2016年03月

福岡良子です。

先日、気象予報士の國本さんと、大田区にある気球製作所に行ってきました。
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お察しの通り、気球を作っているところですが、ここで作られるのはただの気球ではありません。


気象観測用のゴム気球です。

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これは以前、気象研究所で放球の瞬間に立ち会った時のものですが
こんな風に、観測機器を取り付けたゴム気球を空へと放ち
高度約3万メートルまでの大気の状態(気圧、気温、湿度、風向・風速等)を観測しているのです。
(当日の様子を詳しくご覧になりたい方はこちらへ)



観測データは、日々の天気予報のベースとなるのはもちろん、
気候変動・地球環境の監視に加え、航空機の運航管理などにも利用されています。

この貴重なデータを得るために欠かせないゴム気球はここで作られたものだったのです!




大まかにいうと、ゴム気球は成型→乾燥→加熱→検査という流れで作られます。



これは乾燥させているところ
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ここからは検査中の様子。

↓光を当てて、中に異物がないかをチェック。
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↓上空では最大直径7メートルまで膨らむため、きちんと膨らむかのチェックもしています。
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当日案内してくださったのは、4代目社長・豊間清(とよまきよし)さん

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豊間さんにたくさんお話をお伺いしました。

印象的だったのは初代社長・山田猪三郎(いざぶろう)さんのお話。

1886年のノルマントン号事件で船が沈没し、日本人25人が水死したことをきっかけに、猪三郎さんは浮き袋作り(ライフジャケットの原型)を決意。

海に浮く救命具を開発した後は、今度は空に浮く気球作りの開発にも着手され、それが今の仕事につながっている、というわけです。


ここには書ききれませんが、猪三郎さんは、「日本航空界の先覚者」と称えられるほど、数々の偉業を成し遂げた素晴らしいお方だったようです。



きっかけは、人の命を守りたいという強い思い。
形は変われど、気象観測という形で、今も猪三郎さんの思いは受け継がれているんだと感じました。




最新の天気を確認したい方はこちらをクリックしてください。
動画解説(Yahoo!天気・災害)http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/
 

福岡良子

こんにちは 多胡安那です。

きょうは、金沢と徳島、彦根で桜の開花発表があり、福岡と長崎では満開を迎えました。

今年の桜は、全国的に開花は早かったのですが、
寒の戻りの煽りを受けて、咲き進むスピードは失速。

先週月曜日に開花した東京では、10日近く経った今でも満開には達していません。

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ただ、週末にかけても、高めの気温が予想されていますので、
いよいよ、桜のピークを迎える所が多くなりそうです。

そんな中、海の桜「桜貝」もちょうど今がシーズンです。
ということで、私は桜貝が多く取れる海岸として有名な鎌倉市の由比ヶ浜に行ってみました。

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ここは昔、砂浜全体がピンク色に見えるくらい桜貝が落ちていたそうですが、
いまや、目を凝らして探さないと見つからなくなっているんです。
(今回は20分間で6枚でした)

桜貝はその愛らしい色味と、すぐ割れてしまう儚さから、
見つけると幸せになるという言い伝えもあります。

植物の桜と同様、桜貝も季節ものですので、ぜひ、探してみてください。


日々の天気予報はこちらで
http://weather.yahoo.co.jp/weather/video/


多胡安那
http://www.weathermap.co.jp/caster/tago-anna/

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(気象衛星画像 気象庁HPより)

こんにちは。河津です。
3月も気づけば末で、早くも2016年の4分の1が終わろうとしています。
そんな中、ふと最近この話題が出てこないなと思いました。台風です。

それもそのはずで、2016年に入ってからまだ台風は1個も発生していません。
1~3月を合計した台風発生数の平年値は0.7個ですから、
この時期まだ発生していない事はそう珍しくはありませんが、去年とは様子が違います。

というのも、去年は毎月1個以上の台風が発生していた稀有な年だったからです。
これは1951年からの統計以来初めての事です。
さらには、2014年の6月から19か月連続で毎月1個以上の台風が発生していて、これも記録となっています。

ところが、年明けからはピタッと台風の発生が途絶えてしまいました。
詳しいメカニズムまではわかりませんが、これには海洋の温度が関係しているかも知れません。
エルニーニョ現象からラニーニャ現象の移行期には、台風の発生数が減少する傾向があるそうです。

