2016年11月

こんにちは、千種ゆり子です。

先週金曜日、インフルエンザが全国で流行入りしたと
厚生労働省から発表がありました。
定点あたりの報告数(1医療機関あたりの患者数に相当)が
流行開始の目安とされる1を上回ったためなのですが、
県別にみると

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なんと、沖縄県が一位となっています。
冬になると流行することから気温と相関がありそうに見える
インフルエンザですが、そうではないんです。
沖縄の年間の定点あたり報告数を見ると、
一年間ダラダラと流行していることが多いそう。
近年の場合、2012年など
夏に流行った年もあったのです。

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※平均報告数は過去5年間の平均
沖縄県感染症情報センターHPより引用・加工


このことからもわかるのが、
インフルエンザの流行に気温はあまり関係がないということ。
関係があるのは“絶対湿度”。
絶対湿度は、その空気の中に含まれる純粋な水分量を表します。
確かに気温が高いと絶対湿度は大きくなりやすいのですが、
必ずしも、そうではないことがあります。
(絶対湿度についての解説はこちらの動画をご覧ください)


沖縄県庁の方にお聞きしたところ、

・インフルエンザは、東南アジアでは夏に流行る傾向があり
 東南アジアと本州の間に位置する沖縄は、夏に流行る東南アジアと
 冬に流行る本州の、両方の性格を併せ持った土地と言える。
・エアコンの普及により家庭内の湿度が低下し
 ウィルスが生存、流行しやすい環境が保たれてしまっている
・観光客など人の出入りが多いこともあり、流行りやすい環境にある

特に医学的な論文などで確立された研究があるわけではないが
こういったことがよく言われている理由だそうです。

なお、二位の栃木県は先週の時点の定点あたり報告数が2.86でしたので
2.86→5.50と倍近くに増えています!

まだインフルエンザの予防接種をしていない方は
なるべく早めにした方がよさそうです。

また、昨日の小杉さんの記事にもありましたが
ノロウィルスなども流行っているようですので
うがい手洗いはお忘れなく…!




千種ゆり子(プロフィール

こんにちは、宮城の小杉です。
 
先日杉澤さんがインフルエンザの流行について書きましたが、宮城県内ではインフルエンザ以上に流行っているものがあります。感染性胃腸炎=ノロウィルスなどによる食中毒です。

例年だと感染性胃腸炎は12月頃から流行りだすのですが、今年は既に爆発的なペースで患者数が増えていて、宮城県内の患者数のグラフは今年だけ異常な立ち上がり方をしています。
 
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(宮城県 結核・感染症情報センターHPより)

  

細菌性の食中毒は気温と湿度が高くなる夏に患者数が増えますが、ノロウィルスなどのウィルス性の食中毒は、気温と湿度が低くなると患者数が増える傾向にあるそうです。
 
過去30日間の気温・降水量の平年比を見ると、確かに東北地方は平年より寒く、平年より雨や雪の少ないところが多くなっています。

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(気象庁HPより 過去30日間の気温(左)と降水量(右)の平年比)

県の保健環境センターによると、今年の爆発的流行の原因は現時点ではハッキリ分からないそうですが、もしかするとこの平年より早い冬の訪れも原因の一つかもしれません。
 
ちなみに予防するためには手洗いの徹底、食品の加熱、調理器具の洗浄・消毒が基本だそうです。皆様もどうぞご注意ください。

小杉浩史


こんにちは。静岡の手塚です。

明日は何の日かご存知ですか?

11/29は  「いい肉の日」   「いい服の日」  です。

最近はテレビでも今日が何の日か紹介する事がありますよね。
先日11月22日は「いい夫婦の日」で企画をしているテレビもかなりありました。

日々、何かの日になっていて、覚えられませんが、
面白いと思う事ありませんか。

何だか昔の暦に似ている部分があります。
こちらは三島暦。静岡県三島市の三島暦師の館でもらった天保15年の暦のコピーです。

昔は京暦や大阪暦、会津暦などなど地方暦が沢山ありましたが、その一つです。
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昔の暦には「今日は○○をするに良い」とか「○○をするのは良くない」などが記載されていました。

