2015年11月

こんにちは。広島の伊藤です。

冬はこちらの花を目にする機会が多くなるかと思います。
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シクラメンです。

このシクラメン、少し変わった咲き方をします。

黄色の丸で囲んだ蕾の部分、下を向いていますが、この後、蕾を上に向けて咲くのではなく、下を向いたまま、花ビラだけが反り返ります。
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このため、下からのぞくと・・・
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上から見ると・・・
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上からのぞくと、花びらが反り返っているのがよくわかりますね。

この理由は、
めしべやおしべが下を向くので、雨が降っても花粉が流されずに済みます。
植物の自衛策と考えられています。

ぜひ近くでじっくり眺めてみてください。

詳しい天気はこちらをご覧ください。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/
 
伊藤麻衣
http://www.weathermap.co.jp/caster/itou-mai/

こんにちは。
村木祐輔です。

先日、東京の六本木ヒルズの30階で火事がありました。
これから冬にかけては空気が乾燥してくるので、
火の取り扱いに十分注意が必要な時期になります。

さて、今回の火事は大きな被害もなく、けが人も出なかったのでよかったものの、
我々気象予報士としては非常に興味深い事例でした。
というのも今回、出火場所には火の元となるものはなく、
火事の犯人は別にいます。

この事件の犯人は…太陽さん、あなたです。
太陽の光が凸レンズ状の物体などによって一点に集中し、
ものを燃やすことによって発生する収れん火災だったのです。

分かりやすい例が、
子供の頃に理科の授業でやったりした虫眼鏡を使ってものを燃やす実験。
写真のようにガラス製の地球儀のようなものでも光が一点に集中するので、
窓際などに置いておくと火事の原因になるおそれがあります。

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※危険ですので、絶対にマネしないでください

今回の六本木ヒルズでの火事の原因は窓際におかれた水晶玉。
発火源と発火箇所が異なる火事として
ミステリーもので使われそうな火事が実際にあったということです。


この収れん火災、予想外のものが発火源となるため、
予防がしにくいのが困りもの。
その例をいくつかご紹介します。


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水の入ったペットボトルや水アレイ
猫よけなどの水の入ったペットボトルや
窓際の水アレイも
形状によっては発火源になり得ます。
さらには今回のような水晶玉やガラス玉、
ワインの瓶なども収れん火災を引き起こす
おそれがあるようです。






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ビニールハウス
雨の翌日、
ビニールハウスの屋根が垂れ下がり、
そこに溜まった水が発火源になります。
さらに厄介なことに、火事が発生すると
ハウスが燃えて水がなくなってしまうため、
原因が特定しにくいそうです。






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拡大鏡
上の2つの例と形状は違う例です。
女性がメイクの際に使う凹面の鏡も
光を一点に集中させ出火の原因になります。









また、太陽光が原因となると
日差しジリジリの夏場におこりやすいと思われがちですが、
実際には秋や冬、さらに太陽高度が高くない朝や夕方にも発生します。


この収れん火災の予防として
・レンズ状のもの、凹面状のものは直射日光のあたらない所に置く
外出時はカーテンを閉めて、室内に直射日光をいれないこと
などが挙げられます。


決して多い事例ではありませんが、
予防をするにこしたことはありません。
知っているだけで防げるものですので、
この機会に窓際やベランダなどをもう一度チェックしてみてください。



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村木祐輔

こんにちは。新潟の宮崎です。

新潟でも冬らしい空になってきました。
どんより曇り空、毎日のように雨が降り、太陽はもうしばらく見ていない気がします。
日本海側と太平洋側の気候の違いを日々実感しています。

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そんな中、先週、
新潟県阿賀野市にある、「瓢湖」という場所に行ってきました。
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冬の使者「白鳥」の飛来地として有名な場所です。
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白鳥たちは、毎年秋になると、寒いシベリアから、あたたかな日本へと移動し、
冬をすごす=「越冬」をします。

瓢湖は、人口湖ですが、多いときには6000羽を超える白鳥が飛来するそうで、
ラムサール条約にも登録されている湖となっています。

その瓢湖の白鳥の飛来数に、ことしは異変が!!!!!

例年よりもはやいペースで飛来数が増え、
きのうの観測で、過去最高数の6800羽を大きく上回り、
10000を超えたそうなのです。
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↑(先週末に訪れた時は、6150羽でした。
  1週間で4000羽ほど増えています!いったい何が、、、!?)

先週、瓢湖の事務所の方にお話を伺ったところ、
白鳥たちは、シベリアから秋ごろいったん北海道へと飛来し、
北海道が寒くなる晩秋にかけて、新潟のほうに南下してくるそうなのですが、
ことしは北海道が急に冷えたため、例年よりもはやいペースで、
飛来数が増えているのではないか、とのことでした。

また、白鳥たちは、新潟が寒くなると、さらにあたたかい場所へと南下するそうですが、
ことしは新潟もあたたかいので、白鳥たちも例年よりも瓢湖に多く留まっているようだ、ともおっしゃっていました。
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たしかに、9月末~きのうまでの、気温の平年差を見てみると、
北海道は、平年よりも気温が低く、新潟では高くなっています。
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(平年差画像:気象庁ホームページより)
さらに、ここ1週間の気温の平年差を見ると、
北海道の北部では、平年より3℃以上低くなっています。
(北日本中心に寒気が入りやすくなっていて、北海道では11月としては記録的な大雪となっているところも。札幌では、およそ半世紀ぶりに、11月に積雪40センチを超えました。)