例えば、近年では移行期にあたった2010年は、1~6月の台風発生数が1つに留まっています。
もちろん台風の最盛期になる夏~秋になればそれなりの数が発生するでしょうが、
今年の台風ニュースを耳にするのは、もう少し先になるでのはないでしょうか。

なお、先日気象庁から発表された情報によると、今年はひまわり8号等の新たな観測データの活用により、
台風の進路予測精度がアップする見込みです。



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仙台のソメイヨシノの標本木 (28日午前)


こんにちは。仙台の平野です。

1年ほど前になりますが、こんな記事を書いたのを思い出しました。
「開花が“宣言”される日は来る?」
http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/63565201.html

今年も、「開花宣言がありました・・・」という報道がちらほら見られました。
本当は「発表」なんだけども・・・と思いながら見ていましたが、
毎年のように「宣言」と言われると、
もう細かいことは気にしていても仕方ないのかな・・・とも思えてきます。


それにしても、サクラの開花の報道は、
年々過熱しているというか、大きくなっているように感じます。

今年の東京・靖国神社では、
1本の標本木の周りに、マスコミのみならずたくさんの人が集まって
開花発表の瞬間を見守るという光景が見られました。

気象庁の職員が、「お待たせしました!東京、サクラの開花です!」と、
どこか宣言のような発表をしているのも、少しユニークに思いました。
わかりやすいようにするための、気象庁なりの配慮なのでしょう。


そして今年は、仙台でも不思議?な光景が見られました。

まだサクラは咲いていませんが、
ウメの標本木が開花した際に、マスコミ各社が一斉に集まり、
気象台の職員にインタビューをするということが起きました。

そのインタビューをしたのは、実は私なのですが、
私もウメでこんなことになるとは思っておらず、少々戸惑いながら取材していました。


花の開花がここまで注目されるようになったのは、なぜなのか?
やはり、近年の極端気象などの影響もあり、気象に関心を持つ人が増えたからでしょうか?
事件・事故などのニュースが多い中、
少しでも明るい話題を届けたいという気持ちが、
開花発表のニュースを大きなものにしているのでしょうか?
あるいは、もっと他の理由があるのでしょうか?

特に結論を出す必要はないですが、
今後、開花のニュースがどこまで大きく扱われるようになっていくのか、興味深いところです。


きょうの詳しい予報はこちらの動画をご覧ください。

平野 貴久

こんにちは。
村木祐輔です。

西日本・東日本ではこの1週間くらいでサクラ開花の発表された所が多く、
早くもお花見に行ったという方もいるのではないでしょうか?

私はきのう上野恩賜公園に行ってきました。
わりと咲いているなぁという印象でしたが、
公園の方によるとまだまだ1、2分咲き。
見頃はまだこれからといった所です。
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さて、最近ではご存知の方が多いと思いますが、
各気象台が発表するサクラ開花は、
標本木(観察する対象の木)で
5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日
に発表されます。

もちろん世間には“発表”の日だけが公表されます。
ただ、ちょっと裏話をすると、
今年は「2、3輪は咲いたけど、きょうは発表見送り」というのが
多い気がします。

これもどうやら暖冬が関係しているようです。
サクラの木はわりと一斉に咲くのが特徴です。
ただ、暖冬の年は蕾によって咲くタイミングが
バラバラになりやすいようなのです。


そのため、開花から満開までの日数も余計にかかる傾向があります。

例えば、
寒冬となった2012
この年は、全国平均で開花から満開まで5かかりました。
(北海道・旭川では開花と満開が同じ日という珍事も!)
つまり寒冬の年はわりと一斉にワッと咲きます。

一方、、、
暖冬となった2009
この年は、全国平均で開花から満開まで9
つまり暖冬だと、サクラの木が咲きそろうまでに
日数を要するということです。



さらに今年の場合は西日本・東日本でサクラ開花の便りが届いた後の寒の戻り
サクラが縮こまってしまって、開花までの日数がかかってしまいそうです。
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3/22〜26日平均気温の平年差



まあ、その分サクラを長く楽しめる。
そうポジティブに捉えてサクラの生長を見守っていくのも
いいのではないでしょうか。



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村木祐輔

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