデンプンは葛粉になり
この葛粉から葛切りや葛餅、葛根湯が作られます。



4ナデシコ(撫子)
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「撫でるようにかわいい子」として、和歌などで子供や女性によく例えられています。



5オミナエシ(女郎花)
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黄色の花をアワやキビに見立てた女飯(おみなめし)が語源とされています。
オトコエシ(男郎花)という花もあるようです。



6フジバカマ(藤袴)
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袴に似た藤色の花をつけることから藤袴と呼ばれます。



7キキョウ(桔梗)
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山上憶良の詩には、朝顔の花とあるが、これはキキョウであるという説が有力。




 
最後に。
私のように、秋の七草がどうしても覚えられない!という方へ…
こんな語呂合わせはいかがでしょう?
覚え方はタイトルにも挙げた「ハスキーなお袋」です。

ハ:ハギ
ス:ススキ
キー:キキョウ
な:ナデシコ
お:オミナエシ
ふ:フジバカマ
く:クズ

これで、あなたもばっちり秋の七草マスターですね!
 
秋の七草は小ぶりで控えめな印象ですが、日本人らしい奥ゆかしさと秋の空気感とが見事にマッチしていると感じるのは私だけでしょうか。
 
ぜひ皆様も散歩がてら秋を探してみてください。
 
 
 
【参考文献】
秋の野草 永田芳男/著 山と渓谷社 1991年9月25日発行 
 
 
 
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