今週の急激な数の増加、
ことしは新潟でも平年よりあたたかい状態が続いていて、白鳥が瓢湖に多く留まっているところに、
さらに今週、北海道が猛烈な寒さとなり、耐えきれなくなった白鳥たちが一気に南下し、
過去最高数になった、ということも考えられそうです。

白鳥の飛来数は、北日本の気温と密接な関係がありそうですね。

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また、現在北日本では西高東低の冬型の気圧配置になっています。
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北海道日本海側ではさらに雪が増えていきそうです。ご注意ください。
また、東日本でも本格的な雪道シーズンが迫っていますので、
冬用タイヤ装着がお済みでない方は、早めにお願いいたします。

***日々の天気はウェザーマップ解説動画でご確認いただけます***

***宮崎由衣子 プロフィール***

こんにちは、愛媛の杉澤綾華です。
 
しばらく暖かさが続いた西日本でも、この2日で秋の空気から冬の空気へとガラッと変わり、
私の住む愛媛県では昨日から山沿いで雪になりました。
 
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(きのう午後2時ごろ。愛媛県松山市)
 
今朝は今シーズン初めて、自転車のハンドルを持つ手が冷たくて「手袋が欲しい!」と思うほど、
冷たい冷たい空気となっています。
 
昨日~今日にかけての初雪と初冠雪の状況です(午前11時現在)。
 
<初雪>
松江鳥取和歌山広島長野
 
<初冠雪>
赤城山・榛名山(群馬)、桜島(鹿児島)讃岐山脈(香川)
男体山(栃木)、極楽寺山(広島)皿ヶ嶺(愛媛)天山(佐賀)
泉ヶ岳(宮城)、国見山(高知)由布岳(大分)
 
ピンク色は西日本の地域。
東日本は20日前後遅いところが目立った一方、
西日本では平年より10~20日前後早い初雪や初冠雪に。
 
西日本で初雪や初冠雪が早まった原因は、西周りで入ってきた寒気です。
これは、昨日の気象衛星からもよく分かります。
 
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(きのう午後5時、赤外画像。気象庁ホームページより加工)
 
東シナ海から日本海中部にかけて筋状の雲が写っていますね。
相対的に暖かい海の上に寒気が流れ込むと筋状の雲が見られるようになるため、
冬になると日本海側で広く見られますが、今回は西日本寄り。
日本海中部で渦を巻く雲の周りに弧を描くように、大陸から西日本の日本海側に向けて連なっています。
 
ただ、この寒さ、これからずっと続くわけではありません。
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左は今朝9時、右は今夜9時の上空1500m付近の気温の予想ですが、
ご覧のように寒気は次第に北上する見込みです。
 
昨日の福岡さんの記事にもあるように、
-6℃は平野部で雪が降る目安となる気温、0-3℃は山間部で雪が降る目安と言われていますが、
山で雪を降らせるような冷たい空気も北へ撤退します。
西日本や東日本では、冬の寒さはいったん休憩となりそうです。
 
一方、北日本や北陸は発達中の低気圧が近づくため、これから明日にかけて大荒れの天気となります。
引き続き注意してください。
 
 
 
毎日のお天気チェックはこちら
 
杉澤綾華
 
 

こんにちは、福岡良子です。



今年の11月はあちこちで記録が続出しています。



【季節はずれの暖かさ】
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(※気象庁HPより)

上旬~中旬にかけてはずっと季節はずれの暖かさが続きました。
沖縄では30度以上の真夏日が続出。
最も遅い真夏日の記録を更新した所もありました。

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【季節はずれの大雨】
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もちろん上空も暖かく、湿った空気も流れ込みやすい。
そのため、11月は全国的に雨が多く、特に西日本太平洋側を中心に季節はずれの大雨も続出。
徳之島(奄美地方)と八丈島では50年に一度の記録的な大雨となりました。




【冬型の気圧配置にならない】
一方で寒気は弱く、冬型の気圧配置がなかなか出現しません。

この影響で、青森の初雪も記録的に遅れています

過去最も遅かったのはちょうど55年前のきょう11月26日。
きょうも気温は高く降るものは雨ですから、最遅記録を更新するのはほぼ確定と言えそうです。

(きのう、福島・仙台・山形に先を越されました。
冬型の気圧配置ではなく、南岸低気圧による初雪というレアパターンだったため、青森まで降水域が届かなかったんですね。)





そして、とうとう青森の初雪、西日本よりも遅れる可能性が出てきました

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今夜、西日本には平地でも雪が降る強さの寒気(上空1500mで-6℃)が流れ込む予想に。
九州北部や山陰では初雪に、また西日本の山沿いでも雪の積もる所が出てくるかもしれません。


<雪の予想>(あす朝まで)
北海道 40センチ
東北~九州北部地方(山地中心) 5~20センチ




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これは発達する低気圧が寒気を引き込むためですが、この低気圧が近付く北日本では荒れ模様に。
北陸や北日本では風が強く、北海道では猛吹雪に警戒が必要です。
一気に大雪となった札幌は、あすにかけてまた雪の量が増えそうです。

<予想最大瞬間風速>(あすにかけて)
北海道、東北  35メートル
北陸        30メートル




また、上空に寒気が入るため、日本海側では大気の状態が不安定に。
特に北陸を中心に、あすの昼過ぎにかけて、雷や突風にもご注意ください。
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きょうの天気を確認したい方はこちらをクリックしてください。
動画解説(Yahoo!天気・災害)http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/
 

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