例えば
「草刈り吉。(草刈りに良い日)」
「味噌酒造り吉。(味噌や酒を作るのに良い日)」
「物裁ち吉。(裁縫に良い日)」
「凶会日(くえにち)(万事に忌む日)」
などなど・・・

昔の人は、これをカレンダーとして、日々やる事の参考にしていたのでしょうか。
私も勉強中ですが、暦というのは面白いですね。

さて、天気ですが日本付近は冬型の気圧配置に。
旭川では30日以上、継続して積雪となり,
根雪(長期積雪)の初日が10/29に確定しました。

統計開始(1961年)から一番早い初日です。

北日本は寒気が入りやすく、冬型気圧配置になる事が多かったためです。

そして明日にかけて北日本や東日本は寒気が入り、平年より気温が低い所が多くなりそうです。
インフルエンザが早くも流行に。体調管理に注意してください。
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                                         (出典:気象庁HPより)


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河津です。
きょうは太平洋沖の低気圧や前線の影響で、広い範囲で雨となっています。
先日、24日に前線や低気圧が通過した際は上空の寒気が強かったため関東では11月にも関わらず雪となりましたが、きょうはその寒気も北上しているため、雨となっているようです。

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(気象庁HPより)

きのうの藤枝気象予報士の記事にもありましたが、本州付近は低気圧の通り道となっています。関東では11月になると晴れる日が多くなりますが、今月は低気圧が次々と通過しているため、平年と比べて降水量が多くなっています。

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(気象庁HPより)

そして来月も降水量は全国的に平年並みから多い予想となっています。シベリア高気圧の勢力があまり強まらないため、冬型の気圧配置が持続しにくく、太平洋側でも雨の日が引き続き多くなるかもしれません。
個人的には晴れが続いて乾燥するのもあまり好みませんが、冷たい雨も外に出るのが億劫で気が滅入ります。
わがままですが、気温も天気もほどほどで経過してほしいものです。



藤枝知行です。
おととい、関東甲信地方では季節はずれの雪が降りました。
東京で11月に降雪が観測されるのは54年ぶり。記録的な早さでした。

どうしてこんなことになったのか?
原因の1つとして考えられるのは偏西風の流れ。
ヨーロッパ方面で大きく蛇行して、これが冷たいシベリア高気圧を強めました。
一時、中心気圧は1068hPaまで上がり、真冬でも珍しいような強さになりました。

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【11月21日午前9時の天気図 気象庁配信資料を加工】

気圧が高いということは、それだけ冷たい空気が蓄積しているということ。
それが日本付近に流れ込んできたわけです。
関東で雪が降った前日の23日21時、札幌上空1500m付近ではマイナス18.5℃を記録。
これは11月の統計史上2番目の低さ
この時期としては最強クラスの寒気が流れ込んだわけです。

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【札幌上空1500m付近の気温ランキング(11月) 気象庁HPより】

そして、沖縄の記録的な暑さも今回の雪に関係しています。
日本の南海上で夏の高気圧がいつまでも強く、
沖縄では11月後半になっても真夏日になる異例の事態でした。
石垣島では、11月19日に最高気温30.1℃を記録。
気象庁のホームページでデータを参照できる1921年以降では
最も遅い真夏日となりました。

北でシベリア高気圧が強く、南で夏の高気圧が強いことで、
その2つに挟まれた本州付近は低気圧の通り道に。
きのうまでの20日間の降水量をみると、九州から関東にかけて、
平年の2倍前後の雨が降っていることが分かります。

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【降水量20日間合計(11/6~25) 気象庁HPより】

そして、運悪く真冬並みの寒気が南下するタイミングで
関東の南岸を低気圧が通過したことが、今回の雪につながったわけです。

さて、これだけ初雪が早いということは、今シーズンの関東は雪が多いのか?
きのう気象庁から発表された3か月予報によれば、
関東など東日本太平洋側は、例年通り晴れが多い予想です。
極端に雪が多くなることはなさそうです。

ただ、心配なのは北日本
低気圧の影響を受けやすい予想が出ていて、荒れた天気の日が多くなるかもしれません。
また、十勝地方など太平洋側でも雪の量が多くなりそうです。

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【3か月予報 降水量(12月~2月) 気象庁HPより 】

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